JP2002260905A - 避雷器及びその製造方法 - Google Patents

避雷器及びその製造方法

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JP2002260905A
JP2002260905A JP2001054720A JP2001054720A JP2002260905A JP 2002260905 A JP2002260905 A JP 2002260905A JP 2001054720 A JP2001054720 A JP 2001054720A JP 2001054720 A JP2001054720 A JP 2001054720A JP 2002260905 A JP2002260905 A JP 2002260905A
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current limiting
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terminal electrode
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Toru Takayama
亨 高山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじれ方向の力に対して歪が少ない剛性の高い
避雷器を提供すること 【解決手段】本発明の避雷器60は、両端子電極62、63で
限流素子61を挟み込む構造で、両端子電極62、63の間にF
RPロッド66を橋架する構造であって、端子電極62、63に
形成したロッド装着穴62c、63cにFRPロッド66を挿通し、
FRPロッド66を引っ張った状態で、端子電極62、63のロ
ッド装着穴62c、63cとFRPロッド66との間に嵌着部材67を
嵌合させて端子電極62、63にFRPロッド66を固着させたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雷サージ等による
異常電圧の発生時、送配電線の周辺設備を雷サージ等か
ら保護するための避雷器及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的に、高圧や特別高圧の送配電線に
設けられた変圧器などの各種電力機器への落雷時、雷サ
ージ等による異常電圧が発生した際、電力機器を雷サー
ジ等から保護するため、機器側と接地側との間に避雷器
を取り付けている。
【0003】この避雷器1は、図6に示すように、サー
ジ電圧に対しては低抵抗、送配電線の通常の対地電圧に
対しては高抵抗を示す非直線性の電流電圧特性を有する
ZnO等からなる限流素子2を備えた構造を具備する。
具体的には、限流素子2の両側に圧縮ばね(図示省略)
と、機器側端子及び接地側端子となる一対の金属ブロッ
ク状端子電極3、4を配設し、限流素子2の回りに配設した
絶縁性を有する複数本のロッド部材5の両端部を、両側
の端子電極3、4に形成した装着穴3a、4aに嵌合させて一体
化し、弾性を有するポリマーやEPDM等の絶縁外被体
6を被着した構造を有する。
【0004】尚、限流素子2と端子電極3との間に配設し
た圧縮ばねは、ロッド部材5で規制した両端子電極3、4間
に、弾性力を作用させて限流素子2と両端子電極3、4を密
着させて良好な接合状態とすると共に、限流素子2と両
端子電極3、4との電気的な接続を確実なものにしてい
る。
【0005】この避雷器1は、雷サージ等による異常電
圧が発生すると、限流素子2が低抵抗値となってこれを
瞬時に大地に逃がし、その異常電圧が消滅すれば、限流
素子2が高抵抗値となって通常の対地電圧を遮断する。
この弁作用により送配電線の周辺設備を雷サージ等から
保護している。
【0006】また、直撃雷などで定格を超えるサージ電
圧が発生すると、限流素子2が故障することがあり、そ
の場合、絶縁外被体6内の密閉空間において内部圧力が
急激に上昇し、限流素子2などの内部要素が爆発的に破
裂し、絶縁外被体6を破ってその破片が周囲へ飛散する
場合がある。限流素子2の回りに配設した複数本のロッ
ド部材5は、このような爆発的な破裂の際に避雷器1の内
部要素の破片が飛散することを防止する役目がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】避雷器は、例えば、上
下両端の端子電極3、4に軸方向に形成したねじ穴7、8にボ
