JP2002259796A - 宣伝方法 - Google Patents

宣伝方法

Info

Publication number
JP2002259796A
JP2002259796A JP2001051792A JP2001051792A JP2002259796A JP 2002259796 A JP2002259796 A JP 2002259796A JP 2001051792 A JP2001051792 A JP 2001051792A JP 2001051792 A JP2001051792 A JP 2001051792A JP 2002259796 A JP2002259796 A JP 2002259796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
video
image
internet
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001051792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Maeda
和貴 前田
Yoshinori Matsui
義徳 松井
Kazuo Kajimoto
一夫 梶本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001051792A priority Critical patent/JP2002259796A/ja
Publication of JP2002259796A publication Critical patent/JP2002259796A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネット等の通信手段を用いて、本来
の映像を妨げない形で宣伝効果を得る。 【解決手段】 映像制作101で制作された映像102
に含まれる差替を許可されているオブジェクト103を
含む部分映像105と前記オブジェクト103とを、広
告代理業務104はインターネット106上に公開し、
広告主108はオブジェクト103の変更権利を買い取
るための価格を広告代理業務104に提示し、広告代理
業務104は広告主108を決定し、映像制作101等
により作成された差替オブジェクトデータを端末109
に送り、端末109で映像102に重ねて映写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は放送等もしくはDV
Dソフト内のデジタル映像コンテンツを利用した広告方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン放送やレンタルビデ
オでの広告は、映像の開始前後および途中に映像とは独
立な宣伝した内容に関する映像を挿入することがもっぱ
ら行われている。また、映画等では映像中に、宣伝した
い内容を織り込む方法、例えば、宣伝したい内容の看板
を映像中に織り込んだり、宣伝対象となるホテルや航空
機の外観を映像中に取り込む方法や、映像のストーリー
を逸脱しない範囲で広告したい飲料水を飲むシーンや広
告したい対象物を使用するシーンが映像中に織り込まれ
たり、俳優の衣装を提供し映像中で着用させる等が採ら
れている。
【0003】映像中の広告については、上述のように決
まった時間に挿入されており、広告の開始、修了につい
ては視聴者には選択の余地はない。一方、広告対象とな
る商品に関する情報を取り寄せようとする場合には、広
告主に対して電話、郵便による手段を用いることが一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】広告宣伝のために、視
聴しようとする映像を視聴者の意志とは関係なく中断す
ることは、視聴者に対して我慢を強いるものであり、ま
た、有料コンテンツの場合には映像途中に、このような
広告宣伝を挟むことは難しい。上記のように映像中に広
告対象物を意図的に織り込む場合には、その内容が映像
作成時や放送のかなり以前に確定しており、変更の余地
や柔軟性に欠ける。本発明は、デジタル映像伝送方式や
インターネット等の通信手段を用いて本来の映像を妨げ
ない形で、自然な形で宣伝効果が得られることを実現
し、また、視聴者が映像中に興味を持った商品等の情報
を映像とは関係なく瞬時に取り寄せることを実現するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は宣伝方法で
あって、圧縮デジタル映像データに含まれるオブジェク
トの内容を変更することが許可されている圧縮デジタル
映像データと、前記変更が許可されているオブジェクト
の変更データを頒布する媒体と、前記頒布された変更デ
ータを保存する手段と、圧縮デジタル映像が視聴される
場合に、オブジェクトを作成し、復号された映像に被せ
て表示する手段とから構成されることを特徴とする。
