JP2002258865A - ギターのネック取付構造 - Google Patents
ギターのネック取付構造Info
- Publication number
- JP2002258865A JP2002258865A JP2001059748A JP2001059748A JP2002258865A JP 2002258865 A JP2002258865 A JP 2002258865A JP 2001059748 A JP2001059748 A JP 2001059748A JP 2001059748 A JP2001059748 A JP 2001059748A JP 2002258865 A JP2002258865 A JP 2002258865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neck
- guitar
- connecting plate
- mounting structure
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims description 13
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 241000226585 Antennaria plantaginifolia Species 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D1/00—General design of stringed musical instruments
- G10D1/04—Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres
- G10D1/05—Plucked or strummed string instruments, e.g. harps or lyres with fret boards or fingerboards
- G10D1/08—Guitars
- G10D1/085—Mechanical design of electric guitars
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/06—Necks; Fingerboards, e.g. fret boards
- G10D3/095—Details of removable or collapsible necks, e.g. suitable for transport or storage
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D3/00—Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
- G10D3/14—Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
- G10D3/147—Devices for altering the string tension during playing
- G10D3/153—Tremolo devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Stringed Musical Instruments (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高いポジションでの演奏性を向上させるとと
もに、音量、音質等を改善し、外観がすっきりしたギタ
ーのネック取付構造を提供する。 【解決手段】 ネック２のヒール部２Ａに接続板を設
け、この接続板をボディ本体の下面側に固定したもので
ある。この発明においては、ネックのヒール部に連結板
２６を延設し、この連結板２６をボディ本体１の下面側
に設けた嵌合凹部２２に嵌合して止めねじ１１により固
定する。ピックアップ装置６をボディ本体１に下面側か
ら取付ける。トレモロ機構５のバランスばね１８の一端
を連結板２６に連結する。
もに、音量、音質等を改善し、外観がすっきりしたギタ
ーのネック取付構造を提供する。 【解決手段】 ネック２のヒール部２Ａに接続板を設
け、この接続板をボディ本体の下面側に固定したもので
ある。この発明においては、ネックのヒール部に連結板
２６を延設し、この連結板２６をボディ本体１の下面側
に設けた嵌合凹部２２に嵌合して止めねじ１１により固
定する。ピックアップ装置６をボディ本体１に下面側か
ら取付ける。トレモロ機構５のバランスばね１８の一端
を連結板２６に連結する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ギターのネック取
