JP2002259347A

JP2002259347A - 腕時計型情報処理装置、画面表示方法、プログラムおよび記録媒体

Info

Publication number: JP2002259347A
Application number: JP2001058953A
Authority: JP
Inventors: Teruhiko Fujisawa; 照彦藤沢; Satoshi Ishiguro; 聡石黒
Original assignee: Seiko Epson Corp
Current assignee: Seiko Epson Corp
Priority date: 2001-03-02
Filing date: 2001-03-02
Publication date: 2002-09-13

Abstract

(57)【要約】【課題】例えばユーザの利用頻度に応じて表示部に表
示される画面を切換えることにより、ユーザに対してサ
ービスの利用を促す。【解決手段】始めて利用した場合には図６（Ａ）のよ
うな図面を表示し、利用回数に対応させたポイントが加
算される毎に、表示部に表示される画面を図６（Ｂ）に
切換、目標ポイントに達したときには図６（Ｃ）の画面
を表示する。画面に表示されるキャラクタを通し、ユー
ザの利用意欲を高めさせ、サービスの利用を促進させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、外部の通信装置と
の間で無線通信を行う通信機能を備えた腕時計型情報処
理装置及びこの装置を用いた画面表示方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】カードによる各種サービスを提供するサ
ービス事業者は、ユーザによるカード利用を促進させる
ために種々の手段を講じている。この手段の一つとして
ポイントカードによるサービスがある。このポイントカ
ードによるサービスは、パスカードにおいては使用回
数、或いはプリペイドカードにおいては支払い金額に対
応したポイントを加算し、ユーザの希望により、ポイン
トに応じて決められた商品を提供するといったものであ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のポイ
ントカードにあっては、貯まったポイントが使用明細書
等に記載されるだけで、ユーザに利用を促す工夫がなさ
れていないのが現状であった。

【０００４】本発明は、以上の問題に鑑みてなされたも
のであって、例えばユーザに対してサービスの利用を促
すことのできる腕時計型情報処理装置を提供することを
目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る無線腕時計型情報処理装置の構成は、
時刻表示機能を有する腕時計型情報処理装置であって、
画面が表示される表示部と、外部の無線装置との間で無
線通信を行う無線通信部と、前記無線通信に伴って、表
示制御用データを更新しつつ記憶する表示制御データ記
憶部と、前記表示部に表示される１または複数の画像画
面に対応した画像データを、予め表示制御用データの値
に対応付けて記憶される画像データ記憶部と、前記画像
データ記憶部から前記表示制御用データの値に応じた画
像データを読み出し、この画像データに対応した画像画
面を前記表示部に表示する画面表示制御部と、を備えこ
とを特徴としている。

【０００６】上記構成により、表示部には表示制御デー
タの値に応じた画像画面が表示される。この画像表示に
対応した画像データは、予め表示制御用データの値に対
応付けて画像データ記憶部に記憶されているため、例え
ば表示制御用データがユーザの支払いによって発生する
ポイントであった場合には、ユーザは表示された画像画
面からポイントがどれくらい貯まったかを把握すること
が可能となる。

【０００７】上記構成において、前記画像データ記憶部
に記憶される画像データは、閾値となる所定の表示制御
用データ値に対応付けて記憶され、前記画面表示制御部
は、前記閾値と前記表示制御用データの値とに基づいて
画像データを読み出すことが好ましい。

【０００８】上記構成において、外部操作手段を有し、
前記外部操作手段の所定の操作によって、前記表示部に
表示される画面を切換えることが好ましい。

【０００９】上記構成において、前記画像データ記憶部
に記憶される画像データは、前記無線装置との間で前記
無線通信によって受信されることが好ましい。

【００１０】上記構成において、前記画像データ記憶部
に記憶される画像データは、前記無線装置との間で複数
回の前記無線通信を利用して分割して受信されることが
好ましい。

【００１１】上記構成において、前記時刻表示を、前記
表示部上に時刻画面として表示することが好ましい。

【００１２】上記構成において、前記時刻表示を文字板
上の指針によって行う当該腕時計型情報処理装置にあっ
ては、前記表示部をユーザが目視する側から見て、前記
文字板位置或いは前記指針の手前位置に配置することが
好ましい。

【００１３】上記構成において、金銭的な価値を有する
金銭価値データを記憶する金銭価値データ記憶部を備
え、前記無線通信に伴って、ユーザが支払額に対応した
金銭価値データを前記金銭価値データ記憶部に記憶され
た前記金銭価値データから減算して更新記憶し前記表示
制御用データを前記支払額に対応する金銭価値データと
することが好ましい。

【００１４】上記構成において、前記画面表示制御部
は、前記表示制御データ記憶部に表示制御用データが更
新しつつ記憶された際に、前記画像画面を表示すること
が好ましい。

【００１５】本発明に係る腕時計型情報処理装置の画面
表示方法は、画面が表示される表示部と、外部の無線装
置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信
に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する表示
制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１または
複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示制御
用データの値に対応付けて記憶される画像データ記憶部
と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用データの
値に応じた画像データを読み出し、この画像データに対
応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制御部
と、を備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処理装
置の画面制御方法であって、外部の前記無線装置から送
信されるポーリング信号を受信して認証応答を送信する
ステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基
づいて前記表示制御データ記憶部から前記表示制御用デ
ータを読み出して送信するステップと、前記無線装置か
ら送信される更新信号を受信し、前記表示制御用データ
を書き換えて前記表示制御データ記憶部に記憶するステ
ップと、前記書き換えられた表示制御用データの値に応
じた画像画面を、前記表示部に表示するステップと、を
備えたことを特徴としている。

【００１６】本発明に係る腕時計型情報処理装置の画面
表示方法の別の態様は、画面が表示される表示部と、外
部の無線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前
記無線通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記
憶する表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示され
る１または複数の画像画面に対応した画像データを、予
め表示制御用データの値に対応付けて記憶される画像デ
ータ記憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御
用データの値に応じた画像データを読み出し、この画像
データに対応した画像画面を前記表示部に表示する画面
表示制御部と、金銭的な価値を有する金銭価値データを
記憶する金銭価値データ記憶部、を備えた時刻表示機能
を有する腕時計型情報処理装置の画面制御方法であっ
て、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号
を受信して認証応答を送信するステップと、前記無線装
置から送信される指令信号に基づいて前記金銭価値デー
タ記憶部から前記金銭価値データを読み出して送信する
ステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受
信し、前記金銭価値データを書き換えて前記金銭価値デ
ータ記憶部に記憶するステップと、前記書き換えられた
金銭価値データの差から表示制御用データを生成し、こ
の表示制御用データの値に応じた画像画面を、前記表示
部に表示するステップと、を備えたことを特徴としてい
る。

