JP2002269938A - ディスク・ドライブ装置、ヘッド位置制御方法およびハード・ディスク・ドライブ - Google Patents

ディスク・ドライブ装置、ヘッド位置制御方法およびハード・ディスク・ドライブ

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JP2002269938A
JP2002269938A JP2001055997A JP2001055997A JP2002269938A JP 2002269938 A JP2002269938 A JP 2002269938A JP 2001055997 A JP2001055997 A JP 2001055997A JP 2001055997 A JP2001055997 A JP 2001055997A JP 2002269938 A JP2002269938 A JP 2002269938A
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Kenji Ogasawara
健治 小笠原
Masahiro Shimizu
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シーク動作の安定性を損なうことなく、低周
波領域におけるサーボの追従特性を向上する。 【解決手段】 磁気ヘッドの位置制御系に、第1積分
器43および第2積分器45と2つの積分器を設ける。
第1積分器43のゲインK3より第2積分器45のゲイ
ンK3'を大きく設定する。第1積分器43は磁気ヘッ
ドに働くバイアス力のキャンセルという役割を担い、第
2積分器45は低周波領域におけるサーボの追従特性を
向上する役割を担う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハード・ディスク
・ドライブに代表されるディスク・ドライブ装置に関
し、特にディスク・ドライブ装置においてデータの読み
出しまたは書き込みを行なうヘッドの位置制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ハード・ディスク・ドライブは最も普及
しているコンピュータの外部記憶装置の一つである。ハ
ード・ディスク・ドライブの記憶媒体である磁気ディス
クは、周知のようにディスク表面を木の年輪状に分割し
たトラックをさらに放射状に区切ったセクタをデータの
記録最小単位としている。磁気ディスク外周になるほど
線記録密度を高くすることができる。そこで、現在磁気
ディスクのデータ記録方式として主流をなすゾーン・ビ
ット・レコーディング(Zoned Bit Recording)方式で
は、全てのトラックをいくつかのゾーンにグループ分け
し、各ゾーン内では線記録密度を一定とする。すると、
セクタの長さは通常512バイトであるから、磁気ディ
スクの外周に近いトラックほどセクタ数は多くなる。ハ
ード・ディスク・ドライブは、磁気ディスクに記憶され
ているデータを読み出し、または磁気ディスクにデータ
を書き込むための磁気ヘッドを備えている。この磁気ヘ
ッドは、VCM(Voice Coil Motor)によって揺動する
アクチュエータ機構に装着されている。磁気ヘッドがデ
ータの読み出しまたはデータの書き込みを行なう場合、
アクチュエータ機構を駆動することにより、磁気ヘッド
を所定のトラックに移動かつ位置決めさせる。この移
動、位置決め動作をシークと呼んでいる。磁気ヘッド
は、磁気ディスク上に記憶されたサーボ情報を手がかり
に所定のトラックにシークされる。
【0003】磁気ディスクのトラックは、前述したよう
に複数のセクタに区分されている。そして、各セクタは
データが記憶されるデータ領域であり、磁気ディスク上
にはその他にサーボ情報が記憶されるサーボ領域を備え
ている。このサーボ領域には、サーボ情報として、トラ
ック識別情報およびバースト・パターンが記憶されてい
る。トラック識別情報は各データ・トラックのトラック
・アドレスを表す情報であり、磁気ヘッドによって読み
取られ、磁気ヘッドが現在位置するトラック位置を判断
可能とするものである。バースト・パターンは各々信号
が記憶された領域が磁気ディスクの半径方向に沿って一
定間隔で配列されたもので、互いに信号記憶領域の位相
が異なる複数の信号記憶領域列で構成されている。これ
らのパターンから出力される信号に基づいて、データ・
トラックに対する磁気ヘッドのずれ量を判定可能とする
ものである。磁気ディスクに対するデータの読み出しま
たは書き込みは、磁気ディスクが回転している状態にお
いて、サーボ情報によって磁気ヘッド位置を確認しなが
