JP2002257959A - 交換時期報知装置、交換時期報知方法および寿命予知装置 - Google Patents

交換時期報知装置、交換時期報知方法および寿命予知装置

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JP2002257959A
JP2002257959A JP2001259279A JP2001259279A JP2002257959A JP 2002257959 A JP2002257959 A JP 2002257959A JP 2001259279 A JP2001259279 A JP 2001259279A JP 2001259279 A JP2001259279 A JP 2001259279A JP 2002257959 A JP2002257959 A JP 2002257959A
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electrolytic capacitor
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Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
Takeshi Yamada
武 山田
Takeshi Noguchi
毅 野口
Kaoru Ando
薫 安藤
Yoshitaka Murakami
佳隆 村上
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の機器などの組み込まれる基板や部品等
の交換時期を、その使用環境を加味して安価な構成で報
知できるようにする。 【解決手段】 交換時期報知の対象物である電解コンデ
ンサと同様の電解コンデンサ3を用いて積分回路11を
構成し、発振回路10の発振出力を積分し、その積分出
力が比較回路12の基準レベルを超えたときには、電解
コンデンサ3の容量抜けによる交換時期であるとしてヒ
ューズ5を溶断させて間接的に対象物である電解コンデ
ンサの交換時期を報知するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の機器あるい
は各種の機器に組み込まれる基板や部品等の交換時期を
知らせるのに好適な交換時期報知装置、交換時期報知方
法およびそれらの寿命を予知する寿命予知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、蛍光灯のように一定期間
の使用で交換が必要な部品を備える設備の保守メンテナ
ンスを行う場合には、メンテナンスが必要な部品の通電
時間を一つの目安とし、或る一定時間設備が稼動されて
通電されると、メンテナンスが必要な部品の交換をする
という管理方法が広く行われてきた。
【0003】このような管理方法においては、設備の稼
動時間を積算して表示する電子タイマが使用されてい
る。この種の電子タイマは、図12に示されるように、
設備が稼動している間、入力回路40に信号が与えら
れ、その間、計時回路の発振回路41で発生したパルス
を、マイコンや専用のICなどの計数回路42で計数
し、その積算値を、設備の稼動経過時間値として表示回
路43に表示するものである。これによって、交換時期
や交換時期までの残存寿命などを知ることができる。
【0004】そして、電子タイマが無通電中であっても
計数した稼動経過時間値が消えないように稼動経過時間
値を記憶した電子回路自体を電池44でバックアップし
たり、電子タイマへの電源供給が必要なタイプでは、電
断直前の稼動経過時間値を、不揮発性メモリに記憶した
りしておくことが必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
電子タイマでは、マイコンや専用のICなどの計数回路
および計数値を保持するための電池やメモリなどを必要
とするために高価となり、設備を構成する個々の機器毎
にその保守やメンテナンスのために、かかる電子タイマ
を個別に使用することは経済効果的に困難であった。
【0006】また、所定期間の使用によって廃棄される
機器、例えば、1年間の使用によって廃棄されるパチン
コ台などにおいては、それに組み込まれる基板の内、再
利用できる基板を、安価な構成で簡単に選別できるよう
にすることが望まれており、かかる用途において、上述
のような高価な電子タイマを設けて基板の稼動時間を積
算表示するのは実用的でない。
【0007】一方、設備でよく使用される電源回路を有
する制御機器では、その保守交換は、単にその稼動時
間、すなわち、通電時間だけで規定することができず、
その制御機器の使用温度等の使用環境を考慮したメンテ
