JP2002269192A - 物流最適化システム - Google Patents

物流最適化システム

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JP2002269192A
JP2002269192A JP2001063728A JP2001063728A JP2002269192A JP 2002269192 A JP2002269192 A JP 2002269192A JP 2001063728 A JP2001063728 A JP 2001063728A JP 2001063728 A JP2001063728 A JP 2001063728A JP 2002269192 A JP2002269192 A JP 2002269192A
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simulation
objective function
optimization
model
value
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JP2001063728A
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English (en)
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Ikuo Yamamoto
郁夫 山本
Yuichi Sasaki
裕一 佐々木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて短い時間でシミュレーションの最適解を
一意に求めることができ、様々な制約条件の下で複数の
パラメータの最適化を同時に行なうことができる。 【解決手段】変数を特定し前記変数と前記変数の条件を
入力するための入力部1と、シミュレーションモデルに
基づきシミュレーションを行うモデル部3と、前記変数
の最適化する最適化部4とを具備し、モデル部3は、前
記シミュレーションモデルに関わる制御変数と、前記制
御変数の範囲を制約する制約条件とに基づき、前記シミ
ュレーションモデルによりシミュレーションを実行し、
目的関数値を計算し、最適化部4は、前記目的関数値が
その時点で最適ならばその値を最適解とし、前記目的関
数値と前記制約条件とに基づき、前記制御変数の新な値
を選択する最適化処理を実行し、前記シミュレーション
と前記最適化処理とは、前記制約条件を満たす前記制御
変数の全てで実行される物流最適化システムを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最適化のシミュレ
ーションに関する。
【0002】
【従来の技術】製造工場などの製造業務や倉庫などの荷
受業務では、複数の作業工程が組み合わさって一つの業
務を遂行している。それぞれの工程における作業時間
は、その作業に使用する設備、投入される作業員の人数
等により大きく異なる。すなわち、それらの組合せによ
って作業効率が大きく変動するので、個々の作業を効率
化しただけでは不充分である。従って、作業効率の向上
や工期の短縮、コスト削減等のためには、各作業工程に
おける設備の最適化や作業員の配分の最適化等の各種最
適化が必要である。
【0003】従来、そのような最適化に関しては、生産
や荷受等の業務における人、製品、使用される設備等の
流れ(配置)に関するシミュレーション(以下「物流シ
ミュレーション」という)を行なっていた。図3に従来
法での物流シミュレーションの流れを示す。まず、シミ
ュレーションに必要な物流パラメータ(各作業工程での
作業員の人数、平均作業時間、設備の数など)を決定す
る(S201)。つぎに、決定した物流パラメータを予
め設定した物流モデルに代入し(S202)、シミュレ
ーションを実行する(S203)。そして、結果につい
て評価を行なう(S204)。評価方法は、例えば、作
業員の総人数、工期のなどの削減の大きさ、作業効率の
向上の程度などを調べる。結果が要求を満足しない場合
には、再度、S201からシミュレーションを繰り返
す。
【0004】この方法には、以下のような問題があっ
た。通常、物流パラメータが多く存在し、多変数パラメ
ータでのスタディとなるので、シミュレーション回数が
非常に多くなる傾向にある。また、実際の工程では複数
の作業プロセスが同時進行することから、シミュレーシ
ョン自体も複雑となる。そのため、最適解を一意に求め
ることが困難である。従って、最適な設計を導き出すの
に長時間を要することになる。その場合、製品のバリエ
ーションが多く、作業工程の見直しを頻繁に行なう必要
のある製品については、見直しの毎に最適解を求める必
要があり、時間がかかり納期やコストの面で問題となっ
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、短い時間でシミュレーションの結果を求めることが
可能な物流最適化システム及び物流最適化方法を提供す
ることである。
【0006】また、本発明の別の目的は、シミュレーシ
ョンの最適解が一意に求めることが可能な物流最適化シ
ステム及び物流最適化方法を提供することである。
【0007】また、本発明の別の目的は、シミュレーシ
ョンにおける複数のパラメータの最適化を同時に行なう
ことが可能な物流最適化システム及び物流最適化方法を
提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、シミュレーショ
ンに用いる制約条件の変更が容易である物流最適化シス
テム及び物流最適化方法を提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的は、物流の状況が変
わっても、その変更を容易にシミュレーションに反映さ
せることが可能な物流最適化システム及び物流最適化方
法を提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、シミュレーショ
ンに用いるパラメータを減らすことが可能な物流最適化
システム及び物流最適化方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するための
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
【0012】上記課題を解決するために、本発明の物流
最適化システムは、変数を特定し、前記変数と前記変数
の条件を入力するための入力部(図2、1)と、シミュ
レーションモデルに基づいてシミュレーションを実行す
るモデル部(図2、3)と、前記変数の最適化を行なう
最適化部(図2、4)とを具備している。そして、前記
モデル部(図2、3)は、前記シミュレーションモデル
に関わる変数である制御変数と、前記制御変数の範囲を
制約する条件である制約条件とに基づいて、前記シミュ
レーションモデルによりシミュレーションを実行し、目
的関数値を計算する。次に、前記最適化部(図2、4)
は、前記目的関数値がその時点で最適ならばその値を最
適解とし、前記目的関数値と前記制約条件とに基づい
て、前記制御変数の新な値を選択する最適化処理を実行
する。そして、前記シミュレーションと前記最適化処理
とは、前記制約条件を満たす前記制御変数の全てについ
て実行される。
【0013】また、本発明の物流最適化システムは、前
記制約条件を満たす前記制御変数の全てについて実行さ
れる前記シミュレーションと前記最適化処理とが、予め
設定した演算時間内に完了しない場合、前記演算時間の
終了時点での前記最適解を最適解とする。
【0014】また、本発明の物流最適化システムは、前
記シミュレーションモデルが、物流に関するモデルであ
る。
【0015】また、本発明の物流最適化システムは、前
記シミュレーションモデルが、貨物の配置に関するモデ
ルである。
【0016】更に、本発明の物流最適化システムは、前
記シミュレーションモデルが、製造工程に関するモデル
