JP2002261876A - 通信端末装置および通信方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

通信端末装置および通信方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002261876A
JP2002261876A JP2001060109A JP2001060109A JP2002261876A JP 2002261876 A JP2002261876 A JP 2002261876A JP 2001060109 A JP2001060109 A JP 2001060109A JP 2001060109 A JP2001060109 A JP 2001060109A JP 2002261876 A JP2002261876 A JP 2002261876A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機を発呼モードに切り替えることが
できるようにする。 【解決手段】 ステップS3において、主制御部は、ユ
ーザにより留守番電話機能利用ボタンが押下されたと判
定した場合、ステップS4に進み、ユーザにより設定さ
れたパスワードを半導体メモリに記録させる。ステップ
S5において、主制御部は、ユーザにより留守番伝言サ
ービスボタンが押下されたと判定した場合、ステップS
6に進み、ユーザにより設定された条件を半導体メモリ
に記録させる。これにより、設定されたパスワードを受
信、または、設定された条件が満たされた場合、携帯電
話機のモードが発呼モードに切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末装置およ
び通信方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特
に、例えば、マナーモードで携帯電話機を紛失した場合
に、発呼モードに切り替えることができるようにした通
信端末装置および通信方法、記録媒体、並びにプログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機(PHS(Personal Hand
yphone System)を含む)が普及してきた。この携帯電
話機においては、ユーザの都合にかかわらず着信するた
め、通常、会議中あるいは運転中などで電話に出ること
ができない場合、留守番電話モード、マナーモード、あ
るいは、ドライブモードなどの着信音が鳴らないモード
に設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ードに設定してある状態で携帯電話機を紛失してしまっ
た場合、着信音が鳴らないため、その携帯電話機を呼び
出して本体を発見することは不可能である。従って、そ
のような場合には、携帯電話機の所有者は、肉眼で本体
を発見する方法しかない。
【0004】ところで、昨今の携帯電話機の購入(加
入)に際し、本体の値下がりによる販売業者の都合上、
購入者は、携帯電話機の購入から6ヶ月の期間(以下、
解約制限期間と称する)は解約することができない仕組
みになっている。そのため、購入者は、解約制限期間内
に紛失あるいは全損した場合に備えて、保険に加入する
こともある。
【0005】現状では、携帯電話機の紛失が確定した場
合、所有者は、携帯電話機を解約するしか方法がなく、
さらに、解約制限期間内には、解約することもできな
い。
【0006】このように、解約制限期間内に携帯電話機
を紛失してしまうと、携帯電話機の利用料を無駄に支払
うことになる。
【0007】そこで、PHSにおいては、電波の届く範囲
内であれば、その本体の所在地を検索し、地図で表示す
ることができるサービスも登場している。
【0008】しかしながら、現状の携帯電話機において
は、PHSと電波形態が異なるため、高精度な所在地の検
索は不可能である。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、着信音が鳴らないモードに設定されている
状態で携帯電話機を紛失した場合に、その携帯電話機の
所有者のみが発呼モードに切り替えることができるよう
にするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の通信端末
装置は、着信音を出力するモードに切り替えるためのパ
スワードを設定する設定手段と、設定手段により設定さ
れたパスワードを記録する記録手段と、他の通信端末よ
り着信があった場合、その着信とともにパスワードを受
信したか否かを判定する判定手段と、判定手段による判
定の結果、パスワードを受信したと判定された場合、受
信されたパスワードが記録手段に記録されているパスワ
ードと一致するか否かを比較する比較手段と、比較手段
による比較の結果、パスワードが一致する場合、着信音
を出力するモードに切り替えるように制御する制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】前記制御手段により、着信音を出力するモ
ードに切り替えられた場合、通信端末装置の発信機能を
停止する発信機能停止手段をさらに設けるようにするこ
とができる。
【0012】前記発信機能の停止を解除する解除手段を
さらに設けるようにすることができる。
【0013】本発明の第1の通信方法は、着信音を出力
するモードに切り替えるためのパスワードを設定する設
定ステップと、設定ステップの処理により設定されたパ
スワードを記録する記録ステップと、他の通信端末より
着信があった場合、その着信とともにパスワードを受信
したか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの
処理による判定の結果、パスワードを受信したと判定さ
れた場合、受信されたパスワードが記録ステップの処理
で記録されているパスワードと一致するか否かを比較す
る比較ステップと、比較ステップの処理による比較の結
果、パスワードが一致する場合、着信音を出力するモー
ドに切り替えるように制御する制御ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の第1の記録媒体に記録されている
プログラムは、着信音を出力するモードに切り替えるた
めのパスワードを設定する設定ステップと、設定ステッ
プの処理により設定されたパスワードを記録する記録ス
テップと、他の通信端末より着信があった場合、その着
信とともにパスワードを受信したか否かを判定する判定
ステップと、判定ステップの処理による判定の結果、パ
スワードを受信したと判定された場合、受信されたパス
ワードが記録ステップの処理で記録されているパスワー
ドと一致するか否かを比較する比較ステップと、比較ス
テップの処理による比較の結果、パスワードが一致する
場合、着信音を出力するモードに切り替えるように制御
する制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】本発明の第1のプログラムは、着信音を出
力するモードに切り替えるためのパスワードを設定する
設定ステップと、設定ステップの処理により設定された
パスワードを記録する記録ステップと、他の通信端末よ
