JP2002262587A - 圧電アクチュエータ、時計、携帯機器及び圧電アクチュエータにおいて押圧力を調整する調整方法 - Google Patents

圧電アクチュエータ、時計、携帯機器及び圧電アクチュエータにおいて押圧力を調整する調整方法

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JP2002262587A
JP2002262587A JP2001055800A JP2001055800A JP2002262587A JP 2002262587 A JP2002262587 A JP 2002262587A JP 2001055800 A JP2001055800 A JP 2001055800A JP 2001055800 A JP2001055800 A JP 2001055800A JP 2002262587 A JP2002262587 A JP 2002262587A
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明宏 澤田
Makoto Furuhata
誠 古畑
Hidehiro Akaha
秀弘 赤羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の駆動特性を得ることが可能な圧電アク
チュエータを提供する。 【解決手段】 ばね部材12の他端部12cは、偏心形
状の押圧調整カム13に当接されている。この押圧調整
カム13を、ねじ13aを緩めて回転させ、点線に示す
ようにして他端部12cに当接させると、ばね部材12
の一端部12aは支持部材11の部位11dを図面上方
に押圧する。これによって、振動板10の突起部36が
ロータ100側に押圧され、ロータ100の駆動効率が
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子を有する
圧電アクチュエータ、この圧電アクチュエータを備えた
時計および携帯機器、そして、この圧電アクチュエータ
において押圧力を調整する調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電素子の圧電効果を利用した各
種の圧電アクチュエータが開発され、例えば腕時計型情
報機器の分野に応用されている。図20は、圧電アクチ
ュエータを備える腕時計のカレンダー表示機構の従来例
を示す模式図である。同図に示すように、このカレンダ
ー表示機構は、圧電アクチュエータA1、ロータ1、中
間車2、および日や曜が表記されたリング状の日車3を
備えている。地板(支持体)4に軸支されるロータ1
は、圧電アクチュエータA1によって図中矢印Yで示す
方向に回転駆動させられるようになっている。このロー
タ1には、地板4に軸支される中間車2が噛合されてお
り、中間車2には日車3が噛合されている。この構成に
より、圧電アクチュエータA1に駆動されるロータ1の
回転に伴って日車3が図中矢印Zで示す方向に回転させ
られるようになっている。
【0003】次に、図21に上記圧電アクチュエータA
1の詳細な構成を示す。図21に示すように、圧電アク
チュエータA1は、図面の左右方向に長く形成された長
板状の振動板5を有している。振動板5の長手方向の端
部には突起部6がロータ1側に向けて突設されている。
また、振動板5の図面上側には、振動板5を地板4に支
持する支持部材7が取り付けられ、振動板5の図面下側
には、ばね部材8の一端が取り付けられている。ばね部
材8の他端は、地板4に立設されたピン9に支持されて
いる。これにより、振動板5は図の上方に配置されたロ
ータ1側に付勢され、突起部6がロータ1の側面に当接
させられるようになっている。
【0004】振動板5は、交流電流が印加されると、突
起部6をロータ1と当接した状態で、図中矢印Xで示す
方向に振動する。この振動は突起部6を介してロータ1
に伝達され、これを駆動力としてロータ1が矢印Y方向
に回転する。この際、上述したようにばね部材8を設け
ることによって突起部6をロータ1側に付勢しているの
で、ロータ1へ上記駆動力を安定的に供給することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ロータ1に供給される
駆動力は、突起部6をロータ1側に付勢する力(以下、
押圧力と呼ぶ)によって大きく影響される。例えば、押
圧力が大きすぎると、ロータ1のトルクが大きくなる一
方、駆動するために必要とする電力が大きくなり、最悪
の場合はロータ1を回転駆動させることができなくな
る。また、押圧力が小さすぎると、振動板5の振動がロ
ータ1にあまり伝達されないので駆動力が減少し、わず
かな負荷でロータ1が停止したり、最悪の場合はロータ
1を回転駆動させることができなくなる。
【0006】従って、この種の圧電アクチュエータを設
計する段階では、ばね部材8の形状や弾性特性、突起部
6の位置や形状、ロータ1の径、ピン9の位置、及び、
ロータ1と振動板5との相対的な位置関係等の各種の条
件を、厳密に計算しておく必要がある。しかしながら、
上述の条件は、製造ないし組立を行う段階で、どうして
もばらつきが生じてしまう。従って、予め設計段階で予
想されるロータ1の駆動特性を実現できないおそれがあ
った。
【0007】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、所望の駆動特性を得ることが可能な圧電ア
クチュエータ、この圧電アクチュエータを備えた時計お
よび携帯機器、及びこの圧電アクチュエータにおいて押
圧力を調整する調整方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の構成は、長手方向を有する板状の圧
電素子と補強部とが積層された振動板と、前記振動板を
支持する支持部材と、前記振動板の長手方向の端部が駆
動対象に当接するように前記振動板を前記駆動対象側に
押圧する押圧手段と、前記押圧手段による押圧力を調整
する調整手段とを具備し、前記圧電素子に駆動信号を供
給することにより前記圧電素子を伸縮させ、前記振動板
に前記長手方向に伸縮する振動を生じさせ、この振動に
伴う前記端部の変位によって前記駆動対象を駆動するこ
とを特徴とする。この構成によれば、振動板の長手方向
の端部を駆動対象側に押圧する押圧力を、駆動対象を効
率良く駆動するのに適した大きさに調整することができ
る。
【0009】本発明の第2の構成は、第1の構成におい
て、前記押圧手段は、弾性体によって形成された部材で
あり、前記調整手段は、前記押圧手段を形成する部材の
一部を変位させることによって生じる弾性力を利用し
て、前記押圧力を調整することを特徴とする。
【0010】本発明の第3の構成は、第1又は第2の構
