JP2002268906A - ソフトウェア書換方法およびそのシステム - Google Patents

ソフトウェア書換方法およびそのシステム

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JP2002268906A
JP2002268906A JP2001066410A JP2001066410A JP2002268906A JP 2002268906 A JP2002268906 A JP 2002268906A JP 2001066410 A JP2001066410 A JP 2001066410A JP 2001066410 A JP2001066410 A JP 2001066410A JP 2002268906 A JP2002268906 A JP 2002268906A
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machine
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function
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JP2001066410A
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Masahiko Umeda
昌彦 梅田
Seiichi Akiyama
征一 秋山
Masayuki Tanaka
雅之 田中
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業車のソフトウェア書換作業時間の短縮と
利便性を図るとともに、信頼性の向上を図る。 【解決手段】 作業車11から管理局14へのソフトウェア
変更要求があった場合に、管理局14から作業車11へ最適
な制御プログラムを送信し、作業車11のソフトウェアを
管理局14が保有する最適な制御プログラムにより書換え
る。その場合、管理局14から作業車11へ通信で問合せを
し、管理局14でソフトウェアの変更要否を判定する場合
は、制御プログラムの自動配信も可能であり、管理局14
から複数の機種の作業車11に最適な制御プログラムを一
斉に書込みできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械のソフトウェ
アを書換えるソフトウェア書換方法およびそのシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルなどの建設機械を生産する
段階で、生産途中から建設機械の組込みソフトウェアが
改良されて変更になった際には、改良の度合いによって
は既に市場に販売された建設機械のソフトウェアを書換
える必要がある。
【0003】このような場合、従来は、ディーラから書
換作業を担当する者が専用の書換装置と書換用ソフトウ
ェアを現地に持ち込み、現地の建設機械に直接接続し
て、ソフトウェア書換作業をする必要がある。また、ソ
フトウェアが複数回変更された場合には、その都度、同
様の作業を実施する必要がある。
【0004】例えば、特開平7−271409号公報に
示されるように、建設機械の制御装置に制御パラメータ
などの制御内容を書換えるための専用の書換装置を接続
し、この書換装置を用いて制御パラメータなどを制御装
置内のメモリに直接書込むものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の書
換装置は、個々の建設機械に対して、必要に応じてその
都度、書換作業をする者が書込み専用の書換装置とソフ
トウェアを現地の建設機械まで持参して、現地で建設機
械の制御装置に最新の最適なソフトウェアを書込むの
で、全ての建設機械についてソフトウェアを最適なもの
に書換える作業は容易でなく、作業時間や労力を要する
とともに、全ての建設機械のソフトウェア書換について
均一で高い信頼性を確保することは容易でない。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、個々の機械が自ら最適なソフトウェアを取得して
書換えることができるようにすることで、ソフトウェア
書換作業時間の短縮と利便性を図るとともに、信頼性の
向上を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、機械と管理局との間でなされる通信により、機械
のソフトウェアを管理局が保有する最適なソフトウェア
により書換えるソフトウェア書換方法であり、機械は、
従来のような書換作業者による書換作業を待つ必要がな
く、また特別な装置を必要とすることなく、管理局から
通信により最適なソフトウェアを取得できるので、ソフ
