JP2002263448A - 固定層式活性炭吸着塔 - Google Patents

固定層式活性炭吸着塔

Info

Publication number
JP2002263448A
JP2002263448A JP2001065932A JP2001065932A JP2002263448A JP 2002263448 A JP2002263448 A JP 2002263448A JP 2001065932 A JP2001065932 A JP 2001065932A JP 2001065932 A JP2001065932 A JP 2001065932A JP 2002263448 A JP2002263448 A JP 2002263448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
adsorption tower
carbon adsorption
fixed bed
equation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001065932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4786043B2 (ja
Inventor
Tetsuya Sakuma
哲哉 佐久間
Keigo Kuroda
圭吾 黒田
Norinao Nagahara
則尚 長原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001065932A priority Critical patent/JP4786043B2/ja
Publication of JP2002263448A publication Critical patent/JP2002263448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4786043B2 publication Critical patent/JP4786043B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシンの除去率を一定の水準以上に保
ちながら、処理可能な排ガス流量を大きくすることを可
能とした固定層式活性炭吸着塔を提供することを目的と
する。 【解決手段】 固定層式活性炭吸着塔の活性炭層8a〜
8dを通過するガスを2系統以上に分けて通過させる構
造とした。前記活性炭層8a〜8dの厚みを1層あたり
0.05m〜0.50mにすることが好ましい。また、
前記系統ごとに、複数の活性炭層を設けることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定層式活性炭吸
着塔に関するものである。さらに詳細には、本発明は、
燃焼排ガス中に含まれるダイオキシンを除去するための
固定層式活性炭吸着塔に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境問題、特に大気汚染問題
が深刻化しており、その対策が切望されている。そこ
で、産業廃棄物処理場、ゴミ処理場などを運営する自治
体や、これらの処理プラントを製造するゴミ焼却プラン
トメーカーなどのプラントメーカーは、ダイオキシンな
どの大気汚染の環境問題に対処するために、排ガスの排
出に以前にも増して万全の注意を払っている。そして、
排ガス中の有害成分を大気に出さないように、有害成分
の除去装置の除去効率の上昇について改良につとめてい
る。一方、日本国厚生省は、廃棄物の焼却によって生成
されるダイオキシンの排出を削減するため廃棄物の処理
および清掃に関する法律(廃棄物処理法)の施行令(政
令)と同規則(省令)とを改正して、排ガス中のダイオ
キシン濃度の基準を一段と厳しくする傾向にある。
【0003】このような状況下において、既設の処理プ
ラントの場合には、設置スペース、予算、工事中のゴミ
処理等様々な問題から、ダイオキシン対策の改造を実施
することが困難な焼却施設がほとんどである。また、新
設のプラントの場合においても、敷地面積の制約でダイ