【0006】第2の発明は宣伝方法であって、第1の発
明において、前記変更が許可される映像内容をインター
ネット上で公開する手段と、公開された映像を用いた商
品宣伝をしたい要望およびその対価に関する情報を受け
付ける手段と、変更内容、対価を吟味し広告主を選択す
る手段と、変更されるオブジェクトのデータと、圧縮デ
ジタル映像が視聴される場合に、前記オブジェクトを作
成し、復号された映像に被せて表示することを許可する
データを送信することを特徴とする。
【0007】第3の発明は宣伝方法であって、第1の発
明及び第2の発明において、前記変更されるオブジェク
トの作成のための指示や変更したオブジェクトの作成機
能がインターネット上に用意されることと、インターネ
ットを介して希望する者に貸与し、その上で映像を作成
することを特徴とする。
【0008】第4の発明は宣伝方法であって、第1の発
明において、変更のためのオブジェクトデータが放送手
段を介して各視聴者のもとへ頒布されることを特徴とす
る。
【0009】第5の発明は宣伝方法であって、第1の発
明において、圧縮デジタル映像データに含まれるオブジ
ェクトの内容を変更することが許可されている圧縮デジ
タル映像データおよび書き換え等に関する制御データは
放送手段により各視聴者のもとへ配信されることを特徴
とする。
【0010】第6の発明は宣伝方法であって、第1の発
明において、圧縮デジタル映像データに含まれるオブジ
ェクトの内容を変更することが許可されている圧縮デジ
タル映像データおよび書き換え等に関する制御データは
DVD等のメディアに記録されていることを特徴とす
る。
【0011】第7の発明は宣伝方法であって、第1の発
明において、変更のためのオブジェクトデータが通信手
段を介して各視聴者のもとへ頒布されることを特徴とす
る。
【0012】第8の発明は広告の対象となるオブジェク
トを含む映像を再生する受像器であって、第1から第7
の発明に記載のサービスを受けることができ、前記受像
器は、通信手段を有し、前記映像の映写中においてイン
ターネットに接続されており、前記受像器はさらに、前
記映像を再生する手段と、前記オブジェクトを差し替え
た映像部分を、前記受像器のリモコンを用いたポインタ
ー機能またはそれに類する機能により指定する指定手段
と、前記指定手段により指定されたオブジェクトに関す
るさらに詳細な内容をインターネットを介して取り寄せ
る手段とを有することを特徴とする。
【0013】第9の発明は受像器であって、第8の発明
において、前記オブジェクトに関する情報の請求が電子
メールにより広告主等に送信されることを特徴とする第
10の発明は受像器であって、第8の発明において、前
記電子メールを受け取った場合に、前記オブジェクトの
情報をインターネット等により視聴者に送信される手段
と、前記情報を保存する手段と、前記情報を好きなとき
に取り出す手段とを有することを特徴とする。
【0014】第11の発明は受像器であって、第8の発
明において、前記オブジェクトデータは映像データの伝
送フォーマットであるMPEG2のTSフォーマットの
PIDで指定された空き領域を利用して伝送され、前記
データの伝送は映像データの伝送と同時に行われ、前記
オブジェクトを含む映像の映写と同時に、前記保存され
たオブジェクトデータを再生し、重ねて映写する手段を
有することを特徴とする。
【0015】第12の発明は受像器であって、第8の発
明において、前記オブジェクトデータは映像データの伝
送フォーマットであるMPEG2のTSフォーマットに
よりデータ放送、インターネットにより、映像データが
開始する前に伝送され、前記受像器は前記データをオブ
ジェクトデータが映写されるまで保存する手段と、前記
オブジェクトを含む映像の映写と同時に、前記保存され
たオブジェクトデータを再生し、重ねて映写する手段と
を有することを特徴とする。
【0016】第13の発明は受像器であって、第8の発
明において、原映像においてオブジェクト部分をクロマ
キーとして色情報(Y、U、V)に換えて、オブジェク
トのベクトル情報と合わせてストリームのユーザデータ
として送信し、前記ユーザデータを読みとり、オブジェ
クトの部分を除いた映像として生成することを特徴とす
る。
【0017】第14の発明は受像器であって、第8の発
明において、原映像においてオブジェクト部分をクロマ
キーとして色情報(Y、U、V)に換えて、TSにおい
て前記クロマキー情報をPMTのデータとして送信する
ことと、前記ユーザデータを読みとり、オブジェクトの
部分を除いた映像として生成することを特徴とする。
【0018】第15の発明は受像器であって、第8の発
明において、オブジェクトデータのタイムスタンプを原
画像に合わせてあり、これにより両画像を同期して再生
することを特徴とする。
【0019】第16の発明は受像器であって、第8の発
明において、オブジェクトデータをTS、若しくはPE
Sフォーマットで伝送し、前記タイムスタンプが原画像
