JP2002256347A - 加熱装置及び加熱方法並びに熱処理装置及び熱処理方法 - Google Patents

加熱装置及び加熱方法並びに熱処理装置及び熱処理方法

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JP2002256347A
JP2002256347A JP2001054227A JP2001054227A JP2002256347A JP 2002256347 A JP2002256347 A JP 2002256347A JP 2001054227 A JP2001054227 A JP 2001054227A JP 2001054227 A JP2001054227 A JP 2001054227A JP 2002256347 A JP2002256347 A JP 2002256347A
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JP
Japan
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heating
drawing speed
speed
passing
target temperature
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Application number
JP2001054227A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Ikuta
文昭 生田
Hironao Sasaki
弘直 佐々木
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Neturen Co Ltd
Original Assignee
Neturen Co Ltd
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  • Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ライン速度が速くても歩留りを向上できる加熱
装置を提供する。 【解決手段】制御器50では、引出速度検出センサ48
から送信されてきた引出速度と、電流検出センサ54か
ら送信されてきた電流とに基づいて、通過部分14aが
目的温度になるように電源42を制御する。これによ
り、電源42から通電ロール44,46に送られる電流
が調整されて、引出速度を変更中であっても通過部分1
4aは目的温度に加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺材を引き出し
ながら目的温度に加熱する加熱装置及び加熱方法、並び
に、これらを用いた熱処理装置及び熱処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、長尺材などの被加熱物に直接
に電流を通してこの被加熱物を加熱する直接通電加熱
(DH)が知られている。この直接通電加熱では、被加
熱物に接触して電流を通す2つの電極を所定間隔離して
配置しておき、2つの電極の間に電流を通すことによ
り、被加熱物のうちこの2つの電極の間に位置する部分
を加熱する。2つの電極としては例えばロールが使用さ
れており、1つの電極として、被加熱物を挟持する一対
のロール(電極ロール)が使用されることがある。
【0003】このような電極ロールを使用して例えば線
材のような長尺材を加熱するに当たっては、2組の電極
ロールを互いに所定間隔離して配置しておき、線材をそ
の一端から順に電極ロールに挟持させながら2組の電極
ロールの間を通過させる。これにより、搬送されている
線材のうち2組の電極ロールの間に位置する部分が連続
的に加熱され、線材の全てが順次に加熱されることとな
る。
【0004】線材を電極ロールに挟持させながら搬送さ
せ始める際には、線材を搬送する搬送速度(ライン速
度)をゼロから目標速度(例えば300m/分)までに
する。この場合、ライン速度が目標速度になった時点か
ら2組の電極ロールに通電して線材を加熱し始める。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ライン速度
が目標速度になるまでは2組の電極ロールに通電しない
ので線材が加熱されない。従って、線材のうち、ライン
速度が目標速度になるよりも以前に2組の電極ロールを
通過し終えた部分は、加熱されていない部分(規格外
品)となる。このような規格外品が発生する量は、一般
に、目標速度が速いほどこの目標速度に到達するまでに
