JP2002272294A - 給餌装置 - Google Patents
給餌装置Info
- Publication number
- JP2002272294A JP2002272294A JP2001077651A JP2001077651A JP2002272294A JP 2002272294 A JP2002272294 A JP 2002272294A JP 2001077651 A JP2001077651 A JP 2001077651A JP 2001077651 A JP2001077651 A JP 2001077651A JP 2002272294 A JP2002272294 A JP 2002272294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed
- auxiliary ring
- fixed
- container
- movable auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】家畜に対して無用なストレスを与えることなく
快適な食餌を可能にするとともに、飼料を安定に供給す
る。 【解決手段】家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器２と、こ
の飼料載器２の上方に配して飼料Ｅを収容し、かつ飼料
載器２に飼料Ｅを供給する筒形の固定飼料容器３を備え
る給餌装置１を構成するに際して、固定飼料容器３の下
端排出口３ｄに、この下端排出口３ｄに連通し、かつこ
の下端排出口３ｄよりも下方に突出するとともに、支持
機構４により略水平方向へ変位自在となるように飼料載
器２の飼料載置面２ｓに対して所定の高さＨに支持され
た筒形の可動補助環５を付設する。
快適な食餌を可能にするとともに、飼料を安定に供給す
る。 【解決手段】家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器２と、こ
の飼料載器２の上方に配して飼料Ｅを収容し、かつ飼料
載器２に飼料Ｅを供給する筒形の固定飼料容器３を備え
る給餌装置１を構成するに際して、固定飼料容器３の下
端排出口３ｄに、この下端排出口３ｄに連通し、かつこ
の下端排出口３ｄよりも下方に突出するとともに、支持
機構４により略水平方向へ変位自在となるように飼料載
器２の飼料載置面２ｓに対して所定の高さＨに支持され
た筒形の可動補助環５を付設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、豚等の家畜に給餌
するための給餌装置に関する。
するための給餌装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、家畜が飼料を摂取する飼料載器
と、この飼料載器の上方に配して飼料を収容し、かつ当
該飼料載器に飼料を供給する筒形の飼料容器を備える給
餌装置は知られている。この給餌装置は、固定した飼料
容器の下端排出口と飼料載器の飼料載置面の間に所定の
隙間を設けたものであり、飼料容器に計量した飼料を収
容すれば、当該隙間から飼料の一部が排出されるため、
家畜は飼料載置面上に排出された飼料を食べることがで
きるとともに、食べることにより順次飼料が排出され
る。
と、この飼料載器の上方に配して飼料を収容し、かつ当
該飼料載器に飼料を供給する筒形の飼料容器を備える給
餌装置は知られている。この給餌装置は、固定した飼料
容器の下端排出口と飼料載器の飼料載置面の間に所定の
隙間を設けたものであり、飼料容器に計量した飼料を収
容すれば、当該隙間から飼料の一部が排出されるため、
家畜は飼料載置面上に排出された飼料を食べることがで
きるとともに、食べることにより順次飼料が排出され
る。
【０００３】しかし、この種の給餌装置では、固定した
飼料容器と飼料載器間の隙間から飼料が排出されるた
め、飼料が円滑に排出されにくい弱点がある。このた
め、従来、飼料容器の中間位置を水平軸により回動自在
に支持し、飼料容器がシーソー式に揺動するようにした
給餌装置も提案されている。この給餌装置によれば、家
畜が餌を食べる際に、飼料容器の下部に当たり、飼料容
器がシーソー式に揺動するため、この揺動に基づく下端
