JP2002267443A - 気圧高度計 - Google Patents

気圧高度計

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JP2002267443A
JP2002267443A JP2001068096A JP2001068096A JP2002267443A JP 2002267443 A JP2002267443 A JP 2002267443A JP 2001068096 A JP2001068096 A JP 2001068096A JP 2001068096 A JP2001068096 A JP 2001068096A JP 2002267443 A JP2002267443 A JP 2002267443A
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pressure
barometric
atmospheric pressure
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JP2001068096A
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Hikari Inooka
光 猪岡
Akinori Yokota
横田昭紀
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EMPEX INSTR Inc
EMPEX INSTRUMENTS Inc
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EMPEX INSTR Inc
EMPEX INSTRUMENTS Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 環境気圧の影響のない気圧高度計に関するも
のである。 【解決手段】 気圧センサが測定した気圧から高度を算
出する第1の気圧/高度変換手段と、気圧高度計本体が
停止して第1の電子スイッチがOFFした時の高度H
を一定に保持するH変換固定手段と、気圧高度計本体
の移動・停止を判定するしきい値比較手段と、第1の電
子スイッチが、移動開始によりONした時の移動開始時
の気圧pの値に固定するとともに、この値を第1の電
子スイッチがOFFするまで保持するp固定手段と、
固定した移動開始時の気圧pから高度を算出する第2
の気圧高度変換手段と、気圧高度計本体の移動中に変動
する気圧から移動した高度Δh=h(p)―h(p
から算出するΔh演算手段と、高度Hと移動した高度
Δhとを加算する加算手段と、この加算した結果を表示
する高度表示手段とを備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天気の変化によ
る環境気圧の変動に伴う高度表示変化を受けることが少
ない正確な高度を表示することのできる精度の高い気圧
高度計に関するものである。さらに、この発明は気圧高
度計に気圧を表示する気圧表示手段及び気圧高度計本体
が停止中に天気を予測することのできる天気予測表示手
段を備えた気圧高度計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気圧高度計は、気圧センサにより
気圧を測定し、この測定した気圧の値からJISで規定
されている気圧と高度との関係を示す表(図示せず)を
用いて高度を算出し、表示するように構成されている。
【0003】そこで、人々がこの種の気圧高度計を持っ
て山登りすると、高度が上がるにつれて気圧が下がる。
従って、気圧高度計には現在の気圧に対応する高度が表
示され、常に、自分のいる高度を把握することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このように、従来型
の気圧高度計では、単に気圧センサで現在の気圧を測定
し、その気圧から高度を算出するように構成されている
ので、天気の変化により環境気圧が変動した場合にも、
この変動した環境気圧から求めた高度をも含んだ高度が
算出される。
【0005】従って、天気が時々刻々と変化している場
合には、気圧高度計本体は一定位置に載置されて全くそ
の高度が変化していないにも係わらず表示される高度
は、時々刻々と変化してしまい正確な高度を表示するこ
とができなかった。特に、山の天気は変動が大きいた
め、それだけ環境気圧の変動が大きくなり正確な高度を
得ることが出来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、気圧センサにより測定した気圧から高度を算出する
気圧高度計において、気圧センサが測定した気圧から高
度を算出する第1の気圧高度変換手段と、気圧高度計本
体が停止して第1の電子スイッチがOFFした時の高度
に変換するとともに、次に気圧高度計本体が移動を
開始するまでその高度Hを一定に保持するH変換固
定手段と、気圧高度計本体の移動・停止を検出する移動