時間を要するので、多くなる(即ち、歩留りが悪くな
る)。
【0006】規格外品の発生量を少なくするため(歩留
りを良くするため)の技術としては、ライン速度を短時
間で目標速度にするために加速度を大きくする技術が考
えられる。しかし、この技術では、ライン速度が目標速
度に到達するよりも以前に2組の電極ロールを通過する
線材も増えるので、規格外品の発生量をあまり少なくで
きない。
【0007】一方、線材の加熱を終了するときはライン
速度を目標速度からゼロにして線材を停止させる。この
場合、ライン速度が目標速度よりも遅くなったときには
2組の電極ロールに通電しない。従って、この通電終了
以降に2組の電極ロールを通過する線材は規格外品とな
る。この場合も、目標速度が速いほどこの目標速度をゼ
ロにするまでに時間を要するので、規格外品が多くなっ
て歩留りが悪くなる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、目標速度が速
くても歩留りを良くできる加熱装置及び加熱方法、並び
にこれらを用いた熱処理装置及び熱処理方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の加熱装置は、長尺材をその先端から引き出し
ながら、この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域
を通過している通過部分を所定の目的温度に加熱する加
熱装置において、(1)前記通過部分に接触して電流を
通すことによりこの通過部分を加熱する、前記加熱領域
に配置された電極と、(2)該電極が前記通過部分に通
している電流を検出する電流検出センサと、(3)長尺
材が引き出されている引出速度を検出する引出速度検出
センサと、(4)前記電流検出センサで検出された電流
及び前記引出速度検出センサで検出された引出速度双方
に基づいて、前記通過部分が前記目的温度になるように
制御する制御手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】ここで、前記電極は、(5)前記加熱領域
の入口に配置された、前記通過部分を挟持する入口電極
ロールと、(6)前記加熱領域の出口に配置された、前
記通過部分を挟持する出口電極ロールとからなるもので
あってもよい。
【0011】さらに、前記制御装置は、(7)前記引出
速度が引出速度VSから引出速度Vに変更される場合
に、この引出速度VSでは前記通過部分に電流ISが通
っているとしたとき、前記引出速度Vでは、I=IS×
(V/VS)0.5の電流を前記通過部分に通すように制
御するものであってもよい。
【0012】また、本発明の第1の加熱方法は、長尺材
をその先端から引き出しながら、この引き出した引出部
分のうち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定
の目的温度に加熱する加熱方法において、(8)長尺材
を引き出している引出速度を変更する際に、この引出速
度を変更中にも前記通過部分が前記目的温度になるよう
に制御することを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の第2の加熱方法は、長尺材
をその先端から引き出しながら、この引き出した引出部
分のうち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定
の目的温度に加熱する加熱方法において、(9) 停止
中の長尺材を所定の第1引出速度になるように引き出し
始め、(10)長尺材が前記第1引出速度で引き出され
ているときに、前記通過部分を前記目的温度になるよう
に加熱し、所定時間経過後、(11)前記第1引出速度
よりも速い第2引出速度になるように長尺材の引出速度
を変更し始めると共に、この変更中にも前記通過部分を
前記目的温度になるように加熱し、(12)長尺材が前
記第2引出速度で引き出され始めてからも前記通過部分
を前記目的温度になるように加熱することを特徴とする
ものである。
【0014】また、本発明の第3の加熱方法は、長尺材
をその先端から引き出しながら、この引き出した引出部
分のうち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定
の目的温度に加熱する加熱方法において、(13)長尺
材を所定の第2引出速度で引き出しながら、前記通過部
分を前記目的温度になるように加熱し、(14)前記第
2引出速度よりも遅い第3引出速度になるように長尺材
の引出速度を変更し始めると共に、この変更中にも前記
通過部分を前記目的温度になるように加熱し、(15)