ナンス時期の設定を行うことが必要であり、単に設備の
稼動時間のみを計測する電子タイマでは不十分である。
【0008】本発明は、上述のような点に鑑みて為され
たものであって、各種の機器あるいは各種の機器に組み
込まれる基板や部品等の交換時期を、安価な構成で報知
でき、さらには、使用環境も加味して報知できるように
することを主たる目的とし、また、各種の機器あるいは
基板や部品等の残存寿命といった寿命の予知をできるよ
うにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0010】すなわち、本発明の交換時期報知装置は、
対象物の交換時期を報知する交換時期報知装置であっ
て、前記対象物に対応した電気特性を有するとともに、
該対象物の稼動に応じて稼動される測定体と、前記測定
体の稼動状態を検出して予め設定されている稼動状態と
なったときに、検出出力を与える検出手段と、前記検出
出力に応答して交換時期を報知する報知手段とを備えて
いる。
【0011】ここで、対象物とは、交換時期を報知すべ
き対象となるものをいい、例えば、電解コンデンサ等の
部品、部品が実装された基板、電源装置等の装置や機器
などの各種の交換されるものをいう。
【0012】また、対象物に対応した電気特性を有する
測定体とは、測定体から対象物の交換時期を間接的に把
握できるような類似した電気特性を有するものをいい、
例えば、対象物が電解コンデンサであれば、対応した電
気特性を有する測定体は、電解コンデンサや電池などの
類似した容量特性を有するものをいう。
【0013】本発明によると、対象物に対応した電気特
性の測定体を、対象物と同様に稼動させてその稼動状態
を検出し、それに基づいて対象物の交換時期を間接的に
検知して報知するので、稼動時間を積算する計数回路な
どが不要になって回路構成が簡素化される。また、対象
物に対応した電気特性の測定体を、対象物と同様の環境
において稼動させることにより、使用環境を加味して交
換時期を報知することができる。
【0014】本発明の一実施態様においては、前記測定
体がコンデンサであり、前記検出手段で検出される前記
稼動状態が、前記コンデンサの容量状態に対応したもの
である。
【0015】本発明によると、対象物に対応する電気特
性のコンデンサを、対象物と同様に稼動させてその容量
状態から対象物の交換時期を報知することができる。
【0016】本発明の他の実施態様においては、前記測
定体が電池であり、前記検出手段で検出される前記稼動
状態が、前記電池の電圧状態に対応したものである。
【0017】本発明によると、対象物に対応する電気特
性の電池を、対象物と同様に稼動させてその電圧状態か
ら対象物の交換時期を報知することができる。
【0018】本発明の好ましい実施態様においては、前
記対象物が、電源回路の電解コンデンサである。
【0019】本発明によると、電源回路において、最も
早く寿命に達する電解コンデンサの交換時期を報知する
ことができる。
【0020】本発明の他の実施態様においては、前記対
象物および当該交換時期報知装置が、同一の基板に搭載
され、前記基板は、所定期間の使用で廃棄される機器に
組み込まれるものである。
【0021】本発明によると、対象物に対応する電気特
性の測定体を備える当該交換時期報知装置が、対象物と
同一の基板に搭載されて同様に稼動されるので、使用温
度等の使用環境を加味した交換時期の報知が可能とな
り、また、所定期間の使用によって機器が廃棄される時
点で、対象物が交換時期に達していないときには、再利
用を図ることができる。
【0022】本発明の好ましい実施態様においては、前
記報知手段は、前記検出出力によって溶断するヒューズ
である。
【0023】本発明によると、電源を必要とせずに、ヒ
ューズが溶断しているか否かによって対象物が交換時期
に達しているか否かを知ることができる。
【0024】本発明の他の実施態様においては、前記報
知手段は、前記検出出力によって発熱する発熱体および
該発熱体の発熱によって変色する感熱体である。
【0025】本発明によると、電源を必要とせずに、感
熱体が変色しているか否かによって対象物が交換時期に
達しているか否かを知ることができる。
【0026】本発明の交換時期報知方法は、基板に搭載
された対象物の交換時期を報知する交換時期報知方法で
あって、前記基板は、所定期間の使用によって廃棄され
る機器に組み込まれるものであり、前記対象物に対応し
た電気特性を有する測定体を、前記対象物の稼動に応じ
て稼動させ、前記測定体の稼動状態を検出して予め設定
されている稼動状態となったときに、交換時期を報知す
るものである。
【0027】本発明によると、対象物に対応した電気特
性の測定体を、対象物と同様に稼動させてその稼動状態