検出用センサと、この移動検出用センサの出力がしきい
値よりハイ出力かロー出力かを比較して気圧高度計本体
の移動・停止をそれぞれ判定するしきい値比較手段と、
このしきい値比較手段の出力がハイ出力かロー出力かに
よりON・OFFする第1の電子スイッチと、移動開始
したことにより第1の電子スイッチがONした時の気圧
に固定するとともに、この移動開始時の気圧p
値を第1の電子スイッチがOFFするまで保持するp
固定手段と、固定した気圧pから高度を算出する第2
の気圧高度変換手段と、気圧高度計本体の移動中に変動
する気圧から移動した高度Δh=h(p)―h(p
より算出するΔh演算手段と、高度Hと移動した高度
Δhとを加算する加算手段と、この加算した結果を表示
する高度表示手段とを備え、移動検出用センサで気圧高
度計本体の移動・停止を検出し、この気圧高度計本体が
停止した時の高度Hに高度表示手段の高度表示を固定
し、気圧高度計本体が移動を開始した時の気圧pを固
定し、高度Hと移動した高度Δhとを加算して高度H
を求めるようにしたものである。
【0007】請求項2に係わる発明は、気圧センサが測
定した気圧を表示する気圧表示手段を設けたものであ
る。
【0008】請求項3に係わる発明は、しきい値比較手
段の出力がハイ出力でOFFし、ロー出力でONする第
2の電子スイッチと、気圧高度計本体が停止して第2の
電子スイッチがONしている時間、気圧が上昇傾向か下
降傾向かを判定して天気を予測する天気予測演算手段と
を備え、前記気圧センサから前記天気予測演算手段に入
力する気圧データにより天気を予測する天気予測表示手
段を設けたものである。
【0009】請求項4に係わる発明は、気圧センサで測
定した気圧を電圧に変換する気圧変換手段に、微分回路
と積分回路とを接続するとともに、この微分回路と積分
回路とをON・OFFする手動スイッチを設け、気圧高
度計本体の移動高度が低い場合には、手動スイッチを手
動でONして、気圧変換手段からの出力を微分回路と積
分回路とを介して気圧メモリへ入力し、手動スイッチを
OFFした時は、気圧変換手段の出力を、直接気圧メモ
リへ入力するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例1】この発明の第1の実施例を、図1〜図2に
基づいて詳細に説明する。図1はこの発明の第1の実施
例を示す要部構成図、図2は時間に対する高度と気圧と
の関係を示す説明図、表1は気圧高度計本体1の移動・
停止中にける高度表示と気圧との関係を示す説明図であ
る。
【0011】図1〜図2において、1はこの発明による
気圧高度計本体、2はCPUで、各種のデータを記憶
し、演算する。3はLCDの表示画面で、各種のデータ
がそれぞれ表示される。
【0012】4は気圧を測定する気圧センサ、5は気圧
センサ4で測定した気圧の値を増幅する増幅器、6は増
幅器5からのアナログ信号の気圧をデジタル信号に変換
するA/D変換手段、7は気圧を気圧表示手段8に表示
するための気圧変換手段である。
【0013】9は気圧を所定時間格納するための気圧メ
モリ、10は気圧センサ4で測定した気圧pの時の高度
h(p)を算出するための第1の気圧高度変換手段であ
る。なお、CPU2には、気圧pと高度h(p)とを換
算するJISで規定されている表(図示せず)が格納さ
れており、この表を利用して第1の気圧高度変換手段1
0で演算され高度に変換される。
【0014】11は移動検出用センサで、この実施例の
場合には3軸加速度センサが使用されており、気圧高度
計本体1の移動・停止状態を検出するためのものであ
る。この実施例の場合には、移動検出用センサ11は、
気圧高度計本体1が移動を開始すると後述のしきい値比
較手段14からの出力はハイ出力となり、停止するとロ
ー出力となるように構成されている。
【0015】12は移動検出用センサ11からのデータ
を増幅する増幅器、13は増幅器12からのアナログ信
号出力をデジタル信号出力に変換するA/D変換手段、
しきい値比較手段14は、移動検出用センサ11からの
データが一定のしきい値を基準にしてロー出力であるか
ハイ出力であるかを比較し、その結果をハイ出力あるい
はロー出力として出力している。
【0016】15は第1の電子スイッチS1で、この実
施例の場合には、しきい値比較手段14からの出力がハ
イ出力の時ONとなり、ロー出力の時OFFとなるよう
に設定されている。16は移動開始時の気圧pを固定
するp固定手段で、気圧高度計本体1が移動を開始し
た瞬間に、気圧センサ4で測定した移動開始時の気圧p
の値に固定するとともに、気圧高度計本体1が移動状
態である時間中はこの値を保持するように設定されてい
る。
【0017】17は第1の電子スイッチS115と連動
しており、この実施例の場合には、しきい値比較手段1
4からの出力が、ハイ出力となるとONし、ロー出力と
なるとOFFとなるように設定されている。18は第2
の気圧高度変換手段で、気圧高度計本体1が移動を開始
した瞬間の気圧センサ4で測定した気圧pを高度h
(p)に変換している。
【0018】19は高度Hに固定するためのH変換