り着信があった場合、その着信とともにパスワードを受
信したか否かを判定する判定ステップと、判定ステップ
の処理による判定の結果、パスワードを受信したと判定
された場合、受信されたパスワードが記録ステップの処
理で記録されているパスワードと一致するか否かを比較
する比較ステップと、比較ステップの処理による比較の
結果、パスワードが一致する場合、着信音を出力するモ
ードに切り替えるように制御する制御ステップとをコン
ピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】本発明の第1の通信端末装置および通信方
法、並びにプログラムにおいては、パスワードが設定さ
れ、設定されたパスワードが記録され、他の通信端末よ
り着信があった場合、その着信とともにパスワードを受
信したか否かが判定され、パスワードを受信したと判定
された場合、受信されたパスワードが記録されているパ
スワードと一致するか否かが比較され、パスワードが一
致する場合、着信音を出力するモードに切り替えられ
る。
【0017】本発明の第2の通信端末装置は、他の通信
端末装置のモードを、着信音が出力されるモードに切り
替えるためのパスワードを入力する入力手段と、入力手
段により入力されたパスワードを他の通信端末装置に送
信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0018】本発明の第2の通信方法は、他の通信端末
装置のモードを、着信音が出力されるモードに切り替え
るためのパスワードを入力する入力ステップと、入力ス
テップの処理により入力されたパスワードを他の通信端
末装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0019】本発明の第2の記録媒体に記録されている
プログラムは、他の通信端末装置のモードを、着信音が
出力されるモードに切り替えるためのパスワードを入力
する入力ステップと、入力ステップの処理により入力さ
れたパスワードを他の通信端末装置に送信する送信ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0020】本発明の第2のプログラムは、他の通信端
末装置のモードを、着信音が出力されるモードに切り替
えるためのパスワードを入力する入力ステップと、入力
ステップの処理により入力されたパスワードを他の通信
端末装置に送信する送信ステップとをコンピュータに実
行させることを特徴とする。
【0021】本発明の第2の通信端末装置および通信方
法、並びにプログラムにおいては、着信音が出力される
モードに切り替えるためのパスワードが入力され、入力
されたパスワードが他の通信端末装置に送信される。
【0022】本発明の第3の通信端末装置は、着信音を
出力するモードに切り替えるための条件を設定する設定
手段と、設定手段により設定された条件を記録する記録
手段と、記録手段に記録されている条件が満たされたか
否かを判定する判定手段と、判定手段による判定の結
果、条件が満たされたと判定された場合、着信音を出力
するモードに切り替えるように制御する制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0023】前記制御手段により、着信音を出力するモ
ードに切り替えられた場合、通信端末装置の発信機能を
停止する発信機能停止手段をさらに設けるようにするこ
とができる。
【0024】前記発信機能の停止を解除する解除手段を
さらに設けるようにすることができる。
【0025】本発明の第3の通信方法は、着信音を出力
するモードに切り替えるための条件を設定する設定ステ
ップと、設定ステップの処理により設定された条件を記
録する記録ステップと、記録ステップの処理で記録され
ている条件が満たされたか否かを判定する判定ステップ
と、判定ステップの処理による判定の結果、条件が満た
されたと判定された場合、着信音を出力するモードに切
り替えるように制御する制御ステップとを含むことを特
徴とする。
【0026】本発明の第3の記録媒体に記録されている
プログラムは、着信音を出力するモードに切り替えるた
めの条件を設定する設定ステップと、設定ステップの処
理により設定された条件を記録する記録ステップと、記
録ステップの処理で記録されている条件が満たされたか
否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理に
よる判定の結果、条件が満たされたと判定された場合、
着信音を出力するモードに切り替えるように制御する制
御ステップとを含むことを特徴とする。
【0027】本発明の第3のプログラムは、着信音を出
力するモードに切り替えるための条件を設定する設定ス
テップと、設定ステップの処理により設定された条件を
記録する記録ステップと、記録ステップの処理で記録さ
れている条件が満たされたか否かを判定する判定ステッ
プと、判定ステップの処理による判定の結果、条件が満
たされたと判定された場合、着信音を出力するモードに
切り替えるように制御する制御ステップとをコンピュー
タに実行させることを特徴とする。
【0028】本発明の第3の通信端末装置および通信方
法、並びにプログラムは、着信音を出力するモードに切
り替えるための条件が設定され、設定された条件が記録
され、記録されている条件が満たされたか否かが判定さ
れ、条件が満たされたと判定された場合、着信音を出力
するモードに切り替えられる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0030】図1は、本発明を適用した携帯電話機の利
用例を示す図である。携帯電話機1は、基地局2を介し
て公衆回線網3に接続されている。また、公衆回線網3
には、電話機4、および、留守番サービスセンタ5がそ
れぞれ接続されている。
【0031】携帯電話機1は、公衆回線網3および基地
局2を介して電話機4より発信されたとき、例えば、呼
び出しベルを鳴らしたり、あるいは、バイブレータを作
動させたりして、着信を所有者に知らせる。
【0032】基地局2は、移動無線端末である携帯電話
機1を、例えば、W-CDMA(Widebandcode-division mult
iple access)と呼ばれる符号分割多元接続により無線
接続し、携帯電話機1と2GHzの周波数帯域を利用して
最大2Mbpsのデータ転送速度で大容量データを高速にデ
ータ通信できる。
【0033】携帯電話機1は、基地局2とW-CDMA方式に
より大容量データを高速にデータ通信できるので、音声
通話に限らず、電子メールの送受信、簡易ホームページ
の閲覧、または画像の送受信等の多種におよぶデータ通
信を実行することができる。
【0034】留守番サービスセンタ5は、携帯電話機1
が留守番伝言サービスを利用している場合に、その携帯
電話機1に着信があったときに発信者(例えば、電話機
4)により録音されるメッセージを蓄積する。留守番サ
ービスセンタ5はまた、携帯電話機1からの要求に基づ
いて、蓄積されているメッセージを、公衆回線網3およ
び基地局2を介して携帯電話機1に送信(提供)する。
【0035】図2は、図1に示された携帯電話機1の外
観の構成例を示す図である。同図に示されるように、携
帯電話機1は、表示部22および本体23で構成され、