オキシン対策を施すための装置を設置するスペースがな
く困難なことが多い。
【0004】実用化レベルにある活性炭を利用したダイ
オキシン除去方法として最も一般的なものは、粉末活性
炭の吹込みである。粉末活性炭の吹込みとは、粉末活性
炭をバグフィルターの前で吹いてダイオキシン類を吸着
させて除去するものである。排出されるダイオキシンの
量を0.1〜0.01ng−TEQ/Nm3以下を保証しな
ければならない処理プラントでは、バグフィルターの後
流にバックアップシステムとして活性炭吸着塔が必要に
なっている。
【0005】ここで、従来よりダイオキシン除去装置と
して実機化されている活性炭吸着塔は、移動層式活性炭
吸着塔がほとんどである。移動層式の場合は、個々の粒
状活性炭を動かすため、常に新しい表面を排ガスと接触
させることができる。しかし、活性炭同士が擦れ合うた
めに、ダイオキシンを含んだ活性炭粉が後流に飛散し、
ばい塵を発生することになる。したがって、移動の速度
はごく小さくせざるを得ない。このために、その捕集用
のバグフィルター等が必要となり、設備が固定層式に比
べ増えてしまう傾向がある。すなわち、過剰な設備を要
する。
【0006】したがって、過剰あるいは過大な設備を要
することなく、ダイオキシンの除去率を一定の水準以上
に保つことが要請されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
鑑みてなされたものであり、ダイオキシンの除去率を一
定の水準以上に保ちながら、処理可能な排ガス流量を大
きくすることを可能とした固定層式活性炭吸着塔を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るダイオキシン除去固定層式活性炭吸着
塔は、活性炭層を通過するガスを2系統以上に分けて通
過させる構造を有することを特徴とする。ここで、前記
活性炭層の厚みを1層あたり0.05m〜0.5mにす
ることが好ましい。前記系統ごとに、複数の活性炭層を
設けることが好ましい。また、活性炭層に用いられる活
性炭は、大きな比表面積と吸着性能をもつ多孔質の炭素
質物質である。活性炭の形状は本発明で要求される固定
層式活性炭吸着塔の機能(吸着性能)を有する限り限定
されるものではないが、例えば、比表面積は800〜1
200m2・g-1、細孔径10〜20オングストローム
が好ましい。組成は炭素を主成分とするが、ほかに少量
の水素、酸素、無機成分を含む。化学構造は、無定形
で、表面に水酸基、キノン基などの官能基をもってい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづいて本発
明に係る固定層式活性炭吸着塔の好適な実施の形態を説
明する。図1〜図3に、本発明に係る固定層式活性炭吸
着塔の一実施の形態を示す。図1は本実施の形態の固定
層式活性炭吸着塔1の断面図を示す。図2は、本実施の
形態の固定層式活性炭吸着塔1の斜視図を示す。図3
は、本実施の形態の固定層式活性炭吸着塔1の内部の活
性炭層を示した斜視図を示す。なお、図2、図3におい
て、図1に描かれた活性炭投入口2、ふた3、フレコン
バッグ6、活性炭5、活性炭投入ホッパ7、スライドゲ
ート9、活性炭溜10、スクリューコンベヤ11、活性
炭排出口12は概観を見やすくするために省略してあ
る。
【0010】図2、図3に示すように、固定層式活性炭
吸着塔1に、1つの入口13と2つの出口14a、14
bを設けている。ただし、図に示されていない2つの出
口14a、14bは上方に延長し合流している。さら
に、図1も参照して、ダイオキシンを吸着する機能を有
する活性炭層を1つの入口13と2つの出口14a、1
4bの間にそれぞれ2層ずつ、合計4層8a〜8dとし
ている。これらの活性炭層8a〜8dを、固定層式活性
炭吸着塔1の中に、支持体(図に示さず)で、排ガスの
流動方向に対して垂直方向になるように立設させてい
る。左右それぞれの活性炭層8a〜8dの間には空間4a
〜4eを開けている。特に、2つの活性炭層8a〜8b
の間に、空間4bを設け、同様に、2つの活性炭層8
c、8dの間に、空間4dを設けることが整流のために
