JP2002262289A - 画像転送装置及びシステム及びその制御方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像転送装置及びシステム及びその制御方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体

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JP2002262289A
JP2002262289A JP2001052936A JP2001052936A JP2002262289A JP 2002262289 A JP2002262289 A JP 2002262289A JP 2001052936 A JP2001052936 A JP 2001052936A JP 2001052936 A JP2001052936 A JP 2001052936A JP 2002262289 A JP2002262289 A JP 2002262289A
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JP2001052936A
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Katsuyuki Hagiwara
克行 萩原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の状態に応じて転送すべき符号量を調
節することで、転送完了までに要する時間の変動を抑制
する。 【解決手段】 映像符号化部101は、基本レイヤの符
号データ、それに付加させることで、より高い画質に復
号することを可能となるための高品位化レイヤの符号デ
ータ、更に付加することで更なる高品位化させる高品位
化レイヤの符号データをバッファ105乃至107に出
力する。送信制御部104は伝送路11の転送能力を検
出するため、相手先装置である復号装置12に一部の符
号データの転送を行ってから、そのアクノリッジが返っ
てくるまでの時間を時計回路102で計時する。そし
て、その結果に基づいて、バッファ105のみの符号デ
ータを転送するか、バッファ105と106の符号デー
タ、或いはバッファ105乃至107の符号データを転
送するかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像転送装置及びシ
ステム及びその制御方法及びコンピュータプログラム及
び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像データの符号化方式のひとつとして
ITU−T勧告H.262(MPEG2)がある。同勧
告のうち、スケーラビリティ機能によれば、同一内容の
映像に対して比較的低画質の基本レイヤと、基本レイヤ
に対して空間解像度、フレームレート、あるいは、S/
N比の高い高品質化レイヤを設定し、基本レイヤの映像
と、基本レイヤと高品質化レイヤの映像の情報量の差に
相当する部分に分けて符号化することが可能である。
【0003】特開平06-284148号公報では映像と音声の
同時通信において通信網の負荷に応じて送信平均間隔を
変化させることが提案されている。
【0004】また、特開平10-136383では動映像の映像
客体を一部省略することが提案されている。
【0005】特開平10-173674では衛星通信を利用した
伝送システムが提案されている。これに対して本発明は
ISDN、イーサネット(登録商標)、インターネット
などで利用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝送路
(ネットワーク等)の混雑度に依存し、1つの画像につ
いての転送する符号量を調節するようにはなっていな
い。従って、画像を受け取る側では、伝送路の混雑度に
依存した時間だけ待たされることになり、しかもその待
ち時間は不定となり、例えば1分以内であれば画質は問
わない、といった要望に応えることはできない。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
であり、伝送路の状態に応じて転送すべき符号量を調節
することで、転送完了までに要する時間の変動を抑制す
ることを可能ならしめる画像転送装置及び復号装置及び
その制御方法及びコンピュータプログラム及び記憶媒体
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、例えば本発明の画像転送装置は以下の構成を備え
る。すなわち、伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画
像データを送信する画像転送装置であって、転送すべき
画像を符号化し、基本となる符号データと、当該基本符
号データに順次追加させることで徐々に高い画質で復号
化可能とするための段階別の符号データとを発生する符
号化手段と、該符号化手段で符号化して得られた各符号
データそれぞれを格納するバッファメモリ手段と、前記
伝送路の転送能力を検出する検出手段と、該検出手段の
検出結果に基づいて、前記基本符号データを含み、どの
段階までの符号データを転送するかを決定し、決定され