排出口の変位により飼料を強制的に排出させることがで
きる。
飼料容器と飼料載器間の隙間から飼料が排出されるた
め、飼料が円滑に排出されにくい弱点がある。このた
め、従来、飼料容器の中間位置を水平軸により回動自在
に支持し、飼料容器がシーソー式に揺動するようにした
給餌装置も提案されている。この給餌装置によれば、家
畜が餌を食べる際に、飼料容器の下部に当たり、飼料容
器がシーソー式に揺動するため、この揺動に基づく下端
排出口の変位により飼料を強制的に排出させることがで
きる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の給餌装置は、次のような問題点があった。
来の給餌装置は、次のような問題点があった。
【０００５】第一に、重い飼料容器自身を家畜が押すこ
とになるとともに、押した際の揺れ戻しにより飼料容器
が家畜に衝突するなど、家畜に対して無用なストレスを
与えてしまう。
とになるとともに、押した際の揺れ戻しにより飼料容器
が家畜に衝突するなど、家畜に対して無用なストレスを
与えてしまう。
【０００６】第二に、飼料容器がシーソー式に揺れるた
め、揺れが大きいときには、過度の飼料が排出されるな
ど、飼料の供給が不安定になりやすい。
め、揺れが大きいときには、過度の飼料が排出されるな
ど、飼料の供給が不安定になりやすい。
【０００７】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、家畜に対して無用なスト
レスを与えることなく快適な食餌を可能にするととも
に、飼料を安定に供給することができる給餌装置の提供
を目的とする。
る課題を解決したものであり、家畜に対して無用なスト
レスを与えることなく快適な食餌を可能にするととも
に、飼料を安定に供給することができる給餌装置の提供
を目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器２と、この飼料載
器２の上方に配して飼料Ｅを収容し、かつ飼料載器２に
飼料Ｅを供給する筒形の固定飼料容器３を備える給餌装
置１を構成するに際して、固定飼料容器３の下端排出口
３ｄに、この下端排出口３ｄに連通し、かつこの下端排
出口３ｄよりも下方に突出するとともに、支持機構４に
より略水平方向へ変位自在となるように飼料載器２の飼
料載置面２ｓに対して所定の高さＨに支持された筒形の
可動補助環５を付設したことを特徴とする。
は、家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器２と、この飼料載
器２の上方に配して飼料Ｅを収容し、かつ飼料載器２に
飼料Ｅを供給する筒形の固定飼料容器３を備える給餌装
置１を構成するに際して、固定飼料容器３の下端排出口
３ｄに、この下端排出口３ｄに連通し、かつこの下端排
出口３ｄよりも下方に突出するとともに、支持機構４に
より略水平方向へ変位自在となるように飼料載器２の飼
料載置面２ｓに対して所定の高さＨに支持された筒形の
可動補助環５を付設したことを特徴とする。
【０００９】この場合、好適な実施の形態により、可動
補助環５は、固定飼料容器３よりも大径に形成し、上部
を、固定飼料容器３の下部にオーバラップさせることが
できる。また、支持機構４は、可動補助環５の内部に固
定した被支持部材１１と、この被支持部材１１に下端を
結合した吊部材１２と、この吊部材１２の上端を支持す
る支持部１３を備えて構成できるとともに、さらに、こ
の支持部１３は、可動補助環５の高さＨを変更する高さ
調整部１４を備えて構成できる。なお、固定飼料容器３
の上方には、底部に設けた排出部１６から固定飼料容器
３に飼料Ｅを供給するホッパー１５を設けることができ
る。
補助環５は、固定飼料容器３よりも大径に形成し、上部
を、固定飼料容器３の下部にオーバラップさせることが
できる。また、支持機構４は、可動補助環５の内部に固
定した被支持部材１１と、この被支持部材１１に下端を
結合した吊部材１２と、この吊部材１２の上端を支持す
る支持部１３を備えて構成できるとともに、さらに、こ
の支持部１３は、可動補助環５の高さＨを変更する高さ
調整部１４を備えて構成できる。なお、固定飼料容器３
の上方には、底部に設けた排出部１６から固定飼料容器
３に飼料Ｅを供給するホッパー１５を設けることができ