【００１７】上記構成において、前記画像データ記憶部
に記憶される画像データは、閾値となる所定の表示制御
用データ値に対応付けて記憶され、前記画像画面を表示
するステップは、前記閾値と前記表示制御用データの値
とに基づいて画像データを読み出すことが好ましい。

【００１８】上記構成において、前記無線装置との間で
前記無線通信を行う際に、画像データを前記画像データ
記憶部に記憶するステップを設けることが好ましい。

【００１９】上記構成において、前記無線装置との間で
前記無線通信を行う際に、分割した画像データを前記画
像データ記憶部に記憶するステップを設けることが好ま
しい。

【００２０】上記構成において、前記画像画面を表示す
るステップは、前記表示制御データ記憶部に表示制御用
データが更新しつつ記憶された際に、前記画像画面を表
示することが好ましい。

【００２１】本発明に係るプログラムは、画面が表示さ
れる表示部と、外部の無線装置との間で無線通信を行う
無線通信部と、前記無線通信に伴って、表示制御用デー
タを更新しつつ記憶する表示制御データ記憶部と、前記
表示部に表示される１または複数の画像画面に対応した
画像データを、予め表示制御用データの値に対応付けて
記憶される画像データ記憶部と、前記画像データ記憶部
から前記表示制御用データの値に応じた画像データを読
み出し、この画像データに対応した画像画面を前記表示
部に表示する画面表示制御部と、を備えた時刻表示機能
を有する腕時計型情報処理装置を制御するためのプログ
ラムであって、外部の前記無線装置から送信されるポー
リング信号を受信して認証応答を送信するステップと、
前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記表
示制御データ記憶部から前記表示制御用データを読み出
して送信するステップと、前記無線装置から送信される
更新信号を受信し、前記表示制御用データを書き換えて
前記表示制御データ記憶部に記憶するステップと、前記
書き換えられた表示制御用データの値に応じた画像画面
を、前記表示部に表示するステップと、をコンピュータ
によって実現させるものである。

【００２２】本発明に係るプログラムの別の態様は、画
面が表示される表示部と、外部の無線装置との間で無線
通信を行う無線通信部と、前記無線通信に伴って、表示
制御用データを更新しつつ記憶する表示制御データ記憶
部と、前記表示部に表示される１または複数の画像画面
に対応した画像データを、予め表示制御用データの値に
対応付けて記憶される画像データ記憶部と、前記画像デ
ータ記憶部から前記表示制御用データの値に応じた画像
データを読み出し、この画像データに対応した画像画面
を前記表示部に表示する画面表示制御部と、金銭的な価
値を有する金銭価値データを記憶する金銭価値データ記
憶部、を備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処理
装置の画面制御方法を制御するためのプログラムであっ
て、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号
を受信して認証応答を送信するステップと、前記無線装
置から送信される指令信号に基づいて前記金銭価値デー
タ記憶部から前記金銭価値データを読み出して送信する
ステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受
信し、前記金銭価値データを書き換えて前記金銭価値デ
ータ記憶部に記憶するステップと、前記書き換えられた
金銭価値データの差から表示制御用データを生成し、こ
の表示制御用データの値に応じた画像画面を、前記表示
部に表示するステップと、をコンピュータによって実現
させるものである。

【００２３】本発明に係るプログラムを記録した記録媒
体は、画面が表示される表示部と、外部の無線装置との
間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信に伴っ
て、表示制御用データを更新しつつ記憶する表示制御デ
ータ記憶部と、前記表示部に表示される１または複数の
画像画面に対応した画像データを、予め表示制御用デー
タの値に対応付けて記憶される画像データ記憶部と、前
記画像データ記憶部から前記表示制御用データの値に応
じた画像データを読み出し、この画像データに対応した
画像画面を前記表示部に表示する画面表示制御部と、を
備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処理装置を制
御するためのプログラムを記録した記録媒体であって、
外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置か
ら送信される指令信号に基づいて前記表示制御データ記
憶部から前記表示制御用データを読み出して送信するス
テップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信
し、前記表示制御用データを書き換えて前記表示制御デ
ータ記憶部に記憶するステップと、前記書き換えられた
表示制御用データの値に応じた画像画面を、前記表示部
に表示するステップと、をコンピュータによって実現さ
せるためのプログラムを記録したものである。

【００２４】本発明に係るプログラムを記録した記録媒
体の別の態様は、画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、金銭的な価値を有する金銭価値データを記憶す
る金銭価値データ記憶部、を備えた時刻表示機能を有す
る腕時計型情報処理装置の画面制御方法を制御するため
のプログラムを記録した記録媒体であって、外部の前記
無線装置から送信されるポーリング信号を受信して認証
応答を送信するステップと、前記無線装置から送信され
る指令信号に基づいて前記金銭価値データ記憶部から前
記金銭価値データを読み出して送信するステップと、前
記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記金銭
価値データを書き換えて前記金銭価値データ記憶部に記
憶するステップと、前記書き換えられた金銭価値データ
の差から表示制御用データを生成し、この表示制御用デ
ータの値に応じた画像画面を、前記表示部に表示するス
テップと、をコンピュータによって実現させるためのプ
ログラムを記録したものである。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。 [１］第１実施形態図１は、本発明の第１実施形態に係る腕時計型情報処理
装置を用いて構成されるアミューズメント施設の入場シ
ステム１００の構成図である。ここで、アミューズメン
ト施設とは、遊園地、ゲームセンタ等の娯楽施設のこと
である。この入場システム１００は、ホストサーバ１０
と、ＬＡＮ（Local Area Network）２０と、施設の各入
場口に設置された複数の自動ゲート３０を備え、ＬＡＮ
２０との間でデータ通信を行う入場管理装置２１，２
１，２１…と、非接触型ＩＣカードの機能を内蔵する複
数の腕時計装置５０（図３参照）とを備えている。

【００２６】[１・１］ホストサーバホストサーバ１０は、入場システム１００全体の制御を
司るために設けられ、このホストサーバ１０はアミュー
ズメント施設を管理する事業者によって管理される。ホ
ストサーバ１０は、ＬＡＮ２０を介して各入場管理装置
２１と接続され、各入場管理装置２１から送信されるユ
ーザ情報、入場数の集計等を行う機能を有している。