固定手段で、気圧高度計本体1が移動を停止した状態と
なると、常に停止した直後の高度Hに毎回変換され、
固定される。20は高度表示手段で、H変換固定手段
19により高度がHに固定されると、同様に画面上の
高度表示がHに固定されるように設定されている。そ
して、この固定された値Hは、H変換固定手段19
に帰還されて、このH 変換固定手段19をその値に固
定するように構成されている。
【0019】21はΔh演算手段で、気圧センサ4で測
定された気圧pから気圧高度変換手段10により求めた
高度h(p)と移動開始時にp固定手段16により固
定された気圧pから求めた気圧に対応する高度h(p
)とから、気圧高度計本体1の移動した高度Δh(=
h(p)−h(p))を演算する。22は加算手段
で、移動を開始する直前の高度に固定した高度Hと移
動した高度Δh=h(p)―h(p)とを加算して実
際の高度を演算している。
【0020】次に、図1〜図2、表1に基づいて作用動
作について説明する。
【0021】まず、図2に示す時間t〜tにおける
初期状態においては、気圧高度計本体1は机上等に載置
され、停止状態であるとする。このような停止状態で
は、移動検出用センサ11の出力はなく、従って、しき
い値比較手段14からの出力はロー出力であり、第1の
電子スイッチS115、及び第2電子スイッチS217
はいずれもOFFとなっている。
【0022】又、H変換固定手段19には、図2に示
すように、気圧高度計本体1が載置されている現在位置
における高度H=Hに固定されており、高度表示手
段20のLSDの表示画面3には、高度の表示値として
が表示されている。
【0023】一方、気圧表示手段8の表示画面には、気
圧センサ4で測定した気圧pが表示されている。しかし
ながら、この気圧pは環境気圧でもあるため、気圧表示
手段8の表示画面に表示されている気圧pは、天気が変
動すると気圧が変動するため、その値は時々刻々と変化
している。
【0024】そこで、例えば、図2に示すように、時間
において、登山者が気圧高度計本体1を所持して山
を昇り始め、時間tにおいて休憩のために停止したと
する。移動検出用センサ11は、時間tにおいて気圧
高度計本体1の移動を検出する。この検出されたデータ
は、増幅器12により増幅された後、A/D変換手段1
3によりデジタル信号に変換され、しきい値比較手段1
4に入力される。
【0025】しきい値比較手段14では、移動検出用セ
ンサ11からのデータがあらかじめ設定されているしき
い値と比較される。この時、気圧高度計本体1は移動中
であるから、しきい値比較手段14の出力はハイ出力と
なり、第1の電子スイッチS115及び第2の電子スイ
ッチS217はONする。
【0026】第2の電子スイッチS217がONする
と、即ち、気圧高度計本体1が移動を開始した時間t
に気圧センサ4で測定された気圧がpであったとする
と、p 固定手段16は移動開始時の気圧pに固定さ
れるとともに、この値は移動中そのまま保持される。こ
の固定された気圧pは、第2の気圧高度変換手段18
により、高度h(p)に変換されて△h演算手段21
に入力される。
【0027】一方、移動中に気圧センサ4で測定される
気圧pは、時間tから時間t間で高度が変動するか
ら、気圧pもpからp迄変動する。この変動する気
圧pは増幅器5で増幅された後、A/D変換手段6によ
りデジタル信号に変換され、気圧変換手段7により電圧
にデータ変換された後、気圧メモリ9に次々と記憶され
る。なお、時間t〜時間tの間の気圧pは、高度の
変動による気圧の変動と天気が変動することによる環境
気圧の変動とが含まれている。
【0028】この気圧メモリ6から読み出された気圧p
は、第1の気圧/高度変換手段10により気圧pに対応
する高度h(p)に変換され、第1の電子スイッチS1
15を介して△h演算手段21に順次入力される。
【0029】△h演算手段21では、h(p)―h(p
)が演算され、時間t〜時間t の間に移動した高
度Δh=h(p)―h(p)が算出される。次いで、
加算手段22において、H変換固定手段19に固定さ
れている高度HとΔhとが加算され、その結果(時間
〜時間tまでの間に高度表示手段20に表示され
る高度)、表1に示すように、H=H+{h(p)−
h(p)}が、高度表示手段20のLCDの表示画面
3に表示される。
【0030】次いで、時間tにおいて登山者が休憩の
ために停止したとする。すると、移動検出用センサ11
がこれを検知し、しきい値比較手段14からの出力がロ
ー出力となり、第1及び第2の電子スイッチS115及
びS217がOFFとなる。同時に、時間tに気圧セ
ンサ4が検出した気圧はpであるから、この時の高度
は、表1に示すように、H=h(p)―h(p)+
となり、高度表示手段20にはこの値Hが表示さ
れるとともに、この高度HはH変換固定手段19に
入力される。すると、H変換固定手段19では、移動
中(時間t〜t)Hに固定されていた固定高度H
を固定高度Hに変換し固定する。
【0031】一方、第1及び第2の電子スイッチS11
5及びS217がOFFとなったので、高度表示手段2