中央のヒンジ部21により折り畳み可能に形成されてい
る。
【0036】表示部22は、上端左部に引出しまたは収
納可能な送受信用のアンテナ31を有する。携帯電話機
1は、アンテナ31を介して、固定無線端末である基地
局2との間で電波を送受信する。
【0037】また、表示部22は、上端中央部にほぼ1
80度の角度範囲で回動自在なカメラ部32を有する。
携帯電話機1は、カメラ部32のCCDカメラ33によっ
て所望の撮像対象を撮像する。
【0038】カメラ部32が使用者によってほぼ180
度回動されて位置決めされた場合、図3に示されるよう
に、表示部22は、カメラ部32の背面側中央に設けら
れたスピーカ34が正面側に位置する状態となる。これ
により、携帯電話機1は、通常の音声通話状態に切り換
わる。
【0039】さらに、本体23の操作キー41の上部に
回動自在なジョグダイヤル44が、本体23の表面から
僅かに突出した状態で設けられている。携帯電話機1
は、ジョグダイヤル44に対する回動操作に応じて、液
晶ディスプレイ35に表示されている電話帳リストもし
くは電子メールのスクロール動作、簡易ホームページの
ページ捲り動作、または画像の送り動作等の種々の動作
を実行する。
【0040】例えば、本体23は、使用者によるジョグ
ダイヤル44の回動操作に応じて液晶ディスプレイ35
に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所
望の電話番号を選択し、ジョグダイヤル44が本体23
の内部方向に押圧されたとき、選択されている電話番号
を確定して、確定した電話番号に対して自動的に発呼処
理を行う。
【0041】なお、本体23は、背面側に図示しないバ
ッテリパックが装着されており、終話/電源キーがオン
状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電
力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0042】ところで、本体23の左側面上部に抜差自
在な、例えば、メモリースティック(商標)などにより
構成される半導体メモリ51を装着するためのスロット
45が設けられている。携帯電話機1は、メモボタン4
2が押下されると、通話中の相手の音声を装着されてい
る半導体メモリ51に記録する。携帯電話機1は、使用
者の操作に応じて、電子メール、簡易ホームページ、CC
Dカメラ33で撮像した画像を、装着されている半導体
メモリ51に記録する。携帯電話機1はまた、後述する
設定処理により設定されるパスワードまたは条件などを
半導体メモリ51に記録する。
【0043】メモリースティックは、本出願人によって
開発されたフラッシュメモリカードの一種である。この
メモリースティックは、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の
小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換え
や消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electric
ally Erasable and Programmable Read Only Memory)
の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであ
り、10ピン端子を介して画像や音声、音楽等の各種デ
ータの書き込み及び読み出しが可能となっている。
【0044】またメモリースティックは、大容量化等に
よる内蔵フラッシュメモリの仕様変更に対しても、使用
する機器で互換性を確保することができる独自のシリア
ルプロトコルを採用し、最大書込速度1.5[MB/S]、最大
読出速度2.45[MB/S]の高速性能を実現していると共に、
誤消去防止スイッチを設けて高い信頼性を確保してい
る。
【0045】従って、携帯電話機1は、このようなメモ
リースティックで構成される半導体メモリ51を装着可
能に構成されているために、半導体メモリ51を介し
て、他の電子機器との間でデータの共有化を図ることが
できる。
【0046】図4は、携帯電話機1の内部の構成例を示
すブロック図である。
【0047】同図に示すように、携帯電話機1は、表示
部22および本体23の各部を統括的に制御する主制御
部61に対して、電源回路部65、操作入力制御部6
2、画像エンコーダ63、カメラインターフェース(I/
F)部64、LCD(Liquid Crystal Display)制御部6
6、画像デコーダ67、多重分離部68、記憶再生部7
3、変復調回路部69、および音声コーデック70がメ
インバス71を介して互いに接続されるとともに、画像
エンコーダ63、画像デコーダ67、多重分離部68、
変復調回路部69、および音声コーデック70が同期バ
ス72を介して互いに接続されて構成されている。
【0048】電源回路部65は、使用者の操作により終
話/電源キーがオン状態にされると、バッテリパックか
ら各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1
を動作可能な状態に起動する。
【0049】携帯電話機1は、CPU(Central Processin
g Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random
Access Memory)等でなる主制御部61の制御に基づい
て、音声通話モードにおいて、マイクロフォン43で集
音した音声信号を音声コーデック70によってデジタル
音声データに変換する。携帯電話機1は、デジタル音声
データを変復調回路部69でスペクトラム拡散処理し、
送受信回路部74でデジタルアナログ変換処理および周
波数変換処理を施した後にアンテナ31を介して送信す
る。
【0050】また、携帯電話機1は、音声通話モードに
おいて、アンテナ31で受信した受信信号を増幅して周
波数変換処理およびアナログデジタル変換処理を施し、
変復調回路部69でスペクトラム逆拡散処理し、音声コ
ーデック70によってアナログ音声信号に変換する。携
帯電話機1は、アナログ音声信号に対応する音声をスピ
ーカ34に出力させる。
【0051】さらに、携帯電話機1は、データ通信モー
ドにおいて、電子メールを送信する場合、操作キー41
およびジョグダイヤル44の操作によって入力された電
子メールのテキストデータを、操作入力制御部62を介
して主制御部61に送出する。
【0052】主制御部61は、テキストデータを変復調
回路部69でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部7
4でデジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施
した後に、アンテナ31を介して基地局2へ送信する。
【0053】これに対して、携帯電話機1は、データ通
信モードにおいて、電子メールを受信する場合、アンテ
ナ31を介して基地局2から受信した受信信号を変復調
回路部69でスペクトラム逆拡散処理して、元のテキス
トデータを復元した後、LCD制御部66を介して液晶デ
ィスプレイ35に電子メールとして表示する。
【0054】この後、携帯電話機1は、使用者の操作に
