JP2002258097A - 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム - Google Patents

光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム

Info

Publication number
JP2002258097A
JP2002258097A JP2001055445A JP2001055445A JP2002258097A JP 2002258097 A JP2002258097 A JP 2002258097A JP 2001055445 A JP2001055445 A JP 2001055445A JP 2001055445 A JP2001055445 A JP 2001055445A JP 2002258097 A JP2002258097 A JP 2002258097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical signal
light
positioning
input
transmission device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001055445A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Junji Okada
純二 岡田
Kazuhiro Sakasai
一宏 逆井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2001055445A priority Critical patent/JP2002258097A/ja
Publication of JP2002258097A publication Critical patent/JP2002258097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の回路基板、モジュール間の相互通信が
可能で、小型かつシンプルで高い伝送効率を持つ光信号
伝達装置、その光信号伝達装置に用いられる透光性媒
体、およびその光信号伝達装置を複数用いた光データバ
スシステムを提供する。 【解決手段】 光信号伝達装置100は、基板2と、基
板2に配設され光信号を入射および/あるいは出射する
ための入出射部12を有する透光性媒体1とを備える。
ここで、透光性媒体1は、基板2との位置決めを行う為
の位置決め部3を備え、一方、基板2は、位置決め部3
に係合する基準部21を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の回路基板ま
たはデバイス間において光信号の伝送を担う光データバ
スを構成する光信号伝達装置、透光性媒体および光デー
タバスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】(従来の電気バス)超大規模集積回路
(VLSI)の開発により、データ処理システムで使用
する回路基板(ドーターボード)の回路機能が大幅に増
大してきている。回路機能が増大するにつれて各回路基
板に対する信号接続数が増大する為、各回路基板(ドー
ターボード)間をバス構造で接続するデータバスボード
(マザーボード)には多数の接続コネクタと接続線を必
要とする並列アーキテクチャが採用されている。接続線
の多層化と微細化により並列化を進めることにより、並
列バスの動作速度の向上が図られてきた。しかし接続配
線間容量や接続配線抵抗に起因する信号遅延により、シ
ステムの処理速度が並列バスの動作速度によって制限さ
れることもある。また、並列バス接続配線の高密度化に
よる電磁ノイズ(EMI:Electromagnet
ic Interference)の問題もシステムの
処理速度向上に対しては大きな制約となる。そこで、主
に幹線系で脚光を浴びている光インターコネクション
が、基板間の電気配線の分野にも応用されるようになっ
てきている。
【0003】(従来の光インターコネクション) 1.隣接間の空間伝播 従来提案された様々な形態の光インターコネクション技
術のうち、特開平2−41042号公報には発光/受光
デバイスを用いた光データ伝送方式が考案されている。
特開平2−41042号公報では、各回路基板の表裏両
面に発光/受光デバイスを配置し、システムフレームに
組み込まれた隣接する回路基板上の発光/受光デバイス
間を空間的に光で結合した、各回路基板相互間のループ
伝送用の直列光データ・バスが提案されている。この方
式では、ある1枚の回路基板から送られた信号光が隣接
する回路基板で光/電気変換され、さらにその回路基板
でもう一度電気/光変換されて、次に隣接する回路基板
に信号光を送るというように、各回路基板が順次直列に
配列され各回路基板上で光電気変換、電気/光変換を繰
り返しながらシステムフレームに組み込まれたすべての
回路基板間に伝達される。この為、信号伝達速度は各回
路基板上に配置された受光/発光デバイスの光/電気変
換・電気/光変換速度に依存すると同時にその制約を受
ける。また、各回路基板相互間のデータ伝送には、各回
路基板上に配置された受光/発光デバイスによる、自由
空間を介在させた光結合を用いている為、隣接する光デ
ータ伝送路間の干渉(クロストーク)が発生しデータの
伝送不良が予想される。また、システムフレーム内の環
境、例えば埃などにより信号光が散乱することによりデ
ータの伝送不良が発生することも予想される。