付構造に関し、特にソリッド型の電気ギターに適用して
好適なネック取付構造に関するものである。
付構造に関し、特にソリッド型の電気ギターに適用して
好適なネック取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】通常、エレクトリックギターと呼ばれる
電気ギターは、ボディの構造の相違によって大別する
と、ソリッド型とセミアコースティック型の２種類があ
る。さらに、ソリッド型は、ボディ本体を通常一枚の木
材によって所要の形状に加工形成したもので、内部が完
全な中実構造のもの（例：実公昭５５−３６８７２号公
報、実公昭５５−３６８７２号公報等）と、内部の一部
をくり抜いて中空部を設けた構造のものとの２種類があ
る。
電気ギターは、ボディの構造の相違によって大別する
と、ソリッド型とセミアコースティック型の２種類があ
る。さらに、ソリッド型は、ボディ本体を通常一枚の木
材によって所要の形状に加工形成したもので、内部が完
全な中実構造のもの（例：実公昭５５−３６８７２号公
報、実公昭５５−３６８７２号公報等）と、内部の一部
をくり抜いて中空部を設けた構造のものとの２種類があ
る。
【０００３】セミアコースティック型は、木材からなる
外装甲板（表甲板、裏甲板）と側板によってアコーステ
ィックギターの共鳴胴と同様に形成したものである
（例：実公昭５５−２４６０号公報等）。
外装甲板（表甲板、裏甲板）と側板によってアコーステ
ィックギターの共鳴胴と同様に形成したものである
（例：実公昭５５−２４６０号公報等）。
【０００４】図３（ａ）、（ｂ）に従来のソリッド型電
気ギターを示す。同図において、符号１で示すものはボ
ディ本体で、２はネック、３は弦、４は糸巻装置、５は
トレモロ機構、６は弦３の振動を電気信号に変換するピ
ックアップ装置、７はトレモロアーム、８は音量、音質
等を調節するための各種つまみで、これらによってソリ
ッド型電気ギター１０を構成している。
気ギターを示す。同図において、符号１で示すものはボ
ディ本体で、２はネック、３は弦、４は糸巻装置、５は
トレモロ機構、６は弦３の振動を電気信号に変換するピ
ックアップ装置、７はトレモロアーム、８は音量、音質
等を調節するための各種つまみで、これらによってソリ
ッド型電気ギター１０を構成している。
【０００５】前記ボディ本体１は、内部が完全な中実構
造で前端部上面中央に前記ネック２のヒール部２Ａが複
数の止めねじ１１によって固定されている。弦３は通常
６本（または１２本）からなり、一端が前記糸巻装置４
に巻き付けられて係止され、他端が前記トレモロ機構５
のブリッジベース１２に係止されている。
造で前端部上面中央に前記ネック２のヒール部２Ａが複
数の止めねじ１１によって固定されている。弦３は通常
６本（または１２本）からなり、一端が前記糸巻装置４
に巻き付けられて係止され、他端が前記トレモロ機構５
のブリッジベース１２に係止されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電気ギ
ター１０におけるネック取付構造は、図３（ｂ）に示す
ように、ボディ本体１のネック２のヒール部２Ａが接合
されるネック接合部１４を受板１５と凹部１６とで構成
し、凹部１６にヒール部２Ａを嵌合して受板１５の上面
に複数の止めねじ１１によって固定していた。しかしな
がら、このようなネック取付構造においては、ボディ本
体１とネック２の結合強度を高めるために受板１５を長
く形成する必要があることから、ネック２のヒール部２
Ａの長さＬも必然的に長くなり（受板１５と同一の長
さ）、ボディ本体１に近い弦部分を指で押さえて演奏す
るとき、演奏し難いという問題があった。すなわち、ネ
ック２は、十分な強度を確保するためにヒール部２Ａの
板厚と幅が最も大きく、ヘッド部２Ｂに向かって徐々に
細くなるように形成されているので、高いポジションで
演奏、つまりヒール部２Ａ付近を手で把持し、その把持
している手の指でヒール部２Ａ付近の弦部分を押さえて
演奏するとき、手が小さいと指が弦３に十分に届かず弦
３を正確に押さえることができなくなる。
ター１０におけるネック取付構造は、図３（ｂ）に示す
ように、ボディ本体１のネック２のヒール部２Ａが接合
されるネック接合部１４を受板１５と凹部１６とで構成
し、凹部１６にヒール部２Ａを嵌合して受板１５の上面
に複数の止めねじ１１によって固定していた。しかしな
がら、このようなネック取付構造においては、ボディ本
体１とネック２の結合強度を高めるために受板１５を長
く形成する必要があることから、ネック２のヒール部２
Ａの長さＬも必然的に長くなり（受板１５と同一の長
さ）、ボディ本体１に近い弦部分を指で押さえて演奏す
るとき、演奏し難いという問題があった。すなわち、ネ