である。
【0017】上記課題を解決するために、本発明の物流
最適化方法は、シミュレーションモデルに関わる変数で
ある制御変数を特定し、前記制御変数と前記制御変数の
範囲を制約する条件である制約条件とを入力するステッ
プと、前記制御変数と前記制約条件とに基づいて、前記
シミュレーションモデルによりシミュレーションを実行
し、目的関数値を計算するステップと、前記目的関数値
がその時点で最適ならばその値を最適解とするステップ
と、前記目的関数値と前記制約条件とに基づいて、前記
制御変数の新な値を選択する最適化処理を実行するステ
ップと、前記シミュレーション及び前記最適化処理の結
果を表示するステップとを具備する。
【0018】上記課題を解決するために、本発明の物流
最適化のプログラムは、シミュレーションモデルに関わ
る変数である制御変数と、前記制御変数の範囲を制約す
る条件である制約条件とに基づいて、前記シミュレーシ
ョンモデルによりシミュレーションを実行し、目的関数
値を計算するステップと、前記目的関数値がその時点で
最適ならばその値を最適解とするステップと、前記目的
関数値と前記制約条件とに基づいて、前記制御変数の新
な値を選択する最適化処理を実行するステップと、3つ
の前記ステップを、前記制約条件を満たす前記制御変数
の全てについて実行するステップと、前記シミュレーシ
ョン及び前記最適化処理の結果を表示するステップとを
実行する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明である物流最適化シ
ステムの実施の形態に関して、添付図面を参照して説明
する。まず、本発明の基本的な考え方について説明す
る。図1(a)及び(b)は、本発明である物流最適化
システムにおける物流シミュレーションの概念を示して
いる。以下に、その構成について説明する。図1(a)
を参照して、制御変数は、物流シミュレーションにおい
て制御される変数である。この制御変数を変化させ、そ
れぞれの変数の組において、物流シミュレーションを行
ない、最適な変数の組を求める。図1(a)では、制御
変数が3つであるが、一つ以上であれば、更に多くても
良い。制約条件フィルターは、制御変数を制御する際
に、制御変数の変化の範囲を制限する制約条件の集合で
ある。制約条件により、制御変数の変化させるべき範囲
が限定されるので、シミュレーションの範囲も限定する
ことが出来る。よって、シミュレーションを短期間で行
なうことが出来、解を一意に求めることが可能となる。
制約条件については、一つから複数まで設定するが可能
である。物流モデルは、対象となる実在の事象を模倣
し、シミュレーションを行うことを可能にするシミュレ
ーションモデルである。後述の最適化フレームワークと
適合できるように作成される。最適化モデルの目的設定
とは、上記制約条件の下で物流モデルに基づくシミュレ
ーションをするに際しての、目標となる目的関数(又は
評価関数)の設定である。目的関数は、制御変数の関数
であり、目的関数の値(目的関数値)を最適化するのが
シミュレーションの目標である。例えば、制御変数であ
る各工程の作業員の数を最適化して、目的関数値である
生産コスト=f(各工程の作業員の数)を最小化(最適
化)する、というような場合の生産コストを表す関数の
設定である。
【0020】次に、図1(b)を参照して、物流モデル
は、上述の物流モデルである。最適化フレームワーク
は、前述の物流モデルからの最適化モデルの目的関数と
前述の制約条件に基づいて、制御変数を変化させ、最適
な目的関数の値に対応する最適な制御変数を導き出す最
適化処理を行う最適化ツール(プログラム)である。シ
ミュレーションフレームワークは、物流モデルと最適化
フレームワークとを用いてシミュレーションを実際に行
なうプログラムである。シミュレーションに際して、物
流モデルでの目的関数の計算と、最適化フレームワーク
を用いた制御変数の決定を繰り返し行い、最適化問題の
最適解を求める。
【0021】次に、物流シミュレーションの流れを、図
1及び図4を参照して説明する。まず、制御変数を設定
する(S101)。制御変数は、実際の物流プロセスに
おいて、変化可能な物を用いる。制御変数は1つ以上
で、通常複数である。次に、制約条件を決定する(S1
02)。制約条件は、実際の物流プロセスにおいて考慮
する必要の無い制御変数の範囲や制御条件、あるいは、
逆に必要不可欠で必ず考慮しなければならない制御変数
の範囲や制御条件などに基づいて決定する。続いて、物
流モデルにおいて、目的関数を設定する。(S10
3)。目的関数は、物流シミュレーションにおいて最適
化したい値について、その値を計算する計算式を目的関
数として設定する。次に、最適化ツールにおいて、制御
変数の中から決定変数を設定し、S102にて決定され
た制御変数(決定変数)に関する制約条件を最適化ツー
ルに設定する(S104)。そして、シミュレーション
を開始する(S105)。
【0022】シミュレーションにおいては、図1(b)
に示すように物流モデルと最適化フレームワーク(最適
化ツール)との間で、計算と情報の受け渡しを行ない、
複数回のシミュレーションを行うことにより、結果を導
き出す。個々のシミュレーション結果は表示部2におい
て、グラフ形式及び表形式のような方法で表示される。
具体的には、まず、シミュレーションフレームワーク
は、物流モデルに基づいて、制御変数の初期設定値に基
づいてシミュレーションを行ない、目的関数を計算し、
その結果である目的関数値を求める。最適化フレームワ
ークは、その目的関数値と制御変数の値とに基づいて、
新たに制御変数を計算(この時、制御変数の計算は、制
約条件の範囲内で行なわれる)する。新たに制御変数
(の組)は、前の制御変数(の組)とは一致せず、かつ
制約条件を満たす。シミュレーションフレームワーク
は、計算された制御変数に基づいて、物流モデルにおい
て、シミュレーションを行ない、目的関数値を再計算す
る。最適化フレームワークは、その再計算された目的関
数値が、その時点で最適ならばその値を最適解(その制
御変数を最適値)とし、その再計算された目的関数値と
計算された制御変数の値とに基づいて新たに制御変数を
再計算する(最適化処理)。再計算された制御変数(の
組)は、それまでの制御変数(の組)とは一致せず、か
つ制約条件を満たす。以下、このシミュレーションフレ
ームワークと最適化フレームワークとが行うプロセスを
繰り返し、制約条件を満たす全ての制御変数においてプ
ロセスが終了した段階で、物流シミュレーションを終了
する。そして、その終了時点での最適解を物流シミュレ
ーションの目標値(=最適解)とし、制御変数の最適値
はその時の値となる。
【0023】従来型の物流シミュレーションにおいて
は、各変数に対して制約条件を入れてシミュレーション
を行なうことはしていない。シミュレーション結果が得
られた後、その結果の中で、制約条件を満たす解を計算
し、選択するという方法がとられていた。従って、シミ
ュレーション回数が多くなり、時間がかかり、最適解が
一意に求まらなかった。しかし、本発明では、上述のよ
うに、物流シミュレーションの段階で既に制御変数に制
約条件フィルターをかけて、制御変数の範囲を制約して
いる。そして、制約の範囲内において最適化を行いなが
らシミュレーションを行なうことにより、短い期間で複
数の制約条件を満たす最適解を一意に求めることが出来
る。
【0024】なお、このシミュレーションフレームワー
クと最適化フレームワークとが行うプロセスを、予め時
間(以下「演算時間」という)を設定して行うことも可
能である。その場合、その演算時間内に、制約条件を満
たす全ての制御変数で上記プロセスが終了しなかった時
は、その演算時間終了時点での上記プロセスの結果を表
示する。その時点での最適解を最適解として、出力(表
示)する。また、何らかの理由で、上記プロセスが終了
しない場合にも、強制終了後、同様に結果を表示する。
【0025】(実施例1)では、本発明である物流最適