に合わせてあり、これを参照して受像器で原画像とオブ
ジェクトを同期させて再生することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明を実施するための構
成図である。映像制作101において、映像102が制
作され、差し替えすることを許可する映像中のオブジェ
クト103を選定する。映像制作101は広告代理業務
104に映像のオブジェクトの取引を依頼し、広告代理
業務104は、前記オブジェクト103を含む部分映像
105及び映像102の公開時期、公開方法をインター
ネット106上に公開する。広告代理業務104は、映
像制作101自身がその機能を兼ねても良く、また、映
像を頒布若しくは放送する業務を行う映像頒布(放送)
業務107がその機能を兼ねても良い。
【0021】インターネット106に公開された部分映
像105を広告主108は視聴し、これを吟味、オブジ
ェクト103の変更権利を買い取るための価格をインタ
ーネット106を介して広告代理業務104に提示す
る。提示された価格を広告代理店104は検討し、広告
主108を決める。広告主108が決まると、映像制作
101等により差し替えオブジェクトのデータが作成さ
れる。オブジェクトデータはデジタル放送、インターネ
ット等の放送通信手段により、映像を頒布若しくは放送
する業者107が映像102を頒布するまでに、各端末
109に届けられ、端末109にて映像102に重ねて
映写される。
【0022】図1の構成を参考に、以下で実施形態の詳
細について説明する。映像の制作段階若しくは、制作し
た映像に対して、広告対象となるオブジェクトを含むシ
ーンを選定する。さらに、広告対象となるオブジェクト
を抽出し、その部分のみを異なる処理を施した映像を作
成する。この場合、映像制作者が意図的に特定の商品等
がストーリーの中心となる映像を制作し、その商品を販
売する事業者に対して、映像毎販売することを目的で映
像を制作することも考えられる。
【0023】なお、オブジェクトの抽出および処理につ
いての詳細は後述する。また、原映像の著作権を保有者
に対しては、映像中のオブジェクトの変更する権利を原
映像の内容を害さない範囲で許可させることが前提であ
り、その見返りとしてオブジェクトの変更に対する代償
として広告主から支払われる額の一定の割合をペイバッ
クすることが考えられる。
【0024】宣伝対象となるオブジェクトを含むシーン
とその映像が放送される日時についてインターネット上
で公開する。公開された映像を用いて宣伝広告を希望す
る者(以下、広告主と言う)には、各シーン、放送時間
を勘案の上、広告希望およびその代償についてインター
ネットを介して映像を放映、若しくは頒布する事業者
(以下、両社をまとめて事業者と言う)に通知する。前
記放送事業者はこの通知に基づき、オブジェクトの変更
を検討し、条件が折り合う場合には、オブジェクトの差
し替えを行う。この作業には、以下に示すように2つの
方策を採ることができる。
【0025】1つは広告主が、そのオブジェクトに合致
する映像の立体データ等を、前記事業者の指示に従い作
成し、インターネットを介して前記事業者に送付する。
前記事業者は、それに基づきオブジェクトを差し替えた
映像を作成し、再度、宣伝広告を希望する者にインター
ネットを介して返送し確認を仰ぐ。宣伝広告を希望する
者が変更された映像を見て、変更等を要望する場合はそ
れをインターネットにより送り映像を完成させる。
【0026】一方、当該オブジェクトを含み、オブジェ
クト部分のみを切り出した映像をインターネットより広
告主がダウンロードし、自らが保有するオブジェクトの
映像データを元にオブジェクトを差し替えた映像を作成
する。この場合、映像の作成には前記事業者に作成に当
たっての指示が示され、それに基づき映像の制作がなさ
れる。また、その指示や映像作成のためのオーサリング
機能は前記事業者によりインターネット上に用意され、
インターネットを介して希望する者に貸与し、その上で
映像を作成することも可能である。なお、オブジェクト
を変更した映像は、前記事業者により内容をチェックさ
れ、原映像の内容を害す場合には、宣伝広告を希望する
者に対して変更を促すことが可能である。なお、広告宣
伝希望者が複数の場合には広告代償金額だけでなく、オ
ブジェクトを差し替えた映像の内容で広告主を選定する
ことも可能である。
【0027】一方、広告の対象となるオブジェクトを含
む映像を再生し、映写する段階において、映像を再生す
る機器が通信機能を有しておりインターネット等に接続
されていると言う前提で、このようなオブジェクトを差
し替えた映像部分を、例えば前記機器のリモコンを用い
たポインター機能またはそれに類する機能によりクリッ
クすれば、対象となるオブジェクトに関するさらに詳細
な内容を取り寄せることができる機能を前記映像を再生
する機器が有している。即ち、当該オブジェクトに関す
