JP2002258166A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2002258166A
JP2002258166A JP2001060050A JP2001060050A JP2002258166A JP 2002258166 A JP2002258166 A JP 2002258166A JP 2001060050 A JP2001060050 A JP 2001060050A JP 2001060050 A JP2001060050 A JP 2001060050A JP 2002258166 A JP2002258166 A JP 2002258166A
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JP
Japan
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endoscope
subject
lens system
light
objective lens
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Withdrawn
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JP2001060050A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takano
雅弘 高野
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】被写体までの距離に応じて設定した拡大像が得
られる小型な内視鏡装置を提供する。 【解決手段】内視鏡1には、対物レンズ系4で結像した
被写体像を電気信号に変換する撮像素子4cと、被写体
までの被写体距離を測距する測距手段12と、対物レン
ズ系4の可変焦点距離範囲内で倍率が異なる複数の焦点
位置を予め設定し、測距手段12が測距する被写体距離
に応じて前記焦点位置を選択して対物レンズ系4の焦点
合せを行う駆動制御手段7と、被写体に照射する光を内
視鏡先端側に送光する送光ケーブル8とを組込み、ビデ
オプロセッサ2には、被写体に照射する光を調光制御す
る調光部9と、撮像素子4cの撮像信号を信号処理して
映像信号を生成する信号処理部10とを組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、医療及び工業等の分野に用いら
れる内視鏡装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】消化器官の診断に用いられ
る内視鏡装置は、消化器官内壁の観察対象の領域全体を
広角視野で観察した撮像画像を出力するビデオカメラと
しての機能をもつものであり、例えば消化器官内壁を撮
像し、この撮像信号を映像信号に信号処理してモニター
に映し出している。
【0003】この種の内視鏡装置は、対物レンズ系の短
焦点距離側での焦点合せが行われるのみであり、被写体
を拡大して観測するには不充分なものである。
【0004】そこで、微細な病変を部分的に拡大して詳
細に観察する拡大電子スコープが開発されており、この
拡大電子スコープはオートフォーカス機能を備えている
(特開平8−106060号公報、特開平10−165
358号公報参照)。
【0005】しかしながら、特開平10−165358
号公報に開示されたオートフォーカス内視鏡装置は拡大
倍率が固定であるために、通常の観察を拡大観察に切換
えて拡大観察を行う場合に拡大倍率を変化させることが
できない。
【0006】さらに特開平10−165358号公報の
オートフォーカス内視鏡装置では、焦点制御装置と、光
源装置と、ビデオプロセッサとを各機能毎に内視鏡とは
別体のものとして構成しており、これらの設置スペース
を既存の内視鏡装置の設置スペースに加えて確保する必
要があるため、新たに確保する設置スペースのために前
記オートフォーカス内視鏡装置は大型化され、その結果
として内視鏡装置が設置される病理検査室の有効面積を
狭めてしまう。
【0007】さらに、焦点制御装置、光源装置及びビデ
オプロセッサと内視鏡とをそれぞれ別々のコネクタを介
して接続させるため、その接続作業は煩雑である。
【0008】また特開平8−106060号公報に開示
