JP2002265452A - 5−ハロゲノまたは5−アミノピラゾール−3−カルボキサミド誘導体、その中間体およびこれを有効成分とする農薬 - Google Patents

5−ハロゲノまたは5−アミノピラゾール−3−カルボキサミド誘導体、その中間体およびこれを有効成分とする農薬

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JP2002265452A JP2001062146A JP2001062146A JP2002265452A JP 2002265452 A JP2002265452 A JP 2002265452A JP 2001062146 A JP2001062146 A JP 2001062146A JP 2001062146 A JP2001062146 A JP 2001062146A JP 2002265452 A JP2002265452 A JP 2002265452A
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aminopyrazole
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Itaru Okada
至 岡田
Kazuhiko Kikutake
和彦 菊武
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の農園芸用殺菌剤に抵抗性を示す各種病
原菌に対しても高い防除効果を示し、且つ、残効性に優
れた農園芸用殺菌剤を提供する。 【解決手段】 一般式(I) (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4
アルキル基またはシアノ基を示し、R2 はハロゲン原
子、アミノ基またはC1 〜C4 のアルキルアミノ基を示
し、Xは水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4 のアルキ
ル基、シアノ基を示し、R3 はC1 〜C4 のアルキル基
を示す。)で表される5−ハロゲノまたは5−アミノピ
ラゾール−n−3−カルボキサミド誘導体およびこれを
有効成分とする農園芸用殺菌剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な5−ハロゲノ
または5−アミノピラゾール−3−カルボキサミド誘導
体、その中間体およびこれを有効成分として含有する農
薬、特に殺菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農園芸分野では、各種病害の防除
を目的とした様々な殺菌剤が開発され実用に供されてい
る。しかしながら、従来汎用されている農園芸用殺菌剤
は、殺菌効果、殺菌スペクトラムまたは残効性などの点
において必ずしも満足すべきものではない。また、施用
回数や施用薬量の低減などの要求も満足しているとはい
えないものであった。
【0003】また、従来汎用の農薬に対して抵抗性を獲
得した病原菌の出現も問題となっている。例えば、野
菜、果樹、花卉、茶、ムギ類およびイネ等の栽培におい
て、様々な系統の農薬、例えば、トリアゾール系、イミ
ダゾール系、ピリミジン系、ベンズイミダゾール系、ジ
カルボキシイミド系、フェニルアミド系農薬等に抵抗性
を獲得した種々の病原菌が各地で出現しており、これら
の病原菌に起因する各種病害の防除が年々困難になって
いる。
【0004】さらに、ジチオカルバメート系やフタルイ
ミド系農薬等の様に病原菌が未だ抵抗性を獲得していな
い農薬もあるが、これらは一般に施用薬量や施用回数が
多く、環境汚染などの観点から好ましいものではない。
従って、従来汎用の農園芸用殺菌剤に抵抗性を獲得した
各種病原菌に対しても低薬量で十分な防除効果を示し、
しかも環境への悪影響が少ない新規な殺菌剤の開発が切
望されている。
【0005】ピラゾールカルボキサミド誘導体は、ピラ
ゾール環上の3個の置換基とカルボキサミド部分のアミ
ノ基の種類により、それぞれ、殺虫、殺ダニ、殺菌、除
草活性あるいは医薬活性等の生理活性を有することが知
られている。例えば1−フェニルピラゾール−3−カル
ボキサミド誘導体については、特開昭64−25763
号公報には殺虫および殺ダニ活性を有するN−アラルキ
ル−1−フェニルピラゾール−3−カルボキサミド誘導
体が報告されている。除草剤の薬害軽減作用を有する物
質として、特開昭63−91373号公報には、N−ヒ
ドロキシ−4−ハロ−5−非置換−1−フェニルピラゾ
ール−3−カルボキサミド誘導体が、特開平1−283
274号公報には、N−アルキル−4−非置換−5−ア
ルキル−1−フェニルピラゾール−3−カルボキサミド
誘導体が、また、特開昭63−115867号公報には
N−アルキル−4−非置換−1,5−ジフェニルピラゾ
ール−3−カルボキサミド誘導体が記載されているが、
これらには殺菌活性については全く開示されていない。
また、除草活性を有するN−アルキル−4−ハロ−1,
5−ジフェニルピラゾール−3−カルボキサミドが特開
平8−12654号公報に記載されているが殺菌活性に
ついては全く開示されていない。
【0006】さらに、医薬活性を有するN−アルキル−