【００２７】[１・２］自動ゲートの構成自動ゲート３０は、アミューズメント施設の複数の入場
口毎に設置されるものであり、各入場口におけるユーザ
の入場許可を管理するものである。この自動ゲート３０
は、サーバ３１と、各通路Ｐ毎に設置されたリード／ラ
イト装置４０，４０，…とを具備して構成されている。
サーバ３１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ（いずれも図示せず）、
ＲＡＭ（メモリ３２）等からなるコンピュータによって
構成される。また、サーバ３１は、リード／ライト装置
４０との間でデータの授受を行う。サーバ３１は、入場
管理プログラムが格納されており、例えば、ユーザの腕
に装着された腕時計装置５０に記憶された残額データ値
が、入場料に対応したデータ値よりも大きいか否かを判
定し、大きいと判定したときに、ユーザが使用した金額
データ値（入場料）を残額データから減算して新残額デ
ータとして腕時計装置５０に送信する。また、サーバ３
１は、この他にも種々の情報をユーザに提供するための
プログラムをメモリ３２に格納している。

【００２８】図２は、自動ゲート３０の外観斜視図であ
る。自動ゲート３０は、ユーザが通る通路Ｐを規定する
通路形成台３３，３３、通路Ｐを開閉するフラッパ３
４、およびリード／ライト装置４０等を具備して構成さ
れている。フラッパ３４は、一方の通路形成台３３の側
面に回動可能に取付けられ、通路Ｐを開閉することによ
り、ユーザの入場を許可或いは禁止する。また、通路形
成台３３にはそれぞれリード／ライト装置４０が設けら
れ、アンテナ４２が通路形成台３３の上面近傍に配置さ
れる。

【００２９】[１・３］リード／ライト装置の構成リード／ライト装置４０は、図３に示すように、各部を
制御すると共に、関連設備２００との間でデータの授受
を行う制御回路４１と、アンテナ４２を介して腕時計装
置５０との間でデータの授受を実行するための高周波回
路４３と、制御回路４１の制御下で送信信号を生成し高
周波回路４３に出力する送信回路４４と、高周波回路４
３から入力される受信信号を復調して受信データとして
制御回路４１に出力する受信回路４５と、を有してい
る。制御回路４１には、腕時計装置５０との間で授受さ
れる信号に対し暗号・復号化処理を施す暗号処理が備え
られている。

【００３０】また、送信回路４４から出力される信号の
周波数は、一般に例えば１３．５６［ＭＨｚ］や１２５
［ＭＨｚ］が使用されるが、この出力信号の通信距離
は、数センチ〜数１０センチ（例えば、１０ｃｍ）程度
であるため、ユーザは腕時計装置５０をアンテナ４２に
近接させて情報通信を行う必要がある。

【００３１】一方、関連設備２００としては、ＬＡＮ２
０を介して接続されたホストサーバ１０があり、アミュ
ーズメント施設を管理する事業者によって管理される。
また、事業者がこのアミューズメント施設のみでなく、
他にも同様のアミューズメント施設を経営している場合
には、ホストサーバ１０は固定電話網、携帯電話網或い
はインターネット等を介して他のアミューズメント施設
のホストサーバに接続するようにしてもよい。この場合
には、総合的な情報を腕時計装置５０に送信することが
可能となる。

【００３２】さらに、関連設備２００としては、例え
ば、ユーザが自動ゲート３０の通路Ｐを通過する際、こ
のユーザが通路Ｐを通過するのを妨げるフラッパ３４
と、このフラッパ３４を開閉するフラッパ開閉機構（図
示せず）等も含まれている。そして、リード／ライト装
置４０は、残額データが入場料に対応したデータ分残っ
ている場合には、通路Ｐを開け、残っていない場合に
は、フラッパ３４によって通路Ｐを塞ぐ、入場許可判定
を行っている。

【００３３】［１・４］腕時計装置の構成まず、腕時計装置５０の電気系の概略構成を、図４のブ
ロック図に基づき説明する。腕時計装置５０は、中央制
御回路５０１、アンテナ５０２および同調コンデンサ５
０３、復調回路５０４、変調回路５０５およびキャリア
検出回路５０６を備えている。中央制御回路５０１は、
腕時計装置５０全体を制御する。復調回路５０４は、リ
ード／ライト装置４０からアンテナ５０２を介して受信
した信号を復調して受信データとして出力する。変調回
路５０５は、中央制御回路５０１から入力された送信デ
ータを変調してアンテナ５０２を介してリード／ライト
装置４０へ送信する。キャリア検出回路５０６は、アン
テナ５０２を介して信号を受信した場合に、後述する処
理により、キャリア検出信号を中央制御回路５０１に出
力する。また、中央制御回路５０１には、送受信するデ
ータを暗号化する暗号処理機能を内蔵しており、データ
のセキュリティが高く図られている。

【００３４】さらに、腕時計装置５０は、発振子５０
８、基準信号作成回路５０９、不揮発性不揮発性メモリ
５１０、電池５１１および画像データメモリ５１２とを
有している。外部操作入力部５０７は、竜頭等からな
り、ユーザが各種操作を行うためのものである。基準信
号作成回路５０９は、発振子５０８から発生する基準周
波数を有する源発振信号を受けて、各種基準クロック信
号を作成し中央制御回路５０１に出力する。不揮発性不
揮発性メモリ５１０は、各種データを不揮発状態で記憶
する。

【００３５】腕時計装置５０の電源電圧は、通常は電池
５１１のみから供給されるが、リード／ライト装置４０
との間で無線通信を行っている場合は、リード／ライト
装置４０から送信される搬送波（キャリア信号）を整流
して得られる電源も併せて供給するようにしてもよい。
さらに、不揮発性不揮発性メモリ５１０は、ＥＥＰＲＯ
Ｍやフラッシュメモリなどで構成される揮発性のもので
ある。この不揮発性不揮発性メモリ５１０内には、図５
に示すデータフォーマットのように、当該腕時計装置５
０に固有のカードＩＤ、発行情報、残額情報、累積ポイ
ント情報、画像切換ポイント情報等の各種データが記憶
されている。ここで、発行情報はユーザの個人情報であ
る。残額情報は入場料等により減算された情報であり、
残金情報は書込装置（図示せず）により前払いされた金
額に対応したデータである。累積ポイント情報はアミュ
ーズメント施設を利用した回数に応じて加算される情報
である。画像切換ポイント情報は、例えば累積ポイント
が１点、２０点、１００点となったときに画像画面を切
換えるための閾値情報である。

