JP2002266694A - シリンダライナの冷却構造 - Google Patents

シリンダライナの冷却構造

Info

Publication number
JP2002266694A
JP2002266694A JP2001071041A JP2001071041A JP2002266694A JP 2002266694 A JP2002266694 A JP 2002266694A JP 2001071041 A JP2001071041 A JP 2001071041A JP 2001071041 A JP2001071041 A JP 2001071041A JP 2002266694 A JP2002266694 A JP 2002266694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder liner
cooling
cooling water
cylinder
liner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001071041A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3820110B2 (ja
Inventor
Kenichi Iizuka
健一 飯塚
Takuya Kumagai
拓也 熊谷
Akira Numata
明 沼田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Japan Petroleum Energy Center JPEC
Original Assignee
Petroleum Energy Center PEC
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Petroleum Energy Center PEC, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Petroleum Energy Center PEC
Priority to JP2001071041A priority Critical patent/JP3820110B2/ja
Publication of JP2002266694A publication Critical patent/JP2002266694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3820110B2 publication Critical patent/JP3820110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダライナの温度むらの発生を回避、さ
らにライナ内面における低温腐食の発生を防止し、また
ピストンリングの追従性悪化による焼き付きや折損の発
生を防止して、シリンダライナ及びピストンリングの耐
久性を向上し、冷却熱量の損失を低減して燃料消費率を
低減できるシリンダライナの冷却構造の提供。 【解決手段】 シリンダライナの外周面とシリンダジャ
ケットの内周面との間に形成された冷却室にシリンダジ
ャケット内の冷却水通路を通して冷却水を供給するよう
にしたシリンダライナの冷却構造において、前記冷却室
はシリンダライナの肩部側に形成された上部冷却室とス
カート部側に形成された下部冷却室とよりなり、上部冷
却室と冷却水通路とを連通する上部導入口と下部冷却室
と冷却水通路とを連通する下部導入口とを並列に配置
し、上部導入口の通路面積を下部導入口の通路面積より
も大きく形成してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンにおける
シリンダライナの冷却構造に関し、特にシリンダライナ
の外周面とシリンダジャケットの内周面との間に形成さ
れた冷却室に該シリンダジャケットに設けられた冷却水
通路を通して冷却水を供給するようにしたシリンダライ
ナの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンにおけるシリンダライナは、内
面をピストンが往復摺動するとともに肩部周辺を高温の
燃焼ガスに晒されることから、燃焼ガスによる熱応力及
びガス圧による応力に対する耐力を有するとともに、内
面において高い耐摩耗性が要求される。
【0003】図3はかかるシリンダライナの一般的な冷
却構造を示す模式図で、図において2はクランクケース
と一体に鋳造によって形成されたシリンダジャケット、
1は該シリンダジャケット2内に挿入、固定されたシリ
ンダライナである。該シリンダライナ1の内面1aには
ピストン(図示省略)が往復摺動せしめられ、上部の肩
部1b内側は燃焼ガスに晒されている。1cはスカート
部である。03は前記シリンダライナ1の外周面1dが
臨み前記シリンダジャケット2の内周に形成され軸方向
に一定長さを有する冷却室である。10は該冷却室03
に冷却水を導入するための冷却水入口通路、11は前記
シリンダライナ1冷却後の冷却水をシリンダヘッド(図
示省略)に導出するための冷却水出口通路である。
【0004】かかるシリンダライナの冷却構造を備えた
エンジンの運転時において、冷却水ポンプ(図示省略)
から送出された冷却水は冷却水入口通路10を通って冷
却室03に入り、該冷却室03内をシリンダライナ1の
