JP2002249295A - ホイスト用ガイドレールの分岐装置 - Google Patents

ホイスト用ガイドレールの分岐装置

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JP2002249295A
JP2002249295A JP2001047238A JP2001047238A JP2002249295A JP 2002249295 A JP2002249295 A JP 2002249295A JP 2001047238 A JP2001047238 A JP 2001047238A JP 2001047238 A JP2001047238 A JP 2001047238A JP 2002249295 A JP2002249295 A JP 2002249295A
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rail
switching
switching rail
guide rail
guide
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Yutaka Chatani
豊 茶谷
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Fuji Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切換操作を簡単にして使い勝手を向上させ
る。 【解決手段】 水平揺動可能な切換レール11と、切換
レール11の前方に斜めに突出する左右の係合部材1
2、12とを設ける。切換レール11は、ホイスト本体
32を介し、前進方向に進入するランナ31、31に左
右方向の分力を加えて揺動させ、ホイスト本体32の進
行方向を切り換えることができ、後退方向に進入前のラ
ンナ31、31が係合部材12、12の一方に係合して
揺動し、適位置に自動的にセットすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホイスト本体を
吊下するランナの進行方向を簡単に切換操作して使い勝
手を向上させることができるホイスト用ガイドレールの
分岐装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病人や老人、身体障害者などの被介護者
を搬送する介護用ホイストは、建築物の天井部にガイド
レールを敷設し、ガイドレール内を走行するランナを介
して吊下されている。なお、ガイドレールの分岐部分に
は、水平揺動可能な切換レールを設置し、切換レールを
介してランナの進行方向を切り換えることができる。
【0003】切換レールは、1本のガイドレールの前方
に水平揺動可能に設置し、さらに前方の2本のガイドレ
ールの一方に選択的に接続することができる。ただし、
切換レールは、操作用の紐を使用して手動により水平揺
動させ、または専用の操作モータを設け、電動操作によ
り水平揺動させるのが普通である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の前者
によるときは、被介護者を押しながら搬送する介護者
は、被介護者の搬送作業を一旦中止し、操作用の紐を操
作して切換レールを揺動させなければならず、切換操作
が面倒であるという問題があった。また、後者によると
きは、専用の操作モータを含む一連の駆動系を設ける必
要があり、全体構造が複雑高価になるという問題があ
る。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、ホイスト本体を介して前進方向のラン
ナに左右方向の分力を加え、後退方向のランナに係合部
材が係合して水平揺動する切換レールを設けることによ
って、切換操作を簡単にして使い勝手を向上させること
ができるホイスト用ガイドレールの分岐装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、ホイスト本体を吊下するランナ
を走行させる水平揺動可能な切換レールと、切換レール
の前方に斜めに突出する左右の係合部材とを備えてな
り、切換レールは、ホイスト本体を介し、前進方向に進
入するランナに左右方向の分力を加えて揺動させ、後退
方向に進入前のランナが係合部材に係合して適位置に揺
動することをその要旨とする。
【0007】なお、切換レールは、支持ローラを介して
前部を支持することができる。
【0008】また、切換レールは、ストッパを介して適