化システムの第一の実施の形態について、添付図面を参
照して説明する。本実施例において、組立生産ラインに
使用される物流シミュレーションを例に示して説明する
が、組立以外の生産ラインにおいても、適用可能であ
る。
【0026】まず、本発明である物流最適化システムの
第一の実施例の構成について、図2及び図5を参照して
説明する。図2は、本発明である物流最適化システムの
第一の実施の形態に関する構成図である。入力部1と、
表示部2と、モデル部3及び最適化部4を有するシミュ
レーション部5とを具備する。
【0027】入力部1は、物流シミュレーションにおい
て、制御変数及び制約条件、目的関数などを入力する端
末装置である。必要に応じて、シミュレーションに関わ
るその他の情報の入出力することも可能である。後述の
シミュレーション部5に含まれていても良い。表示部2
は、物流シミュレーションにおいて、途中経過や最終結
果のようなシミュレーションに関連する情報を表示する
表示装置である。後述のシミュレーション部5に含まれ
ていても良い。シミュレーション部5は、実際に物流シ
ミュレーションを行うサーバー及びデータベースであ
る。その内部にモデル部3及び最適化部4を有する。モ
デル部3は、物流モデルを有し、図1(b)におけるシ
ミュレーションフレームワークの役割も果たす。すなわ
ち、物流モデルと最適化フレームワークとを用いてシミ
ュレーションを実際に行ない、物流モデルでの目的関数
の計算と最適化フレームワークを用いた制御変数の決定
の繰り返しから、最適化問題の最適解を求める。最適化
部4は、最適化フレームワークを有し、図1(b)にお
ける最適化フレームワークの役割を実行する。つまり、
目的関数と制約条件に基づいて、制御変数を変化させ、
最適な目的関数の値に対応する最適な制御変数を導き出
す最適化処理を行う。
【0028】図5は、本実施例において物流シミュレー
ションに用いる組立生産ラインの物流モデルの構成を表
している。組立て部7、検査部8及び梱包部9を有する
生産ライン10を有する。部品の入力により組立て、検
査、梱包を行ない、出荷するプロセスを表している。組
立部7は、部品を受け取り、その部品から製品を組立て
るプロセスである。組立終了後、製品を検査部8へ向け
て送り出す。検査部8は、組立部7から受け取った製品
の検査を行なうプロセスである。検査終了後、製品を梱
包部9へ送り出す。また、検査が終了した製品のうちの
3割が再びライン(組立て部7の前)に戻される。梱包
部9は、検査部8から受け取った検査に合格した製品の
梱包を行なうプロセスである。梱包終了後、生産ライン
10から送り出される。また、各作業における、平均作
業時間、標準偏差のデータが、物流モデルに使用され
る。
【0029】次に、本発明である物流最適化システムの
第1の実施例の動作について、図2、図4〜図8を参照
して説明する。ここでは、最適化フレームワークとして
の最適化ツール(最適化プログラム)を用い、組立生産
ラインにおける作業時間を最小にするような作業員の各
部への配置を求める。作業員を増やせば作業時間が短く
なるが、作業員の稼働率が低下する可能性があるので、
稼働率を考慮して適切な人数を選ぶようにする。
【0030】本実施例においては、組立生産ラインの物
流モデルとして、図5の説明で述べた通り、組立部7、
検査部8及び梱包部9を有する生産ライン10を用い
る。シミュレーションプロセスは、図2、図4を参照し
て、まず、制御変数として、 ・組立部7で組立を行なう組立て作業員の人数 ・検査部8で検査を行なう検査作業員の人数 ・梱包部9で梱包を行なう梱包作業員の人数 を設定し、入力部1に入力する(S101)。次に、制
約条件として、 ・作業員の総数≦10人 ・組立作業員の平均作業効率≧70% を決定する(S102)。続いて、最適化したい値を算
出する目的関数を設定する。本実施例での物流シミュレ
ーションにより最適化を行う目的は、 ・総作業時間の最小化 ・組立作業員の平均作業効率≧70% である。従って、目的関数は、 ・総作業時間を計算する計算式 ・組立作業員の平均稼働率を計算する計算式 となる。それら目的関数を設定し、入力部1に入力する
(S103)。次に、最適化ツール(最適化フレームワ
ーク)の設定を行う(S104)。まず、制御変数であ
る各作業別の作業員の人数(組立作業員、検査作業員、
梱包作業員)を決定変数(決定すべき変数)とし、初期
値とS102で決定された決定変数の制約条件とを設定
し、入力部1に入力する。本実施例では、 ・初期値:組立作業員 2人、検査作業員 2人、梱包
作業員 3人 ・制約条件:全て1〜5人、 作業員総数≦10人 とする。ここで、作業員の人数に賃金を乗算すれば、コ
ストを考慮した式にすることが可能である。次に、目的
関数の各要素について設定を行う。本実施例では、 ・作業時間を最小化 ・組立て作業員の平均稼働率が≧70% を指定し、入力部1に入力する。
【0031】全ての条件を設定後、シミュレーション部
5においてシミュレーションを行なう(S105)。シ
ミュレーションにおいては、図2に示すようにモデル部
3と最適化部4との間で、計算と情報の受け渡しを行な
い、複数回のシミュレーションを行うことにより、結果
を導き出す。個々のシミュレーション結果は表示部2に
おいて、グラフ形式及び表形式のような方法で表示され
る。具体的には、まず、モデル部3は、制御変数(各工
程の作業員(組立て作業員、検査作業員、梱包作業員)
の人数)の初期設定値(2人、2人、3人)に基づいて
シミュレーションを行ない、目的関数を計算し、その結
果である目的関数値(作業時間、組立て作業員の平均稼
働率)を求める。最適化部4は、その目的関数値と制御
変数の値とに基づいて、制御変数を計算(この時、制御
変数の計算は、制御条件の範囲内(全て1〜5人、作業
員総数≦10人)で行なわれる)し、制約条件を満たす
制御変数(作業員の人数の組合せ)を算出する。モデル
部3は、計算された制御変数に基づいて物流モデルにお
いて、シミュレーションを行ない、目的関数値を再計算
する。最適化部4は、その再計算された目的関数値が、
その時点で最適ならばその値を最適解(その制御変数を
最適値)とし、その再計算された目的関数値と計算され
た制御変数の値とに基づいて、制約条件の範囲内におい
て制御変数を再計算する(最適化処理)。以下、このモ
デル部3と最適化部4とが行うプロセスを繰り返し、制
約条件を満たす全ての制御変数においてプロセスが終了
した段階で、物流シミュレーションを終了する。そし
て、その時点までの目的関数値のうち、目的関数の要求
(作業時間が最小、組立作業員の平均稼働率が70%以
上)を満たす最適解が目標値であり、その時の制御変数
(各工程の作業員(組立作業員、検査作業員、梱包作業
員)の人数)が最適値となる。
【0032】図6にシミュレーション結果を示す。横軸
はシミュレーション回数であり、縦軸は目的関数の計算
結果である目的関数値(全作業時間)である。本実施例
においては、全作業時間が、それまでの延べ196分
(その時、組立て作業員3人、検査作業員2人、梱包作
業員2人)から、132分(その時、組立て作業員3
人、検査作業員3人、梱包作業員4人)まで短くなって
おり、最適化が出来ていることが分かる。
【0033】本実施例での最適化の前後での、作業員の
平均稼働率について比較してみる。図7及び図8は、作
業員の稼働率が作業を行なうに連れて如何に変化するか
を計算した結果である。横軸は組立個数であり、縦軸は
作業員(組立作業員及び検査作業員)の稼働率である。
図7は、物流シミュレーションにより最適化を行なって
いない場合を示す。組立作業と検査作業は平均作業時間
は同じであるが、検査作業員の人数が1人少ないため、
検査に時間がかかり、組立作業員は途中で稼働率を落と
す必要が出て来ることが分かる。つまり、組立生産ライ
ン全体として、稼働率が低くなり、作業時間が多くかか
ることになる。一方、図8は、本実施例のシミュレーシ
ョンを行ない、その結果を組立生産ラインに適用した場
合である。全体的な稼働率は下がっているが、終始0.