る。
【００１０】これにより、固定飼料容器３に対して別体
となる可動補助環５のみが、略水平方向へ変位自在に支
持されるため、家畜Ａが可動補助環５に当たれば、軽量
な可動補助環５は容易に変位し、この変位に基づいて飼
料Ｅは飼料載器２の飼料載置面２ｓ上に強制的に排出さ
れる。また、可動補助環５は、支持機構４により、例え
ば、吊部材１２により吊り下げられた状態で支持される
ため、従来のようなシーソー状の揺動が無くなり、重い
固定飼料容器３が家畜Ａに衝突する不具合が回避される
とともに、飼料Ｅの供給も安定に行われる。
となる可動補助環５のみが、略水平方向へ変位自在に支
持されるため、家畜Ａが可動補助環５に当たれば、軽量
な可動補助環５は容易に変位し、この変位に基づいて飼
料Ｅは飼料載器２の飼料載置面２ｓ上に強制的に排出さ
れる。また、可動補助環５は、支持機構４により、例え
ば、吊部材１２により吊り下げられた状態で支持される
ため、従来のようなシーソー状の揺動が無くなり、重い
固定飼料容器３が家畜Ａに衝突する不具合が回避される
とともに、飼料Ｅの供給も安定に行われる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【００１２】まず、本実施例に係る給餌装置１の構成に
ついて、図１〜図５を参照して説明する。
ついて、図１〜図５を参照して説明する。
【００１３】図２は、給餌装置１の全体構成を示す。同
図において、２は、家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器で
ある。この飼料載器２は、図３に示すように、底面部２
１とこの底面部２１の四方を囲む側面部２２を備え、ス
テンレス素材により上方を開放した容器状に構成する。
そして、底面部２１の中間部には、水平面となる飼料載
置面２ｓを形成するとともに、この飼料載置面２ｓの左
右両側に位置する底面部２１には、低底の飲水槽部２１
ａ，２１ｂを形成する。なお、２３，２４は、側面部２
２に固定した左右一対の設置用脚部である。飼料載器２
をこのように構成することにより、飼料と飲料水が混合
しにくくなるため、病原菌，カビ等による汚染を減少さ
せることができる。
図において、２は、家畜Ａが飼料を摂取する飼料載器で
ある。この飼料載器２は、図３に示すように、底面部２
１とこの底面部２１の四方を囲む側面部２２を備え、ス
テンレス素材により上方を開放した容器状に構成する。
そして、底面部２１の中間部には、水平面となる飼料載
置面２ｓを形成するとともに、この飼料載置面２ｓの左
右両側に位置する底面部２１には、低底の飲水槽部２１
ａ，２１ｂを形成する。なお、２３，２４は、側面部２
２に固定した左右一対の設置用脚部である。飼料載器２
をこのように構成することにより、飼料と飲料水が混合
しにくくなるため、病原菌，カビ等による汚染を減少さ
せることができる。
【００１４】また、飼料載器２の側面部２２の左右に
は、支持フレーム２５の下端を固定する。なお、この支
持フレーム２５は畜房の柵に取付け、両面型として機能
させることができる。支持フレーム２５は複数のフレー
ムメンバＦ…の組合わせにより構成し、図２に示すよう
に、支持フレーム２５の下半部には、飼料Ｅを収容する
固定飼料容器３を鉛直に支持する。固定飼料容器３は、
内部を確認できる透明なプラスチック素材により円筒形
に形成し、フレームメンバＦ…にボルトナットにより固
定した上下一対の固定バンド２６，２７により保持す
る。一方、支持フレーム２５の上半部には、ボルトナッ
トによりホッパー１５を取付ける。これにより、ホッパ
ー１５は、固定飼料容器３の上方に配され、ホッパー１
５に収容した飼料Ｅは、底部に設けた排出部１６から固
定飼料容器３に供給できる。
は、支持フレーム２５の下端を固定する。なお、この支
持フレーム２５は畜房の柵に取付け、両面型として機能
させることができる。支持フレーム２５は複数のフレー
ムメンバＦ…の組合わせにより構成し、図２に示すよう
に、支持フレーム２５の下半部には、飼料Ｅを収容する
固定飼料容器３を鉛直に支持する。固定飼料容器３は、
内部を確認できる透明なプラスチック素材により円筒形
に形成し、フレームメンバＦ…にボルトナットにより固
定した上下一対の固定バンド２６，２７により保持す