4−非置換−5−アルコキシ−1−フェニルピラゾール
−3−カルボキサミド誘導体が薬学雑誌、97巻、71
9頁(1977)およびJournal of Med
ical Chemistry,20巻、80頁(19
77)に記載されているが農薬活性については全く開示
されていない。また、N−メチル−4−ブロモ−5−メ
トキシ−1−フェニルピラゾール−3−カルボキサミド
が名古屋市立大学薬学部研究年報、29巻、25頁(1
981)に記載されているが、医薬活性がないばかりか
農薬活性については全く触れられていない。
【0007】本発明者等は先に、植物病原菌に対し殺菌
活性を有する化合物として5−位にアルキル基またはア
ルコキシ基を有するN−アルキル−1−フェニルピラゾ
ール−3−カルボキサミド誘導体を提案した(特開平1
1−171867号及び特開平11−199566号公
報参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の農園
芸用殺菌剤に抵抗性を示す各種病原菌に対しても高い防
除効果を示し、且つ、残効性に優れた農園芸用殺菌剤の
有効成分として有用な新しい化学物質を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題
を解決すべく鋭意努力した結果、ピラゾール環の5−位
にハロゲン原子またはアミノ基を導入した新規な5−ハ
ロゲノまたは5−アミノピラゾール−3−カルボキサミ
ド誘導体が上記の特性を有していることを見いだし、本
発明を完成するに至った。すなわち本発明の要旨は、下
記一般式(I)
【0010】
【化3】 (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4
アルキル基またはシアノ基を示し、R2 はハロゲン原
子、アミノ基またはC1 〜C4 のアルキルアミノ基を示
し、Xは水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4 のアルキ
ル基またはシアノ基を示し、R3 はC1 〜C4 のアルキ
ル基を示す。)で表される5−ハロゲノまたは5−アミ
ノピラゾール−3−カルボキサミド誘導体およびこの誘
導体を有効成分として含有することを特徴とする農薬に
存する。
【0011】また、本発明は、一般式(II)
【0012】
【化4】 (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4
アルキル基またはシアノ基を示し、Yはハロゲン原子を
示し、Zはシアノ基またはヒドロキシイミノメチル基を
示し、R4 はC1 〜C4 のアルコキシ基を示す。)で表
される5−ハロゲノピラゾール−3−カルボン酸エステ
ル誘導体を要旨とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき詳細に説明す
る。一般式(I)で表される本発明の化合物の置換基R
1 の具体例としては、水素原子;塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n
−プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、n
−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブ
チル基等のC1 〜C4 の直鎖、分岐鎖もしくは環状のア
ルキル基;シアノ基が挙げられる。R2 の具体例として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等の
ハロゲン原子;アミノ基;メチルアミノ基、エチルアミ
ノ基、n−プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、
シクロプロピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、イソブ
チルアミノ基、sec−ブチルアミノ基、t−ブチルア
ミノ基等のC1 〜C4 の直鎖、分岐鎖もしくは環状のア
ルキルアミノ基等が挙げられる。Xの具体例としては例
えば、水素原子;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子等のハロゲン原子;メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチ
ル基等のC1 〜C4 の直鎖、分岐鎖もしくは環状のアル
キル基;シアノ基が挙げられる。
【0014】R3 としてはメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、シクロプロピル基、n−ブ
チル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル
基等のC1 〜C4 の直鎖、分岐鎖もしくは環状のアルキ
ル基が挙げられる。R3 としては好ましくはn−プロピ
ル基である。前記一般式(I)で表される本発明の化合
物は、新規化合物であって、例えば下記反応に従って製
造することができる。
【0015】
【化5】 (上記式中、R1 、R2 、R3 およびXは前記一般式
(I)で定義した通りであり、R5 はC1 〜C4 のアル
コキシ基、ヒドロキシル基またはハロゲン原子を示