た符号データまでを前記送信宛て先装置に転送する転送
手段とを備える。
【0009】また、本発明の好適な実施態様に従えば、
映像送受信システムは、伝送路の能力に応じて符号長を
変更する映像符号化装置と、当該映像符号化装置により
符号化された映像信号を復号化する復号化装置とを備え
る。
【0010】また、他の態様に従えば、映像符号化方法
は、比較的低画質の基本レイヤの符号の後に、より高画
質の高品位化レイヤのための符号が続くように符号化す
ることで、比較的少ない符号長の符号から基本レイヤの
映像信号を復号化することが可能であり、かつ、基本レ
イヤの情報と高品位化レイヤの符号とにより、より精細
な高品位化レイヤの映像を復号可能であることを特徴と
する。
【0011】また他の態様に従えば、映像符号化装置
は、比較的少ない符号長の符号から基本レイヤの映像信
号を復号化することが可能であり、かつ、基本レイヤの
情報と高品位化レイヤの符号とにより、より精細な映像
を復号化することが可能である符号を生成する映像符号
化手段、あるいは、あらかじめ映像信号に対して前述の
符号化を施した結果を蓄積しておく符号化映像信号蓄積
手段と、伝送路の能力に応じて画質を選択することで符
号全体の送信に要する時間を調整する送信制御手段と、
伝送路に接続し符号を送信する送信手段とからなること
を特徴とする。
【0012】また、他の態様による映像復号化方法は、
符号の先頭からある時点までの部分を利用すると比較的
低画質の基本レイヤの映像として復号することが可能
で、さらに、高品位化レイヤの符号があれば、基本レイ
ヤの情報と合わせて復号化することにより、より精細な
映像として復号化することも可能であることを特徴とす
る。
【0013】また、更なる態様に従えば、映像復号化装
置は、伝送路に接続し符号を受信する受信手段と、比較
的少ない符号長の符号から基本レイヤの映像信号を復号
化し、また、高品位化レイヤの符号があれば、基本レイ
ヤの情報と合わせて復号化することにより、より精細な
映像を復号化することも可能な復号化手段とからなるこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態を詳細に説明する。
【0015】図1に実施形態の概略構成ブロック図を示
す。符号化装置10は、映像符号化部101、符号化さ
れた映像信号を一時的に保管する複数(ここでは3個)
のバッファ、すなわち、基本レイヤ符号バッファ10
5、高品位化レイヤ1符号バッファ106、高品位化レ
イヤ2符号バッファ107、転送に要した時間を計測す
る時計回路102、符号の一部分の転送に要した時間に
よって画質を選択して送信する送信制御部104、およ
び、送受信回路103を具備する。レイヤと画質との関
係は、基本レイヤ、高品位化レイヤ1、高品位化レイヤ
2の順で画質が高まるものとする。基本レイヤはそれ単
体で画像(後述する低画質画像)を再現する情報となる
ものである。高品位化レイヤ1符号は基本レイヤ符号に
よる映像に対して不足する情報を補うことにより、より
高品の画像を復号するためのものである。つまり、基本
レイヤ+高品位化レイヤ1で画像(中画質画像)を再現
するための情報を構成する。また、高品位化レイヤ2符
号は高品位化レイヤ1の画像に対して不足する情報を補
うことにより、更に高品位な画像を復号するためのもの
である。換言すれば、基本レイヤ+高品位化レイヤ1+
高品位化レイヤ2で画像(高画質)を再現するための情
報を構成する。
【0016】復号化装置12は送受信回路121、およ
び、映像復号化部122を具備し、受信した符号を復号
化して出力する。
【0017】符号化装置10の出力は伝送路11を経由
して復号化装置12に到達する。伝送路11は、通信回
線、あるいは、コンピュータネットワークで構成されて
いる。
【0018】映像符号化部101は、たとえばMPEG
2のスケーラビリティのように、比較的少ない符号長の
符号から基本レイヤの映像信号を復号化することが可能
であり、かつ、高品位化レイヤの符号と合わせて復号化
することにより、より精細な映像を得ることが可能であ
る符号を生成する。映像信号はテレビ放送による信号の
ように一連の静止画像信号により構成されていて、映像
符号化部101は一連の画像信号を順に符号化するもの
とする。ここでは画質を低画質、中画質、高画質の3段
階に分けて、低画質の映像、および、映像の大きさなど
復号化に必要な情報に相当する符号を基本レイヤ符号バ
ッファ105に、これと合わせて中画質の映像の復号化
を可能にする符号を高品位化レイヤ1符号バッファ10
6に、さらに、高品位化レイヤ1までの符号と合わせて
高画質の復号化を可能にする符号を高品位化レイヤ2符
号バッファ107に出力する。
【0019】時計回路102は、送信制御部104が符
号化された映像信号を送信する際に、計時するためのも
ので、伝送路の能力が未知の場合にそれを推定するため
に設けてある。
【0020】送受信回路103は、送信制御部104が
符号化された映像信号を送信する際に、伝送路11との
入出力を担当し、伝送路11を経由しての符号の送信、
および、受信側からの応答の受信をする。
【0021】送信制御部104はたとえば図2、図3の
流れ図で示される手順で処理を行う。
【0022】まず初期設定ステップS20において、転