【0004】2.Point to Point伝送 特開昭61−196210号公報では、プレート表面に
配置された回折格子、反射素子により構成された光路を
介して回路基板間を光学的に結合する方式が考案されて
いる。この方式では、1点から発せられた光を固定され
た1点にしか接続できないために、電気バスの様に全て
の回路基板間を網羅的に接続することができない。
【0005】また、特開2000−81524号公報に
は、同一基板上の、一対の発光受光素子間の光送受信
を、基板に設けた貫通穴を通して行う発明が開示されて
いる。同一面にある発光受光素子間の通信も、二つの貫
通穴と光導波路を使うことによって実現する。しかし、
この発明においては、バックプレーンバスのように複数
のチップあるいはドーターボード間を接続して通信を行
うことはできず、また一つのチップあるいはドーターボ
ードから複数のチップあるいはドーターボードへのブロ
ードキャスト通信ができない。
【0006】3.分岐素子を用いた伝送 また、分岐素子を具備した光接続装置を使用した各回路
基板相互間のデータ伝送に関しても、いくつかの特許が
考案されている。特開昭58−42333号公報では、
ハーフミラーを複数使用した回路基板相互間のデータ伝
送の例が示されている。しかしながら、ハーフミラーを
複数用いた場合、装置が大型化し、各ミラー毎に発光/
受光デバイスとの光学的位置合わせが必要となる。ま
た、ハーフミラーを通過した伝送光は、入射に対してほ
ぼ半分の光強度となるため、複数回、分岐・伝送を繰り
返すと光強度が微弱となり、受光デバイスでの十分な光
強度が得られなくなり、信号伝送が不可能になるという
問題がある。
【0007】特開平4−134415号公報では、複数
個のレンズが形成されたレンズアレイの側面より信号光
を入射し、各々のレンズより出射する方式が考案されて
いる。この方式では、光の入射位置に近いレンズほど出
射光量が大きくなる為に、入射位置と出射位置との位置
関係により出射信号の強度のバラツキが懸念される。ま
た、側面から入射した光が対向する側面から抜けてしま
う割合も高い為、入射光量の利用効率も低い。
【0008】また、分岐された信号光の強度を均一化す
るスターカプラが、特開平9−184941号公報に開
示されている。このスターカプラは、概略的には複数の
光ファイバの片端を束ねて固定し、その一方の端面に複
数の光ファイバを覆う広さの導光路を当接し、他方の端
面に光拡散反射手段を備えている。このようなカプラを
用いて回路基板相互間のデータ伝送を行う場合、接続基
板数が多くなると受発光素子と接続するファイバの本数
が多くなり、構成が複雑になり、装置が大型化するとい
う問題が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような問題を解
決する手段として、我々は新たな光信号伝達装置を出願
した(特願2000−252661号公報)。特願20
00−252661号公報に記載した光信号伝達装置
は、一端に複数の段差を設けることにより形成された、
光信号を入射及び出射するための複数の入出射部を有す
る透光性媒体と、前記複数の入出射部方向に反射する反
射手段とを備えている。これにより複数の回路基板、モ
ジュール間の相互通信が可能な光信号伝達装置を、シン
プルな構成で実現することができるものである。
【0010】しかしながら、透光性媒体が設けられる基
板には、入出射部を備えた回路基板やモジュールも直接
あるいは間接的に設置されることになるため、基板に透
明性媒体を取り付ける際のずれは、複数の入出射部と回
路基板等に設けられた発・受光素子や光ファイバ端部等
との位置ずれの原因となってしまう。特に特願2000
−252661に示されている光信号伝達装置のよう
に、透光性媒体との端部に位置する入出射部に透光性媒
体に傾斜した(例えば45度)光信号の入出射面が形成
される場合においては、傾斜面の先端を位置決めに用い
ることは困難な場合がある。即ち、図9(A)、(B)
に示すように透光性媒体1を固定するために基板2の落
とし込み部となる凹部7を設ける場合には、この傾斜部
を凹部7の内壁に突き当てて位置決めしようとすると、
突き当ての際に透光性媒体1が傾斜に従って浮き上がっ
てしまう場合があり、位置精度および固定が不十分にな
る可能性がある。特に凹部7の深さを透光性媒体1の厚
みと同等または厚みよりも浅く設計した場合にはこの問
題が顕著となる。また、位置決めとして、入出射部12
と対向する反射手段側を突き当て側として用いることも
考えられるが、入出射部から離れた位置にある反射手段
側が位置決めの基準となるため、透光性媒体の長手方向
での製造公差が大きく影響することとなり、反射手段の
他端に位置する入出射部との位置合わせ精度が悪くなる
可能性がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、複数の回路基
板、モジュール間の相互通信が可能で、小型かつシンプ
ルで高い伝送効率を持つ光信号伝達装置、その光信号伝
達装置に用いられる透光性媒体、およびその光信号伝達
装置を複数用いた光データバスシステムを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の光信号伝達装置は、基板と、前記基板に配設
され、光信号を入射および/または出射するための入出
射部を有する透光性媒体を備えた光信号伝達装置におい
て、前記透光性媒体は、前記基板との位置決めを行う為
の位置決め部を備え、前記基板は、前記位置決め部に係
合する基準部を備える。
【0013】また、本発明の透光性媒体は、光信号を入