る。一方、支持フレーム２５の上半部には、ボルトナッ
トによりホッパー１５を取付ける。これにより、ホッパ
ー１５は、固定飼料容器３の上方に配され、ホッパー１
５に収容した飼料Ｅは、底部に設けた排出部１６から固
定飼料容器３に供給できる。
【００１５】さらに、固定飼料容器３の下端排出口３ｄ
には、本発明に従って可動補助環５を付設する。図４及
び図５に可動補助環５を拡大して示す。可動補助環５
は、固定飼料容器３よりも大径となる円筒形に形成す
る。したがって、図５に示すように、可動補助環５の内
面と固定飼料容器３の外面の間には、所定の隙間Ｓｓを
生じさせることができる。なお、可動補助環５は固定飼
料容器３と同一素材により形成できる。可動補助環５
は、支持機構４により略水平方向へ変位自在に支持さ
れ、この支持機構４は、可動補助環５の内部に固定した
被支持部材１１と、この被支持部材１１に下端を結合し
た吊部材１２と、この吊部材１２の上端を支持する支持
部１３を備えて構成する。
には、本発明に従って可動補助環５を付設する。図４及
び図５に可動補助環５を拡大して示す。可動補助環５
は、固定飼料容器３よりも大径となる円筒形に形成す
る。したがって、図５に示すように、可動補助環５の内
面と固定飼料容器３の外面の間には、所定の隙間Ｓｓを
生じさせることができる。なお、可動補助環５は固定飼
料容器３と同一素材により形成できる。可動補助環５
は、支持機構４により略水平方向へ変位自在に支持さ
れ、この支持機構４は、可動補助環５の内部に固定した
被支持部材１１と、この被支持部材１１に下端を結合し
た吊部材１２と、この吊部材１２の上端を支持する支持
部１３を備えて構成する。
【００１６】この場合、被支持部材１１は、図５に示す
ように、例えば、十字形に形成して可動補助環５の内面
に固定する。また、支持部１３は、可動補助環５の高さ
Ｈを変更する高さ調整部１４を備える。高さ調整部１４
は、図２に示すように、支持フレーム２５の上端に固定
したブラケット３１と、このブラケット３１に設けた軸
部３２により上下方向に回動自在に支持された操作レバ
ー３３と、この操作レバー３３の位置を段階的に係止す
るストッパ機構３４を備える。ストッパ機構３４は、支
持フレーム２５に固定し、かつ上下方向に多数のストッ
パ孔３５ｓ…を形成したストッパプレート３５を有する
とともに、操作レバー３３に、各ストッパ孔３５ｓ…に
対して選択的に係止可能な係止ピン３６を設けて構成す
る。そして、操作レバー３３の先端は、ホッパー１５の
上方における略中心に位置させ、この操作レバー３３の
先端と被支持部材１１の中央を、吊部材１２により連結
する。吊部材１２としては、細い棒部材やパイプ部材が
望ましいが、ワイヤ部材等であってもよい。この場合、
吊下げた可動補助環５の上部は、固定飼料容器３の下部
にオーバラップさせるとともに、可動補助環５の下端５
ｄは、固定飼料容器３の下端３ｄよりも下方に突出さ
せ、飼料載器２の飼料載置面２ｓに対して所定の高さＨ
に位置させる。これにより、可動補助環５は、支持機構
４により略水平方向へ変位自在となるように支持され
る。
ように、例えば、十字形に形成して可動補助環５の内面
に固定する。また、支持部１３は、可動補助環５の高さ
Ｈを変更する高さ調整部１４を備える。高さ調整部１４
は、図２に示すように、支持フレーム２５の上端に固定
したブラケット３１と、このブラケット３１に設けた軸
部３２により上下方向に回動自在に支持された操作レバ
ー３３と、この操作レバー３３の位置を段階的に係止す
るストッパ機構３４を備える。ストッパ機構３４は、支
持フレーム２５に固定し、かつ上下方向に多数のストッ
パ孔３５ｓ…を形成したストッパプレート３５を有する
とともに、操作レバー３３に、各ストッパ孔３５ｓ…に
対して選択的に係止可能な係止ピン３６を設けて構成す
る。そして、操作レバー３３の先端は、ホッパー１５の
上方における略中心に位置させ、この操作レバー３３の
先端と被支持部材１１の中央を、吊部材１２により連結
する。吊部材１２としては、細い棒部材やパイプ部材が
望ましいが、ワイヤ部材等であってもよい。この場合、
吊下げた可動補助環５の上部は、固定飼料容器３の下部
にオーバラップさせるとともに、可動補助環５の下端５
ｄは、固定飼料容器３の下端３ｄよりも下方に突出さ