ら、ずれが発生した場合には、これを補正するようにア
クチュエータ機構、つまり磁気ヘッドを駆動して位置制
御を実行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気ヘッドが磁気ディ
スクの所定トラックにデータを書き込みまたはデータを
読み出す場合に、磁気ヘッドの位置決め精度が問題とな
る。近時、磁気ディスクの記録密度の向上に伴い、高い
位置決め精度が要求されている。また、磁気ヘッドの位
置決め精度を阻害する要素として、外乱がある。外乱と
して、アクチュエータ機構自身の自重、アクチュエータ
機構に取付けられたフレキシブル・ケーブルの弾性力等
が指摘されている。したがって、これまで磁気ヘッドを
高精度に位置決めする技術が種々提案されている。
【0005】磁気ヘッドが所定のトラックに正確に位置
決めされたことを確認した後に、データの書き込みまた
は読み出しを実行する。したがって、データの書き込み
または読み出し命令がなされても、磁気ヘッドの位置決
めがなされるまで、データの書き込みまたは読み出しを
待機することになる。これまで提案された磁気ヘッドの
位置決め制御技術により、データの書き込みまたは読み
出し動作の待機という現象は軽減された。ところが、記
録密度の向上に伴って、これまで提案された制御技術に
よってもデータの書き込みまたは読み出し動作の待機を
回避することができないという報告がなされている。し
たがって本発明は、高記録密度の磁気ディスクにおいて
も、データの書き込みまたは読み出し動作の待機を低減
することができる手法の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、データの書
き込みまたは読み出し動作の待機、換言すれば磁気ヘッ
ドの位置決め精度が不十分となる要因として、これまで
報告されていない要因があるのではないかと推測した。
そこで、種々の環境においてハード・ディスク・ドライ
ブを搭載するパーソナル・コンピュータ(以下、PC)
を動作させた上で、データの書き込みまたは読み出し動
作の待機状態を観察した。その結果、これまでに報告さ
れていない新たな外乱要因があることを知見した。その
1つは、PCに装着されているCD−ROMドライブで
ある。つまり、CD−ROMドライブ動作時にCD−R
OMの回転に伴う低周波の振動がハード・ディスク・ド
ライブに対する外乱となり、その外乱をサーボが吸収す
ることができないために、磁気ディスクへのデータ書き
込み動作が行なわれない場合があることを確認した。よ
り具体的な事例として、CD−ROMに記憶されている
アプリケーションを磁気ディスクにインストールする操
作時に、インストールを行なうことができないという現
象が確認された。従来からCD−ROMに記憶されてい
るアプリケーションを磁気ディスクにインストールする
操作は頻繁に行なわれていた。ところが、インストール
を行なうことができないという報告がなかったことから
すると、記録密度の一層の向上によってCD−ROMド
ライブ動作が磁気ディスクの位置決め制御を阻害する要
因になったものと解される。なお、ここではCD−RO
Mドライブについて述べたが、それ以外の低周波の機械
的振動を励起する装置も磁気ディスクの位置決め制御を
阻害する要因となろう。また、ここでいう低周波とは3
00Hz以下の周波数領域をいう。
【0007】また、他の1つは携帯電話である。つま
り、PC近傍で携帯電話を使用している場合に、磁気デ
ィスクへのデータ読み出しまたは書き込み動作が行なわ
れない場合があることを確認した。そこで、さらに検討
したところ、携帯電話の使用時に発せられる低周波の電
気的なノイズがアクチュエータ機構の制御系に入り込
み、その結果としてサーボが追従できなくなることが確
認された。
【0008】ハード・ディスク・ドライブにおいて、磁
気ヘッドの位置制御には積分器を含むフィード・バック
位置制御を用いている。この積分器は、磁気ヘッドが磁
気ディスク上の所定位置に留まっているときに磁気ヘッ
ドにかかるバイアス力を検出し、次に当該位置にシーク
しようとするときに、そのバイアス力に相当する電流を
VCMコイルに流してあげることでバイアス力をキャン
セルすることを目的としている。したがって、そのゲイ
ンを大きくすることができない。その結果、低周波の振
動およびノイズによる外乱を受けた場合に、サーボの追
従性が不十分となる。積分器のゲインを上げることによ
りサーボの追従性は向上することが予測されるが、そう
すると当初の積分器の機能を果たさなくなる。サーボの
追従性が要求されるのは、磁気ヘッドが所定のトラック
に留まっているトラック・フォローの状態、換言すれば
