JP2002268106A - レーザ光波長変換装置及びその方法 - Google Patents

レーザ光波長変換装置及びその方法

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JP2002268106A
JP2002268106A JP2001064947A JP2001064947A JP2002268106A JP 2002268106 A JP2002268106 A JP 2002268106A JP 2001064947 A JP2001064947 A JP 2001064947A JP 2001064947 A JP2001064947 A JP 2001064947A JP 2002268106 A JP2002268106 A JP 2002268106A
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laser beam
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Hiroyuki Shiraishi
浩之 白石
Genta Masada
元太 政田
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Mitsubishi Materials Corp
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長変換効率を向上し得る。波長変換素子の
レーザ光照射の集中による損傷を低減する。 【解決手段】 四ほう酸リチウム単結晶からなり、レー
ザ光入射面がタイプI(ooe)の位相整合条件を満たす面
である波長変換素子11と、素子を挟むように互いに対
向しかつ単結晶中心を対称に設けられ、基本波のレーザ
光を反射しかつ素子による基本波の第2高調波のレーザ
光を透過する一対の第1及び第2凹面鏡12,13と、
第2凹面鏡で反射したレーザ光をこのレーザ光と平行に
再び第2凹面鏡に戻すように反射する第1全反射鏡14
とを備えたレーザ光波長変換装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四ほう酸リチウム
(Li247)単結晶からなる波長変換素子に基本波
のレーザ光を入射して第2高調波を発生させるレーザ光
波長変換装置及びその方法に関する。更に詳しくは、レ
ーザ光をそれぞれ異なる光路で複数回波長変換素子に入
射させることによりレーザ光による波長変換素子の損傷
を低減するとともに、高い波長変換効率を得ることので
きるレーザ光波長変換装置及びその方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】レーザ光は一般に電波よりも周波数が高
いので情報収容能力が大きく、また波長が同一であり位
相が揃っているので単色性や指向性に優れる。またレー
ザ光は通常の光線に見られない干渉性を持っており、更
に極めて細く収束できるため、微小な面積にエネルギを
集中して、局部的、瞬間的に高温、高圧を実現できるな
どの特徴を有しており、通信及び情報関係、計測関係、
加工技術への応用、医学面への応用など多方面に応用さ
れている。
【0003】非線形光学単結晶からなる波長変換素子と
Nd3+がドープされたY3Al512ガーネット結晶(Y
AG:Yttrium Aluminum Garnet)等の赤外固体レーザ
とを組合わせて作製される紫外光レーザ、可視光レーザ
等の短波長の固体レーザは、従来のArやKr、He−
Cdレーザといったガスレーザや、ArF、KrFとい
ったエキシマレーザに比べて安全性が高く、メンテナン
スが容易であり、価格が安く、小型化が容易であるため
活発な研究が行われている。
【0004】これまで紫外光領域に波長変換する結晶と
してBBO(β-BaB24)やCLBO(CsLiB6
10)等が見出されている。しかし、BBO結晶は水に
やや溶けて潮解性を有するため取扱いに難点があるとと
もに、大型結晶の作成が困難であった。また、CLBO
結晶も耐レーザ損傷が小さいため、耐久性の面で問題を
抱えていた。
【0005】そこで本出願人は上記諸問題を解決するた
め、四ほう酸リチウムを波長変換素子として用いた波長
変換方法並びにレーザ装置を提案した(特開平9−28
1535号)。この四ほう酸リチウム単結晶は、他の結
晶に比べて潮解性が小さく耐湿性に優れ、レーザ損傷し
きい値(レーザ耐力)が著しく大きく、赤外光領域から