成において、前記押圧手段は、所定の支持体に取り付け
られる取付部と、前記調整手段に当接する調整手段当接
部と、前記支持部材に当接し、前記調整手段当接部の変
位に応じて前記支持部材を押圧する支持部材当接部とを
備え、前記調整手段は、前記調整手段当接部に当接した
状態で当該調整手段当接部を変位させ、この変位量を調
節することにより、前記支持部材を介して前記振動板を
押圧する押圧力を調整することを特徴とする。
【0011】本発明の第4の構成は、第3の構成におい
て、前記調整手段は、前記支持体に対して回転可能に取
り付けられ、前記調整手段当接部に当接する偏心カムで
あることを特徴とする。
【0012】本発明の第5の構成は、第4の構成におい
て、請求項4に記載の圧電アクチュエータにおいて、前
記偏心カムには、調整を行う際に前記偏心カムの回転さ
せるための調整部材が挿入される調整用穴が設けられて
いることを特徴とする。
【0013】本発明の第6の構成は、第3の構成におい
て、前記押圧手段は長手方向を有する部材で構成されて
おり、前記押圧手段の前記支持部材当接部は、前記長手
方向の一端に設けられ、前記押圧手段の前記調整手段当
接部は、前記長手方向の他端に設けられ、前記押圧手段
の取付部は、前記支持部材当接部と前記調整手段当接部
との間の部位に、前記押圧手段が前記支持体に対して回
転可能となるように設けられていることを特徴とする。
【0014】本発明の第7の構成は、第3の構成におい
て、前記押圧手段は長手方向を有する部材で形成されて
おり、前記押圧手段の前記取付部は、前記長手方向の一
端に、当該押圧手段が前記支持体に対して回転不能とな
るように設けられ、前記押圧手段の前記調整手段当接部
は、前記長手方向の他端に設けられ、前記押圧手段の前
記支持部材当接部は、前記取付部と前記調整手段当接部
との間の部位に設けられていることを特徴とする。
【0015】本発明の第8の構成は、第6又は第7の構
成において、前記押圧手段を形成する部材は湾曲してい
ることを特徴とする。
【0016】本発明の第9の構成は、第3の構成におい
て、前記押圧手段の前記支持部材当接部と、前記支持部
材が前記支持部材当接部と当接する箇所とは、互いに係
合する形状となっていることを特徴とする。
【0017】本発明の第10の構成は、第1の構成にお
いて、前記支持部材は、前記振動板の補強部と一体に形
成されていることを特徴とする。
【0018】本発明の第11の構成は、第3の構成にお
いて、前記押圧手段の取付部と、前記振動板の端部との
位置関係によって、前記押圧手段によって押圧される方
向が所望の方向に調整されていることを特徴とする。
【0019】本発明の第12の構成は、第1の構成にお
いて、前記押圧手段及び前記調整手段は、前記支持部材
において、前記駆動対象に近づく方向及び遠ざかる方向
に延びるように設けられたガイドと、前記ガイドを所定
の支持体に固定する固定具とからなることを特徴とす
る。
【0020】本発明の第13の構成は、第12の構成に
おいて、前記ガイドが延びる方向は、前記押圧手段が前
記振動板を前記駆動対象側に押圧するべき方向であるこ
とを特徴とする。
【0021】本発明の第14の構成は、第1ないし第1
3のいずれか1の構成の圧電アクチュエータと、前記圧
電素子に前記駆動信号を供給する駆動回路と、前記駆動
回路に電力を供給する電源と、前記圧電アクチュエータ
によって駆動されるカレンダ表示車とを具備することを
特徴とする時計である。この構成によれば、振動板の長
手方向の端部を駆動対象側に押圧する押圧力を、駆動対
象を効率良く駆動するのに適した大きさに調整でき、こ
の結果、カレンダ表示車を効率よく駆動できる。
【0022】本発明の第15の構成は、第1ないし第1
4のいずれか1の構成の圧電アクチュエータと、前記圧
電素子に前記駆動信号を供給する駆動回路と、前記駆動
回路に電力を供給する電源と、前記圧電アクチュエータ
によって駆動される前記駆動対象とを具備することを特
徴とする携帯機器である。この構成によれば、振動板の
長手方向の端部を駆動対象側に押圧する押圧力を、駆動
対象を効率良く駆動するのに適した大きさに調整でき
る。
【0023】本発明の第16の構成は、長手方向を有す
る板状の圧電素子と補強部とが積層された振動板と、前
記振動板を支持する支持部材と、前記振動板の長手方向
の端部が駆動対象に当接するように前記振動板を前記駆
動対象側に押圧する押圧手段と、前記押圧手段による押
圧力を調整する調整手段とを具備し、前記圧電素子に駆
動信号を供給することにより前記圧電素子を伸縮させ、
前記振動板に前記長手方向に伸縮する振動を生じさせ、
この振動に伴う前記端部の変位によって前記駆動対象を
駆動することを特徴とする圧電アクチュエータにおいて
前記押圧力を調整する調整方法であって、前記圧電素子
に前記駆動信号を供給する駆動回路に対して電力を供給
させ、前記振動板に生じる振動に伴う前記端部の変位に
よって前記駆動対象を駆動させる工程と、前記駆動対象
の駆動効率を測定しながら、前記駆動効率が高くなるよ
うに、前記調整手段を用いて前記押圧力を調整する工程
とを備えることを特徴とする調整方法である。この構成
によれば、振動板の長手方向の端部を駆動対象側に押圧
する押圧力を、駆動対象を効率良く駆動するのに適した
大きさに調整することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。本実施形態では、本発明に
係る圧電アクチュエータによって駆動されるカレンダ表
示機構を備えた腕時計を例示する。
【0025】A.全体構成 まず、図1は、本発明の一実施形態に係る腕時計におい
て、圧電アクチュエータAを組み込んだカレンダ表示機
構の主要構成を示す平面図である。同図に示すように、
圧電アクチュエータAは、面内方向(図の紙面と平行な
方向)に伸縮振動する振動板10を備えている。また、
駆動対象となるロータ100は地板103に回転自在に
支持され、振動板10と当接する位置に配置されてお
り、振動板10に生じる振動によってその外周面が叩か
れると、時計方向に回転駆動されるようになっている。
リング状の日車50は、減速輪列としての日回し中間車
40及び日回し車60と、ロータ100とを介して圧電
アクチュエータAに連結されており、ロータ100の駆
動に連動して回転駆動されるようになっている。
【0026】具体的には、上述したように振動板10が
面内方向に振動すると、まず、振動板10と当接してい
るロータ100が時計回りに回転させられる。ロータ1
00の回転は、日回し中間車40を介して日回し車60
に伝達され、この日回し車60が日車50を時計回り方
向に回転させる。このように、振動板10からロータ1
00、ロータ100から減速輪列、減速輪列から日車5
0への力の伝達は、いずれも面内方向で行われる。この
