JP2002256952A - 燃料噴射システム - Google Patents
燃料噴射システムInfo
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Abstract
することができる燃料噴射システムの提供。 【解決手段】 燃料噴射システムAは、エンジン制御手
段7の圧力指令値を制限値を越える値に設定してプレッ
シャーリミッタ6を強制的に開弁させ、開弁する直前の
圧力センサ5のセンサ出力と、プレッシャーリミッタ6
の開弁後に一定値に収束した圧力センサ5のセンサ出力
とに基づいて測定した圧力センサ5の実特性と、圧力セ
ンサ5の正常特性との差異から圧力センサ5が異常であ
るか否かを判定する。
Description
燃料噴射システムに関する。
開昭62- 258160号公報)は、エンジンの運転状
態に応じて、噴射量、噴射タイミング、および噴射圧力
を自由に制御できる特徴を有する。
力センサによってコモンレール圧力を検出し、この圧力
が指令値になる様にエンジン制御装置がサプライポンプ
を制御している。
内、常に出力電圧が0または一定値になる場合には、出
力値を監視すれば判定可能である。しかし、出力特性の
異常、つまり、増幅器のゲインやオフセットの変化によ
りコモンレール圧力- 出力電圧特性が変わる異常に対し
ては出力値の監視だけでは判定できない。
センサの異常を判定することができる燃料噴射システム
の提供にある。
て]複数のインジェクタは、噴射制御用電磁弁の開弁に
よって、コモンレールからエンジンの各気筒に燃料を噴
射する。
に、圧縮燃料のコモンレールへの吐出量を調整する吐出
量制御手段を有する。圧力センサは、コモンレール圧力
に対応する強度のセンサ出力を送出する。プレッシャー
リミッタは、コモンレール圧力が制限値を越えると機械
的に開弁する。
とセンサ出力から換算されるコモンレール圧力とに基づ
いて、各噴射制御用電磁弁、およびサプライポンプの吐
出量制御手段を制御する。
作動して開弁する直前のセンサ出力と、プレッシャーリ
ミッタの開弁後に一定値に収束したセンサ出力とに基づ
いて圧力センサの異常を判定する。これにより、燃料噴
射システムは、圧力センサが異常(出力特性異常を含
む)であるか正常であるかを判定することができる。
動する。通常モード時にコモンレール圧力が制限値を越
えた場合。異常判定モードの選択によって、エンジン制
御手段がコモンレールへの圧力指令値を制限値を越える
値に設定し、コモンレール圧力が制限値を越えた場合。
モンレール圧力が、制限値および一定値になった時の圧
力センサの各センサ出力に基づいて導き出される圧力セ
ンサの実特性と、圧力センサの正常特性との差異から圧
力センサの異常およびその種別を判定する。これによ
り、圧力センサが正常であるか異常であるか、およびそ
の種別(オフセット異常やゲイン異常)を判定すること
ができる。
補正可能な種別(オフセット異常やゲイン異常)の場合
には、圧力センサの出力値をコモンレール圧に換算する
換算係数を、実特性と正常特性との差異に基づいて補正
する。
が、オフセット異常やゲイン異常である場合には、圧力
センサのセンサ出力が正しいコモンレール圧力に換算さ
れる様になるので、エンジン制御を正常に行うことがで
きる。
に対応)を図1に基づいて説明する。図1に示す如く、
燃料噴射システムAは、噴射制御用電磁弁1、1…1の
開弁によってエンジン2の各気筒に燃料を噴射するイン
ジェクタ3、3…3と、吐出量制御装置40を有する高
圧供給ポンプ4と、圧力センサ5と、プレッシャーリミ
ッタ6と、エンジン制御手段7とを備える。
各気筒の燃焼室に対応して配置されている。これらイン
ジェクタ3から各気筒の燃焼室への燃料噴射は、噴射制
御用電磁弁1の開閉によって制御される。
圧蓄圧配管)に接続され、噴射制御用電磁弁1が開弁し
ている間、コモンレール9内の高圧燃料が各気筒の燃焼
室へ噴射される。
により燃料タンク42から吸引された燃料43を昇圧す
る。この高圧供給ポンプ4は、エンジン制御手段7が制
御する吐出量制御装置40により駆動される。そして、
この高圧供給ポンプ4により高圧になった燃料43は、
チェックバルブ44および供給配管45を経てコモンレ
ール9に供給され、燃料噴射が可能な高圧圧力に常時、
コモンレール9内が維持される。尚、使用最大圧力は、
120MPa〜160MPaである。
を検出するためにコモンレール9の一端側に配設され、
コモンレール圧力に対応するセンサ出力をエンジン制御
手段7に送出する。そして、コモンレール圧力がエンジ
ン制御手段7により検出される。
9等の破損を防止するための安全装置であり、コモンレ
ール内の圧力が制限値(使用最大圧力+20MPa〜3
0MPaに設定)を越えると機械的に開弁して異常高圧
を開放する。
態と、圧力センサ5が検出するコモンレール圧力とに基
づいて、噴射制御用電磁弁1、1…1、および高圧供給
ポンプ4の吐出量制御装置40を制御する。
出するための回転数センサ71、車両負荷を検出するた
めの負荷センサ72等からのセンサ出力により把握され
る。そして、把握されたエンジンの運転状態に最適な、
噴射時期および噴射量(=噴射期間)となる様に、エン
ジン制御手段7が噴射制御用電磁弁1、1…1に駆動信
号を出力する。
ン回転数に応じて噴射圧力が最適値になる様に、コモン
レール圧力を監視しながらエンジン制御手段7が制御信
号を吐出量制御装置40に出力する。
エンジン制御手段7の異常判定に係る作動を図2に基づ
