JP2002263403A - 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法 - Google Patents

油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法

Info

Publication number
JP2002263403A
JP2002263403A JP2001069882A JP2001069882A JP2002263403A JP 2002263403 A JP2002263403 A JP 2002263403A JP 2001069882 A JP2001069882 A JP 2001069882A JP 2001069882 A JP2001069882 A JP 2001069882A JP 2002263403 A JP2002263403 A JP 2002263403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
oils
inorganic material
fats
inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001069882A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nakaoka
敏 中岡
Kazuto Okada
和人 岡田
Hiroyuki Yoshida
弘之 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2001069882A priority Critical patent/JP2002263403A/ja
Priority to US10/097,188 priority patent/US20030029815A1/en
Publication of JP2002263403A publication Critical patent/JP2002263403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B13/00Recovery of fats, fatty oils or fatty acids from waste materials
    • C11B13/04Recovery of fats, fatty oils or fatty acids from waste materials from spent adsorption materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11BPRODUCING, e.g. BY PRESSING RAW MATERIALS OR BY EXTRACTION FROM WASTE MATERIALS, REFINING OR PRESERVING FATS, FATTY SUBSTANCES, e.g. LANOLIN, FATTY OILS OR WAXES; ESSENTIAL OILS; PERFUMES
    • C11B3/00Refining fats or fatty oils
    • C11B3/10Refining fats or fatty oils by adsorption
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/74Recovery of fats, fatty oils, fatty acids or other fatty substances, e.g. lanolin or waxes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油脂類、脂質類、鉱物油等の油分を付着含有
する無機質材料から、油分の劣化等を生ずることなく、
安全性及び品質に優れる油分を、簡単に、効率よく、爆
発や引火等の危険を生ずることなく、低コストで安全に
分離回収する方法の提供。 【解決手段】 油脂類、脂質類、鉱物油等の油分を付着
含有する無機質材料に、水を加えて、温度120〜30
0℃及び圧力0.2〜13.0MPaの条件下に加熱加
圧処理して無機質材料から油分を分離する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油脂類、脂質類、
鉱物油などの油分を付着含有する無機質材料から油分を
分離する方法に関する。より詳細には、本発明は、油脂
類、脂質類、鉱物油などの油分を付着含有する無機質材
料(無機吸着剤など)から、有機溶媒やアルカリ水溶液
などを用いずに、水のみを使用して、安全に、簡単に且
つ低コストで油分を分離する方法に関する。本発明の方
法により分離回収された油脂類、脂質類、鉱物油などの
油分は、有機溶媒やアルカリなどを含んでおらず、しか
も高温高圧での加熱加圧処理によって十分に殺菌・滅菌
処理が施されているため、安全性に優れており、それぞ
れの用途に再利用できる。さらに、油分を分離した後の
無機吸着剤などの無機質材料も、油分の付着量が極めて