す。) 上記一般式(III)において、R5 がハロゲン原子を示
す場合には、溶媒の存在下、塩基の存在下反応を行うこ
とができる。溶媒としては、本反応に直接関与しないも
のならば特に限定されず、例えばベンゼン、トルエン、
キシレン等の芳香族炭化水素;アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類;クロロ
ホルム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素;水;メ
タノール、エタノール、プロパノール等のアルコール
類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類;アセトニ
トリル、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドンまたはジメチルスルホキシド等の極性溶媒、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、ジイソプロピルエーテ
ル等のエーテル類または上記溶媒の混合溶媒が挙げられ
る。塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、ピリジンまたはトリエチルアミン等が挙げら
れる。反応温度は0℃〜30℃、好ましくは0℃〜5℃
である。
【0016】また、一般式(III)において、R5 がC
1 〜C4 のアルコキシ基またはヒドロキシル基である場
合には、溶媒の存在下または非存在下、反応を行うこと
ができる。溶媒としては、本反応に直接関与しないもの
ならば特に限定されず、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール等のアルコール類が挙げられる。反応
温度は5〜100℃、好ましくは20〜80℃である。
【0017】反応後、目的物である一般式(I)で表さ
れる化合物を単離するには、水に溶解する溶媒を用いた
場合は、減圧下、溶媒を留去し、水を加えた後、水に不
溶のベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化
水素;酢酸エチル等のエステル類で抽出し、飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸ナトリウム等の乾燥剤で乾燥し、減
圧下で溶媒を留去すれば良い。水に不溶の溶媒を用いた
場合は、反応混合物に水を加えた後分液し、有機層を飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム等の乾燥剤で乾
燥し、減圧下で溶媒を留去すればよい。留去後得られた
残渣はそのままでも十分純品であることもあるが、不純
な場合には目的物を余り溶解しないヘキサン、ヘプタン
等の炭化水素で洗浄するか、再結晶またはカラムクロマ
トグラフィーで精製すれば純品が得られる。
【0018】一般式(I)においてR2 がアミノ基であ
る場合、アルキル化剤と反応させC 1 〜C4 のアルキル
アミノ基に変換させることもできる。アルキル化剤とし
ては、例えばジメチル硫酸、ジエチル硫酸、ヨウ化メチ
ル、ヨウ化エチル、ヨウ化プロピル、ヨウ化ブチル、臭
化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭化ブチル、塩
化ブチル等が挙げられる。溶媒としては塩化メチレン、
クロロホルム等のハロゲン化炭化水素およびベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられ
る。塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、ピリジンまたはトリエチルアミン等が挙げら
れる。反応温度は5〜100℃、好ましくは10〜80
℃である。
【0019】また、一般式(I)においてXが水素原子
である場合、ハロゲン化剤と反応させハロゲノ基に変換
させることもできる。ハロゲン化剤としては、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素、塩化スルフリル、臭化スルフリル
等が挙げられる。反応温度は5〜100℃、好ましくは
10〜90℃である。反応後、目的物を単離するには、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸
塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカ
リ金属炭酸水素塩等の水溶液を加え反応液を中和し、分
液後、有機相を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウ
ム等の乾燥剤で乾燥後、減圧下で溶媒を留去すればよ
い。溶媒留去後得られた残渣は、そのままでも十分純品
であることもあるが、要すれば、目的物を余り溶解しな
いヘキサン、ヘプタン等の炭化水素溶媒で洗浄するか、
再結晶またはカラムクロマトグラフィー等の手段で精製
すれば純品が得られる。
【0020】出発原料の一般式(III)で表される化合
物は、例えば、名古屋市立大学薬学部研究年報、29
巻、25頁(1981)、Journal Heter