されたオートフォーカス内視鏡装置は、特開平10−1
65358号公報のオートフォーカス内視鏡装置の焦点
制御装置に相当する自動制御装置を内視鏡の操作部に組
込んでいるため、内視鏡が大型化され、内視鏡の操作に
支障を来す虞がある。
【0009】
【発明の目的】本発明は、被写体までの距離に応じて設
定した拡大像が得られる内視鏡装置を得ることを目的と
する。さらに内視鏡の操作に支障を与えず、かつ内視鏡
装置の寸法を大型化させずに、合焦制御を行う駆動制御
手段を組込んだ内視鏡装置を得ることを目的とする。さ
らに内視鏡に組込む機能手段とビデオプロセッサに組込
む機能手段を、内視鏡とビデオプロセッサとを接続する
コネクタを利用して接続する内視鏡装置を得ることを目
的とする。
【0010】
【発明の概要】前記目的を達成するため、本発明に係る
内視鏡装置は、被写体を結像する対物レンズ系を有する
内視鏡と、前記被写体像の画像処理用ビデオプロセッサ
とを組合せた内視鏡装置において、前記内視鏡には、前
記対物レンズ系で結像した被写体像を電気信号に変換す
る撮像素子と、被写体までの被写体距離を測距する測距
手段と、前記対物レンズ系の可変焦点距離範囲内で倍率
が異なる複数の焦点位置を予め設定し、前記測距手段が
測距する被写体距離に応じて前記焦点位置を選択して対
物レンズ系の焦点合せを行う駆動制御手段と、被写体に
照射する光を内視鏡先端側に送光する送光ケーブルとを
組込み、前記ビデオプロセッサには、前記被写体に照射
する光を調光制御する調光部と、前記撮像素子の撮像信
号を信号処理して映像信号を生成する信号処理部とを組
込むことを特徴とする。
【0011】また前記内視鏡と前記ビデオプロセッサと
を接続するコネクタを介して前記送光ケーブルと前記調
光部との間及び前記駆動制御手段と前記信号処理部との
間をそれぞれ接続することが好ましい。
【0012】また前記駆動制御手段は、前記コネクタの
うち前記内視鏡側に設けられるコンタクト部に内蔵する
ことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態を示す
ブロック図である。
【0014】図1に示すように実施形態に係る内視鏡装
置は、被写体を結像する対物レンズ系を有する内視鏡1
と、前記被写体像の画像処理用ビデオプロセッサ2とを
組合せている。
【0015】前記内視鏡1の操作部1cにはユニバーサ
ルケーブル1bが取付けられ、このユニバーサルケーブ
ル1bの一端がコネクタ3を介してビデオプロセッサ2
に接続される。このコネクタ3は、対をなすコンタクト
部3a、3bを有しており、一方のコンタクト部3aが
ユニバーサルケーブル1bの一端部に取付けられ、他方
のコンタクト部3bがビデオプロセッサ2に取付けら
れ、対をなすコンタクト部3aとコンタクト部3bとを
着脱可能に結合することにより、内視鏡1とビデオプロ
セッサ2とがコネクタ3を介して接続される。
【0016】さらに内視鏡1には、対物レンズ系4で結
像した被写体像を電気信号に変換する撮像素子4cと、
被写体までの被写体距離を測距する測距手段12と、対
物レンズ系4の可変焦点距離範囲内で倍率が異なる複数
の焦点位置を予め設定し、測距手段12が測距する被写
体距離に応じて前記設定された焦点位置を選択して対物
レンズ系4の焦点合せを行う駆動制御手段7と、被写体
に照射する光を内視鏡先端側に送光する送光ケーブル8
とを組込む。
【0017】またビデオプロセッサ2には、被写体に照
射する光を調光制御する調光部9と、撮像素子4cの撮
像信号を信号処理して映像信号を生成する信号処理部1
0とを組込む。
【0018】ビデオプロセッサ2に組込まれる前記調光
部9は、自動調光回路9aと絞り駆動回路9bと絞り9
cとランプ9dとを有している。自動調光回路9aは、
信号処理部10から出力される映像信号に基いて画像の
明るさを検出して絞り駆動回路9bに調光制御信号を出
力する。絞り駆動回路9bは、自動調光回路9aからの
調光制御信号に基いて絞り9cの開閉の度合いを制御す
る。絞り9cは絞り駆動回路9bによる制御で開閉度が
制御され、ランプ9dから内視鏡1側に送光される光量
を調節する。ランプ9dからの照射光は調光部9側の送
光光路9eを介して内視鏡1側の送光ケーブル8を導光
され、送光ケーブル8を通して内視鏡1の先端側に設け
られる挿入部1aの端面に送光され、送光ケーブル8の
送光レンズ8aから被写体に向けて照射される。内視鏡