少なく、しかも有機溶媒やアルカリを含んでおらず、同
時に高温高圧での加熱加圧処理によって十分に殺菌・滅
菌処理が施されているので、無機吸着剤やその他の用途
に有効に再利用することができる。
【0002】
【従来の技術】大豆油、トウモロコシ油、アマニ油、ヒ
マシ油やその他の植物性油脂の製造に当たっては、植物
から採取した粗原油を、脱ガム、脱酸して不純物である
燐脂質、脂肪酸、微量の重金属類などの不純物を除去し
た後、活性白土(酸性白土)、活性炭、ケイソウ土、シ
リカ系吸着剤などの無機吸着剤を用いて精製処理(脱色
処理)して、油中に含まれる着色物質やその他の微量不
純物を除去することが一般に行われており、特に活性白
土による脱色処理が汎用されている。
【0003】無機吸着剤を用いて油脂類を脱色処理(精
製処理)するに当たっては、油脂に無機吸着剤を添加
し、真空下で加熱撹拌して油脂中の色素類などの不純物
を吸着分離する方法が広く採用されており、色素類など
の不純物を吸着した無機吸着剤は、濾過装置で濾過され
て、ケーク状で廃無機吸着剤として排出される。ケーク
状で排出された廃無機吸着剤には、通常40〜80質量
%程度の多量の油分が付着しており、この付着油分は、
空気、水蒸気、窒素ガスなどを用いてパージ処理(ブロ
ー処理)を行って出来る限り回収されるが、それでもパ
ージ処理後の無機吸着剤には通常30〜40質量%程度
の油が付着している。
【0004】油脂の付着した廃無機吸着剤の一部は、建
築骨材、堆肥製造時の発酵助剤などとして用いられてい
る。しかしながら、建築骨材の用途では、廃無機吸着剤
中の油分が障害となり、骨材としての機能に劣る場合が
多い。また、堆肥製造用の発酵助剤としての用途では、
添加剤として用いられるため、その使用量が極めて少な
い。しかも、油脂の付着した廃無機吸着剤を堆肥製造用
の発酵助剤として用いる場合は、そこに含まれる油脂の
酸化による植物生育阻害を生じ易いという問題がある。
そのため、建築骨材や発酵助剤などとしての利用は、大
量に排出される油脂付着廃無機吸着剤の有効な利用分野
にはなっていないのが現状である。
【0005】そこで、油脂を付着含有する廃無機吸着剤
の大半は、産業廃棄物として、単独で焼却処理するか又
は他の廃棄物と混合して焼却処理し灰分として廃棄処分
したり、或いは油脂を付着含有した状態のままで埋め立
てるなどして処分されている。しかしながら、焼却処理
は、油脂資源のロス、焼却による大気汚染などの環境問
題を有しており、さらに埋め立て処理も多量の油脂によ
る土壌環境の悪化などの環境問題を有しており、油脂を
付着含有する廃無機吸着剤のより有効な処理が従来から
強く求められてきた。
【0006】上記のような状況下に、廃無機吸着剤に付
着した油脂を分離回収して再利用することが行われるよ
うになっており、油脂の分離法としては、従来、ヘキ
サンなどの有機溶媒を用いて油分を抽出して回収する方
法、希アルカリ水溶液中で加熱してアルカリ水溶液の
上部に浮上する油分を回収する方法、アルカリ水溶液
を加えてオートクレーブ中で蒸気加熱して油分を分離回
収する方法などが採用されている。
【0007】しかしながら、有機溶媒を用いる前記の
従来法は、引火や爆発の恐れのあるヘキサンなどの有機
溶媒を使用するため、装置面や操作面で安全性の確保に
十分に配慮する必要があり、しかも作業環境や周囲環境
の悪化を生じ易い。その上、有機溶媒の使用によるコス
トの上昇、油分の抽出に用いた有機溶媒を回収するため
の加熱処理装置や工程の付加による工程および装置の複
雑化、コストの上昇などを招いている。さらに、油脂が
食用油脂である場合は、溶媒抽出によって分離回収した
油脂を再度食用に用いる際に、安全性などの点から、油
脂中に含まれる有機溶媒を完全に除去する必要があり、
手間がかかり、コスト的にも不利である。また、前記
およびの方法は、アルカリ水溶液を用いているため
に、分離回収された油脂や無機吸着剤からアルカリを除
去する必要があり、やはり手間およびコストがかかる。
かかる点から、油脂の付着した無機吸着剤から、それぞ
れの油脂本来の用途に有効に使用できる安全性に優れる
油脂を、簡単に、安全に且つ低コストで分離回収する方
法が求められているが、十分に満足のゆく方法が得られ
ていないのが実情である。
【0008】また、植物性の油脂類に限らず、動物性の
油脂類、脂質、鉱物油などの他の油分においても、その
調製工程や処理工程で、多量の油分が付着した無機質材
料が排出されることが多く、その場合にも油分が付着し
た無機質材料から、油分を安全に、簡単に且つ低コスト
で分離・回収する方法が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、油脂
類、脂質類、鉱物油などの油分の付着した無機質材料か
ら、有機溶媒やアルカリ水溶液などを用いることなく、
安全に、効率よく、低コストで油分を分離回収する方法
を提供することである。さらに、本発明の目的は、油脂
類、脂質類または鉱物油等の油分の付着した無機質材料
から、油脂類、脂質類または鉱物油などとして有効利用
できる、高品質で安全性に優れる油分を分離回収する方