ため、カレンダ表示機構を薄型化することができる。
【0027】図2は本発明の一実施形態に係る時計の断
面図である。図において、網目部分に、上述した圧電ア
クチュエータAを備えたカレンダ表示機構が組み込ま
れ、時計全体を薄型にするために、カレンダ表示機構が
組み込まれる厚さDも極めて薄くなる。カレンダ表示機
構の上側には、円盤状の文字板70が設けられている。
この文字板70の外周部の一部には日付を表示するため
の窓部71が設けられており、窓部71から日車50の
日付が覗けるようになっている。また、文字板70の下
側には、針72を駆動する駆動機構73、および後述す
る駆動回路(図示せず)が設けられている。このよう
に、腕時計に内蔵される各種機構を以下、ムーブメント
と呼ぶ
【0028】B.カレンダ表示機構の構成 次に、カレンダ表示機構の構成を、図1およびその断面
図である図3を参照しつつ説明する。図3において、地
板103は、各部品を配置するための板であり、底板1
03´は、地板103に対して部分的に段差を持った板
である。
【0029】図3に示すように、圧電アクチュエータA
によって回転駆動されるロータ100の上方(図面左方
向)には、ロータ100と同軸で、かつロータ100に
よって回転させられる歯車100cが設けられている。
日回し中間車40は、大径部4bとこれと同心を成すよ
うに固着され大径部4bよりも若干小径に形成された小
径部4aとから構成されており、ロータ100に伴う歯
車100cの回転に伴って、歯車100cと歯合する大
径部4bが回転させられて中間車40が回転させられる
ようになっている。小径部4aの周面は略正方形状に切
り欠かれ、切欠部4cが形成されている。
【0030】また、底板103´には日回し中間車40
のシャフト41が形成されており、日回し中間車40の
内部にはシャフト41と連結する軸受(図示せず)が形
成されている。従って、日回し中間車40は、底板10
3´に対して回転自在に設けられている。なお、ロータ
100も内部に軸受(図示せず)を有しており地板10
3に対して回転自在に軸支されている。
【0031】次に、日車50は、リング状の形状をして
おり、その内周面に内歯車5aが形成されている。日回
し車60は五歯の歯車を有しており、内歯車5aに噛合
している。また、日回し車60の中心にはシャフト61
が設けられており、日回し車60を回転自在に軸支して
いる。シャフト61は、底板103´に形成された貫通
孔62に遊挿されている。貫通孔62は日車50の周回
方向に沿って長く形成されている。
【0032】板ばね63は、図1に示すように、その一
端は底板103´に固定され、他端はシャフト61を図
1の右上方向に弾圧している。これにより、板ばね63
は、シャフト61および日回し車60を付勢する。ま
た、この板ばね63の付勢作用によって日車50の揺動
も防止される。
【0033】また、板ばね64は、図1に示すように、
一端が底板103´に軸部止めされており、その他端に
は略V字状に折り曲げられた先端部64aが形成されて
いる。また、接触子65は、日回し中間車40が回転し
先端部64aが切欠部4cに入り込んだときに板ばね6
4と接触するように配置されている。板ばね64には所
定の電圧が印加されており、接触子65に接触すると、
その電圧が接触子65にも印加される。従って、接触子
65の電圧を検出することによって、日送り状態を検出
することができる。なお、内歯車5aに噛合する手動駆
動車を設け、ユーザが竜頭(図示せず)に対して所定の
操作を行うと、日車50を駆動するようにしてもよい。
【0034】C.圧電アクチュエータの構成 次に、本実施形態に係る圧電アクチュエータAについ
て、図3ないし図5を参照しながら説明する。図4に示
すように、圧電アクチュエータAは、図の左右方向に長
く形成された長板状の振動板10と、この振動板10を
地板103(図3参照)に支持する支持部材11と、こ
の支持部材11に係合されるばね部材12と、このばね
部材12に当接される押圧調整カム13とを備えてい
る。
【0035】振動板10の長手方向の端部35には、突
起部36がロータ100側に向けて突設されている。こ
のような突起部36を設けることにより、ロータ100
との接触面の状態等を維持するために突起部36に対し
てのみ研磨等の作業を行えばよいので、ロータ100と
の接触部の管理が容易となる。また、突起部36として
は、導体または非導体のものを用いることができるが、
非導体から形成するようにすれば、一般的に金属から形
成されるロータ100と接触しても圧電素子30,31
が短絡しないようにすることができる。
【0036】また、突起部36は、平面的に視てロータ
100側に突出した曲面形状になされている。このよう
にロータ100と当接する突起部36を曲面形状にする
ことにより、ロータ100と振動板10の位置関係が、
寸法ばらつき等によりばらついた場合であっても、曲面
であるロータ100の外周面と曲面形状の突起部36と
の接触状態がさほど変化しないようにしている。従っ
て、ロータ100と突起部36の接触を安定した状態で
維持させている。
【0037】振動板10の長手方向の中央部付近には、
略L字状の支持部材11の一端部11aが取り付けられ
ている。支持部材11は一端部11aから振動板10の
長手方向にほぼ直交する方向からロータ100側に屈曲
しており、この屈曲している支持部材11の他端部11
bは、軸部11cにより地板103(図1参照)に回動
自在に支持されている。この支持部材11を図中矢印W
の方向に回動させようとすることによって、振動板10
をロータ100に確実に押圧することが可能となる。な
お、支持部材11は、振動板10を構成する後述の補助
板32と一体に形成されてもよい。
【0038】支持部材11における振動板10の長手方
向と略平行に延在する部位11dには、ばね部材12の
一端部12aが係合されている。ここで、図3に示すよ
うに、ばね部材12の主要な部位は、振動板10の振動
を妨げることがないように、振動板10と地板103と
の間に収まるように設けられており、上述した一端部1
2aのみが図の上方向(図3の左方向)に延びるように
ばね部材12に立設されている。このばね部材12は、
一端部12aと他端部12cとの間の部位において、軸
部12bによって地板103に回動自在に支持されてい
る。
【0039】また、図4に示すように、ばね部材12の
他端部12cは、偏心形状の押圧調整カム13に当接さ
れている。この押圧調整カム13は、通常の動作時に
は、ねじ13aによって地板103に固定されている
が、押圧力の調整時には、ねじ13aが緩められてねじ
13aを中心として回転可能となる。また、押圧調整カ
ム13には、押圧力の調整時に図示せぬ調整用端子を挿