1の挿入部1aは体腔内に挿入されるものであって細径
となっているために、送光ケーブル8は光ファイバ束で
構成することが望ましい。
【0019】またビデオプロセッサ2に組込まれる信号
処理部10は駆動制御手段7を通して出力される撮像信
号を信号処理し映像信号をモニター11に出力する。モ
ニター11は信号処理部10からの映像信号に基いて、
内視鏡1で撮像された被写体の撮像画像を表示面に可視
画像として表示する。
【0020】実施形態では、内視鏡1に送光ケーブル8
及び駆動制御手段7を、ビデオプロセッサ2に調光部9
及び信号処理部10をそれぞれ分離して組込み、送光ケ
ーブル8と調光部9との間及び駆動制御手段7と信号処
理部10との間は、内視鏡1とビデオプロセッサ2とを
接続するコネクタ3を介してそれぞれ接続する。具体的
には、コネクタ3は、対をなすコンタクト部3a、3b
を介して内視鏡1とビデオプロセッサ2とを接続するこ
とに着目して、内視鏡1に取付けられるコンタクト部3
aの端子に送光ケーブル8のケーブル端と駆動制御手段
7の出力端とをそれぞれ結線し、ビデオプロセッサ2に
取付けられるコンタクト部3bの端子に調光部9の送光
光路9eの光路端と信号処理部10の入力端とをそれぞ
れ結線する。
【0021】そして、コネクタ3の対をなすコンタクト
部3aとコンタクト部3bとを接合する際に、コンタク
ト部3aの送光ケーブル8の端子とコンタクト部3bの
送光光路9eの端子との間、及びコンタクト部3aの駆
動制御手段7の端子とコンタクト部3bの信号処理部1
0の端子との間を接合し、送光ケーブル8と調光部9と
の間及び駆動制御手段7と信号処理部10との間を1個
のコネクタ3を介してワンタッチ式で接続する。このコ
ネクタ3は内視鏡1とビデオプロセッサ2とを接続する
コネクタであり、新たなコネクタを追加するものではな
い。
【0022】また実施形態で用いるコネクタ3には、送
光ケーブル8と調光部9とを接続する光路と、駆動制御
手段7と信号処理部10とを接続する電気回路とが併設
されるため、誤挿入を防止する上で、前記光路と前記電
気回路とをコネクタ3の幅(又は径方向)に隔離してい
るから、コネクタ3の幅方向に寸法が拡張される。さら
にコネクタの端子は光信号伝送用と電気信号伝送用との
2種類があり、それぞれの大きさが異なり、寸法が大き
い端子を基準としてコネクタの外形寸法が決定され、コ
ネクタ3の外形寸法が拡張される。以上の事情を考慮す
ると、コネクタ3には、駆動制御手段7を組込むスペー
スが充分に確保されていることとなる。さらにコネクタ
3は、ユニバーサルケーブル1bの変形により加わる機
械的な力に対抗するのに充分な強度を備えることとな
る。
【0023】そこで実施形態では、コネクタ3のうち前
記内視鏡側に設けられるコンタクト部3aは前記駆動制
御手段7を内蔵するのに充分なスペースを備えているこ
とに着目して、駆動制御手段7は、コネクタ3のうち内
視鏡1側に設けられるコンタクト部3aに内蔵してい
る。
【0024】さらに図2に示すように内視鏡1に組込ん
だ対物レンズ系4は、不動レンズ系4aと、可動レンズ
系4bとを有しており、両レンズ系4a及び4bで結像
した被写体像は撮像素子4cにより電気的な撮像信号に
変換される。
【0025】対物レンズ系4の不動レンズ系4aは、内
視鏡挿入部1aの先端部側の定位置に固定して設けら
れ、可動レンズ系4bは不動レンズ系4aに対して光軸
方向に相対移動可能に設置され、撮像素子4cは可動レ
ンズ系4bの後方位置の光軸上に位置して可動レンズ系
4bに対して光軸方向に相対移動可能に設置されてい
る。
【0026】撮像素子4cとしては、実施形態では半導
体デバイスとしての固体撮像素子特にCCD素子(電荷
結合素子)を用いているが、光信号を電気信号に変換で
きる撮像素子であれば特に制限されるものではない。
【0027】駆動手段5及び駆動手段6は、ソレノイ
ド、スッテピングモータ等のアクチュエータからなり、
駆動手段5は駆動制御手段7からの焦点調整信号を受け
て可動レンズ系4bを、駆動制御手段7が対物レンズ系
4の可変焦点距離範囲内で予め設定した倍率が異なる各
焦点位置に移動させ、駆動手段6は駆動制御手段7から
の焦点調整信号を受けてCCD素子4cを、駆動制御手
段7が対物レンズ系4の可変焦点距離範囲内で予め設定
した倍率が異なる各焦点位置に移動させる。
