JP2002271949A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2002271949A
JP2002271949A JP2001064732A JP2001064732A JP2002271949A JP 2002271949 A JP2002271949 A JP 2002271949A JP 2001064732 A JP2001064732 A JP 2001064732A JP 2001064732 A JP2001064732 A JP 2001064732A JP 2002271949 A JP2002271949 A JP 2002271949A
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connector
inner sleeve
grommet
retainer
peripheral wall
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JP2001064732A
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Hiroyuki Nakada
裕之 中田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グロメットに組みつけるインナースリーブに
コネクタ内にコネクタを固定した状態でリテーナの操作
を可能とする。 【解決手段】 グロメットに組みつけるインナースリー
ブの周壁と、該インナースリーブ内に固定するコネクタ
の周壁との間に隙間を設けると共に窓部を設け、上記隙
間から治具を挿入して本係止位置のリテーナを仮係止位
置まで引き出し可能とし、仮係止位置のリテーナを上記
窓部から本係止位置に押し込み可能とし、インナースリ
ーブ内にコネクタを固定した状態で、コネクタのリテー
ナを操作可能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配索する
ワイヤハーネスに組みつけて、車体パネルの貫通穴に装
着するグロメットに関し、詳しくは、グロメット内部に
インナースリーブを内嵌して、ワイヤハーネスに取り付
けたコネクタを保持するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体パネルに穿設した貫
通穴に挿通するワイヤハーネスにはグロメットを取り付
け、該グロメットを車体パネルの貫通穴に装着すること
により、車室への防水、防塵、遮音を図ると共にワイヤ
ハーネスの保護を図っている。
【0003】ドアパネルと車体パネルの貫通穴を通して
ワイヤハーネスを配索する場合、図8に示す如きグロメ
ット1が用いられている。該グロメット1は蛇腹状の電
線挿通部の両側にドアパネル側の車体係止部2と車体パ
ネル側の車体係止部3を備え、ワイヤハーネスを通した
状態で、車体係止部2、3をドアパネルP1の貫通穴H
1、車体パネルP2の貫通穴H2に夫々係止されてい
る。
【0004】上記ドアパネル側の車体係止部2はグロメ
ット1の大径部1aの外周面に凹溝を設けて構成し、該
凹溝をドアパネルP1の貫通穴H1に係止している。一
方、車体パネル側の車体係止部3には、樹脂製のインナ
ースリーブ4を内嵌し、該インナースリーブ4に設けた
係止爪4aを車体パネルP2の貫通穴H2に係止してい
る。
【0005】上記グロメット1にはワイヤハーネスW/
Hを挿通し、車体パネル側の車体係止部3より突出させ
た小径な電線挿通筒部1bより引き出し、ワイヤハーネ
スW/Hを構成する電線w1’、w2’の先端に接続し
たコネクタ5a、5bをグロメット1の外部に露出させ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したグロメットの
構成では、挿通したワイヤハーネスW/Hおよびコネク
タ5a、5bがグロメット1に固定されない状態でグロ
メット先端から導出されており、グロメット1をドアパ
ネルP1の貫通穴H1、車体パネルP2の貫通穴H2に
挿入するとき、コネクタ5a、5bが貫通穴の周縁のパ
ネルと干渉するため、グロメット1が挿入しづらく、か
つ、コネクタ5a、5b、電線w1’、w2’も干渉に
より損傷を受ける恐れがある問題が生じている。
【0007】グロメットに内嵌する上記インナースリー
ブにコネクタ保持部を設けることにより、コネクタをグ
ロメット内部に固定保持すると、上記問題を解決するこ
とはできる。
【0008】しかしながら、図9に示すように、コネク
タ5’は、通常、電線端末に接続する端子の二重係止を
目的としてリテーナ6’を装着している。上記コネクタ
5’では、リテーナ6’を仮係止位置に保持した状態
で、端子収容室に電線端末の端子を挿入して一次係止し
た後、リテーナ6’を本係止位置まで押し込んで、端子
を二次係止しており、この本係止位置で、リテーナの外
