JP2002260917A - 電磁石 - Google Patents
電磁石Info
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Abstract
ド部の内部に収容し、別途整流素子を必要とせず交流の
外部電源で直流用の電磁石を作動可能にする。 【解決手段】 交流を直流に変換する整流素子18を、
直流リード線24A、24Bと交流リード線28A、2
8Bとを電気接続する基板19に取り付け、基板19を
リード線導出部材16の縁部16Aへ係合可能に箱部材
20に載置し、整流素子18と基板19と箱部材20と
を樹脂モールド部21の内部に一体成形する。このた
め、別途に整流素子を設ける必要なく交流の外部電源で
直流用の電磁石を作動可能にできる。
Description
ド部とし、リード線を外部に導出するようにした電磁石
に関する。
し部に半田付けで電気接続したリード線を、樹脂モール
ド部のリード線導出部に設けたグロメットより外部に導
出している。(例えば、実用新案登録第2541524
号公報参照)。
の電磁石では、コイルの巻線の口出し部に半田付けで電
気接続したリード線を直接グロメットより外部に導出し
ているため、この電磁石が直流用のものである場合に、
交流の外部電源で作動させるには、交流を直流に変換す
る整流素子を別途設けなければならなかった。
を樹脂モールド部の内部に収容して設け、別途に整流素
子を設ける必要なく交流の外部電源で直流用の電磁石を
作動可能にした電磁石を提供することを課題としてい
る。
直流コイルへの通電により可動鉄心が固定鉄心に吸引さ
れる吸引力を発生する磁気回路を構成するヨークを、直
流コイルを巻き回したコイルボビンとともに樹脂モール
ドで一体成形して樹脂モールド部を設け、樹脂モールド
部には外部の交流電源に電気接続する交流リード線を挿
通するリード線導出部材を備え、樹脂モールド部の内部
には交流を直流に変換する整流素子と、この整流素子を
取り付けて直流コイルからの直流リード線と外部の交流
電源からの交流リード線とを電気接続する基板と、この
基板を前期リード線導出部材へ係合可能に載置して前期
ヨークに立設した箱部材とを樹脂モールドで一体成形し
て成る。この場合、基板を載置する箱部材は周囲を壁部
で囲って内部空間を有し、この内部空間へ基板に取り付
けた整流素子を収容し、整流素子を収容した内部空間に
は断熱材を充填することが望ましい。
ら交流リード線を流れた交流が整流素子で直流に変換さ
れ、直流リード線を流れて直流コイルが通電され、ヨー
クと固定鉄心と可動鉄心とで構成する磁気回路に吸引力
が発生し、可動鉄心が固定鉄心に吸引される。そして、
整流素子は、ヨークに立設した箱部材に載置して直流コ
イルからの直流リード線と外部の交流電源からの交流リ
ード線とを電気接続する基板に取り付け、基板と箱部材
とともに樹脂モールド部の内部に一体成形しているか
ら、別途に整流素子を設ける必要なく交流の外部電源で
直流用の電磁石を作動可能にできる。
本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1及び
図2において、1は鉄心ブロックで、両端が開口した筒
状部材2の一端に固定鉄心3を固着して筒状部材2の一
端開口を閉塞すると共に、筒状部材2の他端に図示しな
い弁本体へ取り付ける取付部材4を固着して筒状部材2
の他端開口を閉塞している。取付部材4には流体の流入
路4Aと流出路4Bとを穿設し、流入路4Aと流出路4
Bとの間に弁座5を形成している。6は固定鉄心3と対
向して筒状部材2の内部に軸方向へ摺動自在に嵌挿した
可動鉄心で、固定鉄心3との間に介装したばね7力によ
り固定鉄心3から離間する方向に付勢されると共に、通
電により発生する吸引力でばね7力に抗して固定鉄心3
に吸引される。可動鉄心6には固定鉄心3との対向側と
反対の端部にパイロット弁体8を係合し、パイロット弁
体8は取付部材4の内部に延在して取付部材4の内部に
摺動自在に嵌挿した主弁体9に穿設の絞り孔10を開閉
する。すなわち、パイロット弁体8は非通電の状態で可
動鉄心6がばね7力により固定鉄心3から離間する方向
に付勢されるのに伴い主弁体9の絞り孔10を閉じると
共に、通電により可動鉄心6がばね7力に抗して固定鉄
心3に吸引されるのに伴い主弁体9の絞り孔10を開く
よう設けている。主弁体9はパイロット弁体8により絞
り孔10を閉じた状態ではパイロット弁体8との間に介
装したばね11力により付勢され弁座5に着座して流入
路4Aと流出路4Bとの間を遮断すると共に、パイロッ
ト弁体8により絞り孔10を開いた状態では流入路4A
から絞り孔10、主弁体9に穿設の半径方向孔12を流
れて流出路4Bに流体が流出することにより生じる絞り
孔10前後の圧力差に基づく作用力でばね11力に抗し