7(70%)付近あるいはそれを超えた稼働率であり、
制約条件通りの結果が得られた。
【0034】本実施例において、制約条件を加えてシミ
ュレーションを行なっているので、シミュレーションを
行なうべきパラメーター(制御変数)を少なくすること
が出来る。それにより、シミュレーション回数が大幅に
減少し、時間が短時間で済む。そして、目的関数も同時
に計算しているので、シミュレーション終了時には、目
的関数の要求を満たす最適解である目標値を一意に求め
ることが出来、その時の制約条件を満たす制御変数も同
時に求めることが可能である。また、制約条件の変更は
入力時の条件を変更すれば良く極めて容易である。そし
て、最適化したい変数を、目的関数として導入すること
で、多くの最適化を同時に行なうことが可能となる。
【0035】(実施例2)続いて、本発明である物流最
適化システムの第二の実施の形態について、添付図面を
参照して説明する。本実施例において、外箱に小物を詰
める箱詰めの簡易物流モデルの物流シミュレーションを
例に示して説明するが、倉庫などの保管場所で物を保管
する場合や特定の広さ(大きさの)場所での物の配置の
ような場面においても、適用可能である。
【0036】まず、本発明である物流最適化システムの
第2の実施例の構成について、図2及び図9を参照して
説明する。図2は、本発明である物流最適化システムの
第一の実施の形態に関する構成図である。入力部1と、
表示部2と、モデル部3及び最適化部4を有するシミュ
レーション部5とを具備する。図2の各構成の機能に付
いては、実施例1と同様であるので、説明は省略する。
【0037】図9は、本実施例において物流シミュレー
ションに用いる外箱に小物を詰める箱詰めの簡易物流モ
デルの外箱と小物の構成を表している。外箱16と小物
11〜小物15とである。外箱16の中に、小物
11〜小物15を指定された順番に詰めて行く作業を
行ない、外箱に小物を最も効率良く詰め込むことが出来
る順番を決定するための物流シミュレーションを行な
う。図9は、小物11〜小物15及び外箱16を、
それらの上部から見た平面図である。それらを横から見
た場合、全て同じ高さ(厚み)を持っている(図示せ
ず)。小物11は、上から見た断面は、長さ縦4×横
4の正方形である。シミュレーションなので、長さの単
位は自由であるので、ここでは付記しないこととする。
小物12は、上から見た断面は、長さ縦6×横5の長
方形である。小物13は、上から見た断面は、長さ縦
2×横8の長方形である。小物14は、上から見た断
面は、長さ縦3×横6の長方形である。小物15は、
上から見た断面は、長さ縦8×横3の長方形である。外
箱16は、上から見た断面は、長さ縦8×横8の正方形
である。この中に、いくつかの小箱を詰めることが可能
である。
【0038】外箱16には、前方(図9下側)から、小
物11〜15を順に詰めて入れることとする。そし
て、小物11〜15を入れるに際は、図9に示した向
きのまま、回転せずにそもまま外箱に16に入れるもの
とする。入れることが出来る小物の決定は、小物を選択
する順番が大きく影響する。本実施例では、5種類の検
索パターンを準備し、その中でどのパターンで小箱を詰
め、配置するのが面積効率(本来は立体なので体積効率
であるが、高さ(厚み)は小物11〜小物15と外
箱16とは同一であるので、面積効率で評価しても同一
の結果が得られるので、面積効率で評価する)が最大に
なるかを評価する。面積効率とは、外箱(の面積)に占
める小物(の面積)の割合である。準備した検索パター
ンは以下の5種類である。数字は、 (1)小箱11−小箱12−小箱13−小箱14−小箱15 (2)小箱15−小箱14−小箱13−小箱12−小箱11 (3)小箱13−小箱14−小箱15−小箱11−小箱12 (4)小箱12−小箱13−小箱14−小箱15−小箱11 (5)小箱14−小箱13−小箱12−小箱11−小箱15 本来は組み合わせの問題なので、120通りのパターン
が考えられるが、今回はモデルでの実験として、上記の
5種類のみとした。
【0039】次に、本発明である物流最適化システムの
第2の実施例の動作について、図2、図4、図9〜図1
1を参照して説明する。ここでは、最適化フレームワー
クとしての最適化ツール(最適化プログラム)を用い、
外箱16の中に、小物11〜小物15を指定された
順番に詰めて行く作業を行ない、外箱に小物を最も効率
良く詰め込む(面積効率を最大にする)ことが出来る検
索パターンを決定する。
【0040】本実施例における外箱に小物を詰める箱詰
めの簡易物流モデルは、図9の説明で述べた通り、外箱
16に小物11〜小物15を詰め込む作業に関する
ものである。シミュレーションプロセスは、図2、図4
を参照して、まず、制御変数として、 ・検索のパターン(小箱を詰める順番) (ただし、小物の大きさ:小物11 4×4、小物
12 6×5、小物13 2×8、小物14 3×
6、小物15 8×3、外箱16の大きさ:8×8
(図9参照)) を設定、入力部1に入力する(S101)。次に、制約
条件として、 ・検索のパターン(1)〜(5) の条件をつける(S102)。続いて、最適化したい値
を算出する目的関数を設定する。本実施例では、物流シ
ミュレーションにより最適化を行う目的は、 ・面積効率を最大化 である。従って、目的関数は、 ・面積効率を計算する計算式 となる。その目的関数を設定し、入力部1に入力する
(S103)。次に、最適化ツール(最適化フレームワ
ーク)の設定を行う(S104)。まず、制御変数であ
る小物11〜小物15の詰めこみ順序(検索パター
ン(1)〜(5))を決定変数(決定すべき変数)と
し、初期値とS102で決定された決定変数の制約条件
とを設定し、入力部1に入力する。本実施例では、 ・初期値:検索パターン(1) ・制約条件:検索パターン(1)〜(5) 次に、目的関数の要素について設定を行う。本実施例で
は、 ・面積効率を最大化 を指定し、入力部1に入力する。