ocyclic Chemistry,26巻、241
頁(1989)および特開昭63−316771号公報
の記載に従って、特許第2669538号公報の記載に
従って既知の化合物である5−アミノピラゾール−3−
カルボニトリルを加水分解して得ることができる。ま
た、一般式(III)で表される化合物の一部である一般
式(II−b)で表される化合物は下記反応式に従って合
成することができる。
【0021】
【化6】 (上記式中、R1 、R4 およびYは前記一般式(II)で
定義した通りである。) すなわち、一般式(VI)で表される化合物は、特開20
00−103784号公報に記載されて既知の化合物で
ある一般式(V)で表される5−ヒドロキシピラゾール
−5−カルボン酸エステルをホルミル化剤、例えばオキ
シ塩化リンまたはオキシ臭化リンとN,N−ジメチルホ
ルムアミドをChemical Abstracts,
77巻、139876(1972)の方法に従って反応
させることにより合成することができる。
【0022】一般式(II−a)で表される化合物は一般
式(VI)で表される化合物にヒドロキシルアミン塩酸塩
または硫酸塩を反応させることによって合成することが
できる。使用される溶媒としては、メタノール、エタノ
ール、2−プロパノール等のアルコール類が挙げられ
る。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、酢酸ナトリウム等が挙げられる。反応温度は20〜
80℃である。
【0023】反応後、目的物である一般式(II−a)で
表される化合物を単離するには減圧下溶媒を留去し、水
を加えた後、水に不溶のベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素;酢酸エチル等のエステル類で抽出
し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウム等の乾燥
剤で乾燥し、減圧下に溶媒を留去すれば良い。留去後得
られた残渣はそのままでも十分純品であることもある
が、不純物を含有する場合には目的物を余り溶解しない
ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素で洗浄するか、再結晶
またはカラムクロマトグラフィーで精製すれば純品が得
られる。
【0024】一般式(II−b)で表される化合物は一般
式(II−a)で表される化合物に脱水剤、例えば塩化チ
オニルと反応させることによって合成することができ
る。塩化チオニルを溶媒量用いN,N−ジメチルホルム
アミドを触媒量用いるのが良い。反応温度は20〜80
℃である。反応後、目的物である一般式(II−b)で表
される化合物を単離するには、氷水に加え、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等で中和後、析出物を濾取し水洗後
乾燥すればよい。不純物を含有する場合には再結晶また
はカラムクロマトグラフィーで精製すれば純品が得られ
る。
【0025】一般式(I)で示される本発明化合物は、
いもち病菌、さび病菌、べと病菌、疫病菌等の各種植物
病原菌に対して高い殺菌効果を有しており、農薬、特に
農園芸用殺菌剤の有効成分として有用である。もっと
も、本発明の化合物の防除対象となる植物病原菌は上記
に例示したものに限定されることはない。一般式(I)
で示される本発明化合物を農園芸用の殺菌剤として使用
する場合には、単独で用いてもよいが、好ましくは当業
界で汎用される農薬補助剤を加えた組成物として用いる
のが好ましい。農園芸用殺菌剤の剤型は特に限定されな
いが、例えば乳剤、水和剤、粉剤、フロアブル剤、細粒
剤、粒剤、錠剤、油剤、噴霧剤、煙霧剤等の形態とする
ことが好適である。上記の化合物の1種または2種以上
を有効成分として配合することができる。
【0026】農園芸用殺菌剤を製造するために用いられ
る農薬補助剤は例えば、農園芸用殺菌剤の効果の向上、
安定化、分散性の向上等の作用を有する物質で、例え
ば、担体(希釈剤)、展着剤、乳化剤、湿展剤、分散
剤、崩壊剤等を用いることができる。液体担体として
は、例えば水;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素;メタノール、ブタノール、グリコール等のアルコー
ル類;アセトン等のケトン類;ジメチルホルムアミド等
のアミド類;ジメチルスルホキシド等のスルホキシド
類;メチルナフタレン;シクロヘキサン;動植物油;ま
たは脂肪酸等を挙げることができる。また、固体担体と
しては、例えばクレー、カオリン、タルク、珪藻土、シ
リカ、炭酸カルシウム、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、長石、石英、アルミナ、鋸屑、ニトロセルロース、
デンプン、アラビアゴム等が挙げられる。乳化剤、分散
剤としては通常の界面活性剤を使用することができ、例
えば、高級アルコール硫酸ナトリウム、ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ラウリルベタイン等の陰イオ
ン系界面活性剤;陽イオン系界面活性剤;非イオン系界
面活性剤;または両性イオン系界面活性剤等を用いるこ
