JP2002254985A - 車両周辺視認装置 - Google Patents

車両周辺視認装置

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JP2002254985A
JP2002254985A JP2001053636A JP2001053636A JP2002254985A JP 2002254985 A JP2002254985 A JP 2002254985A JP 2001053636 A JP2001053636 A JP 2001053636A JP 2001053636 A JP2001053636 A JP 2001053636A JP 2002254985 A JP2002254985 A JP 2002254985A
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blinking
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Takanori Ito
貴則 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両が暗い環境下に置かれた場合の撮像画像
の表示品質を上げる。 【解決手段】 ウィンカーランプ21が点滅動作を繰り
返す場合に、そのウィンカーランプ21の点灯時に撮像
素子10で撮像した画像を静止画像として記憶手段34
に記憶させ、ウィンカーランプ21の消灯時に記憶手段
34内に記憶した静止画像を表示部15に表示させるの
で、ウィンカーランプ21の点滅に伴って表示部15の
画像が点滅するのを防止できる。したがって、表示部3
1の視認性が劣化するのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、見通しの悪い状況
で、運転者の死角となる外部の景色を撮影して運転者に
表示する車両周辺視認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】見通しの悪い交差点等で運転を容易にす
るために、車両の先端部等に車両周辺視認装置を取り付
け、この車両周辺視認装置で運転者の死角となる外部の
様子を把握する技術がある。図3に従来の車両周辺視認
装置の構成図を示す。この車両周辺視認装置1は、車両
外部に配設されて車両前部の左右方向の景色を撮像する
撮像装置11と、この撮像装置11から供給される画像
信号を鏡像反転処理する鏡像反転処理部12と、車室内
に配設されて鏡像反転処理部12から得られる画像信号
を表示する表示部15とを備えて構成される。
【0003】撮像装置11は、その両側に透明ガラス等
で構成された左右一対の透過窓部2L,2Rが設けられ
た遮光性のケース3を有し、このケース3内に、断面二
等辺三角形のプリズム4がその頂角部5をケース3の前
部(図3ではケース3の上部)に向け、且つプリズム側
面8L,8Rをそれぞれ左右の透過窓部2L,2R側に
向けた姿勢で収納配設されると共に、プリズム側面8
L,8Rから入射してプリズム4内で光路変換して所定
の結像レンズ9を介して撮像面上に案内される光線18
L,18Rを画像信号に変換する撮像素子10がプリズ
ム4の後側に収納配設されて構成される。その際、結像
レンズ9は、このプリズム4の後方(図3では下方)に
おいて、その結像レンズ9の光軸25がプリズム4の断
面二等辺三角形の頂角部5の2分線に一致するように配
設される。
【0004】かかる撮像装置11は、例えば撮像装置1
1の前部(ケース3の前部)を車両の前方に向け、且つ
透過窓部2R,2Lをそれぞれ左右側に向けるようにし
て、図4のように車両16のフロントバンパ17やフロ
ントグリルに取り付けられる。
【0005】この状態で、左側景色に対応する光線18
Lは、図3に示すように、透過窓部2Lおよびプリズム
側面8Lを透過した後、プリズム4の内部を進行してプ
リズム側面8Rに到達する。そして、このプリズム側面
8Rで内面反射した後、プリズム後面8Bから射出して
結像レンズ9で結像されて撮像素子10の撮像面の左半
面10Lに案内される。
【0006】これと対称的に考えることで、右側景色に
対応する光線18Rについても同様に、撮像素子10の
撮像面の右半面10Rに案内される。そして、ともに撮