【0041】全ての条件を設定後、シミュレーション部
5においてシミュレーションを行なう(S105)。シ
ミュレーションにおいては、図2に示すようにモデル部
3と最適化部4との間で、計算と情報の受け渡しを行な
い、複数回のシミュレーションを行うことにより、結果
を導き出す。個々のシミュレーション結果は表示部2に
おいて、グラフ形式及び表形式のような方法で表示され
る。具体的には、まず、モデル部3は、制御変数(検索
パターン)の初期設定値(検索パターン(1)小箱1
1−小箱12−小箱13−小箱14−小箱1
5)に基づいてシミュレーションを行ない、目的関数を
計算し、その結果である目的関数値(面積効率)を求め
る。最適化部4は、その目的関数値と制御変数の値とに
基づいて、制御変数を計算(この時、制御変数の計算
は、制御条件の範囲内で行なわれる)し、制約条件を満
たす制御変数(検索パターン)を算出する。本実施例で
は、検索パターンが(1)〜(5)の5種類に限定され
て入るため、制御変数の計算はせず、次の検索パターン
(2)を出力する。モデル部3は、出力された制御変数
(検索パターン(2))に基づいて物流モデルにおい
て、シミュレーションを行ない、目的関数値を再計算す
る。最適化部4は、その再計算された目的関数値が、そ
の時点で最適ならばその値を最適解(その制御変数を最
適値)とし、その再計算された目的関数値と計算された
制御変数の値とに基づいて、制約条件の範囲内において
制御変数を再計算(本実施例では、次の検索パターン
(3)を出力)する(最適化処理)。以下、このモデル
部3と最適化部4とが行うプロセスを繰り返し、制約条
件を満たす全ての制御変数においてプロセスが終了した
段階(本実施例では、検索パターン(1)〜(5)につ
いて全て計算が行なわれた時点)で、物流シミュレーシ
ョンを終了する。そして、その時点までの目的関数値の
うち、目的関数の要求(面積効率が最大)を満たす最適
解が目標値であり、その時の制御変数(検索パターン)
が最適値となる。
【0042】図10に物流シミュレーションの結果を示
す。横軸はシミュレーション回数であり、縦軸は目的関
数の計算結果である目的関数値(面積効率)である。そ
の結果、面積効率の最大値は、0.844(84.4
%)(その時、検索パターン(2))となることが判明
した。
【0043】本実施例の最適化を行なわない場合、通常
の物流シミュレーションでは、以下のプロセスになる。
図11を参照して、まず、5種類の検索パターンについ
て、シミュレーションを行なう。図11(a)は、検索
パターン(1)の結果である。斜線部は小物が入ってい
ない領域を示す。面積効率は50.0%である。図11
(b)は、検索パターン(2)の結果であり、面積効率
は84.4%である。図11(c)は、パターン(3)
の結果であり、面積効率は53.1%である。図11
(d)は、検索パターン(3)の結果であり、面積効率
は71.9%である。図11(e)は、検索パターン
(5)の結果であり、面積効率は53.1%である。以
上の結果を求めた後、面積効率が最大となるパターンの
解析を行なう。その結果、面積効率が最大となるパター
ンは、パターン(2)であり、その時の面積効率が8
4.4%と求まる。すなわち、最適化を行なわない通常
のシミュレーションでは、どのパターンが最適化を判断
する為には、その設定をその都度変更し、結果を得て、
しかる後、最大面積効率を示すパターンを解析し、決定
することになる。従って、時間がかかることになる。
【0044】本実施例の場合には、検索パターンが5種
類なので、最適化を行なった場合とそうでない場合で
は、大きな時間差が出難いが、120通りのパターン全
てを行なった場合、外箱16が更に大きく小箱の種類が
更に多い場合、あるいは、倉庫における荷物の保管の問
題へ応用した場合などには、本実施例の最適化の効果が
より顕著に現れる。すなわち、制約条件を加えてシミュ
レーションを行なっているので、シミュレーションを行
なうべきパラメーター(制御変数)を少なくすることが
出来、シミュレーションが短時間で済む。そして、目的
関数も同時に計算しているので、シミュレーション終了
時には、目的関数の要求を満たす最適解である目標値を
一意に求めることが可能である。
【0045】(実施例3)続いて、本発明である物流最
適化システムの第三の実施の形態について、添付図面を
参照して説明する。本実施例において、船体の部品用の
製造ラインに使用される物流シミュレーションを例に示
して説明するが、他の製品の製造・生産・作業ラインに
おいても、適用可能である。
【0046】まず、本発明である物流最適化システムの
第3の実施例の構成について、図2及び図12を参照し
て説明する。図2は、本発明である物流最適化システム
の第三の実施の形態に関する構成図である。入力部1
と、表示部2と、モデル部3及び最適化部4を有するシ
ミュレーション部5とを具備する。図2の各構成の機能
に付いては、実施例1と同様であるので、説明は省略す
る。
【0047】図12は、本実施例において物流シミュレ
ーションに用いる製造ラインの物流モデルの構成を表し
ている。前処理部17、箱取付部部18、メンブレン取
付19、仮溶接部20、手溶接部21、自動溶接部22
を有する製造ライン23である。船体の部品の製造工程
において、ある部品の入力により箱等の取付け、溶接等
を行ない、別の製造工程へ移すプロセスを表している。
前処理部17は、部品の製造にあたり部品の前処理を行
うプロセスである。前処理の終了後、箱取付部18へ送
り出される。箱取付部18は、部品を受け取り、その部
品に箱を取り付けるプロセスをである。取付終了後、製
品をメンブレン取付部19へ向けて送り出す。メンブレ
ン取付部19は、箱取付部18から受け取った製品にメ
ンブレンを取り付けるプロセスである。取付終了後、製
品を仮溶接部20へ向けて送り出す。仮溶接部20は、
メンブレン取付部19から受け取った製品について、取