射及び/または出射するための入出射部と、配設される
基板との位置決めを行う為の位置決め部を備える。ま
た、本発明のデータバスシステムは、この透光性媒体
と、透光性媒体の位置決め部と係合する基準部および前
記光信号を入出力する入出力手段を接続する接続部を有
する基板とを備えたことを特徴とする光データバスシス
テム。を備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1(A)は、本実
施の形態に係る光信号伝達装置100の概略図である。
光信号伝達装置10は、端面に光拡散シート11が設け
られた入出射部12と、その対向側に鏡面反射層が形成
された反射部14を備えている。入射部12は、先端に
コネクタ挿入部51が設けられた光ファイバ束5の先端
と対向しており、この部分から入射される光信号を拡散
し、拡散した信号光は反射部14に伝達し、反射部14
で反射した信号光は再度入出射部12から出射して、光
ファイバに入射することで、同時に複数のファイバに同
じ信号光を伝送することが可能としている。さらに、透
光性媒体1およびコネクタ挿入部51と結合するコネク
タ4を固定する基板2を備えている。また、図1(B)
に示すように、取り付け基板2と対向する透光性媒体の
下面側、略中央には円柱状の凸部形状の位置決め部3が
形成されており、一方この位置決め部3が係合する凹部
21が基板2に設けられている。なお、この位置決め部
3は、透明性媒体1を成形する際に一体に形成した。
【0016】透光性媒体1は、位置決め部4を基板上の
基準部となる凹部21に嵌め込み、基準とする凹部の内
壁に突き当てた後、接着剤や止め具等適宜用いることで
透明性媒体を基板に固定する。これにより、入出射部1
2と光ファイバ束5の端面との間隔を精度良く決定する
ことができる。このため、間隔の変動に伴う光信号の強
度変動や、入射光の拡散幅の変動を抑えることが可能と
なる。なお、位置決め部3は、突起にかかわらず凹部に
してもよく、またその形状を角柱、三角柱状にしてもよ
い。突起の数は複数でも構わないが、位置決めには1つ
を基準とするほうが好ましい。また、凸部は射出成形時
に樹脂を注入するゲート部に設けると、ゲート部分で発
生しやすい散乱や屈折など透光性媒体の信号光伝送に与
える影響が低下させることができる面で好ましい。
【0017】(第2の実施の形態)図2は本実施の形態
に係る光信号伝達装置100であり、透光性媒体として
は、特願2000−252661に記載されたものと同
様に、一端に複数の段差を設けることにより形成され
た、光信号を入射及び出射するための複数の入出射部1
2を有するものであり、複数の入出射部方向に反射する
拡散反射面15を備えている。入出射部12には、透光
性媒体1の厚み方向に45度の傾斜面16が形成されて
おり、この上方から入射した光信号はこの傾斜面16で
反射して、拡散反射面15に向けて入射信号光を反射す
る。拡散反射面15においては、例えばビーム整形ディ
フューザー:LSD(Physical Optics
Corporation社製)で形成された図示しな
い拡散シートが設けられており、ここで反射した信号光
は拡散して再度傾斜面16で反射され、透光性媒体1の
厚み方向に光りの進路を変化させ、透光性媒体1から出
射させる。
【0018】透光性媒体1が取りつけられる基板2には
予め回路基板6が取りつけられるコネクタ4が固定され
ており、このコネクタ4に回路基板の図示しないコネク
タ挿入部を挿入することで、回路基板に設けられた発光
素子あるいは/および受光素子8が入出射部12に対応
する位置で対向するように構成されている。なお、コネ
クタ4には必要に応じて回路基板に対して電力を供給す
る配線や電気信号配線を設けてもよい。本実施形態にお
ける透光性媒体1には、その側部に突出した角柱状の位
置決め部3が設けられている。一方基板側には、入出射
部12との位置関係の基準部となる角柱状の凸部21が
形成されている。基準部21は透光性媒体の長さ方向で
は位置決め部3の側面と接し、幅方向では透光性媒体の
側面と線接触している。このように透明性媒体を位置決
めした後、透明性媒体を接着剤あるいは固定部材を介し
て固定する。
【0019】このように構成することで、複数の入出射
部12を2次元方向に渡って、位置決めすることが可能
になり、回路基板6を取りつけた際に、対向する発光・
受光素子と複数の入出射部との位置関係を高精度に配置
することができる。また、位置決め部3を透光性媒体の
長さ方向で複数の入出射部12が設けられた位置より反
射面15側に設けると、位置決め部3の影響を複数の出
射部12に分散させることができる点で好ましい。特
に、本実施形態においては、傾斜部を有する端部あるい
は入出射部と離間した透光性媒体の端部を位置決めの基
準として用いずに、透光性媒体に一体とされ、これらの
間に設けられた位置決め部3を用いるため、透光性媒体
の長手方向(信号光の入出射部と反射部を結ぶ方向)で
の高精度の位置決めが行なえることとなる。また、本実
施形態において、位置決め部を透光性媒体の上辺に設け
た例を示したが、透光性媒体の輪郭となる側部のうち、
反射部15と複数の入出射部12の一つとを結ぶ側部の
中で長い方の側部側に位置決め部3を形成することが好
ましい。即ち、図2においては透光性媒体1の側部の
内、上辺と下辺を比べて下辺の方が長いので下辺側に設
けることが好ましい。短辺側に配置すると位置決め部3
は入出射部12の近傍に配置せざるを得ず、位置決め部
3が信号光の伝送への影響してしまうからである。長辺