ルトを装着して機器側端子と接地側端子の間に取り付け
られる。ボルトにより取り付ける場合は、避雷器の上下
両端をボルトで締め付けるので、避雷器にねじれ方向の
力が掛かる。このとき、端子電極3、4間のロッド部材5は
両端部を単に端子電極3、4間に嵌合したものであり、端
子電極3、4間の剛性が高いとは言えず、ねじれ方向の力
により歪が生じ易い状態となっている。
【0008】また、端子電極と限流素子との導電性を良
好な状態にするには、上下両端の端子電極と限流素子に
皿ばねを密着して、端子電極と限流素子との間で導電可
能な状態となっていることが必要であるが、上記のよう
な避雷器では端子電極と限流素子を密着させようとする
力が皿ばねの弾性力に依存している。このため、端子電
極と限流素子を密着させようとする力が弱く、端子電極
と限流素子との間に隙間が生じていると、絶縁外被体6
を被着させるときにポリマーなどの絶縁材料が端子電極
と限流素子との間に浸入して端子電極と限流素子との間
の導電性を低下させる可能性がある。
【0009】そこで、本発明は、ねじれ方向の力に対し
て歪が小さく、上下両端の端子電極と皿ばね間の導通を
低下させることのない剛性の高い避雷器を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の避雷器
は、非直線性の電圧電流特性を有する限流素子の両端
に、一対の端子電極を配設し、前記限流素子の両端周り
の端子電極に形成した複数のロッド装着穴に絶縁性を有
するロッドを挿通し、前記ロッドの両端に嵌着部材を装
着し、ロッドを引っ張った状態で端子電極のロッド装着
穴とロッドとの間に前記嵌着部材を嵌合させて端子電極
にロッドを固着し、前記ロッドを含む限流素子の回りを
絶縁外被体で被覆したことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の避雷器は、非直線性の電
圧電流特性を有する限流素子の両端に、一対の端子電極
を配設し、前記限流素子の両端周りの端子電極に形成し
た複数のロッド装着穴に、一端に抜け止めを備えた絶縁
性を有するロッドを挿通し、前記ロッドの他端に嵌着部
材を装着し、ロッドを引っ張った状態で端子電極のロッ
ド装着穴とロッドとの間に前記嵌着部材を嵌合させて端
子電極にロッドを固着し、前記ロッドを含む限流素子の
回りを絶縁外被体で被覆したことを特徴とする。
【0012】上記の避雷器は、限流素子の両端に配設し
た端子電極間に引張応力を付与した状態でロッドを組み
付けているので、ロッドから端子電極間を圧縮させる力
が作用して、剛性が高く、ねじれ方向の力に対する歪が
小さい。
【0013】請求項3に記載の避雷器の製造方法は、非
直線性の電圧電流特性を有する限流素子の両端に、一対
の端子電極を配設し、前記限流素子の両端周りの端子電
極に形成した複数のロッド装着穴に絶縁性を有するロッ
ドを挿通し、前記ロッドの両端に嵌着部材を装着し、ロ
ッドを引っ張った状態で端子電極のロッド装着穴とロッ
ドとの間に前記嵌着部材を嵌合させて端子電極にロッド
を固着し、前記ロッドを含む限流素子の回りを絶縁外被
体で被覆したことを特徴とする。
【0014】請求項4に記載の避雷器の製造方法は、非
直線性の電圧電流特性を有する限流素子の両端に、一対
の端子電極を配設し、前記限流素子の両端周りの端子電
極に形成した複数のロッド装着穴に、一端に抜け止めを
備えた絶縁性を有するロッドを挿通し、前記ロッドの他
端に嵌着部材を装着し、ロッドを引っ張った状態で端子
電極のロッド装着穴とロッドとの間に前記嵌着部材を嵌
合させて端子電極にロッドを固着し、前記ロッドを含む
限流素子の回りを絶縁外被体で被覆したことを特徴とす
る。
【0015】前記端子電極のロッド装着穴は、請求項5
に記載するように、外側に向け拡径したテーパ形状の穴
であることが望ましい。
【0016】前記嵌着部材は、請求項6又は請求項7に
記載するように、金属線材を螺旋状に巻回したリング部
材や、軸方向にスリットを備えるテーパ形状の筒状部材
が望ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
避雷器及びその製造方法を図面に基づいて説明する。
【0018】この避雷器60は、図1に示すように、限流
素子61の軸方向両端に金属ブロック状の端子電極62、63
を配置し、限流素子61と端子電極62、63との間に、両者
の接合状態を良好にするための皿ばね64とスペーサ65を
介在させて、両端子電極62、63で限流素子61を挟み込む
構造で、両端子電極62、63の間には限流素子61の周囲に