法を提供することである。また、本発明の目的は、油脂
類、脂質類または鉱物油等の油分の付着した無機質材料
から油分を分離して、無機質材料本来の特性を十分に有
していて、無機吸着剤、土壌改良剤、その他の用途に有
効に再利用できる安全性に優れる無機質材料を回収する
方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上述の目的
を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、植物性
油脂などの油脂を付着含有する無機吸着剤に、水を加え
て、特定の温度および圧力で加熱加圧処理すると、有機
溶媒やアルカリなどを含まず、安全性に優れ、高品質
で、有効利用可能な油分を、簡単に且つ低コストで安全
に分離回収できることを見出した。そして、本発明者ら
は、そのような加熱加圧処理によって油脂を分離した後
の無機吸着剤は、良好な吸着性能を有しており、無機吸
着剤として有効に再利用できること、また有機溶媒やア
ルカリを含まないので土壌改良剤やその他の用途にも有
効利用できることを見出した。さらに、本発明者らは、
水を加えての前記した特定の加熱加圧処理は、油脂を付
着含有する無機吸着剤のみならず、脂質類、鉱物油など
の他の油分を付着含有する無機質材料に対しても同様に
有効に適用できることに想到し、それらの知見に基づい
て本発明を完成した。
【0011】すなわち、本発明は、 (1) 油分を付着含有する無機質材料に、水を加え
て、温度120〜300℃および圧力0.2〜13.0
MPaの条件下に加熱加圧処理して無機質材料から油分
を分離することを特徴とする油分の分離方法である。
【0012】そして、本発明は、 (2) 油分が、油脂類、脂質類または鉱物油である前
記(1)の分離方法; (3) 油分を付着含有する無機質材料100質量部に
対して、水を100〜500質量部の割合で加える前記
(1)または(2)の分離方法; (4) 加熱加圧処理を1〜60分間行う前記(1)〜
(3)のいずれかの分離方法; (5) 油分を付着含有する無機質材料が、油分の精製
に用いた無機吸着剤である前記(1)〜(4)のいずれ
かの分離方法; (6) 無機吸着剤が、活性白土、活性炭、ケイソウ
土、ベントナイト、シリカ系吸着剤、炭酸カルシウムお
よび酸化チタンから選ばれる少なくとも1種である前記
(1)〜(5)のいずれかの分離方法; (7) 植物性油脂を付着含有する無機吸着剤100質
量部に対して、水を100〜500質量部の割合で加え
て、温度120〜300℃および圧力0.2〜13.0
MPaの条件下に加熱加圧処理して無機吸着剤から植物
性油脂を分離する方法; (8) 植物性油脂を付着含有する無機吸着剤が、植物
性油脂の精製に用いた廃無機吸着剤である前記(7)の
方法;および、 (9) 植物性油脂が、植物性食用油脂である前記
(7)または(8)の方法;を具体的な態様として包含
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。本発明では、油分を付着含有する無機質材料に、
水を加えて、温度120〜300℃および圧力0.2〜
13.0MPaの条件下に加熱加圧処理して、無機質材
料から油分を分離する。本発明では、系に加えた水は、
上記の温度および圧力下で亜臨界水の状態になってい
る。なお、本発明における前記温度および圧力は、加熱
加圧処理容器内の温度および圧力をいう。
【0014】本発明において、無機質材料に付着含有さ
れている「油分」の代表例としては、油脂類、脂質類ま
たは鉱物油を挙げることができる。そのうち、油脂類
は、食用油脂および非食用油脂のいずれであってもよ
い。また、油脂類は植物性油脂または動物性油脂のいず
れであってもよい。食用油脂の例としては、大豆油、菜
種油、綿実油、コーン油、ヒマワリ油、サフラワー油、
オリーブ油、ゴマ油、椰子油、ココナツ油、ピーナツ油
などの植物性油脂、ラード、ヘッド、マトン、魚油、鯨
油などの動物性油脂などを挙げることができる。また、
非食用油脂の例としては、ヒマシ油、アマニ油、テレピ
ン油など挙げることができる。脂質の例としては、リン
脂質、糖脂質、ロウ、ステロイド、カロチノイド、テル
ペン類、中性脂肪などを挙げることができる。鉱物油と
しては、石油等の鉱油を挙げることができる。
【0015】本発明における処理対象物である「油分を
付着含有する無機質材料」の代表例としては、上記した
油脂類、脂質類、鉱油などの油分の調製工程や処理工程
などにおいて排出される、油脂類、脂質類、鉱油などの
油分を付着含有する廃無機質材料を挙げることができ
る。「油分を付着含有する無機質材料」における油分の
付着含有量は特に制限されず、該無機質材料が排出され
る処理の種類や工程の種類などに応じてそれぞれ異なり
得る。本発明における加熱加圧処理は油分を付着含有す
る無機質材料を予め空気、窒素ガス、水蒸気などにより
パージ処理(ブロー処理)して油分の一部を無機質材料
から分離してから行っても、またはパージ処理を行わず
に油分を付着含有する無機質材料をそのまま直接加熱加
圧処理してもよいが、予め空気、窒素ガス、水蒸気など
