JP2002264783A - 自動車用緊急制動装置 - Google Patents

自動車用緊急制動装置

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JP2002264783A
JP2002264783A JP2001066039A JP2001066039A JP2002264783A JP 2002264783 A JP2002264783 A JP 2002264783A JP 2001066039 A JP2001066039 A JP 2001066039A JP 2001066039 A JP2001066039 A JP 2001066039A JP 2002264783 A JP2002264783 A JP 2002264783A
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JP
Japan
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grounding
emergency braking
brake
road surface
emergency
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JP2001066039A
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Fumio Sugawara
文雄 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 悪条件の路面状況でも自動車の緊急制動時
に、適正に仂き、路面を損傷させることなく大幅に制動
距離を短縮できる制動装置を提供することを課題とす
る。 【構成】可撓性鋼板を主材とする接地ブレーキ片34を
櫛歯状又は暖簾状に設けた接地体3を車体の巾方向に設
け、この接地体3を緊急制動時に降下させて前記接地ブ
レーキ片34の自由端側を接地させるようにした自動車
用緊急制動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、車輪制動装置のみでは不充分の場合に有効に
作用する自動車用緊急制動装置に関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来、自動車の非常急停止装置として種
々のものが提案されているが、急停止を目途としている
ため、急停止作用が瞬間的に仂き、衝撃により車に乗っ
ている者が損傷を受けたり、路面は平面ではなく、凹凸
があるため巾方向のブレーキ作用が不均衡となり、その
結果、車がスピンして、対向車と接触事故を起したり、
あるいはスパイクにより路面を損傷させてしまうなどの
問題があった。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、凹凸
のある路面、乾燥した路面、ほこりっぽい路面、雨で濡
れている路面、凍結している路面等の種々の道路事情や
自然条件の場合でも自動車の緊急制動時に、適正に仂
き、路面を損傷させることなく大幅に制動距離を短縮で
きる制動装置を提供しようとするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するためになされたもので、第1の発明は可撓性鋼
板等の弾力性素材を主材とする接地ブレーキ片を櫛歯状
又は暖簾状に設けた接地体を車体の巾方向に設け、この
接地体を緊急制動時に降下させて前記接地ブレーキ片の
自由端側を接地させるように構成したことを特徴とする
自動車用緊急制動装置である。
【0004】第2の発明は、前記第1の発明の接地体に
接地時に動作するバイブレータを設けたことを特徴とす
る自動車用緊急制動装置である。
【0005】
【作用】第1の発明によると、路面に凹凸があっても、
車体の巾方向に可撓性鋼板等の弾力性素材を主材とする
接地ブレーキ片を櫛歯状又は暖簾状に設けてあるので、
各接地ブレーキ片の自由端側は路面から浮くことなく接
地してブレーキ効果が偏ることがないので、車はスピン
を起すことなく強い制動力により緊急停止させることが
できる。
【0006】また、第2の発明によると、緊急制動時
に、スリップにより発生した摩擦熱及び粉塵を放散さ
せ、また路面が雨で濡れている場合や、凍結等の場合、
水分を振動による撥水作用によって、飛散させて制動力
の低下を抑制する効果がある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の第1の実施例の概略
構成を示すもので、1はシャーシ、2,2,2,2は車
輪、3は接地体である。
【0009】接地体3は回転部材31と、この回転部材
31に防振ゴム32を介して取付けた接地ブレーキ片取
付部材33と、この接地ブレーキ片取付部材33に櫛歯
状又は暖簾状に一端を固定した複数の可撓性鋼板を主材
とする接地ブレーキ片34とから構成され、フレーム1
のサイドメンバ1a,1aに取付けられた軸4に軸受5
を介して回動自在に取付けられている。また、接地ブレ
ーキ片取付部材33上にはバイブレータ35、35が取
付けられ、接地ブレーキ片34の下面にはゴム、樹脂、
特殊素材等の摩擦が大きく、摩耗の少ない材質からなる
ライニング材36が接着剤、ネジ等で取付けられる。
【0010】そして、この接地体3はナックルジョイン
ト6a及び緊急制動油圧シリンダ7を介してクロスメン
バ1bに取付けられたナックルジョイント6bに接続さ
れ、緊急制動油圧シリンダ7に圧力油を給油することに
より、図3において想像線で示すように接地ブレーキ片
34の自由端が接地するように構成されている。
【0011】この実施例では、接地ブレーキ片34の自
由端を接地させるために、油圧シリンダを用いたが、エ
アーシリンダあるいは他の電動又は油圧駆動装置を用い
ることもできる。
【0012】図1に示す実施例において、平常運転時に
ブレーキペダル8を踏み込むと、マスターシリンダ9か
ら油液がブレーキパイプ10と緊急制動ブレーキパイプ
11を通して各制動部に給油され、ブレーキパイプ10
を流れる油液は、各タイヤ2,2,2,2の油圧シリン
ダ12,12,12,12に圧送され、緊急制動ブレー
キパイプ11の油液は、アキュムレータ(圧液蓄積装
置)13に圧入され、ブレーキペダル8を緩めると、ア
キュムレータ13の圧液は緊急制動ブレーキパイプ11
を通してマスターシリンダ9へと逆流する。この繰り返