0には、H変換固定手段19に固定されているH
高度が表示され、この表示は気圧高度計本体1が停止し
ている間(時間tから時間t)保持される。しかし
ながら、気圧高度計本体1の内部では、停止中の時間t
〜時間tの間も環境気圧pは変化しているので、
気圧表示手段8に表示される気圧は変化している。
【0032】次に、時間tにおいて、登山者が再度登
山を開始し、その時の気圧センサ4で測定した気圧はp
であったとする。すると、移動検出用センサ11が気
圧高度計本体1の移動を検知し、この検知した信号がし
きい値比較手段14に入力すると、その出力はハイ出力
となり、第1及び第2の電子スイッチS115及びS2
17が再びONとなる。
【0033】第2の電子スイッチS217がONする
と、p固定手段16は気圧p(移動開始した時間t
の時の気圧)に固定される。以後の動作は、上記した
時間t 〜時間tにおける移動中と同様で、移動・停
止状態における高度は、表1に示す通りである。
【0034】このようにして、登山が終了して自宅に帰
宅すると、高度表示手段20には、自宅の高度が表示さ
れ、その値が固定された状態を保持している。しかしな
がら、時間が経過し、その間に気圧高度計本体1を移動
させたりすると、この固定値Hが環境気圧の変化を受
けて実際の高度とは異なる表示となる。そこで、再度、
登山を開始する場合には、高度表示手段20に表示され
ている固定値Hを手動により自宅のある正確な高度に
訂正して移動を開始するように構成する。
【0035】
【実施例2】この発明の第2の実施例は、気圧高度計本
体1が停止中、即ち、しきい値比較手段14の出力がロ
ー出力の状態となると、天気予測をするように構成した
気圧高度計に関するもので、以下、図1、図3〜図5に
基づいて詳細に説明する。図3は気圧の時間に対する変
動を説明する説明図、図4は天気予測演算手段31の要
部構成図、図5は図4に示す基準判定手段48の詳細構
成図である。
【0036】図1において、30は第3の電子スイッチ
S3で、この実施例の場合には、気圧高度計本体1が停
止中、即ち、しきい値比較手段14からの出力がロー出
力でONするように設定されている。天気予測演算手段
31は、第3の電子スイッチS330がONすると、即
ち、気圧高度計本体1が停止すると、天気予測を開始す
るとともに、気圧センサ4で測定した現在の気圧pを基
準にして天気予測演算するようにしたものである。
【0037】ついで、天気予測演算手段31により天気
予測する場合について説明する。一般に、図3に示すよ
うに、時間の経過とともに気圧センサ4で実測される気
圧pは、周期的にほぼフ−リエ級数に従って近似的に表
現可能であることが知られている。そして、海抜0mを
基準にすると、極大気圧値M1から6hp気圧が下がる
と、8〜12時間後に85%の確率で雨になり、極小気
圧値M2から6hp気圧が上昇すると、同様に8〜12
時間後に晴れとなることがJIS規格で知られている。
但し、この値は海抜0mを基準とした場合であり、高度
が異なると、天気予測可能な極大気圧値M1及び極小気
圧値M2からそれぞれ下降及び上昇する気圧の数値は、
異なり、6hpより小さい気圧となる。
【0038】そこで、本願の実施例2では、海抜0mを
基準にして、気圧pが下降傾向にある時、極大気圧値M
1から2hpの下降点までを“晴れ”、極大気圧値M1
から2hp〜4hpの間までを“薄曇り”、さらに極大
気圧値M1から4hp〜6hpの間までを“曇り”、極
大気圧値M1から6hp以下の値を“雨”と設定してい
る。
【0039】一方、海抜0mを基準にして気圧pが上昇
傾向にある時、極小気圧値M2から2hpの上昇点まで
を“雨”、極小気圧値M2から2hp〜4hpの間まで
を“曇り”、さらに極小気圧値M2から4hp〜6hp
の間までを“薄曇り”、極小気圧値M2から6hp以上
の値を“晴れ”と設定している。
【0040】このような設定条件において、図1、図3
〜図5に基づいて詳細に説明する。まず、天気を予測す
るためには、現在位置における高度H、実測した温度
Tおよび実測した気圧pが測定されなければならない。
そして、この測定された高度Hを気圧に変換して実測
した温度Tにおける計算気圧Pを求める。次いで、実
測した気圧pが極大気圧値基準あるいは極小気圧値基準
であるかを判定するとともに、気圧変動量が極大気圧値
に対して下降傾向にあるかあるいは極小気圧値に対して
上昇傾向にあるかを判定し、下降傾向にある時は天気が
悪くなり、上昇傾向にある時は天気が良くなるとの天気
予測が出来る。
【0041】図4において、42は温度センサで、気圧
センサ4とともに、それぞれ現在位置における高度H
における温度T(以下、実測した温度Tと記す)および
実測した気圧pを測定する。この測定値はそれぞれ温度
補正回路43、44により温度センサ42および気圧セ
ンサ4のばらつきによる温度補正がなされている。
【0042】45は高度気圧変換手段で、高度測定装置
41により測定された高度から、計算により高度を気圧
に換算して計算気圧値Pが求められる。なお、この実施