好ましい。さらに、上記入口13は前流側、上記出口1
4a、14bは後流側に設け、それぞれ、前流側と後流
側の所定の装置に接続している。すなわち、例えば、入
口13はバグフィルターに接続しており、出口14a、
14bは煙突入口に接続している。
【0011】入口13には整流板15を設けている。ま
た、活性炭層8a〜8dの上部には、活性炭投入口2を
設けている。この活性炭投入口2の上部にはふた3a〜
3dを設けている。活性炭層8a〜8dの下部には、ス
ライドゲート9a〜9dを設けている。該スライドゲー
ト9a〜9dを隔てて活性炭層8a〜8dに活性炭溜10
を設けている。活性炭溜10の中には、スクリューコン
ベヤ11を設けている。スライドゲート9a〜9d、活
性炭層8a〜8d、活性炭溜10、スクリューコンベヤ
11などは、図1において、断面として表現されてい
る。これらの構成要素は、活性炭吸着塔1の長手方向
(図示の紙面に対し垂直方向)に略同じ長さで延長して
いる。なお、ふた3a〜3dなどの付属する構成要素も
同様である。活性炭溜10の壁面は、活性炭排出口12
に向けて傾斜面をなしている。活性炭排出口12は円筒
形状であり、スクリューコンベヤ11の下方に少なくと
も1カ所に設けられている。本実施の形態では該活性炭
排出口12を活性炭溜10の出口14a、14b側端部
に設けている。つぎに、適宜、ふた3a〜3dを開けて
活性炭投入口2a〜2dにフィットするように、活性炭
投入ホッパ7が用意されている。また、活性炭投入ホッ
パ7に活性炭5を注ぐことができるようにフレコンバッ
グ6を固定材(図に示さず)で固定している。
【0012】つぎに、図1〜3の本実施の形態に係る固
定層式活性炭吸着塔1の作用について説明する。ダイオ
キシンを含む排ガスを、固定層式活性炭吸着塔1の入口
13から導入する。前流の所定装置から導入された排ガ
スを、図1〜3におけるように、左右の方向の2路に分
け、それぞれの方向で活性炭層8a、8bと、活性炭層
8c、8dを2層ずつ、空間4a〜4eを通過させ、そ
れぞれの出口14a、14bに到達させる。これによっ
て、排ガスを活性炭層8a〜8d中を通過させる。そし
て、活性炭の吸着性能によって、排ガス中のダイオキシ
ンを活性炭層に吸着させ除去する。つぎに、出口14
a、14bを通過した排ガスは、ダイオキシンが除去さ
れて、後流の所定装置に流れる。なお、上記のように、
2層ずつの活性炭層8a〜8dを通過させるのは、前段
でダイオキシンの除去とともにガスを整流して後段で確
実に有害物質を除去するためである。また、活性炭性能
が落ちていたときでも全段を取り替えなくても良く、ま
ず前段のみを交換することが可能となるので、運用コス
トの面でも有利となる。
【0013】なお、活性炭層8a〜8dが劣化したとき
は、まず、スライドゲート9a〜9dを抜き、活性炭を
活性炭溜10に重力によって落とす。活性炭溜10に溜
まった活性炭はスクリューコンベヤ11によって、活性
炭排出口12側に送られ、排出される。つぎに、スライ
ドゲートをしめる。ふた3a〜3dを開け、活性炭投入
ホッパ7を活性炭投入口2a〜2dにフィットさせる。
フレコンバッグ6から活性炭5を活性炭投入ホッパ7に
入れ、重力によって活性炭層8dに充填する。なお、こ
のとき、活性炭が劣化しやすい前段の活性炭層8b、8
cの活性炭だけを変えてもよい。なお、フレコンバッグ
6は図示しない手段によって、固定層式活性炭吸着塔1
の長手方向に沿って移動する。
【0014】図1〜3に図示した実施の形態では、排ガ
スを2系統に分けている。このため、2系統に分けない
ものと比べると、排ガスの通過する活性炭層13の断面
積が2倍になる。よって、同流量の排ガスを実質上1/
2の流速で吸着分離処理ができる。したがって、固定層
式活性炭吸着塔1の大型化が不要である。これによっ
て、排ガスの流速が早まると起こってしまう固定層式活
性炭層8a〜8dのバブリング現象を防止できる。例え
ば、ガス流量が24,000Nm3/時であるとき、活性
炭のSV値3,000で除ずると、必要な活性炭層は8
3である。例えば、これを4m3ずつに分けて2層の活
性炭層として設置すればよい。