トウェア書換に要する作業の時間短縮と利便性を図れる
とともに、書換の均一性により機械の信頼性を向上でき
る。
【0008】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のソフトウェア書換方法において、管理局から複数の
機械へ通信問合せをして、管理局でソフトウェアの変更
要否を判定し、管理局からソフトウェア変更を要する機
械へ最適なソフトウェアを送信するものであり、管理局
側でソフトウェア書換対象の機械を予め判定して選別し
ておくから、管理局から複数の機械に最適なソフトウェ
アを自動配信で一斉に書込みできる。
【0009】請求項3に記載された発明は、請求項1ま
たは2記載のソフトウェア書換方法におけるソフトウェ
アが、機械の制御プログラムおよびデータを含むもので
あり、機械は、管理局から取得した最適な制御プログラ
ムおよびデータにより、最適な運転制御をできる。
【0010】請求項4に記載された発明は、請求項1乃
至3のいずれか記載のソフトウェア書換方法において、
ソフトウェアの書換が、予め設定された特定状態の発生
時に自動的になされるものであり、ソフトウェアの書換
時期などを管理する手間が省ける。
【0011】請求項5に記載された発明は、ソフトウェ
アを書換可能に記憶するとともに通信機能により外部か
ら新規のソフトウェアを取得可能の機械と、この機械で
書換可能の最適なソフトウェアを記憶し機械との通信機
能により保有する最適なソフトウェアを機械に送信して
書換える管理局とを具備したソフトウェア書換システム
であり、機械が管理局より最適なソフトウェアを直接取
得して書換えるので、書換作業者は媒体によるソフトウ
ェアの配布を待つ必要がなく、また特別な書込用の機器
やソフトウェアを携帯することなく、あるいは書換作業
者による書換作業をすることなく、機械は管理局から最
適なソフトウェアを通信により取得でき、ソフトウェア
書換に要する作業時間の短縮と利便性を図ることができ
るとともに、書換の均一性により機械の信頼性を向上で
きる。
【0012】請求項6に記載された発明は、請求項5記
載のソフトウェア書換システムにおいて、機械と管理局
との間の通信に用いられる通信衛星を具備したものであ
り、通信衛星を用いることで、管理局が保有する最適な
ソフトウェアにより、任意の遠隔地に位置する機械のソ
フトウェアを書換えることができる。
【0013】請求項7に記載された発明は、請求項5ま
たは6記載のソフトウェア書換システムにおけるソフト
ウェアが、機械の制御プログラムおよびデータを含むも
のであり、機械が管理局から取得した最適な制御プログ
ラムおよびデータにより、各機械に最適な運転制御が可
能となる。
【0014】請求項8に記載された発明は、請求項5乃
至7のいずれか記載のソフトウェア書換システムにおけ
る機械が、機械の運転状態を制御する機能と、管理局と
通信を確立しソフトウェア最新情報の問合せでソフトウ
ェア最新情報を参照する機能と、機械が既に保有してい
るソフトウェアを管理局が保有するソフトウェアへの変
更を判定する機能と、通信により管理局へ情報を送信す
るとともに管理局からの情報を受信して管理局から新規
のソフトウェアを取得する機能と、新規のソフトウェア
を書換可能な記憶装置に格納する機能とをそれぞれ有す
るプログラムを搭載し、管理局は、ソフトウェアを書込
み可能な記憶装置に格納する機能と、機械と通信を確立
しソフトウェア最新情報の問合せに応じてソフトウェア
最新情報を公開する機能と、機械に最適なソフトウェア
を検索する機能と、機械が既に保有しているソフトウェ
アを管理局が保有するソフトウェアヘの変更要否を判定
する機能と、通信により機械へ情報を送信するとともに
機械からの情報を受信して機械に新規のソフトウェアを
送信する機能とをそれぞれ有するソフトウェア書換シス
テムであり、個々の機械は、管理局からこれらの種々の
機能に関する最適なソフトウェアを取得して書換えるこ
とが可能となり、従来のような書換作業者による書換作
業を待つ必要がなく、また特別な装置を必要とすること
なく、管理局から取得した最適なソフトウェアに書換え
ることができるので、ソフトウェア書換に要する作業の
時間短縮と利便性を図れるとともに、書換の均一性によ
り機械の信頼性を向上できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら説明する。
【0016】図1に示されるように、機械としての例え
ば油圧ショベル、ブルドーザ、ローダなどの作業車11
は、制御装置および送受信装置を備え、外部と情報を送
受信可能の通信機能を有する。
【0017】また、これらの作業車11は、エンジンによ
り駆動される油圧ポンプを油圧源とする油圧回路を制御
して、各種油圧アクチュエータを作動し、走行および建
設機械作業などをする。エンジンおよび油圧回路やこれ