例の場合には、気圧高度変換手段10の出力(気圧から
計算した高度)が、天気予測演算手段31の高度測定装
置41に入力されるように構成されているが、高度は高
度表示手段20に表示されている高度を入力するよう
に、加算手段22の出力を天気予測演算手段31の高度
測定装置41に入力するように構成してもよい。
【0043】46は温度較正手段で、計算気圧値Pを温
度センサ42で測定した実測温度Tにおける気圧値に較
正した温度較正計算気圧値PT が求められる。47は第
1の基準温度較正手段で、実測した温度Tにおける値に
較正された計算気圧値PT を、基準温度T0 における気
圧値に較正した計算基準気圧値P0 が求められる。な
お、この実施例では、基準温度T0 は15℃に設定され
ている。
【0044】48は第2の基準温度較正手段で、気圧セ
ンサ4により測定された実測した気圧pを基準温度T0
の時の気圧に較正して、実測基準気圧値pS0が求められ
る。49は差検出手段で、実測基準気圧値pSと計算に
より求められた計算基準気圧値P0との差分を検出し
て、気圧変動量PVが求められる。
【0045】50は現在位置における実測した気圧pの
基準が極大気圧値基準か極小気圧値基準かを判定する基
準判定手段、51は差検出手段49からの気圧変動量P
V が、極大あるいは極小気圧値基準に比較して下降傾向
かあるいは上昇傾向かを判別する上昇傾向・下降傾向判
定手段である。
【0046】図5において、60は現在位置における高
度Hにおいて測定された気圧pを設定する気圧設定手
段、61、62はそれぞれ極大気圧値メモリおよび極小
気圧値メモリ、63、64はそれぞれ極大および極小気
圧値変換命令手段、65、66は比較器、67は極大気
圧値基準・極小気圧値基準決定手段である。
【0047】次に、気圧高度計本体1が停止すると天気
予測が開始されるが、これについて、図1、図3〜図5
に基づいて、その作用動作を詳細に説明する。
【0048】まず、気圧高度計本体1が現在位置におけ
る高度Hに載置されているとする。この時の高度H
は、気圧高度変換手段10からの出力がスイッチS33
0を介して天気予測演算手段31の高度測定装置41に
入力する。なお、高度表示手段20に表示されている高
度Hを入力する場合には、加算手段22の出力が天気
予測演算手段31の高度測定装置41に入力される。一
方、温度センサ42、気圧センサ4によりそれぞれ現在
位置における高度Hにおける実測した温度Tおよび実
測した気圧pが測定される。この測定値はそれぞれ温度
補正回路43、44に入力され、それぞれ温度センサ4
2および気圧センサ4のばらつきによる温度補正がなさ
れている。
【0049】一方、気圧センサ4で測定した気圧pは、
高度気圧変換手段45に入力され、計算により高度H
から気圧が換算され、計算気圧値Pが求められる。
【0050】次いで、温度較正手段46において、高度
は温度センサ42で実測した温度Tにおける気圧に
較正した温度較正計算気圧値PT に換算される。一般
に、温度と気圧と空気密度との関係を示すボイルシャ−
ルの法則をもとにして、各温度Tに対する高度(幾何学
的高度)と空気密度等との関係を示すタイムテ−ブルが
作成されており、このタイムテ−ブルから読み取ること
が出来る。
【0051】このようにして温度Tにおける値に較正さ
れた温度較正計算気圧値PTと実測した気圧pとは、差
検出手段49に入力され、その差分(P−p)が求め
られる。この差分(P−p)は、高度Hに無関係
で、現在位置におけるその時間の気圧変動量PV を示し
ている。
【0052】一方、気圧センサ4において実測された温
度Tの時の実測した気圧pは、基準判定手段50におい
て、図3に示すように、現在の気圧変動の基準が極大気
圧値M1であるか極小気圧値M2であるかが判定され
る。
【0053】以下、極大気圧値M1であるか極小気圧値
M2であるかの判定をする基準判定手段50について、
図5に示す詳細構成図に基づいて説明する。図5に示す
ように、まず、初期状態において、最初に気圧センサ4
より測定された気圧(初期値)は、A/D変換器6(図
1)によりアナログ信号はデジタル信号に変換されると
ともに、分解能が決定される。
【0054】ここで、一般に、気圧は海抜0mでは、1
050hp以上800hp以下になることは実際上考え
られないので、この実施例では1050hp〜800h
pの気圧変動範囲を仮定し、気圧を表示する時間は少な
くとも1〜2時間単位で表示させることを仮定して分解
能が決定されている。
【0055】一方、初期状態においては、他に情報がな
いので極大気圧値基準であるか極小気圧値基準であるか
不明であるので、図3に示す極大気圧値M1および極小
気圧値M2とも初期値として同一の値、例えば1013
hpが設定され、この値は、それぞれ極大気圧値メモリ
61および極小気圧値メモリ62に記憶される。なお、
この気圧値が安定するためには約1日程度必要である。
【0056】今、現在位置における高度Hにおいて気
圧センサ4で測定された現在の気圧pが初期値(101
3hp)より大である場合、例えば、p=1016hp
