JP2002271829A - 路車間通信システムの移動管理方式 - Google Patents

路車間通信システムの移動管理方式

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JP2002271829A
JP2002271829A JP2001065236A JP2001065236A JP2002271829A JP 2002271829 A JP2002271829 A JP 2002271829A JP 2001065236 A JP2001065236 A JP 2001065236A JP 2001065236 A JP2001065236 A JP 2001065236A JP 2002271829 A JP2002271829 A JP 2002271829A
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Japan
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wireless zone
station
next wireless
road
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JP2001065236A
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English (en)
Inventor
Shinkichi Ikeda
新吉 池田
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National Institute for Land and Infrastructure Management
Original Assignee
National Institute for Land and Infrastructure Management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の通信のための時間を確保し、効率的な
伝送を可能とする路車間通信システムを提供する。 【解決手段】 移動管理手段がカーナビゲーションシス
テムから経路案内情報を収集して、次無線ゾーンに進入
する予定時刻を取得もしくはさらに道路混雑状況に応じ
て算出更新する。進入時刻が近づいたら、次無線ゾーン
に該当する基地局に対してチャネル割当等の接続処理準
備を要請する。車両が次無線ゾーンに進入すると車両は
事前に割当てられたチャネルIDを取得して即座にアク
セスを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
移動局と、路側に配置された基地局とが無線交信を行う
路車間通信システムに関するものであり、特に複数の基
地局が形成する通信エリアが間欠的に配置される、いわ
ゆるスポット通信による路車間通信システムにおける通
信効率を向上させる通信システムの移動管理方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高度道路交通システム(Intelli
gent Transporatation Syst
ems、以下ITSという)の実現に不司欠な通信技術
として路車間通信(Dedicated Short
Range Communication、以下DSR
Cという)が着目され、精力的な研究開発が進められて
いる。この路車間通信は通信領域を数メートルから数十
メートル程度に限定して局所情報の提供を可能とする
他、大容量データ伝送、そしてチャネル利用効率向上を
実現する通信技術である。このようなDSRC通信領域
を形成するビーコンを間欠的に配置するシステム、例え
ば安全支援サービス等で衝突事故が多発する道路部位の
直前で警告を配信させるようにビーコンを配置する方式
(スポツト通信方式)が検討されており、導入コスト等
の観点から有望視されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記スポット通信方式
の路車間通信システムにおいて、間欠的に配置される通
信エリアは具体的には30〜100m程度と狭域であっ
て、高速走行する車両は短時間で通信エリアを通過して
しまうため、限られた短い時間内で効率的に通信を行う
必要がある。特に、通信初期化時にはキャリア補足、チ
ャネル割り当て、認証(通信認証およびサービス認証)
等の処理を行わなければならず、限られた通信時間の一
部を使って実施せざるを得ないという問題がある。
【0004】そこで本発明の目的は、上記のような従来