配設されて雷サージ等による限流素子61の放圧を許容
し、かつ、限流素子61が爆発的に破壊した場合でも、そ
の破片の飛散を防止するため、絶縁性を有するロッド
(例えば、FRPロッド66)が橋架してある。この避雷器6
0は、端子電極62、63間を圧縮させるとともにFRPロッド6
6を引っ張った状態で、FRPロッド66を端子電極62、63に
固着しており、このFRPロッド66の取付構造に特徴を有
する。
【0019】端子電極62は、図2(a)〜(c)に示すよう
に、円盤状の接合部62aと、接合部62aの中心から軸方向
に立設した取付部62bとを有する。接合部62aは、円盤状
の部材で周方向均等に複数個(例えば、6つ)のロッド
装着穴62cが形成してある。詳しくは、ロッド装着穴62c
は、限流素子61の周囲に配設するFRPロッド66を装着す
るための穴で、限流素子61の半径にFRPロッド66の半径
を足したより少し大きい半径で円周上に均等に形成して
あり、接合部62aの取付部62b側の面に向け拡径して開口
したテーパ形状の穴となっている。取付部62bの中心に
は軸方向にボルト定着部62dが形成してある。なお、端
子電極63も同様の構造を備えており、その各部を接合部
63a、取付部63b、ロッド装着穴63c及びボルト定着部63d
と符号を付して説明する。
【0020】以下、避雷器60の製造方法を説明する。
【0021】避雷器60の製造方法は、図3に示すよう
に、避雷器組付装置の拡縮可能に対向配置された一対の
基台71、72の間に限流素子61を配設し、この限流素子61
の両端に一対の端子電極62、63をそれぞれの取付部62b、6
3bを外側に向けて同軸線上に対抗配置し、限流素子61と
両端子電極62、63の接合部との間に皿ばね64とスペーサ6
5を介在させて、端子電極62、63で限流素子61を挟持す
る。この状態で、端子電極62、63の各ロッド装着穴62c、6
3cに絶縁性を有するFRPロッド66を挿通し、FRPロッド66
の両端にスパイラルリング67を装着し、FRPロッド66の
両端を避雷器組付装置の基台71、72に設けたチャック部7
3にチャッキングする。
【0022】スパイラルリング67は、FRPロッド66に挿
通し得る内径で、かつ、端子電極62、63のロッド装着穴6
2c、63cの大きい側の開口から装着し得る外径で金属線材
を螺旋状に巻回した部材である。
【0023】次に、避雷器組付装置の基台71、72と端子
電極62、63との間にジャッキ(図示省略)を装着し、基
台71、72を相対的に押し広げつつ離間させるとともに、
端子電極62、63間を圧縮する。これにより、両端子電極6
2、63間の各部材が密着し電気的接合力が増すとともに、
FRPロッド66に引張応力が掛かった状態となる。
【0024】次に、端子電極62、63のテーパ状のロッド
装着穴62c、63cの内側にスパイラルリング67を押し込
む。このとき端子電極62、63のロッド装着穴62c、63cをテ
ーパ状に拡径した開口として、スパイラルリング67の押
し込みを容易にしている。
【0025】またスパイラルリング67は、テーパ形状の
ロッド装着穴62c、63cに沿って縮径してFRPロッド66に圧
着するとともに、ロッド装着穴62c、63cとFRPロッド66と
の間に挟み込まれる。これにより端子電極62、63がより
圧縮されるとともに、FRPロッド66が引っ張られた状態
で、端子電極62、63とFRPロッド66とが固着する。
【0026】最後に、端子電極62、63及び限流素子61の
外周面をシリコンゴム等の絶縁外被体68で被覆する。
【0027】これにより、端子電極62、63を圧縮させ、
かつ、FRPロッド66に引張応力を付与した状態で組付け
ているので、FRPロッド66から両側の端子電極62、63間を
圧縮させる力が作用して、限流素子61と両側の端子電極
62、63が軸方向により強固に接合し、避雷器60の剛性が
高くなりねじれ方向の力に対しての歪が小さくなる。こ
れにより端子電極62、63と限流素子61との導電性を良好
な状態に維持することができる。
【0028】以上、本発明の実施の形態に係る避雷器及
びその製造方法を説明したが、本発明の避雷器及びその
製造方法は上記に限定されるものではない。
【0029】例えば、上記の実施の形態では端子電極6
2、63の間に装着する限流素子の数は1つであるが、限流
素子は軸方向に直列に複数個配列させても良い。この場
合、限流素子間には、鉛などの導電性の接合材を挟んで
おくのが良い。この接合材は、ジャッキで端子電極を圧