ック２は、十分な強度を確保するためにヒール部２Ａの
板厚と幅が最も大きく、ヘッド部２Ｂに向かって徐々に
細くなるように形成されているので、高いポジションで
演奏、つまりヒール部２Ａ付近を手で把持し、その把持
している手の指でヒール部２Ａ付近の弦部分を押さえて
演奏するとき、手が小さいと指が弦３に十分に届かず弦
３を正確に押さえることができなくなる。
【０００７】また、ネック２のヒール部２Ａがボディ本
体１の上面１ａに接合されていることが視認されるばか
りか、従来はピックアップ装置６をボディ本体１の上面
１ａ側に設けた取付孔１７にはめ込み、止めねじによっ
て固定していたため、止めねじがボディ本体１の上面１
ａに露呈して演奏者に視認され、楽器自体の外観を損な
うという問題があった。
体１の上面１ａに接合されていることが視認されるばか
りか、従来はピックアップ装置６をボディ本体１の上面
１ａ側に設けた取付孔１７にはめ込み、止めねじによっ
て固定していたため、止めねじがボディ本体１の上面１
ａに露呈して演奏者に視認され、楽器自体の外観を損な
うという問題があった。
【０００８】さらに、従来はトレモロ機構５のブリッジ
ベース１２に弦３の張力による回転モーメントと反対方
向の回転モーメントを付与するバランスばね１８の一端
をボディ本体１に接続した構造を採用しているため、演
奏時の弦３の振動のうちトレモロ機構５に伝達された弦
振動がボディ本体１を介してネック２に伝達されると
き、ボディ本体１とネック２との間で振動の伝達ロスが
生じ、良好な音量、音質が得られないという問題もあっ
た。
ベース１２に弦３の張力による回転モーメントと反対方
向の回転モーメントを付与するバランスばね１８の一端
をボディ本体１に接続した構造を採用しているため、演
奏時の弦３の振動のうちトレモロ機構５に伝達された弦
振動がボディ本体１を介してネック２に伝達されると
き、ボディ本体１とネック２との間で振動の伝達ロスが
生じ、良好な音量、音質が得られないという問題もあっ
た。
【０００９】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、高いポ
ジションでの演奏性を向上させるとともに、音量、音質
等を改善し、外観がすっきりしたギターのネック取付構
造を提供することにある。
めになされたもので、その目的とするところは、高いポ
ジションでの演奏性を向上させるとともに、音量、音質
等を改善し、外観がすっきりしたギターのネック取付構
造を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第１の発明は、ネックのヒール部に連結板を設け、こ
の連結板をボディ本体の下面側に固定したものである。
この発明においては、ネックのヒール部に設けた連結板
がボディ本体の下面側に固定されているので、ボディ本
体の表面側にヒール部をはめ込むための大きな凹部を設
ける必要がない。
に第１の発明は、ネックのヒール部に連結板を設け、こ
の連結板をボディ本体の下面側に固定したものである。
この発明においては、ネックのヒール部に設けた連結板
がボディ本体の下面側に固定されているので、ボディ本
体の表面側にヒール部をはめ込むための大きな凹部を設
ける必要がない。
【００１１】第２の発明は、上記第１の発明において、
ボディ本体がソリッド型で、下面側にネックの連結板が
嵌合するネック取付用凹部を備えたものである。この発
明においては、ネック取付用凹部に連結板を嵌合するこ
とで、連結板をボディ本体の下面から突出させないよう
にすることができる。
ボディ本体がソリッド型で、下面側にネックの連結板が
嵌合するネック取付用凹部を備えたものである。この発
明においては、ネック取付用凹部に連結板を嵌合するこ
とで、連結板をボディ本体の下面から突出させないよう
にすることができる。
【００１２】第３の発明は、上記第１または第２の発明
において、ボディ本体の上面でネックの連結板に対応す
る部分にトレモロ機構を配設し、前記連結板に前記トレ
モロ機構のバランスばねの一端を接続したものである。
この発明においては、トレモロ機構に伝達された弦振動
をバランスばねを介してネックに直接伝達することがで
きる。
において、ボディ本体の上面でネックの連結板に対応す
る部分にトレモロ機構を配設し、前記連結板に前記トレ
モロ機構のバランスばねの一端を接続したものである。
この発明においては、トレモロ機構に伝達された弦振動
をバランスばねを介してネックに直接伝達することがで
きる。
【００１３】第３の発明は、上記第１または第２の発明
において、ボディ本体の上面でネックの連結板に対応す
る部分にピックアップ装置を下面側から配設したもので
ある。この発明においては、ピックアップ装置がボディ
本体の下面側から取付けられているので、止めねじを下
