JP2002261298A - 可変容量ダイオード装置 - Google Patents

可変容量ダイオード装置

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JP2002261298A
JP2002261298A JP2001057726A JP2001057726A JP2002261298A JP 2002261298 A JP2002261298 A JP 2002261298A JP 2001057726 A JP2001057726 A JP 2001057726A JP 2001057726 A JP2001057726 A JP 2001057726A JP 2002261298 A JP2002261298 A JP 2002261298A
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capacitance diode
variable capacitance
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vcd
variable
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Takeshi Kasahara
健 笠原
Haruhiko Taguchi
治彦 田口
Shinsuke Mitsunabe
真介 三鍋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラッキングエラーを減少させることのでき
る可変容量ダイオード装置を提供する。 【解決手段】 基材1とエピタキシャル層2からなる半
導体基板上に、第1の可変容量ダイオード素子VCD
(A)と第2の可変容量ダイオード素子VCD(B)を
形成する。ここで、第1の可変容量ダイオード素子VC
D(A)の少なくとも一つの部分の実効面積を、第2の
可変容量ダイオード素子VCD(B)の対応する部分の
実効面積よりも小さく形成する。レベルが格段に違うR
F信号とOSC信号が直流バイアス電圧に重畳して印加
されると、局部発振回路側の第1の可変容量ダイオード
素子VCD(A)のC−V特性は高周波回路側の第2の
可変容量ダイオード素子VCD(B)のC−V特性に接
近し、トラッキングエラーが減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スーパーヘテロダ
イン方式を採用した受信機の電子同調回路部分に使用さ
れる可変容量ダイオード装置に係り、電子同調回路のト
ラッキングエラーを少くするための可変容量ダイオード
装置の改良技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のスーパーヘテロダイン方式を採用
した受信機では、同調回路の高周波回路と局部発振回路
の双方に可変容量ダイオード素子が使用されている。ス
ーパーヘテロダイン方式では、動作上、高周波回路の選
択周波数に応じて局部発振回路の発振周波数を変化させ
る必要が有る。このため、高周波回路と局部発振回路に
それぞれ適用される可変容量ダイオード素子には特性が
揃っているということが要求される。特性の揃った2つ
の可変容量ダイオード素子を得るに当たって最も簡単で
有効な方法は、1つの半導体基板上に2つの可変容量ダ
イオード素子を同時に形成することである。図4には、
このようにして特性の揃った可変容量ダイオード素子を
得る可変容量ダイオード装置の従来の一例を示した。な
お、図4上側の(イ)は装置の横断面、図4下側の
(ロ)は装置上面を表わしている。
【0003】図4に示す可変容量ダイオード装置は、先
ず、基材1上にエピタキシャル層2を積層形成して半導
体基板本体を構成する。エピタキシャル層2の所定位置
にN型領域3Cを拡散形成し、N型領域3Cの隣にN型
領域3Dを拡散形成する。N型領域3CおよびN型領域
3Dの垂直方向上側に、それぞれP型領域4CおよびP
型領域4Dをその上面が露出するように拡散形成する。
P型領域4CとP型領域4Dの上面の一部を含むエピタ
キシャル層2の上面に酸化膜6を形成する。そして、P
型領域4CとP型領域4Dが露出する酸化膜6に開いた
窓状の部分(コンタクト窓と呼ばれる)に、それぞれ電
極5C、5Dを蒸着形成した構成となっている。
【0004】このような構成において、エピタキシャル
層2、N型領域3C、P型領域4Cおよび電極5Cが第
1のダイオード素子VCD(C)を形成し、エピタキシ