送速度閾値(中)、転送速度閾値(高)、試行ブロック
サイズを設定する。
【0023】次に試行ステップS21において、基本レ
イヤ符号バッファ105に格納されている符号のうち試
行ブロックサイズ分を転送するのに要する時間を測定す
ることにより、転送速度を算出する。このとき転送に使
用するプロトコルは、符号化装置10で転送に要した時
間が分かるように復号化装置12側から受信した旨の応
答を返すもの、たとえばTCPとする。つまり、送信を
行ってから、復号化装置12からのアクノリッジを受信
するまでの時間(伝送路の往復時間となる)を時計回路
102で計時することで判断し、送信すべき画質をどの
レベルにするかを決定する。なお、伝送路11における
情報伝達速度が既知の場合には、試行ステップS21に
よる観測値に代えて、その値を転送速度とすることもで
きる。
【0024】続く画質決定ステップS22において、試
行ステップ21において算出した転送速度と、転送速度
閾値(中)、転送速度閾値(高)の比較によって画質を
決定する。
【0025】第1送信ステップS23は最初の画像に相
当する符号のうち試行ステップS21で送信していない
部分を送信する。まず最初に、低画質部分符号バッファ
105に残りがあれば送信し、次に、画質が中画質また
は高画質の場合に中画質部分符号バッファ106の内容
を送信し、さらに、画質が高画質の場合には、高画質部
分符号バッファS107の内容を送信する。
【0026】第2送信ステップS24は、映像信号を構
成する一連の画像信号で第1送信ステップ23によって
送信されたもの以降を順次送信する。
【0027】終了処理ステップS25は、たとえばMP
EG2における映像の終了を示す符号を送信する。ま
た、回線の切断をするなど必要に応じて終了処理を行う
ものである。
【0028】一方、復号装置12における送受信回路1
21は、符号化装置10からの符号を受信し、また、受
信した旨の応答を返す。
【0029】映像復号化部122は、符号化装置10に
おいて映像符号化部101が符号化し、送信制御部10
4が送信した符号を復号化して、出力する。
【0030】以上説明したように、伝送路の状況に応じ
て、送信すべき符号量を決定し送信することで、受信側
である復号装置では、画像を再現する際に所定時間内に
最良の画質を再現し、出力することができるようにな
る。
【0031】<第2の実施形態>図4は本発明の第2実
施形態の概略構成ブロック図である。
【0032】符号化装置30の出力は伝送路31を経由
して復号化装置32に到達する。また、復号化装置32
からの送信要求は符号化装置30に到達する。伝送路3
1は、通信回線、あるいは、コンピュータネットワーク
で構成されている。
【0033】復号化装置32において、操作部323は
受信者による映像の種類の選択、および画質の選択を可
能にして、符号化装置30に対して映像の送信要求を発
生させるためのものである。画質の選択は、「低画
質」、「高画質」と分類するほか、転送所要時間による
区別、たとえば、「10秒程度」、「1分程度」など、あ
るいは、符号化装置30の設定に従う「自動」にような
選択肢を設けることができる。
【0034】送信制御部304は符号化映像データ蓄積
部301にあらかじめ格納してある符号から、送信要求
に合致する映像の種類のものを取り出して、画質が「低
画質」のように指定されていれば、該当する画質の符号
を図2における第1送信ステップ23以降と同様に送信
する。また、転送所用時間が指定されている場合は、図
2における初期設定ステップ20において、それぞれの
画質における符号長から指定した時間で転送するのに必
要な転送速度を算出して転送速度閾値を設定して、試行
ステップ21以下のように、観測された転送速度によっ
て画質を選択して送信する。また、画質の選択が「自
動」の場合には、前述第1実施形態と同様に、符号化装
置30の既定値を用いて転送速度閾値を設定する。
【0035】送受信回路303および321は、復号化
装置32から符号化装置30への送信要求、および、符
号化装置30から復号化装置32への符号を伝達する。
【0036】時計回路302、映像復号化部322はそ
れぞれ第1実施形態における時計回路102、映像復号
化部122と同様のはたらきをする。
【0037】以上説明したように本第1、第2の実施形
態によれば、伝送路の能力に応じて転送速度に余裕があ
れば精細な映像を送信し、そうでなければ、画質は劣る
がデータ量を減らした映像を送信することで、転送に要
する時間が長くなりすぎないように制御することが可能
となる。
【0038】<第3の実施形態>図5は、第3の実施形
態の概略構成ブロック図である。符号化装置50は、画
像符号化部501、符号化された画像信号を一時的に保
管する複数(ここでは3個)のバッファ、すなわち、低
画質部分符号バッファ505、中画質部分符号バッファ
506、高画質部分符号バッファ507、転送に要した
時間を計測する時計回路502、符号の一部分の転送に
要した時間によって画質を選択して送信する送信制御部
504、および、送受信回路504を具備する。
【0039】復号化装置52は送受信回路521、およ
び、画像復号化部522を具備し、受信した符号を復号
化して出力する。
【0040】符号化装置50の出力は伝送路51を経由