応じて受信した電子メールを、記録再生部73を介して
半導体メモリ51に記録することも可能である。
【0055】携帯電話機1は、データ通信モードにおい
て画像データを送信する場合、CCDカメラ33で撮像さ
れた画像データを、カメラインターフェース部64を介
して画像エンコーダ63に供給する。
【0056】因みに、携帯電話機1は、画像データを送
信しない場合には、CCDカメラ33で撮像した画像デー
タを、カメラインターフェース部64およびLCD制御部
66を介して液晶ディスプレイ35に直接表示すること
も可能である。
【0057】画像エンコーダ63は、CCDカメラ33か
ら供給された画像データを、例えば、MPEG(Moving Pic
ture Experts Group)2またはMPEG4等の所定の符号化
方式によって圧縮符号化することにより符号化画像デー
タに変換し、これを多重分離部68に送出する。
【0058】このとき同時に、携帯電話機1は、CCDカ
メラ33で撮像中にマイクロフォン43で集音した音声
を、音声コーデック70を介してデジタルの音声データ
として多重分離部68に送出する。
【0059】多重分離部68は、画像エンコーダ63か
ら供給された符号化画像データと音声コーデック70か
ら供給された音声データとを所定の方式で多重化し、そ
の結果得られる多重化データを変復調回路部69でスペ
クトラム拡散処理し、送受信回路部74でデジタルアナ
ログ変換処理及び周波数変換処理を施した後に、アンテ
ナ31を介して送信する。
【0060】これに対して、携帯電話機1は、データ通
信モードにおいて、例えば、簡易ホームページ等にリン
クされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アン
テナ31を介して基地局2から受信した受信信号を変復
調回路部69でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得
られる多重化データを多重分離部68に送出する。
【0061】多重分離部68は、多重化データを符号化
画像データと音声データとに分離し、同期バス72を介
して、符号化画像データを画像デコーダ67に供給する
とともに、音声データを音声コーデック70に供給す
る。
【0062】画像デコーダ67は、符号化画像データを
MPEG2またはMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復
号方式でデコードすることにより再生動画像データを生
成し、これを、LCD制御部66を介して液晶ディスプレ
イ35に供給する。これにより、携帯電話機1は、例え
ば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに
含まれる動画データを表示する。
【0063】このとき同時に、音声コーデック70は、
音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをス
ピーカ34に供給する。これにより、携帯電話機1は、
例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイ
ルに含まる音声データを再生する。
【0064】この場合も電子メールの場合と同様に、携
帯電話機1は、受信した簡易ホームページ等にリンクさ
れたデータを、使用者の操作により記録再生部73を介
して半導体メモリ51に記録することが可能である。
【0065】なお、主制御部61のROMには、発呼切り
換え設定処理を制御する設定制御プログラム(後述)、
着信処理を制御する着信制御プログラム(後述)、アン
テナ31を介して行われる通信を制御する通信制御プロ
グラム、CCDカメラ33による画像の撮像を制御する撮
像制御プログラム、公衆回線網3を介して各サーバにア
クセスする動作を制御するブラウザなど、携帯電話機1
が各種の処理を実行する上において必要なプログラムが
格納されている。
【0066】図5は、電話機1の内部の構成例を示すブ
ロック図である。
【0067】CPU81は、ROM82に記憶されているプロ
グラムに従って各種の処理を実行する。RAM83には、C
PU81が各種の処理を実行する上において必要なプログ
ラムやデータが適宜記憶される。CPU81、ROM82、お
よびRAM83は、バス84を介して相互に接続されてい
るとともに、入出力インターフェース85にも接続され
ている。
【0068】入出力インターフェース85には、「0」
乃至「9」の数字キーで構成される操作キー86、ユー
ザの音声を入力するマイクロフォン87、発信側の音声
あるいは着信音(呼び出しベル)などを出力するスピー
カ88、および、公衆回線網3と通信する通信部89が
接続されている。
【0069】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。
【0070】まず、動作を説明するにあたって、本発明
で用いられる、携帯電話機が有する“留守番電話機能”
と電話会社側が提供する“留守番伝言サービス”の2種
類の留守番電話の形態について説明する。
【0071】留守番電話機能では、録音された伝言(メ
ッセージ)が携帯電話機1の半導体メモリ51などに保
存される。留守番電話機能は、伝言1件につき、例え
ば、18秒乃至20秒程度の録音時間に制限されてお
り、かつ、保存できる伝言件数(例えば、3件)も制限
されている。
【0072】留守番伝言サービスでは、録音された伝言
が留守番サービスセンタ5などに保存される。留守番伝
言サービスは、留守番電話機能とは異なり、長時間の録
音が可能であり、かつ、保存できる伝言件数も多い。
【0073】次に、図6のフローチャートを参照して、
携帯電話機1の主制御部61が実行する発呼切り替え設
定処理について説明する。
【0074】ステップS1において、設定制御プログラ
ムを実行する携帯電話機1の主制御部61は、この携帯
電話機1のユーザによって、操作キー41またはジョグ
ダイヤル44が用いられ、発呼呼び出し設定画面を表示
させるための操作が行われたか否かを判定し、ユーザに
よって発呼呼び出し設定画面を表示させるための操作が
行われるまで待機する。
【0075】ステップS1において、ユーザによって発
呼呼び出し設定画面を表示させるための操作が行われた
と判定された場合、ステップS2に進み、主制御部61
は、LCD制御部66を制御し、図7に示されるような発
呼呼び出し設定画面を液晶ディスプレイ35に表示させ
る。
【0076】図7の発呼呼び出し設定画面においては、
留守番電話機能の利用時に発呼モードに切り替えるため
のパスワードを設定する留守番電話機能利用ボタン10
1、および、留守番伝言サービスの利用時に発呼モード
に切り替えるための条件を設定する留守番伝言サービス
利用ボタン102が表示されている。また、終了ボタン
103が押下されることにより、この発呼呼び出し設定
画面が閉じられる。
【0077】図6に戻って、ステップS3において、主
制御部61は、この携帯電話機1のユーザによって発呼
呼び出し設定画面(図7)の留守番電話機能利用ボタン
101が押下されたか否かを判定する。
【0078】ステップS3において、留守番電話機能利
用ボタン101が押下されたと判定された場合、ステッ
