JP2002259562A - Icカードを利用した電子カルテの安全な運用を提供する装置及びその運用方法 - Google Patents

Icカードを利用した電子カルテの安全な運用を提供する装置及びその運用方法

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JP2002259562A
JP2002259562A JP2001107777A JP2001107777A JP2002259562A JP 2002259562 A JP2002259562 A JP 2002259562A JP 2001107777 A JP2001107777 A JP 2001107777A JP 2001107777 A JP2001107777 A JP 2001107777A JP 2002259562 A JP2002259562 A JP 2002259562A
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medical record
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electronic medical
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JP2001107777A
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English (en)
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Takamichi Yui
敬道 油井
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YUI CONSULTING KK
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YUI CONSULTING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利便性を損なわずに患者情報を保
護することができる。 【解決手段】 ICカードを利用してユーザー認
証を行い、定義された権限を許可することによって権限
のない範囲の患者情報の入力・参照および無関係の第三
者の不正な参照を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子カルテ運用方
法及び装置に係り、特に、ICカード及びICカード読
取装置(カードリーダー)と連携することで病院関係者
が患者情報を入力・参照する際に自分の関連する範囲に
対してのみ作業をするように権限を設定することができ
る電子カルテ装置及びその運用方法に係る。
【0002】
【従来の技術】医師が患者を診察、治療する過程を紙で
はなく電子媒体にすることにより、カルテを省スペース
化、ペーパーレス化することができる。また、患者の過
去の病歴などもすばやく検索することができ、業務を効
率化するという点にも貢献している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、患者情報を表
現するカルテが電子化されることにより、本来は権限の
ない者や無関係の第三者がカルテを改竄したり参照ある
いは複製して外部に持ち出すことが容易になってしまっ
た。この傾向は不特定多数の人間が出入りする大病院で
顕著であり、今後の医療機関の電子化の進展とともに患
者のプライバシー保護という観点から十分留意すべき問
題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この問題を解決する手段
としては、電子カルテを利用する全ての病院関係者に対
してユーザーIDとパスワードを付与し、これらを正し
く端末装置から入力する(ログオン)ことで自分の関係
する業務の範囲で患者情報を入力・参照できるように
し、離席時に終了作業を行う(ログオフ)といったもの
が考えられる。
【0005】しかし、ログオン・ログオフ作業を毎回行
うことは煩雑であり、またログオフ作業を忘れると患者
情報が部外者にさらされる危険がある。このため、病院
関係者ごとに前述のユーザーID、パスワードを記録し
たICカードを配布し、カードリーダーに各自のICカ
ードを置くことでログオン作業を行い、離席時にはIC
カードをカードリーダーから取り除くことでログオフ作
業を行うことにする。これにより、離席時のログオフ忘
れを防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて本発明の実施の
形態を説明する。
【0007】図1は、本発明が適用される電子カルテ入
力・参照装置の構成を示す図である。電子カルテ入力・
参照装置1は、入力・参照用の電子カルテ装置12と、
ログオン・ログオフを行なうICカードリーダー14お
よび、ICカード16からなる。
【0008】図2は、本発明の実施形態における各装置
の機能構成を示した図である。電子カルテ入力・参照装
置1はICカードリーダー14、ICカード装置16が
提供する権限入力機能部18と、電子カルテ装置12が
提供する権限チェック機能部20、権限定義機能部2
2、電子カルテ入力・参照機能部24からなることを示
している。また、権限定義機能部22における各ユーザ
ーの権限については電子カルテ装置(スタンドアロンも
しくはネットワーク)の管理者によって設定することが
可能である。
【0009】このような本実施形態の電子カルテ入力・
参照装置1は、例えば、米国マイクロソフト社のOS
(Operating System)である「Win
dows2000(製品名)」を搭載するパーソナル・
コンピュータ装置において、アプリケーション・プログ