位置に位置決めしてもよく、切換レールの前端部に添え
て固定のガイド部材を配設してもよい。
【0009】さらに、切換レールは、揺動中心となる支
持ピンを介して固定材に組み付けることができる。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、切換レール
は、ホイスト本体を介し、前進方向に進入するランナに
左右方向の分力を加えることにより、ランナの進行方向
を容易に切り換えることができる。すなわち、被介護者
を搬送する介護用ホイストとしてホイスト本体を使用す
る場合を例にとると、介護者は、ランナの前進時におい
て、たとえばホイスト本体によって吊り上げている被介
護者の身体を斜め後方から押したり、被介護者が着座し
ている吊り具を同方向から押したりすることにより、ホ
イスト本体を介して所定方向の分力をランナに加え、切
換レールを所定方向に円滑に切換操作することができ
る。なお、このときのランナは、一旦停止させる必要が
なく、被介護者の搬送動作を中断することなく、切換レ
ールの切換操作が可能である。また、切換レールは、後
退方向に進入前のランナが係合部材に係合することによ
り適位置に揺動するから、介護者は、ランナの後退時に
おいて、何ら格別な切換操作をする必要がない。ホイス
ト本体を一般的な重量物搬送用のホイストとして使用す
る場合も、全く同様である。
【0011】なお、左右の係合部材は、切換レールの前
方に向けて外側に斜めに突出し、切換レールの前方の分
岐用のガイドレールを斜めに横切るものとする。また、
切換レールの適位置とは、切換レールの前端が分岐用の
ガイドレールに正しく対向し、切換レールと、分岐用の
ガイドレールとの間をランナが円滑に走行することがで
きる位置をいう。
【0012】支持ローラを介して前部を支持する切換レ
ールは、ホイスト本体、ランナを介して被介護者や重量
物の重量が負荷されても、前部が不用意に下がるおそれ
がなく、軽快に水平揺動させることができる。
【0013】切換レールは、ストッパを介し、適位置に
容易に位置決めすることができる。なお、ストッパは、
分岐用のガイドレールごとに設けることが好ましい。
【0014】切換レールの前端部に添えてガイド部材を
配設すれば、ガイド部材は、切換レール内のランナが接
触することにより、ストッパとともに、ランナが走行中
の切換レールを適位置に正しく拘束することができる。
【0015】切換レールは、支持ピンを介して固定材に
組み付けることにより、固定材とともに一体にユニット
化し、所定位置に簡単に設置することができる。なお、
固定材は、建築物の天井部に固定してもよく、ランナが
走行するガイドレールに固定してもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0017】ホイスト用ガイドレールの分岐装置は、水
平揺動可能な切換レール11と、切換レール11の前方
に斜めに突出する左右の係合部材12、12とを主要部
材としてなる(図1、図2)。ただし、切換レール11
は、ホイスト本体32を吊下するランナ31、31を走
行させるガイドレール21と、分岐用のガイドレール2
2、23との間に設けられている。また、ここでは、介
護用ホイストが例示されている。
【0018】ガイドレール21、22…は、切換レール
11とともに、図示しない建築物の天井部に敷設されて
いる。直線状のガイドレール22は、直線状のガイドレ
ール21と同一直線上に配置されており、滑らかに湾曲
する曲線状のガイドレール23は、切換レール11側の
先端をガイドレール22の先端に揃えるとともに、ガイ
ドレール22から左方向に離れるようにして配置されて
いる。
【0019】切換レール11は、中空の押出形材により
形成されている。切換レール11は、ランナ31、31
が走行するガイド部11dが下部に形成され、T溝11
eが上部に形成されている。また、切換レール11の中
間部には、変形台形状の中空部11f1 、11f2 が上
下対称に形成されている。なお、ガイドレール21、2
2…は、それぞれ切換レール11とほぼ同一の断面形状
の押出形材により形成されている。
【0020】切換レール11は、ガイドレール21側の
後端の支持ピン11aと、ガイドレール22、23側の
前部の支持ローラ11b、11bとを介し、上部の固定
材13に水平揺動可能に組み付けられている。なお、固
定材13は、ガイドレール21、22…のT溝21e、
22e…に収納する板ナット13a、13a…を利用し
て(図2、図3)、切換レール11の上方に僅かな隙間
bを形成しながら、ガイドレール21とガイドレール2