外周面1dに沿って円周方向及び軸方向に流動しながら
シリンダライナ1を冷却した後、冷却水出口通路11か
らシリンダヘッドに送出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のシリンダライナの冷却構造にあっては、シリンダ
ライナの冷却水が流動する単一の冷却室03を、高温の
燃焼ガスに晒されるシリンダライナ肩部1b周辺からラ
イナ下部のスカート部1c外周に亘って形成しているた
め、図3右側のシリンダライナ温度線図に示されるよう
に、高温になる肩部1b周辺を十分に冷却しようとする
と、比較的温度の低いライナ下部のスカート部1cが過
冷却となって該スカート部1c温度が低温となり、シリ
ンダライナ1の長手方向に温度のむらが存在する温度分
布となる。
【0006】このため、かかる従来技術にあっては、前
記シリンダライナ1の長手方向温度差が大きくなること
により、シリンダライナ内面1aの変形量がライナ長手
方向において変化し、該シリンダライナ内面1aを摺動
するピストンリング(図示省略)の追従性悪化による焼
き付きや折損の発生を誘発し易い。また、かかる従来技
術にあっては、前記のように高温になる肩部1b周辺を
十分に冷却すると前記スカート部1cが過冷却となるた
め、冷却熱量の損失が大きくなり燃料消費率の増加に繋
がる。さらには前記スカート部1cの過冷却による低温
化に伴い、シリンダライナ内面1aにおける潤滑油の硫
黄分析出による低温腐食が発生し易い。
【0007】本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、
シリンダライナの長手方向における温度変化を滑らかに
して温度むらの発生を回避するとともにライナ下部の低
温化を防止することにより、ライナ内面における低温腐
食の発生を防止し、またピストンリングの追従性悪化に
よる焼き付きや折損の発生を防止して、シリンダライナ
及びピストンリングの耐久性を向上し、さらには冷却熱
量の損失を低減して燃料消費率の低減を実現できるシリ
ンダライナの冷却構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、シリンダライ
ナの外周面と該シリンダライナが挿入されるシリンダジ
ャケットの内周面との間に形成された冷却室に該シリン
ダジャケットに設けられた冷却水通路を通して冷却水を
供給するようにしたシリンダライナの冷却構造におい
て、前記冷却室はシリンダライナの肩部側に形成された
上部冷却室とシリンダライナのスカート部側に形成され
た下部冷却室とよりなり、前記上部冷却室と前記冷却水
通路とを連通する上部導入口と前記下部冷却室と前記冷
却水通路とを連通する下部導入口とを並列に配置し、前
記上部導入口の通路面積を下部導入口の通路面積よりも
大きく形成してなることを特徴とするシリンダライナの
冷却構造を提案する。
【0009】かかる発明において、好ましくは請求項2
のように、前記下部導入口に、該導入口の通路面積を縮
小する固定式または可変式の絞り機構を設ける。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1におい
て、前記冷却水通路を、シリンダ間における前記シリン
ダジャケット内の上部から下部に貫通して形成し、該冷
却水通路の上部寄りの部位に前記上部導入口を開口する
とともに該冷却水通路の前記上部導入口よりも下側部位
に前記下部導入口を開口してなることを特徴とする。
【0011】かかる発明によれば、シリンダライナの肩
部側に形成された上部冷却室及びライナ下部側に形成さ
れた下部冷却室の夫々と冷却水通路とを接続する上部導
入口及び下部導入口を並列に配置し、該上部導入口の通
路面積を下部導入口の通路面積よりも大きく形成して構
成したので、高温になっているシリンダライナの肩部周
辺を冷却する上部冷却室側に供給される冷却水の流量
が、該肩部周辺よりも低温のライナ下部周辺を冷却する
下部冷却室に供給される冷却水の流量よりも多くなっ
て、前記肩部周辺を適正温度になるように冷却できると
ともにライナ下部周辺を冷却する下部冷却室側において
は上部冷却室側よりも少ない冷却水流量で以って冷却す
ることが可能となり、ライナ下部が過冷却となるのを回
避できる。
【0012】これにより、シリンダライナの長手方向に
おける温度分布が滑らかとなって温度むらの発生が回避
される。従ってシリンダライナの長手方向温度差による
シリンダライナ内面の変形量のばらつきがライナ長手方
向において少なくなって該シリンダライナ内面を摺動す
るピストンリングの追従性悪化による焼き付きや折損の
発生が防止される。また前記ライナ下部の過冷却による
低温化が回避されることにより、シリンダライナ内面に
おける潤滑油の硫黄分析出による低温腐食の発生を防止
できる。これにより、シリンダライナ及びピストンリン
グの耐久性、信頼性を向上できる。
【0013】また、高温の肩部周辺を適正温度になるよ
うに冷却しつつライナ下部周辺が過冷却となるのを回避
できるため、従来技術に比べて冷却熱量の損失が低減さ
れ、燃料消費率の低減も実現できる。
【0014】また請求項2の発明によれば、下部導入口
に設けた絞り機構により、上部冷却室側及び下部冷却室
側に供給される冷却水の流量割合を、シリンダライナの
長手方向における温度分布が適正分布になるように容易
に調整することができる。