によりパージ処理を行って無機質材料に付着含有されて
いる油分の量を低減しておくと、脱油処理効率の向上を
図ることができる。油分を付着含有する無機質材料が、
植物性油脂を付着含有する無機吸着剤である場合は、上
記したように、パージ処理(ブロー処理)前には油分を
一般に約40〜80質量%程度付着含有しており、パー
ジ処理した後では油分を一般に30〜40質量%程度付
着含有している。本発明では、それらのいずれもが使用
できるが、パージ処理して油分を30〜40質量%程度
にまで低減したものを用いることが好ましい。
【0016】本発明で用いる[油分を付着含有する無機
質材料」における無機質材料は、油分を付着含有する無
機質材料であればいずれでもよく、無機質材料は、粒状
または粉末状の形態であることが好ましい。そのような
無機質材料の代表例は、無機吸着剤であり、無機吸着剤
の具体例としては、活性白土(酸性白土)、活性炭、ケ
イソウ土、ベントナイト、シリカ系吸着剤、炭酸カルシ
ウム、酸化チタンなどを挙げることができる。そのうち
でも、本発明の方法は、油脂を付着含有する活性白土、
活性炭、ケイソウ土、ベントナイト、シリカ系吸着剤な
どの無機吸着剤(廃無機吸着剤)から油脂を分離するた
めの分離方法として適しており、特に植物性の食用油脂
を付着含有する活性白土からの食用油脂の分離方法とし
て特に適している。油脂の脱色処理などに汎用されてい
る活性白土は、色素などの吸着性に優れ、モンモリナイ
ト属粘度を主成分とする天然原料を、硫酸、塩酸などの
酸で化学的に処理した活性化した微粒固体である。活性
白土の吸着能は、酸処理の強弱によって異なり、酸処理
の程度が強くなるほど比表面積が増大し吸着容量が大き
い。化学組成は、ケイ酸SiO2・H2O 70〜80質
量%、酸化アルミニウムAl23 10〜13質量%か
ら主としてなっている。
【0017】油分を付着含有する無機質材料から油分を
分離するに際し、加熱加圧処理の温度が120℃未満で
あると、油分の回収率が低下し、しかも油分分離後に回
収される無機質材料の物性の復元が低下する。特に、無
機質材料が無機吸着剤である場合は、吸着能の復元が低
くなる。一方、加熱加圧処理の温度が300℃を超える
と、油分の熱分解および/または加水分解が大きくな
り、分離回収される油分の品質が低下する。また、加熱
加圧処理の圧力が0.2MPa未満であると、油分の回
収率が低下し、しかも油分分離後に回収される無機質材
料の物性の復元が低下する。特に、無機質材料が無機吸
着剤である場合は、吸着能の復元が低くななる。一方、
加熱加圧処理の圧力が13.0MPaを超えると、油分
の分解および/または加水分解が大きくなり、分離回収
される油分の品質が低下する。本発明において、油分を
付着含有する無機質材料が、油脂、特に植物性の油脂を
付着含有する無機吸着剤(特に活性白土)である場合
は、油脂の分離回収率および無機吸着剤の吸着能の復元
性の点から、加熱加圧処理を温度150〜250℃、圧
力0.5〜4.0MPaで行うことが好ましく、温度1
60〜200℃、圧力0.6〜1.6MPaで行うこと
がより好ましい。
【0018】加熱加圧処理を行う際の水の使用量は、無
機質材料に付着している油分の種類や量、無機質材料の
種類などに応じて異なり得るが、一般的には、油分を付
着含有する無機質材料100質量部に対して、水を10
0〜500質量部の割合で加えて、上記した加熱加圧処
理を行うことが、油分の分離率、分離された油分の品
質、油分を分離した後の無機質材料の性能などの点から
好ましく、水を150〜350質量部の割合で加えて加
熱加圧処理を行うことがより好ましい。特に、油分を付
着含有する無機質材料が、植物性の油脂を付着含有する
無機吸着剤(特に活性白土)である場合は、水の使用量
を前記した範囲にして加熱加圧処理を行うことが好まし
い。
【0019】上記の加熱加圧処理の時間は、無機質材料
に付着している油分の種類や量、無機質材料の種類など
に応じて異なり得るが、一般的には、1〜60分程度、
特に2〜10分とすることが、処理効率、油分の分離
率、分離された油分の品質、油分を分離した後の無機質
材料の性能などの点から好ましい。
【0020】油分を無機質材料から分離するための加熱
加圧処理、およびそれに続く油分と無機質材料の分離回
収は、バッチ式で行っても又は連続式で行ってもいずれ
でもよい。例えば、バッチ式で行う場合は、油分を付着
含有する無機質材料に水を加えて、水が亜臨界水の状態
にある上記した条件下で加熱加圧処理することにより、
無機質材料に付着含有されていた油分が、無機質材料か
ら分離して水蒸気相へと移行するので、続いて加熱加圧
処理に用いた装置内でまたは該装置から取り出した後に
系の温度を100℃以下に下げることにより、水蒸気相
が水相へと変化し、該水相の上部に一般に水よりも比重
の小さい油分が上澄みとして液状で分離するかまたは固
形状で分離し(水相の温度が油分の融解温度よりも低い
場合)、一方比重の大きな無機質材料は水相の下部に沈
降物として沈降する。バッチ式および連続式のいずれの
場合も、加熱加圧装置内または加熱加圧装置外で、上部