面はコネクタ5’の外面と同一平面となっている。この
状態でインナースリーブ4’内にコネクタ5’を収容固
定すると、本係止位置のリテーナ6’の外面がインナー
スリーブ4’の周壁4b’に隙間なく囲まれる構成とな
っている。
【0009】上記のように、コネクタ5’を組みつけた
インナースリーブ4’をグロメット本体に収容固定収容
固定して、ワイヤハーネスの組立が終了した後、導通テ
ストがなされる。其の際、コネクタ5’への端子挿入間
違い等が検知された場合には、グロメットからインナー
スリーブ4’を取り外し、さらに、該インナースリーブ
4’とコネクタ5’とのロックを解除して、インナース
リーブ4’からコネクタ5’を取り外し、この状態で、
リテーナ6’を本係止位置から仮係止位置へと移動させ
て、端子をコネクタ5’より引き出して、入れ替える作
業が必要となる。
【0010】その場合、まず、インナースリーブ4’と
コネクタ5’とのロック解除作業および正規位置に端子
を挿入して、リテーナを本係止位置に位置させた後に、
再度、インナースリーブ4’にコネクタ5’を挿入して
ロックする必要があり、インナースリーブ4’とコネク
タ5’との脱着作業に手数がかかる問題がある。また、
端子の入れ替え時に、インナースリーブ4’とコネクタ
5’とが分離された状態となるため、インナースリーブ
が紛失しやすい問題もある。
【0011】さらに、上記インナースリーブ4’により
保持されるコネクタ5’は標準の電線w1’と接続され
るものであるため、オプション用電線w2’がある場合
には、グロメット内に通すことができなくなる問題があ
る。
【0012】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、インナースリーブでコネクタを保持するタイプのグ
ロメットにおいて、リテーナを備えたコネクタをインナ
ースリーブに固定したままで、外部から上記リテーナを
本係止位置から仮係止位置に移動させて端子の入れ替え
を可能とし、かつ、端子を正規位置に挿入した後に、仮
係止位置から本係止位置に移動できるようにすることを
課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、弾性材からなるグロメット本体と、該グ
ロメット本体に組みつける樹脂製の車体係止爪を有する
インナースリーブを備え、該インナースリーブ内にワイ
ヤハーネス端末に接続するコネクタを収容固定するグロ
メットにおいて、上記インナースリーブは四角枠形状の
周壁内にリテーナ付きコネクタをロック固定する共に、
上記リテーナ挿入側と対向する上記周壁の一辺はコネク
タ外面と隙間をあけ、該隙間の幅はリテーナを本係止位
置から仮係止位置へと変位できる寸法とし、かつ、隙間
をあけた該周壁には窓部を設けており、上記インナース
リーブにコネクタを収容固定している状態で上記隙間か
ら治具を挿入して上記リテーナを仮係止位置へと引き抜
き可能とすると共に、仮係止位置のリテーナを上記窓部
より本係止位置へと押し込み可能な構成としていること
を特徴とするグロメットを提供している。
【0014】上記のように、グロメットのインナースリ
ーブでコネクタを保持する構成としても、コネクタをイ
ンナースリーブ内に固定したままで、インナースリーブ
の周壁とコネクタに取り付けた本係止位置のリテーナと
の間には隙間を設けてリテーナ移動用の治具を挿入可能
としているため、治具によりリテーナを仮係止位置まで
引き出すことができる。この仮係止位置でリテーナの外
面はインナースリーブの周壁内面と当接する。上記した
リテーナを仮係止位置に移動させた状態で、コネクタか
らの端子の引き出し、また、端子の挿入ができるため、
端子をコネクタの端子収容室内に正規位置で挿入し直す
ことができる。上記端子の入れ替えを行ったのち、イン
ナースリーブの周壁の窓から、リテーナを本係止位置へ
と押し込む。勿論、 新たな電線の端子を挿入することも
可能となる。このように、インナースリーブにコネクタ
をロック結合した状態のままで、リテーナを本係止位置
と仮係止位置とに移動可能としているため、コネクタを
インナースリーブから取り外す必要はなくなる。
【0015】さらに、グロメットに電線を挿通する際、
コネクタにリテーナを仮係止しておけば、あらかじめイ
ンナースリーブにコネクタを取り付けた状態で電線を接
続することもでき、組み立て作業の融通性を高めること
ができる。
【0016】上記インナースリーブの周壁より環状の係
止鍔部を突出させ、グロメット本体の環状溝に挿入係止
させ、上記窓部は上記係止鍔部の突設位置より下部の周
壁に設けている。上記構成とすると、インナースリーブ
内にコネクタを固定した状態で、リテーナを本係止位置
と仮係止位置とに移動できる構成としても、インナース
リーブ内にコネクタ自体を確実に保持することができ
る。
【0017】また、上記インナースリーブは上記隙間を
設けた周壁と対向側にコネクタとのロック部を突設して