て弁座5から離座して流入路4Aと流出路4Bとの間を
連通するよう設けている。
4とヨーク15とリード線導出部材16と整流素子18
と基板19と箱部材20とを樹脂モールドで一体成形し
た樹脂モールド部21で構成している。コイルボビン1
4は中心に鉄心ブロック1の筒状部材2及び固定鉄心3
を挿通する挿通孔22を有すると共に、軸方向両端に形
成のフランジ間に直流コイル23を巻き回し、直流コイ
ル23の巻き始めと巻き終わりとに半田付けで電気接続
した直流リード線24A、24Bを一方のフランジに形
成の口出し部25から導出している。ヨーク15は下方
を開口した略コ字形状に形成して軸方向の両側壁間にコ
イルボビン14を収装し、両側壁の中心にはコイルボビ
ン14の挿通孔22と略同径の挿通孔26A、26Bを
有して鉄心ブロック1の筒状部材2及び固定鉄心3を挿
通可能に設けている。また、ヨーク15には一方の側壁
と上壁との稜部近傍に切欠き27を有し、コイルボビン
14の口出し部25を切欠き27より突出して設けてい
る。
部21Aを備え、リード線導出部21Aにリード線導出
部材16を配置している。リード線導出部材16は円筒
形状でその根元部分を樹脂モールドでリード線導出部2
1Aに一体成形すると共に、先端部分をリード線導出部
21Aより外部に突出して設け、根元部分には図示しな
い外部の交流電源に電気接続する交流リード線28A、
28Bを挿通するグロメット17を有する。整流素子1
8は交流を直流に変換するもので、基板19の下面に取
り付けている。基板19は直流リード線24A、24B
と交流リード線28A、28Bとを整流素子18を介し
て電気接続するようプリント配線を施している。箱部材
20は周囲を壁部で囲って内部空間を有した略四方形に
形成し、ヨーク15の上壁に4個の脚部20A、20B
…を嵌合して立設している。そして、箱部材20は上方
へ突出する4個の凸部29A、29B、29C、29D
を有し、基板19の一辺部19A上方にリード線導出部
材16の根元部分の縁部16Aが位置するよう凸部29
A〜29Bに基板19を嵌合して載置し、樹脂モールド
部21を一体成形する際に基板19の一辺部19Aをリ
ード線導出部材16の縁部16Aへ係合可能にして基板
19の浮き上がりを抑制する。また、箱部材20は基板
19を載置した状態で基板19の下面に取り付けた整流
素子18を内部空間へ収容し、整流素子18を収容した
内部空間にはシリコンやエポキシ樹脂等の断熱材30を
充填し、樹脂モールド部21を一体成形する際に生ずる
高温から整流素子18を保護する。
3とを組み付けるナット部材で、固定鉄心3の外方端部
に螺合している。すなわち、コイルボビン14、ヨーク
15の挿通孔22、26A、26Bに筒状部材2、固定
鉄心3を挿通し、ナット部材31を固定鉄心3に螺合し
て締め付けることで、取付部材4とナット部材31との
間にヨーク15が挟持され鉄心ブロック1とコイルブロ
ック13とが組み付けられる。そして、直流コイル23
への通電により可動鉄心6が固定鉄心3に吸引される吸
引力を発生する磁気回路をヨーク15と固定鉄心3と可
動鉄心6とで構成する。
は直流コイル23への非通電の状態を示し、可動鉄心6
はばね7力により固定鉄心3から離間する方向に付勢さ
れ、パイロット弁体8は絞り孔10を閉じ、主弁体9は
ばね11力により付勢され弁座5に着座して流入路4A
と流出路4Bとの間を遮断している。
ド線28A、28B、整流素子18、直流リード線24
A、24Bを経て直流コイル23を通電すると、可動鉄
心6はばね7力に抗して固定鉄心3に吸引され、パイロ
ット弁体8は絞り孔10を開き、主弁体9は絞り孔10
前後の圧力差に基づく作用力でばね11力に抗して弁座
5から離座して流入路4Aと流出路4Bとの間を連通す
る。そして、直流コイル23を非通電にすると、可動鉄
心6とパイロット弁体8と主弁体9はそれぞれ図1の状
態に復帰する。
イル23を通電すると、整流素子18で交流を直流に変
換し、整流素子18はヨーク15に立設した箱部材20
に載置して直流リード線24A、24Bと交流リード線
28A、28Bとを電気接続する基板19に取り付け、
基板19と箱部材20とともに樹脂モールド部21の内
部に一体成形しているから、別途に整流素子を設ける必
要なく交流の外部電源で直流用の電磁石を作動可能にで
きる。また、基板19はその一辺部19Aをリード線導
出部材16の根元部分の縁部16Aへ係合可能に箱部材
20に載置しているため、樹脂モールド部21を一体成
形する際に樹脂モールドで基板19が僅かに上方へ押し
上げられても、基板19の一辺部19Aがリード線導出
部材16の縁部16Aと係合してそれ以上押し上げられ
ないから、基板19の浮き上がりを良好に抑制すること
ができる。さらにまた、基板19に取り付けた整流素子
18を箱部材20の内部空間へ収容し、この内部空間に