【００３６】また、画像データメモリ５１２には、図６
（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）に示すような画像画面を表示部
５２４に表示するための画像データが記憶されている。
ここで、図６（Ａ）は、ポイントが発生した場合に表示
される画像画面で、幼虫のキャラクタが表示される。図
６（Ｂ）は、累積ポイントが２０〜９９点までに表示さ
れる画面で、蛹のキャラクタが表示される。図６（Ｃ）
は、累積ポイントが１００となった場合に表示される画
面で、成虫（蝶）のキャラクタが表示される。一方、図
（Ｄ）は、現在時刻を表示した場合の画面を示してい
る。腕時計装置５０は、通常時には図（Ｄ）の時刻表示
画面が表示部５２４に表示され、ユーザが自動ゲート３
０を通過した際には、所定時間のみ画像画面を表示部５
２４に表示する。また、画面の切換は、腕時計装置５０
に設けられた切換スイッチ（図示せず）によって行うよ
うにしてもよい。なお、図６（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）に
映る文字、例えば「く」「ら」「さ」は、全部の画面を
見てユーザが分かる文字であり、この文字を並べ変えて
一つのことば、「さ・く・ら」を作るクイズに使われる
ものである。具体的には、これらの文字は、事業者がこ
れらの文字を並べ換えて完成した言葉に対して商品等の
懸賞を出すためのクイズに用いられる。これにより、ユ
ーザがその懸賞欲しさにポイントを貯めようとして施設
の利用回数を増やすようになれば、施設の利用者数が増
える。

【００３７】さらに、腕時計装置５０は、発光駆動回路
５２１により駆動され、ＬＥＤなどの発光素子を発光さ
せることにより各種状態をユーザに通知するための発光
部５２２と、表示駆動回路５２３により駆動され、液晶
ディスプレイパネル等で構成されて各種情報を表示する
表示部５２４と、鳴音駆動回路５２５により駆動され、
ブザーや電子音により各種情報をユーザに通知するため
の鳴音部５２６と、を有している。そして、この腕時計
装置５０では、中央制御回路５０１、復調回路５０４、
変調回路５０５、キャリア検出回路５０６、基準信号作
成回路５０９、不揮発性不揮発性メモリ５１０、画像デ
ータメモリ５１２、発光駆動回路５２１、表示駆動回路
５２３および鳴音駆動回路５２５が電源電圧供給部Ａと
なっている。なお、この電源電圧供給部Ａは、１つのＩ
Ｃによって構成されてもよい。

【００３８】また、ループアンテナ５０２、同調用コン
デンサ２０３、復調回路５０４、変調回路５０５、キャ
リア検出回路５０６および中央制御回路５０１の一部が
非接触ＩＣとして構成されている。

【００３９】ここで、キャリア検出回路５０６は、図７
に示すように、アンテナ５０２のコイルＬおよび同調コ
ンデンサ５０３を介して入力される受信信号を増幅して
増幅受信信号として出力するオペアンプ５０６ａと、増
幅受信信号の検波を行い検波信号Ｄを出力するダイオー
ド検波部５０６ｂと、ダイオード検波時にダイオード検
波部５０６ｂに蓄えられた電荷を放出するための放出用
抵抗Ｒ１と、ダイオード検波部５０６ｂの出力信号のバ
ッファリングを行ってキャリア検出信号Ｃを出力するバ
ッファ部５０６ｃと、を備えている。ダイオード検波部
５０６ｂは、ダイオードＤｂとコンデンサＣｂとを備
え、バッファ部５０６ｃは、第１ＮＯＴ回路５０６ｃ１
と、第２ＮＯＴ回路５０６ｃ２とを備えている。そし
て、このキャリア検出回路５０６では、アンテナ５０２
および同調コンデンサ５０３によって受信信号（例え
ば、１３．５６［ＭＨｚ］が受信されると、ダイオード
検波部５０６ｂにより検波が行われ、キャリア信号のエ
ンベロープにほぼ等しい波形を有する検波信号Ｄがバッ
ファ部５０６ｃに出力される。バッファ部５０６ｃは、
ＮＯＴ回路５０６ｃ１，５０６ｃ２によって波形整形を
行ってキャリア検出信号Ｃを出力する。

【００４０】次に、腕時計装置５０のハード構成を、図
８の断面図を参照しつつ説明する。腕時計装置５０は、
ケーシング５２、裏蓋５３およびカバーガラス５４を備
えた筐体５１と、この筐体５１内に設けられた回路基板
５５とによって大略構成されている。回路基板５５の裏
面側（図面下方）には、同調コンデンサ５０３、振動子
５０８および電源電圧供給部Ａ（ＩＣ）に電源電圧を供
給する電池５１１とが設けられている。また、回路基板
５５の表面側（図面上方）には中央部に電源電圧供給部
Ａ（ＩＣ）、周囲にはループアンテナ５０２、スペーサ
を介して表示部５２４がカバーガラス５４との間に配設
されている。

【００４１】［１・５］入場システムの動作図９のシーケンスチャートを参照しつつ、本システムの
概要動作について説明する。リード／ライト装置４０
は、所定タイミングごとにポーリング信号（通信要求）
を送信する（ステップＳａ１０）。そして、通信圏内に
腕時計装置５０か存在する場合、この腕時計装置５０が
ポーリング信号を受信すると、当該腕時計装置５０とリ
ード／ライト装置４０との間で通信が開始される。はじ
めに、腕時計装置５０は、相互認証を行うための認証要
求データをリード／ライト装置４０に送信する（ステッ
プＳａ１１）。この際に腕時計装置５０は、不揮発性メ
モリ５１０内に記憶される自己のＩＤ番号も併せて送信
する。

【００４２】リード／ライト装置４０は、相互認証のた
めの認証要求データが送信されると、自己の通信圏内に
腕時計装置５０が入っていることを検出し、相互認証の
ための認証応答データを腕時計装置５０に送信する（ス
テップＳａ１２）。リード／ライト装置４０から相互認
証のための認証応答データを受信した腕時計装置５０
は、相互認証が完了した旨の認証完了データをリード／
ライト装置４０に送信する（ステップＳａ１３）。

【００４３】その後、リード／ライト装置４０は、腕時
計装置５０から残額データを読み込むべく、残額要求デ
ータを送信する（ステップＳａ１４）。これにより、腕
時計装置５０は、残額要求データに対応する不揮発性メ
モリ５１０のメモリアドレスから対応する残額データを
読み出し、リード／ライト装置４０に送信する（ステッ
プＳａ１５）。