【0015】排ガスが活性炭層8a〜8dを通過する際
に、吸着平衡にある表面と気体分子との間において吸着
量は温度および気相の圧力によって決まる。温度が一定
のとき、吸着量vは気相の圧力Pによって表され、両者
の関係式を吸着等温式と呼ぶ。本発明におけるダイオキ
シンなどの活性炭層8a〜8dへ吸着する際の吸着等温
式は、5つの式、ヘンリーの等温吸着式、ラングミュア
の等温吸着式、フロイントリッヒの等温吸着式、テムキ
ンの等温吸着式、ベット等温吸着式がモデルとして適当
である。このような式による吸着モデル化にしたがっ
て、排ガスからダイオキシンが活性炭層に吸着される。
【0016】図1〜3で示される固定層式活性炭吸着塔
1は、1系統に2層ずつの合計4層の活性炭層を設置し
た。これは、整流板と入口部の風箱方式でガスの偏流を
防ぐ構造としたが、それでも、一層目を通過前に偏流が
発生していたとしても、二層目以降は一層目を通過する
ことにより整流が容易となり、均一に活性炭を通過する
ことができるからである。また、活性炭層のメンテナン
スにも有効である。つまり、最初の層が目詰まりして
も、その層だけ交換すればよいので、全部交換する必要
がない。本発明において、2系統以上に活性炭層を分け
ることが重要であり、2系統以上に分けた場合、系統の
中の活性炭層を何層にするかは、メンテナンスなどに対
する要請にもとづく。
【0017】[運用条件]本実施の形態の固定層式活性
炭吸着塔1は、流入する排気ガスの流量が大きくなる
と、活性炭層に充填してある活性炭が流動化(バブリン
グ)を起こしてしまう。このため、活性炭が流動化する
ために必要な排気ガスの最小流動化速度を求め、固定層
式活性炭吸着塔1の運用条件を運用前に決定しておく必
要がある。また、固定層式吸着塔1の入口13と出口1
4a、14bにおける圧力の差を示すダスト負荷がある
圧力損失を求めて、圧力損失の程度を把握し装置設計に
役立てることが必要である。
【0018】[最小流動化速度の計算]ある固定層式活
性炭吸着塔1の仕様を表す、ガス温度T、活性炭の大き
さ、活性密度ρs、活性炭の空隙率ε、活性炭相当径
dp、空気密度ρf、空気粘度ηは以下のとおりとなる。
【数1】
【0019】最小流動化速度のときのレイノルズ数Re
mfは、式(1)で示される。またレイノルズ数Remf
式(2)のようにも示される。
【数2】
【数3】
【0020】また、アルキメデス数Arは式3のように
なる。
【数4】 式(3)に各値を代入してアルキメデス数Arを計算す
ると、式(4)のように9.00×105となる。
【数5】
【0021】この得られたアルキメデス数Arを式
(1)に代入する。代入した結果、数式5のようにレイ
ノルズ数Remfは161と求められる。
【数6】 式(2)に得られた各値を代入して、最小流動化速度を
式(6)のように計算し、1.21m/sの値が得られ
る。つまり、この固定層式活性炭吸着塔1では、最小流
動化速度が1.21m/sであるから、最小流動化速度
の1.21m/s以上では固定層式の活性炭層がバブリ
ングを起こすこととなる。よって、排気ガスは1.21
m/s以下で制御することが必要であることが分かる。
【数7】
【0022】[ダスト負荷があるときの圧力損失]つぎ
に、ダスト負荷があるときの固定層式活性炭吸着塔1の
圧力損失ΔPを計算する。この圧力損失ΔPを求める式は
式(7)(Ergunの式)のようになる。圧力損失Δ
Pは、充填された活性炭層8a〜8dの厚さL、活性炭層
8a〜8dの空隙率ε、粘度η、空塔速度u、流体密度
ρ、相当径dpによって求められる。式(7)は低レイ
ノルズ域のKozeney−Carman式と高レイノ
ルズ域でのBruke−Plummerの式を同時に表
す。
【数8】
【0023】なお、相当径dpは充填された活性炭が球
形以外の場合は、式(8)のように計算される。
【数9】
【0024】つぎに、前流などでダスト負荷がされたと
きの固定層式活性炭吸着塔の圧力損失はどうなるかを計
算する。まず、ダストがないときの初期空隙率ε0から
ダストがあるときの空隙率εの変化は式(9)のように
なる。
【数10】
【0025】式(7)に式(8)、式(9)、式(1