紫外光領域のレーザ光を得るための波長変換結晶に適す
る。またレーザ入射光の波長に対する透明領域が広く、
良質の大型結晶の育成が可能で、加工性に優れる特性も
併せ持つ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、四ほう酸リチ
ウム単結晶は非線形光学定数が他の波長変換結晶に比べ
て小さいため、波長変換効率が低いという問題点があっ
た。この波長変換効率は効率が低い範囲内では入射光強
度に比例、結晶長の2乗に比例することが知られてい
る。そこで球面レンズにより入射ビーム径を集光させる
ことにより入射光のパワー密度を高めたり、結晶長を大
きくするなどして変換効率を向上させていた。しかし一
定以上の入射光のパワー密度を越えると結晶がレーザ照
射によって損傷を受けたり、レンズを透過することによ
りビーム品質が低下するおそれがあった。結晶長を大き
くすると、角度許容幅や波長許容幅等が狭くなる問題が
あった。また、一般的に径の大きい長尺の光学結晶の育
成は困難である。また、外部共振器を併用して繰返し入
射光を結晶内に透過させることにより変換効率を向上さ
せる方法もある。だが、この四ほう酸リチウム単結晶の
非線形光学定数は小さいため、従来の方法によって波長
変換効率を向上させるには限界があった。
【0007】本発明の目的は、波長変換効率を向上し得
るレーザ光波長変換装置及びその方法を提供することに
ある。本発明の別の目的は、波長変換素子のレーザ光照
射の集中による損傷を低減するレーザ光波長変換装置及
びその方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、四ほう酸リチウム単結晶からなる波
長変換素子11と、波長変換素子11を挟むように互い
に対向しかつ単結晶中心を対称に設けられた一対の第1
及び第2凹面鏡12,13とを備え、第1及び第2凹面
鏡12,13の双方が基本波のレーザ光を反射しかつ波
長変換素子11による基本波の第2高調波のレーザ光を
透過するように構成されたレーザ光波長変換装置であっ
て、四ほう酸リチウム単結晶のレーザ光入射面がタイプ
I(ooe)の位相整合条件を満たす面であり、第2凹面鏡
13で反射したレーザ光をこのレーザ光と平行に再び第
2凹面鏡13に戻すように反射する第1全反射鏡14を
備え、第1凹面鏡12がレーザ光源からのレーザ光を反
射し波長変換素子11を透過して第2凹面鏡13に向う
ように形成され、第2凹面鏡13が波長変換素子11を
透過してきたレーザ光を反射して第1全反射鏡14に向
うように、かつ第1全反射鏡14からのレーザ光を反射
し波長変換素子11を透過して第1凹面鏡12に向うよ
うに形成され、第1凹面鏡12で反射して波長変換素子
11に入射するレーザ光の光路と第2凹面鏡13で反射
して波長変換素子11に入射するレーザ光の光路とが異
なるように構成されたことを特徴とするレーザ光波長変
換装置である。請求項1に係る発明では、波長変換素子
11を挟むように互いに対向しかつ単結晶中心を対称に
設けられた一対の第1及び第2凹面鏡12,13により
四ほう酸リチウム単結晶に複数回に渡って基本波のレー
ザ光を透過させるため、変換効率を向上できる。第1凹
面鏡12で反射して波長変換素子11に入射するレーザ
光の光路と第2凹面鏡13で反射して波長変換素子11
に入射するレーザ光の光路とが異なるため、結晶内の異
なる領域をレーザ光が透過する。このため、一箇所にレ
ーザ光が集中することによる結晶の損傷を回避すること
ができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、図1に示すように、第1凹面鏡12で反射
したレーザ光をこのレーザ光と平行に再び第1凹面鏡1
2に戻すように反射する第2全反射鏡16を更に備え、
第1凹面鏡12が第2全反射鏡16からのレーザ光を反
射し波長変換素子11を透過して第2凹面鏡13に向う
ように形成されたレーザ光波長変換装置である。請求項
2に係る発明では、第2全反射鏡16により基本波のレ
ーザ光を繰返し波長変換素子に入射できる。
【0010】請求項3に係る発明は、四ほう酸リチウム
単結晶からなりレーザ光入射面がタイプI(ooe)の位相
整合条件を満たす面である波長変換素子11を挟むよう
に互いに対向しかつ単結晶中心を対称に一対の第1及び
第2凹面鏡12,13を設け、第1及び第2凹面鏡1
2,13の双方が基本波のレーザ光を反射しかつ波長変
換素子11による基本波の第2高調波のレーザ光を透過
するレーザ光波長変換方法であって、(a) レーザ光源か