【００４４】リード／ライト装置４０は、残額データが
入場料に対応したデータ分残っているか否かを判定する
（ステップＳａ１６）。入場料に対応したデータ分が残
額データ値に残っていない場合には、自動ゲート３０の
通路Ｐをフラッパ３４によって閉じる処理を行い、残額
データが入場料に対応したデータ残っている場合にはユ
ーザが通路Ｐを通過するのを許可すると共に、新残額要
求データをサーバ３１に送信する（ステップＳａ１
７）。

【００４５】サーバ３１は、新残額要求データを受け
て、残額データから入場料データを減算する演算を行う
（ステップＳａ１８）。そして、サーバ３１は、新残額
データをリード／ライト装置４０に送信し（ステップＳ
ａ１９）、リード／ライト装置４０は、腕時計装置５０
に新残額データを送信する（ステップＳａ２０）。腕時
計装置５０は、受信された新残額データを、不揮発性メ
モリ５１０の対応するメモリアドレスに記憶する（ステ
ップＳａ２１）。そして、腕時計装置５０は、不揮発性
メモリ５１０への書込みが終了したことを知らせる書込
み完了データをリード／ライト装置４０に送信する（ス
テップＳａ２２）。

【００４６】以上がリード／ライト装置１２と腕時計装
置５０との間で行われる通信の概要である。この後、リ
ード／ライト装置４０は、腕時計装置５０に対するデー
タ通信が終了したことを確認し、次のポーリング処理に
備えることとなる（ステップＳａ２３）。

【００４７】［１・６］腕時計装置の表示動作図１０のフローチャートを参照しつつ、腕時計装置５０
の表示部５２４における画面の表示動作について説明す
る。まず、通常時の動作としては、中央制御回路５０１
は、基準信号生成回路５０９から供給されるクロック信
号（例えば、３２．７６８［ｋＨｚ］）を受けて時刻デ
ータを生成し、この時刻データを表示駆動回路５２３を
介して表示部５２４に供給する。これにより、腕時計装
置５０の表示部５２４には、図５（Ｄ）に示すような時
刻画面が表示されることになる。

【００４８】次に、腕時計装置５０がリード／ライト装
置４０からのポーリング信号を受信してから、当該腕時
計装置５０の画像画面の表示処理について説明する。こ
の処理は、中央制御回路５０１がリード／ライト装置４
０から送信されるポーリング信号をループアンテナ５０
２等を介して受信することにより開始される（ステップ
Ｓｂ１）。中央制御回路５０１は、相互認証（図９のス
テップＳａ１１〜Ｓａ１３）が完了したか否かを判定し
（ステップＳｂ２）、完了していない場合（ステップＳ
ｂ２；ＮＯ）には、ステップＳｂ１に戻って相互認証を
行い、完了した場合（ステップＳｂ２；ＹＥＳ）には、
ステップＳｂ３に移行する。次に、中央制御回路５０１
は、リード／ライト装置４０から送信される残額要求デ
ータをループアンテナ５０２等を介して受信し（ステッ
プＳｂ３）、このデータを受けて不揮発性メモリ５１０
に記憶された残額データを読み出し、リード／ライト装
置４０に送信する（ステップＳｂ４）。

【００４９】中央制御回路５０１は、リード／ライト装
置４０から送信される新残額データをループアンテナ５
０２等を介して受信し（ステップＳｂ５）、このデータ
を受けて不揮発性メモリ５１０に記憶された残額データ
を新残額データに書き換えると共に、ポイントデータを
書き換える（ステップＳｂ６）。この際、中央制御回路
５０１は、支払い金額に対応させてポイントを発生させ
ている場合、例えば千円に対して「１」のポイントが発
生する場合、入場料が三千円のときには３ポイントとな
る。なお、このポイントデータは入場管理装置２１のサ
ーバ３１で生成して新残額データと共に腕時計装置５０
に送信するようにしてもよい。さらに、中央制御回路５
０１は、書込みが完了したか否かを判定し（ステップＳ
ｂ７）、完了していない場合（ステップＳｂ７；ＮＯ）
には、ステップＳｂ５以降の処理を繰り返し、完了した
場合（ステップＳｂ７；ＹＥＳ）には、ステップＳｂ８
に移行する。中央制御回路５０１は、累積ポイント値が
所定値（画像切換ポイント）を越えたか否かを判定し
（ステップＳｂ８）、越えた場合（ステップＳｂ８；Ｙ
ＥＳ）には表示部５２４の画面表示を変更し、越えてい
ない場合（ステップＳｂ８；ＮＯ）には、表示部５２４
に今までの画面表示を行う。

【００５０】具体的な画面表示は、図６に示すようにな
る。即ち、始めてポイントが発生した場合には、「はじ
めまして！○○にようこそポイント：１点」といったテ
キスト表示と共に幼虫のキャラクタが表示される。ポイ
ントが２０〜９９点になると、「あともうすぐだよ！ポ
イント：△△点」といったテキスト表示と共に蛹のキャ
ラクタが表示される。さらに、ポイントが１００点に達
すると、「おめでとう！これが最後だよポイント：１
００点」といったテキスト表示と共に蝶のキャラクタが
表示されることになる。そして、この画像画面の表示
は、ポイントデータが書き換えられてから所定時間（例
えば３０秒）のみ表示され、その後は通常の時刻画面の
表示に戻る。

【００５１】[１・７］本実施形態の効果前述した如く、本実施形態による腕時計装置５０では、
例えばアミューズメント施設に入場する回数に対応して
増加するポイントに基づき、表示部５２４に表示される
画像画面をキャラクタの成長と共にポイント数を表示す
るようにしている。これにより、ユーザは、目標ポイン
トまでの現ポイントを把握することが出来る。一方、ユ
ーザにアミューズメント施設を提供する事業者にとって
は、腕時計装置５０の表示部５２４に現在の累積ポイン
トを表示させると共に、目標ポイントに対するポイント
数の範囲をキャラクタからなる画像画面をユーザに見さ
せることで、ユーザがアミューズメント施設を利用しよ
うという意欲を掻き立て、利用を促進させることが可能
となる。