の路車間通信システムのもつ問題を解消することができ
る路車間通信システムの移動管理方式を提供するにあ
る。
【0005】
【発明が解決するための手段】本発明は、前記のような
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、カー
ナビゲーションシステムと車載無線通信装置とを備えた
車両局と、前記車載無線通信装置と無線通信を行う路側
無線通信装置を備えた基地局と、前記基地局を一つ以上
収容する制御局からなる路車間通信システムにおいて、
前記車両局が前記カーナビゲーションシステムに次無線
ゾーン位置情報を入力した後に現在位置から次無線ゾー
ンまでの距離情報を取得し、さらに算出した平均速度値
を用いて次無線ゾーン到達所要時間値を算出する次無線
ゾーン到達所要時間算出手段を有し、前記制御局が有す
る移動管理手段は、配下の基地局が収容する車両局から
少なくとも車両局識別子と前記次無線ゾーン到達所要時
間値を取得して、前記次無線ゾーン到達所要時間値が経
過した後に、次無線ゾーンに該当する基地局に対して少
なくとも接続処理準備を行う旨の制御信号を送信するこ
とを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、車両局が、次無線ゾーン到達所要時間
算出手段を有することを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、制御局が、移動管理手段を有すること
を特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、次無線ゾーン到達所要時間算出手段を
有する車両局と、移動管理手段を有する制御局とを具え
ていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5に記載の発明は、カーナビゲーシ
ョンシステムと車載無線通信装置を備えた車両局と、車
載無線通信装置と無線通信を行う路側無線通信装置を備
えた基地局と、基地局を一つ以上収容する制御局とを具
えた路車間通信システムにおいて、前記車両局がカーナ
ビゲーションシステムに次無線ゾーン位置情報を入力し
た後に、次無線ゾーンまでの経路情報と現在位置から次
無線ゾーンのまでの距離情報を取得し、さらに算出した
平均速度値を用いて、次無線ゾーン到達所要時間値を算
出する次無線ゾーン到達所要時間算出手段を有し、前記
制御局が有する移動管理手段は、配下の基地局が収容す
る車両局から少なくとも車両局識別子と前記次無線ゾー
ン到達所要時間値、前記次無線ゾーンまでの経路情報を
取得し、また該経路途上の道路交通情報を取得して前記
次無線ゾーン到達所要時間値を道路混雑度合いを鑑みて
更新し、前記次無線ゾーン到達所要時間値が経過した後
に、次無線ゾーンに該当する基地局に対して少なくとも
接続処理準備を行う旨の制御信号を送信することを特徴
とするものである。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、車両局は、次無線ゾーン到達所要時間
算出手段手段を有することを特徴とするものである。
【0011】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、制御局は移動管理手段を有することを
特徴とするものである。
【0012】請求項8に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、次無線ゾーン到達所要時間算出手段手
段を有する車両局および移動管理手段を有する制御局を
具えていることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、図面を
参照して本発明の実施の形態について説明する。 図1
は本発明による第一の実施例における車両局装置内の構
成を示す概略図である。図1において20は車両局、2
1はカーナビゲーションシステム、22は速度メータ、
23は次無線ゾーン到達所要時間算出手段、24は車載
無線通信装置、25乃至28は情報信号線を示す。
【0014】図2は本発明による第一の実施例における
車両局の次無線ゾーン到達所要時間算出手段の動作手順
を示す概略図である。図2において40は次無線ゾーン
位置出力処理、41は次無線ゾーンまでの距離値入力処
理、42は速度値入力処理、43は平均速度値算出処
理、44は次無線ゾーン到達所要時間算出処理、45は
基地局送信処理を示す。
【0015】図3は本発明による第一の実施例における
制御局装置内の構成を示す概略図である。図3において
50は制御局、51は移動管理手段、52は有線通信装
置、53乃至54は情報信号線を示す。