らのレーザ光を第1凹面鏡12で反射して波長変換素子
11に第1光路で入射する工程と、(b) 波長変換素子1
1を透過したレーザ光を第2凹面鏡13で反射して第1
全反射鏡14に入射する工程と、(c) 入射したレーザ光
と平行なレーザ光を第1全反射鏡14で反射して再び第
2凹面鏡13に戻すように入射する工程と、(d) 入射し
たレーザ光を第2凹面鏡13で反射して第1光路と異な
る第2光路で波長変換素子11に入射する工程と、(e)
波長変換素子11を透過したレーザ光を第1凹面鏡12
に入射する工程とを含むレーザ光波長変換方法である。
請求項3に係る発明では、異なる光路により波長変換素
子にレーザ光を入射させることにより、結晶内の異なる
領域をレーザ光が透過する。このため、一箇所にレーザ
光が集中することによる結晶の損傷を回避することがで
きる。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項3に係る発
明であって、(e)工程に続いて、(f)第1凹面鏡12でレ
ーザ光を反射して第2全反射鏡16に入射する工程と、
(g)入射したレーザ光と平行なレーザ光を第2全反射鏡
16で反射して再び第1凹面鏡12に戻すように入射す
る工程と、(h) 入射したレーザ光を第1凹面鏡12から
第1及び第2光路と異なる第3光路で波長変換素子11
に入射する工程とを含み、(b)工程から(h)工程を少なく
とも1回繰返すレーザ光波長変換方法である。請求項4
に係る発明では、(b)工程から(h)工程を少なくとも1回
繰返すことにより更に変換効率を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる四ほう酸リチ
ウムの単結晶は、ボレート系化合物であり、点群4m
m、空間群I41cdに属する負の一軸性光学結晶であ
り、赤外光領域から紫外光領域まで透明性を示す。位相
整合角度θm=65.0°において、タイプI(ooe)の位
相整合条件により、532nmの可視光から266nm
の紫外光への波長変換が可能である。ここで位相整合角
度θmとは、光軸(c軸)からの角度によって指定さ
れ、波長変換結晶に基本波のレーザ光を入射した場合
に、基本波と第2高調波に対する屈折率が等しく、従っ
て、両波の位相が等しくなるときの角度である。しか
し、この四ほう酸リチウム単結晶は非線形光学定数が
0.16pm/Vと他の波長変換結晶と比べて小さいこ
とが欠点として挙げられる。一般に波長変換結晶では有
効非線形定数が結晶の方位(θ,φ)に強く依存してい
るため、結晶の光軸と入力ビームの入射方向を含む面と
平行な方向と、結晶の光軸と入力ビームの入射方向を含
む面と垂直な方向では位相整合の角度許容幅が異なる。
ここで角度許容幅とは、位相整合角度から微小角度を降
ったときに波長変換されたレーザ光の出力が正確な位相
整合角度での半波長レーザ光出力の半分になるときの角
度の幅をいう。
【0013】四ほう酸リチウムの有効非線形定数はd31
sinθで与えられ、φに依存しないという特徴があ
る。そのためθ軸の方向とφ軸の方向とで位相整合の角
度許容幅が著しく異なる。θ軸方向の角度許容幅は0.
029deg・cmであるため、ビーム入射のずれやビ
ーム広がり角をその厳しい角度許容幅の範囲以内に制限
する必要がある。しかし、φ軸方向の角度許容幅は広い
ために事実上無視でき、図3に示すように、位相整合条
件としては位相整合角度θmのみを考慮すればよく、c
軸を回転軸としたφ方向の回転は考慮する必要がないた
め、有限の角度範囲内でビームを入射させることが可能
である。
【0014】次に本発明のレーザ装置の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明のレ
ーザ光波長変換装置10は、四ほう酸リチウム単結晶か
らなる波長変換素子11と、第1及び第2凹面鏡12,
13と、第1全反射鏡14と、第2全反射鏡16とを備
える。
【0015】四ほう酸リチウム単結晶は図2に示すよう
に、レーザ光入射面がタイプI(ooe)の位相整合条件を
満たす面となるように切出されている。図2は図1のA
−A線断面図を示す。なお、図1及び図2に示す四ほう
酸リチウム単結晶はその形状を直方体としているが、四
ほう酸リチウム単結晶の端面をブリュースター角度に切
出して、図4に示すようにレーザ光波長変換装置に使用
してもよい。図1に戻って、第1及び第2凹面鏡12,
13は波長変換素子11を挟むように互いに対向しかつ
単結晶中心を対称に設けられる。この第1及び第2凹面