プS4に進み、主制御部61は、LCD制御部66を制御
し、図8に示されるようなパスワード設定画面を液晶デ
ィスプレイ35に表示させる。
【0079】図8のパスワード設定画面には、メッセー
ジとして“発呼モードに切り替えるためのパスワードを
入力して下さい”が表示され、発呼モードに切り替える
ためのパスワードが入力されるパスワード入力エリア1
11が表示されている。この画面を確認したユーザが、
留守番電話機能が設定されている携帯電話機1を紛失し
た際に発呼モードに切り替えるためのパスワード(例え
ば、所定桁数の数字)をパスワード入力エリア111に
入力し、設定ボタン112を押下することによって、パ
スワードが設定される。主制御部61は、記憶再生部7
1を制御し、設定されたパスワードを半導体メモリ51
に記録させる。
【0080】具体的には、例えば、ユーザが、操作キー
41のうち、「1」、「2」、「3」、および「4」の
数字キーを順に押下し、設定ボタン112を押下するこ
とにより、パスワードが“1234”に設定され、半導
体メモリ51に記録される。
【0081】これにより、携帯電話機1を紛失した際
に、この携帯電話機1の所有者が、たとえば、電話機4
から携帯電話機1に発信する際に設定しておいたパスワ
ードを操作キー86を用いて入力することにより、発呼
モードに切り換えることができる。
【0082】図6に戻って、ステップS3において、こ
の携帯電話機1のユーザが留守番電話機能利用ボタン1
01を押下していないと判定された場合、ステップS4
の処理がスキップされ、ステップS5に進む。
【0083】ステップS5において、主制御部61は、
さらに、この携帯電話機1のユーザによって発呼呼び出
し設定画面(図7)の留守番伝言サービス利用ボタン1
02が押下されたか否かを判定する。
【0084】ステップS5において、留守番伝言サービ
ス102が押下されたと判定された場合、ステップS6
に進み、主制御部61は、LCD制御部66を制御し、図
9に示されるようなモード切替条件設定画面を液晶ディ
スプレイ35に表示させる。
【0085】図9のモード切替条件設定画面には、24
時間以上着信が無い場合に発呼モードに切り替えられる
ような条件が設定されるボタン121、24時間以上発
信が無い場合に発呼モードに切り替えられるような条件
が設定されるボタン122、および、5分間に10回以
上の着信が有る場合に発呼モードに切り替えられるよう
な条件が設定されるボタン123が表示されている。こ
の画面を確認したユーザが、通常の携帯電話機1の利用
時には起こりえないような条件のボタン121乃至12
3のいずれかを押下(選択)し、設定ボタン124を押
下することによって、モード切り替え条件が設定され
る。主制御部61は、記憶再生部71を制御し、設定さ
れたモード切り替え条件を半導体メモリ51に記録させ
る。
【0086】なお、発呼モードに切り替えるための条件
として、24時間以上着信が無い場合、24時間以上発
信が無い場合、または、5分間に10回以上の着信が有
る場合などを例として説明したが、その時間または回数
などは任意に設定することが可能である。
【0087】図6に戻って、ステップS5において、こ
の携帯電話機1のユーザが留守番伝言サービス利用ボタ
ン102を押下していないと判定された場合、すなわ
ち、終了ボタン103が押下されたと判定された場合、
ステップS7に進む。
【0088】ステップS7において、主制御部61は、
LCD制御部66を制御し、図10または図11に示され
るようなメッセージ画面を液晶ディスプレイ35に表示
させる。なお、ステップS3の処理で留守番電話機能利
用ボタン101が押下されていないと判定され、およ
び、ステップS5の処理で留守番伝言サービス利用ボタ
ン102が押下されていないと判定された場合、図10
に示されるメッセージ画面が表示される。一方、ステッ
プS3の処理で留守番電話機能利用ボタン101が押下
されたと判定され、および、ステップS4の処理でパス
ワードが設定され、さらに、ステップS5の処理で留守
番伝言サービス利用ボタン102が押下されていないと
判定された場合、図11に示されるメッセージ画面が表
示される。
【0089】図10のメッセージ画面には、メッセージ
として“マナーモードでこの携帯電話機を紛失した際、
電子音による呼び出しができません”が表示されてい
る。この画面を確認したユーザが、戻るボタン131を
押下することによって、図7の発呼呼び出し設定画面に
戻ることができ、また、終了ボタン132を押下するこ
とによって、メッセージ画面が閉じられる。
【0090】すなわち、このメッセージは、着信音を鳴
らさないようなモードに設定された携帯電話機1を紛失
してしまうと、肉眼でしか、この携帯電話機1を発見す
ることができなくなることを意味する。
【0091】図11のメッセージ画面には、メッセージ
として“マナーモードでこの携帯電話機を紛失した際
に、伝言件数が一杯になっていると電子音による呼び出
しができません”が表示されている。この画面を確認し
たユーザが、戻るボタン131を押下することによっ
て、図7の発呼呼び出し設定画面に戻ることができ、ま
た、終了ボタン132を押下することによって、メッセ
ージ画面が閉じられる。
【0092】すなわち、このメッセージは、携帯電話機
1の留守番電話機能の保存可能な伝言件数を超えた際に
携帯電話機1を紛失してしまうと、肉眼でしか、この携
帯電話機1を発見することができなくなることを意味す
る。
【0093】図6に戻って、ステップS8において、主
制御部61は、この携帯電話機1のユーザによってメッ
セージ画面(図10または図11)の戻るボタン131
が押下されたか否か、すなわち、留守番電話機能または
留守番伝言サービスを利用するか否かを判定し、戻るボ
タン131が押下されたと判定した場合、ステップS3
に戻り、上述したそれ以降の処理を繰り返す。
【0094】ステップS8において、この携帯電話機1
のユーザが戻るボタン131を押下していないと判定さ
れた場合、すなわち、終了ボタン132を押下したと判
定された場合、メッセージ画面が閉じられ、処理は、終
了される。この場合には、マナーモードに設定されてい
る携帯電話機1のモードを発呼モードに切り替えること
はできなくなる。
【0095】次に、図12および図13のフローチャー
トを参照して、携帯電話機1の主制御部61が実行する
着信処理について説明する。
【0096】ステップS21において、着信制御プログ
ラムを実行する携帯電話機1の主制御部61は、この携
帯電話機1が留守番伝言サービスを利用しているか否か
を判定し、留守番伝言サービスを利用していると判定し
た場合、ステップS22に進み、半導体メモリ51に記
録されているモード切り替え条件に合致するか否かを判
定する。
【0097】具体的には、上述した発呼切り替え設定処
理において、図9のボタン121が選択されている場合
には24時間以上着信が無いか否かが判定され、ボタン
122が選択されている場合には24時間上発信が無い
か否かが判定され、または、ボタン123が選択されて
いる場合には5分間に10回以上の着信が有るか否かが
判定される。
【0098】ステップS22において、半導体メモリ5
1に記憶されているモード切り替え条件に合致すると判
定された場合、ステップS23に進む。