る情報の請求がインターネット等を介して、例えば、電
子メールにより広告主等に送信され、それに基づき、当
該オブジェクトの情報、例えば、価格や購入方法がイン
ターネット等を介して視聴者に送信される。それが受像
器のストレージ等に保存され、好きなときに取り出すこ
とが可能となる。
【0028】また、受像器のストレージに放送される映
像を記録し、視聴する映像を一時的に中断し、その間に
送信された当該情報を見ることも選択できる。当該情報
を確認後、ストレージに記録された映像を追いかけ再生
し、中断時点からの映像を再度、視聴することができ
る。さらに、当該オブジェクトである商品の購入も当該
情報内で指定されて方法を行うことにより、インターネ
ットを介して注文される。
【0029】同様にオブジェクトを指定することによ
り、自動的に電子メールが送信され、オブジェクトに関
する懸賞に応募する。また、一定の確率もしくは偶然も
しくは必然の手順による操作をポインターにより画面に
加えれば、それにより、自動的に電子メールが送信さ
れ、懸賞に応募し、オブジェクトに関連する商品等を獲
得できる。このような機能を加えることにより、視聴者
は映像内の興味のある商品に能動的に関与することがで
きるため、さらに宣伝効果を上げることが可能となる。
なお、これは特に、オブジェクトを変更しなくても、原
映像において対象となるオブジェクトを規定することだ
けでも良い。
【0030】なお、ここで、映像中のオブジェクトの指
定については、原映像において対象となるオブジェクト
の位置は予め分かっているので、そのオブジェクトの存
在する座標領域と画像メモリーの相関を取ることにより
認識する。ポインターがその領域内にあり、クリックさ
れる場合に、視聴者が対象オブジェクトに対する関心が
あるものと判断し、懸賞への応募等がなされたものと判
断する。また、前記における特定の手順とは、連続的な
画面において、異なるオブジェクトを含む何らかのオブ
ジェクトもしくは、画面領域に資料者がポインターによ
りクリック等の指定を行うことによりされる。このよう
な、手順は雑誌等に予め公開されており、それに従っ
て、映像に視聴者が作用する方法も採用できる。
【0031】オブジェクトを含む映像とオブジェクトの
映像データの具体的な頒布方法については、次のような
方法を採用することが可能である。予め、オブジェクト
を含む映像データを作成し、それをMPEG2のTSに
代表される規定のフォーマットに基づくデータにし、放
送等により頒布する。また、オブジェクト部分のみを切
り出した映像等を規定のフォーマットに基づくデータと
して放送等で頒布し、これとは別に、独立なデータとし
てオブジェクトデータを伝送し、受像機能を有する機器
内でこれらのデータから映像を作成し、それを重ね合わ
せて見せる方法である。後者の方法を採用すれば、オブ
ジェクトの差し替え内容について、前記事業者と宣伝広
告希望者の間で合意が形成されていれば、放送の開始直
前に宣伝広告希望者を決定することが可能である。
【0032】映像データとは別に、オブジェクトデータ
の頒布方法を具体的に述べる。まず、オブジェクトデー
タについては映像データよりも非常に小さいので、映像
データの伝送フォーマット内で使用されていない領域、
例えば、MPEG2のTSフォーマットでは、PIDに
よりパケットに指定された領域を利用して、差し替え場
面が始まるまでに伝送する。
【0033】また、上記に示すオブジェクトデータをデ
ジタル衛星放送のデータ放送若しくはそれに類するデー
タのみの方法により頒布することも可能である。この場
合は、映像受信中、若しくはそれ以前にデータ放送によ
り頒布されるデータを受像器のストレージに記憶させて
おき、それを映像に合わせてデコード展開し、映像に被
せて再生する。さらに、受像器がインターネットと接続
されている場合には、インターネットを介して、メール
形式やホームページのプッシュ機能を用いて受像器に上
記のデータを伝送し、それを受像器のストレージに記憶
することも採用できる。
【0034】なお、これらの方法を採用した場合には、
DVD等の映像中のオブジェクトを差し替えることも可
能となり、例えば、DVDのレンタルをする場合に、あ
る一定の期間において、前記の手段等で頒布されたオブ
ジェクトデータをDVDのプレーヤー等のストレージ機
能に蓄積し、レンタル料をディスカウントする代償とし
て、オブジェクトデータを映像に重ねて再生するサービ
スも可能となる。
【0035】上記のいずれの方法で伝送されるオブジェ
クトデータにおいても、伝送するデータ内、例えば、T
Sフォーマットのユーザー領域等に、オブジェクトデー
タと共に広告提供者に関連する電子メールアドレス及び
ホームページのURLが書き込まれており、これを受像
器が参照し、電子メールの送信およびホームページへの
参照を行う。
【0036】独立して伝送されるオブジェクトデータの
再生における原映像との同期は具体的には以下のような