ャル層2はダイオード素子VCD(C)のカソード、電
極5Cはダイオード素子VCD(C)のアノードとなっ
ている。また、エピタキシャル層2、N型領域3D、P
型領域4D、電極5Dが第2のダイオード素子VCD
(D)を形成し、エピタキシャル層2はダイオード素子
VCD(D)のカソード、電極5Dはダイオード素子V
CD(D)のアノードとなっている。
【0005】ここで、N型領域3CとN型領域3Dは、
大きさと形状をほぼ同じとし、製造時において双方同時
に拡散形成する。また、P型領域4CとP型領域4D、
電極5Cと電極5Dについても、大きさと形状をほぼ同
じとし、製造時において双方同時に形成する。すると、
第1と第2のダイオード素子VCD(C)、VCD
(D)の対応する各部分の物理的性質はほぼ同じとな
り、特性の揃った2つのダイオード素子を得ることがで
きる。
【0006】ところで、携帯型の受信機に使用される電
子部品に対しては、近年、小型化、軽量化、低価格化に
加えて、低電圧化の要求が増してきている。可変容量ダ
イオード装置に関しては、最近、動作電圧10Vクラス
の装置に代わって、動作電圧が5V以下のクラスの装置
の需要が拡大してきている。動作電圧10Vクラスの可
変容量ダイオード素子と動作電圧3Vクラスの可変容量
ダイオード素子の概略の特性(C−V特性)の例を図5
に示した。なお、図5において、線L3が動作電圧3V
クラスの可変容量ダイオード素子のC−V特性を示し、
線L10が動作電圧10Vクラスの可変容量ダイオード
素子のC−V特性を示している。図5を見て分かるよう
に、動作電圧3Vクラスの素子の特性は、狭い電圧の変
化範囲の中で容量値を大きく変化させるため、動作電圧
10Vクラスの素子の特性よりも傾きが急峻となってい
る。
【0007】直流のバイアス電圧(駆動電圧)に重畳し
て高周波信号が可変容量ダイオード素子に印加されたと
き、可変容量ダイオード素子のC−V特性は、その高周
波信号のレベルの大小によって変移することが知られて
いる。具体的に、ダイオード素子に印加する高周波信号
のレベルを大きくすると、図5中に示す各特性、線L
3、L10は、それぞれ実線から点線のように変移す
る。特性の傾きが急峻であるほど、この特性変移の影響
は相対的に大きく現れる。このため、動作電圧3Vクラ
スの可変容量ダイオード素子では、動作電圧10Vクラ
スの可変容量ダイオード素子に比べて、高周波信号を印
加した時の容量値の変化率が大きくなるという現象が現
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】同調回路の局部発振回
路から出力されるOSC信号のレベルはほぼ一定で、一
般には数百mVである。一方、同調回路の高周波回路に
入力されるRF信号のレベルは、送信器と受信機との距
離や障害物の有無などの条件に応じて数mVから数百m
Vの範囲で変化する。ここで、図4に示す可変容量ダイ
オード装置の第1のダイオード素子VCD(C)を局部
発振回路に適用し、第2のダイオード素子VCD(D)
を高周波回路に適用したとする。もしRF信号とOSC
信号のレベルがほぼ同じであれば、第1と第2のダイオ
ード素子VCD(C)、VCD(D)の特性の変移量も
ほぼ同じになり、両者の特性は一致したままとなる。
【0009】しかし現実には、RF信号のレベルはOS
C信号のレベルよりも格段に小さいことの方がはるかに
多い。このような場合、図6に示すように、第2のダイ
オード素子VCD(D)の特性(線LD)がほとんど変
移しないのに対し、第1のダイオード素子VCD(C)
の特性は線LC1から線LC2へと大きく変移してしま
う。このため、直流バイアス電圧のみを印加した時にお
ける2つのダイオード素子VCD(C)、VCD(D)
のC−V特性が線LC1と線LDのように揃っていたと
しても、レベルが格段に違うRF信号とOSC信号が印
加された時点で、2つのダイオード素子VCD(C)、
VCD(D)の特性は線LC2と線LDのようにかい離
し、実質的に不揃いの状態と同じになってしまう。
【0010】具体的に、可変容量ダイオード装置内の2
つの可変容量ダイオード素子に対してレベルが数mVの
RF信号と600mVのOSC信号をそれぞれ供給した
とする。すると、動作電圧が10Vクラスの可変容量ダ
イオード装置の場合、第1の可変容量ダイオード素子の
容量値と第2の可変容量素子の容量値の差の相対的な大
きさは、最大でも数%程度となるという実験結果が得ら
れている。ところが動作電圧5Vクラスの可変容量ダイ
オード装置になると、第1の可変容量ダイオード素子の