いると共に、該ロック部の基端より薄肉ヒンジを介して
カバー部を突設し、該カバー部を上記周壁に被せた状態
でオプション用電線の挿通空間が設けられる構成として
いる。上記構成とすると、オプション用電線がある場合
においても、コネクタ収容のグロメットにオプション用
電線を通すことができる。
【0018】また、上記グロメットがドアパネルと車体
パネルとの間に挿通するドアハーネスに取り付ける場合
には、ドアパネルと車体パネルの2つの貫通孔を挿通さ
せるため、グロメット先端からコネクタが露出している
と、貫通作業性が悪くなるが、グロメット先端にコネク
タ収容部を設けてコネクタを収容しておくと、貫通作業
を容易とすることができると共に、コネクタおよび電線
に損傷を生じにくくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。実施形態のグロメットは、前記従来
例と同様に、ドアパネルP1の貫通孔H1を通した後に
車体パネルP2の貫通孔H2を通すドアハーネスに取り
付けると共に、該ドアハーネスの先端に接続するコネク
タをグロメット内部に固定するものである。
【0020】図1に示すように、グロメット10は、ゴ
ムあるいはエラストマーからなるグロメット本体11
と、樹脂製のインナースリーブ20とからなる。グロメ
ット本体11は一端側より電線挿通筒部12、大径筒部
13、蛇腹状の電線挿通筒部14、コネクタ収容部15
を連続して一体成形している。コネクタ収容部15には
コネクタ30を内嵌固定する樹脂製のインナースリーブ
20を収容している。上記グロメット本体11の大径筒
部13の外周にドアパネルP1の貫通穴H1に装着する
車体係止溝16を凹設していると共に、上記インナース
リーブ20には車体パネルP1の貫通穴H2の周縁に係
止するロック爪21gを設けている。
【0021】上記コネクタ収容部15は、インナースリ
ーブ20の断面形状に対応した断面形状とし、その先端
を開口15aとすると共に、インナースリーブ20の全
体が収容される奥行きを持たせ、その内壁面先端側にイ
ンナースリーブ20を位置決め保持するための環状溝1
5bを設けている。
【0022】コネクタ30は図2に示すように、ワイヤ
ハーネスW/Hの電線w1の端末に接続されるもので、
該コネクタ30には端子を二重係止するリテーナ36を
備えている。該リテーナ36はコネクタ30のコネクタ
ハウジングの一辺に設けた挿入部30aに差し込んで、
仮係止位置(コネクタハウジングの端子挿入室への端子
の挿脱を可能とする位置)から本係止位置へと移動させ
るものである。
【0023】上記リテーナ36の形状は周知のもので、
平板形状の連結板部36aよりコネクタハウジングの各
端子収容室に突出して端子と係止するピン36cを突出
させている。該リテーナ36は本係止位置において、コ
ネクタハウジングの外面と連結板部36aの外面が同一
平面を形成する。また、該本係止位置において、連結板
部36aにコネクタハウジングの周壁31の間に治具T
の先端が引っ掛かる引掛溝36dを設けている。上記コ
ネクタ30にはリテーナ36を装着する周壁と対向する
周壁31の中央部にインナースリーブ20と係止する被
ロック部32(図5に示す)を設けている。
【0024】インナースリーブ20は、その四角枠状の
周壁21で、上記コネクタ30のハウジング外面を囲
み、該周壁21より係止鍔部21bを突設している。上
記リテーナ36と対向する周壁21の一辺21aは、係
止鍔部21bの突設部を先端部とし、該係止鍔部21b
とコネクタハウジグ周壁31との間に隙間Qをあけてい
る。この隙間Qの幅寸法はリテーナ36が本係止位置か
ら仮係止位置に移動できる幅に対応させている。さら
に、この隙間Qを設けた係止鍔部21bの下部に窓部2
5を設けている。コネクタ30にリテーナ36を本係止
してインナースリーブ20に挿入固定した状態で、リテ
ーナ36の係止溝36dは係止鍔部21bより上方に位
置すると共に、リテーナ36の連結板部36dが窓部2
5の内部に位置し、窓部25を通して連結板部36dを
仮係止位置から本係止位置に押し込めるようにしてい
る。
【0025】また、インナースリーブ20には、窓部2
5を設けた周壁21と対向する周壁中央に、コネクタ3
0の被ロック部32と係止するコネクタロック部21d
を段状に突設し、該コネクタロック部21dの両側はL
形状の窪み部21eとしている。該コネクタロック部2
1dの基端より薄肉ヒンジ部21cを介してカバー部2
2を一体成形で突設している。カバー部22は薄肉ヒン
ジ部21cを曲げて周壁21に被せた状態で、周壁21
の上記窪み部21eとカバー部22との間にオプション
用電線の挿通空間Sを形成している。
【0026】また、カバー部22に係止鍔部22bを設
け、該カバー部22を周壁に被せて状態で、他の3辺の
係止鍔部と環状に連続させている。該インナースリーブ
20に設ける環状の係止鍔部21bは、インナースリー