らを制御する電気・電子回路は、各種センサ、電磁弁お
よびスイッチを有する。
【0018】作業車11は、ソフトウェアに基づいて作動
するとともに、外部と情報を送受信する通信機能により
外部から新規のソフトウェアを取得可能であり、作業車
11から送信された信号は、通信衛星12を介する無線通信
および通信基地局13を介する有線または無線通信によ
り、管理局14に受信される。
【0019】ソフトウェアは、作業車11の制御プログラ
ムおよびデータを含むものであり、管理局14から取得し
た最適な制御プログラムおよびデータにより、作業車11
は最適な運転制御をできる。
【0020】管理局14は、様々な機種および号機の作業
車11に最適な最新の制御プログラムおよびデータを保有
し、作業車11との通信機能を有しており、作業車11から
送信されたソフトウェア変更要求信号を受信すると、保
有している情報の中から作業車11の機種および号機に応
じた最適な制御プログラムおよびデータを検索して、こ
れらの制御プログラムおよびデータを通信基地局13およ
び通信衛星12を介して作業車11に送信して、作業車11が
持っている制御プログラムおよびデータと書換えること
ができる。
【0021】図2に示されるように、作業車11は、制御
装置21を搭載している。この制御装置21は、中央処理装
置(CPU)と、リードオンリメモリ、ランダムアクセ
スメモリ、不揮発性メモリなどの書換可能の内部記憶装
置25とで構成され、コンピュータの機能を備えている。
【0022】この制御装置21には、機体各部のセンサお
よびキーボードやキーパッドなどの入力装置22が接続さ
れ、また、油圧回路制御用の電磁弁、CRТまたは液晶
型モニタなどの表示装置およびプリンタなどの出力装置
23が接続されている。また、制御装置21は、外部ハード
ディスクなどの書換可能の外部記憶装置24と接続されて
いる。記憶装置としての外部記憶装置24および内部記憶
装置25には、制御プログラムおよびデータが書換可能に
格納されている。
【0023】この制御装置21は、機体各部のセンサおよ
び油圧回路制御用の電磁弁などとの接続により作業車11
の動作を制御する運転機能を持つ制御プログラムと共
に、通信データの授受を制御する通信機能を持つ制御プ
ログラムを搭載しており、この制御装置21には、通信衛
星12との通信用の送受信装置26が接続されている。
【0024】すなわち、制御装置21の制御プログラム
(以下、「制御プログラム」は制御データも含む)とし
ては、作業車11の運転機能に関するものと、通信基地局
13および管理局14との通信機能に関するものとを有して
いる。
【0025】制御プログラムの運転機能としては、作業
車11の各部に取付けられたセンサからの検出信号や油圧
回路制御用の電磁比例弁を制御する制御信号などの入出
力信号を処理することにより、エンジンの回転速度を制
御する機能、エンジンで駆動される油圧ポンプの吐出流
量や圧力を制御する機能、作業モードを制御する機能
や、入力装置22からの入力信号を読込み判断する機能、
出力装置23への出力信号を送る機能などがある。
【0026】制御プログラムの通信機能としては、送受
信装置26を介して管理局14との通信を確立する機能、管
理局14へ問合せてソフトウェア最新情報を参照する機
能、管理局14に新規の制御プログラム送信要求をして管
理局14から送られた情報を記憶装置に読込む機能すなわ
ちダウンロード機能、新規の制御プログラムへの変更要
否を判定する機能、制御プログラム自身を新規の最適な
制御プログラムに書換える機能などがある。
【0027】データとしては、例えば、作業車11の稼働
時間、目標エンジン回転数や目標ポンプ流量などの最適
制御用データ、フィルタ交換時間やオイル交換時間など
の保用品警告データなどである。
【0028】一方、作業車11と通信衛星12および通信基
地局13を介して情報を交信する管理局14には、中央処理
装置およびメモリを有するコンピュータ本体31が設置さ
れ、このコンピュータ本体31には、キーボードやキーパ
ッドなどの入力装置32と、CRТまたは液晶型モニタな
どの表示装置およびプリンタなどの出力装置33と、記憶
装置としての外部ハードディスクなどの外部記憶装置34
とが接続され、また、内部ハードディスクなどの内部記
憶装置35が内蔵され、これらにより、コンピュータ36が
構成されている。
【0029】外部記憶装置34および内部記憶装置35は、
様々な機種および号機の作業車11でそれぞれ書換可能の
最適な制御プログラムおよびデータを保有している。
【0030】さらに、このコンピュータ本体31には、通
信データの授受を制御する管理局14側のモデムなどの送
受信装置38が接続され、一方、通信基地局13側には、管
理局14側の送受信装置38と送受信するためのモデムなど