面側からねじ込めばよい。
において、ボディ本体の上面でネックの連結板に対応す
る部分にピックアップ装置を下面側から配設したもので
ある。この発明においては、ピックアップ装置がボディ
本体の下面側から取付けられているので、止めねじを下
面側からねじ込めばよい。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るギ
ターのネック取付構造の一実施の形態を示す断面図、図
２は同ネック取付構造の分解斜視図である。なお、従来
技術の欄で示した構成部材と同一のものについては同一
符号をもって示し、その説明を適宜省略する。
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明に係るギ
ターのネック取付構造の一実施の形態を示す断面図、図
２は同ネック取付構造の分解斜視図である。なお、従来
技術の欄で示した構成部材と同一のものについては同一
符号をもって示し、その説明を適宜省略する。
【００１５】これらの図において、全体を符号２０で示
すソリッド型電気ギターは、ボディ本体１、ネック２、
弦３、トレモロ機構５、ピックアップ装置６等で構成さ
れている。ボディ本体１は、内部が完全な中実構造から
なる木材製で、前端部下面側に前記ネック２のヒール部
２Ａが複数の止めねじ１１によって固定されている。こ
のため、ボディ本体１の下面１ｂで幅方向中央には、一
端がボディ本体１の前端面１ｃに開放し、他端側がボデ
ィ本体１の後端付近にまで延在する嵌合凹部２２が形成
されている。嵌合凹部２２の両側壁には、前記ピックア
ップ装置６の固定部が嵌合する円弧状の凹部２３が形成
されている。また、ボディ本体１の前端面１ｃの中央に
は、凹部２４が形成されている。この凹部２４と前記嵌
合凹部２２は、同一の幅で互いに連通している。また、
凹部２４の深さＷは、前記ネック２のヒール部２Ａの長
さＬより浅く形成されている。
すソリッド型電気ギターは、ボディ本体１、ネック２、
弦３、トレモロ機構５、ピックアップ装置６等で構成さ
れている。ボディ本体１は、内部が完全な中実構造から
なる木材製で、前端部下面側に前記ネック２のヒール部
２Ａが複数の止めねじ１１によって固定されている。こ
のため、ボディ本体１の下面１ｂで幅方向中央には、一
端がボディ本体１の前端面１ｃに開放し、他端側がボデ
ィ本体１の後端付近にまで延在する嵌合凹部２２が形成
されている。嵌合凹部２２の両側壁には、前記ピックア
ップ装置６の固定部が嵌合する円弧状の凹部２３が形成
されている。また、ボディ本体１の前端面１ｃの中央に
は、凹部２４が形成されている。この凹部２４と前記嵌
合凹部２２は、同一の幅で互いに連通している。また、
凹部２４の深さＷは、前記ネック２のヒール部２Ａの長
さＬより浅く形成されている。
【００１６】一方、前記ネック２の前記ボディ本体１に
接合されるヒール部２Ａは、前記凹部２４に嵌合し得る
幅と、前記ボディ本体１の板厚と略等しい高さを有して
いる。また、ヒール部２Ａのボディ本体１側の端面２５
の下部には、連結板２６が一体に延設されている。この
連結板２６は、前記ヒール部２Ａと略同一の幅で、前記
嵌合凹部２２の深さより薄く形成され、嵌合凹部２２に
下方から嵌合され、かつ前記止めねじ１１によって固定
される。
接合されるヒール部２Ａは、前記凹部２４に嵌合し得る
幅と、前記ボディ本体１の板厚と略等しい高さを有して
いる。また、ヒール部２Ａのボディ本体１側の端面２５
の下部には、連結板２６が一体に延設されている。この
連結板２６は、前記ヒール部２Ａと略同一の幅で、前記
嵌合凹部２２の深さより薄く形成され、嵌合凹部２２に
下方から嵌合され、かつ前記止めねじ１１によって固定
される。
【００１７】すなわち、本発明は、ボディ本体１の前端
面に図３（ｂ）に示した受板１５を設ける代わりに、ネ
ック２のヒール部２Ａに連結板２６を設け、ボディ本体
１の下面側に固定するように構成したものである。この
ような連結板２６は、嵌合凹部２２に嵌合されボディ本
体１の下面側に位置しているので、ヒール部２Ａ自体の
長さＬを連結板２６の長さに関係なく短縮することがで
きる。
面に図３（ｂ）に示した受板１５を設ける代わりに、ネ
ック２のヒール部２Ａに連結板２６を設け、ボディ本体
１の下面側に固定するように構成したものである。この
ような連結板２６は、嵌合凹部２２に嵌合されボディ本
体１の下面側に位置しているので、ヒール部２Ａ自体の
長さＬを連結板２６の長さに関係なく短縮することがで
きる。
【００１８】前記ボディ本体１の上面１ａで幅方向の中
央には、前記嵌合凹部２２に連通する３つの取付孔２７
が弦３の張設方向に所定の間隔をおいて形成されてお
り、これらの取付孔２７に前記ピックアップ装置６が下
面１ｂ側から上面１ａ側への抜けを防止されて嵌合さ