像素子10で画像信号に変換される。
【0007】このようにして左側及び右側景色が撮像さ
れ、撮像された画像信号は、鏡像反転処理部12で鏡像
反転処理されて、図5のような監視視野画像として表示
部15に供給される。表示部15においては、透過窓部
2Lから取り込まれた左側景色が左側景色画像19Lと
して左半画面15Lに表示され、透過窓部2Rから取り
込まれた右側景色が右側景色画像19Rとして右半画面
15Rに表示される。したがって、見通しの悪い位置で
車両等の接近物が接近してきたような場合に、運転者は
表示部15の画面を視認することで、その接近物を認知
することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、夜間などの
暗い場所では、図4において車両16が前照灯(ヘッド
ランプ)20や尾灯(バックライト:図示省略)を点灯
しても、その前照灯20や尾灯の光照射範囲が前方や後
方に限定されることから、車両の左右方向を前照灯20
や尾灯で光照射することができない。
【0009】ここで、一般に交差点等を右左折するよう
な場合は、ウィンカーランプ21でターンシグナルを点
灯することが義務づけられている。このウィンカーラン
プ21のターンシグナルは、車両16の前部左右方向に
向けて光照射を行うものであるため、この前部左右方向
へのターンシグナルの光照射時に撮像装置11で撮像す
れば、明るい画像を得ることが可能となる。
【0010】しかしながら、ウィンカーランプ21のタ
ーンシグナルは、一定周期で光の点滅を行うものである
ため、前部左右方向に連続した光照射を行うことは不可
能である。したがって、夜間などの暗い場所においてウ
ィンカーランプ21を点滅させながら、撮像装置11で
前部左右方向を撮像すると、車両16の前部左右方向が
一定周期で明暗状態を繰り替えし切り替えるため、最終
的に表示部15に表示される画面が繰り返し点滅するこ
とになり、極めて視認性が劣化してしまう。
【0011】そこで、この発明の目的は、ウィンカーラ
ンプでのターンシグナルを利用して当該前部左右方向の
画像を撮像する際に、画像内容の視認性を向上し得る車
両周辺視認装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
請求項1に記載の発明は、車両の外部の所定の位置に設
置される撮像装置を用いて車両側方の画像を撮像し、当
該画像を制御部に送信して、当該制御部での制御により
所定の表示部に表示する車両周辺視認装置であって、前
記制御部は、前記車両のウィンカーランプの点滅状態を
検出するシグナル点灯検出手段と、前記シグナル点灯検
出手段で前記ウィンカーランプが点滅であると検出さ
れ、且つ当該ウィンカーランプが点滅中の点灯状態であ
るときに、前記撮像素子で撮像した画像を静止画像とし
て記憶する記憶手段と、前記シグナル点灯検出手段の検
出結果に基づいて前記記憶手段に記憶された画像と前記
撮像素子から与えられた撮像画像とを適宜選択して前記
表示部に表示する表示制御手段とを備え、前記表示制御
手段は、前記シグナル点灯検出手段が前記ウィンカーラ
ンプの点滅状態を検出した場合に、前記ウィンカーラン
プが点滅中の少なくとも消灯時に、前記記憶手段内に記
憶された前記静止画像を前記表示部に表示する一方、前
記シグナル点灯検出手段が前記ウィンカーランプの点滅
状態を検出しない場合に、前記撮像素子で撮像された画
像を前記表示部に表示するものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両周辺視認装置であって、前記表示制御手段は、前
記車両の前照灯が点灯されている場合であり、且つ前記
シグナル点灯検出手段が前記ウィンカーランプの点滅状
態を検出した場合に、前記ウィンカーランプが点滅中の
少なくとも消灯時に、前記記憶手段内に記憶された前記
静止画像を前記表示部に表示する一方、前記車両の前照
灯が点灯されていない場合、及び前記車両の前照灯が点
灯されているが前記シグナル点灯検出手段が前記ウィン
カーランプの点滅状態を検出しない場合に、前記撮像素
子で撮像された画像を前記表示部に表示するものであ
る。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の車両周辺視認装置であって、前記表示制御手段は、前