容量値と第2の可変容量素子の容量値の差の相対的な大
きさは最大で30%になり、動作電圧3Vクラスの装置
に至っては容量値の差の相対的な大きさは最大で60%
にもなるという実験結果が得られている。
【0011】このように、従来の動作電圧の高い可変容
量ダイオード装置では高周波信号の印加によって特性変
移が生じても、各可変容量ダイオード素子の容量値の差
はほとんど無視できた。しかし、動作電圧の低い可変容
量ダイオード装置を使用すると、高周波信号を印加した
時に生じる特性変移の影響が大きく現れるため、各可変
容量ダイオード素子の容量値の差が無視できない大きさ
になる。その結果、動作電圧の低い可変容量ダイオード
装置を使用した場合、図7に示すように、同調周波数と
発振周波数のトラッキングエラーが予期しない大きさに
なるという問題を生じていた。そこで本発明は、トラッ
キングエラーを減少させることのできる可変容量ダイオ
ード装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、同一の半導体基板上に形成され、一端が半
導体基板内の所定の領域を介して共通接続された一対の
第1と第2の可変容量ダイオード素子を具備し、第1の
可変容量ダイオード素子の静電容量を決定する少なくと
も一つの実効面積を第2の可変容量ダイオード素子の対
応する個所の実効面積よりも小さくする構成を特徴とす
る。具体的に、第1の可変容量ダイオード素子の実効面
積を第2の可変容量ダイオード素子の実効面積よりも小
さくするに当たっては、P型領域とN型領域の間の接合
面積を変える。そして使用時には、第1の可変容量ダイ
オード素子を電子同調回路の局部発振回路部分、第2の
可変容量ダイオード素子を電子同調回路の高周波回路部
分にそれぞれ適用する。
【0013】
【発明の実施の形態】半導体基板のエピタキシャル層内
に第1のN型領域と第2のN型領域を同時に拡散形成
し、各N型領域の垂直方向にそれぞれ第1のP型領域と
第2のP型領域を同時に拡散形成する。第1のN型領域
あるいは第1のP型領域の露出した上面に第1の電極を
蒸着形成し、このエピタキシャル層、第1のN型領域、
第1のP型領域および第1の電極により第1の可変容量
ダイオード素子を形成する。同様に、第2のN型領域あ
るいは第2のP型領域の露出した上面に第2の電極を蒸
着形成し、このエピタキシャル層、第2のN型領域、第
2のP型領域および第2の電極により第2の可変容量ダ
イオード素子を形成する。
【0014】ここで、第1の可変容量ダイオード素子を
構成する少なくとも1つの部分の実効面積を、第2の可
変容量ダイオード素子を構成する対応部分の実効面積よ
りも小さくなるように形成する。このような構成とする
と、直流バイアス電圧のみを印加した時の第1の可変容
量ダイオード素子のC−V特性は第2の可変容量ダイオ
ード素子のC−V特性よりも容量値が小さい側に位置す
る。しかし、レベルが格段に違うRF信号とOSC信号
が直流バイアス電圧に重畳して印加されると、局部発振
回路側の第1の可変容量ダイオード素子のC−V特性は
高周波回路側の第2の可変容量ダイオード素子のC−V
特性に接近するよう変移する。
【0015】
【実施例】トラッキングエラーを減少させることのでき
る本発明による可変容量ダイオード装置の実施例を図1
に示した。図1に示す可変容量ダイオード装置は、先
ず、基材1上にエピタキシャル層2を積層形成して半導
体基板本体を構成する。エピタキシャル層2の所定位置
にN型領域3Aを拡散形成し、N型領域3Aの隣にN型
領域3Bを拡散形成する。N型領域3AおよびN型領域
3Bの垂直方向上側に、それぞれP型領域4AおよびP
型領域4Bをその上面が露出するように拡散形成する。
P型領域4AとP型領域4Bの上面の一部を含むエピタ
キシャル層2の上面には酸化膜6を形成する。そして、
P型領域4AとP型領域4Bの上面が露出する酸化膜6
に開いたコンタクト窓において、それぞれP型領域4A
とP型領域4Bの露出面と接合するように電極5A、5
Bを蒸着形成した構成となっている。
【0016】ここで、エピタキシャル層2、N型領域3
A、P型領域4A、電極5Aが第1のダイオード素子V
CD(A)を形成し、エピタキシャル層2、N型領域3
B、P型領域4B、電極5Bが第2のダイオード素子V
CD(B)を形成している。図4の可変容量ダイオード
装置は、第1と第2の各ダイオード素子を構成するN型
領域(3C、3D)とP型領域(4C、4D)の各部位
を、それぞれの大きさと形状がほぼ同一になるように形