の水相および油分相と、沈降した無機質材料を別々に分
離回収し、さらに油分相を水相から分離することによ
り、油分を極めて簡単に回収することができる。また、
別に回収した無機質材料は、乾燥および/または焼成、
或いは乾留することにより、無機質材料の種類に応じ
て、例えば油分を精製処理する際の無機吸着剤などとし
て有効に再利用することができる。
【0021】加熱加圧処理に用いる加熱加圧装置の種類
や構造などは特に制限されず、油分を付着含有する無機
質材料と水との混合物を温度120〜300℃および圧
力0.2〜13.0MPaの条件下に加熱加圧処理し得
る加熱加圧装置であればいずれも使用でき、例えば、オ
ートクレーブ、温水ボイラーなどを挙げることができ
る。加熱加圧装置は、水および油分の取出口と無機質材
料の取出口を別々に有していても、または水、油分およ
び無機質材料を1つの取出口から取り出す形式のもので
あってもいずれでもよい。また、加熱加圧装置内に、装
置内の内容物を撹拌するための手段を設けておいてもよ
い。
【0022】上記により分離回収された油分は、有機溶
媒やアルカリなどを含まず安全性および取り扱い性に極
めて優れているため、油分の種類などに応じて、食用油
脂やその他の用途に有効に再利用することができる。さ
らに、上記により分離回収された無機質材料も、有機溶
媒やアルカリなどを含まず、安全性および取り扱い性に
優れており、しかも油分の付着含有量が大幅に低減され
ているので、そのまま乾燥することにより、無機質材料
の種類に応じて、油分を精製処理する際の無機吸着剤、
土壌改良剤、その他の用途に有効に再利用することがで
きる。
【0023】
【実施例】以下に実施例などにより本発明について具体
的に説明するが、本発明は以下の例に何ら限定されな
い。以下の例において、活性白土の含油量、油脂の酸価
および過酸化物価、並びに活性白土の脱色吸着能は次の
ようにして測定した。
【0024】[活性白土の含油量]社団法人日本油化学
会制定の「基準油脂分析試験法(I)」の“1.5 油
分”の項に規定されている、ソックスレー油脂抽出法に
従って測定した。
【0025】[油脂の酸価]社団法人日本油化学会制定
の「基準油脂分析試験法(I)」の“2.3 酸価”の項
に規定されている、水酸化カリウム滴定法に従って測定
した。
【0026】[油脂の過酸化物価]社団法人日本油化学
会制定の「基準油脂分析試験法(I)」の“2.5.2
過酸化物価”の項に規定されている、酢酸−イソオクタ
ン法に従って測定した。
【0027】[活性白土の脱色吸着能]使用前の“フレ
ッシュな活性白土”の所定量(W0)(g)を使用して
脱色して得られた油脂の色調(ロビボンド比色法による
R値とY値)と同等の色調を有する油脂を得るために必
要な“再生した活性白土”の使用量(W1)(g)を測
定し、式;W0/W1×100(%)を求めて、その値を
再生した活性白土の脱色吸着能(%)とした。具体的に
は、例えば、一定色調(ロビボンド比色法によるR値=
1.5、Y値=15)の油脂を得るために“フレッシュ
な活性白土”を100g使用し、一方それと同じ色調
(R値=1.5、Y値=15)の油脂を得るために“再
生した活性白土”を200g使用する必要があった場合
には、再生した活性白土の脱色吸着能は、(100g/
200g)×100=50%として算出される。
【0028】《実施例1》 (1) パーム油の精製工程における脱色処理に使用し
た活性白土(水澤化学株式会社製「V2」グレード)を
濾過により濾しとり、空気および窒素にて脱油パージ処
理して、含油量が約35質量%である油分含有活性白土
(廃白土)を得た。 (2) 上記(1)で得た廃白土100gに純水200
gを加えて、容量500mlのオートクレーブに入れ、
オートクレーブ内の温度を180℃に昇温させ(圧力
MPa)、同温度および圧力に5分間維持した。 (3) 次いで、オートクレーブの内温を60℃まで冷
却し、内容物全体をオートクレーブから取り出して静置
した。それによって、上方から油分層、水層および活性
白土層(沈降物)に層状に分離したので、上澄みの油分
および下層の活性白土を別々に分離回収した。 (4) 上記(3)で分離回収した油分(パーム油)の
酸価および過酸化物価を上記した方法で測定したとこ
ろ、以下の表1に示すとおりであった。 (5) さらに、上記(3)で分離回収した活性白土を
温度60℃で60分間乾燥した後、活性白土中に含まれ
る含油量および活性白土の脱色吸着能を上記した方法で
測定したところ、下記の表1に示すとおりであった。
【0029】《比較例1》 (1) 実施例1の(1)で得たパーム油を付着含有す
る廃白土100gにヘキサン200gを加え、容量50
0mlのフラスコに入れ、内容物を40℃に加熱して、
密栓して5分間撹拌した後、静置し、上澄みのヘキサン
層(パーム油を溶解含有)と沈降した活性白土層を別々
に回収した。 (2) 上記(1)で回収したパーム油含有ヘキサン液
を60℃に加熱してヘキサンを留去し、残留液をパーム
油として回収した。その酸価および過酸化物価を上記し
た方法で測定したところ、以下の表1に示すとおりであ
った。なお、これにより得られたパーム油は、微量のヘ