り付けられたものを仮溶接するプロセスである。仮溶接
終了後、手溶接部21へ向けて送り出す。手溶接部21
は、仮溶接部20から受け取った製品について、仮溶接
されたもののうち自動で本溶接できない個所を手動で本
溶接するプロセスである。手溶接終了後、自動溶接部2
2へ向けて送り出す。自動溶接部22は、手溶接部21
から受け取った製品について、仮溶接されたものを自動
で本溶接するプロセスである。自動溶接終了後、次の工
程(図示せず)へ向けて送り出す。また、各作業におけ
る、平均作業時間、標準偏差のデータが、物流モデルに
使用される。
【0048】次に、本発明である物流最適化システムの
第3の実施例の動作について、図2、図4、図13を参
照して説明する。ここでは、最適化フレームワーク5と
しての最適化ツール(最適化プログラム)を用い、船体
の部品用の製造ラインにおける工期を最小にするような
月毎の職種別作業員人数を求める。作業員を増やせば工
期が短くなるが、作業員の稼働率が低下する可能性があ
るので、稼働率を考慮して適切な人数を選ぶようにす
る。
【0049】本実施例においては、船体の部品用の製造
ラインの物流モデルは、図12の説明で述べた通り、前
処理部17、箱取付部18、メンブレン取付部19、仮
溶接部20、手溶接部21、自動溶接部22、を有する
製造ライン23を用いる。シミュレーションプロセス
は、図2、図4を参照して、まず、制御変数として、 ・前処理部17で前処理を行う前処理作業員の人数 ・箱取付部18で箱取付を行う箱取付作業員の人数 ・メンブレン取付部19でメンブレン取付を行うメンブ
レン取付作業員の人数 ・仮溶接部20で仮溶接を行う仮溶接作業員の人数 ・手溶接部21で手溶接を行う手溶接作業員の人数 ・自動溶接部22で自動溶接を行う自動溶接作業員の人
数 を設定し、入力部1に入力する(S101)。次に、制
約条件として、 ・月毎の職種別作業員人数の総数の最高≦延べ60人 を決定する(S102)。続いて、最適化したい値を算
出する目的関数を設定する。本実施例での物流シミュレ
ーションにより最適化を行う目的は、 ・工期の最小化 である。従って、目的関数は、 ・工期を計算する計算式 となる。それら目的関数を設定し、入力部1に入力する
(S103)。次に、最適化ツール(最適化フレームワ
ーク)の設定を行う(S104)。まず、制御変数であ
る職種別作業員の人数(前処理作業員、箱取付作業員、
メンブレン取付作業員、仮溶接作業員、手溶接作業員、
自動溶接作業員)を決定変数(決定すべき変数)とし、
初期値とS102で決定された決定変数の制約条件とを
設定し、入力部1に入力する。本実施例では、 ・初期値:前処理作業員 10人、箱取付作業員 19
人、メンブレン取付作業員 5人、仮溶接作業員 5
人、手溶接作業員 5人、自動溶接作業員 5人 ・制約条件:前処理作業員 2〜45人、箱取付作業員
2〜25人、メンブレン取付作業員 2〜15人、仮
溶接作業員 2〜15人、手溶接作業員 2〜15人、
自動溶接作業員 2〜15人、月毎の職種別作業員人数
の総数≦延べ60人 とする。ここで、作業員の人数に賃金を乗算すれば、コ
ストを考慮した式にすることが可能である。次に、目的
関数の要素について設定を行う。本実施例では、 ・工期の最小化 を指定し、入力部1に入力する。
【0050】全ての条件を設定後、シミュレーション部
5においてシミュレーションを行なう(S105)。シ
ミュレーションにおいては、図2に示すようにモデル部
3と最適化部4との間で、計算と情報の受け渡しを行な
い、複数回のシミュレーションを行うことにより、結果
を導き出す。個々のシミュレーション結果は表示部2に
おいて、グラフ形式及び表形式のような方法で表示され
る。具体的には、まず、モデル部3は、制御変数(前処
理部17、箱取付部18、メンブレン取付部19、仮溶
接部20、手溶接部21、自動溶接部22での職種別作
業員の人数)の初期設定値(各工程それぞれ5人、19
人、5人、5人、5人、5人、)に基づいてシミュレー
ションを行ない、目的関数を計算し、その結果である目
的関数値(工期)を求める。最適化部4は、その目的関
数値と制御変数の値とに基づいて、制御変数を計算(こ
の時、制御変数の計算は、制御条件の範囲内(各工程そ
れぞれ2〜15人、2〜45人、2〜25人、2〜15
人、2〜15人、2〜15人、月毎の職種別作業員人数
の総数<=延べ60人)で行なわれる)し、制約条件を
満たす制御変数(職種別作業員の人数の組合せ)を算出
する。モデル部3は、計算された制御変数に基づいて物
流モデルにおいて、シミュレーションを行ない、目的関
数値を再計算する。最適化部4は、その再計算された目
的関数値が、その時点で最適ならばその値を最適解(そ
の制御変数を最適値)とし、その再計算された目的関数
値と計算された制御変数の値とに基づいて、制約条件の
範囲内において制御変数を再計算する(最適化処理)。
以下、このモデル部3と最適化部4とが行うプロセスを
繰り返し、制約条件を満たす全ての制御変数においてプ
ロセスが終了した段階で、物流シミュレーションを終了
する。そして、その時点までの目的関数値のうち、目的
関数の要求(工期の最小化)を満たす最適解が目標値で
あり、その時の制御変数(職種別作業員(前処理作業
員、箱取付作業員、メンブレン取付作業員、仮溶接作業
員、手溶接作業員、自動溶接作業員)の人数)が最適値
となる。
【0051】図13に物流シミュレーション結果を示
す。横軸はシミュレーション回数であり、縦軸は目的関
数の計算結果である目的関数値(工期)である。本実施
例においては、工期が、それまでの3384時間(前処
理部17、箱取付部18、メンブレン取付部19、仮溶
接部20、手溶接部21、自動溶接部22のそれぞれの
工程において5人、19人、5人、5人、5人、5人)
から、2304時間(それぞれの工程において10.5
人、19.3人、6.7人、6.9人、6.0人、5.