いて説明する。圧力センサ5の異常判定を行う場合に
は、エンジンン制御手段7は、ソフトガードを無効に
し、圧力指令値を制限値(例えば、140MPa〜19
0MPa)を越える値(+5MPa〜+10MPa)に
設定する。
判定を行う。 ・所定期間(数カ月)が経過すると、アイドル時に自動
的に行う。 ・運転者やサービスマンが、異常判定モードに切り替え
て行う。
が作動(開弁)したか否かを判定し、作動した場合(Y
ES)にはステップs2に進み、作動していない場合
(NO)には作動するまで待機する。プレッシャーリミ
ッタ6の作動の判定は、燃料タンクへ連通する配管へ排
出される燃料圧力を検知するセンサ等で行う。
は、エンジンン制御手段7は、制限値(例えば165M
Pa)で開弁する直前の圧力センサ5の出力電圧と、プ
レッシャーリミッタ6の開弁後に、数秒〜数十秒後に一
定値(例えば20MPa〜30MPa)に収束する圧力
センサ5の出力電圧とを計測する。そして、(例えば1
65MPa、V1 )と(収束値、V0 )とから、計測し
たコモンレール圧力- 出力電圧特性51〜54を確定す
る。
電圧特性の比較を行う。具体的には、図3の破線で示す
実特性(コモンレール圧力- 出力電圧特性51〜54)
と、図3の実線で示す正常特性(コモンレール圧力- 出
力電圧特性50)とを比較する。
常かを判定する。具体的には、実特性と正常特性との差
異が許容範囲内であるか、許容範囲を越えているかを判
定し、許容範囲内の場合(YES)にはステップs5に
進み、許容範囲を越えている場合(NO)には圧力セン
サ5が正常であると判定(終了)する。
は、例えば、正常特性の傾きと実特性の傾きとの差異
や、コモンレール圧力0となる正常特性の出力電圧値と
コモンレール圧力0となる実特性の出力電圧値との差異
で判定する。
には、異常の種類(オフセット異常、ゲイン異常、出力
一定値異常、出力ゼロ異常)を特定する。
異常、およびオフセット&ゲイン異常の場合に限り、異
常処理を行う。具体的には、センサ出力値をコモンレー
ル圧力に換算する換算係数を、実特性と正常特性との差
異に基づいて補正する。
利点を有する。圧力センサ5が正常であるか、異常(オ
フセット異常、ゲイン異常、出力一定値異常、出力ゼロ
異常)であるかを判定することができる。また、異常で
ある場合には、異常の種類(オフセット異常、ゲイン異
常、出力一定値異常、出力ゼロ異常)を特定することが
できる。
路の劣化等により、出力特性(コモンレール圧力- 出力
電圧特性)がシフトした異常の場合には、換算係数が補
正されるので、車両の運転を続けることができる。
ロック図である。
示すフローチャートである。
び異常なコモンレール圧力- 出力電圧特性を示すグラフ
である。
正常特性) 51〜54 コモンレール圧力- 出力電圧特性(圧力セ
ンサの実特性)
Claims (4)
- 【請求項1】 噴射制御用電磁弁の開弁によって、コモ
ンレールからエンジンの各気筒に燃料を噴射する複数の
インジェクタと、 燃料を圧縮するとともに、圧縮燃料の前記コモンレール
への吐出量を調整する吐出量制御手段を有するサプライ
ポンプと、 コモンレール圧力に対応するセンサ出力を送出する圧力
センサと、 コモンレール圧力が制限値を越えると機械的に開弁する
プレッシャーリミッタと、 エンジンの運転状態と前記センサ出力から換算されるコ
モンレール圧力とに基づいて、各噴射制御用電磁弁、お
よび前記サプライポンプの前記吐出量制御手段を制御す
るエンジン制御手段とを備える燃料噴射システムにおい
て、 前記プレッシャーリミッタが作動して開弁する直前のセ
ンサ出力と、前記プレッシャーリミッタの開弁後に一定
値に収束したセンサ出力とに基づいて前記圧力センサの
異常を判定する異常判定手段を設けたことを特徴とする
燃料噴射システム。 - 【請求項2】 前記プレッシャーリミッタの作動は、通
常モード時にコモンレール圧力が前記制限値を越えた場
合や、異常判定モードの選択によって、エンジン制御手
段が前記コモンレールへの圧力指令値を前記制限値を越
える値に設定した場合である請求項1記載の燃料噴射シ
ステム。 - 【請求項3】 前記異常判定手段は、前記コモンレール
圧力が、前記制限値および前記一定値になった時の各セ
ンサ出力に基づいて導き出される前記圧力センサの実特
性と、前記圧力センサの正常特性との差異から前記圧力
センサの異常およびその種別を判定することを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載の燃料噴射システム。 - 【請求項4】 前記圧力センサの異常が補正可能な種別
の場合には、センサ出力値をコモンレール圧力に換算す
る換算係数を前記差異に基づいて補正することを特徴と
する請求項3記載の燃料噴射システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001057051A JP4380071B2 (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 燃料噴射システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001057051A patent/JP4380071B2/ja not_active Expired - Lifetime
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