れ、かつ図示しない止めねじによって固定されている。
そして、各ピックアップ装置６は、ボディ本体１の上面
１ａに埋め込まれた出力用ジャック２９に電気的に接続
されている。
央には、前記嵌合凹部２２に連通する３つの取付孔２７
が弦３の張設方向に所定の間隔をおいて形成されてお
り、これらの取付孔２７に前記ピックアップ装置６が下
面１ｂ側から上面１ａ側への抜けを防止されて嵌合さ
れ、かつ図示しない止めねじによって固定されている。
そして、各ピックアップ装置６は、ボディ本体１の上面
１ａに埋め込まれた出力用ジャック２９に電気的に接続
されている。
【００１９】さらに、ボディ本体１の上面１ａで後端寄
りの幅方向中央には、前記トレモロ機構５が取付けられ
る穴３０が形成されている。この穴３０は、ボディ本体
１の上面１ａと下面１ｂに貫通して形成され、前記嵌合
凹部２２の終端に連通している。
りの幅方向中央には、前記トレモロ機構５が取付けられ
る穴３０が形成されている。この穴３０は、ボディ本体
１の上面１ａと下面１ｂに貫通して形成され、前記嵌合
凹部２２の終端に連通している。
【００２０】前記トレモロ機構５は、弦３の張力を速い
周期で繰り返し変化させることにより音程を上下させ、
所謂トレモロ効果と称する特殊音響効果を得るようにす
るもので、ボディ本体１上に図１において矢印方向に揺
動自在に配設されたブリッジベース１２を有している。
このブリッジベース１２は、上面に設けた図示しないブ
リッジ本体によって各弦３の一端部を支持し、一側寄り
にはトレモロアーム７が取付けられている。また、ブリ
ッジベース１２は、前記ボディ本体１の上面１ａに立設
した左右２本に支点ねじ３１に前端が前記弦３の張力と
バランスばね１８のばね力とによって圧接されている。
前記バランスばね１８は、引張りコイルばねからなり、
一端が前記連結板２６の先端面に取付金具３２と止めね
じ３３よって係止され、他端が前記ブリッジベース１２
の下面に垂設したばね係止部３６の下端に係止されるこ
とにより、ボディ本体１の嵌合凹部２２と穴２８内に位
置し、前記ブリッジベース１２に前記弦３の張力による
モーメントと逆方向のモーメントを付与している。すな
わち、トレモロ機構５は、ブリッジベース１２をバラン
スばね１８で弦３の張力によるモーメントとバランスさ
せ、トレモロアーム７によってブリッジベース１２を支
点ねじ３１を支点として上下方向に回動させて前記バラ
ンス状態を崩すことにより、弦３の張力を繰り返し変化
させ演奏音にトレモロをかけるように構成されている。
なお、このようなトレモロ機構５は、従来周知（例：実
開平２−１１９３００号公報、実開昭６３−４４８６４
号公報、実開昭６３−３３２４２号公報等）であるた
め、これ以上の詳細な構造については説明を省略する。
周期で繰り返し変化させることにより音程を上下させ、
所謂トレモロ効果と称する特殊音響効果を得るようにす
るもので、ボディ本体１上に図１において矢印方向に揺
動自在に配設されたブリッジベース１２を有している。
このブリッジベース１２は、上面に設けた図示しないブ
リッジ本体によって各弦３の一端部を支持し、一側寄り
にはトレモロアーム７が取付けられている。また、ブリ
ッジベース１２は、前記ボディ本体１の上面１ａに立設
した左右２本に支点ねじ３１に前端が前記弦３の張力と
バランスばね１８のばね力とによって圧接されている。
前記バランスばね１８は、引張りコイルばねからなり、
一端が前記連結板２６の先端面に取付金具３２と止めね
じ３３よって係止され、他端が前記ブリッジベース１２
の下面に垂設したばね係止部３６の下端に係止されるこ
とにより、ボディ本体１の嵌合凹部２２と穴２８内に位
置し、前記ブリッジベース１２に前記弦３の張力による
モーメントと逆方向のモーメントを付与している。すな
わち、トレモロ機構５は、ブリッジベース１２をバラン
スばね１８で弦３の張力によるモーメントとバランスさ
せ、トレモロアーム７によってブリッジベース１２を支
点ねじ３１を支点として上下方向に回動させて前記バラ
ンス状態を崩すことにより、弦３の張力を繰り返し変化
させ演奏音にトレモロをかけるように構成されている。
なお、このようなトレモロ機構５は、従来周知（例：実
開平２−１１９３００号公報、実開昭６３−４４８６４
号公報、実開昭６３−３３２４２号公報等）であるた
め、これ以上の詳細な構造については説明を省略する。
【００２１】前記ボディ本体１の下面１ｂには、前記嵌
合凹部２２と穴３０を覆うカバー４０が複数の止めねじ
４１によって固定されている。
合凹部２２と穴３０を覆うカバー４０が複数の止めねじ
４１によって固定されている。
【００２２】このように本発明に係るネック取付構造
は、ネック２のヒール部２Ａに連結板２６を一体に連設
し、この連結板２６をボディ本体１の下面１ｂ側に設け