データの読み出しまたは書き込みを行なっている期間と
いうことができる。したがってこの期間には積分器のゲ
インを大きくする。逆に磁気ヘッドが所定のトラックに
移動しているシークの期間には、バイアス力をキャンセ
ルすることを重視した小さいゲインとすればよい。この
手法を達成する具体的手段としては、大小異なるゲイン
を生成する2つの積分器を設け機能させる積分器を適宜
選択する、1つの積分器のゲインを適宜切り替えて生成
させる、という少なくとも2つの手段があり得る。
【0009】したがって、本発明はデータを記憶するデ
ィスク状媒体と、前記ディスク状媒体に対してデータの
書き込みまたは読み出しを行なうヘッドと、前記ヘッド
を前記ディスク状媒体の所定位置に移動させるためのア
クチュエータと、前記アクチュエータの駆動を制御する
ことにより前記ヘッドの位置決めを行なうとともに、第
1のゲインを生成する第1の積分器と前記第1のゲイン
よりも大きな第2のゲインを生成する第2の積分器とを
有する位置制御手段と、を備えることを特徴とするディ
スク・ドライブ装置である。本発明のディスク・ドライ
ブ装置は、第1のゲインを生成する第1の積分器と前記
第1のゲインよりも大きな第2のゲインを生成する第2
の積分器と、2つの積分器を備えているから、ヘッドの
動作状況に応じたゲインを選択することができる。した
がって、ヘッドのシーク期間にはバイアス力のキャンセ
ル、トラック・フォローの期間には低周波領域の外乱に
対するサーボ追従性を確保することができる。
【0010】ヘッドの動作状況に応じた積分器を選択す
るために、前記第1の積分器と前記第2の積分器とは並
列に接続されていることが望ましい。そうすることによ
り、前記ヘッドが、前記ディスク状媒体の所定位置に移
動するシーク動作と、当該位置に留まってデータの書き
込みまたは読み出しを行なうフォロー動作とを行なう場
合に、前記シーク動作中には前記第1の積分器を機能さ
せ、前記フォロー動作中には前記第2の積分器を機能さ
せることができる。より具体的には、前記第1の積分器
と前記第2の積分器との間にスイッチ手段を設け、前記
シーク動作中には前記スイッチ手段が閉じることにより
前記第1の積分器が機能し、前記フォロー動作中には前
記スイッチ手段が開くことにより前記第2の積分器が機
能することができる。なお、第2の積分器が機能する際
に、第1の積分器が機能しても良い。
【0011】また、本発明はデータを記憶するディスク
状媒体と、前記ディスク状媒体の所定位置に移動するシ
ーク動作と、前記所定位置に留まってデータの書き込み
または読み出しを行なうフォロー動作とを行なうヘッド
と、前記ヘッドを前記ディスク状媒体の所定位置に移動
させるためのアクチュエータと、前記アクチュエータの
駆動を制御することにより前記ヘッドの位置決めを行な
うとともに、前記シーク動作中に対応する第1のゲイン
を生成しかつ前記シーク動作から前記フォロー動作に移
行すると前記第1のゲインとは異なる第2のゲインを生
成する積分器を有する位置制御手段と、を備えることを
特徴とするディスク・ドライブ装置を提供する。本発明
のディスク・ドライブ装置は、前記シーク動作中に対応
する第1のゲインを生成しかつ前記シーク動作から前記
フォロー動作に移行すると前記第1のゲインとは異なる
第2のゲインを生成する積分器を有している。したがっ
て、第1のゲインおよび第2のゲインをヘッドの動作に
応じて設定することにより、ヘッドのシーク期間にはバ
イアス力のキャンセル、トラック・フォローの期間には
低周波領域の外乱に対するサーボ追従性を確保すること
ができる。より具体的には、前記第2のゲインは前記第
1のゲインよりも大きく設定すればよい。
【0012】本発明のディスク・ドライブ装置におい
て、前記積分器を、2つの積分器から構成することがで
きる。つまり、前記積分器を、前記第1のゲインを生成
する第1の積分器と、前記第2のゲインを生成する第2
の積分器とから構成することができる。また本発明のデ
ィスク・ドライブ装置において、前記積分器を単一の積
分器から構成することもできる。その場合、前記積分器
を、前記シーク動作から前記フォロー動作に移行するに
際して、前記積分器のゲインが第1のゲインから第2の
ゲインに切り替わるように構成すればよい。
【0013】本発明は、ディスク・ドライブ装置におけ
るヘッド位置制御方法を提供する。すなわち本発明のヘ
ッド位置制御方法は、データの読み出しまたは書き込み
を行なうヘッドの記憶媒体上における位置をサーボ情報
に基づいて制御する方法であって、前記ヘッドが前記記
憶媒体上を移動している間は第1のゲインに基づいて前
記ヘッドの位置制御を行ない、前記ヘッドが前記記憶媒