【0016】図4は本発明による第一の実施例における
制御局の移動管理手順を示す概略図である。図4におい
て70は有線通信装置からの入力処理、71は次無線ゾ
ーン到達所要時間の経過待ち処理、72は有線通信装置
への出力処理を示す。
【0017】図10は本発明による路車間通信システム
の構成を示す概略図である。図10において1は路側サ
ーバ、2乃至4は基地局、5乃至7は各々基地局2乃至
4と接続された路側アンテナ、8乃至10は各々路側ア
ンテナ5乃至7によって形成される無線ゾーン、20は
車両局、30は制御局を示す。
【0018】本発明による移動管理方式は、図10に示
す路車間通信システムにおいて動作する。すなわち、路
側に設置された基地局2乃至4が各々形成する無線ゾー
ン8乃至10が間欠的に配置されたスポット通信環境に
おいて、車両局20は無線ゾーン8乃至10内を走行時
に限り基地局2乃至4および制御局30を介して路側サ
ーバ1との通信を行うことができる。
【0019】車両局20においては図1に示すように、
次無線ゾーン到達所要時間算出手段23にカーナビゲー
ションシステム21と速度メータ22が接続され、さら
に車載無線通信装置24を介して基地局との無線通信を
行う構成となっている。
【0020】制御局30においては図3に示すように、
移動管理手段51と有線通信装置52が動作しており、
有線通信装置52は路側サーバ1および各基地局2乃至
4との有線網を介した通信を各々独立に制御するもので
ある。
【0021】以下、本発明による移動管理方式の動作に
ついて説明する。車両局20において、次無線ゾーン到
達所要時間算出手段23は図2に示す手順で動作する。
すなわち、接続されたカーナビゲーションシステム21
に対して情報信号線25を介して次無線ゾーン位置情報
を出力(40)し、カーナビゲーションシステム21に
て計算された次無線ゾーンまでの距離値を情報信号線2
6を介して入力(41)する。ここで次無線ゾーン位置
情報は、地図情報としてあらかじめ車両局が所有しても
よいし、都度基地局を介して取得してもよい。
【0022】一方、速度メータ22より任意の時間間隔
を以って定期的に走行速度値を情報信号線27を介して
取得(42)し、平均速度値を算出(43)する。ここ
で平均速度値を算出するにあたっての時間間隔は、数秒
間隔でもよいし数分間隔でもよく、走行状況に応じて設
定することが望ましい。
【0023】以上取得した次無線ゾーンまでの距離値お
よび平均速度値より次無線ゾーン到達所要時間を算出
(44)し、車両局識別子と共に車載無線通信装置24
を介して基地局に送信(45)する。なお、車両局識別
子は車載無線通信装置24内部で付与してもよい。ここ
で基地局への送信は、路側局(基地局、制御局、路側サ
ーバ等)からの問合せに対する応答として行ってもよい
し、車両局が自主的に行ってもよい。また、次無線ゾー
ン到達所要時間の伝送形態として、一データ単位として
伝送してもよいし、パケットヘッダの一部として伝送し
てもよい。
【0024】基地局2乃至4は、車両局が送信する次無
線ゾーン到達所要時間を受信すると制御局50へ転送す
る。制御局50は有線通信装置52を介して車両局識別
子と次無線ゾーン到達所要時間を受信すると移動管理手
段51へ転送し、移動管理手段51は図4に示す処理手
順により動作を行う。
【0025】すなわち、有線通信装置52より車両局識
別子と次無線ゾーン到達所要時間を受信し(70)、車両
局識別子毎に次無線ゾーン到達所要時間の経過を待つ
(71)。なお、有線通信装置52を介して行う通信に
際しては、局識別子等を用して通信対象局が判別できる
ものとする。次無線ゾーン到達所要時間が経過したら、
次無線ゾーンに該当する基地局(例えば図10において
車両局20が無線ゾーン8から無線ゾーン9に向かって
走行している場合は基地局9)に対してチャネル割当準
備等の事前接続処理を指示する基地局制御信号を有線通
信装置52を介して送信する(72)。なお、次無線ゾ
ーン到達所要時間の経過待ち(71)に際しては、本発
明による移動管理方式の目的が事前接続処理の実施であ
ることから、実際に指定された時間分の経過を待つので
はなく、上記処理手順には記載していないが、経過完了
の一定時間直前に契機を設定することが重要である。
【0026】事前接続処理の一例としてチャネル割当準
備がある。これは例えばARIB標準規格T55に基い
て指定の車両局識別子からの接続依頼が発生する前にチ
ャネル割付を実施しておき、FCMC(Frame C
ontrol Message Channel)内S
CI(Slot Control Informati
on)フィールドに記載しておくことにより、車両局が