キサンを含有していた(ヘキサン含量3.5質量%)。 (3) さらに、上記(1)で回収した活性白土を温度
60℃で60分間乾燥した後、活性白土中に含まれる含
油量(パーム油含量)および活性白土の脱色吸着能を上
記した方法で測定したところ、下記の表1に示すとおり
であった。なお、乾燥後の活性白土は、微量のヘキサン
を含量していた(ヘキサン含量0.1質量%)。
【0030】
【表1】
【0031】上記の実施例1および比較例1の結果から
明らかなように、油分を付着含有する廃活性白土(無機
吸着剤)に、水を加えて、本発明で規定する所定の温度
および圧力下に加熱加圧処理した実施例1では、ヘキサ
ン(有機溶媒)を用いて脱脂処理を行った比較例1(従
来例)に比べて、活性白土からの脱脂率、分離回収され
た油分(パーム油)の酸価および過酸化物価並びに活性
白土における含油量および脱色着能において殆ど遜色が
ない。そして、実施例1で分離回収された油分(パーム
油)は、ヘキサンなどの有機溶媒を全く含んでいないの
で、安全性に優れており、しかもその酸価および過酸化
物価も食用に供し得る十分に低い値であるので、食用油
脂として有効に用いることができる。さらに、実施例1
で分離回収された活性白土は、有機溶媒を含んでおら
ず、安全性に優れ、しかも高い脱色吸着能を有している
ので、食用油脂の脱色処理に再利用できる。また、実施
例1で分離回収された活性白土は、油分の含有量が少な
く、しかも有機溶媒を含んでおらず安全性に優れている
ので、食用油脂の脱色処理での再利用のみならず、土壌
改良剤などの他の用途にも安全に且つ有効に使用するこ
とができる。
【0032】《実施例2》 (1) 実施例1の(1)で得たパーム油を付着含有す
る廃白土100gに純水100gを加えて、容量500
mlのオートクレーブに入れ、オートクレーブ内の温度
および圧力を下記の表2に示すそれぞれの温度および圧
力にして5分間維持する実験をそれぞれ行った。 (2) それぞれの実験において、オートクレーブの内
温を60℃まで冷却し、内容物全体をオートクレーブか
ら取り出して静置し、上澄みの油分および下層の沈降し
た活性白土を別々に分離回収して、分離回収した油分
(パーム油)の酸価および過酸化物価、並びに活性白土
に含まれる含油量および活性白土の脱色吸着能を上記し
た方法で測定したところ、下記の表2に示すとおりであ
った。
【0033】
【表2】
【0034】上記の表2の結果から、油分を付着含有す
る無機質材料に水を加えて、温度120〜300℃およ
び圧力0.2〜13.0MPaで加熱加圧処理すること
により、酸価および過酸化物価が低くて品質に優れる油
分が分離回収されるとともに、含油量が少なく、脱色吸
着能が高くて、再利用可能な無機質材料が分離回収され
ることがわかる。
【0035】
【発明の効果】本発明の方法による場合は、油脂類、脂
質類、鉱物油などの油分の付着した無機質材料から、有
機溶媒やアルカリ水溶液などを用いることなく、安全
に、効率よく、低コストで油分を分離回収することがで
きる。特に、本発明による場合は、引火や爆発の危険の
ある有機溶媒を用いずに、水のみを用いて油分の分離処
理を行うので、簡単な装置でよく、有機溶媒の使用に伴
うコストの上昇、分離した油分からの有機溶媒の除去装
置や除去工程が不要であり、爆発や引火の危険がなく、
安全性および衛生性にも優れている。そして、本発明に
よる場合は、油脂類、脂質類または鉱物油等の油分の付
着した無機質材料から、有機溶媒やアルカリを含まず、
しかも高温高圧での加熱加圧処理によって十分に殺菌・
滅菌処理された、安全性の高い高品質の油分(油脂類、
脂質類、鉱物油など)を分離回収できる。そのため、本
発明の方法により分離回収された油分は、種々の用途に
有効に利用することができる。特に、分離回収される油
分が食用油脂である場合は、有機溶媒やアルカリを含ま
ず、しかも十分に殺菌・滅菌処理されているので、安全
にそのまま食用油脂として使用することができる。さら
に、本発明により油分を分離した後の無機質材料は、油
分の付着量が極めて少なく、無機質材料本来の特性を十
分に有している。しかも、油分を分離した後の無機質材
料は、有機溶媒やアルカリを含んでおらず、その上高温
高圧での加熱加圧処理によって十分に殺菌・滅菌処理さ
れているので、安全性に優れている。そのため、本発明
の油分分離方法によって回収された無機質材料は、無機
吸着剤、土壌改良剤、その他の用途に有効に再利用する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 弘之 大阪府堺市百舌鳥本町3丁6番地の5 Fターム(参考) 4D056 EA01 EA08 4H059 AA02 AA04 AA06 AA11 AA12 AA13 BA83 BB57 BC03 BC13 BC19 BC44 CA21 CA72 CA73 EA21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油分を付着含有する無機質材料に、水を
    加えて、温度120〜300℃および圧力0.2〜1