【0099】ステップS22において、半導体メモリ5
1に記憶されているモード切り替え条件に合致しないと
判定された場合、ステップS26に進み、主制御部61
は、電話機4などの他の電話機より着信があったか否か
を判定し、電話機4などの他の電話機より着信がないと
判定した場合、ステップS22に戻り、上述した処理を
繰り返す。
【0100】ステップS26において、電話機4などの
他の電話機より着信があったと判定された場合、ステッ
プS27に進み、主制御部61は、この携帯電話機1が
留守番電話機能を利用しているか否かを判定し、留守番
電話機能を利用していると判定した場合、ステップS2
8に進み、半導体メモリ51に記憶されている伝言件数
が許容範囲内(例えば、3件以内)であるか否かを判定
する。
【0101】ステップS28において、伝言件数が許容
範囲内であると判定された場合、ステップS29に進
み、主制御部61は、ステップS26の処理の着信時に
パスワードを受信したか否か、すなわち、電話機4など
の他の電話機から発信された際に同時にパスワードが入
力されたか否かを判定し、着信時にパスワードを受信し
たと判定した場合、ステップS30に進む。
【0102】ステップS30において、主制御部61
は、半導体メモリ51に記憶されているパスワードを読
み出し、ステップS29の処理で受信したパスワードが
一致するか否かを判定し、パスワードが一致する、すな
わち、発呼モードに切り替えるためのパスワードを受信
したと判定された場合、ステップS23に進む。
【0103】ステップS30において、パスワードが一
致しない、すなわち、発呼モードに切り替えるためのパ
スワードを受信していないと判定された場合、または、
ステップS29において、着信時にパスワードを受信し
ていないと判定された場合、いずれもステップS31に
進む。
【0104】ステップS31において、主制御部61
は、変復調回路69、送受信回路部74、および、アン
テナ31を介して、発信元(いまの場合、電話機4)
に、メッセージとして、例えば、“ただいま、電話に出
ることができません。ピーという発信音の後にメッセー
ジをお願いします”を通知(送信)する。その後、処理
は、ステップS22に戻り、上述したそれ以降の処理を
繰り返す。
【0105】ステップS28において、半導体メモリ5
1に記憶されている伝言件数が許容範囲内ではない(す
なわち、半導体メモリ51が記憶可能な伝言件数に達し
ている)と判定された場合、または、ステップS27に
おいて、この携帯電話機1が留守番電話機能を利用して
いないと判定された場合、いずれもステップS32に進
む。すなわち、この状態では、着信があっても留守番電
話に切り替わらないので、所定時間以上の着信があった
場合に自動的に留守番サービスセンタ5が応答するよう
になされている。
【0106】ステップS32において、留守番電話セン
タ5は、発信元(いまの場合、電話機4)に、メッセー
ジとして、例えば、“留守番サービスセンタがメッセー
ジをお預かりします。ピーという発信音の後にメッセー
ジをお願いします”を通知(送信)する。その後、処理
は、ステップS22に戻り、上述したそれ以降の処理を
繰り返す。
【0107】ステップS21において、この携帯電話機
1が留守番伝言サービスを利用しているか否かを判定
し、留守番伝言サービスを利用していると判定した場
合、ステップS33に進み、主制御部61は、電話機4
などの他の電話機より着信があったか否かを判定し、電
話機4などの他の電話機より着信があったと判定される
まで待機する。
【0108】ステップS33において、着信があったと
判定された場合、ステップS34に進み、主制御部61
は、この携帯電話機1が留守番電話機能を利用している
か否かを判定し、留守番電話機能を利用していると判定
した場合、ステップS35に進み、半導体メモリ51に
記憶されている伝言件数が許容範囲内であるか否かを判
定する。
【0109】ステップS35において、伝言件数が許容
範囲内であると判定された場合、ステップS36に進
み、主制御部61は、ステップS33の処理の着信時に
パスワードを受信したか否か、すなわち、電話機4など
の他の電話機から発信された際に同時にパスワードが入
力されたか否かを判定し、着信時にパスワードを受信し
たと判定した場合、ステップS37に進む。
【0110】ステップS37において、主制御部61
は、半導体メモリ51に記憶されているパスワードを読
み出し、ステップS36の処理で受信したパスワードが
一致するか否かを判定し、パスワードが一致する、すな
わち、発呼モードに切り替えるためのパスワードを受信
したと判定された場合、ステップS23に進む。
【0111】ステップS37において、パスワードが一
致しない、すなわち、発呼モードに切り替えるためのパ
スワードではないと判定された場合、または、ステップ
S36において、着信時にパスワードを受信していない
と判定された場合、いずれもステップS38に進む。
【0112】ステップS38において、主制御部61
は、変復調回路69、送受信回路部74、および、アン
テナ31を介して、発信元に、メッセージとして、例え
ば、“ただいま、電話に出ることができません。ピーと
いう発信音の後にメッセージをお願いします”を通知
(送信)する。その後、処理は、ステップS22に戻
り、上述したそれ以降の処理を繰り返す。
【0113】ステップS35において、半導体メモリ5
1に記憶されている伝言件数が許容範囲内ではない(す
なわち、半導体メモリ51が記憶可能な伝言件数に達し
ている)と判定された場合、または、ステップS34に
おいて、この携帯携帯電話機1が留守番電話機能を利用
していないと判定された場合、いずれもステップS39
に進む。すなわち、この状態では、着信があっても留守
番電話に切り替わらない。
【0114】ステップS39において、主制御部61
は、音声コーデック70を制御し、通常の着信音をスピ
ーカ34に出力させる。
【0115】ステップS22、ステップS30、または
ステップS37の処理の後、ステップS23において、
主制御部61は、モードを発呼モードに切り替える。ス
テップS24において、主制御部61は、音声コーデッ
ク70を制御し、紛失時固有の電子音(着信音)をスピ
ーカに出力させる。これにより、この携帯電話機1の周
辺にいる通行人に対して、紛失した携帯電話機1が近く
に存在することを知らしめることができ、この携帯電話
機1の発見を促すことができる。
【0116】ステップS25において、主制御部61
は、変復調回路69および送受信回路部74を介して、
アンテナ31を制御し、発信機能を停止させる。これに
より、紛失時固有の電子音を聞いた通行人が、紛失した
携帯電話機1が近くに存在することを知って悪用しよう
としたとしても(例えば、その携帯電話機1を用いて発
信しようとしたとしても)、発信機能が停止されている
ので不正に利用されることはない。
【0117】以上のように、携帯電話機1の2種類の留
守番電話機能に対応して、それぞれ発呼モードに切り替
えるためのパスワードまたは条件を設定しておくことに
より、携帯電話機1の紛失時に、この携帯電話機1の所
有者のみが、自分で設定したパスワードまたは条件を利
用して発呼モードに切り替えることが可能になる。
【0118】また、発呼モードに切り替わった時点で、
