JP2002265968A - 潤滑剤組成物 - Google Patents

潤滑剤組成物

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JP2002265968A JP2001071329A JP2001071329A JP2002265968A JP 2002265968 A JP2002265968 A JP 2002265968A JP 2001071329 A JP2001071329 A JP 2001071329A JP 2001071329 A JP2001071329 A JP 2001071329A JP 2002265968 A JP2002265968 A JP 2002265968A
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Mitsuhiko Iino
光彦 飯野
Yoshitaka Hamada
義隆 濱田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減摩作用等の性能がより向上されたエンジン
オイルおよびグリースの提供。 【解決手段】 潤滑剤中に、無定形炭素で被覆された平
均粒径約5nmのダイヤモンド粒子の集合体である平均
粒径約15nmのダイヤモンド粒子クラスターを均質に
微細分散する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送用機械、製鉄
用機械、建設用機械等の機械の摺動部分に用いられる潤
滑剤組成物、特に、特殊な固体潤滑剤を含有する潤滑油
およびグリースに関する。
【0002】
【従来の技術】潤滑油およびグリース等の潤滑剤は、各
種機械の摺動部分に広く使用され、それら機械の性能、
耐久性等の向上に重要な役割を果たしているが、近年の
機械性能のめざましい発展に伴い、潤滑剤の特性のさら
なる改良が強く望まれている。従来より、潤滑剤の特性
を改良するために各種添加剤が添加されており、例え
ば、減摩特性の向上を目的として有機モリブデン化合物
が添加され、また潤滑性を高めるために固体潤滑剤が添
加されている。固体潤滑剤としては、二硫化モリブデ
ン、グラファイト、PTFE(ポリテトラフルオロエチ
レン)および比較的新しいものとして窒化硼素が知られ
ている。しかし、従来の添加剤にはそれぞれ物質特有な
欠点があり、潤滑剤の特性の改良も必ずしも十分なもの
とはいえず、したがって、なお特性の改良された潤滑剤
の高い要望がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高性
能の各種機械に満足して適用し得る一層改良された特性
を有する潤滑剤組成物を提供することである。すなわ
ち、本願発明の目的は、物理的および化学的に極めて安
定な固体潤滑剤の添加によって改良された特性を有する
潤滑剤組成物、特に、潤滑油およびグリースを提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、潤滑剤中に、特殊な固体潤滑剤、すなわ
ち、無定形炭素で被覆された平均粒径約5nmのダイヤ
モンド粒子の集合体である平均粒径約15nmのダイヤ
モンド粒子クラスターが微細分散されていることを特徴
とする潤滑剤組成物である。
【0005】
【発明の実施の態様】本発明において固体潤滑剤として
使用されるダイヤモンド粒子クラスター(以下、C−ダ
イヤともいう)とは、複数の単位粒子の集合体であり、
平均粒径約15nmの超微粒子である。単位粒子は、真
正なダイヤモンド粒子を核として、その外殻に疑似ダイ
ヤモンド構造の炭素質物質を有し、さらにその外殻が無
定形炭素で被覆されている。疑似ダイヤモンド構造の外
殻を含むダイヤモンド粒子は、平均粒径が約5nmであ
り、ほぼ86%C,0.1%H,2,5%N,11.4
%Oの元素で構成されている。
【0006】図1に、C−ダイヤの構成の模式的概念式
図を示す。このような構成のC−ダイヤは、TNT火薬
を密閉容器内で爆発させて得られるが、このとき、高圧
高温で発生するTNTからの遊離炭素が結晶して生成し
たダイヤモンドを核として形成される。このC−ダイヤ
は商業的に入手可能である。
【0007】C−ダイヤの各種機械の摺動部における作
用は次の通りであると推定される。すなわち、粒径約1
5nmのC−ダイヤの超微粒子が、金属表面の凹凸に入
り込みまたは付着して金属の表面硬度を上げ、また、形