0人)まで短くなっており、最適化が出来ていることが
分かる。
【0052】本実施例において、制約条件を加えてシミ
ュレーションを行なっているので、シミュレーションを
行なうべきパラメーター(制御変数)を少なくすること
が出来、シミュレーションが短時間で済む。そして、目
的関数も同時に計算しているので、シミュレーション終
了時には、目的関数の要求を満たす最適解である目標値
を一意に求めることが出来る。また、大規模な製造プロ
セスにおいては、最適化すべき値が多く存在する場合も
あるが、そのような最適化したい値を目的関数として導
入することで、多くの最適化を同時に行なうことが可能
となる。そして、本発明により、本実施例の製造工程の
最適化設計においては、従来の最適化設計の方法に比較
して、その効率を60%向上することが出来た。
【0053】(実施例4)続いて、本発明である物流最
適化システムの第四の実施の形態について、添付図面を
参照して説明する。本実施例において、港湾の物流シス
テムに用いる物流シミュレーションを例に示して説明す
るが、ターミナルを有する倉庫などの保管場所で、移動
体により、物を受け取り保管する場合のような場面にお
いても、適用可能である。
【0054】まず、本発明である物流最適化システムの
第4の実施例の構成について、図2及び図14を参照し
て説明する。図2は、本発明である物流最適化システム
の第四の実施の形態に関する構成図である。入力部1
と、表示部2と、モデル部3及び最適化部4を有するシ
ミュレーション部5とを具備する。図2の各構成の機能
に付いては、実施例1と同様であるので、説明は省略す
る。
【0055】図14は、本実施例においてシミュレーシ
ョンに用いる港湾の物流システムにおける物流モデルの
構成を表している。AGV(Automatic Gu
ided Vehicle)24(−1〜3)、クレー
ン25(−1〜3)、船26、倉庫27(−1〜3)、
AGVの経路28から成る。港湾での物流において、着
桟した船26の荷物をクレーン25を使ってAGV24
上に荷降ろしを行ない、AGV24が倉庫27へ荷物を
収めるプロセスを行なう。AGV24(−1〜3)は、
クレーン25から荷物を受け取り、指示された倉庫27
まで軌道(AGVの経路28)上を自動走行し、倉庫2
7にて人手または自動で荷物を降ろす、輸送用の自動走
行車である。図中、3台が例示してあるが、3台に限る
ものではなく、シミュレーションの結果により決定す
る。AGV24の移動速度、荷物の積み下ろしの平均作
業時間、バッテリーの平均充電時間、それらの標準偏差
のデータが、物流モデルに使用される。クレーン25
(−1〜3)は、船26上の荷物を持ち上げ、クレーン
25を隔てて船26と反対側に待機しているAGV24
(−1〜3)へ荷物を降ろすクレーンである。図中、3
基が例示してあるが、3基に限るものではなく、シミュ
レーションの結果により決定する。クレーン25の荷物
の積み下ろしの平均作業時間、その標準偏差のデータ
が、物流モデルに使用される。船26は、他の場所で荷
物を積載して輸送し、港でクレーン25(−1〜3)に
より荷降ろしを行なう船である。倉庫27(−1〜3)
は、船26が輸送してきた荷物を保管しておく倉庫であ
る。人手または自動で荷物が降ろされ、内部に保管され
る。AGVの経路28は、AGV24が移動する為に参
照する軌道である。
【0056】次に、本発明である物流最適化システムの
第4の実施例の動作について、図2、図4、図14を参
照して説明する。ここでは、最適化フレームワークとし
ての最適化ツール(最適化プログラム)を用い、荷降ろ
し開始から倉庫へ運び終わるまでの輸送作業時間を最小
にするクレーンの台数及びAGVの台数を求める。クレ
ーン及びAGVを増やせば作業時間が短くなるが、それ
らの稼働率が低下し、コストが増加する可能性があるの
で、それらを考慮して適切な台数を選ぶようにする。
【0057】本実施例においては、港湾の物流システム
に用いる物流モデルとして、図14の説明で述べた通
り、AGV(Automatic Guided Ve
hicle)24(−1〜3)、クレーン25(−1〜
3)、船26、倉庫27(−1〜3)、AGVの経路2
8を有する港湾の物流システムを用いる。シミュレーシ
ョンプロセスは、図2、図4を参照して、まず、制御変
数として、 ・クレーンの台数 ・AGVの台数 を設定、入力部1に入力する(S101)。次に、制約
条件として、 ・クレーン稼働率≧60% ・AGV稼働率≧80% ・クレーン≧2基 ・コスト≦5000万円 (但し、クレーン1000万円/基、AGV700万円
/台)を決定する(S102)。続いて、最適化したい
値を算出する目的関数を設定する。本実施例での物流シ
ミュレーションにより最適化を行う目的は、 ・荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるまでの時間
の最小化 である。従って、目的関数は、 ・荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるまでの時間
を計算する計算式となる。それら目的関数を設定し、入
力部1に入力する(S103)。次に、最適化ツール
(最適化フレームワーク)の設定を行う(S104)。
まず、制御変数であるクレーンの台数及びAGVの台数
を決定変数(決定すべき変数)とし、初期値とS102
で決定された決定変数の制約条件とを設定し、入力部1
に入力する。本実施例では、 (但し、クレーン1000万円/基、AGV700万円
/台)とする。次に、目的関数の要素について設定を行
う。本実施例では、 ・荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるまでの時間
の最小化 を指定し、入力部1に入力する。
【0058】全ての条件を設定後、シミュレーション部
5においてシミュレーションを行なう(S105)。シ
ミュレーションにおいては、図2に示すようにモデル部
3と最適化部4との間で、計算と情報の受け渡しを行な
い、複数回のシミュレーションを行うことにより、結果
を導き出す。個々のシミュレーション結果は表示部2に
おいて、グラフ形式及び表形式のような方法で表示され
る。具体的には、まず、モデル部3は、制御変数(クレ
ーンの台数及びAGVの台数)の初期設定値(それぞれ
2基及び2台)に基づいてシミュレーションを行ない、
目的関数の計算を行ない、その結果である目的関数値
(荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるまでの時
間)を求める。最適化部4は、その目的関数値と制御変
数の値とに基づいて、制御変数を計算(この時、制御変
数の計算は、制御条件の範囲内(クレーン稼働率≧60
%、AGV稼働率≧80%、クレーン≧2基、コスト≦
5000万円(クレーン1000万円/台、AGV70
0万円/台))で行なわれる)し、制約条件を満たす制
御変数(クレーンの台数及びAGVの台数)を算出す
る。モデル部3は、計算された制御変数に基づいて物流
モデルにおいて、シミュレーションを行ない、目的関数
値を再計算する。最適化部4は、その再計算された目的
関数値が、その時点で最適ならばその値を最適解(その
制御変数を最適値)とし、その再計算された目的関数値
と計算された制御変数の値とに基づいて、制約条件の範
囲内において制御変数を再計算する(最適化処理)。以
下、このモデル部3と最適化部4とが行うプロセスを繰
り返し、制約条件を満たす全ての制御変数においてプロ
セスが終了した段階で、物流シミュレーションを終了す
る。そして、その時点までの目的関数値のうち、目的関