体上の所定の位置に停止している間は前記第1のゲイン
より大きな第2のゲインに基づいて前記ヘッドの位置制
御を行なう、ことを特徴とする。本発明のヘッド位置制
御方法において、前記第1のゲインは、前記ヘッドが前
記記憶媒体上を移動しかつ前記所定の位置に停止するま
での動作の安定性を確保する値に設定することができ
る。また、前記第2のゲインは、前記ヘッドが前記所定
の位置に停止している間に、低周波領域、具体的には3
00Hz以下の周波数領域の外乱に対するサーボ追従性
を確保する値に設定することができる。
【0014】本発明の典型的な適用例として、ハード・
ディスク・ドライブがある。すなわち本発明のハード・
ディスク・ドライブは、サーボ情報が記憶された磁気デ
ィスクと、前記磁気ディスク上をシークしかつ所定位置
に留まってデータの読み出しまたは書き込みを行なうた
めの磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記磁気ディスク
の所定位置に移動させるためのアクチュエータと、前記
磁気ヘッドが読み出した前記サーボ情報に基づいて前記
磁気ヘッドの位置を制御しかつ積分器を有するヘッド位
置制御手段と、を備え、前記積分器は、第1のゲインと
前記第1のゲインより大きな第2のゲインとを生成し、
かつ前記第1のゲインは前記磁気ヘッドがデータの読み
出しおよび書き込みを行なわないときに生成し、前記第
2のゲインは前記磁気ヘッドがデータの読み出しまたは
書き込みを行なうときに生成することを特徴とする。
【0015】本発明のハード・ディスク・ドライブにお
いて、前記第1のゲインは、前記磁気ヘッドがシーク状
態にあるときに生成させることができる。また本発明の
ハード・ディスク・ドライブにおいて、前記積分器を、
前記第1のゲインを生成する第1の積分器および前記第
2のゲインを生成する第2の積分器とから構成すること
ができる。さらに前記積分器は、第1のゲインおよび第
2のゲインを切り替えて生成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面を参照しつつ説明する。 (第1の実施形態)図1は本実施の形態によるハード・
ディスク・ドライブに適用した実施形態について、図面
を参照しつつ詳細に説明する。図1に示すように、ディ
スク・ドライブ装置としてのハード・ディスク・ドライ
ブ(HDD)1は、箱型の例えばアルミニウム合金から
なるベース2の開放上部をトップ・カバー3で封止する
ことによりディスク・エンクロージャ10を構成する。
例えばブラス製のトップ・カバー3はベース2に矩形枠
状のシール部材(図示せず)を介して、ビス止めされ
る。したがって、ディスク・エンクロージャ10内は気
密化されている。なお、図1はトップ・カバー3の一部
を切り欠いた図である。このディスク・エンクロージャ
10内には、例えばハブイン構造の3相直流サーボモー
タからなるスピンドルモータ(図示せず)が設けられて
おり、このスピンドルモータによって記憶媒体である磁
気ディスク4が回転駆動される。磁気ディスク4は、H
DD1に要求される記憶容量に応じて単数または複数枚
設置される。
【0017】また、ディスク・エンクロージャ10内に
は、アクチュエータ・アーム5が設けられている。この
アクチュエータ・アーム5は中間部がピボット軸7を介
してベース2上に回動可能に支持されている。アクチュ
エータ・アーム5の一端部には磁気ヘッド8が、また他
端部にはVCM(ボイス・コイル・モータ)コイル6が
設けてある。このVCMコイル6と永久磁石を要素とす
るVCMステータ9とからVCM11が構成される。こ
のVCMコイル6にVCM電流を供給することによりア
クチュエータ・アーム5を磁気ディスク4上の所定の位
置に向けて回動する。この回動により磁気ヘッド8はシ
ークを実行する。
【0018】磁気ディスク4は、HDD1が動作してい
るとき、スピンドルモータのスピンドル軸を中心にして
回転駆動され、HDD1が非動作のとき、回転停止(静
止)する。磁気ディスク4の表面には、図2に模式的に
示すように磁気ディスク4の半径方向に沿って複数の位
置情報(サーボ情報)記憶領域60が放射状に形成され
ており、他の領域にはデータ記憶領域61が形成されて
いる。このサーボ情報を磁気ヘッド8が読み取ることに
より磁気ヘッド8の位置を知ることができる。サーボ情
報は、トラック識別データおよびバースト・パターンと
から構成される。トラック識別情報は各データ・トラッ
クのトラック・アドレスを表す情報である。磁気ヘッド
8はこのトラック識別情報を読み取ることにより、磁気
ヘッド8の現在位置するトラック位置を判断可能とす