記車両の前照灯が点灯されている場合であり、且つ前記
シグナル点灯検出手段が前記ウィンカーランプの点滅状
態を検出した場合に、前記ウィンカーランプの点滅周期
と同期したフレームレートで、前記記憶手段内に記憶さ
れた前記静止画像を前記表示部に表示するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一の実施の形態を
図1に基づいて説明する。図1は本発明の一の実施の形
態に係る車両周辺視認装置1Aの構成概略図である。
尚、この実施の形態では、図3ないし図5に示した従来
例と同様の機能を有する要素については同一の符号を付
している。
【0016】この実施形態に係る車両周辺視認装置1A
は、図1及び図4に示すように、車両16における例え
ばフロントバンパー17の下方等に設置される撮像装置
11と、撮像装置11で撮像された車両周辺の画像を表
示すべく、車室内のインストルメントパネル等の運転者
が視認しやすい位置に設けられたLCDまたはCRT等
からなる表示部15と、撮像装置11で撮像された画像
信号を画像処理して表示部15に供給する制御部31と
を備える。
【0017】撮像装置11は、図3に示した従来例と同
様のものが使用されている。具体的に、撮像装置11
は、遮光性のケース3と、PMMA等の透光性樹脂が使
用されてケース3の両側面に位置してそれぞれに形成さ
れた開口に装着された左右一対の透過窓部2L,2R
と、ケース3内に配置された例えばCCDカメラなどの
撮像素子10と、結像レンズ9と、各透過窓部2L,2
Rから進入した光線18L,18Rを、それぞれ光路変
換して結像レンズ9を介して撮像素子10の撮像面の左
半面10L又は右半面10Rに案内するプリズム4とを
備える。
【0018】透過窓部2L,2Rとしては透明ガラス等
の透光板が使用されている。
【0019】プリズム4は、例えば硝材BK7(屈折率
n:1.517)が使用されて、断面二等辺三角形の角
柱体に形成されている。このプリズム4の頂角部5は、
ケースの前方(図1ではケース3の上方)に向けて配置
され、且つそのプリズム側面8L,8Rをそれぞれケー
ス3の透過窓部2L,2Rに向けた姿勢で、例えばプリ
ズム固定部材3Aにより固定保持されてケース3内に配
設されている。なお、このプリズム固定部材3Aは、プ
リズム4の後部(図では下部)の左右角部を左右側から
例えば挟持してプリズム4を固定するとともに、プリズ
ム側面8R,8Lの後部領域(図1ではプリズム側面8
R,8Lの下部領域)に入射する左右側景色を構成しな
い不要な光線を遮光する働きを兼ねている。
【0020】また、結像レンズ9は、このプリズム4の
後方(図1では下方)において、その結像レンズ9の光
軸25がプリズム4の断面二等辺三角形の頂角部5の2
分線に一致するように固定されている。そして、撮像素
子10は、結像レンズ9の後方において、その撮像面1
0L,10Rがプリズム後面8Bに対して平行となり、
且つその撮像面の左半面10Lと右半面10Rの境界線
の中心が光軸25上に配置するように固定されている。
【0021】制御部31は、ウィンカーランプ21のタ
ーンシグナルの点灯状態を検出するためのシグナル点灯
検出手段33と、このシグナル点灯検出手段33でウィ
ンカーランプ21が点灯状態であるときに撮像装置11
で撮像した画像を記憶する記憶手段34と、シグナル点
灯検出手段33の検出結果に基づいて記憶手段34に記
憶された画像と前記撮像装置11から与えられた撮像画
像とを適宜選択して表示部15に表示する表示制御手段
35とを備える。
【0022】シグナル点灯検出手段33は、ウィンカー
ランプ21と、ターンシグナル点灯スイッチ37と、ハ
ザードランプ点灯スイッチ39とが接続された車内ネッ
トワーク41に接続されており、ターンシグナル点灯ス
イッチ37からウィンカーランプ21に送信されるター
ンシグナル点灯指示信号を検知するとともに、ハザード
ランプ点灯スイッチ39からウィンカーランプ21に送
信されるハザードランプ点灯指示信号を検知して、その
旨を表示制御手段35に伝達する。
【0023】記憶手段34は、SDRAM等の不揮発性
メモリ等が使用され、撮像装置11で撮像された画像が
表示制御手段35から与えられたときに当該画像を一時