ラムの形で実現し、本発明の電子カルテ入力・参照装置
およびその運用方法を適用することができる。
【0010】
【実施例】ここで、実際の運用方法を簡単なモデルを例
に説明する。A病院では、ユーザーのグループを以下の
3つに分けた。 カルテの入力・参照および検査結果の参照を行う医師
グループ カルテの参照を行う看護婦グループ 検査結果の入力を行う検査技師グループ それぞれのグループの権限を図にすると図3のようにな
る。○は入力・参照作業が可能であることを示し、×は
入力・参照作業が不可能であることを示す。この権限で
医師グループに所属する医師B、看護婦グループに所属
する看護婦C、検査技師グループに所属する検査技師D
をユーザーとしてDBに登録する。
【0011】電子カルテを起動すると、図4のような画
面が出る。また、画面下部のタスクバーをクリックして
も未ログオン状態のため、電子カルテを利用することが
できない。
【0012】ここで、医師BのICカードをカードリー
ダに置くと、カードリーダーがICカード内の医師Bの
ユーザーID、パスワードを認識し、電子カルテが利用
可能になる。医師Bはカルテの入力、参照、検査結果の
参照を許可されているので許可された範囲での作業がで
きる。医師Bが離席する際にカードリーダーからICカ
ードを除くと自動的にログオフ作業が行われ、再びログ
オン待ちの画面に戻る。
【0013】次に、看護婦CのICカードをカードリー
ダに置く。カードリーダーがICカード内のデータを読
み取り、電子カルテの画面が開く。看護婦Cはカルテの
参照のみを許可されているので、患者Eのカルテ履歴は
参照できるが、入力することはできない。看護婦Cが離
席する際にカードリーダーからICカードを除くと自動
的にログオフ作業が行われ、再びログオン待ちの画面に
戻る。
【0014】最後に検査技師DのICカードをカードリ
ーダに置く。カードリーダーがICカード内のデータを
読み取り、電子カルテの画面が開く。検査技師Dは検査
結果の入力、参照を許可されているので、患者Eの検査
の結果を入力および参照することができる。
【0015】図5は本発明の実施形態におけるフローで
ある。図5において、ステップ102でユーザーがログ
オンした後、ステップ106で権限が与えられていれ
ば、ステップ108に進むことができる。ステップ11
0でユーザーがログオフを選択し、ステップ112でI
Cカードを除去すると、電子カルテは再びステップ10
0のログオン待ちの状態に戻り、プログラムが終了する
まで繰り返す。
【0016】図10は前記モデルをフローにしたもので
ある。図10において、医師Bの場合、ステップ202
のログオン後自分に与えられた権限の範囲で作業を行な
うことができる。医師Bの場合、カルテの入力と参照、
検査結果の参照は許可されているが、検査結果の入力は
許可されていないため、カルテ入力の場合はステップ2
04からステップ212、220に、カルテ参照の場合
はステップ206からステップ214に、検査結果参照
の場合はステップ210からステップ218に進むこと
ができるが、検査結果入力の場合はステップ208から
ステップ224に進むことになる。看護婦C、検査技師
Dにおいても各自の権限において進むことのできるステ
ップは異なる。
【0017】以上のように本実施形態によれば、「Wi
ndows2000」や「WindowsME」(以上
製品名)などを搭載するパーソナルコンピュータと、I
Cカードリーダー装置を利用することにより、本発明を
実施することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、電子カルテを用いて病
院関係者が患者情報を自分の業務に関係する範囲で編
集、参照することができ、患者情報の保護、電子カルテ
の真正性に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される実施形態の電子カルテ入力
・参照装置の構成を示す図
【図2】前記実施形態における各装置の機能ブロック図
【図3】本発明の説明のためのモデルにおける病院関係
者グループと許可されている権限の関係を表す図
【図4】前記実施形態におけるユーザーのログオン待ち
状態画面の図
【図5】前記実施形態における汎用的な処理の流れを示
すフロー図
【図6】前記モデルにおける処理の流れを示すフロー図
【符号の説明】
1 …電子カルテ入力・参照装置 12…電子カルテ装置 14…ICカードリーダー 16…ICカード 18…権限入力機能部 20…権限チェック機能部 22…権限定義機能部 24…電子カルテ入力・参照機能部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICカードにユーザーID、パスワードを
    入れておき、読取装置(カードリーダー)でログオン・
    ログアウトを行うことにより、真正性・保全性を高める
    ことができる電子カルテ入力・参照装置およびその運用
    方法
  2. 【請求項2】ICカードにユーザーID、パスワードを
    入れておき、ユーザーがカードリーダーの上にICカー
    ドをに置くことでログオン作業を行い、ユーザーごとに
    定義可能な権限で入力・参照を許可し、また、ユーザー
    がICカードを読み取り装置から除くことにより自動的
    にログオフ作業を行うことで、不用意な入力・参照や、
    不特定の第三者からの利用を防ぐことができる電子カル
    テ入力・参照装置およびその運用方法
JP2001107777A 2001-03-02 2001-03-02 Icカードを利用した電子カルテの安全な運用を提供する装置及びその運用方法 Pending JP2002259562A (ja)

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