JP2002255205A - 密封容器 - Google Patents

密封容器

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JP2002255205A
JP2002255205A JP2001061256A JP2001061256A JP2002255205A JP 2002255205 A JP2002255205 A JP 2002255205A JP 2001061256 A JP2001061256 A JP 2001061256A JP 2001061256 A JP2001061256 A JP 2001061256A JP 2002255205 A JP2002255205 A JP 2002255205A
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能久 岩崎
Hiroaki Okumura
博昭 奥村
Kozo Fuse
耕造 布施
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋の中央部分に硬質本体部を具え、その周囲
に、周溝を具えた軟質周縁部を一体に具えた密封容器を
改良して、環境にやさしくより食品保存用、冷蔵用に適
した密封容器を開発する。 【構成】 容器本体1の上縁1’に蓋2を気密的に嵌合
させるようにした樹脂製の密封容器であって、容器本体
1をポリメチルペンテン(PMP)で形成し、蓋2の中
央部分を形成する硬質本体部3を透明なポリメチルペン
テン(PMP)で形成し、容器本体の上縁に嵌着される
周溝8を具えて硬質本体部の周縁に一体化される軟質周
縁部4を、ポリプロピレン−エチレン・プロピレンゴム
系エストラマー(TPO)で形成したことを特徴とする
密封容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器本体の上縁
に蓋を気密的に嵌合させるようにした樹脂製の密封容器
に関し、蓋の中央部分と、周溝を具えた周縁部とに異な
る樹脂を用いて一体に成形することによって、特に密封
容器の加熱使用に適し、かつ、耐用性に優れたものにし
たことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の密封容器には、例えば例え
ば特開平11−255252号公報と特開平11−26
3358号公報のように、密封容器の蓋を、中央部を形
成する硬質本体部と、周溝を具えて硬質本体部の周縁に
一体化して形成された軟質周縁部とで構成したものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の密閉容器は、
家庭内では主として食品の保存用容器に使われている
が、素材中に環境ホルモンを含むものが使用されていた
り、密封性に劣るものがあったり、収容した食品が容器
外から見え難くかったり、保存食品を加熱する場合に耐
熱容器に移し替える必要があるとか、汚れが落ち難いと
か、容器の材質がある種の食品の保存には適しない場合
があるなど、耐用性に劣るものが多かった。このような
ことから本発明が解決しようとする課題は、上記のよう
に様々に欠点のあった従来の密封容器を改良して、環境
にやさしくより食品保存用に適した密封容器を開発する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、上記の
課題を解決するために、容器本体の上縁に蓋を気密的に
嵌合させるようにした樹脂製の密封容器において、容器
本体をポリメチルペンテン(PMP)で形成し、蓋の中
央部分を形成する硬質本体部を透明なポリメチルペンテ
ン(PMP)で形成し、容器本体の上縁に嵌着される周
溝を具えて硬質本体部の周縁に一体化される軟質周縁部
を、ポリプロピレン−エチレン・プロピレンゴム系エス
トラマー(TPO)で形成したことを特徴とする密封容
器を提供するものである。
【0005】上記のようにポリメチルペンテン(PM
P)で容器本体を形成し、蓋の中央部分に透明なポリメ
チルペンテン(PMP)で形成した硬質本体部を具え、
周溝を具えて硬質本体部の周縁に一体化される軟質周縁
部を、ポリプロピレン−エチレン・プロピレンゴム系エ
ストラマー(TPO)で形成した本発明密封容器は、各
部の素材が有する特性に基づいて、材料中に環境ホルモ
ンを含まない、蓋の開閉操作が容易で、かつ、密封性が
優れている、蓋の透明部分をとおして収容物が外から見
える、耐寒性ともに耐熱性に優れているので冷凍保存と
加熱使用に適しているので容器の移し替えの必要がなく
なる、汚れが落ち易くなる、収容する食品の種類を選ば
ないなど耐用性に優れたものになる。
【0006】そして、蓋の硬質本体部の適宜位置に開口
部を設け、同じく蓋の軟質周縁部から上記開口部を開閉
する栓体を一体に延設し、密封容器の加熱使用時には栓
体を外し、開口部を開放させて用いられるようにした請
求項2の発明によれば、容器本体の上縁に周溝をきつく
嵌合させている蓋を外さずに、比較的に取り易い栓体を
外すことによって、安全な加熱調理ができる。
【0007】また、蓋の硬質本体部の適宜位置に開口部
を設け、この開口部を蓋の軟質周縁部から一体に延設す
るかまたは別体に備えた栓体によって閉じておいて、密
封容器の加熱使用時に容器内に発生する蒸気圧によって
上記栓体を自動的に外して開口させるようにした請求項
3の発明によれば、周溝を介した蓋の嵌着によってきつ
く密封されたままの容器を加熱する場合に、内部に発生
する蒸気圧が異常に高まる前に、内圧によって栓体が開
口部から外れて容器内の圧力を低下させる。したがっ
て、密封容器の安全な加熱使用ができる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面について説明
する。図1は実施例の斜視図、図2は縦断側面図であ
る。
【0009】図において、1は、全体形状をほぼ正方形
に近い長方形に形成した容器本体、2は、容器本体1の
上部に嵌着する蓋、3は、蓋2の中央部分を形成する硬