た嵌合凹部２２に嵌合して固定するように構成したの
で、ヒール部２Ａの長さＬを図３に示した従来のネック
取付構造に比べて短縮することができる。したがって、
ヒール部２Ａを小さくすることができ、高いポジション
での演奏時に指で弦３を確実に押しつけることができ、
演奏性を向上させることができる。
は、ネック２のヒール部２Ａに連結板２６を一体に連設
し、この連結板２６をボディ本体１の下面１ｂ側に設け
た嵌合凹部２２に嵌合して固定するように構成したの
で、ヒール部２Ａの長さＬを図３に示した従来のネック
取付構造に比べて短縮することができる。したがって、
ヒール部２Ａを小さくすることができ、高いポジション
での演奏時に指で弦３を確実に押しつけることができ、
演奏性を向上させることができる。
【００２３】また、ボディ本体１の上面１ａ側には、ヒ
ール部２Ａの一部が嵌合する小さな凹部２４を設けるだ
けでよいので、上面１ａがすっきりし、ギターの外観を
向上させることができる。なお、この凹部２４はネック
２の左右方向の傾きを防止するためのものであるが、必
ずしも必要ではない。
ール部２Ａの一部が嵌合する小さな凹部２４を設けるだ
けでよいので、上面１ａがすっきりし、ギターの外観を
向上させることができる。なお、この凹部２４はネック
２の左右方向の傾きを防止するためのものであるが、必
ずしも必要ではない。
【００２４】また、ピックアップ装置６をボディ本体１
の下面１ｂ側から取付けるように構成したので、ピック
アップ装置６を固定するための止めねじを上面１ａ側か
ら取付ける必要がなく、ギターの外観をすっきりさせる
ことができる。
の下面１ｂ側から取付けるように構成したので、ピック
アップ装置６を固定するための止めねじを上面１ａ側か
ら取付ける必要がなく、ギターの外観をすっきりさせる
ことができる。
【００２５】さらに、トレモロ機構５のバランスばね３
５の一端を連結板２６に係止したので、トレモロ機構５
に伝達された弦振動をネック２に直接伝達することがで
きる。したがって、弦振動の伝達ロスが少なく、音が長
く持続し、音量、音質を向上させることができる。
５の一端を連結板２６に係止したので、トレモロ機構５
に伝達された弦振動をネック２に直接伝達することがで
きる。したがって、弦振動の伝達ロスが少なく、音が長
く持続し、音量、音質を向上させることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るギター
のネック取付構造は、構造が簡単で高いポジションでの
演奏性を向上させるとともに、音量、音質、音の持続時
間を改善することができ、またボディ本体の上面がすっ
きりしたギターを提供することができ、特にソリッド型
の電気ギターに適用して好適である。
のネック取付構造は、構造が簡単で高いポジションでの
演奏性を向上させるとともに、音量、音質、音の持続時
間を改善することができ、またボディ本体の上面がすっ
きりしたギターを提供することができ、特にソリッド型
の電気ギターに適用して好適である。
【図１】 本発明に係るギターのネック取付構造の一実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
【図２】 同ネック取付構造の分解斜視図である。
【図３】 （ａ）、（ｂ）は従来の従来のソリッド型電
気ギターの平面図およびネック取付構造を示す図であ
る。
気ギターの平面図およびネック取付構造を示す図であ
る。
１…ボディ本体、２…ネック、２Ａ…ヒール部、２Ｂ…
ヘッド部、３…弦、４…糸巻装置、５…トレモロ機構、
６…ピックアップ装置、７…トレモロアーム、１８…バ
ランスばね２２…嵌合凹部、凹部…２４、２６…連結
板。
ヘッド部、３…弦、４…糸巻装置、５…トレモロ機構、
６…ピックアップ装置、７…トレモロアーム、１８…バ
ランスばね２２…嵌合凹部、凹部…２４、２６…連結
板。
Claims (4)
- 【請求項１】 ネックのヒール部に連結板を設け、この
連結板をボディ本体の下面側に固定したことを特徴とす
るギターのネック取付構造。 - 【請求項２】 請求項１記載のギターのネック取付構造
において、 ボディ本体がソリッド型で、下面にネックの連結板が嵌
合するネック取付用凹部を備えたことを特徴とするギタ
ーのネック取付構造。 - 【請求項３】 請求項１または２記載のギターのネック
取付構造において、 ボディ本体の上面でネックの連結板に対応する部分にト
レモロ機構を配設し、前記連結板に前記トレモロ機構の
バランスばねの一端を接続したことを特徴とするギター
のネック構造。 - 【請求項４】 請求項１，２または３記載のギターのネ
ック取付構造において、 ボディ本体の上面でネックの連結板に対応する部分にピ
ックアップ装置を下面側から配設したことを特徴とする