鏡12,13は双方が基本波のレーザ光を反射しかつ波
長変換素子11による基本波の第2高調波のレーザ光を
透過するように構成される。第1全反射鏡14は第2凹
面鏡13で反射したレーザ光をこのレーザ光と平行に再
び第2凹面鏡13に戻すように反射するように構成され
る。第2全反射鏡16は第1凹面鏡12で反射したレー
ザ光をこのレーザ光と平行に再び第1凹面鏡12に戻す
ように反射するように構成される。
【0016】このように構成された装置では、先ずレー
ザ光源からのレーザ光を第1凹面鏡12で反射して波長
変換素子11に第1光路で入射する((a)工程)。(a)工
程では、レーザ光源より発振されたレーザ光は第1凹面
鏡12により反射され、図2に示すように、波長変換素
子11のレーザ光入射面に入射される。本実施の形態で
は、Nd:YAGレーザ発振器から出力される1064
nmの赤外光を波長変換して得られた532nmの緑色
可視光をレーザ光源としている。
【0017】次いで、波長変換素子11を透過したレー
ザ光を第2凹面鏡13で反射して第1全反射鏡14に入
射する((b)工程)。(b)工程では、波長変換素子11を
透過したレーザ光のうち、波長変換された第2高調波は
第2凹面鏡13を透過し、波長変換されなかった基本波
は反射する。第2凹面鏡13を通過した第2高調波は図
示しない集光手段により束ねられ、各種用途に使用す
る。この第2高調波は266nmの紫外光である。次
に、入射したレーザ光と平行なレーザ光を第1全反射鏡
14で反射して再び第2凹面鏡13に戻すように入射す
る((c)工程)。(c)工程では、第2凹面鏡13を反射し
たレーザ光は第1全反射鏡14により180°偏向さ
れ、入射したレーザ光と平行な光路で再び第2凹面鏡1
3へ反射される。図1では第1全反射鏡14を一対の4
5°全反射鏡により構成している。
【0018】入射したレーザ光を第2凹面鏡13で反射
して第1光路と異なる第2光路で波長変換素子11に入
射する((d)工程)。(d)工程では、上記(a)工程で波長
変換素子に入射した第1光路と異なる第2光路で入射す
る。これにより、波長変換素子に入射するレーザ光の集
中を分散できるため、レーザ光による結晶の損傷を低減
することができる。波長変換素子11を透過したレーザ
光を第1凹面鏡12に入射する((e)工程)。(e)工程で
は、波長変換素子11を透過したレーザ光のうち、波長
変換された第2高調波は第1凹面鏡12を透過し、波長
変換されなかった基本波は反射する。第1凹面鏡12を
通過した第2高調波は上記(b)工程で透過した第2高調
波と同様に図示しない集光手段により束ねられ、各種用
途に使用する。
【0019】第1凹面鏡12でレーザ光を反射して第2
全反射鏡16に入射する((f)工程)。入射したレーザ
光と平行なレーザ光を第2全反射鏡16で反射して再び
第1凹面鏡12に戻すように入射する((g)工程)。(f)
工程及び(g)工程では、第1凹面鏡12を反射したレー
ザ光は第2全反射鏡16により上記(c)工程と同様に1
80°偏向され、入射したレーザ光と平行な光路で再び
第1凹面鏡12へと戻される。図1では第2全反射鏡1
6を一対の45°全反射ミラーにより構成している。
【0020】入射したレーザ光を第1凹面鏡12から第
1及び第2光路と異なる第3光路で波長変換素子11に
入射する((h)工程)。(h)工程では、上記(a)工程及び
(d)工程で波長変換素子に入射した第1光路及び第2光
路と異なる第3光路で入射する。
【0021】このように上記(b)工程から(h)工程を少な
くとも1回繰返すことにより、レーザ光源より発振され
た基本波のレーザ光を波長変換素子に異なる光路で複数
回に渡って透過させることができるため、更に変換効率
が向上できる。なお、本実施の形態では第1及び第2全
反射鏡14,16に45°全反射ミラーを2枚組合わせ
たものを用いたが、180°直角プリズムやコーナキュ
ーブを用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、異
なる光路で複数回に渡って基本波のレーザ光を四ほう酸
リチウム単結晶からなる波長変換素子に入射するように
レーザ光波長変換装置を構成したので、波長変換効率を
向上でき、波長変換素子のレーザ光照射の集中による損
傷も低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ光波長変換装置の構成図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】結晶中の位相整合角度の定義を示す概略図。