の送受信装置41が設けられ、この送受信装置41には通信
衛星12と通信するための通信装置42が接続されている。
【0031】そして、管理局14のコンピュータ本体31と
作業車11の制御装置21の間は、通信情報を転送する通信
衛星12と通信基地局13を介する無線通信または通信基地
局13による地上波(直接波)の無線通信を使って、情報
の送受信をすることができる。
【0032】作業車11に搭載されたプログラムは、作業
車11の運転状態を制御する機能と、管理局14と通信を確
立しソフトウェア最新情報の問合せでソフトウェア最新
情報を参照する機能と、作業車11が既に保有しているソ
フトウェアを管理局14が保有するソフトウェアへの変更
を判定する機能と、通信により管理局14へ情報を送信す
るとともに管理局14からの情報を受信して管理局14から
新規のソフトウェアを取得する機能と、新規のソフトウ
ェアを書換可能な外部記憶装置24に格納する機能とをそ
れぞれ有する。
【0033】一方、管理局14は、ソフトウェアを書込み
可能な記憶装置34,35に格納する機能と、作業車11と通
信を確立しソフトウェア最新情報の問合せに応じてソフ
トウェア最新情報を公開する機能と、作業車11に最適な
ソフトウェアを検索する機能と、作業車11が既に保有し
ているソフトウェアを管理局14が保有するソフトウェア
ヘの変更要否を判定する機能と、通信により作業車11へ
情報を送信するとともに作業車11からの情報を受信して
作業車11に新規のソフトウェアを送信する機能とを有す
る。
【0034】通信の問合せに関しては、作業車11側から
管理局14側に最新情報を問合せて、作業車11がこの作業
車11に適合する最適な制御プログラムを取得する方法
と、管理局14側から作業車11に問合せて、管理局14が作
業車11に適合する最適な制御プログラムを送信する方法
の何れを採用しても良い。
【0035】また、制御プログラムの変更要否の判定に
関しては、作業車11側で判定する方法と、管理局14側で
判定する方法の何れを採用しても良い。
【0036】この方法により、特別なツールを持たず
に、また最新の制御プログラムが開発された後に短期間
に、休車時などの都合の良い時にいつでも、何回も、制
御プログラムの書換が可能となるので、作業時間の短縮
と利便性を図ることができる。
【0037】特に、管理局14側から複数の作業車11に問
合せて、管理局14が作業車11に適合する最適な制御プロ
グラムを送信する方法と、管理局14側で制御プログラム
の変更要否を判定する方法を採用する場合には、管理局
14側で制御プログラムの書換対象となる作業車11を予め
判定して選別した後に管理局14側から作業車11に最適な
制御プログラムを送信することができるので、通信確立
後に判定する必要がないので制御プログラム書換までの
時間が短縮され、最適な制御プログラムを、管理局から
複数の対象機種の作業車11へ自動配信で一斉に書込みで
きる。
【0038】このような方法により、従来の方法では特
に作業時間を要していたが、複数の作業車11に対し制御
プログラムを効率的に書換えることができるので、さら
に作業時間の短縮と利便性を図ることができる。
【0039】また、既存の制御装置21に通信機能を備え
た制御プログラムを組込み、制御プログラムの書換機能
を用いれば、書換作業する都度、専用機器を搭載したり
接続したりする必要がない。
【0040】従来の方法のように、書換作業する都度、
特別な機器を持込む必要がないので、書換作業する際の
利便性を図ることができる。
【0041】また、作業車11と管理局14との間の通信時
に通信衛星12を使用することによって、管理局14が保有
する作業車11に最適な制御プログラムで、任意の遠隔地
にある作業車11の制御プログラムを書換えることができ
る。
【0042】さらに、ソフトウェアの書換は、予め設定
された特定状態の発生時に自動的になされるようにして
も良い。例えば、作業車11の一定の稼働時間(例えば2
00時間)の経過毎、あるいはエンジン始動毎などを設
定しておき、そのような状態が発生した都度、管理局14
に問合せて最新制御プログラムを検索し、必要があれば
書換える方法である。このようにすれば、ソフトウェア
の書換時期などを管理する手間が省ける。
【0043】このように、個々の作業車11は管理局から
最適なソフトウェアを取得して書換えることが可能とな
り、従来のような書換作業者による書換作業を待つ必要
がなく、また特別な装置を必要とすることなく、管理局
14から取得した最適なソフトウェアに書換作業できるの
で、ソフトウェア書換に要する作業の時間短縮と利便性
を図るとともに、作業車11の信頼性を向上できる。
【0044】すなわち、従来のように書換作業する者が
媒体によるソフトウェア配布を待って特別な書込み用の
機器やソフトウェアを携帯する必要がなく、あるいは書