【0028】前記駆動制御手段7に被写体距離データを
出力する測距手段12は図4に示すように、内視鏡1の
先端部端面に対をなす発光素子12aと受光素子12b
とを有し、発光素子12aからの光を投射レンズ系12
cに通して被写体Pに照射し、被写体Pからの反射光を
受光レンズ系12dに通して受光素子12bにスポット
状に集光させ、受光素子12b上での集光位置12eと
受光レンズ系12dの光軸との間の距離をd、受光レン
ズ系12dの焦点距離をf、受光レンズ系12dと投射
レンズ系12cの光軸間距離をL、被写体距離をDとす
る、D=Lf/dの式に基いて被写体距離Dを測距す
る。ここに、被写体距離Dは図4に示すように被写体P
と投射レンズ系12cとの間の距離である。
【0029】したがって駆動制御手段7は、測距手段1
2から出力される被写体距離データとを入力とし、測距
手段12から出力される被写体距離データに基いて直接
フォーカシング情報を検出して、被写体に対する対物レ
ンズ系4及びCCD素子4cの焦点距離を調整する焦点
調整信号を駆動手段5及び駆動手段6に出力し、予め設
定した複数の焦点位置から測距手段12が測距する被写
体距離に応じた焦点位置を選択し、その焦点位置で対物
レンズ系4の焦点合せを行う。ここで、駆動制御手段7
は、内視鏡1の移動範囲が狭いことに着目して、測距手
段12が測距した被写体距離が2mmである場合に拡大
倍率を50倍、3mmである場合に拡大倍率を30倍に
設定しているが、この数値に限定されるものではない。
【0030】さらに駆動制御手段7は、対物レンズ系4
の合焦時点をCCD素子4cが出力する信号の所定周波
数成分を評価値として行うものであり、具体的には駆動
制御手段7は、対物レンズ系4の合焦度合に応じてCC
D素子4cが出力する信号の高周波成分が増減すること
を利用し、図3に示すように前記高周波成分を評価値S
として焦点位置の調整を行う。
【0031】図3(a)に示すように駆動手段5により
可動レンズ系4bが移動されて対物レンズ系4の焦点位
置がCCD素子4cより遠い位置にあると、図3(a)
に示すようにCCD素子4cから出力される信号の高周
波成分が減少し、駆動手段5により対物レンズ系4の焦
点がCCD素子4cの受光面上に合焦されると、図3
(b)に示すようにCCD素子4cから出力される信号
の高周波成分が増加する。
【0032】駆動制御手段7は、対物レンズ系4の合焦
度合に応じてCCD素子4cが出力する信号の高周波成
分が増減することを利用し、図3(a)に示すようにC
CD素子4cから出力される信号の高周波成分が減少す
る場合には対物レンズ系4の焦点位置がCCD素子4c
より遠い位置にあると判断し、駆動手段5で可動レンズ
系4bを光軸方向に移動させて対物レンズ系4の焦点合
せを続行し、図3(b)に示すようにCCD素子4cか
ら出力される信号の高周波成分が増加し、評価値Sが最
大となると、対物レンズ系4の焦点がCCD素子4cの
受光面上に合焦されたと判断して対物レンズ系4の焦点
合せを終了させる。
【0033】一方、図3(c)において駆動手段5によ
りCCD素子4cが可動レンズ系4bから光軸方向に遠
ざけられて対物レンズ系4の焦点位置がCCD素子4c
より手前側にあると、図3(c)に示すようにCCD素
子4cから出力される信号の高周波成分が減少し、また
駆動手段5により対物レンズ系4の焦点がCCD素子4
cの受光面上に合焦されると、図3(b)に示すように
CCD素子4cから出力される信号の高周波成分が増加
する。
【0034】駆動制御手段7は、対物レンズ系4の合焦
度合に応じてCCD素子4cが出力する信号の高周波成
分が増減することを利用し、図3(c)に示すようにC
CD素子4cから出力される信号の高周波成分が減少す
る場合には対物レンズ系4の焦点位置がCCD素子4c
の手前側の位置にあると判断し、駆動手段5で可動レン
ズ系4bを光軸方向に移動させて対物レンズ系4の焦点
合せを続行し、図3(b)に示すようにCCD素子4c
から出力される信号の高周波成分が増加して評価値Sが
最大となると、対物レンズ系4の焦点がCCD素子4c
の受光面上に合焦されたと判断して対物レンズ系4の焦
点合せを終了させる。
【0035】次に本実施形態に係る内視鏡装置の動作に
ついて説明する。まず内視鏡1の細長の挿入部1aが体
腔内に差込まれた状態で被写体に照射される光を調光す
る場合について説明する。ランプ9dからの照射光は送
