JP2002263879A - ろう付け方法及びろう付け装置 - Google Patents

ろう付け方法及びろう付け装置

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JP2002263879A JP2001064201A JP2001064201A JP2002263879A JP 2002263879 A JP2002263879 A JP 2002263879A JP 2001064201 A JP2001064201 A JP 2001064201A JP 2001064201 A JP2001064201 A JP 2001064201A JP 2002263879 A JP2002263879 A JP 2002263879A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 置きろうを使用する接合部分の温度変化を正
確に把握して高品質なろう付けを可能とするろう付け方
法及びろう付け装置を提供する。 【解決手段】 ろう付装置13は、置きろう15が設置
された接合部材11及び被接合部材12の接合部分を加
熱するためのバーナー19と、バーナー19に供給する
可燃性ガス22及び支燃性ガス23の流量を制御するた
めの流量制御器24と、バーナー19を設置しその位置
を調整するための設置台20を制御するための位置制御
器28と、置きろう15の形状を撮像する撮像カメラ3
0と、撮像カメラ30から出力されたデータに基づい
て、流量制御器24及び/又は位置制御器28を制御す
る制御部33とから構成される。撮像カメラ30がバー
ナー19の加熱によって置きろう15の形状変化を撮像
すると、これに応答して制御部33は流量制御器24等
を制御してバーナー19の加熱量を所定量に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はろう付け方法及び
ろう付け装置に関し、特に置きろうを用いてろう付けす
るろう付け方法及びろう付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の置きろうを用いたトーチろ
う付けの概要を示した図である。
【0003】図6の(1)を参照して、大きな構造物や
非量産品のろう付けに際して、まず接合部材11と被接
合部材12とが重なるろう付け面の各々に、図示しない
糊状フラックスを刷毛で塗布して組立てる。そしてこれ
らの接合部分に置きろう15を設置した後、接合部材1
1と被接合部材12とを交互に加熱用トーチ61a,加
熱用トーチ61bを移動させながら加熱した後、両接合
部材のろう付け面の酸化皮膜を溶融させる。
【0004】加熱用トーチ61a,加熱用トーチ61b
の加熱によって接合部分が更に温度上昇すると、置きろ
う15の溶融が開始する。溶融した置きろう15は図1
6の(2)に示されているように、接合部材11と被接
合部材12との間隙63にその一部が流れこみ、露出部
分にはフィレット17が形成されてろう付け作業が完了
する。このようにして接合部材11及び被接合部材12
は部分的に加熱されてろう付けされていた。
【0005】なお、状況に応じて、接合部分の周りに加
熱コイルを配置して高周波ろう付けを行う場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなトーチろ
う付け及び高周波ろう付けは、 必要な部分のみを加熱するので接合部材及び被接合部
材の全体の強度低下を来さない、 炉中に投入しておくろう付けに比べて設備費も大きく
なく、短時間作業のため経済性が高い、 小物部品を中心に自動化が図り易い、 等の特徴から多くの、特にアルミニュウム部品のろう付
け方法として採用されている。
【0007】しかしながら,特にアルミニュウムのろう
付けでは、母材の溶融温度とろう材の溶融温度とが非常
に接近していることからろう付け作業を難しいものとし
ている。すなわち、加熱の状況によって局部的に温度が
上昇し過ぎると、「火当たり」または「バーニング」と
称する母材の溶け欠陥が発生し、ろう付け不良の主要な
原因になっていた。
【0008】ろう付けの温度制御の面からすると、±5
℃程度の精度に制御される炉中ろう付けに比較して、ト
ーチろう付け及び高周波ろう付けは、接合部分の温度の
ばらつきが大きくなることは避けられない。その結果、
すべてのろう材を溶融させるために局部加熱が生じやす
くなる。すなわち、トーチろう付け及び高周波ろう付け