状が球形であるために、マイクロベアリングとなってコ
ロとして作用する、と考えられる。したがって、C−ダ
イヤは、摺動部の耐摩耗性の向上および凝着摩耗の防止
を実現させることができる。図2は、C−ダイヤの摺動
部における上記作用を模式的に示す図である。
【0008】本発明においてC−ダイヤを添加するベー
スとなる潤滑剤は、特に限定的ではないが、潤滑油およ
びグリースである。潤滑油およびグリースの基油として
は、通常の潤滑剤の基油として広く使用されている石油
系潤滑油、合成油またはそれらの混合物のいずれも使用
することができる。石油系潤滑油は、原油の常圧蒸留、
真空蒸留および精製処理を経て得られる潤滑油である。
合成油には、合成炭化水素油、エステル系合成油、フェ
ニルエーテル系合成油、ポリグリコール系合成油、シリ
コーン系合成油、フッ素系合成油等がある。
【0009】本発明の潤滑剤組成物は、C−ダイヤおよ
び上述の基油のみから構成されることができるが、所望
により、一般的に潤滑剤に使用されている添加剤、例え
ば、酸化防止剤、清浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点
降下剤、摩耗防止剤、さび止め剤、消泡剤および摩擦調
整剤から選ばれる1以上の添加剤を含むことができる。
また、C−ダイヤは、PTFE、グラファイト、二硫化
モリブデン、窒化硼素等の固体潤滑剤の一種または二種
以上と併用することができる。併用される各固体潤滑剤
の添加量は基油に対して0.1〜10.0体積%である
ことが好ましい。C−ダイヤは、超微粒子でありかつ物
理的および化学的に極め安定であるので、他の固体潤滑
剤を含むいずれの添加剤にも悪影響を及ぼすことはな
い。特に、他の固体潤滑剤と併用する場合には、各潤滑
剤の性能と相乗的な効果を現す。
【0010】C−ダイヤの添加量は、潤滑剤の性能を向
上させる厳密な意味において、特に制限はない。添加量
が微少であっても摺動面の凹凸に蓄積または付着して効
果を発揮し、また、多量に添加されても特に害を及ぼす
ことはない。しかし、効果の速やかな発現および経済的
な面を考慮すると、C−ダイヤの添加量は潤滑剤に対し
て0.1〜30体積%であることが好ましい。
【0011】本発明の潤滑剤組成物は、潤滑剤に上記所
定量のC−ダイヤを添加し、例えばホモジナイザー等の
ミキサーを用いて均質に分散することによって製造する
ことができる。超微粒子であるC−ダイヤを分散媒とし
ての基油中に均質に分散することは非常に困難である。
したがって、基油の特性にもよるが、例えば、まず少量
の基油中にC−ダイヤを分散させ、次第に基油の量を増
やしながら繰り返し分散を行うか、あるいは逆に、次第
にC−ダイヤの量を増やしながら繰り返し分散を行う等
の方法を採ることが必要である。
【0012】
【実施例】以下、実施例によって本発明をより具体的に
説明する。
【0013】[実施例1]基油としてチタニック10W-50
S(商標;YOSHIMURA MJN製 4サイクルガソリンエンジ
ン用)を用い、この基油に対して3体積%のC−ダイヤ
添加し、ホモジナイザーを使用して均質に微細分散を行
い、潤滑油(エンジンオイル)を得た。上記で得た潤滑
油をスズキ製バイク「カナタGSX 1100X」4サイクルレ
シプロエンジン1100 cc に使用してエンジンの加速段階
でのトルクおよびパワーの性能評価を行った。得られた
結果は、図3のグラフにおいて実線の曲線で示されると
おりであった。
【0014】[比較例1]実施例1と同じ基油を用い、
C−ダイヤを添加しない以外は実施例1と全く同様にし
てエンジンの性能評価を行った。得られた結果は、図3
のグラフにおいて破線の曲線で示されるとおりであっ
た。
【0015】図3に示すグラフは明らかに、C−ダイヤ
を添加したエンジンオイルは、無添加のエンジンオイル
よりもエンジンのパワーおよびトルクを共に向上させる
ことを示している。特に、一般道での走行回転域2,5
00〜4,000rpmでは、トルク特性の数値が著し
い向上を示している。このトルク特性の向上は、一般的
にはエンジンの粘り強さが増したと言われ、特に加速時
や、山道の上り坂等ではこの性能向上が明確に体感でき
る値である。また、一般の添加剤の使用では現れない効
果として、添加によりアイドリング時のエンジン回転が
安定し、添加前には高回転域の加速では排気音が甲高い
音であったのが緩和され、アクセルワークが軽くなった