る。バースト・パターンは各々信号が記録された領域が
磁気ディスク4の半径方向に沿って一定間隔で配列され
たもので、互いに信号記憶領域の位相が異なる複数の信
号記憶領域列で構成されている。このバースト・パター
ンから出力される信号に基づいて、データ・トラックに
対する磁気ヘッド8のずれ量を判定可能とする。
【0019】磁気ヘッド8は図3に示すような回路によ
って駆動される。磁気ヘッド8の信号出力は増幅器(A
MP)21の入力端に接続されており、磁気ヘッド8の
リードエレメントから出力された信号は増幅器(AM
P)21で増幅される。増幅器(AMP)21の出力は
アナログデジタル変換器(A/D変換器)22を経てマ
イクロ・プロセッシング・ユニット(MPU)23に入
力される。MPU23は、A/D変換器22から入力さ
れた信号に基づいて磁気ヘッド8の位置を判断し、判断
した磁気ヘッド8の位置と目標位置との偏差に基づいて
磁気ヘッド8の位置制御のための信号をVCMドライバ
24に向けて送出する。VCMドライバ24は入力信号
に対応してVCM11を構成するVCMコイル6へ駆動
電流を出力する。図4にMPU23によって実現される
磁気ヘッド8の位置決め手段の機能を説明するブロック
図を示す。A/D変換器22から出力された信号はヘッ
ド現在位置演算部31およびバースト・パターン検出部
34に入力される。バースト・パターン検出部34で
は、入力された信号に基づいて、磁気ヘッド8がバース
ト・パターン記憶領域に対応しているか否かを判断し、
結果をヘッド現在位置演算部31に出力する。ヘッド現
在位置演算部31では、バースト・パターン検出部34
により磁気ヘッド8がバースト・パターン記憶領域に対
応していると判定されるときに、A/D変換器22から
出力されている信号を取り込み、該信号に基づいて、磁
気ディスク4の半径方向に沿った磁気ヘッド8の現在位
置を演算し、出力する。従って、ヘッド現在位置演算部
31からは磁気ヘッド8の現在位置が所定周期毎に出力
される。なお、これらの構成はハードウェアに限らず、
ソフトウェアによって実現してもよい。ヘッド目標位置
設定部35は、磁気ディスク4の半径方向に沿った位置
で表した磁気ヘッド8の目標位置を設定し、出力する。
ヘッド現在位置演算部31から出力された磁気ヘッド8
の現在位置、およびヘッド目標位置設定部35から出力
されたヘッド目標位置は、ヘッド現在位置信号生成部3
2に各々入力される。ヘッド現在位置信号生成部32は
各々の信号を比較し、偏差の大きさおよび方向を示す信
号y(n)を出力する。信号y(n)は主制御部33に
入力され、この信号y(n)に基づいて、VCMドライ
バ24に制御信号を送出する。
【0020】図5はMPU23の主制御部33の構成を
示すブロック図である。図5に示すように、主制御部3
3は、比例制御器(ゲインK1)41、第1微分器(ゲ
インK2)42、第1積分器(ゲインK3)43、第2
微分器(ゲインK2')44、第2積分器(ゲインK
3')45、第1スイッチ46、第2スイッチ47およ
びフィルタ48とから構成される。そして、図5に示す
ように、比例制御器41に対して第1微分器42、第1
積分器43が並列に接続され、かつ、第1積分器43に
対して第2微分器44、第2積分器45が並列に接続さ
れている。比例制御器41は、ネガティブ・フィードバ
ック制御を司る。第1積分器43および第2積分器45
は、各々その機能が異なる。第1積分器43は、磁気ヘ
ッド8が磁気ディスク4上の所定位置に留まっていると
きに磁気ヘッド8にかかるバイアス力を検出し、次に当
該位置にシークしようとするときに、そのバイアス力に
相当する電流をVCMコイル6に流してあげることでバ
イアス力をキャンセルすることを目的としている。バイ
アス力をキャンセルすることにより、所定位置へのシー
クを迅速化することができる。この目的を達成するため
には、第1積分器43のゲインをあまり高くすることが
できない。その結果、第1積分器43のみでは、先に述
べたように、CD−ROMドライブの駆動による低周波
の振動、あるいは携帯電話の使用による低周波ノイズに
対して、サーボが追従することができない。そこで本実
施の形態において、第2積分器45を設ける。この第2
積分器45は、磁気ヘッド8に働くバイアス力のキャン
セルという役割を担わないので、第1積分器43よりゲ
インを大きくしている。つまり、第1積分器43が生成
するゲインをK3、第2積分器45が生成するゲインを
K3'とすると、K3<K3'となるように、K3および
K3'を設定する。もちろん、第2積分器45のゲイン
をK3'は、CD−ROMドライブの駆動による低周波