せ、飼料載器２の飼料載置面２ｓに対して所定の高さＨ
に位置させる。これにより、可動補助環５は、支持機構
４により略水平方向へ変位自在となるように支持され
る。
【００１７】他方、可動補助環５の左右両側には、支持
フレーム２５により支持される給水管４１ａ，４１ｂを
配設する。給水管４１ａ，４１ｂの下端は、飲水槽部２
１ａ，２１ｂにそれぞれ臨ませるとともに、給水管４１
ａ，４１ｂの上端は、飲料水Ｗを供給する上水管４２に
接続する。この際、一方の給水管４１ｂは、分岐チュー
ブ４３を介して上水管４２に接続する。
フレーム２５により支持される給水管４１ａ，４１ｂを
配設する。給水管４１ａ，４１ｂの下端は、飲水槽部２
１ａ，２１ｂにそれぞれ臨ませるとともに、給水管４１
ａ，４１ｂの上端は、飲料水Ｗを供給する上水管４２に
接続する。この際、一方の給水管４１ｂは、分岐チュー
ブ４３を介して上水管４２に接続する。
【００１８】次に、本実施例に係る給餌装置１の機能に
ついて、図１〜図５を参照して説明する。
ついて、図１〜図５を参照して説明する。
【００１９】可動補助環５の下端５ｄは、飼料載器２の
飼料載置面２ｓに対向し、この飼料載置面２ｓに対して
所定の高さＨとなるように支持されるため、可動補助環
５の下端５ｄと飼料載置面２ｓ間には、所定の隙間Ｇが
確保される。可動補助環５の高さＨ、即ち、可動補助環
５と飼料載置面２ｓ間の隙間Ｇの大きさは、高さ調整部
１４により変更することができる。この場合、操作レバ
ー３３を、ストッパ機構３４により選択した位置に固定
すれば、可動補助環５の高さ、即ち、飼料Ｅの排出量を
設定することができ、この設定（調整）は、きわめて容
易に行うことができる。図４に仮想線で示す可動補助環
５は、実線で示す可動補助環５に対して高さＨｕだけ上
方へ変位させた状態を示している。
飼料載置面２ｓに対向し、この飼料載置面２ｓに対して
所定の高さＨとなるように支持されるため、可動補助環
５の下端５ｄと飼料載置面２ｓ間には、所定の隙間Ｇが
確保される。可動補助環５の高さＨ、即ち、可動補助環
５と飼料載置面２ｓ間の隙間Ｇの大きさは、高さ調整部
１４により変更することができる。この場合、操作レバ
ー３３を、ストッパ機構３４により選択した位置に固定
すれば、可動補助環５の高さ、即ち、飼料Ｅの排出量を
設定することができ、この設定（調整）は、きわめて容
易に行うことができる。図４に仮想線で示す可動補助環
５は、実線で示す可動補助環５に対して高さＨｕだけ上
方へ変位させた状態を示している。
【００２０】一方、固定飼料容器３には、ホッパー１５
から計量した飼料Ｅを供給する。なお、図示は省略した
が、通常、ホッパー１５の底部に設けた排出部１６に
は、開閉部を備えている。したがって、供給時には、こ
の開閉部を開き、ホッパー１５に収容した飼料Ｅを固定
飼料容器３の内部に落下させるとともに、固定飼料容器
３の内部に目標量の飼料Ｅが落下したなら開閉部を閉じ
ればよく、これにより、飼料Ｅの供給と計量を同時に行
うことができる。
から計量した飼料Ｅを供給する。なお、図示は省略した
が、通常、ホッパー１５の底部に設けた排出部１６に
は、開閉部を備えている。したがって、供給時には、こ
の開閉部を開き、ホッパー１５に収容した飼料Ｅを固定
飼料容器３の内部に落下させるとともに、固定飼料容器
３の内部に目標量の飼料Ｅが落下したなら開閉部を閉じ
ればよく、これにより、飼料Ｅの供給と計量を同時に行
うことができる。
【００２１】固定飼料容器３に飼料Ｅが収容されれば、
図４に示すように、飼料Ｅの一部が可動補助環５と飼料
載置面２ｓ間の隙間Ｇから飼料載置面２ｓ上に排出され
る。したがって、家畜Ａは、飼料載置面２ｓ上の飼料Ｅ
を食べることができる。この際、家畜Ａの食餌動作によ
り、家畜Ａが可動補助環５に当たれば、軽量な可動補助
環５は容易に変位し、この変位に基づいて飼料Ｅは飼料
載器２の飼料載置面２ｓ上に強制的に排出される。ま
た、可動補助環５は、吊部材１２により吊り下げられた
状態で支持されるため、従来のようなシーソー状の揺動
が無くなり、重い固定飼料容器３が家畜Ａに衝突する不
具合が回避される。よって、家畜Ａに対して無用なスト
レスを与えることなく、快適に食餌をさせることができ
る。しかも、飼料Ｅの供給（排出）を安定に行うことが
できる。