成している。これに対して図1の可変容量ダイオード装
置は、N型領域3Aの大きさと形状をN型領域3Bより
も小さく形成し、P型領域4Aの大きさと形状をP型領
域4Bよりも小さく形成している。この点で両者は異な
っている。
【0017】このような構成では、第1の可変容量ダイ
オード素子VCD(A)のPN接合の面積は第2の可変
容量ダイオード素子VCD(B)のPN接合の面積より
も小さくなる。すると、第1の可変容量ダイオード素子
VCD(A)の静電容量は第2の可変容量ダイオード素
子VCD(B)の静電容量よりも小さくなり、各ダイオ
ード素子VCD(A)、VCD(B)のC−V特性は図
2に示すようになる。なお、図2において線LA1が第
1の可変容量ダイオード素子VCD(A)のC−V特性
であり、線LBが第2の可変容量ダイオード素子VCD
(B)のC−V特性である。
【0018】ここで、図1に示す可変容量ダイオード装
置の第1のダイオード素子VCD(A)を局部発振回路
に適用し、第2のダイオード素子VCD(B)を高周波
回路に適用したとする。その他の条件として、現実の受
信状態を想定してRF信号のレベルはOSC信号のレベ
ルよりも格段に小さいものとする。すると、第2のダイ
オード素子VCD(B)の特性(線LB)はほとんど変
移しないのに対し、第1のダイオード素子VCD(A)
の特性は線LA1から線LA2へ変移する。これによ
り、当初かけ離れていた2つの可変容量ダイオード素子
VCD(A)、VCD(B)のC−V特性は、レベルが
格段に違うRF信号とOSC信号が印加されることで接
近し、その特性がほぼ揃うようになる。
【0019】その結果、第1のダイオード素子VCD
(A)を適用した局部発振回路と、第2のダイオード素
子VCD(B)を適用した高周波回路のトラッキングエ
ラーは図3に示すような軌跡を描く。この図3と図7の
トラッキングエラーの軌跡を比較すると分かるように、
図1のように構成した可変容量ダイオード装置によれ
ば、トラッキングエラーを減少させることができる。
【0020】ただし、特殊な状況下、例えば送信器と受
信機が非常に接近した位置に有る場合などでは、RF信
号のレベルがOSC信号よりも大きくなることも有り得
る。このような状況下においては、本発明の可変容量ダ
イオード装置では逆にトラッキングエラーを大きくして
しまう。しかし、このような状況下ではRF信号のレベ
ルは同じ周波数帯に有るノイズ性信号のレベルよりも格
段に高くなるはずである。また、動作電圧の低い可変容
量ダイオード素子は一般に電気抵抗が高いため、高周波
回路、局部発振回路のQ値は低くなる。これらの理由か
ら、トラッキングエラーが多少大きくなっても受信機の
受信感度が極端に低下するということは無く、本発明に
よる可変容量ダイオード装置の使用上、大した問題とは
ならない。
【0021】図1の可変容量ダイオード装置では、2つ
のダイオード素子のPN接合の面積を異ならせ、予想さ
れる変移分だけかい離するように2つのC−V特性を調
整している。しかしC−V特性の調整は、PN接合の面
積だけでなく、可変容量ダイオード素子の静電容量を決
定する他の要因でも調整することができる。ただし、半
導体中の不純物濃度やN型/P型の各領域の形成深さに
ついてはプロセス毎に厳密に条件を設定するのは困難で
あるため、これらによるC−V特性の調整は事実上不可
能である。このためC−V特性の調整は、静電容量に関
係するダイオード素子各部の実効面積を変化させること
で行う。ちなみに、静電容量に関係するダイオード素子
各部の実効面積としては、PN接合の面積、アノード面
積、カソード面積、電極面積、コンタクト窓の面積など
が有る。これらの面積の少なくとも一つを変えると、接
合容量あるいは浮遊容量の大きさが変化し、C−V特性
の調整を行うことができる。
【0022】なお、以上の本発明の実施例の説明におい
て、1つの半導体基板上に2つの可変容量ダイオード素
子を構成した場合について説明したが、本発明は3以上
の複数の可変容量ダイオード素子を構成するものにも適
用できる。また、図1の装置は2つの可変容量素子のカ
ソードを共通にした構成となっているが、半導体基板の
各領域の極性(P型とN型)を反対にし、アノードを共
通にした構成としても構わない。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように本発明による可変
容量ダイオード装置は、同一の半導体基板上に複数の可
変容量ダイオード素子を形成した可変容量ダイオード装