ことが確認できた。これは、データに示された性能の向
上以外に、運転感覚の快適性が向上したことを意味す
る。よって、C−ダイヤを添加することで、動力性能の
向上と快適性の向上が得られることが確認できた。ま
た、従来と同じアクセルワークを保てば(加速し過ぎな
ければ)、燃費の向上に大いに貢献することになる。
【0016】[実施例2]SHELL GELCO MULTI5 80W-90
(主用途:自動車用ギヤ油;API:GL-5;昭和シェル石
油株式会社)、SHELL HELIX SUPER 10W-30(主用途:4
サイクルガソリンエンジン用ADVANCED MOTER OIL;昭和
シェル石油株式会社)、およびTOYOTA CASTLE DIESEL O
IL NEW SPECIAL II 10W-30(CD;トヨタ自動車株式会
社)のそれぞれに対してC−ダイヤを3体積%添加し、
実施例1と同様にしてエンジンオイルを得た。上記で得
た各エンジンオイルについて、下記の試験機および試験
条件で耐荷重性(焼付き)試験(基本的にはASTM D 323
3-93に準拠)を行って、それらの性能を評価した。得ら
れた評価結果は表1〜3に示すとおりであった。
【0017】<試験機> Falex試験機(Falex Corporation Friction & Wear Tes
t Machine;Model:Pin & Vee Block Test Machine) ・室温で回転速度を290rpm(一定)として荷重1
36.08kg(300lb)で1分間試験し、以後1
13.4kg(250lb)ずつ負荷して1分間試験を
繰り返し、摩擦トルクが急上昇する時の荷重を焼付き荷
重とする。
【0018】[比較例2−1〜2−5]添加剤を添加し
ないかまたはC−ダイヤの代わりに添加剤として有機モ
リブデン系添加剤(Org.Mo)、モリブデンオキシスルフ
ィドジチオカルバメート(MoDTC)、二流化モリブデン
(MoS2)、およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
をそれぞれ使用した以外は実施例2と同様にしてエンジ
ンオイルを得、実施例2と同様にして評価を行った。得
られた評価結果は表1〜3に示すとおりであった。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】[実施例3]実施例2で調整された各エン
ジンオイルについて摩擦性能試験を行って性能を評価し
た。摩擦性能試験は、実施例2と同じ試験機を使用し、
下記の条件(基本的にはASTM D 2625に準拠)において
行った。得られた評価結果は表4〜6に示すとおりであ
った。
【0023】<試験条件> ・試験片:実施例2と同じ ・室温で回転速度を290rpm(一定)として、摩擦
トルクが急上昇するときに試験を終了する。荷重は、80
W-90のオイルに対しては453,6kg(1000l
b)、10W-30のオイルに対しては544.32kg(1
200lb)、およびDIESEL OILに対しては589,6
8kg(1300lb)負荷する。
【0024】[比較例3−1〜3−5]添加剤を添加し
ないかまたはC−ダイヤの代わりに添加剤として有機モ
リブデン系添加剤(Org.Mo)、モリブデンオキシスルフ
ィドジチオカルバメート(MoDTC)、二流化モリブデン
(MoS2)、およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
をそれぞれ使用した以外は実施例3と同様にしてエンジ
ンオイルを得、実施例3と同様にして評価を行った。得
られた評価結果は表4〜6に示すとおりであった。
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】[実施例4]C−ダイヤを3〜5体積%の
範囲において含有する本願発明のグリース(DIATEC GRE
ASE)ついて実施例2と同様な耐荷重性(焼付き)試験
を行って、その性能を評価した。だたし、試験条件の一
部は、下記の通りに変更された。得られた評価結果は表
7に示すとおりであった。
【0029】<試験条件> ・室温で回転速度を290rpm(一定)として荷重6
8.04kg(150lb)で1分間試験し、以後2
2.68kg(50lb)ずつ負荷して1分間試験を繰
り返し、摩擦トルクが急上昇する時の荷重を焼付き荷重
とする。
【0030】[比較例4−1〜4−3]市販のグリー