的に記憶(キャッシュ)する。
【0024】表示制御手段35は、内蔵されたフラッシ
ュROM等の所定の格納装置内に予め格納されたソフト
ウェアプログラムに従ってCPUが動作するマイクロコ
ンピュータが使用されている。そして、このソフトウェ
アプログラムは、前照灯(ヘッドランプ)20が点灯さ
れている旨を検出する第1の機能と、前照灯20が点灯
されている旨を検出した場合であって、且つ、シグナル
点灯検出手段33でターンシグナル点灯指示信号または
ハザードランプ点灯指示信号が検出されたときに、ウィ
ンカーランプ21の点滅周期に同期して且つウィンカー
ランプ21の点滅動作中の点灯時に同期したタイミング
で、撮像装置11で撮像された画像を記憶手段34内に
記憶(キャッシュ)する第2の機能と、前照灯20が点
灯されている旨を検出した場合であって、且つ、シグナ
ル点灯検出手段33でターンシグナル点灯指示信号また
はハザードランプ点灯指示信号が検出されたときに、ウ
ィンカーランプ21の点滅周期(図2中の符号Cy参
照)のフレームレートで記憶手段34内に記憶された画
像を表示部15に表示する第3の機能と、前照灯20が
点灯されている旨を検出しない場合、または、シグナル
点灯検出手段33でターンシグナル点灯指示信号または
ハザードランプ点灯指示信号が検出されないときに、撮
像装置11で撮像された画像を表示部15に表示する第
4の機能とを実現するように定義されている。
【0025】かかる構成の車両周辺視認装置の動作を、
図2のタイミングチャートに沿って説明する。ここで、
図2(1)は撮像装置11の撮像素子10から制御部3
1の表示制御手段35に撮像画像が与えられるタイミン
グ、図2(2)は前照灯20のオンオフのタイミング
例、図2(3)はターンシグナル点灯指示信号のオンオ
フのタイミング例、図2(4)はウィンカーランプ21
の点滅時の点消灯タイミング、図2(5)は画像の記憶
手段34への記憶タイミング、図2(6)は表示部15
での画像表示タイミングをそれぞれ示している。
【0026】図1において、例えば、左側景色に対応す
る光線18Lは、透過窓部2Lおよびプリズム側面8L
を透過した後、プリズム4の内部を進行してプリズム側
面8Rに到達する。そして、このプリズム側面8Rで内
面反射した後、プリズム後面8Bから射出して結像レン
ズ9で結像されて撮像素子10の撮像面の左半面10L
に案内される。
【0027】これと対称的に考えることで、右側景色に
対応する光線18Rについても同様に、撮像素子10の
撮像面の右半面10Rに案内される。そして、ともに撮
像素子10で画像信号に変換され、制御部31の表示制
御手段35に送信される。
【0028】ここで、車両16が日昼等の明るい環境下
にある場合には、図2(2)中の期間P1のように、通
常は前照灯20が消灯(オフ)されていることが殆どで
ある。このとき、制御部31の表示制御手段35は、前
照灯20が消灯されている旨を検出し、ターンシグナル
点灯指示信号及びハザードランプ点灯指示信号の有無に
拘わらず、撮像装置11の撮像素子10で撮像された画
像をそのままのフレームレートで表示部15に送信す
る。表示部15では、図2(6)の期間P1において、
表示制御手段35から与えられた画像、即ち、撮像素子
10で撮像された撮像画像を表示する。
【0029】また、車両16が夜間等の暗い環境下にあ
る場合は、通常は、図2(2)のT1以降のように前照
灯20が点灯(オン)されるため、制御部31の表示制
御手段35がその旨を検出する。しかしながら、ターン
シグナル点灯指示信号またはハザードランプ点灯指示信
号が車内ネットワーク41を流れない限り(期間P2参
照)、表示制御手段35は、撮像装置11の撮像素子1
0で撮像された画像をそのままのフレームレートで表示
部15に送信する。表示部15では、図2(6)の期間
P1において、表示制御手段35から与えられた画像、
即ち、撮像素子10で撮像された撮像画像を表示する。
【0030】ここで、T2において、ターンシグナル点
灯スイッチ37からターンシグナル点灯指示信号が車内
ネットワーク41に与えられると、制御部31のシグナ
ル点灯検出手段33がその旨を検知し、表示制御手段3
5に伝達する。
【0031】ところで、ターンシグナル点灯指示信号が
ターンシグナル点灯スイッチ37から車内ネットワーク