ギターのネック構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001059748A JP2002258865A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ギターのネック取付構造 |
| US10/091,951 US6664453B2 (en) | 2001-03-05 | 2002-03-05 | Guitar neck attachment structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001059748A JP2002258865A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ギターのネック取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002258865A true JP2002258865A (ja) | 2002-09-11 |
Family
ID=18919266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001059748A Withdrawn JP2002258865A (ja) | 2001-03-05 | 2001-03-05 | ギターのネック取付構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6664453B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002258865A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20080173165A1 (en) * | 2007-01-19 | 2008-07-24 | Demars Daniel D | Stringed Musical Instrument with Enhanced Musical Sound |
| US7816592B2 (en) * | 2008-06-16 | 2010-10-19 | Babicz Jeffrey T | Stringed instrument string action adjustment |
| US9865234B2 (en) | 2011-08-16 | 2018-01-09 | Robert P. Denton | Method and apparatus for adjustably associating two components of a stringed musical instrument |
| US9454947B1 (en) | 2016-01-04 | 2016-09-27 | Philip Hart | Guitar having detachable neck |
| JP6981021B2 (ja) * | 2017-03-15 | 2021-12-15 | ヤマハ株式会社 | エレクトリックギターのボディおよびエレクトリックギター |
| US10984769B2 (en) | 2019-07-02 | 2021-04-20 | Daniel Ingolf SPRIEWALD | Reinforcement system to alleviate guitar neck breakage |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3915049A (en) * | 1974-10-21 | 1975-10-28 | Clifford Travis Bean | Stringed musical instrument with aluminum made integral unit |
| JPS552460A (en) | 1978-06-22 | 1980-01-09 | Minolta Camera Kk | Pupil diameter measuring apparatus |
| JPS5536872A (en) | 1978-09-08 | 1980-03-14 | Dainippon Printing Co Ltd | Copy prevention method |
| US4254683A (en) * | 1978-12-08 | 1981-03-10 | David Nulman | Stringed electrical instrument |
| US4896578A (en) * | 1987-12-14 | 1990-01-30 | Marx P J | Neck and body assembly for a stringed instrument |