数の要求(荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるま
での時間が最小)を満たす最適解が目標値であり、その
時の制御変数(クレーンの台数及びAGVの台数)が最
適値となる。
【0059】図15に物流シミュレーション結果を示
す。横軸はシミュレーション回数であり、縦軸は目的関
数の計算結果である目的関数値(荷降ろし開始から荷物
を倉庫へ運び終わるまでの時間)である。本実施例にお
いては、荷降ろし開始から荷物を倉庫へ運び終わるまで
の時間が、1045時間(クレーン台数2基、AGV台
数2台)から760時間(クレーン台数2基、AGV台
数4台)まで短くなっており、最適化が出来ていること
が分かる。
【0060】本実施例において、制約条件を加えてシミ
ュレーションを行なっているので、シミュレーションを
行なうべきパラメーター(制御変数)を少なくすること
が出来、シミュレーションが短時間で済む。そして、目
的関数も同時に計算しているので、シミュレーション終
了時には、目的関数の要求を満たす最適解である目標値
を一意に求めることが出来る。また、大規模な港湾の物
流システムにおいては、エリアが複数あるなど、最適化
すべき値が多く、かつ制約条件が多い存在する場合もあ
るが、そのような場合でも、最適化したい値を目的関数
として導入し、また、制約条件を適切に導入することに
より、多くの最適化を同時に行なうことが可能となる。
【0061】
【発明の効果】本発明により、従来の方法に比較して、
極めて短い時間でシミュレーションの最適解を一意に求
めることが可能となる。
【0062】また、本発明により、様々な制約条件の下
で、複数のパラメータの最適化を同時に行なうことがで
き、制約条件の変更などの物流の状況が変わっても、そ
の変更を容易にシミュレーションに反映させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である物流最適化システムの物流シミュ
レーションの概念を示す構成図である。
【図2】本発明である物流最適化システムの実施の形態
の構成を示す構成図である。
【図3】従来のシミュレーション方法のプロセスを示す
フロー図である。
【図4】本発明である物流最適化システムの実施の形態
の動作を示すフロー図である。
【図5】本発明である物流最適化システムの実施の形態
における物流モデルの構成を示す構成図である。
【図6】本発明である物流最適化システムの実施の形態
におけるシミュレーション結果を示すグラフである。
【図7】最適化を行なわなかった時の作業員の稼働率を
示す図である。
【図8】本発明である物流最適化システムの実施の形態
におけるシミュレーション結果を利用した場合の作業員
の稼働率を示す図である。
【図9】本発明である物流最適化システムの他の実施の
形態における構成を示す構成図である。
【図10】本発明である物流最適化システムの他の実施
の形態におけるシミュレーション結果を示すグラフであ
る。
【図11】従来例を用いたシミュレーションの結果を示
す図である。
【図12】本発明である物流最適化システムの更に他の
実施の形態における構成を示す構成図である。
【図13】本発明である物流最適化システムの更に他の
実施の形態におけるシミュレーション結果を示すグラフ
である。
【図14】本発明である物流最適化システムの別の実施
の形態における構成を示す構成図である。
【図15】本発明である物流最適化システムの別の実施
の形態におけるシミュレーション結果を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 入力部 2 表示部 3 モデル部 4 最適化部 5 シミュレーション部 6 物流最適化システム 7 組立部 8 検査部 9 梱包部 10 生産ライン 11 小物 12 小物 13 小物 14 小物 15 小物 16 外箱 17 前処理部 18 箱取付部 19 メンブレン取付部 20 仮溶接部 21 手溶接部 22 自動溶接部 23 製造ライン 24−1〜3 AGV 25−1〜3 クレーン 26 船 27−1〜3 倉庫 28 AGVの経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変数を特定し、前記変数と前記変数の条件
    を入力するための入力部と、 シミュレーションモデルに基づいてシミュレーションを
    実行するモデル部と、 前記変数の最適化を行なう最適化部と、 を具備し、 前記モデル部は、前記シミュレーションモデルに関わる
    変数である制御変数と、前記制御変数の範囲を制約する
    条件である制約条件とに基づいて、前記シミュレーショ
    ンモデルによりシミュレーションを実行し、目的関数値
    を計算し、 前記最適化部は、前記目的関数値がその時点で最適なら
    ば前記目的関数値を最適解とし、前記目的関数値と前記
    制約条件とに基づいて、前記制御変数の新な値を選択す
    る最適化処理を実行し、 前記シミュレーションと前記最適化処理とは、前記制約
    条件を満たす前記制御変数の全てについて実行される、 物流最適化システム。
  2. 【請求項2】前記制約条件を満たす前記制御変数の全て
    について実行される前記シミュレーションと前記最適化
    処理とが、予め設定した演算時間内に完了しない場合、
    前記演算時間の終了時点での前記最適解を最適解とす
    る、 請求項1に記載の物流最適化システム。
  3. 【請求項3】前記シミュレーションモデルは、物流に関
    するモデルである、 請求項1又は2に記載の物流最適化システム。
  4. 【請求項4】前記シミュレーションモデルは、貨物の配
    置に関するモデルである、 請求項1又は2に記載の物流最適化システム。
  5. 【請求項5】前記シミュレーションモデルは、製造工程
    に関するモデルである、 請求項1又は2に記載の物流最適化システム。
  6. 【請求項6】シミュレーションモデルに関わる変数であ
    る制御変数を特定し、前記制御変数と前記制御変数の範
    囲を制約する条件である制約条件とを入力するステップ
    と、 前記制御変数と、前記制約条件とに基づいて、前記シミ
    ュレーションモデルによりシミュレーションを実行し、
    目的関数値を計算するステップと、 前記目的関数値がその時点で最適ならば前記目的関数値
    を最適解とするステップと、 前記目的関数値と前記制約条件とに基づいて、前記制御
    変数の新な値を選択する最適化処理を実行するステップ
    と、 前記シミュレーション及び前記最適化処理の結果を表示
    するステップと、 を具備する、 物流最適化方法。
  7. 【請求項7】シミュレーションモデルに関わる変数であ
    る制御変数と、前記制御変数の範囲を制約する条件であ
    る制約条件とに基づいて、前記シミュレーションモデル
    によりシミュレーションを実行し、目的関数値を計算す
    るステップと、 前記目的関数値がその時点で最適ならばその値を最適解
    とするステップと、 前記目的関数値と前記制約条件とに基づいて、前記制御
    変数の新な値を選択する最適化処理を実行するステップ
    と、 3つの前記ステップを、前記制約条件を満たす前記制御
    変数の全てについて実行するステップと、 前記シミュレーション及び前記最適化処理の結果を表示
    するステップと、 を実行するためのプログラム。
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