縮する際に展延し、限流素子間の隙間が埋まり導電性を
良好な状態とすることができる。
【0030】また、端子電極62、63のロッド装着穴62c、6
3cはテーパ形状であることに限定されない。
【0031】また、FRPロッド66に装着するスパイラル
リング67に代えて、図4に示すように、軸方向にスリッ
ト69aの入った略テーパ形状の筒状部材69を採用し、こ
の筒状部材69をFRPロッド66の両端に装着し、端子電極6
2、63の間を圧縮するとともに、FRPロッド66を引っ張っ
て端子電極62、63のロッド装着穴62c、63cに筒状部材69を
押し込んで、端子電極62、63にFRPロッド66を固着しても
良い。
【0032】筒状部材69は、テーパ形状のロッド装着穴
62c、63cに沿って、スリット69aが閉じて縮径してFRPロ
ッド66に圧着するとともに、ロッド装着穴62c、63cとFRP
ロッド66との間に挟み込まれる。これにより端子電極6
2、63がより圧縮されるとともに、FRPロッド66が引っ張
られた状態で、端子電極62、63とFRPロッド66とが固着す
る。
【0033】これにより、端子電極62、63を圧縮させ、
かつ、FRPロッド66に引張応力を付与した状態で組付け
ているので、FRPロッド66から両側の端子電極62、63間を
圧縮させる力が作用して、限流素子61と両側の端子電極
62、63が軸方向により強固に接合し、避雷器60の剛性が
高くなりねじれ方向の力に対しての歪が小さくなる。こ
れにより端子電極62、63と限流素子61との導電性を良好
な状態に維持することができる。
【0034】次に、図5は、本発明の他の実施形態に係
る避雷器の組付け状態を示す図である。この避雷器は、
上記の実施の形態のFRPロッド66に代えて一端に抜け止
め66a’を備えたFRPロッド66’を採用するとともに、一
方の端子電極63に代えて、ロッド装着穴70cがテーパ穴
となっていない端子電極70を採用している。
【0035】なお、端子電極70は、ロッド装着穴70cに
パイプ状の突出した部分がないことを除いて端子電極6
2、63と同様の構造であり、図5中、70aは接合部、70bは
取付部、70dはボルト定着部を示す。
【0036】この避雷器の製造方法は、図5に示すよう
に、避雷器組付装置の基台74に対向させて限流素子61を
配設し、この限流素子61の両端に、基台側に端子電極6
2、反対側に端子電極70を配設し、それぞれの取付部62
b、70bを外側に向けて同軸線上に対向配置し、限流素子
61と両端子電極62、70の接合部62a、70aとの間に皿ばね64
とスペーサ65を介在させて、端子電極62、70で限流素子6
1を挟持する。この状態で、端子電極62、70の各ロッド装
着穴62c、70cに、端子電極70のロッド装着穴70cからFRP
ロッド66’を挿通し、FRPロッド66’の抜け止め66a’を
端子電極70に当接させ、FRPロッド66’の他端を避雷器
組付装置の基台74のチャック部75にチャッキングする。
【0037】次に、避雷器組付装置の基台74と、これに
対抗する端子電極62との間にジャッキ(図示省略)を装
着し、基台74と端子電極62との間を相対的に押し広げつ
つ離間させるとともに、FRPロッド66’の抜け止め66a’
により軸方向に規制された端子電極70と端子電極62との
間を圧縮する。これにより、両端子電極62、70間の各部
材が密着し電気的接合力が増すとともに、FRPロッド6
6’に引張応力が掛かった状態となる。
【0038】次に、端子電極62のロッド装着穴62cの内
側にスパイラルリング67を押し込む。スパイラルリング
67は、テーパ形状のロッド装着穴62cに沿って縮径してF
RPロッド66’に圧着するとともに、ロッド装着穴62cとF
RPロッド66’との間に挟み込まれ、FRPロッド66’が引
っ張られた状態で端子電極62とFRPロッド66’に固着す
る。その後、端子電極62の外側のFRPロッド66’の不要
な部分を切断し、図1に示す避雷器60と同様、FRPロッド
66’を含む限流素子61の回りをシリコンゴム等の絶縁外
被体68で被覆する。
【0039】これにより、端子電極62、70を圧縮させ、
かつ、FRPロッド66’に引張応力を付与した状態で組付
けているので、FRPロッド66’から両側の端子電極62、70
間を圧縮させる力が作用して、限流素子61と両側の端子
電極62、70が軸方向により強固に接合し、避雷器の剛性
が高くなりねじれ方向の力に対しての歪が小さくなる。
これにより端子電極62、70と限流素子61との導電性を良