の最大の課題は局部的な母材の溶け欠陥の解消にある。
そこで、この問題を解決するためには、ろう付けが行わ
れる接合部分の温度を局部的に正確に検知し、この検知
温度を速やかに加熱源にフィードバックすることが重要
である。
【0009】この局部温度測定法として、たとえば接触
式温度測定を採用すると、トーチろう付けでは感熱部が
トーチ炎にさらされ、また高周波ろう付けでは誘導電流
により感熱部が異常高温を示したりするために正確な温
度検知が困難である。
【0010】そこで、非接触型の赤外線放射型温度計に
よる測定を採用すると、接合部分の表面光沢が加工履歴
等により微妙に変化し、ろう付けを行なう高温度におい
ても赤外線放射量が変化するためやはり正確な温度測定
は困難である。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、置きろうを使用する接合部分の温
度変化を正確に把握して、高品質なろう付けを可能とす
るろう付け方法及びろう付け装置を提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、接合部材と被接合部材と
の接合部分を置きろうを用いてろう付けするろう付け方
法であって、置きろうの形状を認識しつつ、接合部分を
加熱手段で加熱し、置きろうの形状の変化に応答して、
接合部分が所定温度以上にならないように加熱手段を制
御するものである。
【0012】このように構成すると,置きろうの形状変
化に応じて接合部分の温度の上昇が制御される。
【0013】請求項2記載の発明は、接合部材と被接合
部材との接合部分を置きろうを用いてろう付けするろう
付け装置であって、置きろうの形状を撮像する撮像手段
と、接合部分を加熱する加熱手段と、撮像された置きろ
うの形状の変化を判別し、判別された変化に応答して、
接合部分が所定温度以上とならないように加熱手段を制
御する制御手段とを備えたものである。
【0014】このように構成すると、置きろうの形状変
化に応じて接合部分の温度の上昇が制御される。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成において、加熱手段は流量制御器によって各々
の流量及び供給時間が制御される可燃性ガス及び支燃性
ガスの混合ガスを燃焼して加熱するバーナーを含み、制
御手段は流量制御器を制御するものである。
【0016】このように構成すると、流量制御器によっ
てバーナーによる加熱程度が制御される。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成において、加熱手段は高周波発振器から高周波
電流が供給される加熱コイルを含み、制御部は高周波発
振器を制御するものである。
【0018】このように構成すると、高周波発振器によ
って加熱コイルによる加熱程度が制御される。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成において、加熱手段は、その位置が位置制御器
によって制御される設置台に取り付けられるバーナーを
含み、制御手段は位置制御器を制御するものである。
【0020】このように構成すると、バーナー位置の変
化によって接合部分に加わる熱量が変化する。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項2から請求
項5のいずれかに記載の発明の構成において、撮像手段
はCCDカメラを含み、制御手段は撮像された置きろう
の外郭線の変化を判別するものである。
【0022】このように構成すると、置きろうの形状変
化はその外郭線の変化となって表れる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、置きろうの形状変化に応じて接合部分の温度の上
昇が制御されるので、ろう付け環境等にかかわらず、接
合部分の局部過熱を生ずるおそれはなく安定したろう付
けが可能となる。
【0024】請求項2記載の発明は、置きろうの形状変
化に応じて接合部分の温度の上昇が制御されるので、ろ
う付け環境等にかかわらず、接合部分の局部過熱を生ず
るおそれはなく安定したろう付けが可能となる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、バーナーによる加熱程度が制御され
るので、接合部分の温度上昇が確実に制御され、使い勝
手がよい。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、加熱コイルによる加熱程度が制御さ