置において、一対で使用される第1と第2の可変容量ダ
イオード素子について、静電容量を決定する第1の可変
容量ダイオード素子の実効面積の少なくとも一つを、第
2の可変容量ダイオード素子の対応する実行面積よりも
小さくする構成を特徴としている。ここで、可変容量ダ
イオード装置の使用時には、第1の可変容量ダイオード
素子を電子同調回路の局部発振回路部分に適用し、第2
の可変容量ダイオード素子を電子同調回路の高周波回路
部分に適用する。
【0024】このような構成とすると、局部発振回路と
高周波回路にそれぞれ適用された一対の可変容量ダイオ
ード素子の各C−V特性は、レベルが格段に違うRF信
号とOSC信号が印加されることで接近する。その結
果、本発明による可変容量ダイオード装置によれば、局
部発振回路と高周波回路のトラッキングエラーを減少さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による可変容量ダイオード装置の実施
例の横断面図および上面図。
【図2】 図1の構成とした可変容量ダイオード装置の
C−V特性図。
【図3】 図1の構成とした可変容量ダイオード装置を
電子同調回路に適用した時のトラッキングエラーの特性
図。
【図4】 従来の可変容量ダイオード装置の横断面図お
よび上面図。
【図5】 動作電圧10Vクラスと動作電圧3Vクラス
の可変容量ダイオードのC−V特性図。
【図6】 従来の可変容量ダイオード装置のC−V特性
図。
【図7】 従来の可変容量ダイオード装置を電子同調回
路に適用した時のトラッキングエラーの特性図。
【符号の説明】
1:基材 2:エピタキシャル層 3A、3
B:N型領域 4A、4B:P型領域 5A、
5B:電極 6:酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三鍋 真介 埼玉県鶴ヶ島市大字五味ヶ谷18番地 東光 株式会社埼玉事業所内 Fターム(参考) 5K020 DD11 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の半導体基板上に形成され、一端が
    該半導体基板内の所定の領域を介して共通接続された一
    対の第1と第2の可変容量ダイオード素子を具備し、該
    第1の可変容量ダイオード素子の静電容量を決定する少
    なくとも一つの実効面積を該第2の可変容量ダイオード
    素子の対応する個所の実効面積よりも小さくしたことを
    特徴とする可変容量ダイオード装置。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2の可変容量ダイオード素
    子が、同一のエピタキシャル領域中に、該エピタキシャ
    ル領域を共通のカソードとして形成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載した可変容量ダイオード装
    置。
  3. 【請求項3】 前記実効面積がP型領域、N型領域間の
    接合面積であることを特徴とする、請求項1に記載した
    可変容量ダイオード装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の可変容量ダイオード素子が電
    子同調回路の局部発振回路部分に、前記第2の可変容量
    ダイオード素子が該電子同調回路の高周波回路部分にそ
    れぞれ適用されることを特徴とする、請求項1から請求
    項3のいずれかに記載した可変容量ダイオード装置。
  5. 【請求項5】 電圧の適用範囲が5V以下であることを
    特徴とする、請求項4に記載した可変容量ダイオード装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7211876B2 (en) 2004-07-01 2007-05-01 Oki Electric Industry, Co., Ltd. Semiconductor device utilizing multiple capacitors each having an insulating layer having a different thickness
JP2010283876A (ja) * 2002-09-27 2010-12-16 Thomson Licensing テレビジョン信号チューナ用の電子的整合システム

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