の振動、あるいは携帯電話の使用による低周波ノイズに
対して低周波領域のサーボ追従特性を向上できるように
設定することが重要である。
【0021】以上のように、第1積分器43および第2
積分器45は各々異なる目的をもっている。そして、第
1積分器43および第2積分器45は、その機能を発揮
すべきタイミングが異なる。第1積分器43は磁気ヘッ
ド8のシーク動作時に機能すべきである。しかし、第2
積分器45が磁気ヘッド8のシーク動作時に機能すれば
シーク動作を不安定にするから、シーク動作完了後の磁
気ディスク4上の所定位置に留まるトラック・フォロー
の状態で機能することが望ましい。そこで、第1積分器
43に加えて第2積分器45を機能させるためのスイッ
チ手段として第1スイッチ46および第2スイッチ47
とを設けている。第1スイッチ46および第2スイッチ
47は、磁気ヘッド8のシーク動作に連動して開・閉さ
れる。つまり、磁気ヘッド8のシーク動作時には第1ス
イッチ46および第2スイッチ47を閉じることにより
第1積分器43のみを機能させる。一方、磁気ヘッド8
がトラック・フォローの状態、つまりデータの読み出し
または書き込みを行なう際に、第1スイッチ46および
第2スイッチ47を開くことにより第2積分器45をも
機能させる。このとき、回路構成によって第1積分器4
3も同時に機能するが、第2積分器45のみを機能する
ような回路構成を採用することができる。
【0022】図6は第1積分器43および第2積分器4
5個々の周波数特性、ならびに第1積分器43および第
2積分器45複合したものの周波数特性を示す。図6に
示すように、第1積分器43のゲインに比べて第2積分
器45のゲインは大きく設定されている。第1積分器4
3および第2積分器45だけを設けたのでは、位相が回
ってしまい制御系が不安定になる。そこで、第1積分器
43および第2積分器45における位相の遅れを補償す
るために、図5に示すように各々に第1微分器42およ
び第2微分器44を併設している。第1積分器43およ
び第2積分器45複合し、かつ第1微分器42および第
2微分器44により位相補償した場合の周波数特性を図
7に示す。
【0023】本実施の形態による効果を確認する実験を
行なった。実験方法は、本実施の形態によるHDD1を
装着したPCを振動試験機により所定の振動を与えつ
つ、第2積分器45を機能させたときと機能させないと
きのサーボ安定性(Servo Stability Sigma[pes])を
比較した。結果を図8に示す。図8に示すように、第2
積分器45を機能させないときに比べて、第2積分器4
5を機能させることにより、低周波領域におけるサーボ
の安定性が向上することが確認された。また、第2積分
器45を機能させる場合であっても、ゲインを大きくす
ることにより、低周波領域におけるサーボ安定性の向上
効果が大きくなることがわかる。なお、図8中、70H
zにおいてサーボが安定しているのは、ピーク・フィル
タを設けているためである。
【0024】(第2の実施形態)以上の実施形態では、
ゲインの異なる第1積分器43および第2積分器45を
設けるとともに、第2積分器45を機能させるタイミン
グに応じて第1スイッチ46および第2スイッチ47の
開閉を制御した。しかし本発明は第1積分器43および
第2積分器45と2つの積分器を設ける形態に限定され
ず、1つの積分器のみでも同様の効果を得ることができ
る。その例を第2の実施形態として図9に基づき説明す
る。なお、第2の実施形態によるHDD1の基本的な構
成は第1の実施形態によるHDD1と同様であるので、
ここではその相違点、具体的にはMPU23の主制御部
33について説明する。また、第1の実施形態と同様の
構成についてはその符号を引用することとする。図9
は、第2の実施形態による主制御部33の構成を示すブ
ロック図であり、図9(a)は磁気ヘッド8がシーク動
作中の状態を示し、図9(b)は磁気ヘッド8がトラッ
ク・フォローの状態を示している。主制御部33は、比
例制御器51、微分器52、積分器53およびフィルタ
48とから構成される。第2の実施形態において、積分
器53のゲインが可変である。つまり、積分器53のゲ
インは、磁気ヘッド8がシーク動作の状態にはK13で
あるが磁気ヘッド8がトラック・フォローの状態ではK
15であり、かつK13<K15を満足する。また、微
分器52のゲインは、磁気ヘッド8がシーク動作の状態
にはK12であるが磁気ヘッド8がトラック・フォロー
の状態にはK14であり、かつK12<K14を満足す
る。
【0025】このように、第2の実施形態では、磁気ヘ
ッド8のシーク動作に連動して、微分器52および積分
器53のゲインを変動させる。しかも、磁気ヘッド8が