入するための端子案内穴13bが設けられている。な
お、この押圧力の調整は、後述するように、手作業によ
る調整も可能であるし、腕時計のムーブメントを自動的
に組み立てる自動組立機によって調整することも可能で
ある。
【0040】図5は、押圧調整カム13が地板103に
固定された様子を示す断面図である。図5に示すよう
に、押圧調整カム13は、貫通穴13eを有しており、
この貫通穴13eには、地板103に立設されたねじ受
け部13dが挿入される。ねじ受け部13dの内側に
は、ねじ13aと螺合するねじ山が刻設されている。
【0041】押圧調整カム13と地板103の間にはス
ペーサ113cが介在しており、ねじ13aが締め付け
られることによって、押圧調整カム13は地板103に
固定される。押圧力の調整の際には、ねじ13aが緩め
られ、これによって押圧調整カム13は、ねじ13aな
いしねじ受け部13dを中心として回転可能となる。こ
の際、端子案内穴13bには、ほぼL字形状の調整用端
子13fが調整作業者によって挿入され、この調整用端
子13eが調整作業者の手で動かされることによって、
押圧調整カム13が回転させられる。
【0042】例えば、押圧調整カム13を回転させて図
4に示す点線に示すようにして他端部12cに当接させ
れば、ばね部材12の他端部12cは軸部12bを中心
として図中時計回りに変位し、これにより、ばね部材1
2の一端部12aが支持部材11の部位11dを上方側
に押圧する力が増加する。また、押圧調整カム13を図
中実線に示すようにして他端部12cに当接させれば、
ばね部材12の他端部12cが軸部12bを中心として
反時計回りに変位し、これにより、ばね部材12の一端
部12aが支持部材11の部位11dを上方側に押圧す
る力が減少するようになっている。そして、支持部材1
1を上方側に押圧する力が増加すると、振動板10の突
起部36がロータ100を押圧する押圧力が増大する。
一方、支持部材11を上方側に押圧する力が減少する
と、振動板10の突起部36がロータ100を押圧する
押圧力が減少する。このように、押圧調整カム13を回
転させて他端部12cの位置を調整することにより、突
起部36がロータ100に付与する押圧力を調整するこ
とができ、これによりロータ100の駆動調整が可能と
なる。
【0043】次に、前述した振動板10の構成について
説明する。図6に示すように、振動板10は、2つの長
方形状の圧電素子30,31の間に、これらの圧電素子
30,31とほぼ同形状であり、かつ圧電素子30,3
1よりも肉厚の薄いステンレス鋼などの補強板32を配
置した積層構造となっている。このように圧電素子3
0,31の間に補強板32を配置することによって、振
動板10の過振幅や落下などによる外部からの衝撃力に
起因する振動板10の損傷を低減し、耐久性を向上させ
ている。また、補強板32としては、圧電素子30,3
1よりも肉厚の薄いものを用いることにより、圧電素子
30,31の振動を極力妨げないようにしている。な
お、上述した支持部材11を当該補強板32と一体形成
すれば、製造工程を簡略化することができる。
【0044】また、上下に配置された圧電素子30,3
1の面上には、この圧電素子30,31のほぼ全面を覆
うように電極33がそれぞれ配置されている。そして、
これらの電極33を介して圧電素子30,31に、駆動
回路500から駆動信号が供給されるようになってい
る。
【0045】ここで、圧電素子30,31としては、チ
タン酸ジルコニウム酸鉛(PZT(商標))、水晶、ニ
オブ酸リチウム、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、メタ
ニオブ酸鉛、ポリフッ化ビニリデン、亜鉛ニオブ酸鉛、
スカンジウムニオブ酸鉛等の各種のものを用いることが
できる。ここで、亜鉛ニオブ酸鉛の組成式は、[Pb
(Zn1/3−Nb2/3)O31-X (PbTiO3X]、
(但し、Xは組成により異なり、X=0.09程度)となり、
スカンジウムニオブ酸鉛の組成式は、[{Pb((Sc
1/2−Nb1/21-X TiX)O3]、(但し、Xは組成に
より異なり、X=0.09程度)となる。
【0046】圧電素子30,31の分極方向が逆の場合
には、例えば図7に示すように、上面、中央、下面の電
位が各々+V、0、+V(もしくは−V、0、−V)と
なるように駆動回路500から駆動信号を印加すれば、
板状の圧電素子が伸び縮みするように変位することにな
り、本実施形態ではこのような伸縮による変位を利用し
ている。なお、圧電素子30,31の分極方向を同一と
なるようにした場合、上面、中央、下面の電位が各々+
V、0、−V(もしくは−V、0、+V)となるように
電圧を印加すればよい。
【0047】このように構成される振動板10は、駆動
回路500から電極33,33を介して圧電素子30,
31に交流の駆動信号が印加されると、圧電素子30,
31には、長手方向に伸縮する振動が発生する。その
際、図8に示すように、圧電素子30,31が長手方向
に伸縮することにより、振動板10が長手方向に伸縮す
る縦振動で振動するようになっており、これにより振動
板10は図4中矢印Xで示す方向に振動することにな
る。このように圧電素子30,31への駆動信号の印加
によって振動板10が電気的に縦振動で励振すると、振
動板10の重量バランスのアンバランスさによって振動
板10の重心を中心とした回転モーメントが発生する。
この回転モーメントによって、図9に示すように、振動
板10が幅方向(図4の上下方向)に揺動する屈曲振動
が誘発されるようになっている。本実施形態では、より
大きな屈曲振動を誘発させるために、振動板10の突起
部36が設けられた側と反対側の端部16にバランス部
18を設けることにより、より大きな回転モーメントを
発生させるようにしている。
【0048】このように、振動板10に縦振動と屈曲振
動とを生じさせ、両者が結合されることにより、振動板
10の突起部36におけるロータ100との接触部分
は、図10に示すように、楕円軌道に沿って移動するこ
とになる。そして、突起部36が楕円軌道を描くことに
より、突起部36がロータ100側に膨らんだ位置にあ
るときに、突起部36がロータ100に対して押圧接触
し、一方突起部36がロータ100側から待避した位置
に膨らんだ位置にあるときには、突起部36がロータ1
00から離間(或いは、接触していても押圧力が小さく
なる)する。従って、圧電アクチュエータAは、両者の
押圧力の大きい間、つまり突起部36がロータ100側
に膨らんだ位置にある時、突起部36の変位方向にロー
タ100を回動駆動させるのである。
【0049】D.圧電アクチュエータの駆動動作 以下、図11を参照しながら、上記構成からなる圧電ア
クチュエータAの駆動動作について説明する。同図に示