ACTC(Activation Channel)を
介したチャネル要求を行うことなくスムーズな接続を実
現できるものである。なお、基地局制御信号に対象車両
局識別子を含め、移行先の基地局において認証処理を事
前に行ってもよい。
【0027】実際に車両局20が次無線ゾーンに到達す
ると、周波数補足の後、用意されたチャネルにアクセス
することにより、即座に通信を再開することができる。
なお、本実施の形態では情報信号線を情報種類によって
独立する如く記載したが、当然のことながら一つの情報
信号線を共用して使用してもよい。
【0028】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、カーナビーゲーションシステムを用いて車両局にお
いて次無線ゾーンまでの経路情報と到達する時間(次無
線ゾーン到達所要時間)を推定し、制御局に配備された
移動管理手段が次無線ゾーン到達時間の経過を待つこと
により、実際に車両局が次無線ゾーンに到達する時刻よ
りも早過ぎることなく接続処理を事前に行うことがで
き、無線資源の有効利用を達成できるとともに、同時に
実際に次無線ゾーンに到達してから接続処理を実施して
いた従来の路車間通信システムに比して接続シーケンス
を簡略化することができる。これにより、短時間での通
信を強いられるスポット通信環境下における通信効率の
向上を達成することができる。
【0029】(実施の形態2)第二の実施の形態につい
て図5乃至10を用いて説明する。図5は本発明による
第二の実施例における車両局装置内の構成を示す概略図
である。図5において120は車両局、121はカーナ
ビゲーションシステム、122は速度メータ、123は
次無線ゾーン到達所要時間算出手段、124は車載無線
通信装置、125乃至128は情報信号線を示す。
【0030】図6は本発明による第二の実施例における
車両局の次無線ゾーン到達所要時間算出手段の動作手順
を示す概略図である。図6において140は次無線ゾー
ン位置出力処理、141は次無線ゾーンまでの距離値入
力処理、142は速度値入力処理、143は平均速度値
算出処理、144は次無線ゾーン到達所要時間算出処
理、145は路側転送処理を示す。
【0031】図7は本発明による第二の実施例における
制御局装置内の構成を示す概略図である。図7において
150は制御局、151は移動管理手段、152は有線
通信装置、153乃至156は情報信号線、157は道
路交通情報取得手段を示す。
【0032】図8は本発明による第二の実施例における
制御局の移動管理手順を示す概略図である。図8におい
て170は有線通信装置からの入力処理、171は区間
データ作成処理、172は現在位置更新処理、173は
現存区間探索処理、174は平均速度更新処理、175
は次無線ゾーン到達所要時間更新処理、176は次無線
ゾーン到達所要時間経過待ち処理、177は有線通信装
置出力処理、178は道路交通情報入力処理を示す。
【0033】図9は本発明による第二の実施例における
道路区間を示す概略図である。図9において、200は
現存無線ゾーン、201は分岐点1、202は分岐点
2、203は交差点1、204は次無線ゾーン、205
乃至208は各々区間A乃至Dを示す。
【0034】本発明による移動管理方式の本実施の形態
における主な構成及び動作手順は、実施の形態1におい
て説明したものとほぼ同じであるが、以下異なる動作に
ついてのみ説明する。
【0035】車両局120において、次無線ゾーン到達
所要時間算出手段123がカーナビゲーションシステム
121に対して次無線ゾーン位置を情報信号線125を
介して出力し(140)、その応答として次無線ゾーン
までの距離、現在位置、次無線ゾーンまでの経路途上に
ある信号/分岐交差点識別子を取得する(141)。平
均速度値を用いて次無線ゾーン到達所要時間を算出し
(144)、次無線ゾーン到達所要時間、現在位置、経
路途上の信号/分岐交差点識別子一覧、平均速度を車載
無線通信装置124を介して送信する。
【0036】基地局を経由して制御局に転送された車両
局からの情報は、有線通信装置152を介して移動管理
手段151に転送される。移動管理手段151において
は図8に示す手順によりその動作を実施する。すなわ
ち、有線通信装置152を介して車両局識別子、経路途
上の信号/分岐交差点識別子一覧、現在位置、平均速
度、次無線ゾーン到達所要時間を取得し(170)、経
路途上の信号/分岐交差点識別子一覧から信号、分岐
点、交差点を各端とする区間を規定し、各区間における
現時点での平均車両流量(すなわち平均速度)と区間長
を併記した区間データを作成する(171)。
【0037】例えば図9において、現存無線ゾーン20