手段により実現される。まず、原映像においてオブジェ
クトを指定することが必要となるが、これはクロマキー
を色情報(Y、U、V)として、オブジェクトのベクト
ル情報と合わせてストリームのユーザデータとして送信
する。また、TSにおいてクロマキー情報をPMTのデ
ータとして送信することも考えられる。これらのデータ
を受像器でよみとり、オブジェクトの部分を取り除いた
映像を再生することが可能となる。
【0037】一方、上記で作成したオブジェクト部分の
抜けた映像とオブジェクトを合成する方法としては、こ
れらを同期させて、受像器内の画像メモリーにおいて加
算する。なお、このためには、オブジェクトの再生とオ
ブジェクトを含む原画像の再生を同期させる必要がある
が、TS内の空きパケットを用いて伝送する場合には、
オブジェクトデータのタイムスタンプを原画像に合わせ
ておき、これにより画像を同期して再生する。また、オ
ブジェクトデータが受像器内のメモリーに記録される場
合には、オブジェクトデータをTS、若しくはPESフ
ォーマットで伝送し、そのタイムスタンプを画像に合わ
せて、これを参照して受像器で映像を同期させて再生す
る。
【0038】
【発明の効果】第1の発明によると、オブジェクト内容
が特定商品と一致する場合に、オブジェクトを商品の映
像と差し替えることにより画面上で特定の商品の広告が
可能となる。
【0039】第2の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、インターネットにより差し替え対象となるオブ
ジェクトを含む映像を公開・放送前に提示し、宣伝を希
望する広告主を広く募ることができる。広告主はインタ
ーネット上で映像自体を事前に確認できるため、そのシ
ーン自体が広告した商品に適当かについて的確に判断で
きる。さらに、オブジェクトを差し替える権利をインタ
ーネット上で競売することで、より効率よくオブジェク
トの差し替え権利を売買できる。
【0040】第3の発明によると、第1または第2の発
明の効果に加えて、インターネット上にオブジェクトを
差し替えるツールを準備し、それを使用できるようにす
る事により、希望する者全てが広告物を含むオブジェク
トの作成を直接実施することができる。これによりオブ
ジェクトの差し替えのコストおよび差し替えた映像に関
するチェックが不要となる。
【0041】第4の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、放送によりオブジェクトデータを伝送するここ
とによりより多くの視聴者に効率的にオブジェクトデー
タを頒布することが可能となる。
【0042】第5の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、放送により映像、および書き換え制御データを
送ることにより、より広範囲に効果的に映像を頒布する
ことができる。
【0043】第6の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、DVD等のメディアに記録することによりメデ
ィアの売買、レンタルが広告媒体を頒布する行為となり
うる。
【0044】第7の発明によると、第1の発明の効果に
加えて、通信手段によりオブジェクトデータを頒布する
ことにより特定の対象者に対する宣伝が可能となる。
【0045】第8の発明によると、視聴者は映像中に興
味有るオブジェクトの情報を容易に引き出すことが、宣
伝効果をより高めることができる。
【0046】第9の発明によると、第8の発明の効果に
加えて、電話等の通信手段により商品の情報提供を要求
すると、映像視聴を中断する必要がある。また、映像終
了後に商品を要求するので有れば、時間と共に商品に関
する興味が薄れ、商品の情報を取得する意欲を喪失する
可能性もある。視聴者は即座に、かつ、映像視聴を中断
することなく興味有る商品の情報提供を要求できる。
【0047】第10の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、インターネットにより視聴者個別に直ちに商
品情報を送ることが可能となる。さらに、保存機能と組
み合わせることにより商品情報を視聴者が好きなタイミ
ングで取り出せる。例えば、受像器が追いかけ再生機能
を有するのであれば、データ到着と同時に商品情報を再
生し、商品情報を見た後で、追いかけ再生で映像を再び
継続してみることも可能であるし、映像終了後にまとめ
て見ることもでき、さらには商品情報自体を半永久的に
保存することも可能である。
【0048】第11の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、PIDで指定された空き領域でオブジェクト
情報を伝送することにより映像と同時に特定商品に関連
するオブジェクト情報を伝送できる。
【0049】第11の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、データ放送やインターネットによりオブジェ