を検出し、それに基づいて対象物の交換時期を間接的に
検知して報知するので、稼動時間を積算する計数回路な
どが不要になって回路構成が簡素化される。
【0028】本発明の一実施態様においては、前記測定
体は、前記基板に搭載され、前記所定期間の使用の後
に、交換時期に達していないときには、前記基板が再利
用されるものである。
【0029】本発明によると、対象物に対応した電気特
性の測定体を、対象物が搭載された基板に搭載して稼動
させることにより、使用環境を加味して交換時期を報知
することができる。また、所定期間の使用で廃棄される
機器から再利用できる基板を容易に選別して再利用でき
ることになる。
【0030】本発明の寿命予知装置は、対象物の寿命を
予知する寿命予知知装置であって、前記対象物に対応し
た電気特性を有するとともに、該対象物の稼動に応じて
稼動される測定体と、前記測定体の稼動状態を検出して
稼動状態に対応する検出出力を与える検出手段とを備
え、前記検出出力に基づいて、前記対象物の寿命を予知
するものである。
【0031】ここで、対象物とは、寿命を予知すべき対
象となるものをいい、例えば、電解コンデンサ等の部
品、部品が実装された基板、電源装置等の装置や機器な
どの各種の交換されるものをいう。
【0032】また、対象物に対応した電気特性を有する
測定体とは、測定体から対象物の寿命を間接的に把握で
きるような類似した電気特性を有するものをいい、例え
ば、対象物が電解コンデンサであれば、対応した電気特
性を有する測定体は、電解コンデンサや電池などの類似
した容量特性を有するものをいう。
【0033】また、寿命の予知とは、残存寿命を予知す
る場合に限らず、それまでの稼動経過時間を予測して間
接的に残存寿命を予知できる場合も含むものである。
【0034】本発明によると、対象物に対応した電気特
性の測定体を、対象物と同様に稼動させてその稼動状態
を検出し、それに基づいて対象物の寿命を間接的に予知
するので、稼動時間を積算する計数回路などが不要にな
って回路構成が簡素化される。また、対象物に対応した
電気特性の測定体を、対象物と同様の環境において稼動
させることにより、使用環境を加味して寿命を予知する
ことができる。
【0035】本発明の一実施態様においては、前記測定
体がコンデンサであり、前記検出手段で検出される前記
稼動状態が、前記コンデンサの容量状態に対応したもの
である。
【0036】本発明によると、対象物に対応する電気特
性のコンデンサを、対象物と同様に稼動させてその容量
状態から対象物の寿命を予知することができる。
【0037】本発明の他の実施態様においては、前記検
出手段は、前記コンデンサの容量状態に対応したアナロ
グ出力を与えるものである。
【0038】本発明によると、稼動状態に応じたコンデ
ンサの容量状態に対応したアナログ出力を与えるので、
このアナログ出力に基づいて、例えば、予め準備した寿
命とアナログ出力との関係を示す実験則等を用いて寿命
を予知できることになる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について、詳細に説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明の一つの
実施の形態に係る交換時期報知装置の外観を示す図であ
り、図2は、その分解斜視図である。
【0041】この実施の形態の交換時期報知装置1は、
所定期間の使用によって廃棄される機器、例えば、1年
間の使用によって廃棄されるパチンコ台に組み込まれる
複数の基板の内の電源用基板に搭載される電解コンデン
サの交換時期を報知するために用いられるものである。
交換時期報知の対象物である電解コンデンサは、電源用
基板において、最も早く寿命に達するものであり、その
寿命は、使用時間と使用温度とによって左右される。
【0042】この交換時期報知装置1は、交換時期報知
の対象物である電源用基板の電解コンデンサに対応する
測定体としての電解コンデンサ3を、対象物である電解
コンデンサと同様に稼動させ、電解コンデンサ3の容量
状態、具体的には、いわゆる容量抜けを検知して対象物
である電解コンデンサの交換時期を間接的に検知して報
知するものである。
【0043】この交換時期報知装置1は、図1,図2に
示されるように、下面が開放された中空直方体状のケー
ス2を備え、該ケース2の上面には、電源用基板の対象
物としての電解コンデンサに対応する電解コンデンサ3
の頭部が臨む開口2aが設けられるとともに、交換時期
に達したか否かを目視確認できるように矩形の報知窓2
bが形成されている。
【0044】ケース2の下面の基板4には、上述の電解
コンデンサ3と、交換時期に達したか否かを溶断の有無