れ、接合部分の温度上昇が確実に制御されるので使い勝
手がよい。
【0027】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、接合部分に加わる熱量が変化するの
で、接合部分の温度上昇が制御される。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項2から請求
項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、確実に置
きろうの変化を判別できるので、装置の信頼性が向上す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態によるろう付け装置の概略構成を示したブロック図で
ある。
【0030】図を参照して、ろう付け装置13は被ろう
付け物を加熱するためのバーナー19と、バーナー19
が設置されその位置を自在に調整するための設置台20
と、設置台20によるバーナー19の位置制御を行うた
めの位置制御器28と、バーナー19に供給するガス量
を制御するための流量制御器24と、被ろう付け物に設
置された置きろう15の形状変化を撮像するための撮像
カメラ30と、撮像カメラ30から出力された撮像デー
タに基づいて、流量制御器24及び位置制御器28又は
流量制御器24若しくは位置制御器28を制御するため
の制御部33とから構成される。
【0031】この実施の形態においては、被ろう付け物
として、接合部材11と被接合部材12とが重なるろう
付け面の各々に糊状フラックスを塗布して組立て、その
接合部分にリング状の置きろう15を設置したものを対
象としている。撮像カメラ30はこの置きろう15の形
状を撮像する位置に調整されて設置されている。
【0032】流量制御器24にはプロパン等の可燃性ガ
ス22及び酸素よりなる支燃性ガス23が供給されてお
り、流量制御器24はこれらのガスの流量や供給時間を
制御部33の制御の下で調整し、調整された可燃性ガス
22及び支燃性ガス23は混合器26で混合されてバー
ナー19に供給される。
【0033】一方、設置台20は制御部33の指示の下
で、位置制御器28の制御によって矢印で示す方向、す
なわち上下あるいは前後の方向にバーナー19の位置を
調整する。
【0034】図2は図1において撮像カメラ30によっ
て撮像された置きろう15の形状変化を示した図であ
り、図3は接合部材11及び被接合部材12の接合部分
の温度変化を示したグラフである。
【0035】これらの図を参照して、接合部材11及び
被接合部材12を組立てて置きろう15を設置した後ろ
う付け作業が開始されると、制御部33の指示によって
流量制御器24は最大流量の可燃性ガス22及び支燃性
ガス23を混合器26に供給する。バーナー19は、混
合器26で混合されたガスを燃焼して接合部材11及び
被接合部材12の接合部分を加熱する。この時バーナー
19は、位置制御器28の制御によって設置台20を介
して被ろう付け物に近づくように移動する。これによっ
て接合部分、すなちわちろう付け部の温度は図3の時刻
までほぼ直線状に上昇する。
【0036】この時撮像カメラ30によって撮像された
画像は図2において“X”部分の映像となっている。す
なわち置きろう15の外側の外郭線16は円形状を有し
ている。
【0037】図3に戻って、時刻Tになるとろう付け
部の温度はろう材の固相線に相当する温度Pに到達す
る。そのため置きろう15は外側から溶融が開始され、
その外観形状が変化を始める。そしてさらにろう付け部
の温度が上昇して時刻Tとなると、ろう付け部の温度
はろう材の液相線に相当する温度Pに到達する。この
状態になると、置きろう15はほぼ全体が溶融してその
一部は接合部材11と被接合部材12の隙間に流れ込
み、且つ露出部分については図2の(2)に示すような
形状の外郭線16が形成される。
【0038】この時撮像カメラ30の撮像データは図2
の(2)に示す“Y”部分の画像データとなるため、図
2の(1)に示す “X”部分の画像データと大きく異
なることになる。この置きろう15の外郭線16の変化
を制御部33は判別し、所定の変化のタイミングでろう
付け部の温度がそれ以上に上昇しないように流量制御器
24に指示信号を出力する。
【0039】すなわち、流量制御器24はこの制御部3
3からの信号によって可燃性ガス22及び支燃性ガス2
3の流量を所定量以下になるように制御し、且つその状
態を維持すべき時間をタイマー等を用いて設定する。こ
