JP2002257303A - 中間支持型水管ボイラの支持構造 - Google Patents

中間支持型水管ボイラの支持構造

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JP2002257303A
JP2002257303A JP2001058667A JP2001058667A JP2002257303A JP 2002257303 A JP2002257303 A JP 2002257303A JP 2001058667 A JP2001058667 A JP 2001058667A JP 2001058667 A JP2001058667 A JP 2001058667A JP 2002257303 A JP2002257303 A JP 2002257303A
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lug
water pipe
pipe wall
support structure
boiler
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JP2001058667A
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Yasuhiro Yagi
保博 八木
Kazuo Taniguchi
和夫 谷口
Keiji Yamaguchi
桂司 山口
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Takuma Co Ltd
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Takuma Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ焼却炉やごみ溶融炉等に用いられる中間
支持型水管ボイラの支持構造に於て、一箇所当りのラグ
の許容荷重を大きくして水管壁の曲げモーメント負担を
小さくする。 【解決手段】 水管壁2、バックステー3、ラグ4、架
構5、連結体6とで構成され、とりわけバックステー3
とラグ4とを連結する左右の連結体6を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばごみ焼却炉
やごみ溶融炉等に用いられる中間支持型水管ボイラの支
持構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の中間支持型水管ボイラの
支持構造としては、例えば図4及び図5に示すものが知
られている。
【0003】当該中間支持型水管ボイラの支持構造50
は、ボイラ本体を形成する水管壁51と、水管壁51の
外側に設けられてこれを補強するバックステー52と、
水管壁51の外側に設けられたラグ53と、固定側に設
けられてラグ53を支持する架構54と、から構成され
ている。つまり、ボイラ本体の質量を支持する為に、水
管壁51の水平方向の中間部分には適数のラグ53が取
付けられていると共に、このラグ53を架構54に依り
支持する様にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、ラグに依る縦軸回りの曲げモーメントが水管壁に
生じるが、水管壁の強度が低いので、大きな曲げモーメ
ントを負担する事ができず、一箇所当りのラグが許容で
きる荷重が小さかった。この為、この様な支持構造の採
用可能な範囲は、非常に狭かった。
【0005】本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解
消する為に創案されたもので、その課題とする処は、一
箇所当りのラグの許容荷重を大きくして水管壁の曲げモ
ーメント負担を小さくする様にした中間支持型水管ボイ
ラの支持構造を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の中間支持型水管
ボイラの支持構造は、基本的には、ボイラ本体を形成す
る水管壁と、水管壁の外側に設けられてこれを補強する
バックステーと、水管壁の外側に設けられたラグと、固
定側に設けられてラグを支持する架構と、バックステー
とラグとを連結する左右の連結体と、から構成した事に
特徴が存する。
【0007】ラグが連結体を介して上下のバックステー
に連結されているので、水管壁には、ボイラ本体の質量
に依る圧縮荷重のみを受け持つようになると共に、ラグ
に生じる曲げモーメントは、連結体を介してバックステ
ーで負担される。つまり、曲げモーメントを水管壁が負
担しなくても良いので、ラグの負担荷重を大きくする事
が可能であり、ラグの点数を少なくする事ができる。
【0008】バックステーは、水管壁の外側でラグの上
下に位置すべく設けられていると共に、連結体は、上部
バックステーとラグとの間に設けられてこれらを連結す
る左右の上部連結体と、下部バックステーとラグとの間
に設けられてこれらを連結する左右の下部連結体とを備
えているのが好ましい。この様にすれば、少ない材料で
大きな実効が得られると共に、施工が行ない易く、既存
のものへも容易に適用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の中間支持型水
管ボイラの支持構造を示す正面図。図2は、図1の側面
図。図3は、図1の拡大平面図である。
【0010】中間支持型水管ボイラの支持構造1は、水
管壁2、バックステー3、ラグ4、架構5、連結体6と
からその主要部が構成されている。中間支持型水管ボイ
ラは、図略しているが、ボイラ本体と、ボイラ本体の前
段位置に設けられて熱ガスを発生させる炉体と、ボイラ
本体の後段位置に設けられて排ガスの熱量を利用して給
水を予熱する節炭器(エコノマイザ)とを備えている。
ボイラ本体は、炉体からの熱ガスを迂曲させる複数のパ
スと、これからの熱ガスに依り過熱蒸気を得る為の過熱
器と、これからの熱ガスに依り蒸気を発生させる蒸発器
と、これらの外側に設けられた水管壁2等を備えてい
る。
【0011】水管壁2は、ボイラ本体を形成するもの
で、この例では、上下の管寄せ(図示せず)を備えたメ
ンブレン壁にしてある。
【0012】バックステー(タイバー)3は、水管壁2
の外側に設けられてこれを補強するもので、この例で
は、水管壁2の外側に溶接等に依り固定されてラグ4の
上下に位置している。上部バックステー7は、ラグ4の
上方近傍に位置していると共に、下部バックステー8
は、ラグ4及び架構5から相当離れた下方に位置してい
る。
【0013】ラグ(サポート)4は、水管壁2の外側に
設けられたもので、この例では、水管壁2の外側に溶接