断熱材30を充填しているため、樹脂モールド部21を
一体成形する際に生ずる高温から整流素子18を確実に
保護することができる。
施形態と同一個所には同符号を付して説明を省略し、異
なる個所についてのみ説明する。箱部材20は基板19
の一辺部19A上方にリード線導出部材16に有するグ
ロメット17の底面部が位置するよう基板19を載置
し、樹脂モールド部21を一体成形する際に基板19の
一辺部19Aをグロメット17の底面部へ係合可能にし
て基板19の浮き上がりを抑制する。このため、樹脂モ
ールド部21を一体成形する際に樹脂モールドで基板1
9が僅かに上方へ押し上げられても、基板19の一辺部
19Aがリード線導出部材16に有するグロメット17
の底面部と係合してそれ以上押し上げられないから、一
実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
磁石を電磁弁に適用したが、用途に応じて他の機器に適
用しても良いことは勿論である。
外部電源からの交流を直流に変換する整流素子を基板と
箱部材とともに樹脂モールド部の内部に一体成形してい
るため、別途に整流素子を設ける必要なく交流の外部電
源で直流用の電磁石を作動可能にできる。また、整流素
子を取り付けて直流コイルからの直流リード線と外部の
交流電源からの交流リード線とを電気接続する基板は、
リード線導出部材へ係合可能に箱部材に載置しているた
め、樹脂モールド部を一体成形する際に樹脂モールドで
基板が押し上げられても、基板がリード線導出部材と係
合してそれ以上押し上げられないから、基板の浮き上が
りを良好に抑制することができる。
1にかかる発明の効果に加え、基板に取り付けた整流素
子を箱部材の内部空間へ収容し、この内部空間に断熱材
を充填しているため、樹脂モールド部を一体成形する際
に生ずる高温から整流素子を確実に保護することができ
る。
適用した縦断面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 直流コイルへの通電により可動鉄心が固
定鉄心に吸引される吸引力を発生する磁気回路を構成す
るヨークを、直流コイルを巻き回したコイルボビンとと
もに樹脂モールドで一体成形して樹脂モールド部を設
け、樹脂モールド部には外部の交流電源に電気接続する
交流リード線を挿通するリード線導出部材を備え、樹脂
モールド部の内部には交流を直流に変換する整流素子
と、この整流素子を取り付けて直流コイルからの直流リ
ード線と外部の交流電源からの交流リード線とを電気接
続する基板と、この基板を前期リード線導出部材へ係合
可能に載置して前期ヨークに立設した箱部材とを樹脂モ
ールドで一体成形したことを特徴とする電磁石。 - 【請求項2】 基板を載置する箱部材は周囲を壁部で囲
って内部空間を有し、この内部空間へ基板に取り付けた
整流素子を収容し、整流素子を収容した内部空間には断
熱材を充填したことを特徴とする請求項1に記載の電磁
石。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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---|---|---|---|
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002050517A (ja) * | 2000-05-30 | 2002-02-15 | Temic Telefunken Microelectronic Gmbh | バルブ制御装置 |
WO2011125306A1 (ja) | 2010-04-02 | 2011-10-13 | 日本特殊陶業株式会社 | スパークプラグ |
CN102592779A (zh) * | 2012-03-29 | 2012-07-18 | 江西直方数控动力有限公司 | 电控单体泵用防水防爆浇封型电磁铁 |
-
2001
- 2001-02-28 JP JP2001053617A patent/JP4454167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8664843B2 (en) | 2010-04-02 | 2014-03-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Spark plug |
CN102592779A (zh) * | 2012-03-29 | 2012-07-18 | 江西直方数控动力有限公司 | 电控单体泵用防水防爆浇封型电磁铁 |
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---|---|
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