長尺材が前記第3引出速度で引き出され始めてからも前
記通過部分を前記目的温度になるように加熱することを
特徴とするものである。
【0015】また、本発明の第4の加熱方法は、長尺材
をその先端から引き出しながら、この引き出した引出部
分のうち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定
の目的温度に加熱する加熱方法において、(16)停止
中の長尺材を所定の第1引出速度になるように引き出し
始め、(17)長尺材が前記第1引出速度で引き出され
ているときに、前記通過部分を前記目的温度になるよう
に加熱し、所定時間経過後、(18)前記第1引出速度
よりも速い第2引出速度になるように長尺材の引出速度
を変更し始めると共に、この変更中にも前記通過部分を
前記目的温度になるように加熱し、(19)長尺材が前
記第2引出速度で引き出され始めてからも前記通過部分
を前記目的温度になるように加熱し、(20)前記第2
引出速度で長尺材を所定時間だけ引き出し、その後、
(21)前記第2引出速度よりも遅い第3引出速度にな
るように長尺材の引出速度を変更し始めると共に、この
変更中にも前記通過部分を前記目的温度になるように加
熱し、(22)長尺材が前記第3引出速度で引き出され
始めてからも前記通過部分を前記目的温度になるように
加熱することを特徴とするものである。
【0016】ここで、(23)前記引出速度を引出速度
VSから引出速度Vに変更する際に、この引出速度VS
では前記通過部分に電流ISが通っているとしたとき、
前記引出速度Vでは、I=IS×(V/VS)0.5の電
流を前記通過部分に通してもよい。
【0017】また、本発明の熱処理装置は、長尺材をそ
の先端から引き出しながら、この引き出した引出部分の
うち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定の目
的温度に加熱して熱処理する熱処理装置において、(2
4)請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載さ
れた加熱装置を備えたことを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の熱処理方法は、長尺材をそ
の先端から引き出しながら、この引き出した引出部分の
うち所定の加熱領域を通過している通過部分を所定の目
的温度に加熱して熱処理する熱処理方法において、(2
5)請求項4から8までのうちのいずれか一項に記載さ
れた加熱方法で前記通過部分を加熱して熱処理すること
を特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施形態
を説明する。
【0020】図1を参照して、本発明の熱処理装置の一
実施形態を説明する。
【0021】図1は、熱処理装置の一実施形態を示す模
式図である。
【0022】熱処理装置10は、コイル状に巻かれた線
材12をその一端から矢印A方向に引き出しながら、引
き出された引出部分14を直接通電装置40(本発明に
いう加熱装置の一例である)で所定温度に加熱し、この
所定温度に加熱された引出部分14を冷却装置20で冷
却し、冷却された引出部分14を再びコイル状に巻き取
ってコイル状線材16とするものである。従って、熱処
理装置10では、線材12を連続的に焼入れしたり焼鈍
したりできる。なお、冷却装置20は、引出部分14に
冷却液を噴射してこの引出部分14を冷却するものであ
り、周知のものである。なお、線材12に隣接して周知
のルーパ30が配置されており、このルーパ30では引
出部分14の長さが調節される。また、冷却装置20と
コイル状線材16の間にも周知のルーパ60が配置され
ており、このルーパ60では、コイル状に巻き取るとき
の長さが調節される。
【0023】直接通電装置40は、電源42や、引出部
分14を挟持して通電しながら回転する2組の通電ロー
ル44,46などから構成されている。通電ロール44
(本発明にいう入口電極ロールの一例である)は一対の
ロールから構成されている。通電ロール46(本発明に
いう出口電極ロールの一例である)も同様に、一対のロ
ールから構成されている。電源42から通電ロール4
4,46に供給された交流電流は、引出部分14のうち
2組の通電ロール44,46に挟まれた通過部分14a
を通る。ここでは、2組の通電ロール44,46に挟ま
れた領域が、本発明にいう加熱領域である。
【0024】通電ロール44よりも矢印A方向のやや上
流側には、引出部分14が移動する移動速度(線材12
の引出速度であり、ライン速度ともいう)を検出する引