シーク動作中にはシーク動作の安定性を考慮してゲイン
を低く設定し、磁気ヘッド8のシーク動作が完了すると
低周波領域におけるサーボの追従特性を考慮してゲイン
を高く設定する。したがって、第2の実施形態によるH
DD1においても、第1の実施形態と同様の効果を奏す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シーク動作の安定性を損なうことなく、低周波領域にお
けるサーボの追従特性を向上することができる。したが
って、高記録密度の磁気ディスクにおいても、データの
読み出しまたは書き込み動作の待機を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態によるHDDの構成を示す平
面図である。
【図2】 第1の実施形態による磁気ディスクにおける
データ領域、サーボ領域を示す図である。
【図3】 第1の実施形態によるヘッド位置制御に関す
る構成を示すブロック図である。
【図4】 第1の実施形態によるヘッド位置制御におけ
るMPUの構成を示すブロック図である。
【図5】 第1の実施形態によるヘッド位置制御におけ
るMPUの主制御部の構成を示すブロック図である。
【図6】 第1の実施形態による積分器の周波数特性を
示すグラフである。
【図7】 第1の実施形態による微分器による効果を示
すグラフである。
【図8】 第1の実施形態によるサーボ安定性の効果を
示すグラフである。
【図9】 第2の実施形態によるヘッド位置制御におけ
るMPUの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、2…ベー
ス、3…トップ・カバー、4…磁気ディスク、5…アク
チュエータ・アーム、6…VCMコイル、7…ピボット
軸、8…磁気ヘッド、9…VCMステータ、10…ディ
スク・エンクロージャ、11…VCM、21…AMP、
22…A/D変換器、23…MPU、24…VCMドラ
イバ、31…ヘッド現在位置演算部、32…ヘッド現在
位置信号生成部、33…主制御部、34…バースト・パ
ターン検出部、35…ヘッド目標位置設定部、41,5
1…比例制御器、42…第1微分器、43…第1積分
器、44…第2微分器、45…第2積分器、46…第1
スイッチ、47…第2スイッチ、48…フィルタ、52
…微分器、53…積分器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北崎 信幸 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 小笠原 健治 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 清水 雅裕 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 Fターム(参考) 5D088 PP01 RR08 UU07 5D096 RR01 RR11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを記憶するディスク状媒体と、 前記ディスク状媒体に対してデータの書き込みまたは読
    み出しを行なうヘッドと、 前記ヘッドを前記ディスク状媒体の所定位置に移動させ
    るためのアクチュエータと、 前記アクチュエータの駆動を制御することにより前記ヘ
    ッドの位置決めを行なうとともに、第1のゲインを生成
    する第1の積分器と前記第1のゲインよりも大きな第2
    のゲインを生成する第2の積分器とを有する位置制御手
    段と、を備えることを特徴とするディスク・ドライブ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の積分器と前記第2の積分器と
    は並列に接続されていることを特徴とする請求項1に記
    載のディスク・ドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッドは、前記ディスク状媒体の所
    定位置に移動するシーク動作と、当該位置に留まってデ
    ータの書き込みまたは読み出しを行なうフォロー動作と
    を行ない、 前記シーク動作中には前記第1の積分器を機能させ、 前記フォロー動作中には前記第2の積分器を機能させる
    構成を備えたことを特徴とする請求項1に記載のディス
    ク・ドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の積分器と前記第2の積分器と
    の間にスイッチ手段が設けられ、 前記シーク動作中には前記スイッチ手段が閉じることに