クト情報を伝送し、それを保存することにより、オブジ
ェクトを含む映像が放送により頒布されるものでない場
合にでも、差し替えるオブジェクトが可能となる。
【0050】第13の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、オブジェクト部分をクロマキーとして色情報
として分離することにより、デジタル映像データ内で効
率的にオブジェクトの情報とその他の映像情報を区別す
ることが可能となる。
【0051】第14の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、放送で一般的に用いられるMPEG2のTS
ストリーム内でクロマキー情報を伝送することを実現す
る。
【0052】第15の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、原画像に対してオブジェクトを被せるタイミ
ングを一致させることが可能となる。
【0053】第16の発明によると、第8の発明の効果
に加えて、オブジェクトデータをTS、若しくはPES
フォーマットで原映像とは全く異なるタイミングで、か
つ大きな時間差がある伝送をした場合でも、原画像に対
してオブジェクトを被せるタイミングを一致させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図
【符号の説明】
101 映像製作 102 映像 103 オブジェクト 104 広告代理業務 105 部分映像 106 インターネット 107 映像頒布(放送)業務 108 広告主 109 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶本 一夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA24 GA11 GB02 GB21 JA30 LA14 5C064 BA01 BA02 BB10 BD02 BD08 BD09 BD14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮デジタル映像データに含まれるオブ
    ジェクトの内容を変更することが許可されている圧縮デ
    ジタル映像データと、 前記変更が許可されているオブジェクトの変更データを
    頒布する媒体と、 前記頒布された変更データを保存する手段と、 圧縮デジタル映像が視聴される場合に、オブジェクトを
    作成し、復号された映像に被せて表示する手段とから構
    成されることを特徴とする宣伝方法。
  2. 【請求項2】 前記変更が許可される映像内容をインタ
    ーネット上で公開する手段と、 公開された映像を用いた商品宣伝をしたい要望およびそ
    の対価に関する情報を受け付ける手段と、 変更内容、対価を吟味し広告主を選択する手段と、 変更されるオブジェクトのデータと、圧縮デジタル映像
    が視聴される場合に、前記オブジェクトを作成し、復号
    された映像に被せて表示することを許可するデータを送
    信することを特徴とする請求項1記載の宣伝方法。
  3. 【請求項3】 前記変更されるオブジェクトの作成のた
    めの指示や変更したオブジェクトの作成機能がインター
    ネット上に用意されることと、 インターネットを介して希望する者に貸与し、その上で
    映像を作成することを特徴とする請求項1または2に記
    載の宣伝方法。
  4. 【請求項4】 変更のためのオブジェクトデータが放送
    手段を介して各視聴者のもとへ頒布されることを特徴と
    する請求項1記載の宣伝方法。
  5. 【請求項5】 圧縮デジタル映像データに含まれるオブ
    ジェクトの内容を変更することが許可されている圧縮デ
    ジタル映像データおよび書き換え等に関する制御データ
    は放送手段により各視聴者のもとへ配信されることを特
    徴とする請求項1記載の宣伝方法。
  6. 【請求項6】 圧縮デジタル映像データに含まれるオブ
    ジェクトの内容を変更することが許可されている圧縮デ
    ジタル映像データおよび書き換え等に関する制御データ
    はDVD等のメディアに記録されていることを特徴とす
    る請求項1記載の宣伝方法。
  7. 【請求項7】 変更のためのオブジェクトデータが通信
    手段を介して各視聴者のもとへ頒布されることを特徴と
    する請求項1記載の宣伝方法。
  8. 【請求項8】 広告の対象となるオブジェクトを含む映
    像を再生する受像器であって、 前記受像器は、通信手段を有し、前記映像の映写中にお
    いてインターネットに接続されており、 前記受像器はさらに、前記映像を再生する手段と、 前記オブジェクトを差し替えた映像部分を、前記受像器