出速度検出センサ48が配置されている。この引出速度
検出センサ48が検出した引出速度を表わす信号は制御
器50(本発明にいう制御手段の一例である)に送信さ
れる。また、電源42と通電ロール44を結ぶ電線52
には、通過部分14aに通している電流(電流値)を検
出する電流検出センサ54が接続されている。この電流
検出センサ54が検出した電流を表わす信号も制御器5
0に送信される。なお、引出速度検出センサ48と電流
検出センサ54は周知の構造である。
【0025】制御器50では、引出速度検出センサ48
から送信されてきた引出速度と、電流検出センサ54か
ら送信されてきた電流とに基づいて、通過部分14aが
目的温度になるように電源42を制御する。これによ
り、電源42から通電ロール44,46に送られる電流
が調整されて、通過部分14aは目的温度に加熱され
る。
【0026】図2を参照して、上記した加熱装置40で
通過部分14aを加熱する方法を説明する。
【0027】図2は、加熱時のライン速度(引出速度)
の変化を示すグラフであり、従来法におけるライン速度
も示す。このグラフの縦軸はライン速度V(m/分)で
あり、横軸は時間t(分)である。このグラフにおいて
は、太い実線が本発明法によるライン速度を示し、破線
は従来法によるライン速度を示す。
【0028】本発明法では、線材12(図1参照)を熱
処理し始めるに当たっては、先ず、停止中の線材12を
2組の通電ロール44,46に挟持させ、第1引出速度
VS1になるように引き出し始める。ライン速度Vが第
1引出速度VS1になった時刻t1で、通電ロール4
4,46から通過部分14aに電流を通してこの通過部
分14aを加熱し始める。その後、線材12が第1引出
速度VS1で引き出されている間(時刻t1から時刻t
3までの間)も、通過部分14aを目的温度に加熱し続
ける。これにより、時刻t1が経過した時点で長尺材1
4のうち2組の通電ロール44,46の間に位置する部
分が、通電ロール46を通過し終わってからは通過部分
14aが目的温度に加熱される。
【0029】次に、生産性を向上するなどのために、第
1引出速度VS1よりも速い第2引出速度VS2になる
ように、線材12の引出速度Vを時間t3の時点で変更
し始める。引出速度Vが第1引出速度VS1から第2引
出速度VS2に変更されるまでの間、即ち時刻t3から
時刻t4までの間にも、通過部分14aが目的温度に加
熱されるように、制御器50で電源42を制御して電源
42から通電ロール44,46に送られる電流を調整す
る。この制御の具体的手法については後述する。引出速
度Vが第2引出速度VS2になった後も(時刻t4以降
も)、通過部分14aが目的温度に加熱されるように制
御器50で電源42を制御する。
【0030】ここで、比較のために従来法を説明する。
【0031】従来法では、線材12(図1参照)を熱処
理し始めるに当たっては、停止中の線材12を2組の通
電ロール44,46に挟持させ、第2引出速度VS2に
なるように引き出し始める。ライン速度Vが第2引出速
度VS2になった時刻t2で通電ロール44,46から
通過部分14aに電流を通してこの通過部分14aを加
熱し始める。
【0032】上記した本発明法では、第2引出速度VS
2よりも遅い第1引出速度VS1で線材12を引き出し
始めるので、停止中(引出速度はゼロ)の線材12を、
第2引出速度VS2にするよりも早く第1引出速度VS
1に保てる。この第1引出速度VS1のときに通過部分
14aが目的温度になるように加熱するので、停止中の
線材12を第2引出速度VS2にした場合よりも早い時
期から通過部分14aを目的温度に加熱できる。
【0033】これに対し、従来法では、時刻t2になっ
てから通過部分14aを加熱し始めるので、加熱されな
いまま通電ロール44,46を通過する部分が本発明法
よりも長く(多く)なる。一方、本発明法では、加熱さ
れないまま通電ロール44,46を通過する部分が少な
い。従って、本発明法では従来法よりも線材12を廃棄
する部分が減少して歩留りを向上できる。また、引出速
度Vを第1引出速度VS1から第2引出速度VS2に変
更中にも通過部分14aが目的温度になるように加熱す
るので、この通過部分14aを廃棄しなくて済み、歩留
りがさらに向上する。
【0034】本発明法の歩留りと従来法の歩留りとを比
較して説明する。
【0035】ここでは、第1引出速度VS1を10m/
分として、ライン速度Vがゼロから第1引出速度VS1
に1秒間で到達した(時刻t1=1秒)とする。また、
第2引出速度VS2を300m/分として、従来法で
は、ライン速度Vがゼロから第2引出速度VS2に30