2、23との間に架設するようにしてねじ止めされてい
る。
【0021】支持ピン11aは、鍔付きのメタルブッシ
ュ11a1 を介し、支持ブロック11gに相対回転自在
に上向きに立設されている(図1、図2)。なお、支持
ブロック11gは、切換レール11の上側の中空部11
f1 に部分的に挿入してねじ止めされている。切換レー
ル11、ガイドレール21の相対向する端面は、支持ブ
ロック11g、支持ピン11aを収納し得るように、そ
れぞれの中空部11f1 、11f2 、21f1 、21f
2 を含む上部が直角に切り欠かれており、支持ピン11
aは、切換レール11、ガイドレール21の接続面上に
位置している(図3)。ただし、切換レール11の後端
は、一方のガイドレール23側が軽く円弧状に面取りさ
れている。支持ピン11aは、固定材13、支持ブロッ
ク11g間にスペーサ11a2 を介装し(図1、図
2)、固定材13を下から上に貫通するねじ部にロック
ナット11a3 を装着することにより、切換レール11
の水平揺動中心となっている。
【0022】支持ローラ11b、11bは、共通の取付
ベース11hを介して切換レール11の前部の左右両外
側に付設され、支持板11k上を左右に転動する(図
2、図4)。取付ベース11hは、左右のブラケット1
1h1 、11h1 を介して切換レール11の前端部に固
定されており、支持板11kは、スペーサ11k1 、1
1k1 …を介して固定材13の下面にねじ止めされてい
る。なお、切換レール11の前部は、支持板11k、取
付ベース11hを収納し得るように、上部が直角に切り
欠かれ、支持板11k、支持ローラ11b、11bを介
して左右に移動自在に支持されている。
【0023】切換レール11の左右には、ストッパ11
c、11cが配設されている(図1、図3)。各ストッ
パ11cは、固定材13の下面にねじ止めするブラケッ
ト11c1 を介して固定されている。そこで、ストッパ
11c、11cは、切換レール11の左右の揺動限を規
定し(図3の実線、二点鎖線)、切換レール11の前端
がガイドレール22、23の一方に正しく対向する適位
置に切換レール11を位置決めすることができる。
【0024】係合部材12、12は、それぞれ切換レー
ル11の側面にねじ止めするブラケット12aを介し、
切換レール11の下に付設されている(図1、図2)。
係合部材12、12は、切換レール11と平行に、切換
レール11の前方に斜めに突出して外側に開いている。
【0025】また、切換レール11と係合部材12、1
2との間には、水平板状のガイド部材14が切換レール
11の前端部に添えて配設されている。ガイド部材14
は、ガイドレール22、23の間に垂下する取付ブロッ
ク14cを介して固定材13の下面に固定されている。
ガイド部材14は、切換レール11の前部からガイドレ
ール22、23にかけて設けられ、ガイド部材14の左
右の各辺は、ガイドレール22、23側がガイドレール
22、23にそれぞれ平行に形成され、切換レール11
側がストッパ11c、11cによって位置決めされる各
適位置の切換レール11に平行に形成されている。
【0026】ランナ31、31は、それぞれ前後各一対
のローラ31c、31c…を有する本体ブラケット31
aに対し、脚部31a1 、31a1 を介して吊りボルト
31e用のねじブラケット31dを下向きに付設し(図
1、図5)、吊りボルト31eに段付き円筒状のスライ
ド部材31bを装着して構成されている。なお、ホイス
ト本体32は、大径のワッシャ31e1 を介し、吊りボ
ルト31eによって吊下されている。
【0027】各ランナ31は、スライド部材31bを下
に突出させながら、ローラ31c、31c…を介してガ
イドレール21、22…、切換レール11のガイド部2
1d、22d…、11d内を走行することができる。ま
た、スライド部材31bは、吊りボルト31eに装着す
るロックナット31b1 、ワッシャ31b2 を介し、上
面の長孔状の凹部31b3 に本体ブラケット31aの脚
部31a1 、31a1、ねじブラケット31dを収納す
るようにして本体ブラケット31aの下部に固定され、
係合部材12、12、ガイド部材14に対応する高さに
位置決めされている(図2、図4)。
【0028】ホイスト本体32は、吊りベルト32aに
連結する図示しない吊り具に被介護者を着座させて吊り
上げ、被介護者の身体を前後に押すことにより、ランナ
31、31を介し、ガイドレール21、22…、切換レ
ール11に沿って被介護者を搬送することができる。