    のリモコンを用いたポインター機能またはそれに類する
    機能により指定する指定手段と、 前記指定手段により指定されたオブジェクトに関するさ
    らに詳細な内容をインターネットを介して取り寄せる手
    段とを有することを特徴とする受像器。
  9. 【請求項9】 前記オブジェクトに関する情報の請求が
    電子メールにより広告主等に送信されることを特徴とす
    る請求項8記載の受像器。
  10. 【請求項10】 前記電子メールを受け取った場合に、
    前記オブジェクトの情報をインターネット等により視聴
    者に送信される手段と、 前記情報を保存する手段と、 前記情報を好きなときに取り出す手段とを有することを
    特徴とする請求項8記載の受像器。
  11. 【請求項11】 前記オブジェクトデータは映像データ
    の伝送フォーマットであるMPEG2のTSフォーマッ
    トのPIDで指定された空き領域を利用して伝送され、 前記データの伝送は映像データの伝送と同時に行われ、 前記オブジェクトを含む映像の映写と同時に、前記保存
    されたオブジェクトデータを再生し、重ねて映写する手
    段を有することを特徴とする請求項8記載の受像器。
  12. 【請求項12】 前記オブジェクトデータは映像データ
    の伝送フォーマットであるMPEG2のTSフォーマッ
    トによりデータ放送、インターネットにより、映像デー
    タが開始する前に伝送され、 前記受像器は前記データをオブジェクトデータが映写さ
    れるまで保存する手段と、 前記オブジェクトを含む映像の映写と同時に、前記保存
    されたオブジェクトデータを再生し、重ねて映写する手
    段とを有することを特徴とする請求項8記載の受像器。
  13. 【請求項13】 原映像においてオブジェクト部分をク
    ロマキーとして色情報(Y、U、V)に換えて、オブジ
    ェクトのベクトル情報と合わせてストリームのユーザデ
    ータとして送信し、 前記ユーザデータを読みとり、オブジェクトの部分を除
    いた映像として生成することを特徴とする請求項8記載
    の受像器。
  14. 【請求項14】 原映像においてオブジェクト部分をク
    ロマキーとして色情報(Y、U、V)に換えて、TSに
    おいて前記クロマキー情報をPMTのデータとして送信
    し、 前記ユーザデータを読みとり、オブジェクトの部分を除
    いた映像として生成することを特徴とする請求項8記載
    の受像器。
  15. 【請求項15】 オブジェクトデータのタイムスタンプ
    を原画像に合わせてあり、 これにより両画像を同期して再生することを特徴とする
    請求項8記載の受像器。
  16. 【請求項16】 オブジェクトデータをTS、若しくは
    PESフォーマットで伝送し、 前記タイムスタンプが原画像に合わせてあり、これを参
    照して受像器で原画像とオブジェクトを同期させて再生
    することを特徴とする請求項8記載の受像器。
JP2001051792A 2001-02-27 2001-02-27 宣伝方法 Pending JP2002259796A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051792A JP2002259796A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 宣伝方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051792A JP2002259796A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 宣伝方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002259796A true JP2002259796A (ja) 2002-09-13

Family

ID=18912522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001051792A Pending JP2002259796A (ja) 2001-02-27 2001-02-27 宣伝方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002259796A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237878A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sony Corp Cm付加情報供給方法、cm付加情報供給装置、cm付加情報受給装置及びcm付加情報供給システム