のように流量制御器24によって可燃性ガス22及び支
燃性ガス23の流量が制限されることにより、バーナー
19の火力は所定量に調整される。すなわち、図3にお
いて時刻Tから時刻Tの間において、ろう付け部の
温度がろう材の液相線に相当する温度Pを維持するよ
うに加熱されることになる。この制御によって、ろう付
け部の温度が母材の溶融温度に相当する温度Pに到達
して生じる火当たりやバーニング等の母材の欠陥を引き
起こすことはない。
【0040】時刻Tとなって置きろう15が完全に溶
融して図2の(2)の状態に外郭線16が変形したこと
を、撮像カメラ30によって得られた撮像データで制御
部33が確認すると、ろう付け部の温度を図のように下
げていくように流量制御器24に対して指示信号を出力
する。これによってバーナー19の加熱量は所定量以下
に低下するように制御されることになる。
【0041】なお、上記の説明においてはバーナー19
の加熱量を流量制御器24を制御することによって達成
しているが、これとは別に又はこれと共に位置制御器2
8を制御して、バーナー19とろう付け対象物との距離
を調整することによって図3に示すろう付け部の温度を
確保するように制御してもよい。
【0042】図4はこの発明の第1の実施の形態におい
て撮像カメラ30によって得られる撮像データの他の例
を示した図である。
【0043】図を参照して、この例においてはその
(1)に示しているように、ろう付け開始の前の置きろ
う15の上下に現れる2本の外郭線16a,外郭線16
bを画像データとして制御部33に取込んでおく。そし
て、ろう付け部の温度がろう材の液相線に相当する温度
となり、置きろう15が完全に溶融すると、置きろう1
5の外郭線16a,外郭線16bは図4の(2)に示す
ようにほとんど認識できなくなるように変化する。従っ
てこの状態を撮像カメラ30が撮像データとして制御部
33に出力した段階でこれを置きろう15の形状変化と
してみなし、バーナー19の加熱量、加熱位置等を制御
すれば、母材を溶融させることなく図3に示すようなろ
う付け部の温度を同様に確保することができる。
【0044】図5はこの発明の第2の実施の形態による
ろう付け装置の概略構成を示したブロック図である。
【0045】図を参照して、この実施の形態の特徴は、
接合部材11及び被接合部材12の接合部分の加熱手段
として高周波発振器37から高周波電流が供給される加
熱コイル36を配置することによって達成した点であ
る。そして接合部材11及び被接合部材12の接合部分
に設置されるリング状の置きろう15の形状を撮像する
撮像カメラ30は、先の実施の形態と同様に設けられて
おり、この撮像カメラ30の撮像データは制御部33に
入力され、制御部33はこの撮像データの内容を判別し
て高周波発振器37に制御信号を出力する。
【0046】接合部材11及び被接合部材12が組立て
られ置きろう15が設置されてろう付け作業が開始され
ると、制御部33は高周波発振器37に指示信号を送
り、撮像カメラ30はこの信号に応答して最大限の高周
波電流を加熱コイル36に供給する。これによって接合
部材11及び被接合部材12の接合部分は加熱コイル3
6によって誘導加熱され、その温度が上昇する。
【0047】ろう付け部の温度がろう材の固相線に相当
する温度を超えると、置きろう15は溶融を開始しその
形状の変化が始まる。そして更に接合部分の温度が上昇
して置きろう15の液相線に相当する温度に達すると、
置きろう15は完全溶融してその外郭線の形状が大きく
変化する。
【0048】この変化を撮像カメラ30からの撮像デー
タによって制御部33が認識すると高周波発振器37に
指示信号を送り、接合部材11及び被接合部材12の接
合部分がそれ以上の温度上昇とならないように加熱コイ
ル36に対する供給電流を制限する。これによって接合
部材11及び被接合部材12の接合部材の温度はその溶
融温度に達することはなく、火当たりやバーニングを生
じるおそれはない。
【0049】そして置きろう15が完全に溶融して所望
の形状のフィレットが形成されたことを撮像カメラ30
の撮像データによって確認すると、制御部33は高周波
発振器37に対して更に制御信号を出力し、これによっ
て接合部材11及び被接合部材12の接合部分の温度は
所望の温度となるように制御されることになる。
【0050】尚、上記の各実施の形態では、置きろうと
してリング状のろう材を使用しているが、ろう材はこれ
以外の形状のものであってもよい。
【0051】又、上記の各実施の形態では、ろう材の外