側に配置する場合には信号光の伝送への影響が少なくで
きる。なお、位置決め部3は長辺のなるべく中間に設け
ることが、信号光の伝送への影響低減と位置精度の改善
の効果を得る上では好ましい。
【0020】なお、第1の実施形態と同様に位置決め部
3の形状は四角柱に限られず、円柱、多角柱でもよく、
また凸部に限られずに凹部でもよい。円柱形状である場
合には位置決め部3と1点で接触するため、特に透光性
媒体1の長さ方向での位置合わせ精度を高めるのに有効
である。
【0021】(第3の実施の形態)図3は本実施の形態
に係る光信号伝達装置に用いる透光性媒体1を示してお
り、位置決め部3の位置以外は第2の実施形態と同じで
ある。本実施形態では、位置決め部3を入出射部12の
形成された段差部に設けている。本実施形態において
も、複数の入出射部12を2次元方向に渡って、位置決
めすることが可能になり、回路基板を取りつけた際に、
対向する発光・受光素子と複数の入出射部との位置関係
を高精度に配置することができる。また、位置決め部3
を透光性媒体1の段差部に設けることにより、入出射部
12と位置決め部3との透光性媒体1の長手方向の距離
が短くできるため、長手方向での製造交差に基づく位置
ずれを低減することができる。
【0022】なお、本実施形態においては、段差部の先
端に位置決め部3を設けたが、段差部に位置決め部3を
配設する場合には、透光性媒体の長手方向において、複
数の入出射部の最も中央部に位置する2つあるいは3つ
の入出射部の間に設けることが好ましい。即ち、入出射
部3が4つあるときには内側の2つの入出射部3の間
に、入出射部3が5つあるときには内側の3つの入出射
部3の間に設けることが好ましい。このようにすること
により、複数の入出射部の製造上の交差による位置ずれ
の影響を最も低減させることができる。
【0023】(第4の実施の形態)図4は本実施の形態
に係る光信号伝達装置に用いる透光性媒体1を示してお
り、位置決め部3の形状を入出射部側を直角とする直角
三角形形状とした点以外は第3の実施形態と同じであ
る。半導体レーザ(LD)からの入射光は紙面の上面か
ら入射し傾斜角45度の傾斜部にて反射した後、反射部
15に向かう。透光性媒体の厚さおよび段差部先端の幅
を1mm、入出射部12のサイズを1×1mm、LDの
発散角と6°としたとき、LDの位置ずれに伴い、位置
決め部3に入射光が入射して光の利用効率の低下を防止
する必要がある。現実的な取り付け精度から予測する
と、LDの縦横方向での位置ずれは最大0.25mm、
発散角のずれは最大3°程度である。複数の入出射部1
2のうち最も先端にある入出射部12から位置決め部3
までの距離をXとしたとき、LDからの信号光が位置決
め部3に入らない条件は、(X+0.25+0.5)×
tan(3+3)<0.25、即ちX<1.63とする
必要がある。
【0024】次に、上の条件で入出射部12の先端から
位置決め部3までの距離によって生じる結合損失をシュ
ミレートした結果を図5に示す。なお、ここでLDと透
光性媒体1との距離は1.3mmとしている。この図か
らわかるように、位置決め部3が先端から離れることに
よって結合損失は増加してしまう。従って、突起部の位
置は先端に近づけることが好ましい。
【0025】(第5の実施の形態)図6は本実施の形態
に係る光信号伝達装置に用いる透光性媒体1を示してお
り、位置決め部3の形状を入出射部側を直角とする直角
三角形形状とした点以外は第2の実施形態と同じであ
る。入出射部のサイズを1×1mmとした場合、入出射
部12−1から信号光を入射し、入出射部12−2から
信号光を取り出す場合、位置決め部3に最も近く位置す
る入出射部12−2の出力に対する影響は相対的に大き
くなる。
【0026】図7は、入出射部12−2の端部から位置
決め部3の入出射部12−2側の端部までの距離をfと
したときの、入出射部12−2の結合損失を示してい
る。これから明らかなように、fが4mm以下となると
急激に結合損失が増加する。従って、fは4mm以上に
する必要がある。ただし、2つの入出力部12の間隔以
下である必要がある。
【0027】(第6の実施の形態)図8は、本実施の形
態に係る光データバスシステム200を示している。透
光性媒体1としては、第2の実施形態に用いたものと同
じものを使用しており、これを4つ並置している。各透
光性媒体1にはそれぞれ位置決め部3が設けられてお
り、それぞれの位置決め部に対応して、基板上には位置
決め部と係合する凸部22が設けられている。また基板
上には複数の透光性媒体の入出射部12に1つの回路基
板6に設けられた発光・受光素子が対向して位置するよ
うに、図示しない基板側のコネクタ挿入部と接続される
コネクタ4が設けられている。コネクタ4は回路基板6
ごとに設けられているが煩雑になるので1つだけ代表し
て記載してある。
【0028】本実施形態においては、回路基板6が複数
の透光性媒体1の入出射部12に対向するように位置決
めをしなければならない場合において、それぞれ位置決
め部3を基板上の基準部21に対し基準となる位置決め
部3を係合するため、回路基板6の接続の際に複数の入
出射部3との位置決めを精度良く行うことができる。な
お、本実施形態は全ての透光性媒体に対して位置決め部
3を設けたが、一部の透光性媒体だけに設けて、他の透
光性媒体を位置決め部を有する透光性媒体に予め固定す
るなどしても構わない。また、透光性媒体は基板上に配
設するだけでなく、基板の落とし込み用の凹部を設けて
その中に配置してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、透光性媒体と光信号の