【００５２】[２］第２実施形態本実施形態の特徴は、アミューズメント施設に入場した
回数に基づいて、画面表示を切り換える点にある。な
お、本実施形態では、ハード構成においては、前述した
第１実施形態と同一であるため、その説明を省略するも
とする。不揮発性メモリ５１０内には、図１１に示すデ
ータフォーマットのように、当該腕時計装置５０に固有
のカードＩＤ、発行情報、残り入場回数情報、累積入場
回数情報、画像切換入場回数情報等の各種データが記憶
されている。ここで、発行情報はユーザの個人情報であ
る。残り入場情報は書込装置（図示せず）により前払い
された金額に対応する入場可能回数となる情報である。
累積入場回数情報はアミューズメント施設を利用した回
数である。画像切換入場回数情報は、例えば累積ポイン
トが１回、２０回、１００回となったときに画像画面を
切換えるための閾値情報である。

【００５３】［２・１］入場システムの動作図１２のシーケンスチャートを用いて本システムの概要
動作について説明する。リード／ライト装置４０は、所
定タイミングごとにポーリング信号（通信要求）を送信
する（ステップＳｃ１０）。そして、通信圏内に腕時計
装置５０か存在する場合、この腕時計装置５０がポーリ
ング信号を受信すると、当該腕時計装置５０とリード／
ライト装置４０との間で通信が開始される。はじめに、
腕時計装置５０は、相互認証を行うための認証要求デー
タをリード／ライト装置４０に送信する（ステップＳｃ
１１）。この際に腕時計装置５０は、不揮発性メモリ５
１０内に記憶される自己のＩＤ番号も併せて送信する。

【００５４】リード／ライト装置４０は、相互認証のた
めの認証要求データが送信されると、自己の通信圏内に
腕時計装置５０が入っていることを検出し、相互認証の
ための認証応答データを腕時計装置５０に送信する（ス
テップＳｃ１２）。リード／ライト装置４０から相互認
証のための認証応答データを受信した腕時計装置５０
は、相互認証が完了した旨の認証完了データをリード／
ライト装置４０に送信する（ステップＳｃ１３）。

【００５５】その後、リード／ライト装置４０は、腕時
計装置５０から残り入場回数データを読み込むべく、残
り入場回数要求データを送信する（ステップＳｃ１
４）。これにより、腕時計装置５０は、残り入場回数要
求データに対応する不揮発性メモリ５１０のメモリアド
レスから対応する残り入場回数データを読み出し、リー
ド／ライト装置４０に送信する（ステップＳｃ１５）。

【００５６】リード／ライト装置４０は、残り入場回数
データが残っているか否かを判定する（ステップＳｃ１
６）。入場回数が残っていない場合には、自動ゲート３
０の通路Ｐをフラッパ３４によって閉じる処理を行い、
残り入場回数が残っている場合にはユーザが通路Ｐを通
過するのを許可すると共に、入場許可データを送信する
（ステップＳｃ１７）。

【００５７】腕時計装置５０は、受信された入場許可デ
ータを受けて、不揮発性メモリ５１０に記憶された累積
入場回数を「１」歩進する（ステップＳｃ１８）。そし
て、腕時計装置５０は、不揮発性メモリ５１０への書込
みが終了したことを知らせる書込み完了データをリード
／ライト装置４０に送信する（ステップＳｃ１９）。

【００５８】以上がリード／ライト装置１２と腕時計装
置５０との間で行われる通信の概要である。この後、リ
ード／ライト装置４０は、腕時計装置５０に対するデー
タ通信が終了したことを確認し、次のポーリング処理に
備えることとなる（ステップＳｃ２０）。

【００５９】［２・２］腕時計装置の表示動作図１３のフローチャートを参照しつつ、腕時計装置５０
の表示部５２４における画面の表示動作について説明す
る。この処理は、中央制御回路５０１がリード／ライト
装置４０から送信されるポーリング信号をループアンテ
ナ５０２等を介して受信することにより開始される（ス
テップＳｄ１）。中央制御回路５０１は、相互認証（図
１２のステップＳｃ１１〜Ｓｃ１３）が完了したか否か
を判定し（ステップＳｄ２）、完了していない場合（ス
テップＳｄ２；ＮＯ）には、ステップＳｄ１に戻って相
互認証を行い、完了した場合（ステップＳｄ２；ＹＥ
Ｓ）には、ステップＳｄ３に移行する。次に、中央制御
回路５０１は、リード／ライト装置４０から送信される
残り入場回数データをループアンテナ５０２等を介して
受信し（ステップＳｄ３）、このデータを受けて不揮発
性メモリ５１０に記憶された残り利用回数データを読み
出し、リード／ライト装置４０に送信する（ステップＳ
ｄ４）。

【００６０】中央制御回路５０１は、リード／ライト装
置４０から送信される入場許可データをループアンテナ
５０２等を介して受信し（ステップＳｄ５）、このデー
タを受けて不揮発性メモリ５１０に記憶された累積入場
回数データを「１」歩進して書き換える（ステップＳｂ
６）。さらに、中央制御回路５０１は、書込みが完了し
たか否かを判定し（ステップＳｄ７）、完了していない
場合（ステップＳｄ７；ＮＯ）には、ステップＳｄ５以
降の処理を繰り返し、完了した場合（ステップＳｄ７；
ＹＥＳ）には、ステップＳｄ８に移行する。中央制御回
路５０１は、累積利用回数値が所定値（画像切換利用回
数値）を越えたか否かを判定し（ステップＳｄ８）、越
えた場合（ステップＳｄ８；ＹＥＳ）には表示部５２４
の画面表示を変更し、越えていない場合（ステップＳｄ
８；ＮＯ）には、表示部５２４に今までの画面表示を行
う。

【００６１】具体的な画面表示は、前述した如く、図６
に示すようになる。なお、この場合には、図６中の「ポ
イント」が累積利用回数として表示してもよい。

【００６２】[２・３］本実施形態の効果前述した如く、本実施形態による腕時計装置５０であっ
ても、第１実施形態と同様に、利用頻度に応じて画像画
面の表示を変更することにより、ユーザの利用を促進さ
せるという、効果を奏する。

【００６３】[３］変形例本発明は、上述した実施形態に限定されるものではな
く、以下のような種々の変形が可能である。

【００６４】[３・１］変形例１前記各実施形態では、腕時計型装置５０をプリペイドカ
ード方式の入場券として使用する場合を例に挙げて説明
した。しかし、本発明はこれに限らず、乗車券、スキー
場のリフト券、遊園地の乗車券、映画館の入場パス等、
種々の入場券として使用可能である。例えば、ショッピ
ングに用いるプリペイドカードとして腕時計装置５０を
利用するシステムにあっては、図１４の全体構成図に示
すように、ホストサーバ１０と、インターネット２２
と、各店舗に設置されたＰＯＳシステム２３，２３，２
３…と、腕時計装置５０とを備えている。なお、２３´
は、店に設置されたＰＯＳシステムの形状を具体的に示
したものである。