    より前記第1の積分器が機能し、 前記フォロー動作中には前記スイッチ手段が開くことに
    より前記第2の積分器または第1の積分器と第2の積分
    器とが機能することを特徴とする請求項3に記載のディ
    スク・ドライブ装置。
  5. 【請求項5】 データを記憶するディスク状媒体と、 前記ディスク状媒体の所定位置に移動するシーク動作
    と、前記所定位置に留まってデータの書き込みまたは読
    み出しを行なうフォロー動作とを行なうヘッドと、 前記ヘッドを前記ディスク状媒体の前記所定位置に移動
    させるためのアクチュエータと、 前記アクチュエータの駆動を制御することにより前記ヘ
    ッドの位置決めを行なうとともに、前記シーク動作中に
    対応する第1のゲインを生成しかつ前記シーク動作から
    前記フォロー動作に移行すると前記第1のゲインとは異
    なる第2のゲインを生成する積分器を有する位置制御手
    段と、を備えることを特徴とするディスク・ドライブ装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第2のゲインは前記第1のゲインよ
    りも大きいことを特徴とする請求項5に記載のディスク
    ・ドライブ装置。
  7. 【請求項7】 前記積分器は、前記第1のゲインを生成
    する第1の積分器と、前記第2のゲインを生成する第2
    の積分器とを有することを特徴とする請求項5に記載の
    ディスク・ドライブ装置。
  8. 【請求項8】 前記積分器は、前記シーク動作から前記
    フォロー動作に移行するに際して、前記積分器のゲイン
    が第1のゲインから第2のゲインに切り替わることを特
    徴とする請求項5に記載のディスク・ドライブ装置。
  9. 【請求項9】 データの読み出しまたは書き込みを行な
    うヘッドの記憶媒体上における位置をサーボ情報に基づ
    いて制御する方法であって、 前記ヘッドが前記記憶媒体上を移動している間は第1の
    ゲインに基づいて前記ヘッドの位置制御を行ない、 前記ヘッドが前記記憶媒体上の所定の位置に停止してい
    る間は前記第1のゲインより大きな第2のゲインに基づ
    いて前記ヘッドの位置制御を行なう、ことを特徴とする
    ヘッド位置制御方法。
  10. 【請求項10】 前記第1のゲインは、前記ヘッドが前
    記記憶媒体上を移動しかつ前記所定の位置に停止するま
    での動作の安定性を確保する値に設定されることを特徴
    とする請求項9に記載のヘッド位置制御方法。
  11. 【請求項11】 前記第2のゲインは、前記ヘッドが前
    記所定の位置に停止している間に、300Hz以下の周
    波数領域の外乱に対するサーボ追従性を確保する値に設
    定されることを特徴とする請求項9に記載のヘッド位置
    制御方法。
  12. 【請求項12】 サーボ情報が記憶された磁気ディスク
    と、 前記磁気ディスク上をシークしかつ所定位置に留まって
    データの読み出しまたは書き込みを行なうための磁気ヘ
    ッドと、 前記磁気ヘッドを前記磁気ディスクの前記所定位置に移
    動させるためのアクチュエータと、 前記磁気ヘッドが読み出した前記サーボ情報に基づいて
    前記磁気ヘッドの位置を制御しかつ積分器を有するヘッ
    ド位置制御手段と、を備え、前記積分器は、第1のゲイ
    ンと前記第1のゲインより大きな第2のゲインとを生成
    し、かつ前記第1のゲインは前記磁気ヘッドがデータの
    読み出しおよび書き込みを行なわないときに生成し、前
    記第2のゲインは前記磁気ヘッドがデータの読み出しま
    たは書き込みを行なうときに生成することを特徴とする
    ハード・ディスク・ドライブ。
  13. 【請求項13】 前記第1のゲインは、前記磁気ヘッド
    がシーク状態にあるときに生成されることを特徴とする
    請求項12に記載のハード・ディスク・ドライブ。
  14. 【請求項14】 前記積分器は、前記第1のゲインを生
    成する第1の積分器および前記第2のゲインを生成する
    第2の積分器とから構成されることを特徴とする請求項
    12に記載のハード・ディスク・ドライブ。
  15. 【請求項15】 前記積分器は、第1のゲインおよび第
    2のゲインを切り替えて生成することを特徴とする請求
    項12に記載のハード・ディスク・ドライブ。
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