41を通じてウィンカーランプ21に与えられると、ウ
ィンカーランプ21は、T2以降のように所定の周期C
yで点滅動作を繰り返す。そこで、制御部31の表示制
御手段35は、図2(5)中の符号43のように、上記
の周期Cyのうち、ウィンカーランプ21が点灯してい
る期間Cx内の所定のタイミングで、撮像装置11で撮
像された画像を記憶手段34内に記憶(キャッシュ)す
る。記憶手段34では、次に画像が更新されるまでの
間、与えられた画像を記憶保持する。
【0032】そして、表示制御手段35は、ウィンカー
ランプ21の点滅周期Cyのフレームレートで、記憶手
段34内に記憶されている画像を静止画像として表示部
15に表示する。即ち、表示部15が図2(6)中の期
間P3のように所定の表示クロックで画像表示をして
も、表示部15がウィンカーランプ21の点滅周期Cy
当たりに1フレームの静止画像しか表示部15に出力し
ないため、表示部15では、期間P3(即ち、ウィンカ
ーランプ21の点滅周期Cy)では、記憶手段34に記
憶された静止画像を継続して表示することになる。
【0033】このようにすると、ウィンカーランプ21
がT3のタイミングで消灯しても、表示制御手段35
は、記憶手段34内に記憶された画像を表示し続けるこ
とができる。したがって、ウィンカーランプ21の点滅
に伴って表示部15の画像が点滅するのを防止できる。
【0034】さらに時刻が経過してT4に至った時点
で、再びウィンカーランプ21が点灯したとき、表示制
御手段35は、その時点で新たに撮像装置11の撮像素
子10から与えられた撮像画像を記憶手段34に記憶す
る。そして、新たに記憶された撮像画像を、ウィンカー
ランプ21の点滅周期Cy毎に更新しながら、表示部1
5に表示する。
【0035】その後、T5、T6…と時間が経過してい
っても、表示部15は、ウィンカーランプ21の点滅周
期Cy毎に記憶手段34に更新される静止画としての撮
像画像を、点滅周期Cy毎に表示することを繰り返す。
【0036】以上のように、ウィンカーランプ21が点
滅を繰り返しても、表示制御手段35が、記憶手段34
内に記憶された画像をウィンカーランプ21の点滅周期
Cy毎に静止画像として表示部15に表示するので、ウ
ィンカーランプ21の点滅に伴って表示部15の画像が
点滅するのを防止でき、よって表示部15の視認性が劣
化するのを防止できる。
【0037】尚、図2では、ウィンカーランプ21の点
滅動作中の点灯開始時に同期して、撮像素子10から与
えられた撮像画像を記憶手段34に記憶させていたが、
ウィンカーランプ21の点滅動作中の点灯動作中であれ
ば、いつでも撮像素子10から与えられた撮像画像を記
憶手段34に記憶させてよい。
【0038】あるいは、ウィンカーランプ21の点滅動
作中の点灯動作中には、表示制御手段35が撮像素子1
0から与えられた撮像画像をそのまま表示部15に表示
し、ウィンカーランプ21の消灯時にのみ、記憶手段3
4に記憶された撮像画像を表示部15に表示するように
してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、ウィン
カーランプが点滅動作を繰り返す場合に、そのウィンカ
ーランプの点灯時に撮像素子で撮像した画像を静止画像
として記憶手段に記憶させ、ウィンカーランプの消灯時
に記憶手段内に記憶した静止画像を表示部に表示させる
ので、ウィンカーランプの点滅に伴って表示部の画像が
点滅するのを防止できる。したがって、表示部の視認性
が劣化するのを防止できる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、車両の前
照灯が点灯している場合に、車両が暗い環境下に置かれ
ていると推定して、そのときに限り請求項1の機能を奏
するようにしているので、車両が日昼等の明るい環境下
にある場合は、撮像素子で撮像された画像をそのまま表
示部に表示でき、静止画の表示によるフレームレートの
低下を防止することができる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、車両の前
照灯が点灯している場合に、フレームレートを低下させ
て表示部の画像の暗転を防止できるので、少ない負荷で