US8312489B2 (en) 2005-02-23 2012-11-13 Sony Corporation CM searching method and apparatus, and CM-appendant information supplying method and apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006237878A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sony Corp Cm付加情報供給方法、cm付加情報供給装置、cm付加情報受給装置及びcm付加情報供給システム
JP4710350B2 (ja) * 2005-02-23 2011-06-29 ソニー株式会社 Cm付加情報供給方法、cm付加情報供給装置、cm付加情報受給装置及びcm付加情報供給システム
US8312489B2 (en) 2005-02-23 2012-11-13 Sony Corporation CM searching method and apparatus, and CM-appendant information supplying method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8468565B2 (en) Method and apparatus for displaying information in response to motion picture programming
US9508080B2 (en) System and method of presenting a commercial product by inserting digital content into a video stream
US8549554B2 (en) Dynamic replacement of cinematic stage props in program content
JP5458131B2 (ja) 番組コンテンツにおける映画の舞台小道具の動的置換および挿入方法
US20070226761A1 (en) Dynamic insertion of cinematic stage props in program content
US20030028432A1 (en) Method for the customization of commercial product placement advertisements in digital media
US20020023094A1 (en) Advertising method and system, method and system for transacting an advertising frame and recording media
US20080304805A1 (en) Preparing and presenting a preview of video placement advertisements
US20070143786A1 (en) Embedded advertisements and method of advertising
US6614844B1 (en) Method for watermarking a video display based on viewing mode
JP2004304794A (ja) 映画を表示する方法
JP2004304791A (ja) デジタルシネマフレームコンテンツを修正する方法及び装置
JP2004304792A (ja) 観客測定基準に基づいてデジタルシネマコンテンツを供給する方法
JP2002259796A (ja) 宣伝方法
US20130198010A1 (en) Method for producing a media production whose profits are collected prior to the production thereof so that it can be provided and/or shown to the audience for free
KR20180041879A (ko) 동영상 서비스 편집 장치 및 이를 이용한 동영상 서비스 편집 방법
US20060218578A1 (en) Integrated offline product branding method
KR20210132501A (ko) 멀티미디어 광고 제작 장치 및 시스템
JP2004235846A (ja) 電子透かしを利用したcm配信システム
JP2001209703A (ja) オーサリング装置、送信装置、記録媒体、端末装置、情報配信システム及び情報配信方法
JP2002112205A (ja) 電子番組案内表配信装置及び電子番組案内表配信方法
JP2007243692A (ja) テレビ放送連動型のミュージッククリップ配信システム