して復号化装置52に到達する。伝送路51は、通信回
線、あるいは、コンピュータネットワークで構成されて
いる。
【0041】画像符号化部501は、たとえばJPEG
のprogressiveDCTモードのように、比較的少ない符
号長の符号から画像信号を復号化することが可能であ
り、かつ、後続の符号と合わせて復号化することによ
り、より精細な画像を得ることが可能である符号を生成
する。ここでは画質を低画質、中画質、高画質の3段階
に分けて、低画質の画像、および、画像の大きさなど復
号化に必要な情報に相当する符号を低画質部分符号バッ
ファ505に、これと合わせて中画質の画像の復号化を
可能にする符号を中画質部分符号バッファ506に、さ
らに、中画質までの符号と合わせて高画質の復号化を可
能にする符号を高画質部分符号バッファ507に出力す
る。
【0042】時計回路502、および、送受信回路50
3は、送信制御部504が符号化された画像信号を送信
する際に、それぞれ時間の計測、あるいは、伝送路を経
由しての符号の送信、および、受信側からの応答の受信
をする。
【0043】送信制御部504はたとえば図6、図7の
処理手順で示されるように構成されている。
【0044】先ず、初期設定ステップS620におい
て、転送速度閥値(中)、転送速度閥値(高)、試行ブ
ロックサイズを設定する。
【0045】次に試行ステップS621において、低画
質符号バッファ505に格納されている符号のうち試行
ブロックサイズ分を転送するのに要する時間を測定する
ことにより、転送速度を算出する。このとき転送に使用
するプロトコルは、先に説明した第1の実施形態と同
様、符号化装置50で転送に要した時間が分かるように
復号化装置52側から受信した旨の応答を返すもの、た
とえばTCPとする。なお、伝送路51における情報伝
達速度が既知の場合には、試行ステップS621による
観測値に代えて、その値を転送速度とすることもでき
る。
【0046】続く画質決定ステップS622において、
試行ステップS621において算出した転送速度と、転
送速度開値(中)、転送速度閥値(高)の比較によって
画質を決定する。送信ステップS623においては、ま
ず最初に、低画質部分符号バッファ505に残りがあれ
ば送信し、次に、画質が中画質または高画質の場合に中
画質部分符号バッファ506の内容を送信し、さらに、
画質が高画質の場合には、高画質部分符号バッファ50
7の内容を送信する。最後に、終了処理ステップS62
4において、たとえばJPEGにおいて画像の終了を示
すEOIの符号を送信するなど必要に応じて終了処理を
行う。
【0047】復号化装置52における送受信回路521
は、符号化装置50からの符号を受信し、また、受信し
た旨の応答を返す。
【0048】画像復号化部522は、符号化装置50に
おいて画像符号化部501が符号化し、送信制御部50
4が送信した符号を復号化して、出力する。
【0049】<第4の実施形態>図8は第4の実施形態
の概略構成ブロック図である。
【0050】符号化装置80の出力は伝送路81を経由
して復号化装置82に到達する。また、復号化装置82
からの送信要求は符号化装置80に到達する。伝送路8
1は、通信回線、あるいは、コンピュータネットワーク
で構成されている。
【0051】復号化装置82において、操作部823は
受信者による画像の種類の選択、および画質の選択を可
能にして、符号化装置80に対して画像の送信要求を発
生させるためのものである。
【0052】画質の選択は、「低画質」、「高画質」と
分類するほか、転送所要時間による区別、たとえば、
「10秒程度」、「1分程度」など、あるいは、符号化
装置80の設定に従う「自動」にような選択肢を設ける
ことができる。
【0053】送信制御部804は符号化画像データ蓄積
部にあらかじめ格納してある符号から、送信要求に合致
する画像の種類のものを取り出して、画質が「低画質」
のように指定されていれば、該当する部分の符号を図
6、図7における送信ステップS623以降と同様に送
信する。また、転送所用時間が指定されている場合は、
図6における初期設定ステップS620において、それ
ぞれの画質の符号長から指定した時間で転送するのに必
要な転送速度を算出して転送速度閥値を設定して、試行
ステップS621以下のように、観測された転送速度に
よって画質を選択して送信する。また、画質の選択が
「自動」の場合には、前述第3の実施形態と同様に、符
号化装置80の既定値を用いて転送速度閥値を設定す
る。
【0054】送受信回路803および821は、復号化
装置82から符号化装置80への送信要求を伝達する。
【0055】時計回路802、画像復号化部822はそ
れぞれ第1、第3の実施形態における時計回路102、
画像復号化部122と同様のはたらきをする。
【0056】以上説明したように、第3、第4の実施形
態によれば、画像データの一部分を送信しながら転送速
度を測定し、転送速度に余裕があれば精細な画像を送信
し、そうでなければ、画質は劣るがデータ量を減らした
画像を送信することで、転送に要する時間が長くなりす
ぎないように制御することが可能となる。
【0057】なお、上記第1乃至第4の実施形態におけ
る画像符号化装置及び復号化装置は、汎用の情報処理装
置(パーソナルコンピュータ等)で実現できる。すなわ