図４に示すように、飼料Ｅの一部が可動補助環５と飼料
載置面２ｓ間の隙間Ｇから飼料載置面２ｓ上に排出され
る。したがって、家畜Ａは、飼料載置面２ｓ上の飼料Ｅ
を食べることができる。この際、家畜Ａの食餌動作によ
り、家畜Ａが可動補助環５に当たれば、軽量な可動補助
環５は容易に変位し、この変位に基づいて飼料Ｅは飼料
載器２の飼料載置面２ｓ上に強制的に排出される。ま
た、可動補助環５は、吊部材１２により吊り下げられた
状態で支持されるため、従来のようなシーソー状の揺動
が無くなり、重い固定飼料容器３が家畜Ａに衝突する不
具合が回避される。よって、家畜Ａに対して無用なスト
レスを与えることなく、快適に食餌をさせることができ
る。しかも、飼料Ｅの供給（排出）を安定に行うことが
できる。
【００２２】なお、図５に仮想線で示す可動補助環５
は、実線で示す自然状態の可動補助環５に対してＬだけ
変位した状態を示している。また、飲水槽部２１ａ，２
１ｂには、給水管４１ａ，４１ｂから飲料水（水道水）
Ｗを供給することができ、家畜Ａは飲水槽部２１ａ，２
１ｂに貯水した飲料水Ｗを飲むことができる。
は、実線で示す自然状態の可動補助環５に対してＬだけ
変位した状態を示している。また、飲水槽部２１ａ，２
１ｂには、給水管４１ａ，４１ｂから飲料水（水道水）
Ｗを供給することができ、家畜Ａは飲水槽部２１ａ，２
１ｂに貯水した飲料水Ｗを飲むことができる。
【００２３】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成，形状，数量，素材等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更，追加，削除すること
ができる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成，形状，数量，素材等において、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で任意に変更，追加，削除すること
ができる。
【００２４】例えば、実施例は、可動補助環５を、固定
飼料容器３よりも大径に形成し、上部を、固定飼料容器
３の下部にオーバラップさせる構成を例示したが、可動
補助環５を任意の径により形成し、可動補助環５の上端
と下端排出口３ｄをフレキシブルなゴム筒により連通接
続する構成であってもよい。また、支持機構４は、固定
飼料容器３の外周面から突出したスプリングにより可動
補助環５の内面を支持する構成であってもよい。
飼料容器３よりも大径に形成し、上部を、固定飼料容器
３の下部にオーバラップさせる構成を例示したが、可動
補助環５を任意の径により形成し、可動補助環５の上端
と下端排出口３ｄをフレキシブルなゴム筒により連通接
続する構成であってもよい。また、支持機構４は、固定
飼料容器３の外周面から突出したスプリングにより可動
補助環５の内面を支持する構成であってもよい。
【００２５】
【発明の効果】このように、本発明は、家畜が飼料を摂
取する飼料載器と、この飼料載器の上方に配して飼料を
収容し、かつ飼料載器に飼料を供給する筒形の固定飼料
容器を備える給餌装置において、固定飼料容器の下端排
出口に、この下端排出口に連通し、かつこの下端排出口
よりも下方に突出するとともに、支持機構により略水平
方向へ変位自在となるように飼料載器の飼料載置面に対
して所定の高さに支持された筒形の可動補助環を付設し
たため、次のような顕著な効果を奏する。
取する飼料載器と、この飼料載器の上方に配して飼料を
収容し、かつ飼料載器に飼料を供給する筒形の固定飼料
容器を備える給餌装置において、固定飼料容器の下端排
出口に、この下端排出口に連通し、かつこの下端排出口
よりも下方に突出するとともに、支持機構により略水平
方向へ変位自在となるように飼料載器の飼料載置面に対
して所定の高さに支持された筒形の可動補助環を付設し
たため、次のような顕著な効果を奏する。
【００２６】（１） 家畜の食餌動作により、家畜が可
動補助環に当たっても、軽量な可動補助環は容易に変位
するとともに、従来のような重い固定飼料容器が家畜に
衝突する不具合が回避されるため、家畜に対して無用な
ストレスを与えることなく快適に食餌をさせることがで
きる。
動補助環に当たっても、軽量な可動補助環は容易に変位