しで平常運転が行なわれる。
【0013】危険を感じて緊急にブレーキペダル8を強
く踏み込むと、マスターシリンダ9のピストンより油液
がブレーキパイプ10と緊急制動ブレーキパイプ11に
圧流となって流れ、ブレーキパイプ10に接続されてい
るタイヤ2の各油圧シリンダ12に圧入され、ロック状
態になる。
【0014】他方、緊急制動ブレーキパイプ11はアキ
ュムレータ13に接続されているので、一時蓄積の状態
となり、同時にスピードセンサ14,14がコントロー
ルユニット15にタイヤ2がロック状態であることを意
味するロック信号を送ると共に、ブレーキペダル8に装
着されているセンサー16が緊急時の信号をコントロー
ルユニット15に送り、それらのアンド信号により、コ
ントロールユニット15から電磁弁17へ開披信号が送
られ、電磁弁17の開披を行ってアキュムレータ13に
蓄積されている圧液を緊急制動油圧シリンダ7に圧送す
る。
【0015】この緊急制動油圧シリンダ7への油液の圧
送により、シリンダのピストンロッド7aが押し出され
てナックルジョイント6aを押し、接地体3を軸4を中
心に回動させて図3の想像線で示すように接地体3の接
地ブレーキ片34の自由端を接地させる。
【0016】この緊急制動時に、コントロールユニット
15から、駆動信号が接地体3に設けたバイブレータ3
5,35に与えられて接地ブレーキ片34の自由端は振
動し乍ら、路面上を摺触移動する。
【0017】以上のように、本発明にかゝる制動装置
は、可撓性鋼板を主材とする接地ブレーキ片34を櫛歯
状に設けた接地体3によって緊急制動する装置であるた
め、路面に凹凸があっても、各接地ブレーキ片34の自
由端は浮くことなく路面に接地するので、巾方向のブレ
ーキ作用に不均衡を生じないため、車がスピンすること
なく、車を緊急制動させることができる。しかもスパイ
クを設けた従来の制動装置のように路面を著しく損傷さ
せることがない。
【0018】また、接地体3にバイブレータ35を設け
て接地ブレーキ片34を振動させる構成であるので、路
面が雨で濡れていたり、凍結している路面等の種々の道
路事情や自然条件の場合でも、スリップにより発生した
摩擦熱及び粉塵等を放散又は飛散させ、摩擦を低下させ
て制動力の低下を低減する効果がある。
【0019】図4は第2の実施例の側面図、図5はその
平面図を示すもので、回転部材31へ取付ける場合、防
振コイルバネ37を介して取付けるようにしたものであ
る。
【0020】以上説明した実施例では、シャーシ1に与
えるバイブレータ35による振動を少なくするため、第
1の実施例では防振ゴム32を、また第2の実施例では
防振コイルバネ37を介して取付けるようにしたが、バ
イブレータ35により発生させる振動は小さいものでよ
いので、省略することもできる。
【0021】図6は第3の実施例の平面図、図7はその
側面図で、第1及び第2の実施例との相違点は、緊急制
動油圧シリンダー17を反対側に設けて接地体3を駆動
するように構成したもので、その作用効果は同じであ
る。
【0022】なお、実施例では接地ブレーキ片として鋼
板ばね材を用いたが、他の新素材を用いてもよいことは
勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、凹凸のある路面、乾燥
した路面、ほこりっぽい路面、雨で濡れている路面、凍
結している路面等の種々の道路事情や自然条件の場合で
も自動車の緊急制動時に、適正に仂き、路面を損傷させ
ることなく大幅に制動距離を短縮できる制動装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の概略構成を示す平面図。
【図2】 第1の実施例におけるシャーシの平面図。
【図3】 図2のX-X線拡大側面図。
【図4】 第2の実施例の拡大側面図。
【図5】 図4の平面図。
【図6】 第3の実施例の拡大平面図。
【図7】 第3の実施例の側面図。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 車輪 3 接地体 4 軸 5 軸受 6a,6b ナックルジョイント 7 緊急制動油圧シリンダ 7a ピストンロッド 8 ブレーキペダル 9 マスターシリンダ 10 ブレーキパイプ 11 緊急制動ブレーキパイプ 12 油圧シリンダ 13 アキュムレータ 14 スピードセンサ 15 コントロールユニット 16 センサー 17 電磁弁 31 回転部材 32 防振ゴム 33 接地ブレーキ片取付部材 34 接地ブレーキ片 35 バイブレータ 36 ライニング材 37 防振コイルバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性鋼板等の弾力性素材を主材とする
    接地ブレーキ片を櫛歯状又は暖簾状に設けた接地体を車
    体の巾方向に設け、この接地体を緊急制動時に降下させ
    て、前記接地ブレーキ片の自由端側を接地させるように
    構成したことを特徴とする自動車用緊急制動装置。
  2. 【請求項2】 接地体に接地時に動作するバイブレータ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用緊急
    制動装置。
JP2001066039A 2001-03-09 2001-03-09 自動車用緊急制動装置 Pending JP2002264783A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016533953A (ja) * 2013-08-20 2016-11-04 スレイプナー フィンランド オユSleipner Finland Oy 重量のある移動可能な作業機械の移動方法および移動用トレーラー
JP2018505083A (ja) * 2014-12-08 2018-02-22 スレイプナー フィンランド オユSleipner Finland Oy 重量のある作業機を傾斜を有するベースにおいて移送する方法および移送機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016533953A (ja) * 2013-08-20 2016-11-04 スレイプナー フィンランド オユSleipner Finland Oy 重量のある移動可能な作業機械の移動方法および移動用トレーラー
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