【００６５】そして、ＰＯＳシステム２３は、パーソナ
ルコンピュータ２４（ＰＣ２４）と、リード／ライト装
置４０とからなる。より具体的には、図１５に示すよう
に、リード／ライト装置４０を店舗のレジスター近傍に
設けるようにすればよい。この場合、腕時計装置５０の
不揮発性メモリ５１０には、予めユーザによって前払い
された金額、例えば五千円、一万円…が前払い残額情報
として記憶され、購買毎にこの残額情報を減算する。一
方、累積ポイントにおいては、前述した実施形態と同様
に、使った金額に対応したポイントが累積されるものと
する。

【００６６】［３．２］変形例２前記各実施形態では、画像データメモリ５１２に画像デ
ータを予め記憶しておき場合について述べてが、本発明
はこれに限らず、リード／ライト装置４０との間でのデ
ータの授受において、画像データを受信するようにして
もよい。画像データのデータ量が比較的大きい場合に
は、数回に分けて画像データを記憶するようにすればよ
い。

【００６７】［３．３］変形例３入場許可判定をリード／ライト装置４０に行わせるよう
にしたが、サーバ３１で行わせるようにしてもよい。

【００６８】［３．４］変形例４画像画面のキャラクタを、幼虫、蛹、蝶としたが、これ
に限らず、動植物の成長段階を示した画像、或いは動き
を示した画像でもよく、要はユーザが次の画像を見てみ
たいという意欲を高めるものであればよい。例えば、目
標ポイントに累積ポイントが達したときに表示される画
像画面をプレミアの画像画面としてもよい。

【００６９】［３．５］変形例５前記各実施形態では、同じ表示画面に時刻画面と画像画
面とを切り換えて表示する場合を例示したが、本発明は
これに限らず、図１６に示す腕時計装置５１のように、
指針５２，５３によって時刻表示を行う腕時計装置５１
の文字板５４に表示部５２４´を配置し、この表示部５
２４´にポイントに対応した画像画面を表示するもので
あってもよい。また、この表示部５２４´は、指針５
２，５３の手前位置、即ち透明板の内側に配置させるよ
うにしてもよい。このような構成とした場合には、常に
ポイントに対応した画像画面を表示部５２４´に表示す
ることが可能となる。

【００７０】［３．６］変形例６前記各実施形態では、腕時計装置５０とリード／ライト
装置４０の間を、１３．５６［ＭＨｚ］や１２５［ＭＨ
ｚ］の無線周波数帯域を使う無線通信としたが、本発明
はこれに限らず、２．４ＧＨｚの無線周波数帯域を使う
Bluetoothであってもよく、要は局地的な無線通信を行
うことができるものであればよい。

【００７１】

【発明の効果】本発明による腕時計型情報処理装置は、
例えばユーザの利用頻度に応じて表示部に表示される画
面を切換えることにより、サービスの利用を促すことの
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施形態による腕時計装置を用いて構成
されるアミューズメント施設等の入場システムを示す全
体構成図である。

【図２】同実施形態による自動ゲートを示す斜視図で
ある。

【図３】同実施形態によるリード／ライト装置の構成
を示すブロック図である。

【図４】同実施形態による腕時計装置の構成を示すブ
ロック図である。

【図５】不揮発性メモリに記憶されるデータフォーマ
ットを示す図である。

【図６】表示部に表示される画面を示す図である。

【図７】キャリア検出回路の回路構成図である。

【図８】図３中の腕時計装置を矢視Ａ−Ａ方向から見
た断面図である。

【図９】入場システムの動作を示すシーケンスチャー
トである。

【図１０】腕時計型情報処理装置の画面表示処理を示
す流れ図である。

【図１１】第２実施形態による不揮発性メモリに記憶
されるデータフォーマットを示す図である。

【図１２】同実施形態による入場システムの動作を示
すシーケンスチャートである。

【図１３】腕時計型情報処理装置の画面表示処理を
示す流れ図である。表示例２を示す図である。

【図１４】変形例による腕時計装置を用いて構成され
るショッピングの利用システムを示す全体構成図であ
る。

【図１５】変形例による店舗に備えられたレジスター
近傍を示す図である。

【図１６】変形例による腕時計装置を示す図である。

【符号の説明】２１…入場管理装置３０…自動ゲート３１…サーバ４０…リード／ライト装置５０、５１…腕時計型情報処理装置（腕時計装置）５０１…中央制御回路５０２…ループアンテナ５０３…同調コンデンサ５１０…不揮発性メモリ５１２…画像データメモリ５２４、５２４´…表示部

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｇ０４Ｇ 1/00 ３１７Ｇ０４Ｇ 1/00 ３１７ 9/00 ３０４ 9/00 ３０４ＺＧ０６Ｆ 17/60 ３２４Ｇ０６Ｆ 17/60 ３２４３３６３３６Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｇ０７Ｂ 15/00 ＥＧ０７Ｂ 15/00 Ｇ０６Ｋ 19/00 ＴＦターム(参考） 2C005 MA40 MB02 MB07 MB10 NA09 QB01 QC16 QC18 SA12 2F002 AA00 BB04 EB11 EE00 EH01 GA06 GA14 5B019 BA10 GA03 GA10 HD01 HD13 HE18 HG26 JA01 5B035 AA00 BA01 BC03 CA06 CA23 CA27