するとともに、従来のような重い固定飼料容器が家畜に
衝突する不具合が回避されるため、家畜に対して無用な
ストレスを与えることなく快適に食餌をさせることがで
きる。
【００２７】（２） 従来のようなシーソー状の揺動が
無くなるため、飼料を安定に供給（排出）することがで
きる。
無くなるため、飼料を安定に供給（排出）することがで
きる。
【００２８】（３） 好適な実施の形態により、支持機
構を、可動補助環の内部に固定した被支持部材と、この
被支持部材に下端を結合した吊部材と、この吊部材の上
端を支持する支持部を備えて構成するとともに、支持部
を、可動補助環の高さを変更する高さ調整部を備えて構
成すれば、可動補助環の高さ、即ち、飼料の排出量を容
易に調整（設定）することができる。
構を、可動補助環の内部に固定した被支持部材と、この
被支持部材に下端を結合した吊部材と、この吊部材の上
端を支持する支持部を備えて構成するとともに、支持部
を、可動補助環の高さを変更する高さ調整部を備えて構
成すれば、可動補助環の高さ、即ち、飼料の排出量を容
易に調整（設定）することができる。
【図１】本発明の好適な実施例に係る給餌装置の要部を
明示する断面正面図、
明示する断面正面図、
【図２】同給餌装置の全体を示す正面図、
【図３】同給餌装置の下部を示す斜視図、
【図４】同給餌装置の機能を説明するための断面側面
図、
図、
【図５】同給餌装置の機能を説明するための図４中Ｘ−
Ｘ線断面図、
Ｘ線断面図、
１ 給餌装置 ２ 飼料載器 ２ｓ 飼料載器の飼料載置面 ３ 固定飼料容器 ３ｄ 固定飼料容器の下端排出口 ４ 支持機構 ５ 可動補助環 １１ 被支持部材 １２ 吊部材 １３ 支持部 １４ 高さ調整部 １５ ホッパー １６ 排出部 Ａ 家畜 Ｅ 飼料
Claims (5)
- 【請求項１】 家畜が飼料を摂取する飼料載器と、この
飼料載器の上方に配して飼料を収容し、かつ前記飼料載
器に飼料を供給する筒形の固定飼料容器を備える給餌装
置において、前記固定飼料容器の下端排出口に、この下
端排出口に連通し、かつこの下端排出口よりも下方に突
出するとともに、支持機構により略水平方向へ変位自在
となるように前記飼料載器の飼料載置面に対して所定の
高さに支持された筒形の可動補助環を付設したことを特
徴とする給餌装置。 - 【請求項２】 前記可動補助環は、前記固定飼料容器よ
りも大径に形成し、上部を、前記固定飼料容器の下部に
オーバラップさせることを特徴とする請求項１記載の給
餌装置。 - 【請求項３】 前記支持機構は、前記可動補助環の内部
に固定した被支持部材と、この被支持部材に下端を結合
した吊部材と、この吊部材の上端を支持する支持部を備
えることを特徴とする請求項１記載の給餌装置。 - 【請求項４】 前記支持部は、前記可動補助環の高さを
変更する高さ調整部を備えることを特徴とする請求項３
記載の給餌装置。 - 【請求項５】 前記固定飼料容器の上方には、底部に設
けた排出部から当該固定飼料容器に飼料を供給するホッ
パーを備えることを特徴とする請求項１記載の給餌装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001077651A JP2002272294A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 給餌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001077651A JP2002272294A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 給餌装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002272294A true JP2002272294A (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=18934375