ス、Super Lub(シリコンリチウム系グリース)、マル
テンプSRL(リチウム系グリース)およびマルテンプ
(ウレア系)の3種について実施例4と全く同様な試験
を行い、それらの性能を評価した。得られた結果は、実
施例4の結果と対照して表7に示す。
【0031】
【表7】
【0032】[実施例5および比較例5−1〜5−3]
上記の実施例4および比較例4−1〜4−3の試験にお
いて使用した本発明のグリースおよび3種の市販のグリ
ースについて、曽田式四球試験を下記の試験機および試
験条件において行い、それらの性能を評価した。評価の
結果は表8に示すとおりであった。
【0033】 <試験機> 曽田式四球試験機:神鋼精機株式会社 四球摩擦試験機 試験球直径 1.905 cm (3/4 in) 最大荷重 1,000 kg <試験条件> ・試験球:材 質 1.905 cm (3/4 in) SUJ2玉軸受用鋼球 前処理 アセトン脱脂 ・耐荷重性(焼付)試験条件:n=2 初期圧力:49 kPa (0.5 kgf/cm2) 昇圧ステップ:49 kPa (0.5 kgf/cm2) 縦軸回転数:200 rpm 試験方法:油圧ポンプで初期圧力を設定後、縦軸を駆動し1分間保持する 。油膜が破断しない場合は、さらに一定の負荷、圧力をかけ再度1分間保持する 。油膜が破断するまで同様の操作を繰り返す。(油膜が破断するとねじれ角が急 上昇して一定値を越えると試験機は停止する。)
【0034】
【表8】
【図面の簡単な説明】
【図1】C−ダイヤの構成を模式的に示す概念図であ
る。
【図2】C−ダイヤの摺動面における機能を示す図であ
る。
【図3】C−ダイヤの添加の効果を示すグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 125/02 C10M 125/02 // C10N 10:12 C10N 10:12 20:06 20:06 A Z 30:02 30:02 30:04 30:04 30:06 30:06 30:10 30:10 30:12 30:12 30:18 30:18 40:25 40:25 50:10 50:10 (72)発明者 濱田 義隆 東京都中央区日本橋本町1−8−16 株式 会社熱研内 Fターム(参考) 4H104 AA04A AA04C AA19A AA26A CD02A DA02A EA08C EA09C EB02 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EB10 EB13 FA06 LA01 LA02 LA03 LA05 LA06 LA09 PA41 QA18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑剤中に、無定形炭素で被覆された平
    均粒径約5nmのダイヤモンド粒子の集合体である平均
    粒径約15nmのダイヤモンド粒子クラスターが微細分
    散されていることを特徴とする潤滑剤組成物。
  2. 【請求項2】 前記ダイヤモンド粒子クラスターを0.
    1〜30体積%含有する請求項1に記載の潤滑剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 二硫化モリブデン、グラファイト、ポリ
    テトラフルオロエチレンおよび窒化硼素よりなる群から
    選ばれる一種または二種以上の固体潤滑剤が各々0.1
    〜10.0体積%添加されている請求項1または2に記
    載の潤滑剤組成物。
  4. 【請求項4】 前記潤滑剤が潤滑油である請求項1乃至
    3のいずれか1項にに記載の潤滑剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤がグリースである請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載の潤滑剤組成物。
  6. 【請求項6】 酸化防止剤、清浄分散剤、粘度指数向上
    剤、流動点降下剤、摩耗防止剤、さび止め剤、消泡剤お
    よび摩擦調整剤からなる群より選ばれる少なくとも1種
    の添加剤を含む請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    潤滑剤組成物。
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