秒間で到達した(時刻t2=30秒)とする。また、2
つの通電ロール44,46の間隔を2mとする。
【0036】ところで、通過部分14aに電流を通すた
めには、線材12の最先端が通電ロール46に挟持され
ている必要がある。従って、線材12の最先端が通電ロ
ール46に挟持されている時点をライン速度Vがゼロと
し、この時点から線材12を引き出し始めたとする。
【0037】本発明法の場合、ライン速度Vがゼロから
第1引出速度VS1(=10m/分)に到達するまでに
は1秒間要するので、この1秒間に線材12は約0.0
8m引き出される(速度ゼロから引き出されるので、実
際に引き出される長さはもう少し短く、平均速度は5m
/分)。即ち、ライン速度Vがゼロのとき(線材12が
停止しているとき)に、線材12のうち通電ロール44
よりも矢印A方向上流側に約0.08m離れた部分が通
電ロール44に到達した時(時刻t1)から規格品が得
られる。従って、ライン速度Vがゼロのときにおける2
つの通電ロール44,46の間に位置する長さ2mと上
記の約0.08mとの合計の約2.08mが規格外品と
なる。
【0038】一方、従来法では、ライン速度Vがゼロか
ら第2引出速度VS2(=300m/分)に到達するま
でには30秒間要するので、この30秒間に線材12は
約75m引き出される(速度ゼロから引き出されるの
で、実際に引き出される長さはもう少し短く、平均速度
は150m/分)。即ち、ライン速度Vがゼロのとき
(線材12が停止しているとき)に、線材12のうち通
電ロール44よりも矢印A方向上流側に約75m離れた
部分が通電ロール44に到達した時(時刻t2)から規
格品が得られる。従って、ライン速度Vがゼロのときに
おける2つの通電ロール44,46の間に位置する長さ
2mと上記の約75mとの合計の約77mが規格外品と
なる。
【0039】上述した例に挙げたように、本発明法では
2.08mが規格外品となるのに対し、従来法では77
mが規格外品となる。このように本発明法によれば歩留
りが非常に良くなる。
【0040】ここで、引出速度Vが第2引出速度VS2
になった後(時刻t4以降)に所定時間が経過して、コ
イル状の線材12が残り少なくなったと仮定する。
【0041】このようにコイル状の線材12が残り少な
くなった場合、この線材12の後端に新たな線材の先端
を溶接して互いに接続し、新たな線材を連続して熱処理
することがある。この場合は、溶接するための時間的余
裕が必要となる。またたまったコイル16を交換する時
間も必要である。これはル−パにたまった材料長さを調
節することで行うが、しかし、線材12を第2引出速度
VS2で引き出している状態では、引出速度Vが過大で
溶接及びコイル交換するための時間的余裕がほとんど無
い。
【0042】そこで、本発明法では、第2引出速度VS
2よりも遅い第3引出速度VS3に時刻t6で到達する
ように引出速度Vを変更する。しかし、この変更中にも
通過部分14aが目的温度に加熱されるように制御器5
0で電源42を制御する。また、線材12が第3引出速
度VS3で引き出され始めてからも通過部分14aを目
的温度になるように加熱する。このように比較的遅い第
3引出速度VS3に変更することにより時間的に余裕が
生じるので、確実に溶接でき、コイル交換ができる。な
お、溶接するために十分な時間が経過した時刻t7から
は引出速度Vを速め、引出速度Vを時刻t8で第2引出
速度VS2にする。この引出速度の上昇中にも、通過部
分14aが目的温度に加熱されるように制御器50で電
源42を制御する。
【0043】上述したように、第2引出速度VS2から
第3引出速度VS3に変更するまでの間、及び第3引出
速度VS3になってからも、通過部分14aが目的温度
に加熱されるので線材14aを破棄しなくて済み、歩留
りが向上する。
【0044】一方、従来法では、第2引出速度VS2で
引き出している線材12を一旦停止させて上記の溶接を
するための時間的余裕を生じさせる。しかし、線材12
を一旦停止させる場合は、時刻t5から通過部分14a
に電流を通さないので、歩留りが悪くなる。これに対
し、本発明法では、歩留りが良くしかも溶接するための
十分な時間的余裕が生じる。
【0045】線材12の熱処理を終了する際は、時刻t
9から引出速度Vを低下させ始め、時刻t10において
第1引出速度VS1にする。この場合、引出速度Vを低
下させ始めてから第1引出速度VS1になるまでの間、
及び、第1引出速度VS1のときにも、通過部分14a
が目的温度に加熱されるように制御器50で電源42を
制御する。この結果、時刻t9から時刻t12までの間
は、通過部分14aが目的温度に加熱される。従って、