すように、駆動回路500は、午前0時検出手段501
と、制御回路503と、日送り検出手段502と発振回
路504とを備えている。午前0時検出手段501は、
駆動機構73(図2参照)に組み込まれた機械的なスイ
ッチであり、午前0時になると、制御信号を出制御回路
503に出力する。また、日送り検出手段502は、上
述した板ばね64と接触子65(図1参照)を主要部と
するものであり、板ばね64と接触子65が接触する、
即ち日送り終了を検出すると制御信号を制御回路503
に出力する。
【0050】制御回路503は、午前0時検出手段50
1から供給される制御信号と日送り検出手段502から
供給される制御信号とに基づいて、発振制御信号を発振
回路504に出力する。この発振制御信号は、午前0時
検出手段501によって午前0時が検出された時点でロ
ーレベルからハイレベルに立ち上がり、この後、日送り
検出手段502によって日送り終了が検出されるとハイ
レベルからローレベルに立ち下がる。発振回路504
は、発振制御信号がハイレベルのとき給電され、ローレ
ベルのとき給電が停止されるようになっており、自身へ
の給電が行われている間は、所定周波数の駆動信号を電
極33,33を介して圧電素子30,31に供給する。
この駆動信号の供給に応じて圧電素子は、前述したよう
な伸縮動作を行う。
【0051】上述したように日回し中間車40は1日に
1回転するが、その期間は午前0時から開始する限られ
た時間である。従って、発振回路504は当該期間のみ
発振していれば足りる。この例の駆動回路500にあっ
ては、発振回路504への給電をハイレベル又はローレ
ベルの発振制御信号によって制御することにより、日回
し中間車40を回動させる必要のない期間は、発振回路
504の動作を完全に停止させている。従って、発振回
路504の消費電力を削減することができる。
【0052】E.カレンダ表示機構の動作 次に、上記構成の圧電アクチュエータAを備えたカレン
ダ表示機構の自動更新動作について図1および図11を
参照しつつ説明する。各日において午前0時になると、
図11に示す午前0時検出手段501によって午前0時
になったことが検出され、制御回路503から発振制御
信号が発振回路504に出力される。これにより、発振
回路504から所定周波数の駆動信号が電極33,33
を介して圧電素子30,31に供給される。
【0053】駆動回路500からの駆動信号が電極3
3,33に印加されると、圧電素子30,31が伸縮に
よって撓み振動し、振動板10が縦振動する。この際、
上述したように圧電素子30,31の分極方向を同一と
なるようにした場合には、上面、中央、下面の電位が各
々+V、0、−V(もしくは−V、0、+V)となるよ
うに電圧を印加する。また、圧電素子30,31の分極
方向が逆の場合には、上面、中央、下面の電位が各々+
V、0、+V(もしくは−V、0、−V)となるように
電圧を印加する。そして、振動板10が縦方向に電気的
に励振されると、振動板10の重量バランスのアンバラ
ンスさによって機械的に屈曲振動が誘発される。そし
て、縦振動と屈曲振動が合わさることにより、突起部3
6が楕円軌道に沿って変位し、ロータ100を駆動す
る。
【0054】このように駆動回路500によって圧電ア
クチュエータAが駆動されることにより、図1に示すロ
ータ100が図4中時計回り方向に回転し、これに伴っ
て日回し中間車40が反時計回り方向に回転を開始す
る。
【0055】ここで、駆動回路500は、図1に示す板
ばね64と接触子65が接触した時に駆動信号の供給を
停止するように構成されている。板ばね64と接触子6
5とが接触する状態では先端部64aが切欠部4cに入
り込んでいる。従って、日回し中間車40は、そのよう
な状態から回転を開始する。
【0056】日回し車60は板ばね63によって時計回
り方向に付勢されているため、小径部4aは日回し車6
0の歯6a,6bに摺動しつつ回転することになる。そ
の途中で切欠部4cが日回し車60の歯6aの位置に達
すると、歯6aが切欠部4cと噛合する。
【0057】次に、日回し中間車40が引き続き反時計
回り方向に回動すると、日回し車60は日回し中間車4
0に連動して1歯分、即ち「1/5」周だけ時計回り方
向に回動する。さらに、これに連動して、日車50が時
計回り方向に1歯分(1日分の日付範囲に相当する)だ
け回動される。なお、月内の日数が「31」に満たない
月の最終日においては、上記動作が複数回繰返され、暦
に基づく正しい日が日車50によって表示されることに
なる。
【0058】そして、日回し中間車40が引き続き反時
計回り方向に回動して、切欠部4cが板ばね64の先端
部64aの位置に達すると、先端部64aが切欠部4c
に入り込む。すると、板ばね64と接触子65とが接触
して、駆動信号の供給が終了し、日回し中間車40の回
転が停止する。従って、日回し中間車40は、1日に1
回転することになる。
【0059】F.押圧力の大きさの調整手順 次に、押圧調整カム13を回転させて、ロータ100に
供給される押圧力の大きさを調整する手順について説明
する。腕時計のムーブメント組立工程において、調整作
業者は、アクチュエータAが搭載されたムーブメント
を、ロータ100の回転数を検知するための図示せぬ回
転数センサにセットする。この回転数センサとしては、
例えばレーザ変位計等のように、検出対象に対して非接
触のまま回転数を検出するセンサが望ましい。
【0060】次いで、調整作業者は、所定の操作を行っ
て駆動回路500を調整モードに移行させる。これに応
じて、制御回路503から発振制御信号が発振回路50
4に出力され、発振回路504から所定周波数の駆動信
号が電極33,33を介して圧電素子30,31に供給
される。これによって、振動板10が振動し、突起部3
6の変位に伴ってロータ100が駆動し始める。
【0061】次に、調整作業者は、マイナスドライバで
ねじ13aを緩め、この状態で調整用端子13eを端子
案内穴13bに挿入して徐々に押圧調整カム13を回転
させる。この際、調整作業者は、回転数センサの検出値
を図示せぬモニタ等で監視しながら、押圧調整カム13
を少なくとも1回転以上させる。そして、回転数センサ
の検出値が最高になるように押圧調整カム13の向きを
調整する。このような向きが定まったならば、調整作業
者は、ねじ13aを締めて押圧調整カム13を地板10
3に固定させる。なお、この押圧力の調整は、上記のよ
うな手作業による調整の他、腕時計のムーブメントを自
動的に組み立てる自動組立機によって調整することも可
能である。
【0062】G.押圧方向の調整 さて、調整作業者は上記のようにして押圧力の大きさを
調整することが可能であるが、ロータ100の駆動効率
を向上させるという観点からは、その押圧力がどの方向