    3.0MPaの条件下に加熱加圧処理して無機質材料か
    ら油分を分離することを特徴とする油分の分離方法。
  2. 【請求項2】 油分が、油脂類、脂質類または鉱物油で
    ある請求項1に記載の分離方法。
  3. 【請求項3】 油分を付着含有する無機質材料100質
    量部に対して、水を100〜500質量部の割合で加え
    る請求項1または2に記載の分離方法。
  4. 【請求項4】 加熱加圧処理を1〜60分間行う請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の分離方法。
  5. 【請求項5】 油分を付着含有する無機質材料が、油分
    の精製に用いた無機吸着剤である請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の分離方法。
  6. 【請求項6】 無機質材料が、活性白土、活性炭、ケイ
    ソウ土、ベントナイト、シリカ系吸着剤、炭酸カルシウ
    ムおよび酸化チタンから選ばれる少なくとも1種の無機
    吸着剤である請求項5に記載の分離方法。
  7. 【請求項7】 植物性油脂を付着含有する無機吸着剤1
    00質量部に対して、水を100〜500質量部の割合
    で加えて、温度120〜300℃および圧力0.2〜1
    3.0MPaの条件下に加熱加圧処理して無機吸着剤か
    ら植物性油脂を分離する方法。
  8. 【請求項8】 植物性油脂を付着含有する無機吸着剤
    が、植物性油脂の精製に用いた廃無機吸着剤である請求
    項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 植物性油脂が、植物性食用油脂である請
    求項7または8に記載の方法。
JP2001069882A 2001-03-13 2001-03-13 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法 Pending JP2002263403A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001069882A JP2002263403A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法
US10/097,188 US20030029815A1 (en) 2001-03-13 2002-03-12 Method for separating oils from inorganic materials containing adhered oils

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001069882A JP2002263403A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002263403A true JP2002263403A (ja) 2002-09-17

Family

ID=18927847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001069882A Pending JP2002263403A (ja) 2001-03-13 2001-03-13 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030029815A1 (ja)
JP (1) JP2002263403A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264077A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nisshin Oillio Group Ltd 共役型トリエン酸含有油脂組成物及びその油脂の製造方法
JP2009215437A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Osaka Prefecture Univ 米ぬか油の製造方法
WO2011138957A1 (ja) * 2010-05-07 2011-11-10 株式会社Adeka 食用油脂の精製方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060185034A1 (en) * 2005-02-11 2006-08-17 Kalamazoo Holdings, Inc. Capsicum variety exhibiting a hyper-accumulation of zeaxanthin and products derived therefrom
WO2024023370A1 (es) * 2022-07-28 2024-02-01 Solució Circular S.L. Reactor, instalación y proceso de operación asociado para la extración de aceite de tierras agotadas y reactivación de éstas