従来法のように時刻t11で通電を停止する場合に比
べ、歩留りが向上する。
【0046】次に、制御器50で電源42を制御して電
源42から通電ロール44,46に送られる電流を調整
する際の具体的制御方法(加熱方法)について説明す
る。
【0047】ここでは、ライン速度Vを第1引出速度V
S1から第2引出速度VS2に変更する際において、制
御器50が電源42を制御して通過部分14aに通る電
流を制御する方法を説明する。
【0048】先ず、以下のように記号を定義する。 H[J/m]:長さ1mの線材を目的温度まで上げるた
めに必要なエネルギ I[A]:通過部分14aに通す電流(現在の指令電
流) R[Ω]:通過部分14aの抵抗 k:比例定数 VS1[mm/秒]:第1引出速度(ライン速度を変更
する直前の引出速度) V[mm/秒]:現時点での引出速度 IS[A]:第1引出速度VS1において通過部分14
aを通っている電流
【0049】上記のように記号を定義した場合、線材1
2を加熱するために必要なエネルギ=H・Vとなり、発
生する電気エネルギ=I2・Rとなる。
【0050】この両者を等しいとした場合、I2・R=
H・V I={(H/R)・V}0.5=k・V0.5 ……(1) ここで、kは比例定数である。第1引出速度VS1のと
きには通過部分14aに電流ISが通っているので、 IS=k×(VS1)0.5 故に、k={1/(VS1)0.5}×IS (1)式に代入すると I=IS×{1/(VS1)0.5}V0.5 I=IS×(V/VS)0.5 ……(2) となる。従って、ライン速度を変更中に通過部分14a
に通すべき電流は、ライン速度の1/2乗に比例するこ
ととなる。
【0051】上記の(1)式に従って、通過部分14a
に電流を通すように制御器50で電源42を制御するこ
とにより、ライン速度を変更中であっても通過部分14
aを目的温度に加熱できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱装置で
は、通過部分が目的温度になるように制御手段が制御す
るので、引出速度が変更されることにより、通過部分が
加熱領域を通過する所要時間が変動しても、通過部分は
目的温度に加熱される。従って、加熱領域において目的
温度に加熱されない通過部分が少なくなるので、歩留り
の良い加熱装置が得られる。
【0053】ここで、前記電極は、前記加熱領域の入口
に配置された、前記通過部分を挟持する入口電極ロール
と、前記加熱領域の出口に配置された、前記通過部分を
挟持する出口電極ロールとからなるものである場合は、
比較的簡易な構造の電極が得られる。
【0054】さらに、前記制御装置は、前記引出速度が
引出速度VSから引出速度Vに変更される場合に、この
引出速度VSでは前記通過部分に電流ISが通っている
としたとき、前記引出速度Vでは、I=IS×(V/V
S)0.5の電流を前記通過部分に通すように制御するも
のである場合は、制御がいっそう正確になる。
【0055】また、本発明の第1の加熱方法では、例え
ば長尺材を引き出し始める際には引出速度がゼロから始
まるが、引出速度を変更中にも通過部分を目的温度に加
熱できるので、この変更中の通過部分を所望通りに加熱
できる。従って、この通過部分を廃棄しなくて済むの
で、歩留りが向上する。
【0056】また、本発明の第2の加熱方法では、第2
引出速度よりも遅い第1引出速度で長尺材を引き出し始
めるので、停止中(引出速度はゼロ)の長尺材を、第2
引出速度にするよりも早く第1引出速度に保てる。この
第1引出速度のときに通過部分を目的温度になるように
加熱するので、停止中の長尺材を第2引出速度にした場
合よりも早い時期から通過部分を目的温度に加熱でき
る。この結果、長尺材を廃棄する部分が減少して歩留り
を向上できる。また、引出速度を第1引出速度から第2
引出速度に変更中にも通過部分が目的温度になるので、
この変更中の通過部分を所望通りに加熱できる。従っ
て、この通過部分を廃棄しなくて済むので、歩留りがさ
らに向上する。
【0057】また、本発明の第3の加熱方法では、第2
引出速度で引き出している長尺材が残り少なくなり、こ
の長尺材に新たな長尺材を溶接して通過部分を連続的に
加熱する場合、第2引出速度よりも遅い第3引出速度で
引き出せるので、長尺材の端部同士を溶接する時間に余
裕が生じる。しかも、第2引出速度から第3引出速度に
変更するまでの間、及び第3引出速度になってからも、
通過部分が目的温度に加熱されるので、長尺材を破棄し
なくて済み、歩留りがさらに向上する。
【0058】また、本発明の第4の加熱方法では、第2
引出速度よりも遅い第1引出速度で長尺材を引き出し始