に加えられるかということも重要な条件である。本出願
人は、この点に関して考察を行った結果、押圧力の方向
(以下、押圧方向と呼ぶ)についてはロータ100と支
持部材11との位置関係によって調整することが可能で
あることを導きだした。以下では、それぞれ異なる3つ
の押圧方向を例に挙げて説明する。
【0063】図12は、振動板100の振動方向と平行
な方向に押圧力を加える場合の、圧電アクチュエータA
とロータ100との位置関係を示す平面図である。同図
において点線で示す直線P1は、支持部材11の軸部1
1cの中心と、突起部36がロータ100と当接する点
(以下、当接点と呼ぶ)とを結んだ直線である。この直
線P1は、振動板10の振動方向と直交する関係にあ
る。振動板10は、ばね部材12によって図面上方向に
力が加えられる結果、軸部11cを中心として反時計回
りに回動しようとする。即ち、突起部36は、ロータ1
00に対して、図中矢印L方向に押圧力を加えることに
なる。
【0064】次に、図13は、振動板100の振動方向
と直交する方向に押圧力を加える場合の、圧電アクチュ
エータAとロータ100との位置関係を示す平面図であ
る。同図において点線で示す直線P2は、上記直線P1
と同様に、軸部11cの中心と当接点とを結んだ直線で
ある。この直線P2は、振動板10の振動方向と平行な
関係にある。振動板10は、ばね部材12によって図面
上方向に力が加えられる結果、軸部11cを中心として
時計回りに回動しようとする。即ち、突起部36は、ロ
ータ100に対して、図中矢印M方向に押圧力を加える
ことになる。
【0065】次に、図14は、ロータ100のほぼ中心
点に向かう方向に押圧力を加える場合の、圧電アクチュ
エータAとロータ100との位置関係を示す平面図であ
る。同図において点線で示す直線P3は、上記直線P1
1と同様に、軸部11cの中心と当接点とを結んだ直線
である。この直線P3は、振動板10の振動方向とほぼ
45°の角度をなす関係にある。振動板10は、ばね部
材12によって図面上方向に力が加えられる結果、軸部
11cを中心として反時計回りに回動しようとする。即
ち、突起部36は、ロータ100に対して、図中矢印N
方向に押圧力を加えることになる。
【0066】なお、上に例示した押圧力の方向は単なる
一例であり、実際には、ばね部材12の形状や弾性特
性、突起部36の位置や形状、ロータ100の径等の条
件によって、最適な押圧方向が定められるようになって
いる。
【0067】以上説明したように、本実施形態では、腕
時計といった限られたスペースに設置可能な薄型の圧電
アクチュエータAにおいて、この圧電アクチュエータA
によってロータ100に与えられる押圧力を容易に調整
することが可能となる。また、ロータ100と支持部材
11との位置関係を変えることによって、所望の押圧方
向を実現することが可能である。このようにしてロータ
100に対し適切な押圧力を与えることができれば、カ
レンダ表示機構を効率よく駆動することができる。
【0068】H.変形例 本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、以
下に例示するような種々の変形が可能である。 (1)ばね部材12の形状 実施形態で例示したばね部材12の形状は、圧電アクチ
ュエータAを搭載する機器の空きスペースに応じて、様
々な形状をとり得る。例えば、図3に示す振動板10と
地板103との間に空きスペースがあれば、そのスペー
スにばね部材12を設けてもよい。図15は、この場合
における圧電アクチュエータAの構成を示す平面図であ
る。同図に示すように、ばね部材12は、軸部12b近
傍から、振動板10に向かう方向にほぼU字形状をなす
ように湾曲している。このような構成においても、押圧
調整カム13を回転させることにより、ばね部材12を
介して振動板10を上方向(図面上方向)に押し上げる
ことができる。
【0069】また、ばね部材12は軸部12bを中心と
して回転可能であったが、必ずしもそうである必要はな
い。図16は、ばね部材12が地板103に固定されて
いる場合の圧電アクチュエータAの構成を示す図であ
る。同図において、ばね部材12は、軸部12dによっ
て地板103に対し変位不能に固定されている。この
際、ばね部材12は、軸部12dと他端12cとの間の
部位が振動板10の方向に凸上にたわんだ状態になって
おり、他端12cは押圧調整カム13に当接している。
即ち、押圧調整カム13は、ばね部材12が弾性によっ
て振動板10方向に復元しようとする力を抑える役目を
果たしている。この場合も、押圧調整カム13を回転さ
せることにより、ばね部材12を介して振動板10を上
方向(図面上方向)に押し上げる力を調整することがで
きる。
【0070】(2)押圧手段及び調整手段の形態 実施形態においては、ロータ100に押圧力を与える押
圧手段として、ばね部材12を用い、その押圧力を調整
する調整手段として、押圧調整カム13を用いていた。
しかし、これに限定されることはなく、例えば以下のよ
うな構成としてもよい。図17は、圧電アクチュエータ
Aの構成を示す平面図である。同図に示すように、支持
部材11には、振動板10の振動方向Xとほぼ平行な方
向にガイド11eが設けられている。このガイド11e
は、支持部材11を紙面垂直方向に貫通して設けられて
おり、支持部材11は、このガイド11eに挿入された
軸部11f及び11gによって地板103に固定されて
いる。調整作業者は、支持部材11を、ガイド11eが
延びる方向(図中左右方向)に様々に変位させ、ロータ
100に与える押圧力を調整することができる。この場
合、押圧力の方向は、図中矢印Nで示す方向になる。そ
して、調整作業者は、所望の駆動特性が得られる位置
に、支持部材11を軸部11f及び11gによって固定
すればよい。
【0071】また、図18に示すように、振動板10の
振動方向Xとほぼ直交する方向にガイド11eを設けて
もよい。この場合、押圧力の方向は、図中矢印Mで示す
方向になる。
【0072】また、図19に示すように、振動板10の
振動方向Xとほぼ45°の角度をなす方向にガイド11
eを設けてもよい。この場合、押圧力の方向は、図中矢
印Nで示す方向になる。ただし 上述した押圧力の方向
は単なる一例であり、実施形態で述べたように、実際に
は、各種の条件によって最適な押圧方向を定めるように
すればよい。
【0073】(3)ロータ100と振動板10の位置関
係 振動板10の寸法によっては、縦振動の共振周波数と屈
曲振動の共振周波数との大小関係が、実施形態で想定し
たものと異なる場合がある。このような振動板10を採
用した場合、振動板10の変位による突起部36の楕円
軌道が逆方向となり、ロータ100を駆動する方向が図