EP4349475A1 (en) * 2022-10-07 2024-04-10 Clariant International Ltd Method for recovering spent bleaching earth

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264077A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nisshin Oillio Group Ltd 共役型トリエン酸含有油脂組成物及びその油脂の製造方法
JP2009215437A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Osaka Prefecture Univ 米ぬか油の製造方法
WO2011138957A1 (ja) * 2010-05-07 2011-11-10 株式会社Adeka 食用油脂の精製方法
JP5829209B2 (ja) * 2010-05-07 2015-12-09 株式会社Adeka 食用油脂の精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030029815A1 (en) 2003-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102342647B1 (ko) 열처리에 의한 공급원료의 정제방법
EP0185182B1 (en) Method for refining glyceride oils using amorphous silica
EP0348004B1 (en) Method of refining glyceride oils
KR101474055B1 (ko) 에스테르 교환유의 정제 방법
SG177423A1 (en) Process for removing unwanted propanol components from unused triglyceride oil
CA2040677A1 (en) Fatty chemicals and wax esters
WO2003076553A1 (fr) Procede de production de biocarburant
US6635595B2 (en) Process for simultaneous alkyl esterification of oil and regeneration of spent oil purification medium
HU214203B (hu) Eljárás rövid szénláncú alkoholok zsírsav-észtereinek előállítására
JP2002263403A (ja) 油分を付着含有する無機質材料からの油分の分離方法
US5573672A (en) Water managed solvent extraction process for the organic wastes
JPH06296865A (ja) 使用済酸活性化スメクタイト粘土を再生、そして任意に炭化処理するための方法
JPH02150495A (ja) グリセリド油の二相吸着及び処理
US6448423B1 (en) Refining of glyceride oils by treatment with silicate solutions and filtration
EP0558173A1 (en) Process for removal of chlorophyll and color bodies from glyceride oils using amorphous silica alumina
JP2009275127A (ja) グリセリンで洗浄を行うバイオディーゼル燃料製造方法
JPS5935958B2 (ja) 粘土からの重合酸回収法
CN110724257A (zh) 一种从甘油渣中提取聚甘油的方法
WO2015069129A1 (en) Process and catalyst for obtaining fatty acid methyl esters
JPS6369891A (ja) 精製油の製造方法
FI130348B (en) A new method for removing or reducing inorganic chloride compounds from the starting material
JP2004223426A (ja) 油分を含有する無機質材料の処理方法
FI130127B (en) New process for removing or reducing a demulsifier from a raw material
JP2003170037A (ja) 油分分離装置
JP2003119486A (ja) 使用済み白土の分離回収方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040303