携帯電話機1の発信機能を停止させることで、不正に利
用されることを防止することができる。
【0119】ところで、上述したように、発呼モードに
切り替わった時点で、携帯電話機1の発信機能が停止さ
れているので、所有者は、紛失していた携帯電話機1を
発見した、または手元に戻ってきた場合、発信機能の停
止を解除する必要がある。その場合には、予め発信機能
停止を解除するためのパスワードを設定しておくか、あ
るいは、発呼モード切り替えのためのパスワードと共通
のパスワードにより、所有者が認証され、発信機能停止
の解除を行うようにしてもよい。
【0120】以上においては、留守番電話機能にパスワ
ードを設定し、留守番伝言サービスに所定の条件を設定
する例について説明したが、本発明はこれに限らず、留
守番電話機能および留守番伝言サービスにそれぞれパス
ワードと所定の条件を設定させることも可能である。
【0121】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0122】この記録媒体は、コンピュータとは別に、
ユーザにプログラムを提供するために配布される、プロ
グラムが記録されている磁気ディスク(フロッピー(登
録商標)ディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Comp
act Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatil
e Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を
含む)、もしくは図2に示した半導体メモリ51などよ
りなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0123】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0124】
【発明の効果】本発明の第1の通信端末装置および通信
方法、並びにプログラムによれば、パスワードを設定
し、設定されたパスワードを記録し、他の通信端末より
着信があった場合、その着信とともにパスワードを受信
したか否かを判定し、パスワードを受信したと判定され
た場合、受信されたパスワードが記録されているパスワ
ードと一致するか否かを比較し、パスワードが一致する
場合、着信音を出力するモードに切り替えるようにした
ので、着信音が鳴らないモードに設定されている状態で
携帯電話機を紛失した場合に、その携帯電話機の所有者
のみが発呼モードに切り替えることができる。
【0125】また、本発明の第2の通信端末装置および
通信方法、並びにプログラムによれば、他の通信端末装
置のモードを、着信音が出力されるモードに切り替える
ためのパスワードを入力し、入力されたパスワードを他
の通信端末装置に送信するようにしたので、着信音が鳴
らないモードに設定されている状態で携帯電話機を紛失
した場合に、その携帯電話機の所有者のみが発呼モード
に切り替えることができる。
【0126】さらにまた、本発明の第3の通信端末装置
および通信方法、並びにプログラムによれば、着信音を
出力するモードに切り替えるための条件を設定し、設定
された条件を記録し、記録されている条件が満たされた
か否かを判定し、条件が満たされたと判定された場合、
着信音を出力するモードに切り替えるようにしたので、
着信音が鳴らないモードに設定されている状態で携帯電
話機を紛失した場合に、その携帯電話機の所有者のみが
発呼モードに切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯電話機の利用例を示す図
である。
【図2】図1の携帯電話機の外観の構成例を示す図であ
る。
【図3】図2の携帯電話機の表示部の構成例を示す図で
ある。
【図4】図2の携帯電話機の内部の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】図1の電話機の内部の構成例を示すブロック図
である。
【図6】発呼切り替え設定処理を説明するフローチャー
トである。
【図7】発呼呼び出し設定画面の表示例を示す図であ
る。
【図8】パスワード設定画面の表示例を示す図である。
【図9】モード切替条件設定画面の表示例を示す図であ
る。
【図10】メッセージ画面の表示例を示す図である。
【図11】他のメッセージ画面の表示例を示す図であ
る。
【図12】着信処理を説明するフローチャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話機, 2 基地局, 3 公衆回線網,
4 電話機, 5 留守番サービスセンタ, 31 ア
ンテナ, 35 液晶ディスプレイ, 41操作キー,
51 半導体メモリ,61 主制御部, 66 LCD
制御部, 70 音声コーデック, 73 記憶再生部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信音を出力するモードに切り替えるた
    めのパスワードを設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記パスワードを記録す
    る記録手段と、 他の通信端末より着信があった場合、その着信とともに
    パスワードを受信したか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、前記パスワードを受信
    したと判定された場合、受信されたパスワードが前記記
    録手段に記録されているパスワードと一致するか否かを
    比較する比較手段と、 前記比較手段による比較の結果、前記パスワードが一致
    する場合、着信音を出力するモードに切り替えるように
    制御する制御手段とを備えることを特徴とする通信端末
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段により、前記着信音を出力
    するモードに切り替えられた場合、前記通信端末装置の
    発信機能を停止する発信機能停止手段をさらに備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記発信機能の停止を解除する解除手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の通信
    端末装置。
  4. 【請求項4】 着信音を出力するモードに切り替えるた
    めのパスワードを設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記パスワー
    ドを記録する記録ステップと、 他の通信端末より着信があった場合、その着信とともに
    パスワードを受信したか否かを判定する判定ステップ
    と、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記パスワ
    ードを受信したと判定された場合、受信されたパスワー
    ドが前記記録ステップの処理で記録されているパスワー
    ドと一致するか否かを比較する比較ステップと、 前記比較ステップの処理による比較の結果、前記パスワ
    ードが一致する場合、着信音を出力するモードに切り替