によって報知する報知手段としてのヒューズ5が実装さ
れるとともに、抵抗、半固定抵抗器、その他の電子部品
が実装されている。
【0045】この交換時期報知装置1の下部には、4本
のダミー端子6aと、2本の電源端子6bとの6本のリ
ード端子が延出されており、図3に示されるように、パ
チンコ台に組み込まれる電源用基板7に実装されるもの
である。このとき、交換時期報知装置1は、電源用基板
7の交換時期を報知する対象物である電解コンデンサ8
に近接して実装され、電解コンデンサ8と同じ環境で使
用される。電源用基板7に電源が供給されて対象物であ
る電解コンデンサ8が稼動されると、上述の電源端子6
bを介して当該交換時期報知装置1にも電源が供給され
て測定体としての電解コンデンサ3も同時に稼動される
ように構成されている。
【0046】パチンコ台は、上述のように、例えば、1
年間の使用によって廃棄されるものであるが、この実施
の形態の交換時期報知装置1によって、電解コンデンサ
8が交換時期に達しておらず、さらに1年間の使用が可
能な電源用基板7を容易に選別できるようにして、電源
用基板7の再利用を図るものである。
【0047】図4は、この実施の形態の交換時期報知装
置1の回路図であり、上述の図1,2に対応する部分に
は、同一の参照符号を付す。
【0048】この交換時期報知装置1は、電源用基板7
の電解コンデンサ8に対応した電気特性を有するととも
に、電解コンデンサ8の稼動に応じて稼動される測定体
としての上述の電解コンデンサ3と、該電解コンデンサ
3の稼動状態を検出して予め設定されている稼動状態と
なったときに、検出出力を与える検出手段9と、前記検
出出力に応答して交換時期を報知する報知手段として上
述のヒューズ5とを備えている。
【0049】この実施の形態の検出手段9は、一定周波
数で発振する発振回路10と、該発振回路10の発振出
力を積分する積分回路11と、該積分回路11の出力と
基準レベルとを比較する比較回路12とを備えている。
【0050】発振回路10は、コンデンサ13、オペア
ンプ14および抵抗15〜19を備えるCR発振回路で
あり、一定周波数の矩形波を出力する。
【0051】積分回路11は、抵抗20および測定体と
しての電解コンデンサ3を備え、発振回路10の発振出
力を積分するものである。
【0052】比較回路12は、分圧抵抗21、予め交換
時期に対応する基準レベルを設定するための半固定抵抗
器22およびオペアンプ23とを備えており、積分回路
11の出力レベルが、半固定抵抗器22によって設定さ
れている基準レベルを超えたときに、検出出力を与えて
報知手段としてのヒューズ5に通電してヒューズ5を溶
断させるものである。34はバイパスコンデンサであ
る。
【0053】なお、発振回路10、積分回路11および
比較回路12の具体的回路構成は、この実施の形態に限
らないのは勿論である。
【0054】次に、この交換時期報知装置1の動作を、
図5の信号波形図に基づいて説明する。
【0055】電源端子6bに、電源が供給されると、発
振回路10は、図5(a)に示されるように、一定周波
数で発振し、パルス幅およびパルス高が一定の矩形波を
生成出力する。
【0056】この矩形波は、測定体としての電解コンデ
ンサ3を含む積分回路11によって積分されるのである
が、電解コンデンサ3の寿命が未到来である定常時に
は、電解コンデンサ3の容量が十分あるので、図5
(b)に示されるように、十分な積分が行われ、積分回
路11の出力レベルは、比較回路12における基準レベ
ルV Hを下回っており、比較回路12から検出出力は出
力されない。
【0057】これに対して、電解コンデンサ3の寿命が
近づいて、容量が低下すると、図5(c)に示されるよ
うに、充電の傾きが急峻となって矩形波に近づいて出力
レベルが上昇し、比較回路12における基準レベルVH
を上回って比較回路12から検出出力が出力され、これ
によって、報知手段としてのヒューズ5に通電されてヒ
ューズ5が溶断するものである。
【0058】したがって、報知窓2bから目視できるヒ
ューズ5が溶断しているときには、電解コンデンサ3、
したがって、対応する電源用基板7の電解コンデンサ8
が交換時期に達していることを知ることができる。
【0059】この実施の形態では、1年間の使用で廃棄
されるパチンコ台からヒューズ5が溶断していない電源
用基板7を容易に選別して再利用を図ることができる。
【0060】特に、ヒューズ5の溶断の有無によって交
換時期であるか否かを知ることができるので、電源を必
要としない。
【0061】なお、報知手段は、ヒューズ5に代えて、
図6(a)に示されるように、比較回路12のオペアン
プ23の検出出力によって通電されて発熱する発熱抵抗
体24と、この発熱抵抗体24の発熱によって変色する