とができる。また、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル、ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテ
ル等の展着剤;ジアルキルスルホサクシネート等の湿展
剤;カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコー
ル等の固着剤;リグニンスルホン酸ナトリウム、ラウリ
ル硫酸ナトリウム等の崩壊剤を用いることができる。
【0027】本発明の農園芸用殺菌剤における有効成分
の含有量は、0.1〜99.5%の範囲から選ばれ、製
剤形態、施用方法等の種々の条件により適宜決定すれば
よいが、例えば、粉剤では約0.5〜20重量%程度、
好ましくは1〜10重量%、水和剤では約1〜90重量
%程度、好ましくは10〜80重量%、乳剤では約1〜
90重量%程度、好ましくは10〜40重量%、フロア
ブル剤では約1〜90重量%程度、好ましくは10〜5
0重量%の有効成分を含有するように製造することが好
適である。
【0028】例えば、乳剤の場合、有効成分である上記
化合物に対して溶剤および界面活性剤等を混合して原液
の乳剤を製造することができ、さらにこの原液を、使用
に際して、所定濃度に水で希釈して施用する。フロアブ
ル剤の場合、有効成分である一般式(I)で表される化
合物に対して水および界面活性剤等を混合して原液を製
造することができ、さらにこの原液を、使用に際して、
所定濃度に水で希釈して施用する。水和剤の場合、有効
成分の上記化合物、固形担体および界面活性剤等を混合
して製造し、さらに使用に際して、所定濃度に水で希釈
して施用する。粉剤の場合、有効成分の上記化合物、固
形担体等を混合してそのまま施用することができ、粒剤
の場合には、有効成分の上記化合物、固形担体および界
面活性剤等を混合して造粒することにより製造し、その
まま施用することができる。もっとも、上記の各製剤形
態の製造方法は上記のものに限定されることはなく、有
効成分の種類や施用目的等に応じて当業者が適宜選択す
ることができる。
【0029】本発明の農園芸用殺菌剤には、有効成分で
ある一般式(I)で表される化合物の活性を損なわない
限り、他の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤、昆虫生
育調整剤、肥料、土壌改良剤等の任意の有効成分を配合
してもよい。本発明の農園芸用殺菌剤の施用方法は特に
限定されるものではなく、茎葉散布、水面施用、土壌処
理、種子処理等のいずれの方法でも施用することができ
る。例えば、茎葉散布の場合、5〜1,000ppm、
好ましくは10〜500ppmの濃度範囲の溶液を10
アール当たり100〜200L程度の施用量で用いるこ
とができる。水面施用の場合の施用量は通常、有効成分
が5〜15%の粒剤では10アール当たり1〜10kg
である。土壌処理の場合、5〜1,000ppmの濃度
範囲の溶液を1m2 当たり1〜10L程度の施用量で用
いることができる。種子処理の場合、種子重量1kg当
たり10〜1,000ppmの濃度範囲の溶液を10〜
100ml程度施用処理することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例および試験例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない
限り以下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−N−n−プ
ロピルピラゾール−3−カルボキサミドの合成 後記参考例3で得た5−クロロ−1−(4−クロロフェ
ニル)ピラゾールカルボン酸0.26gを塩化チオニル
5ml中で1時間加熱還流後、濃縮して得た5−クロロ
−1−(4−クロロフェニル)ピラゾールカルボン酸ク
ロリド0.28gをn−プロピルアミン0.30gの酢
酸エチル5ml溶液に加え、室温で1時間撹拌した。水
を加え酢酸エチルで抽出した。有機相を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮し、
得られた残渣をヘキサンで洗浄し、標記の化合物(表−
1の化合物No.10)0.13gを得た。融点は72
−74℃であった。
【0031】実施例2 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−4−ヒドロ
キシイミノメチルピラゾール−3−カルボン酸エチルの
合成 後記参考例4で得た5−クロロ−1−(4−クロロフェ
ニル)−4−ホルミルピラゾール−3−カルボン酸エチ
ル3.13g、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.87gと
酢酸ナトリウム1.03gをエチルアルコール30ml
中で1.5時間加熱還流した。減圧下濃縮し、得られた
残渣に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機相を水およ
び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。減圧下濃縮し、得られた残渣をヘキサンで洗浄し、