0から次無線ゾーン204までの車両局が通過する経路
途上には分岐点1(201)、分岐点2(202)、交
差点1(203)が存在し、これらの点を端とする区間
として区間A(205)乃至Dを規定することができ
る。
【0038】さらに道路交通情報取得手段157を介し
て図示していない路車間通信システム外部の道路交通情
報提供媒体より各区間の区間長(L1乃至4)と現時点
における交通流量、すなわち平均速度(V1乃至4)を
取得し(178)、これらを表形式として車両局識別子
毎に区間データを作成する(171)。
【0039】続いて情報所得してからの経過時間に車両
局が走行したであろう距離を算出して現在位置の更新を
行う(172)。ここで用いる平均速度は車両局から取
得したものである。更新した現在位置が先に作成した区
間データのどの区間に属するものであるかを探索し、前
回の現在位置更新時に存在していた区間から移動してい
ないと判断されれば処理176に遷移し、先の区間から
移動して次の区間に移動していると判断される場合には
処理174に遷移する(173)。例えば、先に区間A
を走行していたが(分岐点1を通過して)今回の現在位
置更新時には区間Bに進入していると判断された場合
は、以後区間Bに関する区間データを用いて計算を行う
ものである。
【0040】走行区間が変更したものと判断されると、
道路交通情報取得手段157を介して区間データの更新
(Ln、Vn)を行い、その更新結果に基づいて平均速
度を更新する(174)。続いて現存区間の滞在時間を
更新後の平均速度と区間長から算出し、次無線ゾーン到
達所要時間を更新する(175)。ここで現無線ゾーン
200から次無線ゾーン204に到達する所要時間(次
無線ゾーン到達所要時間)は、理想的には式1の一般式
によって示される。すなわち、図9の場合はn=4であ
る。
【数1】
【0041】本実施の形態において移動管理手段151
が使用する次無線ゾーン到達所要時間は、実施の形態1
において説明したもの、すなわち車両局120が算出し
たものではなく(車両局120が算出したものは比較参
照用の予備値として使用する)、移動管理手段151が
独自に算出するものである。
【0042】式2は区間n+1(n>0)における次無
線ゾーン到着所要時間算出のための一般式を示す。本式
にあっては、最終区間に進入した時点で次無線ゾーン到
達所要時間が確定するものであり、経路途上の道路交通
状況に応じて時間算出を行うため高い確度で所要時間を
求めることができる。
【数2】
【0043】続いて次無線ゾーン到達所要時間の経過を
確認し(176)、経過していない場合は処理172に
戻り現在位置の更新からの処理を再度実施する。時間が
経過した場合は、有線通信装置152を介して車両局1
20の次無線ゾーンに該当する基地局に対して事前接続
処理を指示する基地局制御信号を送信する(177)。
以上のように本発明の実施の形態によれば、実施の形
態1にて示した効果に加えて、次無線ゾーン到達所要時
間の確度を向上することが可能となり、ひいてはスポッ
ト通信環境下において更なる無線資源の利用効率向上と
通信効率の向上をもたらすものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、制御局に配備された移
動管理手段が車両の位置情報と経路情報をもとに次通信
エリアへの到達時刻を算出する。さらには刻々変化する
道路状況を加味して到達時刻を更新し、その時刻が一定
値以上近づいたら次通信エリアにおけるチャネル割当
等、事前に実施可能な通信初期化処理を開始するよう該
当の基地局を制御することによって、所望の通信のため
の時間を確保し、効率的な伝送を可能とするという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施例における車両局装置
の構成を示す概略図である。
【図2】本発明による第一の実施例における次無線ゾー
ン到達所要時間算出手段の動作手順を示す概略図であ
る。
【図3】本発明による第一の実施例における制御局装置
の構成を示す概略図である。
【図4】本発明による第一の実施例における移動管理手
順を示す概略図である。
【図5】本発明による第二の実施例における車両局装置
の構成を示す概略図である。
【図6】本発明による第二の実施例における次無線ゾー
ン到達所要時間算出手段の動作手順を示す概略図であ
る。
【図7】本発明による第二の実施例における制御局装置
の構成を示す概略図である。
【図8】本発明による第二の実施例における移動管理手
順を示す概略図。である
【図9】本発明による第二の実施例における道路区間を
示す概略図である。