【図4】本発明のレーザ光波長変換装置の別の構成図。
【符号の説明】
10 レーザ光波長変換装置 11 波長変換素子 12 第1凹面鏡 13 第2凹面鏡 14 第1全反射鏡 16 第2全反射鏡

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四ほう酸リチウム単結晶からなる波長変
    換素子(11)と、前記波長変換素子(11)を挟むように互い
    に対向しかつ前記単結晶中心を対称に設けられた一対の
    第1及び第2凹面鏡(12,13)とを備え、 前記第1及び第2凹面鏡(12,13)の双方が基本波のレー
    ザ光を反射しかつ前記波長変換素子(11)による前記基本
    波の第2高調波のレーザ光を透過するように構成された
    レーザ光波長変換装置であって、 前記四ほう酸リチウム単結晶のレーザ光入射面がタイプ
    I(ooe)の位相整合条件を満たす面であり、 前記第2凹面鏡(13)で反射したレーザ光をこのレーザ光
    と平行に再び前記第2凹面鏡(13)に戻すように反射する
    第1全反射鏡(14)を備え、 前記第1凹面鏡(12)がレーザ光源からのレーザ光を反射
    し前記波長変換素子(11)を透過して前記第2凹面鏡(13)
    に向うように形成され、 前記第2凹面鏡(13)が前記波長変換素子(11)を透過して
    きたレーザ光を反射して前記第1全反射鏡(14)に向うよ
    うに、かつ前記第1全反射鏡(14)からのレーザ光を反射
    し前記波長変換素子(11)を透過して前記第1凹面鏡(12)
    に向うように形成され、 前記第1凹面鏡(12)で反射して前記波長変換素子(11)に
    入射するレーザ光の光路と前記第2凹面鏡(13)で反射し
    て前記波長変換素子(11)に入射するレーザ光の光路とが
    異なるように構成されたことを特徴とするレーザ光波長
    変換装置。
  2. 【請求項2】 第1凹面鏡(12)で反射したレーザ光をこ
    のレーザ光と平行に再び前記第1凹面鏡(12)に戻すよう
    に反射する第2全反射鏡(16)を更に備え、 前記第1凹面鏡(12)が前記第2全反射鏡(16)からのレー
    ザ光を反射し波長変換素子(11)を透過して第2凹面鏡(1
    3)に向うように形成された請求項1記載のレーザ光波長
    変換装置。
  3. 【請求項3】 四ほう酸リチウム単結晶からなりレーザ
    光入射面がタイプI(ooe)の位相整合条件を満たす面で
    ある波長変換素子(11)を挟むように互いに対向しかつ前
    記単結晶中心を対称に一対の第1及び第2凹面鏡(12,1
    3)を設け、 前記第1及び第2凹面鏡(12,13)の双方が基本波のレー
    ザ光を反射しかつ前記波長変換素子(11)による前記基本
    波の第2高調波のレーザ光を透過するレーザ光波長変換
    方法であって、 (a) レーザ光源からのレーザ光を前記第1凹面鏡(12)で
    反射して前記波長変換素子(11)に第1光路で入射する工
    程と、 (b) 前記波長変換素子(11)を透過したレーザ光を前記第
    2凹面鏡(13)で反射して第1全反射鏡(14)に入射する工
    程と、 (c) 入射したレーザ光と平行なレーザ光を前記第1全反
    射鏡(14)で反射して再び前記第2凹面鏡(13)に戻すよう
    に入射する工程と、 (d) 入射したレーザ光を前記第2凹面鏡(13)で反射して
    前記第1光路と異なる第2光路で前記波長変換素子(11)
    に入射する工程と、 (e) 前記波長変換素子(11)を透過したレーザ光を前記第
    1凹面鏡(12)に入射する工程とを含むレーザ光波長変換
    方法。
  4. 【請求項4】 前記(e)工程に続いて、 (f) 第1凹面鏡(12)でレーザ光を反射して第2全反射鏡
    (16)に入射する工程と、 (g) 入射したレーザ光と平行なレーザ光を前記第2全反
    射鏡(16)で反射して再び第1凹面鏡(12)に戻すように入
    射する工程と、 (h) 入射したレーザ光を前記第1凹面鏡(12)から第1及
    び第2光路と異なる第3光路で波長変換素子(11)に入射
    する工程とを含み、 (b)工程から(h)工程を少なくとも1回繰返す請求項3記
    載のレーザ光波長変換方法。
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