入出射を担う受発光素子との位置合わせを精度よく行う
ことが可能となり、回路基板、モジュール等に設けられ
た発光・受光素子との結合効率を向上することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明の第1の実施形態に係
る光信号伝達装置の概略図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る光信号伝達装置
の概略図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る透光性媒体の概
略図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る透光性媒体の概
略図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る透光性媒体のシ
ュミレーション結果を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る透光性媒体の概
略図である。
【図7】本発明の第5の実施形態に係る透光性媒体のシ
ュミレーション結果を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態に係る光データバスシ
ステムの概略図である。
【図9】(A)、(B)は本発明の技術課題に関する説
明図である。
【符号の説明】
1 透光性媒体 11 拡散シート 12 入出射部 14 反射部 15 拡散反射面 2 基板 21 基準部 3 位置決め部 4 コネクタ 5 光ファイバ束 51 コネクタ挿入部 6 回路基板 7 凹部 8 発光・受光素子 100 光信号伝達装置 200 光データバスシステム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逆井 一宏 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 BA31 CA39

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板に配設され、光信号を
    入射および/または出射するための入出射部を有する透
    光性媒体を備えた光信号伝達装置において、前記透光性
    媒体は、前記基板との位置決めを行う為の位置決め部を
    備え、前記基板は、前記位置決め部に係合する基準部を
    備えたことを特徴とする光信号伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部は、前記透光性媒体の長
    手方向の略中央部に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の光信号伝達装置。
  3. 【請求項3】 前記透光性媒体は、その一端に前記入出
    射部を有し、前記入出射部は傾斜部を備えることを特徴
    とする請求項1記載の光信号伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記透光性媒体は、その一端に複数の前
    記入出射部を構成するための複数の段差を有し、その他
    端には、前記入出射部から入射された光信号を、前記複
    数の入出射部方向に反射する反射手段とを備えたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光信号伝達
    装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め部が、前記透光性媒体の前
    記反射手段と前記複数の入出射部の中で最も前記反射手
    段寄りに位置する入出射部との間に設けられたことを特
    徴とする請求項4記載の光信号伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め部が、前記透光性媒体の長
    手方向において前記複数の入出射部の最も中央部に位置
    する2つあるいは3つの入出射部の間に設けられたこと
    を特徴とする請求項4記載の光信号伝達装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め部が、前記透光性媒体の複
    数の段差の内、最も先端に位置する段差に形成されたこ
    とを特徴とする請求項4記載の光信号伝達装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め部が、前記透光性媒体の輪
    郭を構成する側部であって、前記反射手段と前記複数の
    入出射部とを結ぶ側部の中で長い方の側部側に設けられ
    たことを特徴とする請求項4記載の光信号伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記位置決め部が、前記透光性媒体と一
    体成形されてなることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の光信号伝達装置
  10. 【請求項10】 前記透光性媒体を射出成形により作製
    するためのゲートに対応する位置に前記位置決め部が形
    成されてなることを特徴とする請求項1記載の光信号伝
    達装置。
  11. 【請求項11】 光信号を入射及び/または出射するた
    めの入出射部と、配設される基板との位置決めを行う為