めるので、停止中(引出速度はゼロ)の長尺材を、第2
引出速度にするよりも早く第1引出速度に保てる。この
第1引出速度のときに通過部分が目的温度になるように
加熱するので、停止中の長尺材を第2引出速度にした場
合よりも早い時期から通過部分を目的温度に加熱でき
る。この結果、長尺材を廃棄する部分が減少して歩留り
を向上できる。また、引出速度を第1引出速度から第2
引出速度に変更中にも通過部分が目的温度になるので、
この変更中の通過部分を所望通りに加熱でき、この通過
部分を廃棄しなくて済み、歩留りがさらに向上する。さ
らに、第2引出速度で引き出している長尺材が残り少な
くなり、この長尺材に新たな長尺材を溶接して通過部分
を連続的に加熱する場合、第2引出速度よりも遅い第3
引出速度で引き出せるので、長尺材の端部同士を溶接す
る時間に余裕がある。しかも、第2引出速度から第3引
出速度に変更するまでの間、及び第3引出速度になって
からも、通過部分が目的温度に加熱されるので、長尺材
を破棄しなくて済み、歩留りがさらに向上する。
【0059】ここで、前記引出速度を引出速度VSから
引出速度Vに変更する際に、この引出速度VSでは前記
通過部分に電流ISが通っているとしたとき、前記引出
速度Vでは、I=IS×(V/VS)0.5の電流を前記
通過部分に通す場合は、制御がいっそう正確になる。
【0060】また、本発明の熱処理装置では、加熱領域
において目的温度に加熱されない通過部分が少なくなる
ので、歩留りの良い熱処理が行える。
【0061】また、本発明の熱処理方法では、例えば長
尺材を引き出し始める際には引出速度がゼロから始まる
が、引出速度を変更中にも通過部分を目的温度に加熱で
きるので、この変更中の通過部分を所望通りに加熱で
き、この通過部分を廃棄しなくて済む。この結果、歩留
りの良い熱処理が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱処理装置の一実施形態を示す模式図
である。
【図2】加熱時のライン速度(引出速度)の変化を示す
グラフであり、従来法におけるライン速度も示す。
【符号の説明】
10 熱処理装置 12 線材 14 引出部分 40 直接通電装置 44,46 通電ロール 48 引出速度検出センサ 50 制御器 54 電流検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K038 AA03 BA01 CA02 DA01 EA00 EA03 FA02 4K043 AA02 CA05 EA07 FA03 FA04 FA12 GA06 GA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱する加熱装置に
    おいて、 前記通過部分に接触して電流を通すことによりこの通過
    部分を加熱する、前記加熱領域に配置された電極と、 該電極が前記通過部分に通している電流を検出する電流
    検出センサと、 長尺材が引き出されている引出速度を検出する引出速度
    検出センサと、 前記電流検出センサで検出された電流及び前記引出速度
    検出センサで検出された引出速度双方に基づいて、前記
    通過部分が前記目的温度になるように制御する制御手段
    とを備えたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記電極は、 前記加熱領域の入口に配置された、前記通過部分を挟持
    する入口電極ロールと、 前記加熱領域の出口に配置された、前記通過部分を挟持
    する出口電極ロールとからなるものであることを特徴と
    する請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置は、 前記引出速度が引出速度VSから引出速度Vに変更され
    る場合に、この引出速度VSでは前記通過部分に電流I
    Sが通っているとしたとき、 前記引出速度Vでは、I=IS×(V/VS)0.5の電
    流を前記通過部分に通すように制御するものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱する加熱方法に
    おいて、 長尺材を引き出している引出速度を変更する際に、この
    引出速度を変更中にも前記通過部分が前記目的温度にな
    るように制御することを特徴とする加熱方法。
  5. 【請求項5】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱する加熱方法に
    おいて、 停止中の長尺材を所定の第1引出速度になるように引き