4中反時計回り(上記実施形態とは逆方向)となる。従
って、このような場合には、ロータ100と振動板10
の位置関係を必要な駆動方向に応じて上記実施形態から
変更する必要がある。また、ロータ100と日回し車5
0との間に介在する中間歯車の数は、実施形態で例示し
たものに限らず、任意である。中間歯車の数によってロ
ータ100を回転すべき方向が定まってくるため、これ
に応じてロータ100と振動板10の位置関係を変更す
る必要がある。
【0074】(4)振動板10の形状 また、上述した実施形態では、矩形状の振動板10を用
いるようにしていたが、振動板10の形状は矩形状に限
るものではなく、長手方向を有する形状であればよく、
例えば台形状、平行四辺形状、ひし形状、三角形状等の
様々な形状のものを用いることができる。
【0075】(5)圧電アクチュエータを搭載する機器
のバリエーション また、上述した実施形態では、圧電アクチュエータAを
腕時計に搭載されるカレンダ表示機構の駆動源として採
用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、他の種類の機器、例えば玩具な
どのアミューズメント機器の駆動機構や小型送風機の駆
動機構に適用することが可能である。また、上述したよ
うに圧電アクチュエータAは、薄型化、小型化が可能で
あり、かつ高効率での駆動が可能であるため、電源駆動
される携帯機器等に搭載するアクチュエータとして好適
である。
【0076】(6)圧電アクチュエータAの駆動形態 また、上述した実施形態では、振動板10が振動するこ
とにより、突起部36に当接しているロータ100を回
転駆動する場合を例示したが、これに限らず、駆動対象
を直線状に駆動するリニアアクチュエータに本発明を適
用することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧電アクチュエータが駆動対象を押圧する押圧力を容易
に調整することが可能となる。これによって、前述した
製造ないし組立時に発生するばらつきに影響を受けるこ
となく、好適な駆動特性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る腕時計におけるカレ
ンダ表示機構の主要部の構成を示す平面図である。
【図2】 同実施形態における腕時計の概略構成を示す
側断面図である。
【図3】 同実施形態におけるカレンダ表示機構の主要
部を示す断面図である。
【図4】 同実施形態におけるカレンダ表示機構の構成
要素である圧電アクチュエータの構成を示す平面図であ
る。
【図5】 同実施形態における圧電アクチュエータが備
える押圧調整カムを示す断面図である。
【図6】 同実施形態における圧電アクチュエータの構
成要素である振動板を示す断面図である。
【図7】 同実施形態における振動板の圧電素子に電圧
を印加する際の概略の駆動構成を示す図である。
【図8】 同実施形態における振動板が縦振動する様子
を模式的に示す図である。
【図9】 同実施形態における振動板が屈曲振動する様
子を模式的に示す図である。
【図10】 同実施形態における振動板の振動時におけ
る突起部の軌道を説明するための図である。
【図11】 同実施形態における圧電アクチュエータに
駆動信号を供給する駆動回路の構成を示す図である。
【図12】 同実施形態において、押圧力を振動板の振
動方向と平行な方向に加える場合の、圧電アクチュエー
タとロータとの位置関係を示す平面図である。
【図13】 同実施形態において、押圧力を振動板の振
動方向と直交する方向に加える場合の、圧電アクチュエ
ータとロータとの位置関係を示す平面図である。
【図14】 同実施形態において、押圧力をロータの中
心点に向かう方向に加える場合の、圧電アクチュエータ
とロータとの位置関係を示す平面図である。
【図15】 同実施形態の変形例における圧電アクチュ
エータの形状を示す平面図である。
【図16】 同実施形態の変形例における圧電アクチュ
エータの形状を示す平面図である。
【図17】 同実施形態の変形例における圧電アクチュ
エータの構成を示す平面図である。
【図18】 同実施形態の変形例における圧電アクチュ
エータの構成を示す平面図である。
【図19】 同実施形態の変形例における圧電アクチュ
エータの構成を示す平面図である。
【図20】 圧電アクチュエータを備える腕時計のカレ
ンダー表示機構の従来例を示す模式図である。
【図21】 従来の圧電アクチュエータを示す模式図で
ある。
【符号の説明】
10・・・振動板(振動板)、 11・・・支持部材(支持部材)、 11a・・・一端部、 11b・・・他端部、 11c・・・軸部、 11d・・・部位、 11e・・・ガイド、 11f、11g・・・軸部(固定具)、 12・・・ばね部材(押圧手段)、 12a・・・一端部(支持部材当接部)、 12b・・・軸部(取付部)、 12c・・・他端部(調整手段当接部)、 12d・・・軸部、 13・・・押圧調整カム(調整手段、偏心カム)、 13a・・・軸部、 13b・・・端子案内穴(調整手段、調整用穴)、 13c・・・スペーサ、 13d・・・軸部軸部、 13e・・・貫通穴、 13f・・・調整用端子、 18・・・バランス部、 30,31・・・圧電素子、 32・・・補強板(補強部)、 33・・・電極、 36・・・突起部(端部)、 100・・・ロータ、 103・・・地板(支持体)、 500・・・駆動回路、 A・・・圧電アクチュエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/08 U (72)発明者 赤羽 秀弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2F082 AA00 BB02 DD01 DD10 EE02 EE03 EE05 EE06 FF01 HH00 5H680 AA06 BB16 BC02 CC02 DD01 DD15 DD23 DD53 DD73 DD82 DD92 EE10 EE12 EE23 FF36 GG02 GG18 GG27

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向を有する板状の圧電素子と補強
    部とが積層された振動板と、 前記振動板を支持する支持部材と、 前記振動板の長手方向の端部が駆動対象に当接するよう
    に前記振動板を前記駆動対象側に押圧する押圧手段と、 前記押圧手段による押圧力を調整する調整手段とを具備
    し、 前記圧電素子に駆動信号を供給することにより前記圧電
    素子を伸縮させ、前記振動板に前記長手方向に伸縮する
    振動を生じさせ、この振動に伴う前記端部の変位によっ
    て前記駆動対象を駆動することを特徴とする圧電アクチ
    ュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記押圧手段は、弾性体によって形成された部材であ
    り、 前記調整手段は、前記押圧手段を形成する部材の一部を
    変位させることによって生じる弾性力を利用して、前記
    押圧力を調整することを特徴とする圧電アクチュエー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の圧電アクチュエ
    ータにおいて、 前記押圧手段は、 所定の支持体に取り付けられる取付部と、 前記調整手段に当接する調整手段当接部と、 前記支持部材に当接し、前記調整手段当接部の変位に応
    じて前記支持部材を押圧する支持部材当接部とを備え、 前記調整手段は、前記調整手段当接部に当接した状態で
    当該調整手段当接部を変位させ、この変位量を調節する
    ことにより、前記支持部材を介して前記振動板を押圧す
    る押圧力を調整することを特徴とする圧電アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記調整手段は、前記支持体に対して回転可能に取り付
    けられ、前記調整手段当接部に当接する偏心カムである
    ことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記偏心カムには、調整を行う際に前記偏心カムの回転
    させるための調整部材が挿入される調整用穴が設けられ
    ていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記押圧手段は長手方向を有する部材で構成されてお
    り、 前記押圧手段の前記支持部材当接部は、前記長手方向の
    一端に設けられ、 前記押圧手段の前記調整手段当接部は、前記長手方向の
    他端に設けられ、 前記押圧手段の取付部は、前記支持部材当接部と前記調
    整手段当接部との間の部位に、前記押圧手段が前記支持
    体に対して回転可能となるように設けられていることを
    特徴とする圧電アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記押圧手段は長手方向を有する部材で形成されてお
    り、 前記押圧手段の前記取付部は、前記長手方向の一端に、
    当該押圧手段が前記支持体に対して回転不能となるよう
    に設けられ、 前記押圧手段の前記調整手段当接部は、前記長手方向の
    他端に設けられ、 前記押圧手段の前記支持部材当接部は、前記取付部と前
    記調整手段当接部との間の部位に設けられていることを
    特徴とする圧電アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の圧電アクチュエ
    ータにおいて、 前記押圧手段を形成する部材は湾曲していることを特徴
    とする圧電アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 請求項3に記載の圧電アクチュエータに
    おいて、 前記押圧手段の前記支持部材当接部と、前記支持部材が
    前記支持部材当接部と当接する箇所とは、互いに係合す
    る形状となっていることを特徴とする圧電アクチュエー
    タ。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の圧電アクチュエータ
    において、 前記支持部材は、前記振動板の補強部と一体に形成され
    ていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  11. 【請求項11】 請求項3に記載の圧電アクチュエータ
    において、 前記押圧手段の取付部と、前記振動板の端部との位置関
    係によって、前記押圧手段によって押圧される方向が所
    望の方向に調整されていることを特徴とする圧電アクチ
    ュエータ。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の圧電アクチュエータ
    において、 前記押圧手段及び前記調整手段は、 前記支持部材において、前記駆動対象に近づく方向及び
    遠ざかる方向に延びるように設けられたガイドと、 前記ガイドを所定の支持体に固定する固定具とからなる
    ことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の圧電アクチュエー
    タにおいて、 前記ガイドが延びる方向は、前記押圧手段が前記振動板
    を前記駆動対象側に押圧するべき方向であることを特徴
    とする圧電アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1に記
    載の圧電アクチュエータと、 前記圧電素子に前記駆動信号を供給する駆動回路と、 前記駆動回路に電力を供給する電源と、 前記圧電アクチュエータによって駆動されるカレンダ表
    示車とを具備することを特徴とする時計。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれか1に記
    載の圧電アクチュエータと、 前記圧電素子に前記駆動信号を供給する駆動回路と、 前記駆動回路に電力を供給する電源と、 前記圧電アクチュエータによって駆動される前記駆動対
    象とを具備することを特徴とする携帯機器。
  16. 【請求項16】 長手方向を有する板状の圧電素子と補
    強部とが積層された振動板と、前記振動板を支持する支
    持部材と、前記振動板の長手方向の端部が駆動対象に当
    接するように前記振動板を前記駆動対象側に押圧する押
    圧手段と、前記押圧手段による押圧力を調整する調整手
    段とを具備し、前記圧電素子に駆動信号を供給すること
    により前記圧電素子を伸縮させ、前記振動板に前記長手
    方向に伸縮する振動を生じさせ、この振動に伴う前記端
    部の変位によって前記駆動対象を駆動することを特徴と
    する圧電アクチュエータにおいて前記押圧力を調整する
    調整方法であって、 前記圧電素子に前記駆動信号を供給する駆動回路に対し
    て電力を供給させ、前記振動板に生じる振動に伴う前記
    端部の変位によって前記駆動対象を駆動させる工程と、 前記駆動対象の駆動効率を測定しながら、前記駆動効率
    が高くなるように、前記調整手段を用いて前記押圧力を
    調整する工程とを備えることを特徴とする調整方法。
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