    の位置決め部を備えたことを特徴とする透光性媒体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の透光性媒体と、前
    記透光性媒体の位置決め部と係合する基準部および前記
    光信号を入出力する入出力手段を接続する接続部を有す
    る基板とを備えたことを特徴とする光データバスシステ
    ム。
JP2001055445A 2001-02-28 2001-02-28 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム Pending JP2002258097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001055445A JP2002258097A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001055445A JP2002258097A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002258097A true JP2002258097A (ja) 2002-09-11

Family

ID=18915631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001055445A Pending JP2002258097A (ja) 2001-02-28 2001-02-28 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002258097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296445A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Aica Kogyo Co Ltd 光データバス固定基板及び光バックプレーンボード

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296445A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Aica Kogyo Co Ltd 光データバス固定基板及び光バックプレーンボード

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7039274B2 (en) Light signal transmitting device and signal processing device
US6792213B1 (en) Optical signal transmitting apparatus, optical data bus system and signal processing apparatus
US5987198A (en) Optical bus and optical bus production method including a plurality of light transmission paths
Berger et al. Challenges for the introduction of board-level optical interconnect technology into product development roadmaps
JP3837980B2 (ja) 光分岐装置及びこれを用いた光バス回路
JP2002258097A (ja) 光信号伝達装置、透光性媒体および光データバスシステム
JP3752981B2 (ja) 光信号伝達装置、光データバスシステム、及び信号処理装置
JP3988357B2 (ja) 光バス回路基板
JPH10123374A (ja) 光バスおよび信号処理装置
JP3815186B2 (ja) 信号処理回路および光バス装置
JP3785919B2 (ja) 光信号伝達装置、光データバスシステム、及び信号処理装置
JP3925081B2 (ja) 光結合装置
JP3752967B2 (ja) 光分岐装置
JP2003066281A (ja) 光コネクタ、光ダミーコネクタおよび光インタコネクション装置
JP2002040302A (ja) 光バス回路システム
JP2002243973A (ja) 光バス回路基板
JP3941578B2 (ja) 光伝送装置及び光データバスシステム
WO2012017318A2 (en) Optical coupling system
JP2002131591A (ja) 光信号伝達装置及び透光性媒体への光入射方法
JP3820881B2 (ja) 光信号伝達装置
JP3752977B2 (ja) 光データバス及び光電気混載基板
JP3918454B2 (ja) 透光性媒体の製造方法および光信号伝達装置
JP3896720B2 (ja) 光データバス及び信号処理装置
Shiraishi et al. 24-ch microlens-integrated no-polish connector for optical interconnection with polymer waveguides
Wirz et al. Combining optical and electrical design constraints in the HOLMS opto-electronic MCM components

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530