ち、本実施形態の動作はそのほとんどをアプリケーショ
ンソフトウェアによって実現できるものである。
【0058】この場合,前記ソフトウエアのプログラム
コード自体が上記実施の形態の機能を実現することにな
り,そのプログラムコード自体,及びそのプログラムコ
ードをコンピュータに供給するための記憶媒体、具体的
には上記プログラムコードを格納した磁気ディスク(フ
ロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク)、光
ディスク(CDROM、CD−R等)、メモリカード、
テープ(紙テープ、磁気テープ等)、ROM素子等を用
いることができる.また,上記コンピュータが,供給さ
れたプログラムコードのみに従って各種デバイスを制御
することにより,上記実施の形態の機能が実現される場
合だけではなく、上記プログラムコードがコンピュータ
上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)、ある
いは他のアプリケーションソフト等と共同して上記実施
の形態が実現される場合にもかかるプログラムコードは
本発明の範疇に含まれる。
【0059】更に,この供給されたプログラムコード
が,コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接
続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された
後,そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡
張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処
理の一部または全部を行い,その処理によって上記実施
の形態が実現される場合も本発明の範疇に含まれる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送路の状態に応じて転送すべき符号量を調節すること
で、転送完了までに要する時間の変動を抑制することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の概略構成ブロック図である。
【図2】第1の実施形態における送信制御部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態における送信制御部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態の概略構成ブロック図である。
【図5】第3の実施形態の概略構成ブロック図である。
【図6】第3の実施形態における送信制御部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】第3の実施形態における送信制御部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】第4の実施形態の概略構成ブロック図である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画
    像データを送信する画像転送装置であって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化手段と、 該符号化手段で符号化して得られた各符号データそれぞ
    れを格納するバッファメモリ手段と、 前記伝送路の転送能力を検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づいて、前記基本符号データ
    を含み、どの段階までの符号データを転送するかを決定
    し、決定された符号データまでを前記送信宛て先装置に
    転送する転送手段とを備えることを特徴とする画像転送
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記基本符号データの
    一部を転送した際の、前記送信宛て先装置からのアクノ
    リッジが返るまでの時間を検出することを特徴とする請
    求項第1項に記載の画像転送装置。
  3. 【請求項3】 伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画
    像データを送信する画像転送装置の制御方法であって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化工程と、 該符号化工程で符号化して得られた各符号データそれぞ
    れを、各符号化データ用に確保されたバッファメモリ手
    段に格納する格納工程と、 前記伝送路の転送能力を検出する検出工程と、 該検出工程による検出結果に基づいて、前記基本符号デ
    ータを含み、どの段階までの符号データを転送するかを
    決定し、決定された符号データまでを前記送信宛て先装
    置に転送する転送工程とを備えることを特徴とする画像
    転送装置の制御方法。
  4. 【請求項4】 コンピュータが読み込み実行すること
    で、伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画像データを
    送信する画像転送装置として機能するコンピュータプロ