であるとすると、極大気圧値変換命令手段63による極
大気圧値変換命令に従って、この1016hpの値が極
大気圧値M1となり、この値は極大気圧値メモリ61に
記憶される。なお、この時、極小気圧値メモリ62に記
憶されている極小気圧値M2は初期値(1013hp)
である。
【0057】現在の気圧が上昇傾向にあり、最終的に最
大値1020hpまで上昇した後、下降に転じたとする
と、上記と同様に、極大気圧値変換命令手段63からの
命令に従って1020hpが極大気圧値M1となり、こ
の値は極大気圧値メモリ61に記憶されるとともに、こ
の極大気圧値M1は6hp下降するまで極大気圧値基準
として保持されている。これは、例えば、1020hp
から3hp下降した後、再度上昇に転じる場合があるた
めである。
【0058】次に、さらに気圧が下がり、6hp下降
(1014hp)すると、“雨”表示となるので、極小
気圧値変換命令手段64からの命令により極小気圧値メ
モリ62の極小気圧値M2は1014hpのあらたな極
小気圧値M2に設定される。この時、極大気圧値は10
20hpの値に設定された状態を保持している。
【0059】さらに気圧が下がり、最終的に最小値10
10hpまで下降した後、上昇に転じたとすると、再
度、極小気圧値変換命令手段64により極小気圧値メモ
リ62の極小気圧値M2は1010hpに設定される。
【0060】この1010hpの極小気圧値M2から6
hp上昇(1016hp)すると、“晴れ”表示となる
から極大気圧値変換命令手段63からの命令により極大
気圧値メモリ61の極大気圧値M1は、1016hpの
あらたな極大気圧値M1に設定される。この時、極小気
圧値M2は1010hpの値に設定された状態を保持し
ている。このようにして、今は極大気圧値基準である
か、極小気圧値基準であるかを極大気圧値基準・極小気
圧値基準決定手段67により決定されている。この結果
は、上昇傾向・下降傾向判定手段51に入力される。
【0061】そこで、気圧センサ4により測定された気
圧pは、気圧設定手段60に入力され、極大気圧値メモ
リ61および極小気圧値メモリ62にそれぞれ記憶され
ている極大気圧値M1および極小気圧値M2とそれぞれ
比較器65、66で比較される。その結果、実測した気
圧pが極大気圧値メモリ61に設定されている極大気圧
値M1より小であったとする。
【0062】一方、例えば、極大気圧値基準であるとの
決定が上昇傾向・下降傾向判定手段51に入力されてい
るとすると、この結果と図4に示す差検出手段49から
の気圧変動量PV とにより、その極大気圧値M1から何
hp下降しているかが上昇傾向・下降傾向判定手段51
で計算され、判定される。その結果が天気予測表示手段
32により、図3に示すように、極大気圧値M1から2
hpまで下降している時は“晴れ”表示となり、極大気
圧値M1から下降して2hp〜4hpの間では、“薄曇
り”表示、4hp〜6hpの間では“曇り”表示とな
り、6hp以下は“雨”表示となる。
【0063】一方、現在の気圧が上昇傾向にあり、極大
気圧値メモリ61に記憶されている極大気圧値M1より
大であった場合、上記と同様に、今は極大気圧値基準で
あるか極小気圧値基準であるかが前記の手順に従って基
準判定手段50により判定される。極大気圧値基準であ
ると判定されると、その極大気圧値M1から何hp上昇
しているかが上昇傾向・下降傾向判定手段51で演算さ
れて、その結果が天気予測表示手段32により“晴れ”
と表示される。
【0064】極大気圧値基準と判定された後、現在の実
測した気圧pが上昇から下降に転じた値(最大値)は、
あらたな極大気圧値M1として極大気圧値メモリ61に
入力され記憶される。
【0065】比較器65、66はアップダウンカウンタ
の機能をも備えたもので、最大値(今の状態では極大気
圧値M1として設定されている)と現在の実測した気圧
pとを比較し、この極大気圧値M1から何hp下降して
いるかが上昇傾向・下降傾向判定手段51で計算され、
その結果は天気予測表示手段32に入力される。例えば
4hpの場合には“薄曇り”、6hpの場合には“曇
り”などと表示されるとともに、極大気圧値M1から下
降傾向にあるので、目下、天候は晴れの状態から雨の状
態へと下り坂であることが分かる。
【0066】上記の最大値(極大気圧値M1)と差検出
手段49からの気圧変動量PV が6hpを越えると、こ
の時の値は極小気圧値変換命令手段64に入力し、この
命令に従ってこの値は極小気圧値メモリ62にあらたな
極小気圧値M2として記憶される。
【0067】そして、この極小気圧値M2と現在の実測
した気圧pとが比較器66で比較され、以下、上記に述
べたと同様な手順をへて差検出手段49からの気圧変動
量P V を基準として天候状態が表示され、予測される。
【0068】
【実施例3】この発明の第3の実施例は、気圧高度計本
体1の移動高度が比較的低い場合、さらに精度の良い最
適な気圧高度計を提供するもので、以下、図6〜図8に
基づいて詳細に説明する。図6はこの第3の実施例を示