【0015】さらに請求項3の発明によれば、上部導入
口及び下部導入口に連通される冷却水通路を、鋳造によ
りシリンダ間における前記シリンダジャケット内の上部
から下部に貫通して形成したことにより、冷却水通路の
形状が簡単となって、鋳造時の中子の数が少なくなり鋳
物形状が簡単化される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その他相対配置などは
特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれの
みに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0017】図1は本発明の実施例に係るデイーゼルエ
ンジン用シリンダライナの冷却構造を示すシリンダ列中
心線に沿う要部断面図、図2は前記実施例におけるシリ
ンダライナの冷却構造を示す模式図である。
【0018】図1〜2において、2はクランクケースと
一体に鋳造によって形成されたシリンダジャケット、1
は該シリンダジャケット2内に挿入、固定されたシリン
ダライナである。該シリンダライナ1は前記シリンダジ
ャケット2に穿孔されたライナ嵌合孔2a内に、該シリ
ンダライナ1の外周に嵌装された複数個の水密シール用
のОリング8を介して嵌合されている。前記シリンダラ
イナ1の内面1aには外周にピストンリングが嵌装され
たピストン(何れも図示省略)が往復摺動せしめられ、
上部の肩部1b内側は燃焼ガスに晒されている。1cは
該シリンダライナ1の下部を構成するスカート部であ
る。前記シリンダライナ1及び取付部の構成自体は、図
3に示されるような従来技術と同様である。
【0019】3は環状の上部冷却室で、前記シリンダラ
イナ1の肩部1b寄りの部位にシリンダライナ1外周と
前記シリンダジャケット2におけるライナ嵌合孔2aと
の間に区画形成されている。4は環状の下部冷却室で、
前記シリンダライナ1の下部を構成するスカート部1c
の外周と前記ライナ嵌合孔2aとの間に区画形成されて
いる。7は前記シリンダジャケット2に鋳造により形成
された冷却水集合室で、各シリンダのシリンダ間(12
は各シリンダのシリンダ中心線)における前記シリンダ
ジャケット2内の上部から下部に貫通して、シリンダ間
毎に形成されている。該冷却水集合室7には、その下部
に開口された冷却水入口13から冷却水入口通路10
(図2参照)を経た冷却水が導入される。また前記上部
冷却室3及び下部冷却室4の冷却水出口は、図2に示す
ように、シリンダヘッドの冷却部(図示省略)に接続さ
れる冷却水出口通路11にて合流される。
【0020】5は上部導入口で、前記冷却水集合室7の
上部寄りの部位と前記上部冷却室3とを連通している。
6は下部導入口で、前記上部導入口5と並列に配置され
て、前記冷却水集合室7の前記上部導入口5よりも下側
部位と前記下部冷却室4とを連通している。前記上部導
入口5の通路面積は下部導入口6の通路面積よりも大き
く形成されており、このため下部導入口6には流路を絞
る絞り部6aが形成されている。該上部導入口5と下部
導入口6との流路面積の調整は、前記絞り部6aの通路
面積を変化させることにより行う。即ち該絞り部6a
は、シリンダジャケット2の製作時に、前記上部導入口
5と下部導入口6との流路面積比が、当該エンジンにお
いて、図2の右側に示す該シリンダライナ1の長手方向
温度分布が最適温度分布になるような流路面積比に相当
する通路面積に設定している。また前記絞り部6aは、
外部から通路面積を調整可能とした可変絞り機構にて構
成することもできる。
【0021】かかる構成からなるシリンダライナの冷却
構造を備えたエンジンの運転時において、冷却水ポンプ
(図示省略)から送出された冷却水は冷却水入口通路1
0を通り、冷却水入口13から冷却水集合室7に流入し
該冷却水集合室7に一旦溜められる。そして該冷却水集
合室7内の冷却水は、下部導入口6の絞り部6aから下
部冷却室4に導入されるとともに、これと並行して上部
導入口5から上部冷却室3に導入される。
【0022】前記上部冷却室3内の冷却水は、該冷却室
3内をシリンダライナ1の外周面1dに沿って円周方向
及び軸方向に流動しながら、高温になっている該シリン
ダライナ1の肩部1b周辺を冷却する。また前記下部冷
却室4内の冷却水は、該冷却室4内をシリンダライナ1
の外周面1dに沿って円周方向及び軸方向に流動しなが
ら、前記肩部1b周辺よりも低温のスカート部1c周辺
を冷却する。前記のようにしてシリンダライナ1を冷却
した後の冷却水は、冷却水出口通路11にて合流されシ
リンダヘッドに送出される。
【0023】かかる実施例によれば、シリンダライナ1
の肩部1b側に形成された上部冷却室3及びライナ下部
のスカート部1c側に形成された下部冷却室4の夫々と
冷却水集合室7(冷却水通路)とを接続する上部導入口
5及び下部導入口4を並列に配置し、該上部導入口5の
通路面積を下部導入口6の通路面積よりも大きく形成し
て構成したので、高温になっているシリンダライナ1の
肩部1b周辺を冷却する上部冷却室3側に供給される冷
却水の流量が該肩部1b周辺よりも低温のスカート部1
c周辺を冷却する下部冷却室4に供給される冷却水の流
量よりも多くなって前記肩部1b周辺を適正温度になる
ように冷却できるとともに、ライナ下部のスカート部1
c周辺を冷却する下部冷却室側4においては上部冷却室