光ケーブル8を通して、内視鏡1の先端側に設けられる
挿入部1aの端面から被写体に向けて照射されている。
ランプ9dからの光が被写体に照射され対物レンズ系4
で結像された被写体像がCCD素子4cで電気信号に変
換され、駆動制御手段7を通してビデオプロセッサ2の
信号処理部10で信号処理され、この映像信号がビデオ
プロセッサ2の自動調光回路9aに入力する。
【0036】自動調光回路9aは信号処理部10から出
力される映像信号に基いて画像の明るさを検出して絞り
駆動回路9bに調光制御信号を出力し、次いで絞り駆動
回路9bは自動調光回路9aからの調光制御信号に基い
て絞り9cの開閉の度合いを適正な開度に制御する。そ
のためランプ9dからの照射光は適正な開度に制御され
た絞り9cで絞られ、その光量が制限を受け送光ケーブ
ル8を通して内視鏡1の先端側に設けられた挿入部1a
の端面から被写体に向けて照射される。この作用により
適正な明るさの撮像画像が得られるように調光動作が行
われる。
【0037】次にオートフォーカス動作について説明す
る。ランプ9dからの光が被写体に照射され対物レンズ
系4で結像された被写体像がCCD素子4cで電気信号
に変換され駆動制御手段7に入力する。
【0038】すると駆動制御手段7は、測距手段12で
測距した被写体距離のデータを得て、測距手段12から
の被写体距離データに合致する焦点位置を予め設定した
複数の焦点位置から選び出し、その選択データに基いて
駆動手段5及び駆動手段6を制御して可動レンズ系4b
とCCD素子4cとを選択した焦点距離位置に移動させ
る。
【0039】駆動制御手段7は、前記選択された焦点距
離位置でCCD素子4cが出力する撮像信号を得て内視
鏡1による被写体撮像画像のピント(対物レンズ系のピ
ント)がぼけていた場合には被写体に対する対物レンズ
系4の焦点距離を調整する焦点調整信号を駆動手段5に
出力する。駆動手段5は駆動制御手段7からの焦点調整
信号に基いて対物レンズ系4の可動レンズ系4bを操作
して焦点調節が行われる。
【0040】焦点調整が行われて対物レンズ系4のピン
トずれが修正された状態でCCD素子4cに受光された
内視鏡1による被写体撮像画像は、CCD素子4cで電
気信号に変換され駆動制御手段7を通してビデオプロセ
ッサ2の信号処理部10に入力し、信号処理部10で信
号処理され、モニター11の表示面に可視画像として表
示される。
【0041】以上の実施の形態による説明では、医療現
場で用いる内視鏡装置を例にとって説明したが、本発明
の内視鏡装置及び内視鏡並びにビデオプロセッサは工業
用の分野に用いられる内視鏡装置及び内視鏡並びにビデ
オプロセッサにも同様に適用することができるものであ
り、医療用分野のものに限定されるものではない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体までの距離に応じて設定した拡大像を得ることがで
き、術者が希望する拡大倍率で被写体を詳細に拡大観察
することができる。さらに被写体距離に応じて予め設定
された焦点距離位置で焦点合せが行われるため、術者の
負担を軽減することができる。
【0043】さらに内視鏡に送光ケーブル及び駆動制御
手段を、ビデオプロセッサに調光部及び信号処理部をそ
れぞれ分離して組込み、前記送光ケーブルと前記調光部
との間及び前記駆動制御手段と前記信号処理部との間
は、前記内視鏡と前記ビデロプロセッサとを接続するコ
ネクタを介してそれぞれ接続することにより、内視鏡と
ビデオプロセッサとをコネクタで接続する際に前記コネ
クタを用いて、内視鏡内の送光ケーブル及び駆動制御手
段とビデオプロセッサ内の調光部及び信号処理部をワン
タッチ式で接続することができる。
【0044】さらにビデオプロセッサに調光部及び信号
処理部を組込み、これらの調光部及び信号処理部を、内
視鏡とビデオプロセッサとを接続するコネクタで接続す
ることにより、撮像素子からの撮像信号を信号処理部に
直接取り込むことができ、かつ調光部からの光を送光ケ
ーブルに直接導光することができ、内視鏡とビデオプロ
セッサとの間での信号の授受を簡単に行うことができ
る。
【0045】さらに内視鏡とビデオプロセッサとの間に
おいて、撮像素子からの撮像信号と調光部からの光とを
授受する構成を構築することにより、ビデオプロセッサ
を共通にして1台のビデオプロセッサに、拡大機能をも