換作業者による書換作業をすることなく、各作業車11
は、管理局14から最適な制御プログラムを取得できるの
で、ソフトウェア書換に要する作業の時間短縮と利便性
を図ることができるとともに、書換の均一性により作業
車11の信頼性を向上できる。
【0045】次に、図3は、上記の管理局14から作業車
11に問合せる方法により制御プログラムの書換をする場
合の、作業車11と管理局14との間での情報のやりとりを
示すフローチャートである。なお、手順を表わすステッ
プ番号は図中に丸数字で示す。
【0046】管理局14から作業車11に通信問合せをして
通信が確立したら(ステップ1)、キー情報を送信する
(ステップ2)。
【0047】作業車11側では、管理局14側からの通信問
合せを受付けて通信が確立し(ステップ3)、管理局14
側からのキー情報を受信したら(ステップ4)、制御プ
ログラムの全てまたは一部およびデータの全てまたは一
部を変更する必要があるか否かを判断する(ステップ
5)。それらに変更対象があれば(ステップ5でYE
S)、この作業車11側から管理局14側へソフトウェア変
更要求を送信する(ステップ6)。
【0048】管理局14側では、作業車11側からの変更要
求の有無を判断していて(ステップ7)、作業車11側か
らのソフトウェア変更要求を受信した場合は(ステップ
7でYES)、新規で最適な制御プログラムを作業車11
側へ送信する(ステップ8)。
【0049】作業車11側では、管理局14側から送信され
た新規プログラムを受信して読込み、一時保存する(ス
テップ9)。受信が完了したら、「受信完了」信号を管
理局14側へ送信し(ステップ10)、一時保存した新規プ
ログラムを外部記憶装置24に書込む(ステップ11)。
【0050】管理局14側では、作業車11側からの「受信
完了」信号を受信して、通信をいったん終了し(ステッ
プ12)、送信を継続するか否かを判断する(ステップ1
3)。管理局14側の入力装置32から制御プログラムの変
更があった場合は、ステップ13でYESを選択し、ステ
ップ1に戻る。
【0051】以上のように、作業車11にて最適な制御プ
ログラムの全てまたは一部、およびデータの全てまたは
一部を直接取得(ダウンロード)して確実に書換える機
能を持つことにより、作業時間の短縮と利便性を図るこ
とができるとともに、書換の均一性により作業車11の信
頼性を向上できる。
【0052】なお、機械とは、油圧ショベル、ブルドー
ザ、ローダなどの建設機械だけでなく、ダンプトラック
などの輸送機械も含むものである。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、機械は、
従来のような書換作業者による書換作業を待つ必要がな
く、また特別な装置を必要とすることなく、管理局から
通信により最適なソフトウェアを取得できるので、ソフ
トウェア書換に要する作業の時間短縮と利便性を図れる
とともに、書換の均一性により機械の信頼性を向上でき
る。
【0054】請求項2記載の発明によれば、管理局から
複数の機械へ通信で問合せをし、管理局側でソフトウェ
ア書換対象の機械を予め判定して選別しておくから、管
理局から複数の機械に最適なソフトウェアを自動配信で
一斉に書込みできる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、機械は、管
理局から取得した最適な制御プログラムおよびデータに
より、最適な運転制御をできる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、ソフトウェ
アの書換が、予め設定された特定状態の発生時に自動的
になされるから、ソフトウェアの書換時期などを管理す
る手間を省くことができる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、機械が管理
局より最適なソフトウェアを直接取得して書換えるの
で、書換作業者は媒体によるソフトウェアの配布を待つ
必要がなく、また特別な書込用の機器やソフトウェアを
携帯することなく、あるいは書換作業者による書換作業
をすることなく、機械は管理局から最適なソフトウェア
を通信により取得でき、ソフトウェア書換に要する作業
時間の短縮と利便性を図ることができるとともに、書換
の均一性により機械の信頼性を向上できる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、通信衛星を
用いることで、管理局が保有する最適なソフトウェアに
より、任意の遠隔地に位置する機械のソフトウェアを書
換えることができる。
【0059】請求項7記載の発明によれば、機械が管理
局から取得した最適な制御プログラムおよびデータによ
り、各機械に最適な運転制御を可能とするソフトウェア
書換システムを提供できる。