| US6194644B1 (en) * | 1999-03-17 | 2001-02-27 | Mark G. Hendrickson | Modular electric guitar |
| US6262353B1 (en) * | 1999-12-17 | 2001-07-17 | Patrick Murray | Stringed instrument with improved neck and body attachment |
-
2001
- 2001-03-05 JP JP2001059748A patent/JP2002258865A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-03-05 US US10/091,951 patent/US6664453B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6664453B2 (en) | 2003-12-16 |
| US20020121174A1 (en) | 2002-09-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7446255B2 (en) | Method of processing sounds from stringed instrument and pickup device for the same | |
| JP3447967B2 (ja) | アコースティックギターのブリッジ機構 | |
| US7514614B2 (en) | Electro-acoustic guitar | |
| JP5617526B2 (ja) | 弦楽器のネック固定構造 | |
| EP1617407A1 (en) | Stringed musical instrument equipped with sensors sensitive to vibration components and bridge with built-in sensors | |
| JP2003157078A (ja) | 電気ギター | |
| JP3695035B2 (ja) | 電子シンバル | |
| US4987815A (en) | Acoustic and electric combination guitar | |
| EP1630787B1 (en) | Electric stringed musical instrument equipped with single vibration sensor provided inside its body | |
| JP2000250559A (ja) | 電気弦楽器 | |
| JP2002258865A (ja) | ギターのネック取付構造 | |
| EP1449199B1 (en) | Acoustic guitar with integral bridge | |
| JP6981021B2 (ja) | エレクトリックギターのボディおよびエレクトリックギター | |
| US5567894A (en) | Stringed musical instrument | |
| US20090038461A1 (en) | Saddle for stringed instruments | |
| JP2003330466A (ja) | 電気ギターのボディ構造 | |
| CA1272401A (en) | Stringed instrument | |
| US6774291B2 (en) | Electric guitar or electric bass | |
| JP3014595U (ja) | 電気弦楽器のピックアップ装置 | |
| US20080011146A1 (en) | Saddle For Stringed Instruments | |
| JP3864847B2 (ja) | 振動検出装置、駒および弦楽器 | |
| JP7518576B1 (ja) | 弦楽器保持装置及び単数又は複数弦楽器の配置方法 | |
| JPS6318067Y2 (ja) | ||
| JP3912193B2 (ja) | 弦楽器用駒および電気楽器 | |
| WO2003094146A1 (en) | String instrument with sound enhancing channel extending in the neck |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080122 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090128 |