【図10】本発明による路車間通信システムの構成を示す
概略図である。
【符号の説明】
1 路側サーバ 2〜4 基地局 5〜7 路側アンテナ 8〜10 無線ゾーン 20、120 車両局 21、121 カーナビゲーションシステム 22、122 速度メータ 23、123 次無線ゾーン到達所要時間算出手段 24、124 車載無線通信装置 25〜28 情報信号線 50、150 制御局 51、151 移動管理手段 52、152 有線通信装置 53〜54 情報信号線 153〜156 情報信号線 157 道路交通情報取得手段 200 現無線ゾーン 201 分岐点1 202 分岐点2 203 交差点1 204 次無線ゾーン 205〜208 区間A〜D
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/28 H04Q 7/04 K

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カーナビゲーションシステムと車載無線通
    信装置とを備えた車両局と、前記車載無線通信装置と無
    線通信を行う路側無線通信装置を備えた基地局と、前記
    基地局を一つ以上収容する制御局からなる路車間通信シ
    ステムにおいて、前記車両局が前記カーナビゲーション
    システムに次無線ゾーン位置情報を入力した後に現在位
    置から次無線ゾーンまでの距離情報を取得し、さらに算
    出した平均速度値を用いて次無線ゾーン到達所要時間値
    を算出する次無線ゾーン到達所要時間算出手段を有し、
    前記制御局が有する移動管理手段は、配下の基地局が収
    容する車両局から少なくとも車両局識別子と前記次無線
    ゾーン到達所要時間値を取得して、前記次無線ゾーン到
    達所要時間値が経過した後に、次無線ゾーンに該当する
    基地局に対して少なくとも接続処理準備を行う旨の制御
    信号を送信することを特徴とする路車間通信システムの
    移動管理方式。
  2. 【請求項2】車両局は、次無線ゾーン到達所要時間算出
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の路車間
    通信システム。
  3. 【請求項3】制御局は、移動管理手段を有することを特
    徴とする請求項1に記載の路車間通信システム。
  4. 【請求項4】次無線ゾーン到達所要時間算出手段を有す
    る車両局と、移動管理手段を有する制御局とを具えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の路車間通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】カーナビゲーションシステムと車載無線通
    信装置を備えた車両局と、車載無線通信装置と無線通信
    を行う路側無線通信装置を備えた基地局と、基地局を一
    つ以上収容する制御局とを具えた路車間通信システムに
    おいて、前記車両局がカーナビゲーションシステムに次
    無線ゾーン位置情報を入力した後に、次無線ゾーンまで
    の経路情報と現在位置から次無線ゾーンのまでの距離情
    報を取得し、さらに算出した平均速度値を用いて、次無
    線ゾーン到達所要時間値を算出する次無線ゾーン到達所
    要時間算出手段を有し、前記制御局が有する移動管理手
    段は、配下の基地局が収容する車両局から少なくとも車
    両局識別子と前記次無線ゾーン到達所要時間値、前記次
    無線ゾーンまでの経路情報を取得し、また該経路途上の
    道路交通情報を取得して前記次無線ゾーン到達所要時間
    値を道路混雑度合いを鑑みて更新し、前記次無線ゾーン
    到達所要時間値が経過した後に、次無線ゾーンに該当す
    る基地局に対して少なくとも接続処理準備を行う旨の制
    御信号を送信することを特徴とする路車間通信システム
    の移動管理方式。
  6. 【請求項6】車両局は、次無線ゾーン到達所要時間算出
    手段手段を有することを特徴とする請求項5に記載の路
    車間通信システムの移動管理方式。
  7. 【請求項7】制御局は移動管理手段を有することを特徴
    とする請求項5に記載の路車間通信システムの移動管理
    方式。
  8. 【請求項8】次無線ゾーン到達所要時間算出手段手段を
    有する車両局および移動管理手段を有する制御局を具え
    ていることを特徴とする請求項5に記載の路車間通信シ
    スシム。
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