好な状態に維持することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の避雷器は、限流素子の両端に配
設した端子電極間に引張応力を付与した状態でロッドを
組み付けているので、ロッドから端子電極間を圧縮させ
る力が作用して、剛性が高く、ねじれ方向の力に対する
歪が小さい。従って、端子電極と限流素子との導電性を
良好な状態に維持することができる。
【0041】また、本発明の避雷器の製造方法によれ
ば、ロッドに引張応力を付与した状態で、端子電極に固
着させているので、上記のような特徴を有する避雷器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る避雷器の縦断面
図。
【図2】 (a)は本発明の一実施形態に係る端子電極
を示す平面図、(b)はその縦断面図、(c)はその底面
図。
【図3】 本発明の一実施形態に係る避雷器の組付け状
態を示す縦断面図。
【図4】 軸方向にスリットの入った略テーパ形状の筒
状部材を示す斜視図。
【図5】 本発明の他の実施形態に係る避雷器の組付け
状態を示す図。
【図6】 従来の避雷器を示す縦断面図。
【符号の説明】
60 避雷器 61 限流素子 62、63 端子電極 64 皿ばね 65 スペーサ 66 FRPロッド 67 スパイラルリング 68 絶縁外被体 69 筒状部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非直線性の電圧電流特性を有する限流素子
    の両端に、一対の端子電極を配設し、前記限流素子の両
    端周りの端子電極に形成した複数のロッド装着穴に絶縁
    性を有するロッドを挿通し、前記ロッドの両端に嵌着部
    材を装着し、ロッドを引っ張った状態で端子電極のロッ
    ド装着穴とロッドとの間に前記嵌着部材を嵌合させて端
    子電極にロッドを固着し、前記ロッドを含む限流素子の
    回りを絶縁外被体で被覆したことを特徴とする避雷器。
  2. 【請求項2】非直線性の電圧電流特性を有する限流素子
    の両端に、一対の端子電極を配設し、前記限流素子の両
    端周りの端子電極に形成した複数のロッド装着穴に、一
    端に抜け止めを備えた絶縁性を有するロッドを挿通し、
    前記ロッドの他端に嵌着部材を装着し、ロッドを引っ張
    った状態で端子電極のロッド装着穴とロッドとの間に前
    記嵌着部材を嵌合させて端子電極にロッドを固着し、前
    記ロッドを含む限流素子の回りを絶縁外被体で被覆した
    ことを特徴とする避雷器。
  3. 【請求項3】非直線性の電圧電流特性を有する限流素子
    の両端に、一対の端子電極を配設し、前記限流素子の両
    端周りの端子電極に形成した複数のロッド装着穴に絶縁
    性を有するロッドを挿通し、前記ロッドの両端に嵌着部
    材を装着し、ロッドを引っ張った状態で端子電極のロッ
    ド装着穴とロッドとの間に前記嵌着部材を嵌合させて端
    子電極にロッドを固着し、前記ロッドを含む限流素子の
    回りを絶縁外被体で被覆したことを特徴とする避雷器の
    製造方法。
  4. 【請求項4】非直線性の電圧電流特性を有する限流素子
    の両端に、一対の端子電極を配設し、前記限流素子の両
    端周りの端子電極に形成した複数のロッド装着穴に、一
    端に抜け止めを備えた絶縁性を有するロッドを挿通し、
    前記ロッドの他端に嵌着部材を装着し、ロッドを引っ張
    った状態で端子電極のロッド装着穴とロッドとの間に前
    記嵌着部材を嵌合させて端子電極にロッドを固着し、前
    記ロッドを含む限流素子の回りを絶縁外被体で被覆した
    ことを特徴とする避雷器の製造方法。
  5. 【請求項5】前記端子電極のロッド装着穴が外側に向け
    拡径したテーパ形状の穴であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の避雷器。
  6. 【請求項6】前記嵌着部材が、金属線材を螺旋状に巻回
    したリング部材であることを特徴とする請求項1又は2
    記載の避雷器。
  7. 【請求項7】前記嵌着部材が、軸方向にスリットを備え
    るテーパ形状の筒状部材であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の避雷器。
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