    出し始め、 長尺材が前記第1引出速度で引き出されているときに、
    前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、所定
    時間経過後、 前記第1引出速度よりも速い第2引出速度になるように
    長尺材の引出速度を変更し始めると共に、この変更中に
    も前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、 長尺材が前記第2引出速度で引き出され始めてからも前
    記通過部分を前記目的温度になるように加熱することを
    特徴とする加熱方法。
  6. 【請求項6】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱する加熱方法に
    おいて、 長尺材を所定の第2引出速度で引き出しながら、前記通
    過部分を前記目的温度になるように加熱し、 前記第2引出速度よりも遅い第3引出速度になるように
    長尺材の引出速度を変更し始めると共に、この変更中に
    も前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、 長尺材が前記第3引出速度で引き出され始めてからも前
    記通過部分を前記目的温度になるように加熱することを
    特徴とする加熱方法。
  7. 【請求項7】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱する加熱方法に
    おいて、 停止中の長尺材を所定の第1引出速度になるように引き
    出し始め、 長尺材が前記第1引出速度で引き出されているときに、
    前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、所定
    時間経過後、 前記第1引出速度よりも速い第2引出速度になるように
    長尺材の引出速度を変更し始めると共に、この変更中に
    も前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、 長尺材が前記第2引出速度で引き出され始めてからも前
    記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、 前記第2引出速度で長尺材を所定時間だけ引き出し、そ
    の後、 前記第2引出速度よりも遅い第3引出速度になるように
    長尺材の引出速度を変更し始めると共に、この変更中に
    も前記通過部分を前記目的温度になるように加熱し、 長尺材が前記第3引出速度で引き出され始めてからも前
    記通過部分を前記目的温度になるように加熱することを
    特徴とする加熱方法。
  8. 【請求項8】 前記引出速度を引出速度VSから引出速
    度Vに変更する際に、この引出速度VSでは前記通過部
    分に電流ISが通っているとしたとき、 前記引出速度Vでは、I=IS×(V/VS)0.5の電
    流を前記通過部分に通すことを特徴とする請求項5,
    6,又は7に記載の加熱方法。
  9. 【請求項9】 長尺材をその先端から引き出しながら、
    この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通過し
    ている通過部分を所定の目的温度に加熱して熱処理する
    熱処理装置において、 請求項1から3までのうちのいずれか一項に記載された
    加熱装置を備えたことを特徴とする熱処理装置。
  10. 【請求項10】 長尺材をその先端から引き出しなが
    ら、この引き出した引出部分のうち所定の加熱領域を通
    過している通過部分を所定の目的温度に加熱して熱処理
    する熱処理方法において、 請求項4から8までのうちのいずれか一項に記載された
    加熱方法で前記通過部分を加熱して熱処理することを特
    徴とする熱処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013189685A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Yazaki Corp 線材軟化装置
WO2014142355A1 (en) 2013-03-14 2014-09-18 Neturen Co., Ltd. Wire heating system and wire heating method

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