感熱体としての感熱シート25とで構成してもよいし、
あるいは、図6(b)に示されるように、比較回路12
のオペアンプ23の検出出力によって点灯するLED2
6を用いてもよい。なお、感熱シート25は、一旦変色
すると、熱源を除去しても元の色に戻らず、変色したま
まである。
【0062】また、この実施の形態では、交換時期報知
装置1は、電源用基板7に実装されたけれども、本発明
の他の実施の形態として、リード線などで接続して電源
用基板7と同様に稼動されるようにしてもよい。
【0063】(実施の形態2)図7は、本発明の他の実
施の形態の回路図であり、上述の図4に対応する部分に
は、同一の参照符号を付す。
【0064】上述の実施の形態では、測定体として電解
コンデンサ3を用いたのに対して、この実施の形態で
は、測定体としてリチウム電池27などの電池を用いる
ものである。電池は、電解コンデンサと同様の容量性を
有し、類似した寿命を持つものである。
【0065】この実施の形態の交換時期報知装置は、上
述の実施の形態と同様に、電源用基板7の電解コンデン
サ8の交換時期を報知するものであり、電源端子6bに
電源が与えられると、負荷としての半固定抵抗器28に
対してリチウム電池27から電源の供給を開始してリチ
ウム電池27を、交換時期報知の対象である上述の電解
コンデンサ8と同様の稼動状態にするゲート回路29
と、リチウム電池27の電圧と予め半固定抵抗器22に
よって設定されている交換時期に対応する基準レベルと
を比較し、基準レベルを下回ったときに、交換時期であ
るとして、報知手段としてのLED26を点灯させる比
較回路12とを備えている。
【0066】ゲート回路29は、リチウム電池27を、
交換時期報知の対象である電解コンデンサ8と同様の稼
動状態にするものであって、抵抗30,31およびオペ
アンプ32を備えているが、本発明の他の実施の形態と
して、電源端子6bに電源が供給されたときに、負荷で
ある半固定抵抗器28をリチウム電池27に接続するト
ランジスタ等のスイッチで構成してもよい。
【0067】リチウム電池27は、図8に示される放電
特性を有し、電池容量が”0”に近づいてから初めて加
速度的に電圧が減少する特性を有しており、比較回路1
2における基準レベルの設定を大まかに行うことができ
る。
【0068】また、負荷である半固定抵抗器28によっ
てリチウム電池27の消費電流を調整することで検出す
る交換時期の調整を行うこともできる。
【0069】この実施の形態によれば、リチウム電池2
7の初期容量と負荷である半固定抵抗器28による消費
電流とを予め調整しておくことで、上述の実施の形態に
比べて動作ばらつきの少ない交換時期の報知が行える。
【0070】(実施の形態3)図9は、本発明の一つの
実施の形態に係る寿命予知装置の回路図であり、上述の
交換時期報知装置の図4に対応する部分には、同一の参
照符号を付す。
【0071】この実施の形態の寿命予知装置51は、上
述の電源用基板7の電解コンデンサ8に対応した電気特
性を有するとともに、電解コンデンサ8の稼動に応じて
稼動される測定体としての上述の電解コンデンサ3と、
該電解コンデンサ3の稼動状態を検出して稼動状態に対
応する検出出力を与える検出手段52とを備えており、
この検出手段52の検出出力に基づいて、図示しないP
LCによって後述のように残存寿命を予知するものであ
る。
【0072】この実施の形態の検出手段52は、一定周
波数で発振する発振回路10と、該発振回路10の発振
出力を積分する積分回路11と、この積分回路11のピ
ーク値をホールドするピークホールド回路53と、増幅
回路54とを備えており、発振回路10および積分回路
11は、上述の図4の交換時期報知装置と同様の構成で
ある。
【0073】ピークホールド回路53は、ダイオード5
5とコンデンサ56とを備え、積分回路11の出力レベ
ルのピーク値をホールドする。増幅回路54は、抵抗5
7,58とオプアンプ59とを備え、ピークホールド回
路53の出力を増幅して出力する。
【0074】次に、この寿命予知装置51の動作を、図
10の信号波形図に基づいて説明する。
【0075】電源端子6bに、電源が供給されると、発
振回路10は、図10(a)に示されるように、一定周
波数で発振し、パルス幅およびパルス高が一定の矩形波
を生成出力する。
【0076】この矩形波は、測定体としての電解コンデ
ンサ3を含む積分回路11によって積分されるのである
が、電解コンデンサ3の寿命が未到来である定常時に
は、電解コンデンサ3の容量が十分あるので、図10
(b)の破線で示されるように、十分な積分が行われ、
この積分回路11の出力が与えられるピークホールド回
路53の出力レベルは実線で示されるように低い。