す要部構成図である。図7は図3に示す時間に対する気
圧を微分した場合の微分波形図、図8は図7に示す微分
波形を積分した積分波形図である。
【0069】図6において、70は微分回路、71は積
分回路、72は手動スイッチで、増幅器5からの出力
が、直接A/D変換手段6側に入力するか微分回路70
側へ入力するかを選択するための選択スイッチである。
気圧高度計本体1の移動高度が比較的低い場合には、こ
の手動スイッチ72を手動で微分回路70側へ切り換え
て、増幅器5からの出力が、微分回路70と積分回路7
1とを介してそれぞれ微分及び積分された後、A/D変
換手段6へ入力してデジタル信号に変換するように構成
されている。
【0070】このように構成されているので、移動高度
が低い場合には、あらかじめ手動で手動スイッチ72を
ONする。すると、気圧変換手段7の出力は、手動スイ
ッチ72から微分回路70に入力されて微分され、移動
時間の変化につれて気圧の変動分のみが出力される。
【0071】次いで、この出力は積分回路71で積分さ
れる。積分することによって、ゆるやかな変動分即ち、
気圧のゆらぎ分は除去されるとともに、大きな変動分に
対しては大きな出力が得られるから、分解能をあげるこ
とが出来る。特に、移動高度が狭い範囲の場合には、さ
らに分解能が良くなる。
【0072】例えば、500m程度の高度に対して本願
の気圧高度計を使用すると仮定する。500mを10ビ
ットとすると、その分解能は約0.4m、8ビットで
は、1.9mとなる。又、4000mを10ビットとす
ると、その分解能は約4mとなり、8ビットの場合に
は、その分解能は約16mとなる。
【0073】従って、比較的狭い高度範囲の高度測定に
使用する場合には、分解能が良くなる上に、ゆるやかな
環境気圧による変動分、即ちゆらぎ分は除去されるの
で、さらに高精度な気圧高度計が得られる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に係わる発明は、気圧センサに
より測定した気圧から高度を算出する気圧高度計におい
て、気圧センサが測定した気圧から高度を算出する第1
の気圧高度変換手段と、気圧高度計本体が停止して第1
の電子スイッチがOFFした時の高度Hに変換すると
ともに、次に気圧高度計本体が移動を開始するまでその
高度Hを一定に保持するH変換固定手段と、気圧高
度計本体の移動・停止を検出する移動検出用センサと、
この移動検出用センサの出力がしきい値よりハイ出力か
ロー出力かを比較して気圧高度計本体の移動・停止をそ
れぞれ判定するしきい値比較手段と、このしきい値比較
手段の出力がハイ出力かロー出力でON・OFFする第
1の電子スイッチと、気圧高度計本体が移動を開始した
ことによりこの第1の電子スイッチがONした時の移動
開始時の気圧pの値に固定するとともに、この移動開
始時の気圧pの値を第1の電子スイッチがOFFする
まで保持するp固定手段と、固定した移動開始時の気
圧pから高度を算出する第2の気圧高度変換手段と、
気圧高度計本体の移動中に変動する気圧から移動した高
度Δh=h(p)―h(p)より算出するΔh演算手
段と、高度Hと移動した高度Δhとを加算する加算手
段と、この加算した結果を表示する高度表示手段とを備
え、移動検出用センサで気圧高度計本体の移動・停止を
検出し、この気圧高度計本体が停止した時の高度H
高度表示手段の高度表示を固定し、気圧高度計本体が移
動を開始した時の値に移動開始時の気圧pを固定し、
高度Hと移動した高度Δhとを加算して高度Hを求
めるようにしたので、天気が変化することによる環境気
圧の変動に伴う高度誤差をほぼなくすことができる正確
な気圧高度計が得られる。
【0075】請求項2に係わる発明は、気圧センサが測
定した気圧を表示する気圧表示手段を設けたので、現在
の気圧を見ることが出来るとともに、表示されている気
圧の変動から環境気圧の変動及び高度移動に伴う気圧の
変動を把握することが出来る。
【0076】請求項3に係わる発明は、しきい値比較手
段の出力がハイ出力でOFFし、ロー出力でONする第
2の電子スイッチと、気圧高度計本体が停止して第2の
電子スイッチがONしている時間、気圧が上昇傾向か下
降傾向かを判定して天気を予測する天気予測演算手段と
を備えたので、停止状態においては天気を予測すること
が出来る。
【0077】請求項4に係わる発明は、気圧センサで測
定した気圧を電圧に変換する気圧変換手段に、微分回路
と積分回路とを接続するとともに、この微分回路と積分
回路とをON・OFFする手動スイッチを設け、気圧高
度計本体の移動高度が低い場合には、手動スイッチを手
動でONして、気圧変換手段からの出力を微分回路と積
分回路とを介して気圧メモリへ入力し、手動スイッチを
OFFした時は、気圧変換手段の出力を、直接気圧メモ
リへ入力するようにしたので、移動高度が低い場合に
は、移動中及び停止中においても環境気圧による変動
分、即ち、気圧のゆらぎを除去することが出来、非常に
高精度な気圧高度計が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図2】この発明の実施例を示すもので、高度と気圧と