画像品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態に係る車両周辺視認
装置のブロック図である。
【図2】この発明の一の実施の形態に係る車両周辺視認
装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】従来の車両周辺視認装置の構成概略図である。
【図4】車両周辺視認装置を構成する撮像装置が車両に
配設された状態の一例を示す図である。
【図5】車両周辺視認装置における表示部の画面を示す
図である。
【符号の説明】
1 車両周辺視認装置 2L,2R 透過窓部 3 ケース 3A プリズム固定部材 4 プリズム 9 結像レンズ 10 撮像素子 11 撮像装置 15 表示部 16 車両 17 フロントバンパー 21 ウィンカーランプ 31 制御部 33 シグナル点灯検出手段 34 記憶手段 35 表示制御手段 37 ターンシグナル点灯スイッチ 39 ハザードランプ点灯スイッチ 41 車内ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 貴則 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5C054 AA01 CE02 CH10 FE18 FE26 GA04 HA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外部の所定の位置に設置される撮
    像装置を用いて車両側方の画像を撮像し、当該画像を制
    御部に送信して、当該制御部での制御により所定の表示
    部に表示する車両周辺視認装置であって、 前記制御部は、 前記車両のウィンカーランプの点滅状態を検出するシグ
    ナル点灯検出手段と、 前記シグナル点灯検出手段で前記ウィンカーランプが点
    滅であると検出され、且つ当該ウィンカーランプが点滅
    中の点灯状態であるときに、前記撮像素子で撮像した画
    像を静止画像として記憶する記憶手段と、 前記シグナル点灯検出手段の検出結果に基づいて前記記
    憶手段に記憶された画像と前記撮像素子から与えられた
    撮像画像とを適宜選択して前記表示部に表示する表示制
    御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記シグナル点灯検出手段が前記
    ウィンカーランプの点滅状態を検出した場合に、前記ウ
    ィンカーランプが点滅中の少なくとも消灯時に、前記記
    憶手段内に記憶された前記静止画像を前記表示部に表示
    する一方、前記シグナル点灯検出手段が前記ウィンカー
    ランプの点滅状態を検出しない場合に、前記撮像素子で
    撮像された画像を前記表示部に表示することを特徴とす
    る車両周辺視認装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両周辺視認装置であ
    って、前記表示制御手段は、前記車両の前照灯が点灯さ
    れている場合であり、且つ前記シグナル点灯検出手段が
    前記ウィンカーランプの点滅状態を検出した場合に、前
    記ウィンカーランプが点滅中の少なくとも消灯時に、前
    記記憶手段内に記憶された前記静止画像を前記表示部に
    表示する一方、前記車両の前照灯が点灯されていない場
    合、及び前記車両の前照灯が点灯されているが前記シグ
    ナル点灯検出手段が前記ウィンカーランプの点滅状態を
    検出しない場合に、前記撮像素子で撮像された画像を前
    記表示部に表示することを特徴とする車両周辺視認装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両周辺視認装置であ
    って、 前記表示制御手段は、前記車両の前照灯が点灯されてい
    る場合であり、且つ前記シグナル点灯検出手段が前記ウ
    ィンカーランプの点滅状態を検出した場合に、前記ウィ
    ンカーランプの点滅周期と同期したフレームレートで、
    前記記憶手段内に記憶された前記静止画像を前記表示部
    に表示することを特徴とする車両周辺視認装置。
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