【0077】これに対して、電解コンデンサ3の寿命が
近づいて、容量が低下すると、図10(c)の破線で示
されるように、充電の傾きが急峻となって矩形波に近づ
いてピークホールド回路53の出力レベルは、実線で示
されるように上昇する。なお、この図10においては、
上述の交換時期報知装置の基準レベルVHを参考のため
に示している。
【0078】このピークホールド回路53の出力は、増
幅回路54で増幅されて図示しないPLCに与えられ
る。
【0079】このようにして、検出手段52は、稼動状
態に応じたコンデンサ3の容量状態に対応したアナログ
出力電圧をPLCに与える。
【0080】図示しないPLCには、例えば、図11に
示される残存寿命(hr)と検出手段52の出力電圧
(v)との相関を示すテーブルが実験等によって予め作
成準備されており、検出手段52からの出力電圧を取り
込んで、残存寿命を予測して表示装置などに出力する。
【0081】この図11のテーブルは、予め定めた容量
減少、例えば、容量が20%減少するまでの残り時間
を、残存寿命として予知するものである。
【0082】この実施の形態によれば、単に交換時期に
なったか否かだけではなく、残存寿命がどの程度あるか
を把握できることになる。
【0083】なお、残存寿命の予測は、テーブルに限ら
ず、近似式等を用いて演算算出するようにしてもよい。
【0084】また、残存寿命に代えて、現在までの稼動
経過時間の予測値を出力するようにし、それに基づい
て、残存寿命をユーザが把握できるようにしてもよい。
【0085】さらに、残存寿命(hr)と検出手段52
の出力電圧(v)との相関を示すテーブル等を、異なる
温度毎に複数準備し、使用温度に応じたテーブル等を用
いて残存寿命等をより精度高く予知するようにしてもよ
い。
【0086】上述の実施の形態では、検出手段52の出
力を、PLCに与えるようにしたけれども、パソコンや
デジタルパネルメータ等に与えて残存寿命等を出力でき
るようにしてもよい。
【0087】また、上述の実施の形態2と同様に、測定
体として電池を用いてもよい。
【0088】(その他の実施の形態)上述の実施の形態
では、パチンコ台に適用して説明したけれども、本発明
はこれに限るものではなく、他の制御機器や電源装置な
どにも適用できるものである。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、交換時期
を報知すべき対象物に対応した電気特性の測定体を、対
象物と同様に稼動させてその稼動状態を検出し、それに
基づいて対象物の交換時期を間接的に検知して報知する
ので、稼動時間を積算する計数回路などが不要になって
回路構成が簡素化されて安価な構成となる。また、測定
体を、対象物と同様の環境において稼動させることによ
り、使用環境を加味して交換時期を報知することができ
る。
【0090】また、本発明によれば、対象物に対応した
電気特性の測定体を、対象物と同様に稼動させてその稼
動状態を検出し、それに基づいて対象物の寿命を間接的
に予知するので、稼動時間を積算する計数回路などが不
要になって回路構成が簡素化される。また、対象物に対
応した電気特性の測定体を、対象物と同様の環境におい
て稼動させることにより、使用環境を加味して寿命を予
知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る交換時期報知装置の外
観を示す図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1の交換時期報知装置の電源用基板に対する
取り付け状態を示す斜視図である。
【図4】図1の交換時期報知装置の回路図である。
【図5】動作説明に供する信号波形図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の報知手段を示す図で
ある。
【図7】本発明の他の実施の形態の回路図である。
【図8】リチウム電池の放電特性を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る寿命予知装置の回路
図である。
【図10】動作説明に供する信号波形図である。
【図11】残存寿命と検出手段の出力電圧との関係を示
す図である。
【図12】従来の電子タイマのブロック図である。
【符号の説明】
1 交換時期報知装置 3,8 電解コンデンサ 5 ヒューズ 7 電源用基板 9,52 検出手段 27 リチウム電池 51 寿命予知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 毅 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 安藤 薫 岡山県岡山市海吉2075番地 オムロン岡山 株式会社内 (72)発明者 村上 佳隆 岡山県岡山市海吉2075番地 オムロン岡山 株式会社内 Fターム(参考) 2F081 AA01 EE07 GG01 HH02 JJ05 5H030 AA06 AS11 FF44