【0060】請求項8記載の発明によれば、個々の機械
は、管理局から種々の機能に関する最適なソフトウェア
を取得して書換えることが可能となり、従来のような媒
体によるソフトウェア配布を待つ必要がなく、また特別
な書込み用の機器やソフトウェアを携帯することなく、
あるいは書換作業者による書換作業を待つ必要がなく、
管理局から取得した最適なソフトウェアに書換えること
ができるので、ソフトウェア書換に要する作業の時間短
縮と利便性を図れるとともに、書換の均一性により機械
の信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るソフトウェア書換システムの一実
施の形態を示す概略図である。
【図2】同上書換システムのブロック図である。
【図3】同上書換システムによるソフトウェア書換方法
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 機械としての作業車 12 通信衛星 14 管理局 24 記憶装置としての外部記憶装置 34 記憶装置としての外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 雅之 東京都世田谷区用賀四丁目10番1号 新キ ャタピラー三菱株式会社内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AA02 BA04 BB07 FA02 5B076 AC03 EA18 5K067 AA33 BB21 BB41 EE00 EE02 EE07 EE10 GG01 HH22 HH23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械と管理局との間でなされる通信によ
    り、機械のソフトウェアを管理局が保有する最適なソフ
    トウェアにより書換えることを特徴とするソフトウェア
    書換方法。
  2. 【請求項2】 管理局から複数の機械へ通信で問合せを
    して、管理局でソフトウェアの変更要否を判定し、管理
    局からソフトウェア変更を要する機械へ最適なソフトウ
    ェアを送信することを特徴とする請求項1記載のソフト
    ウェア書換方法。
  3. 【請求項3】 ソフトウェアは、機械の制御プログラム
    およびデータを含むことを特徴とする請求項1または2
    記載のソフトウェア書換方法。
  4. 【請求項4】 ソフトウェアの書換が、予め設定された
    特定状態の発生時に自動的になされることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか記載のソフトウェア書換方
    法。
  5. 【請求項5】 ソフトウェアを書換可能に記憶するとと
    もに通信機能により外部から新規のソフトウェアを取得
    可能の機械と、 この機械で書換可能の最適なソフトウェアを記憶し機械
    との通信機能により保有する最適なソフトウェアを機械
    に送信して書換える管理局とを具備したことを特徴とす
    るソフトウェア書換システム。
  6. 【請求項6】 機械と管理局との間の通信に用いられる
    通信衛星を具備したことを特徴とする請求項5記載のソ
    フトウェア書換システム。
  7. 【請求項7】 ソフトウェアは、機械の制御プログラム
    およびデータを含むことを特徴とする請求項5または6
    記載のソフトウェア書換システム。
  8. 【請求項8】 機械は、 機械の運転状態を制御する機能と、 管理局と通信を確立しソフトウェア最新情報の問合せで
    ソフトウェア最新情報を参照する機能と、 機械が既に保有しているソフトウェアを管理局が保有す
    るソフトウェアへの変更要否を判定する機能と、 通信により管理局へ情報を送信するとともに管理局から
    の情報を受信して管理局から新規のソフトウェアを取得
    する機能と、 新規のソフトウェアを書換可能な記憶装置に格納する機
    能とをそれぞれ有するプログラムを搭載し、 管理局は、 ソフトウェアを書込み可能な記憶装置に格納する機能
    と、 機械と通信を確立しソフトウェア最新情報の問合せに応
    じてソフトウェア最新情報を公開する機能と、 機械に最適なソフトウェアを検索する機能と、 機械が既に保有しているソフトウェアを管理局が保有す
    るソフトウェアヘの変更要否を判定する機能と、 通信により機械へ情報を送信するとともに機械からの情
    報を受信して機械に新規のソフトウェアを送信する機能
    とをそれぞれ有することを特徴とする請求項5乃至7の
    いずれか記載のソフトウェア書換システム。
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