3側よりも少ない冷却水流量でもって冷却されライナ下
部のスカート部1cが過冷却となるのが回避される。
【0024】これにより、図2の右側の温度線図に示さ
れるように、シリンダライナ1の長手方向における温度
分布が滑らかとなって温度むらの発生が回避される。従
ってシリンダライナ内面1aの変形量がライナ長手方向
において少なくなって該シリンダライナ内面1aを摺動
するピストンリング(図示省略)の追従性悪化による焼
き付きや折損の発生が防止される。また、前記スカート
部1cの過冷却による低温化が回避されることにより、
シリンダライナ内面1aにおける潤滑油の硫黄分析出に
よる低温腐食の発生を防止できる。これにより、シリン
ダライナ及びピストンリングの耐久性が向上される。
【0025】また、高温の肩部1b周辺を適正温度にな
るように冷却しつつライナ下部のスカート部1c周辺が
過冷却となるのを回避できるため、図3に示されるよう
な従来技術に比べて冷却熱量の損失が低減され、燃料消
費率の低減も実現できる。
【0026】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、高温
になっているシリンダライナの肩部周辺を冷却する上部
冷却室側に供給される冷却水の流量が、該肩部周辺より
も低温のライナ下部周辺を冷却する下部冷却室に供給さ
れる冷却水の流量よりも多くなって前記肩部周辺を適正
温度になるように冷却できるとともに、ライナ下部周辺
を冷却する下部冷却室側においては上部冷却室側よりも
少ない冷却水流量で以って冷却することが可能となって
ライナ下部が過冷却となるのが回避できる。
【0027】これにより、シリンダライナの長手方向に
おける温度分布が滑らかとなって温度むらの発生が回避
される。従ってシリンダライナ内面の変形量のばらつき
がライナ長手方向において少なくなって該シリンダライ
ナ内面を摺動するピストンリングの追従性悪化による焼
き付きや折損の発生が防止される。また前記ライナ下部
の過冷却による低温化が回避されることにより、シリン
ダライナ内面における潤滑油の硫黄分析出による低温腐
食の発生を防止できる。これにより、シリンダライナ及
びピストンリングの耐久性、信頼性を向上できる。
【0028】また、高温の肩部周辺を適正温度になるよ
うに冷却しつつライナ下部周辺が過冷却となるのを回避
できるため、従来技術に比べて冷却熱量の損失が低減さ
れ、燃料消費率の低減も実現できる。
【0029】また請求項2のように構成すれば、下部導
入口に設けた絞り機構により上部冷却室側及び下部冷却
室側に供給される冷却水の流量割合を、シリンダライナ
の長手方向における温度分布が適正分布になるように容
易に調整することができる。
【0030】さらに請求項3のように構成すれば、上部
導入口及び下部導入口に連通される冷却水通路を、鋳造
によりシリンダ間における前記シリンダジャケット内の
上部から下部に貫通して形成したことにより、冷却水通
路の形状が簡単となって、鋳造時の中子の数が少なくな
り鋳物形状が簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るデイーゼルエンジン用
シリンダライナの冷却構造を示すシリンダ列中心線に沿
う要部断面図である。
【図2】 前記実施例におけるシリンダライナの冷却構
造を示す模式図である。
【図3】 従来技術を示す図2対応図である。
【符号の説明】
1 シリンダライナ 1a 内面 1b 肩部 1c スカート部 1d 外周面 2 シリンダジャケット 2a ライナ嵌合孔 3 上部冷却室 4 下部冷却室 5 上部導入口 6 下部導入口 6a 絞り部 7 冷却水集合室 13 冷却水入口
フロントページの続き (72)発明者 熊谷 拓也 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 (72)発明者 沼田 明 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社汎用機・特車事業本部内 Fターム(参考) 3G024 AA27 CA05 DA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダライナの外周面と該シリンダラ
    イナが挿入されるシリンダジャケットの内周面との間に
    形成された冷却室に該シリンダジャケットに設けられた
    冷却水通路を通して冷却水を供給するようにしたシリン
    ダライナの冷却構造において、前記冷却室はシリンダラ
    イナの肩部側に形成された上部冷却室とシリンダライナ
    のスカート部側に形成された下部冷却室とよりなり、前
    記上部冷却室と前記冷却水通路とを連通する上部導入口
    と前記下部冷却室と前記冷却水通路とを連通する下部導
    入口とを並列に配置し、前記上部導入口の通路面積を下
    部導入口の通路面積よりも大きく形成してなることを特
    徴とするシリンダライナの冷却構造。
  2. 【請求項2】 前記下部導入口に、該導入口の通路面積
    を縮小する固定式または可変式の絞り機構を設けてなる
    ことを特徴とする請求項1記載のシリンダライナの冷却
    構造。
  3. 【請求項3】 前記冷却水通路を、シリンダ間における
    前記シリンダジャケット内の上部から下部に貫通して形