郭線の判別の仕方を2種類提示しているが、これ以外の
判別の仕方を採用してもよい事は言うまでもない。
【0052】更に、上記の各実施の形態では、ろう付け
の対象としてアルミニュウム部品を前提としているが、
これ以外の材質による部品のろう付けにも同様に適用で
きる。
【0053】更に、上記の第1の実施の形態では、可燃
性ガス及び支燃性ガスの各々の流量を制御する流量制御
器を制御部が制御しているが、これらの混合ガスの流量
を直接制御するようにしてもよい。
【0054】更に、上記の第1の実施の形態では、被ろ
う付け物を加熱するバーナは1台としているが、ろう付
け対象に応じて複数のバーナを用い、これらの加熱量を
各バーナの加熱に対応する位置の置きろうの形状の変化
に基づいて個別に制御するようにすれば、より細かなろ
う付けの制御が可能となる。
【0055】更に、上記の第2の実施の形態では、加熱
コイルの位置を固定としているが、これを移動可能とし
てろう材の形状の変化に応じて移動させるようにし、被
ろう付け対象物への加熱量を制御するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるろう付け装
置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】図1で示した撮像カメラ30による撮像データ
の変化を示した図である。
【図3】図1で示した接合部材11及び被接合部材12
の接合部分の温度変化を示したグラフである。
【図4】図1で示した撮像カメラ30によって得られた
撮像データの他の例を示した図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態によるろう付け装
置の概略構成を示した図である。
【図6】従来の置きろうを用いたトーチろう付けの概要
を示したブロック図である。
【符号の説明】
11…接合部材 12…被接合部材 13…ろう付け装置 15…置きろう 19…バーナー 20…設置台 22…可燃性ガス 23…支燃性ガス 24…流量制御器 28…位置制御器 30…撮像カメラ 33…制御部 36…加熱コイル 37…高周波発振器 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部材と被接合部材との接合部分を置
    きろうを用いてろう付けするろう付け方法であって、 前記置きろうの形状を認識しつつ、前記接合部分を加熱
    手段で加熱し、 前記置きろうの形状の変化に応答して、前記接合部分が
    所定温度以上にならないように前記加熱手段を制御す
    る、ろう付け方法。
  2. 【請求項2】 接合部材と被接合部材との接合部分を置
    きろうを用いてろう付けするろう付け装置であって、 前記置きろうの形状を撮像する撮像手段と、 前記接合部分を加熱する加熱手段と、 前記撮像された置きろうの形状変化を判別し、前記判別
    された変化に応答して、前記接合部分が所定温度以上に
    ならないように前記加熱手段を制御する制御手段とを備
    えた、ろう付け装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段は、流量制御器によって各
    々の流量及び供給時間が制御される可燃性ガス及び支燃
    性ガスの混合ガスを燃焼して加熱するバーナーを含み、 前記制御手段は、前記流量制御器を制御する、請求項2
    記載のろう付け装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段は、高周波発振器から高周
    波電流が供給される加熱コイルを含み、 前記制御部は、前記高周波発振器を制御する、請求項2
    記載のろう付け装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段は、その位置が位置制御器
    によって制御される設置台に取り付けられたバーナーを
    含み、 前記制御手段は、前記位置制御器を制御する、請求項2
    記載のろう付け装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段はCCDカメラを含み、 前記制御手段は、前記撮像された置きろうの外郭線の変
    化を判別する、請求項2から請求項5のいずれかに記載
    のろう付け装置。
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