つ内視鏡と拡大機能を持たない内視鏡とを交換して接続
することができ、ビデオプロセッサの使用価値を拡大す
ることができる。
【0046】さらに駆動制御手段は、内視鏡の操作に干
渉しない内視鏡側に設けられるコンタクト部のスペース
を利用して前記コンタクト部に組込むことにより、先行
例のように内視鏡の操作に支障を来すことがなく、内視
鏡の操作性を向上することができる。
【0047】さらに内視鏡には撮像素子と測距手段と駆
動制御手段と送光ケーブルとを組込み、ビデオプロセッ
サには調光部と信号処理部とを組込むことにより、先行
例のように内視鏡装置に余分な設置スペースを確保する
必要がなく、オートフォーカス機能付き内視鏡装置の寸
法を必要最小限の寸法に抑えることができ、その結果と
して内視鏡装置が設置される病理検査室の有効面積を実
質的に拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る内視鏡装置を示す構
成図である。
【図2】実施形態に係る内視鏡の挿入部の個所を断面し
た断面図である。
【図3】対物レンズ系とCCD素子の出力信号との関係
を示す図である。
【図4】焦点制御手段が備えた測距手段を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 内視鏡 1a 内視鏡の挿入部 2 ビデオプロセッサ 3 コネクタ 3a 3b コンタクト部 4 対物レンズ系 4a 不動レンズ系 4b 可動レンズ系 4c 撮像素子(CCD素子) 5 駆動手段 6 駆動手段 7 駆動制御手段 8 送光ケーブル 9 調光部 10 信号処理部 12 測距手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 1/06 A61B 1/06 A G02B 7/32 G02B 23/24 B 7/36 H04N 5/225 C 7/28 F 23/24 5/232 J H04N 5/225 5/238 Z 7/18 M 5/232 G02B 7/11 B 5/238 D 7/18 H Fターム(参考) 2H040 BA03 BA06 BA11 BA22 CA22 DA12 DA43 GA02 2H051 AA00 BA47 BB20 DA02 EB13 FA61 4C061 AA00 CC06 DD00 FF40 HH52 LL02 NN01 PP13 RR02 RR22 WW03 5C022 AA01 AA08 AB15 AB27 AC69 AC75 5C054 AA01 CB02 CC02 CC07 DA06 EA01 EA03 FF02 HA01 HA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を結像する対物レンズ系を有する内
    視鏡と、前記被写体像の画像処理用ビデオプロセッサと
    を組合せた内視鏡装置において、 前記内視鏡には、前記対物レンズ系で結像した被写体像
    を電気信号に変換する撮像素子と、被写体までの被写体
    距離を測距する測距手段と、前記対物レンズ系の可変焦
    点距離範囲内で倍率が異なる複数の焦点位置を予め設定
    し、前記測距手段が測距する被写体距離に応じて前記焦
    点位置を選択して対物レンズ系の焦点合せを行う駆動制
    御手段と、被写体に照射する光を内視鏡先端側に送光す
    る送光ケーブルとを組込み、 前記ビデオプロセッサには、前記被写体に照射する光を
    調光制御する調光部と、前記撮像素子の撮像信号を信号
    処理して映像信号を生成する信号処理部とを組込むこと
    を特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記内視鏡と前記ビデオプロセッサとを接続するコネク
    タを介して前記送光ケーブルと前記調光部との間及び前
    記駆動制御手段と前記信号処理部との間をそれぞれ接続
    したことを特徴とする内視鏡装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の内視鏡装置において、 前記駆動制御手段は、前記コネクタのうち前記内視鏡側
    に設けられるコンタクト部に内蔵したことを特徴とする
    内視鏡装置。
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