0)、飛灰密度α、液体密度ρ、液体粘度η、吸着塔有
効面積Vadを代入することにより、表1に示すようにダ
スト濃度が変化したとき、圧力損失△Pの変化が計算さ
れる。
【数11】
【数12】
【表1】
【0026】[他の実施の形態]本発明に係る固定層式
活性炭吸着塔は、特許請求の範囲、明細書、図面で示さ
れる発明の精神の範囲であれば適宜変更してよい。例え
ば、図1〜3で示される固定層式活性炭吸着塔1の活性
炭溜10を設ける代わりに、スクリューコンベヤ11と
活性炭排出口12を活性炭層8a〜8dの下方ごとにひ
とつずつ設けることをしてもよい。
【0027】
【実施例】図2、図3で示されるような本発明に係る実
施の形態である固定層式活性炭吸着塔1をゴミ焼却装置
の集塵機出口に設置し、係る固定層式活性炭吸着塔1の
ダイオキシンなどの除去に関するデータを得た。表1
は、排ガスからのダイオキシンの除去率、なお、除去率
は、吸着塔入口13と吸着塔出口14a、14bでの各
物質の濃度を測定し、入口13での濃度に対しての出口
14a、14bに至るまでに除去された濃度を百分率で
表したものである。
【表2】
【0028】表2から明らかなように、ダイオキシン除
去率は1ヶ月目が97.9%、2ヶ月目が99.8%の
ようにダイオキシン除去に対して効果が得られた。ま
た、1ヶ月から6ヶ月にかけて時間が経過したあとも、
ダイオキシン除去が持続しており、短期的なメンテナン
スなしに除去効果が得られることが了解される。また、
この除去効果が得られたのは、バブリングが防止されて
いるものと判断される。
【0029】
【発明の効果】上記したところから明らかなように、本
発明に係る固定層式活性炭吸着塔によれば、ダイオキシ
ンの除去率を一定の水準以上に保ちながら、処理可能な
排ガス流量を大きくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固定層式活性炭吸着塔の一実施の
形態の断面図である。
【図2】本発明に係る固定層式活性炭吸着塔の一実施の
形態の斜視図である。
【図3】本発明に係る固定層式活性炭吸着塔の一実施の
形態の内部の活性炭層の斜視図である。
【符号の説明】
1 固定層式活性炭吸着塔 2a〜2d 活性炭投入口 3a〜3d ふた 4a〜4e 空間 5 活性炭 6 フレコンバッグ 7 活性炭投入ホッパ 8a〜8d 活性炭層 9a〜9d スライドゲート 10 活性炭溜 11 スクリューコンベヤ 12 活性炭排出口 13 入口 14a、14b 出口 15 整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長原 則尚 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4D002 AA21 AC04 BA04 CA07 DA41 EA05 FA01 GA01 GB12 4K056 AA19 CA20 DB07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性炭層を通過するガスを2系統以上に
    分けて通過させる構造としたことを特徴とする固定層式
    活性炭吸着塔。
  2. 【請求項2】 前記活性炭層の厚みを1層あたり0.0
    5m〜0.50mにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の固定層式活性炭吸着塔。
  3. 【請求項3】 前記系統ごとに、複数の活性炭層を設け
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の固定層式
    活性炭吸着塔。
JP2001065932A 2001-03-09 2001-03-09 固定層式活性炭吸着塔 Expired - Lifetime JP4786043B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065932A JP4786043B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 固定層式活性炭吸着塔