等に依り固定されて水管壁2の水平方向の中間部分に適
数だけ設けられている。図1では、一つのラグ4だけ表
描している。ラグ4は、水管壁2の外側に取付けられて
これの水管に適合する半筒状を呈する適数(十個)の半
筒体9と、これらの外側に取付けられて四枠状を呈する
枠体10と、これの下部に取付けられた載置体11とを
備えている。
【0014】架構(梁)5は、固定側に設けられてラグ
4を支持するもので、この例では、縦長の角筒状を呈
し、水管壁2の外側に所定の間隔を置いてラグ4の下方
に配されて居り、水管壁2側にはラグ4の載置体11が
載置されてこれを支持する為の受体12を備えている。
【0015】連結体6は、バックステー3とラグ4とを
連結する左右のもので、この例では、上部バックステー
7とラグ4との間に設けられてこれらを連結する左右の
上部連結体13と、下部バックステー8とラグ4との間
に設けられてこれらを連結する左右の下部連結体14と
を備えている。
【0016】上部連結体13は、上部バックステー7に
取付けられた二股ブラケット15と、ラグ4の枠体10
の上部に設けられて二股ブラケット15に挿入されるブ
ラケット16と、二股ブラケット15とブラケット16
とを止結するボルトナット等の止結具17とから成って
いる。
【0017】下部連結体14は、下部バックステー8に
取付けられた二股ブラケット18と、上部がラグ4の枠
体10の側部に位置されたチャンネル材19と、これの
下部に形成されて二股ブラケット18に挿入されるブラ
ケット20と、ラグ4の枠体10とチャンネル材19と
を止結するボルトナット等の止結具21と、二股ブラケ
ット18とブラケット20とを止結する同じくボルトナ
ット等の止結具22とから成っている。
【0018】次に、この様な構成に基づいてその作用を
述解する。水管壁2は、その外側にバックステー3が設
けられているので、これに依り補強される。ラグ4は、
連結体6(上部連結体13及び下部連結体14)を介し
てバックステー3(上部バックステー7及び下部バック
ステー8)に連結されているので、水管壁2には、ボイ
ラ本体の質量に依る圧縮荷重のみが作用すると共に、ラ
グ4に生じる縦軸回りの曲げモーメントは、連結体6を
介してバックステー3で負担される。つまり、曲げモー
メントを水管壁2が負担しなくても良いので、ラグ4の
負担荷重を大きくする事が可能であり、ラグ4の点数を
少なくする事ができると共に、大型ボイラへの適用が可
能である。
【0019】尚、連結体6は、先の例では、上部連結体
13と下部連結体14とで構成したが、これに限らず、
例えば何れか一方だけ構成しても良い。連結体6は、先
の例では、左右に二つであったが、これに限らず、例え
ば三つ以上でも良い。連結体6は、先の例では、上部連
結体13が二股ブラケット15とブラケット16と止結
具17とで構成されていると共に、下部連結体14が二
股ブラケット18とチャンネル材19とブラケット20
と止結具21,22とで構成されていたが、これに限ら
ず、例えば上部連結体13のブラケット16と下部連結
体14のチャンネル材19とブラケット20とが一体に
されてチャンネル材19がラグ4の枠体10に固定され
ると共に、上下のブラケット16,20が上下の二股ブ
ラケット15,18に挿入される様に構成しても良い。
【0020】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) 水管壁、バックステー、ラグ、架構、連結体と
で構成され、とりわけバックステーとラグとを連結する
左右の連結体を設けたので、一箇所当りのラグの許容荷
重を大きくして水管壁の曲げモーメント負担を小さくす
る事ができる。その結果、ラグの点数を減らす事ができ
ると共に、大型ボイラへの適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間支持型水管ボイラの支持構造を示
す正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の拡大平面図。
【図4】従来の中間支持型水管ボイラの支持構造を示す
正面図。
【図5】図4の側面図。
【符号の説明】
1,50…中間支持型水管ボイラの支持構造、2,51
…水管壁、3,52…バックステー、4,53…ラグ、
5,54…架構、6…連結体、7…上部バックステー、
8…下部バックステー、9…半筒体、10…枠体、11
…載置体、12…受体、13…上部連結体、14…下部
連結体、15,18…二股ブラケット、16,20…ブ
ラケット、17,21,22…止結具、19…チャンネ
ル材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 桂司 兵庫県高砂市荒井町新浜1丁目2番1号 株式会社タクマ播磨工場内 Fターム(参考) 3K065 AA24 AB01 AC01 FA06 FC07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ本体を形成する水管壁と、水管壁
    の外側に設けられてこれを補強するバックステーと、水
    管壁の外側に設けられたラグと、固定側に設けられてラ
    グを支持する架構と、バックステーとラグとを連結する
    左右の連結体と、から構成した事を特徴とする中間支持
    型水管ボイラの支持構造。
  2. 【請求項2】 バックステーは、水管壁の外側でラグの
    上下に位置すべく設けられていると共に、連結体は、上
    部バックステーとラグとの間に設けられてこれらを連結
    する左右の上部連結体と、下部バックステーとラグとの
    間に設けられてこれらを連結する左右の下部連結体とを
    備えている請求項1に記載の中間支持型水管ボイラの支
    持構造。
JP2001058667A 2001-03-02 2001-03-02 中間支持型水管ボイラの支持構造 Pending JP2002257303A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011089700A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Ihi Corp バックステー連結機構
US8393304B2 (en) 2005-12-15 2013-03-12 Foster Wheeler Energia Oy Method of and apparatus for supporting walls of a power boiler

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