JP2002270882A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2002270882A
JP2002270882A JP2001071298A JP2001071298A JP2002270882A JP 2002270882 A JP2002270882 A JP 2002270882A JP 2001071298 A JP2001071298 A JP 2001071298A JP 2001071298 A JP2001071298 A JP 2001071298A JP 2002270882 A JP2002270882 A JP 2002270882A
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solar cell
light
sealing resin
cell module
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Takeshi Takahama
豪 高濱
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数の太陽電池素子11を、間隔をおいて配
置した太陽電池モジュール10であって、前記間隔にお
いて、蓄光材料を配置したことを特徴とする。 【効果】 太陽電池素子間の間隔に入射した光が、蓄光
材料にて乱反射して、太陽電池素子の裏面又は表面に入
射するので、太陽電池素子からの出力を向上させること
ができると共に、太陽電池素子の受光面側に蓄光材料が
配置されていないので、太陽電池素子への入射光が低減
されることがない。そして、夜間においては、蓄光材料
が発光して、太陽電池モジュールの存在を、表示するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池モジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽電池モジュールの構造が、例
えば、特開昭53−33592号に開示されている。こ
の構造は、蓄光材料の微粒子を含む樹脂膜を、太陽電池
素子の受光面上に配置したものである。そして、この蓄
光材料の効果を用いて、入射光がなくなった後、蓄光材
料の発光により、太陽電池素子を発電させ電力を得るも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の太陽
電池モジュールにおいては、太陽電池素子の受光面側
に、蓄光材料を含む樹脂膜が配置されるので、この樹脂
膜により、発電層に入射する太陽光が低減し、結果とし
て、太陽電池素子の総出力が低下する。
【0004】本発明はこのような問題点を解決するため
に成されたものであり、蓄光材料を用いて、特性が良好
な太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の主要な構成は、
複数の太陽電池素子を、間隔をおいて配置した太陽電池
モジュールであって、前記間隔において、蓄光材料を配
置したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施例を、図
1を用いて詳細に説明する。図において、図1(a)は
太陽電池モジュールの平面図、図1(b)は、(a)に
おけるA−A断面図、(c)は要部拡大断面図である。
図1において、太陽電池パネル10は、平面視略矩形状
であって、受光面側にガラス等の透光性絶縁基板12
と、裏面側にフッ素系樹脂又PET系樹脂フィルム等の耐
候性部材13とを有している。
【0007】そして、透光性絶縁基板12と、耐候性部
材13との間に、平面視矩形状の複数の太陽電池素子1
1が、互いに間隔をおいて配置されている。
【0008】そして、複数の太陽電池素子11は、以下
の構造で、封止されている。PVB又はEVA等の加圧真空加
熱前にシート状の表面封止樹脂14s及び裏面封止樹脂
14rの間に、複数の太陽電池素子11を挟んだ状態
で、太陽電池パネル10の表面及び裏面より、加圧しな
がら真空加熱することで、表面封止樹脂14s及び裏面
封止樹脂14rが軟化して、内部の隙間に封止樹脂14
s及び14rが充てんされ、図1の構造が完成される。
ここで、表面封止樹脂14sには、透明材料が採用され
ている。
【0009】次に、太陽電池素子11について、詳細に
説明する。太陽電池素子11は、表面及び裏面で発電す
ることができる両面発電型であり、表面側より透明導電
膜/p型非晶質半導体膜/i型非晶質半導体膜/n型結
晶系半導体基板/i型非晶質半導体膜/n型非晶質半導
体膜からなるものを利用できる。なお、複数の太陽電池
素子11は、適宜、リード線(図示なし)を用いて、電
気接続されている。
【0010】また、太陽電池パネル10は、その外周
に、アルミ等の金属材料からなる外枠を取り付けること
ができる。
【0011】次に、第1実施例の特徴である蓄光材料の
配置について、以下に説明する。第1実施例において
は、裏面封止樹脂14rには、蓄光材料の微粒子が混入
されている。このような蓄光材料は、加圧真空加熱前の
シート状のPVB又はEVA等からなる裏面封止樹脂14r
に、予め分散して混入されている。そして、太陽電池パ
ネル10を、加圧しながら真空加熱することで、裏面封
止樹脂14rに蓄光材料が分散して混入された状態で、
図1の太陽電池パネル10が完成している。
【0012】このような第1実施例においては、図1
(c)の要部拡大断面図に説明されるように、入射光
は、裏面封止樹脂14rに混入された蓄光材料の微粒子
にて乱反射して、複雑は光路(矢印で示す)を経て、太
陽電池素子11の表面及び裏面に入射して、発電に寄与
する。そして、本実施例のように、両面発電型の太陽電
池素子11を利用すると、裏面からの光入射でも発電が
できるので、より発電量を増加させることができる。
【0013】蓄光材料としては、一般に市販されている
ものが利用できる。蓄光体は、母材、付活剤からつくら
れるのが一般的であり、さらに融剤を加えるものもあ
る。以下蓄光体を母材:付活剤(融剤)の形式で表現す
る。蓄光体としては市販のZnS:Cu,Alの外に、
CaS:Bi、CaS,SiS:Bi、ZnS,Ca
S:Cu、CaS:Bi,Pb(LiS)、ZnS:C
uなどがある。
【0014】次に、本発明の第2実施例を、図2を用い
て説明する。なお、上述の第1実施例と同じ構造部分に