標記の化合物(表−2の化合物No.16)2.89g
を得た。融点は190−191℃であった。
【0032】実施例3 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−4−シアノ
ピラゾール−3−カルボン酸エチルの合成 実施例2で得た5−クロロ−1−(4−クロロフェニ
ル)−4−ヒドロキシイミノメチルピラゾール−3−カ
ルボン酸エチル1.85gの塩化チオニル3mlの懸濁
液にN,N−ジメチルホルムアミド5滴を加えたところ
激しく反応し結晶が溶解した。濃縮後、氷水中に排出
し、炭酸ナトリウム水溶液で中和した。析出物を濾取し
水洗後乾燥し標記の化合物(表−2の化合物No.1
7)1.69gを得た。融点は124−125℃であっ
た。
【0033】実施例4 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−4−シアノ
−N−n−プロピルピラゾール−3−カルボキサミドお
よび4−シアノ−1−(4−クロロフェニル)−5−n
−プロピルアミノ−N−n−プロピルピラゾール−3−
カルボキサミドの合成 実施例3で得た5−クロロ−1−(4−クロロフェニ
ル)−4−シアノピラゾール−3−カルボン酸エチル
0.62gをプロピルアミン2.36g中室温で3時間
撹拌後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製し、初めに5−クロロ−1−(4−クロ
ロフェニル)−4−シアノ−N−n−プロピルピラゾー
ル−3−カルボキサミド(表−1の化合物No.13)
0.33g、融点182−183℃を、次いで4−シア
ノ−1−(4−クロロフェニル)−5−n−プロピルア
ミノ−N−n−プロピルピラゾール−3−カルボキサミ
ド(表−1の化合物No.4)0.16g、融点115
−117℃を得た。
【0034】実施例5 5−アミノ−1−(4−クロロフェニル)−N−n−プ
ロピルピラゾール−3−カルボキサミドの合成 後記参考例6で得た5−アミノ−1−(4−クロロフェ
ニル)ピラゾール−3−カルボン酸3.86gを塩化チ
オニル15ml中で1時間加熱還流後濃縮し、目的の酸
クロリドを得た。酸クロリドをn−プロピルアミン2.
18gとトリエチルアミン3.74gの酢酸エチル15
ml溶液中に加え、室温で1時間撹拌した。水を加え酢
酸エチルで抽出した。有機相を飽和食塩水で洗浄後、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し、標記の化合物
(表−1の化合物No.9)3.26gを得た。このも
のはオイル状物であった。
【0035】実施例6 5−アミノ−4−クロロ−1−(4−クロロフェニル)
−N−n−プロピルピラゾール−3−カルボキサミドの
合成 実施例5で得た5−アミノ−1−(4−クロロフェニ
ル)−N−n−プロピルピラゾール−3−カルボキサミ
ド3.26gの塩化メチレン15mlの溶液中に塩化ス
ルフリル1.94gを加え、室温で18時間撹拌した。
反応液を氷水中に排出し炭酸ナトリウムで中和し、塩化
メチレンで抽出後、水、次いで飽和食塩水で洗浄し、硫
酸ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮し、残渣をシリカ
ゲルクロマトグラフィーで精製し、標記の化合物(表−
1の化合物No.8)1.11gを得た。融点は162
−164℃であった。
【0036】実施例7 4−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−5−メチル
アミノ−N−n−プロピルピラゾール−3−カルボキサ
ミドの合成 実施例6で得た5−アミノ−4−クロロ−1−(4−ク
ロロフェニル)−N−n−プロピルピラゾール−3−カ
ルボキサミド0.63g、45%水酸化ナトリウム水溶
液0.6mlとトリブチルベンジルアンモニウムブロマ
イド0.01gの塩化メチレン15mlの溶液中に、室
温でジメチル硫酸0.25gの塩化メチレン2ml溶液
を滴下した。6時間撹拌後、一夜放置し水中に排出し
た。塩化メチレンで抽出し、水、次いで飽和食塩水で洗
浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮し、残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、標記の化合
物(表−1の化合物No.6)0.36gを得た。融点
は109−111℃であった。
【0037】実施例8 実施例1〜7の方法に準じて表−1および表−2記載の
他の化合物を得た。それぞれの性状を表中に併記した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】 No.1の 1HNMR(CDCl3 )δ(ppm):
0.86(3H,t)、0.97(3H,t)、1.4
5(2H,m)、1.62(2H,m)、3.38(2
H,m)、3.52(1H,t)、6.85(1H,b
s)、7.45〜7.64(4H,m)。
【0040】No.9の 1HNMR(CDCl3 )δ
(ppm):0.97(3H,t)、1.62(2H,
m)、3.36(2H,q)、3.83(2H,s)、
6.16(1H,s)、6.87(1H,bs)、7.