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】時刻表示機能を有する腕時計型情報処理
装置であって、画面が表示される表示部と、外部の無線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ
記憶する表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１または複数の画像画面に対応
した画像データを、予め表示制御用データの値に対応付
けて記憶される画像データ記憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用データの値に
応じた画像データを読み出し、この画像データに対応し
た画像画面を前記表示部に表示する画面表示制御部と、
を備えたことを特徴とする腕時計型情報処理装置。
【請求項２】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記画像データ記憶部に記憶される画像データは、閾値
となる所定の表示制御用データ値に対応付けて記憶さ
れ、前記画面表示制御部は、前記閾値と前記表示制御用デー
タの値とに基づいて画像データを読み出すことを特徴と
する腕時計型情報処理装置。
【請求項３】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、外部操作手段を有し、前記外部操作手段の所定の操作によって、前記表示部に
表示される画面を切換えることを特徴とする腕時計型情
報処理装置。
【請求項４】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記画像データ記憶部に記憶される画像データは、前記
無線装置との間で前記無線通信によって受信されること
を特徴とする腕時計型情報処理装置。
【請求項５】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記画像データ記憶部に記憶される画像データは、前記
無線装置との間で複数回の前記無線通信を利用して分割
して受信されることを特徴とする腕時計型情報処理装
置。
【請求項６】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記時刻表示を、前記表示部上に時刻画面として表示す
ることを特徴とする腕時計型情報処理装置。
【請求項７】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記時刻表示を文字板上の指針によって行う当該腕時計
型情報処理装置にあっては、前記表示部をユーザが目視
する側から見て、前記文字板位置或いは前記指針の手前
位置に配置したことを特徴とする腕時計型情報処理装
置。
【請求項８】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、金銭的な価値を有する金銭価値データを記憶する金銭価
値データ記憶部を備え、前記無線通信に伴って、ユーザが支払額に対応した金銭
価値データを前記金銭価値データ記憶部に記憶された前
記金銭価値データから減算して更新記憶し、前記表示制御用データを前記支払額に対応する金銭価値
データとすることを特徴とする腕時計型情報処理装置。
【請求項９】請求項１記載の腕時計型情報処理装置に
おいて、前記画面表示制御部は、前記表示制御データ記憶部に表
示制御用データが更新しつつ記憶された際に、前記画像
画面を表示することを特徴とする腕時計型情報処理装
置。
【請求項１０】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、を備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処
理装置の画面制御方法であって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記表
示制御データ記憶部から前記表示制御用データを読み出
して送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記表
示制御用データを書き換えて前記表示制御データ記憶部
に記憶するステップと、前記書き換えられた表示制御用データの値に応じた画像
画面を、前記表示部に表示するステップと、を備えたこ
とを特徴とする腕時計型情報処理装置の画面表示方法。
【請求項１１】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、金銭的な価値を有する金銭価値データを記憶す
る金銭価値データ記憶部、を備えた時刻表示機能を有す
る腕時計型情報処理装置の画面制御方法であって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記金
銭価値データ記憶部から前記金銭価値データを読み出し
て送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記金
銭価値データを書き換えて前記金銭価値データ記憶部に
記憶するステップと、前記書き換えられた金銭価値データの差から表示制御用
データを生成し、この表示制御用データの値に応じた画
像画面を、前記表示部に表示するステップと、を備えた
ことを特徴とする腕時計型情報処理装置の画面表示方
法。
【請求項１２】請求項９または１０記載の腕時計型情
報処理装置の画面表示方法において、前記画像データ記憶部に記憶される画像データは、閾値
となる所定の表示制御用データ値に対応付けて記憶さ
れ、前記画像画面を表示するステップは、前記閾値と前記表
示制御用データの値とに基づいて画像データを読み出す
ことを特徴とする腕時計型情報処理装置の画面表示方
法。
【請求項１３】請求項９または１０記載の腕時計型情
報処理装置の画面表示方法において、前記無線装置との間で前記無線通信を行う際に、画像デ
ータを前記画像データ記憶部に記憶するステップを設け
たことを特徴とする腕時計型情報処理装置の画面表示方
法。
【請求項１４】請求項９または１０記載の腕時計型情
報処理装置の画面表示方法において、前記無線装置との間で前記無線通信を行う際に、分割し
た画像データを前記画像データ記憶部に記憶するステッ
プを設けたことを特徴とする腕時計型情報処理装置の画
面表示方法。
【請求項１５】請求項９または１０記載の腕時計型情
報処理装置の画面表示方法において、前記画像画面を表示するステップは、前記表示制御デー
タ記憶部に表示制御用データが更新しつつ記憶された際
に、前記画像画面を表示することを特徴とする腕時計型
情報処理装置の画面表示方法。
【請求項１６】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、を備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処
理装置を制御するためのプログラムであって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記表
示制御データ記憶部から前記表示制御用データを読み出
して送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記表
示制御用データを書き換えて前記表示制御データ記憶部
に記憶するステップと、前記書き換えられた表示制御用データの値に応じた画像
画面を、前記表示部に表示するステップと、をコンピュ
ータによって実現させるためのプログラム。
【請求項１７】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、金銭的な価値を有する金銭価値データを記憶す
る金銭価値データ記憶部、を備えた時刻表示機能を有す
る腕時計型情報処理装置を制御するためのプログラムで
あって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記金
銭価値データ記憶部から前記金銭価値データを読み出し
て送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記金
銭価値データを書き換えて前記金銭価値データ記憶部に
記憶するステップと、前記書き換えられた金銭価値データの差から表示制御用
データを生成し、この表示制御用データの値に応じた画
像画面を、前記表示部に表示するステップと、をコンピ
ュータによって実現させるためのプログラム。
【請求項１８】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、を備えた時刻表示機能を有する腕時計型情報処
理装置を制御するためのプログラムを記録した記録媒体
であって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記表
示制御データ記憶部から前記表示制御用データを読み出
して送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記表
示制御用データを書き換えて前記表示制御データ記憶部
に記憶するステップと、前記書き換えられた表示制御用データの値に応じた画像
画面を、前記表示部に表示するステップと、をコンピュ
ータによって実現させるためのプログラムを記録した記
録媒体。
【請求項１９】画面が表示される表示部と、外部の無
線装置との間で無線通信を行う無線通信部と、前記無線
通信に伴って、表示制御用データを更新しつつ記憶する
表示制御データ記憶部と、前記表示部に表示される１ま
たは複数の画像画面に対応した画像データを、予め表示
制御用データの値に対応付けて記憶される画像データ記
憶部と、前記画像データ記憶部から前記表示制御用デー
タの値に応じた画像データを読み出し、この画像データ
に対応した画像画面を前記表示部に表示する画面表示制
御部と、金銭的な価値を有する金銭価値データを記憶す
る金銭価値データ記憶部、を備えた時刻表示機能を有す
る腕時計型情報処理装置を制御するためのプログラムを
記録した記録媒体であって、外部の前記無線装置から送信されるポーリング信号を受
信して認証応答を送信するステップと、前記無線装置から送信される指令信号に基づいて前記金
銭価値データ記憶部から前記金銭価値データを読み出し
て送信するステップと、前記無線装置から送信される更新信号を受信し、前記金
銭価値データを書き換えて前記金銭価値データ記憶部に
記憶するステップと、前記書き換えられた金銭価値データの差から表示制御用
データを生成し、この表示制御用データの値に応じた画
像画面を、前記表示部に表示するステップと、をコンピ
ュータによって実現させるためのプログラムを記録した
記録媒体。