ついては、同じ符号を付して説明を省略し、異なる構造
部分についてのみ説明をする。
【0015】裏面封止樹脂24rには、表面封止樹脂1
4sと同じ材料からなる透明樹脂を利用し、蓄光材料を
含んでいない。
【0016】そして、太陽電池パネル10の裏面側に
は、板状のアクリル等からなる耐候性部材23が配置さ
れている。この耐候性部材23は、蓄光材料の微粒子が
略均一に分散され混入されたものである。図2(b)の
要部拡大断面図に説明されるように、入射光は、裏面の
耐候性部材23に混入された蓄光材料の微粒子にて乱反
射して、複雑は光路(矢印で示す)を経て、太陽電池素
子11の表面及び裏面に入射して、発電に寄与する。ま
た、一部の光は太陽電池パネル10を透過する。
【0017】なお、上記第2実施例においては、耐候性
部材23中に、略均一に、蓄光材料が混入されている
が、その他の例として、耐候性部材23が不透明材料の
場合は、その内面側の表面に、蓄光材料を混入或いは塗
布することもできる。
【0018】図3は、上述の第1、2実施例の応用例を
示す平面図であり、断面構造については、第1又は2実
施例と同一である。図3においては、複数の太陽電池素
子11が、間隔をおいて配置されると共に、XYの文字
を描くように、配置されている。そして、太陽電池素子
11の間隔には、蓄光材料を含む裏面封止樹脂又は耐候
性封止部材が配置されることになる。従って、入射光が
なくなった時、つまり、日没後においては、人が図3の
太陽電池パネル10を見ると、蓄光材料は発光し、太陽
電池素子11は発光しないので、人がXYの文字を認識
することができる。そして、日中においても、蓄光材料
からの反射光と、太陽電池素子11からの反射光との色
調が異なることより、太陽電池素子11の配列からなる
XYの文字を認識することができる。図3では、複数の
太陽電池素子11の配列を、XYの文字としているが、
これに限らず、図形(例えば、6角形)等の情報表示機
能が生じる配列であれば、どのような配列でもよい。
【0019】また、上記の第1、2実施例においては、
複数の太陽電池素子11の配列に、特に、情報表示機能
がないものの、以下の表示効果がある。つまり、日中
は、太陽電池モジュールの全体とか、蓄光材料と太陽電
池素子11との色調の違いにより、太陽電池モジュール
の存在を認識できる。そして、夜間においても、蓄光材
料の発光により、太陽電池素子及び太陽電池モジュール
の存在を、表示あるいは認識することができる。つま
り、夜間においても、人にクリーンエネルギーを利用し
ている太陽電池モジュールの存在を、アピールすること
できる。
【0020】また、上記実施例において、蓄光材料に加
えて、蛍光材料を加えることにより、入射光が、蛍光材
料の微粒子に吸収され、点光源として発光し、また、一
部の吸収されない光は乱反射して、太陽電池素子11の
表面及び裏面に入射して、発電に寄与することもでき
る。そして、本実施例の太陽電池素子11は、非晶質半
導体膜を含むものの、n型結晶系半導体基板を利用して
いるので、一般的な熱拡散法を用いたpn接合の結晶系
太陽電池と同じような分光感度特性を備えている。従っ
て、蛍光材料としては、蛍光波長が約600nm程度以
上であるものが、より望ましい。
【0021】なお、本実施例においては、両面発電型太
陽電池素子を利用したが、周知の表面発電型太陽電池素
子を利用しても同様の効果がある。
【0022】
【発明の効果】本発明は、太陽電池素子間の間隔に入射
した光が、蓄光材料にて乱反射して、太陽電池素子の裏
面又は表面に入射するので、太陽電池素子からの出力を
向上させることができると共に、太陽電池素子の受光面
側に蓄光材料が配置されていないので、太陽電池素子へ
の入射光が低減されることがない。そして、夜間におい
ては、蓄光材料が発光して、太陽電池モジュールの存在
を、表示することができる。更には、複数の太陽電池素
子の配列が、文字又は図形等の情報表示機能を有してい
るときには、夜間に、蓄光材料が発光して、そのような
情報表示を認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)におけるA−A断面図、(c)は要部拡大
断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示し、(a)は断面図、
(b)は要部拡大断面図である。
【図3】本発明の本発明の応用例を示す平面図である。
【符号の説明】
10 太陽電池パネル 11 太陽電池素子 13、23 耐候性部材 14s 表面封止樹脂 14r、24r 裏面封止樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の太陽電池素子を、間隔をおいて配
    置した太陽電池モジュールであって、受光面側の透光性
    絶縁基板と、裏面側の耐候性部材とを用いて、前記太陽
    電池素子をその間に挟み、内部の隙間に封止樹脂を充て
    んした構造であって、前記耐候性部材の内面側に蓄光材
    料を有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 複数の太陽電池素子を、間隔をおいて配
    置した太陽電池モジュールであって、該太陽電池素子
    を、表面封止樹脂及び裏面封止樹脂との間に挟んだ状態
    で、受光面側に透光性絶縁基板と、裏面側に耐候性部材
    とを配置したものであって、前記裏面封止樹脂が蓄光材
    料を含むことを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 複数の太陽電池素子を、間隔をおいて配
    置した太陽電池モジュールであって、前記間隔におい
    て、蓄光材料を配置したことを特徴とする太陽電池モジ
    ュール。
  4. 【請求項4】 前記太陽電池素子が、表面及び裏面で発
    電することができる両面発電型であることを特徴とする
    請求項1、2又は3の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 受光面側より見て、前記複数の太陽電池
    素子の配列が、文字又は図形等の情報表示機能を有して
    いることを特徴とする請求項1、2又は3の太陽電池モ
    ジュール。
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