    成し、該冷却水通路の上部寄りの部位に前記上部導入口
    を開口するとともに該冷却水通路の前記上部導入口より
    も下側部位に前記下部導入口を開口してなることを特徴
    とする請求項1記載のシリンダライナの冷却構造。
JP2001071041A 2001-03-13 2001-03-13 シリンダライナの冷却構造 Expired - Lifetime JP3820110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071041A JP3820110B2 (ja) 2001-03-13 2001-03-13 シリンダライナの冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001071041A JP3820110B2 (ja) 2001-03-13 2001-03-13 シリンダライナの冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002266694A true JP2002266694A (ja) 2002-09-18
JP3820110B2 JP3820110B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=18928817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001071041A Expired - Lifetime JP3820110B2 (ja) 2001-03-13 2001-03-13 シリンダライナの冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3820110B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114439604A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 上海汽车集团股份有限公司 一种燃烧室的热传导系统及发动机

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114439604A (zh) * 2020-11-06 2022-05-06 上海汽车集团股份有限公司 一种燃烧室的热传导系统及发动机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3820110B2 (ja) 2006-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6093355B2 (ja) 対向ピストンエンジンにおけるシリンダの衝突冷却
US9127617B2 (en) Internal combustion engine having improved cooling arrangement
US4638769A (en) Engine having a multipiece cylinder block
US10753310B2 (en) Piston with enhanced cooling gallery
US10036344B2 (en) Opposed piston two stroke engine liner construction
US9422886B2 (en) Cylinder head assembly having cooled valve insert
JP2014231791A (ja) 内燃機関
JPH04318215A (ja) 油冷式多気筒エンジン
JP2001200751A (ja) シリンダライナ冷却構造
JP2002266694A (ja) シリンダライナの冷却構造
CN211819674U (zh) 冷却水套结构及具有其的发动机
EP2942499B1 (en) Oil channel for engine
JP4501889B2 (ja) エンジンのピストン構造
JPH0230916A (ja) 液冷式エンジンの冷却構造
JPH03264719A (ja) エンジン
JPS63131821A (ja) 分離冷却・分離潤滑式エンジン
JP2023012837A (ja) エンジンの潤滑装置
JPS5941311Y2 (ja) シリンダライナの冷却装置
GB2069046A (en) Internal combustion engine cylinder oil cooling
JPS63140813A (ja) エンジンの冷却装置
JPH05149134A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPS5840279Y2 (ja) シリンダライナ及びシリンダヘツドの冷却装置
JPS6371567A (ja) 燃料噴射弁のノズル冷却装置
JPH08334022A (ja) シリンダの冷却構造
JPH0586963A (ja) シリンダライナの冷却構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060616

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3820110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term