    えるように制御する制御ステップとを含むことを特徴と
    する通信方法。
  5. 【請求項5】 着信音を出力するモードに切り替えるた
    めのパスワードを設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記パスワー
    ドを記録する記録ステップと、 他の通信端末より着信があった場合、その着信とともに
    パスワードを受信したか否かを判定する判定ステップ
    と、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記パスワ
    ードを受信したと判定された場合、受信されたパスワー
    ドが前記記録ステップの処理で記録されているパスワー
    ドと一致するか否かを比較する比較ステップと、 前記比較ステップの処理による比較の結果、前記パスワ
    ードが一致する場合、着信音を出力するモードに切り替
    えるように制御する制御ステップとを含むことを特徴と
    するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録さ
    れている記録媒体。
  6. 【請求項6】 着信音を出力するモードに切り替えるた
    めのパスワードを設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記パスワー
    ドを記録する記録ステップと、 他の通信端末より着信があった場合、その着信とともに
    パスワードを受信したか否かを判定する判定ステップ
    と、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記パスワ
    ードを受信したと判定された場合、受信されたパスワー
    ドが前記記録ステップの処理で記録されているパスワー
    ドと一致するか否かを比較する比較ステップと、 前記比較ステップの処理による比較の結果、前記パスワ
    ードが一致する場合、着信音を出力するモードに切り替
    えるように制御する制御ステップとをコンピュータに実
    行させるプログラム。
  7. 【請求項7】 他の通信端末装置のモードを、着信音が
    出力されるモードに切り替えるためのパスワードを入力
    する入力手段と、 前記入力手段により入力されたパスワードを前記他の通
    信端末装置に送信する送信手段とを備えることを特徴と
    する通信端末装置。
  8. 【請求項8】 他の通信端末装置のモードを、着信音が
    出力されるモードに切り替えるためのパスワードを入力
    する入力ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記パスワー
    ドを前記他の通信端末装置に送信する送信ステップとを
    含むことを特徴とする通信方法。
  9. 【請求項9】 他の通信端末装置のモードを、着信音が
    出力されるモードに切り替えるためのパスワードを入力
    する入力ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記パスワー
    ドを前記他の通信端末装置に送信する送信ステップとを
    含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプ
    ログラムが記録されている記録媒体。
  10. 【請求項10】 他の通信端末装置のモードを、着信音
    が出力されるモードに切り替えるためのパスワードを入
    力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理により入力された前記パスワー
    ドを前記他の通信端末装置に送信する送信ステップとを
    コンピュータに実行させるプログラム。
  11. 【請求項11】 着信音を出力するモードに切り替える
    ための条件を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された前記条件を記録する記録
    手段と、 前記記録手段に記録されている条件が満たされたか否か
    を判定する判定手段と、 前記判定手段による判定の結果、前記条件が満たされた
    と判定された場合、着信音を出力するモードに切り替え
    るように制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    通信端末装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段により、前記着信音を出
    力するモードに切り替えられた場合、前記通信端末装置
    の発信機能を停止する発信機能停止手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信端末装置。
  13. 【請求項13】 前記発信機能の停止を解除する解除手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の
    通信端末装置。
  14. 【請求項14】 着信音を出力するモードに切り替える
    ための条件を設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記条件を記
    録する記録ステップと、 前記記録ステップの処理で記録されている条件が満たさ
    れたか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記条件が
    満たされたと判定された場合、着信音を出力するモード
    に切り替えるように制御する制御ステップとを含むこと
    を特徴とする通信方法。
  15. 【請求項15】 着信音を出力するモードに切り替える
    ための条件を設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記条件を記
    録する記録ステップと、 前記記録ステップの処理で記録されている条件が満たさ
    れたか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記条件が
    満たされたと判定された場合、着信音を出力するモード
    に切り替えるように制御する制御ステップとを含むこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラム
    が記録されている記録媒体。
  16. 【請求項16】 着信音を出力するモードに切り替える
    ための条件を設定する設定ステップと、 前記設定ステップの処理により設定された前記条件を記
    録する記録ステップと、 前記記録ステップの処理で記録されている条件が満たさ
    れたか否かを判定する判定ステップと、 前記判定ステップの処理による判定の結果、前記条件が
    満たされたと判定された場合、着信音を出力するモード
    に切り替えるように制御する制御ステップとをコンピュ
    ータに実行させるプログラム。
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