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001077651A Withdrawn JP2002272294A (ja) | 2001-03-19 | 2001-03-19 | 給餌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002272294A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101248560B1 (ko) | 2011-03-21 | 2013-03-28 | (주)혜성기업 | 회전식 슈트를 구비한 분배장치 |
| JP2022029442A (ja) * | 2020-08-04 | 2022-02-17 | 泰亨 金 | ペット用飼料自動供給機 |
-
2001
- 2001-03-19 JP JP2001077651A patent/JP2002272294A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101248560B1 (ko) | 2011-03-21 | 2013-03-28 | (주)혜성기업 | 회전식 슈트를 구비한 분배장치 |
| JP2022029442A (ja) * | 2020-08-04 | 2022-02-17 | 泰亨 金 | ペット用飼料自動供給機 |
| CN114051947A (zh) * | 2020-08-04 | 2022-02-18 | 都特设计研究所 | 伴侣动物用饲料自动供给器 |
| CN114051947B (zh) * | 2020-08-04 | 2023-11-07 | 都特设计研究所 | 伴侣动物用饲料自动供给器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7703639B2 (en) | Granular product dispensing system | |
| ES2449518T3 (es) | Disposición de pesaje | |
| KR101878611B1 (ko) | 물과 사료의 혼합급이기 | |
| JP2002272294A (ja) | 給餌装置 | |
| KR20190129426A (ko) | 센서가 설치되는 물과 사료의 혼합급이기 | |
| JPH04228017A (ja) | 家畜、特に豚のための自動給餌装置 | |
| JPH10509050A (ja) | 特に豚用の給餌装置 | |
| US9995620B2 (en) | Combination scale with shielding tool | |
| AU4083793A (en) | Animal feeding apparatus | |
| US7219703B2 (en) | Rotating multi-chamber tablet feeder | |
| KR20010096162A (ko) | 애완동물 자동급식기 | |
| US5904117A (en) | Novelty combination feeding and watering device | |
| CN2904641Y (zh) | 自由采食限位料槽 | |
| US4694780A (en) | Animal actuated feeder | |
| JP2008253162A (ja) | 家畜用給餌器 | |
| CN113455444A (zh) | 一种鱼类投喂装置 | |
| JP2003009699A (ja) | 給餌装置 | |
| KR20150104805A (ko) | 모돈의 자동 급이장치 | |
| CN211091244U (zh) | 监视角度可调的立式宠物喂食器 | |
| KR101897936B1 (ko) | 물과 사료 혼합급이기 | |
| US2652026A (en) | Dairy feeder | |
| US20040129228A1 (en) | Animal feeding apparatus | |
| KR200188530Y1 (ko) | 양돈용 사료 공급기 | |
| KR20180049532A (ko) | 사료 정량공급장치 | |
| KR200442134Y1 (ko) | 돼지사료 급여기용 호퍼 개폐장치 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080603 |