51(4H,m)。
【0041】
【表3】 参考例1 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−
3−カルボン酸エチルの合成 1−(4−クロロフェニル)−5−ヒドロキシピラゾー
ル−3−カルボン酸エチル30.0gとオキシ塩化リン
26.0gを封管中120℃で5時間反応させた。室温
に冷却後、氷水中に排出し、酢酸エチルで抽出した。有
機相を5%炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精
製して目的物1.92gを得た。融点は64−65℃で
あった。
【0042】参考例2 5−クロロ−1−(4−メチルフェニル)ピラゾール−
3−カルボン酸エチルの合成 1−(4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシピラゾー
ル−3−カルボン酸エチル30.0gから参考例1と同
様な方法に従って目的物1.02gを得た。オイル状物
であった。
【0043】参考例3 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−
3−カルボン酸の合成 参考例1で得た5−クロロ−1−(4−クロロフェニ
ル)ピラゾール−3−カルボン酸エチル1.43gと水
酸化ナトリウム0.40gを水4.0ml中で1.5時
間加熱還流した。室温に冷却後、塩酸を加えて酸性に
し、析出物を濾取後、水洗、乾燥して目的物0.80g
を得た。融点は250℃以上であった。
【0044】参考例4 5−クロロ−1−(4−クロロフェニル)−4−ホルミ
ルピラゾール−3−カルボン酸エチルの合成 1−(4−クロロフェニル)−5−ヒドロキシピラゾー
ル−3−カルボン酸エチル20.0gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド(DMF)100mlに溶解し、5〜1
0℃に冷却した。この溶液中にオキシ塩化リン27.6
gを5〜10℃で滴下した。80℃で6時間撹拌後、氷
水300ml中に排出し、酢酸ナトリウムを加えてpH
6として析出結晶を濾取し、乾燥した。シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して目的物16.1gを得
た。融点は132−133℃であった。
【0045】参考例5 5−クロロ−1−(4−シアノフェニル)−4−ホルミ
ルピラゾール−3−カルボン酸エチルの合成 1−(4−シアノフェニル)−5−ヒドロキシピラゾー
ル−3−カルボン酸エチル30.0gから参考例4と同
様な方法を施して目的物9.61gを得た。融点は19
4−195℃であった。
【0046】参考例6 5−アミノ−1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−
3−カルボン酸の合成 5−アミノ−1−(4−クロロフェニル)ピラゾール−
3−カルボニトリル6.43gと水酸化ナトリウム4.