質本体部、4は、区画線Lを介して硬質本体部3の周囲
に一体成形されて蓋2の周縁部分を形成する軟質周縁
部、5は、硬質本体部3の一隅に設けた開口部、6は、
軟質周縁部4の一角に設けた薄肉のヒンジ部7を介して
一体に延設されて、開口部5を上方から開閉する栓体で
ある。
【0010】素材として、容器本体1は、ポリメチルペ
ンテン(PMP)で形成され、蓋2の中央部分を形成す
る硬質本体部3は、透明なポリメチルペンテン(PM
P)で形成され、容器本体1の上縁1’に嵌着される周
溝8を具えて硬質本体部1の周囲に一体化される軟質周
縁部は、ポリプロピレン−エチレン・プロピレンゴム系
エストラマー(TPO)で形成されている。
【0011】(PMP)と(TPO)で形成した容器本
体1と蓋2の硬質本体部3は、容器としての適宜な剛性
を有し、材料中に環境ホルモンと疑われている化学物質
を含まないので、食品の保存用加熱用に安全な使用がで
きる。(TPO)で形成した軟質周縁部4は、周溝8と
容器本体1の上縁1’との脱着に要する柔軟性と密着性
を有するので容器の気密性を保ち、食品の出し入れを容
易にするとともに食味を変えない保存ができる。
【0012】透明な(PMP)で形成した容器本体1と
硬質本体部3は、透明性に優れているので、冷蔵庫内の
容器内部を透かして見ることができ、確かめのための取
り出しを不要にすることができる。上記の素材で形成し
たこの密封容器は、耐冷・耐熱性に優れており、蓋2を
したままの冷凍と解凍ができるとともに、簡単に栓体6
を外して容器ごとの加熱調理ができる。
【0013】また、この密封容器は、汚れが落ち易く隅
々まで洗い易い、耐薬品性にも富み、収容する食品の種
類を問わず耐久性があっていつまでも安心して使用でき
る。
【0014】図示のように、栓体6を軟質周縁部4の一
角に設けた薄肉のヒンジ部7を介して蓋2に直結させた
ものは、非使用時にも栓体6が失われることがなく、開
口部5を開閉する場合に便利であるが、本発明の実施に
際しては、栓体6を別体に備えることもできる。なお、
栓体6と開口部5を設ける位置、その大きさとか形状等
は、本発明の要旨にそって適宜に選定されるべき事項に
属するもので、図示の態様に限定されるものではない。
【0015】さらに本発明の実施に際し、蓋2の開口部
5を閉鎖する栓体6は、加熱時にも閉じておいて、容器
内に発生する蒸気圧によって自動的に外させて開口部5
を開口させるようにする場合もある。なお、このような
使用をする場合において、栓体6と開口部5との密着度
は、危険防止のためにも蓋の周溝8と容器本体1の上縁
1’との密着度に比べて十分に低い状態にする必要があ
り、栓体6と開口部5の嵌合形状も上記のような自動開
口使用に適した構造にすることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】前記のように構成し、上記のように用い
られるようにした本発明密封容器は、従来のこの種の容
器に求められていた様々な欠点を除去して、特に食品の
保存用、加熱調理用に用いて安全な使用ができるという
きわめて有用な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例の斜視図
【図2】図2は縦断側面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 (1’ 上縁) 2 蓋 3 硬質本体部 4 軟質周縁部 5 開口部 6 栓体 7 ヒンジ部 8 周溝 L 区画線
フロントページの続き (72)発明者 布施 耕造 奈良県大和郡山市額田部北町1216番地の5 岩崎工業株式会社内 Fターム(参考) 3E033 AA08 AA10 BA13 CA07 DA02 DD01 3E084 AA05 AA14 AA24 AB10 BA02 CA03 CC03 CC08 DA03 DB13 DC03 DC08 FA09 FC03 GA08 GB12 KA19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の上縁に蓋を気密的に嵌合させ
    るようにした樹脂製の密封容器において、容器本体をポ
    リメチルペンテン(PMP)で形成し、蓋の中央部分を
    形成する硬質本体部を透明なポリメチルペンテン(PM
    P)で形成し、容器本体の上縁に嵌着される周溝を具え
    て硬質本体部の周縁に一体化される軟質周縁部を、ポリ
    プロピレン−エチレン・プロピレンゴム系エストラマー
    (TPO)で形成したことを特徴とする密封容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋の硬質本体部の適宜位置に開口部
    を設け、前記軟質周縁部から、上記開口部を開閉する栓
    体を一体に延設するかまたは、軟質周縁部と同じ素材で
    栓体を形成して、密封容器の加熱使用時に栓体を外し、
    開口部を開けて用いられるようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の密封容器。
  3. 【請求項3】 前記蓋の硬質本体部の適宜位置に開口部
    を設け、この開口部を、前記蓋の軟質周縁部から一体に
    延設するかまたは該蓋とは別体に備えた栓体で閉じてお
    いて、密封容器の加熱使用時に、容器内に発生する蒸気
    圧により上記栓体を自動的に外して開口させるように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の密封容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8158174B2 (en) 2002-09-27 2012-04-17 Kraft Foods Global Brands Llc Container for food products

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