ブ20をグロメット本体11のコネクタ収容部15に収
容した時、該コネクタ収容部15の内壁面に形成した環
状溝15bに挿入係止される形状としている。
【0027】さらに、インナースリーブ20には、リテ
ーナ側およびカバー部側の周壁と直交する周壁に上記車
体係止用のロック爪21gを設け、該ロック爪21gは
コネクタ収容部15の開口15aより突出させている。
【0028】上記構成のグロメット10へのドアハーネ
スの装着手順について説明する。
【0029】ドアハーネスの電線w1を、およびオプシ
ョン用電線w2があれば該オプション電線用電線w2も
共に、グロメット本体11の一端側の電線挿通筒部12
より挿通し、大径筒部13、蛇腹状の電線挿通筒部1
4、コネクタ収容部15を通す。該コネクタ収容部15
より引き出した電線w1の端末の端子をインナースリー
ブ20に通した後、コネクタ30の端子収容室内に挿入
する。全端子を挿入後、コネクタの周壁31からリテー
ナ36を本係止位置まで押し込む。なお、オプション用
電線w2があれば該オプション電線用電線w2もグロメ
ット本体11を通しておく。
【0030】この状態で、図5に示すように、コネクタ
30をインナースリーブ20に図中矢印方向に差込み、
インナースリーブ20のコネクタロック部21dとコネ
クタ30の被ロック部32とを係止し、インナースリー
ブ20にコネクタ30の半側部を内嵌固定する。なお、
先にインナースリーブ20にコネクタ30を取り付けた
状態で電線w1の端子をコネクタ30に接続させても良
く、この場合は、コネクタ30にリテーナ36を仮係止
位置で取り付けておき、電線w1の端子を端子収容室に
挿入後に、インナースリーブ20の窓部25からリテー
ナ36を押し込んで本係止させる。
【0031】続いて、図6(A)に示すように、インナ
ースリーブ20のカバー部22は開いた状態で、オプシ
ョン用電線w2をインナースリーブ20の窪み部21e
に通す。その後、薄肉ヒンジ部21cを曲げて、カバー
部22を周壁21に被せて、挿通空間Sにオプション用
電線w2を通す。カバー部22を周壁に被せた状態で、
周壁の係止鍔部21bとカバー部の係止鍔部22bとが
環状に連続する。
【0032】コネクタ30をインナースリーブ20に取
り付けた後、図6(B)に示すように、インナースリー
ブ20をグロメット本体11のコネクタ収容部15の内
方に押し込むと、インナースリーブ20の外周に連続し
て環状に設けられた係止鍔部がコネクタ収容部15の内
壁面に形成した環状溝15bに挿入係止される。
【0033】上記のようにドアハーネスをグロメットに
装着し、ドアハーネスの組み立てが完成した後、導通テ
ストが行われる。上記テストでドアハーネスの電線の誤
接続が検知された場合等、コネクタ30に接続した電線
を挿入しなおす必要や電線の追加が発生した場合、図7
(A)、(B)に示すように、インナースリーブ20を
コネクタ収容部15から引き出す。
【0034】この状態で、インナースリーブ20の周壁
21aとコネクタ30とのリテーナ側の隙間Qよりリテ
ーナ脱着治具Tを差し込み、その先端を引掛溝36dに
引掛け、リテーナ36を本係止位置より仮係止位置へと
引き出す。この状態でコネクタ30の電線端末の端子の
抜き差しが可能となり、誤挿入された端子を正規の端子
挿入室に入れ替える。ついで、図7(C)、(D)に示
すように、窓部25から仮係止位置のリテーナ36を本
係止位置まで押し込む。
【0035】このように、インナースリーブ20にコネ
クタ30をロックした状態でリテーナ36を本係止位置
から仮係止位置、また、仮係止位置から本係止位置へと
移動できるため、作業性を改善することができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のグロメットによれば、コネクタをインナースリーブに
内嵌固定した状態のままで、コネクタのリテーナを本係
止位置から仮係止位置へ、仮係止位置から本係止位置へ
と移動させることができ、誤結合を検知した場合におい
て、インナースリーブからコネクタを取り外す必要がな
く、作業手数を改善することができる。
【0037】また、グロメット内部にワイヤハーネスの
電線端末に接続したコネクタをインナースリーブを介し
て収容しているため、グロメットを車体パネルの貫通穴
に挿通する際に、コネクタが貫通穴の周縁のパネルと干
渉せず、挿通作業性を改善できると共に、コネクタおよ
び電線に損傷を発生させない利点がある。
【0038】さらに、インナースリーブにコネクタを収
容固定した状態で、リテーナの本係止位置から仮係止位
置に移動可能な構成としているが、インナースリーブの
係止鍔部がグロメット本体の環状溝に嵌り込んで確実に
係止固定されてシール状態となっているため、防水性を
確保することができる。
【0039】インナースリーブには、オプション用電線
の挿通空間が設けられているため、グロメット本体にコ
ネクタ保持用のインナースリーブを収容して、コネクタ