【0029】かかるホイスト用ガイドレールの分岐装置
は、次のようにして機能する。
【0030】ガイドレール21からガイドレール22側
にランナ31、31を前進させて被介護者を直進搬送す
るときは、たとえば搬送中の被介護者の身体を斜め後方
から押したりすることにより、吊りベルト32a、ホイ
スト本体32を介し、切換レール11に前進方向に進入
するランナ31、31に右方向の分力F1 を加え、切換
レール11をガイドレール22側に水平揺動させる(図
6(A)の矢印K1 方向)。このときの切換レール11
は、ガイドレール22側のストッパ11cに当接して、
ガイドレール22にランナ31が進入可能な適位置に位
置決めされる(同図(B))。なお、右方向の分力F1
は、ランナ31、31を前進させながら、ランナ31、
31が切換レール11に進入する直前から、ランナ3
1、31の一方または双方が切換レール11に進入する
まで加えることにより、切換レール11を確実に揺動さ
せることができる。
【0031】切換レール11に進入したランナ31、3
1は、切換レール11を経てガイドレール22内に前進
する。そこで、このときの各ランナ31は、切換レール
11の前部を前進するとき、スライド部材31bを介し
てガイド部材14のガイドレール22側の一辺に接触し
(図4)、ガイド部材14により進行方向が規制され
る。すなわち、ガイド部材14は、ランナ31、31が
切換レール11内を前進するとき、ガイドレール22側
のストッパ11cとともに切換レール11を適位置に拘
束し、ランナ31、31をガイドレール22に安全に進
行させることができる。
【0032】ガイドレール21からガイドレール23側
にランナ31、31を前進させて被介護者を搬送すると
きは、ホイスト本体32を介し、切換レール11に進入
するランナ31、31に左方向の分力F2 を加えて、切
換レール11をガイドレール23側のストッパ11cに
当接するまで水平揺動させればよい(図6(C)の矢印
K2 方向、(D))。このときの切換レール11は、ガ
イドレール23側のストッパ11cを介して適位置に位
置決めされる。また、ガイド部材14は、ランナ31、
31が切換レール11の前部を走行するとき、ガイドレ
ール23側のストッパ11cとともに、切換レール11
を適位置に拘束する。
【0033】ガイドレール22からガイドレール21に
向けてランナ31、31を後退させ、被介護者を後退搬
送するときは、切換レール11に後退方向に進入前の進
行方向前方側のランナ31が、スライド部材31bを介
し、ガイドレール22を斜めに横切る一方の係合部材1
2に係合することにより(図7(A))、切換レール1
1は、ランナ31、31が後退するに従ってガイドレー
ル22側に水平揺動し(図7(A)の矢印K1 方向)、
ランナ31が進入可能な適位置に自動的にセットされる
(同図(B))。なお、ガイド部材14は、切換レール
11内を進行するランナ31、31がガイドレール21
側に通過するまでの間、ガイドレール22側のストッパ
11cとともに、切換レール11を適位置に拘束する。
【0034】また、ガイドレール23からガイドレール
21にランナ31、31を後退させるときは、ガイドレ
ール23を斜めに横切る他方の係合部材12に進行方向
前方側のランナ31が係合することにより(図7
(C))、切換レール11は、ガイドレール23側に揺
動し、適位置に自動的にセットされる(同図(D))。
すなわち、係合部材12、12は、切換レール11がガ
イドレール22側に揺動するとき、一方がガイドレール
22を斜めに横切り(図7(A))、切換レール11が
ガイドレール23側に揺動するとき、他方がガイドレー
ル23を斜めに横切るように(同図(C))、それぞれ
の形状を定めればよい。
【0035】
【他の実施の形態】図1において、曲線状のガイドレー
ル23は、ガイドレール22の左側に配置するに代え
て、ガイドレール22の右側に配置し、ガイドレール2
2の右方向に離れるように形成してもよい。このときの
ガイド部材14は、図1に図示する形態に対し、左右対
称の形態に配置すればよい。
【0036】また、ガイドレール22、23は、それぞ
れ左右に湾曲する曲線状としてもよい(図8)。このと
きの切換レール11は、ガイドレール21の中心線C上
に支持ピン11aを位置させるとともに、左右対称形の
ガイド部材14を使用すればよい。
【0037】切換レール11は、1本のガイドレール2
1に対し、3本のガイドレール22、23、24を選択
的に接続することができる(図9)。ただし、図9
(B)は、同図(A)のA−A線矢視相当拡大断面図で