71gを水20ml中で2時間加熱還流した。室温に冷
却後塩酸を加えて酸性にし析出物を濾取し水洗後乾燥
し、目的物3.88gを得た。融点は216−218℃
であった。
【0047】以下、本発明の化合物を有効成分として含
む農園芸用殺菌剤の製剤例を示すが、本発明の農園芸用
殺菌剤の形態は下記のものに限定されることはない。な
お、化合物No.は表−1の化合物No.に対応する。 <製造例1>水和剤 化合物No.8を20重量部、カープレックス#80
(ホワイトカーボン、塩野義製薬株式会社、商品名)2
0重量部、STカオリンクレー(カオリナイト、土屋カ
オリン社、商品名)52重量部、ソルポール9047K
(アニオン性界面活性剤、東邦化学株式会社、商品名)
5重量部、ルノックスP65L(アニオン性界面活性
剤、東邦化学株式会社、商品名)3重量部を配合し、均
一に混合粉砕して、有効成分20重量%の水和剤を得
た。
【0048】<製造例2>粉剤 化合物No.8を2重量部、クレー(日本タルク社製)
93重量部、カープレックス#80(ホワイトカーボ
ン、塩野義製薬株式会社、商品名)5重量部を均一に混
合粉砕して、有効成分2重量%の粉剤を製造した。 <製造例3>乳剤 化合物No.8を20重量部、キシレン35重量部およ
びジメチルホルムアミド30重量部からなる混合溶媒に
溶解し、これらにソルポール3005X(非イオン性界
面活性剤とアニオン性界面活性剤の混合物、東邦化学株
式会社、商品名)15重量部を加えて、有効成分20重
量%の乳剤を得た。
【0049】<製造例4>フロアブル剤 化合物No.8を30重量部、ソルポール9047K
5重量部、ソルボンT−20(非イオン性界面活性剤、
東邦化学株式会社、商品名)3重量部、エチレングリコ
ール8重量部および水44重量部をダイノミル(シンマ
ルエンタープライゼス社製)で湿式粉砕し、このスラリ
ー状混合物に1重量%キサンタンガム(天然高分子)水
溶液10重量部を加え、良く混合粉砕して、有効成分2
0重量%のフロアブル剤を得た。
【0050】<試験例1>イネいもち病に対する殺菌効
果 直径6cmの樹脂製ポットで、1ポット当たり10株の
イネ(品種:アキニシキ)を育成した。製剤例3の処方
に従って製剤した本発明の農園芸用殺菌剤(乳剤)を水
で所定濃度に希釈し、上記のイネ(3〜4葉期)に1ポ
ット当たり10mlの割合で茎葉散布した。散布した薬
液を風乾した後のイネに、オートミール培地で培養した
イネいもち病菌(Magnaporthe grise
a)の胞子懸濁液(5.0×105 胞子/ml)を噴霧
接種し、25℃の湿室に24時間保った。その後、温室
内(22〜25℃)で7日間放置し、出現した病斑面積
率を測定し、下式により防除価を算出した。結果を表−
3に示す。なお、化合物No.は表−1の化合物No.
に対応する。
【0051】
【数1】
【0052】
【表4】
【0053】
【発明の効果】本発明の5−ハロゲノまたは5−アミノ
ピラゾール−3−カルボキサミド誘導体は、従来の農園
芸用殺菌剤に抵抗性を示す各種病原菌に対しても高い防
除効果を示すものであり、優れた農園芸用殺菌剤の有効
成分となり得るものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4
    アルキル基またはシアノ基を示し、R2 はハロゲン原
    子、アミノ基またはC1 〜C4 のアルキルアミノ基を示
    し、Xは水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4 のアルキ
    ル基またはシアノ基を示し、R3 はC1 〜C4 のアルキ
    ル基を示す。)で表される5−ハロゲノまたは5−アミ
    ノピラゾール−3−カルボキサミド誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(I)におけるR1 がハロゲン原
    子、C1 〜C4 のアルキル基、シアノ基から選ばれ、且
    つ、ピラゾール環の結合部位のパラ−位に結合している
    置換基である請求項1に記載の5−ハロゲノまたは5−
    アミノピラゾール−3−カルボキサミド誘導体。
  3. 【請求項3】 下記一般式(II) 【化2】 (式中、R1 は水素原子、ハロゲン原子、C1 〜C4
    アルキル基またはシアノ基を示し、Yはハロゲン原子を
    示し、Zはシアノ基またはヒドロキシイミノメチル基を
    示し、R4 はC1 〜C4 のアルコキシ基を示す。)で表
    される5−ハロゲノピラゾール−3−カルボン酸エステ
    ル誘導体。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の5−ハロゲノ
    または5−アミノピラゾール−3−カルボキサミド誘導
    体を有効成分として含有することを特徴とする農薬。
  5. 【請求項5】 農薬が殺菌剤である請求項4記載の農
    薬。
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