の関係を示す説明図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示すもので、気圧の
時間に対する変動を説明するための説明図である。
【図4】この発明の第2の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図5】この発明の第2実施例を示すもので、基準判定
手段の詳細構成図である。
【図6】この発明の第3の実施例を示す要部構成図であ
る。
【図7】図3に示す時間に対する気圧を微分した場合を
の微分波形図である。
【図8】図7に示す微分波形を積分した積分波形図であ
る。
【表1】この発明の実施例を示すもので、気圧高度計本
体1の移動・停止中における高度表示と気圧との関係を
説明する図である。
【符号の説明】
1 気圧高度計本体 4 気圧センサ 7 気圧変換手段 8 気圧表示手段 9 気圧メモリ 10、18 気圧高度変換手段 11 移動検出用センサ 14 しきい値比較手段 15、17、30 電子スイッチ 16 p固定手段 19 H変換固定手段 20 高度表示手段 21 △h演算手段 22 加算手段 31 天気予測演算手段 32 天気予測表示手段 70 微分回路 71 積分回路 72 手動スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気圧センサにより測定した気圧から高度
    を算出する気圧高度計において、 前記気圧センサが測定した気圧から高度を算出する第1
    の気圧高度変換手段と、 気圧高度計本体が停止して第1の電子スイッチがOFF
    した時の高度Hに変換するとともに、次に前記気圧高
    度計本体が移動を開始するまでその高度Hを一定に保
    持するH変換固定手段と、 前記気圧高度計本体の移動・停止を検出する移動検出用
    センサと、 この移動検出用センサの出力がしきい値よりハイ出力か
    ロー出力かを比較して前記気圧高度計本体の移動・停止
    をそれぞれ判定するしきい値比較手段と、 このしきい値比較手段の出力がハイ出力かロー出力かに
    よりON・OFFする前記第1の電子スイッチと、 移動開始したことにより、前記第1の電子スイッチがO
    Nした時の気圧pの値に固定するとともに、この移動
    開始時の気圧pの値を前記第1の電子スイッチがOF
    Fするまで保持するp固定手段と、 前記固定した気圧pから高度を算出する第2の気圧高
    度変換手段と、 前記気圧高度計本体の移動中に変動する気圧から移動し
    た高度Δhを下記式より算出するΔh演算手段と、 Δh=h(p)―h(p) 但し、h(p)は前記気圧センサが測定した気圧から求
    めた高度、h(p)は前記移動開始時の気圧pから
    求めた高度を示す。 前記高度Hと前記移動した高度Δh=h(p)―h
    (p)とを加算する加算手段と、 この加算した結果を表示する高度表示手段とを備え 前記移動検出用センサで、前記気圧高度計本体の移動・
    停止を検出し、この気圧高度計本体が停止した時の高度
    に前記高度表示手段の高度表示を固定し、前記気圧
    高度計本体が移動を開始した時の気圧pを固定し、前
    記高度Hと移動した高度Δhとを加算して高度Hを求
    めることを特徴とする気圧高度計。
  2. 【請求項2】 前記気圧センサが測定した気圧を表示す
    る気圧表示手段を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の気圧高度計。
  3. 【請求項3】 前記しきい値比較手段の出力がハイ出力
    でOFFし、ロー出力でONする第2の電子スイッチ
    と、 前記気圧高度計本体が停止して前記第2の電子スイッチ
    がONしている時間、気圧が上昇傾向か下降傾向かを判
    定して天気を予測する天気予測演算手段とを備え、この
    天気予測演算手段に、前記気圧センサからの気圧データ
    を入力して天気を予測する天気予測表示手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項2にそれぞれ記載の気
    圧高度計。
  4. 【請求項4】 気圧センサで測定した気圧を電圧に変換
    する気圧変換手段に、微分回路と積分回路とを接続する
    とともに、この微分回路と積分回路とをON・OFFす
    る手動スイッチを設け、前記気圧高度計本体の移動高度
    が低い場合には、前記手動スイッチを手動でONして、
    前記気圧変換手段からの出力を前記微分回路と前記積分
    回路とを介して気圧メモリへ入力し、前記手動スイッチ
    をOFFした時は、前記気圧変換手段の出力を、直接前
    記気圧メモリへ入力することを特徴とする請求項1〜請
    求項3にそれぞれ記載の気圧高度計。
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