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001065932A JP4786043B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 固定層式活性炭吸着塔

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002263448A true JP2002263448A (ja) 2002-09-17
JP4786043B2 JP4786043B2 (ja) 2011-10-05

Family

ID=18924504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001065932A Expired - Lifetime JP4786043B2 (ja) 2001-03-09 2001-03-09 固定層式活性炭吸着塔

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4786043B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152718A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Jfe Engineering Kk 活性炭吸着装置用活性炭カートリッジ
JP2005152719A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Jfe Engineering Kk 活性炭吸着装置及びその運転方法
JP2012077074A (ja) * 2010-09-07 2012-04-19 Mitsubishi Chemicals Corp 共役ジエンの製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300955A (ja) * 1999-02-17 2000-10-31 Syst Enji Service Kk 廃棄ガス中に含まれる希薄なガス状炭化水素の処理装置
JP2002011320A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Horkos Corp 活性炭吸着塔と、火葬炉排気ガス中のダイオキシン類除去方法
JP2002028444A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Amano Corp 活性炭充填塔

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000300955A (ja) * 1999-02-17 2000-10-31 Syst Enji Service Kk 廃棄ガス中に含まれる希薄なガス状炭化水素の処理装置
JP2002011320A (ja) * 2000-06-28 2002-01-15 Horkos Corp 活性炭吸着塔と、火葬炉排気ガス中のダイオキシン類除去方法
JP2002028444A (ja) * 2000-07-19 2002-01-29 Amano Corp 活性炭充填塔

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152718A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Jfe Engineering Kk 活性炭吸着装置用活性炭カートリッジ
JP2005152719A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Jfe Engineering Kk 活性炭吸着装置及びその運転方法
JP2012077074A (ja) * 2010-09-07 2012-04-19 Mitsubishi Chemicals Corp 共役ジエンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4786043B2 (ja) 2011-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100202945A1 (en) Method and Apparatus for the Enhanced Removal of Aerosols and Vapor Phase Contaminants from a Gas Stream
JPH05503659A (ja) 粉粒体として存在する固体により向流法で流体を処理する方法及び装置
KR102505327B1 (ko) 다수의 플러드형 스크러버 헤드들을 갖는 다중 레벨 가스 스크러버
KR101948510B1 (ko) 배기 가스를 처리하기 위한 장치 및 방법
US9821269B2 (en) Method and system for mixing gas and liquid for gravitational, physical and chemical collection of compounds
CN105983308A (zh) 一种通除气中污物的方法与机器
JP2002263448A (ja) 固定層式活性炭吸着塔
JPH0742488Y2 (ja) 移動床型脱じん・反応装置
JPH04367709A (ja) 有害物質を分離するための活性炭濾過器
WO2004080574A1 (en) Mercury and process for removing mercury from gases
Gao et al. Separation performance in a novel coupled cyclone with built-in circulating granular bed filter (C-CGBF)
JP2003033628A (ja) 排ガス中のダイオキシン類削減方法及び装置
Diao et al. Gas-cleaning technology
Gutiérrez et al. A technical pilot plant assessment of flue gas desulfurisation in a circulating fluidised bed
CN111603890B (zh) 一种防止气室积灰的吸附塔及利用该吸附塔进行烟气处理的方法
CN103357234B (zh) 燃煤烟气深度净化处理装置
Hadley et al. The capture of aerosol in a granular moving bed
CN203355550U (zh) 多污染物联合控制装置
CN203036657U (zh) 移动式小型烟气净化系统
KR101925556B1 (ko) 조립식 망상 충진판을 가진 모듈형 폐가스 처리 장치
Ganesan et al. Air Pollution Control Engineering
EP3027292B1 (en) Circulating dry scrubber system and method
KR102673465B1 (ko) 모듈형 흡착탑
ITMI20110319A1 (it) Dispositivo e metodo a letto fluido per l'abbattimento di polveri fini in scarichi gassosi"
CN203494338U (zh) 燃煤烟气深度净化处理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4786043

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term