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の交換時期を報知する交換時期報
    知装置であって、 前記対象物に対応した電気特性を有するとともに、該対
    象物の稼動に応じて稼動される測定体と、 前記測定体の稼動状態を検出して予め設定されている稼
    動状態となったときに、検出出力を与える検出手段と、 前記検出出力に応答して交換時期を報知する報知手段
    と、 を備えることを特徴とする交換時期報知装置。
  2. 【請求項2】 前記測定体がコンデンサであり、前記検
    出手段で検出される前記稼動状態が、前記コンデンサの
    容量状態に対応したものである請求項1記載の交換時期
    報知装置。
  3. 【請求項3】 前記測定体が電池であり、前記検出手段
    で検出される前記稼動状態が、前記電池の電圧状態に対
    応したものである請求項1記載の交換時期報知装置。
  4. 【請求項4】 前記対象物が、電源回路の電解コンデン
    サである請求項1〜3のいずれかに記載の交換時期報知
    装置。
  5. 【請求項5】 前記対象物および当該交換時期報知装置
    が、同一の基板に搭載され、前記基板は、所定期間の使
    用で廃棄される機器に組み込まれる請求項1〜4のいず
    れかに記載の交換時期報知装置。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、前記検出出力によって
    溶断するヒューズである請求項1〜5のいずれかに記載
    の交換時期報知装置。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、前記検出出力によって
    発熱する発熱体および該発熱体の発熱によって変色する
    感熱体である請求項1〜5のいずれかに記載の交換時期
    報知装置。
  8. 【請求項8】 基板に搭載された対象物の交換時期を報
    知する交換時期報知方法であって、 前記基板は、所定期間の使用によって廃棄される機器に
    組み込まれるものであり、 前記対象物に対応した電気特性を有する測定体を、前記
    対象物の稼動に応じて稼動させ、 前記測定体の稼動状態を検出して予め設定されている稼
    動状態となったときに、交換時期を報知することを特徴
    とする交換時期報知方法。
  9. 【請求項9】 前記測定体は、前記基板に搭載され、前
    記所定期間の使用の後に、交換時期に達していないとき
    には、前記基板が再利用される請求項8記載の交換時期
    報知方法。
  10. 【請求項10】 対象物の寿命を予知する寿命予知知装
    置であって、 前記対象物に対応した電気特性を有するとともに、該対
    象物の稼動に応じて稼動される測定体と、 前記測定体の稼動状態を検出して稼動状態に対応する検
    出出力を与える検出手段とを備え、 前記検出出力に基づいて、前記対象物の寿命を予知する
    ことを特徴とする寿命予知装置。
  11. 【請求項11】 前記測定体がコンデンサであり、前記
    検出手段で検出される前記稼動状態が、前記コンデンサ
    の容量状態に対応したものである請求項10記載の寿命
    予知装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段は、前記コンデンサの容
    量状態に対応したアナログ出力を与える請求項11記載
    の寿命予知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010185846A (ja) * 2009-02-13 2010-08-26 Rubycon Corp コンデンサの状態推定システム、コンデンサの状態推定ユニット、コンデンサの状態推定方法およびコンデンサ装置
JP2012023826A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 電源装置
JP2012190610A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Toyota Motor Corp 電池管理装置および電池管理システム

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