    グラムであって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化工程のプログラムコードと、 該符号化工程で符号化して得られた各符号データそれぞ
    れを、各符号化データ用に確保されたバッファメモリ手
    段に格納する格納工程のプログラムコードと、 前記伝送路の転送能力を検出する検出工程のプログラム
    コードと、 該検出工程による検出結果に基づいて、前記基本符号デ
    ータを含み、どの段階までの符号データを転送するかを
    決定し、決定された符号データまでを前記送信宛て先装
    置に転送する転送工程のプログラムコードとを備えるこ
    とを特徴とするコンピュータプログラム。
  5. 【請求項5】 請求項第4項に記載のコンピュータプロ
    グラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
  6. 【請求項6】 伝送路上に接続された画像受信装置及び
    画像転送装置で構成される画像転送システムであって、 前記画像転送装置は、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化手段と、 該符号化手段で符号化して得られた各符号データそれぞ
    れを格納するバッファメモリ手段と、 前記伝送路の転送能力を検出する検出手段と、 該検出手段の検出結果に基づいて、前記基本符号データ
    を含み、どの段階までの符号データを転送するかを決定
    し、決定された符号データまでを前記画像受信装置に転
    送する転送手段とを備え、 前記画像受信装置は、 前記画像転送装置より受信した符号データに基づき復号
    して画像を出力する手段を備えることを特徴とする画像
    転送システム。
  7. 【請求項7】 伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画
    像データを送信する画像転送装置であって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化手段と、 送信宛て先装置より、画質に関する要求情報を受信する
    受信手段と、 該受信手段により受信した要求情報に従って、前記基本
    符号データを含み、どの段階までの符号データを転送す
    るかを決定し、決定された符号データまでを前記送信宛
    て先装置に転送する転送手段とを備えることを特徴とす
    る画像転送装置。
  8. 【請求項8】 前記要求情報は、転送に要する時間が含
    まれることを特徴とする請求項第7項に記載の画像転送
    装置。
  9. 【請求項9】 伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画
    像データを送信する画像転送装置の制御方法であって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化工程と、 送信宛て先装置より、画質に関する要求情報を受信する
    受信工程と、 該受信工程により受信した要求情報に従って、前記基本
    符号データを含み、どの段階までの符号データを転送す
    るかを決定し、決定された符号データまでを前記送信宛
    て先装置に転送する転送工程とを備えることを特徴とす
    る画像転送装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータが読み込み実行すること
    で、伝送路上の送信宛て先装置に、符号化画像データを
    送信する画像転送装置として機能するコンピュータプロ
    グラムであって、 転送すべき画像を符号化し、基本となる符号データと、
    当該基本符号データに順次追加させることで徐々に高い
    画質で復号化可能とするための段階別の符号データとを
    発生する符号化工程のプログラムコードと、 送信宛て先装置より、画質に関する要求情報を受信する
    受信工程のプログラムコードと、 該受信工程により受信した要求情報に従って、前記基本
    符号データを含み、どの段階までの符号データを転送す
    るかを決定し、決定された符号データまでを前記送信宛
    て先装置に転送する転送工程のプログラムコードとを備
    えることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項第10項に記載のコンピュータ
    プログラムを格納することを特徴とする記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005094140A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Sanyo Electric Co Ltd 映像表示装置
JP2014161028A (ja) * 2007-12-07 2014-09-04 Vidience Technology Proprietary Ltd 電子メールにおいてビデオを表示する方法

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