をグロメット内に固定できる構成とした場合において
も、オプション用電線をインナースリーブ内に通すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグロメットの実施形態を示す断面図
である。
【図2】 グロメットに収容するコネクタをインナース
リーブに収容した状態を示し、(A)は断面図、(B)
正面図である。
【図3】 グロメットのコネクタ収容部にインナースリ
ーブを固定した状態の断面図である。
【図4】 インナースリーブのカバー部を開いている状
態を示し、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図5】 インナースリーブとコネクタの分解斜視図で
ある。
【図6】 (A)はコネクタを内嵌したインナースリー
ブがオプション用電線を保持している状態を示す断面
図、(B)はカバー部を被せてオプション用電線を保持
している状態を示す断面図である。
【図7】 (A)および(B)は本係止のリテーナを仮
係止にする工程を示す断面図、(C)および(D)は仮
係止のリテーナを本係止にする工程を示す断面図であ
る。
【図8】 従来例を示す断面図である。
【図9】 別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
P1 ドアパネル P2 車体パネル H1、H2 貫通穴 S オプション用電線の挿通空間 10 グロメット 11 グロメット本体 15 コネクタ収容部 20 インナースリーブ 21 周壁 21b 係止鍔部 21g ロック爪 22 カバー部 25 窓部 30 コネクタ 36 リテーナ T リテーナ脱着治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 13/52 H02G 3/04 J H02G 3/04 F16L 5/02 A 3/38 H02G 3/28 F Fターム(参考) 5E087 EE11 FF12 GG26 GG32 LL04 LL17 MM05 MM09 QQ04 RR12 RR25 RR26 5G333 AA09 AA13 AB16 AB27 AB28 CB19 EA02 5G357 DA06 DB03 DC12 DD01 DD05 DD10 DE05 DE08 5G363 AA16 BA02 CA20 CB08 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性材からなるグロメット本体と、該グ
    ロメット本体に組みつける樹脂製の車体係止爪を有する
    インナースリーブを備え、該インナースリーブ内にワイ
    ヤハーネス端末に接続するコネクタを収容固定するグロ
    メットにおいて、 上記インナースリーブは四角枠形状の周壁内にリテーナ
    付きコネクタをロック固定する共に、上記リテーナ挿入
    側と対向する上記周壁の一辺はコネクタ外面と隙間をあ
    け、該隙間の幅はリテーナを本係止位置から仮係止位置
    へと変位できる寸法とし、かつ、隙間をあけた該周壁に
    は窓部を設けており、 上記インナースリーブにコネクタを収容固定している状
    態で上記隙間から治具を挿入して上記リテーナを仮係止
    位置へと引き抜き可能とすると共に、仮係止位置のリテ
    ーナを上記窓部より本係止位置へと押し込み可能な構成
    としていることを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 上記インナースリーブの周壁より環状の
    係止鍔部を突出させ、グロメット本体の環状溝に挿入係
    止させ、上記窓部は上記係止鍔部の突設位置より下部の
    周壁に設けている請求項1に記載のグロメット。
  3. 【請求項3】 上記インナースリーブは、上記隙間を設
    けた周壁と対向側にコネクタとのロック部を突設してい
    ると共に、該ロック部の基端より薄肉ヒンジを介してカ
    バー部を突設し、該カバー部を上記周壁に被せた状態で
    オプション用電線の挿通空間が設けられる構成としてい
    る請求項1または請求項2に記載のグロメット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011172390A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Yazaki Corp グロメット

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JP2011172390A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Yazaki Corp グロメット

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