ある。
【0038】図9において、両側のガイドレール23、
24用の適位置を示すストッパ11c、11cの他に、
中間のガイドレール22用の適位置を示すプランジャ形
のストッパ15が切換レール11に付設されており、固
定材13には、ストッパ15が係合する係合凹部15a
が形成されている。なお、ストッパ15は、ロックナッ
ト15bを介して切換レール11のT溝11eに上向き
に固定されている。係合部材12、12は、切換レール
11が両側のガイドレール23、24用の一方の適位置
にあるとき、それぞれ他のガイドレール22、24また
はガイドレール22、23を斜めに必ず横切るように形
成されている。また、ガイド部材14は、切換レール1
1の前端部に添えて、ガイドレール22、23間、ガイ
ドレール22、24間に左右対称形に一対が配設されて
いる。
【0039】なお、図9において、左右のストッパ11
c、11cは、それぞればねを介して前方に付勢し、ば
ね付きのストッパ11c、11cを介して切換レール1
1を常時ガイドレール22用の適位置に保持することに
より、プランジャ形のストッパ15を省略することがで
きる。切換レール11は、必要に応じて、各ストッパ1
1cのばねに抗して左右に水平揺動させることができ
る。
【0040】切換レール11、11を前後対称に組み合
わせて分岐装置を構成してもよい(図10)。切換レー
ル11、11は、短いガイドレール21を介し、互いに
背向するようにして縦続されており、各切換レール11
の前方には、分岐用のガイドレール22、23が配置さ
れている。
【0041】切換レール11は、中央の支持ピン11a
を介し、前後の分岐用のガイドレール22、22、2
3、23の間に設置することができる(図11)。切換
レール11の両端部には、それぞれ係合部材12、12
が装着され、切換レール11の両端部に添えてガイド部
材14、14が配設されている。切換レール11は、図
示しないランナ31、31が一方のガイドレール22、
23側から進入するとき、係合部材12を介して適位置
に揺動し、ランナ31、31が退出するとき、ランナ3
1、31に左右方向の分力を加え、ランナ31、31の
進行方向に揺動させればよい。
【0042】なお、この発明は、被介護者を搬送する介
護用ホイストに対してのみならず、重量物を搬送する一
般用のホイストに対しても広く適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、水平揺動可能な切換レールと、左右の係合部材とを
備えることによって、切換レールは、ホイスト本体を介
し、前進方向に進入するランナに左右方向の分力を加え
て揺動させ、ランナの進行方向を切り換えることがで
き、後退方向に進入前のランナが係合部材に係合して適
位置に揺動し、ランナの進行方向に自動的にセットする
ことができるから、ランナが進入するに際し、被介護者
や重量物の搬送動作を中断する必要がなく、切換操作を
極めて簡単にして使い勝手を向上させることができると
いう優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成分解斜視図
【図2】 図1のX矢視相当拡大図
【図3】 図2のY矢視相当図
【図4】 図2のZ−Z線矢視相当拡大断面図
【図5】 要部拡大分解斜視図
【図6】 動作説明図(1)
【図7】 動作説明図(2)
【図8】 他の実施の形態を示す模式平面図(1)
【図9】 他の実施の形態を示す模式説明図
【図10】 他の実施の形態を示す模式平面図(2)
【図11】 他の実施の形態を示す模式平面図(3)
【符号の説明】
F1 、F2 …分力 11…切換レール 11a…支持ピン 11b…支持ローラ 11c、15…ストッパ 12…係合部材 13…固定材 14…ガイド部材 31…ランナ 32…ホイスト本体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイスト本体を吊下するランナを走行さ
    せる水平揺動可能な切換レールと、該切換レールの前方
    に斜めに突出する左右の係合部材とを備えてなり、前記
    切換レールは、ホイスト本体を介し、前進方向に進入す
    るランナに左右方向の分力を加えて揺動させ、後退方向
    に進入前のランナが前記係合部材に係合して適位置に揺
    動することを特徴とするホイスト用ガイドレールの分岐
    装置。
  2. 【請求項2】 前記切換レールは、支持ローラを介して
    前部を支持することを特徴とする請求項1記載のホイス
    ト用ガイドレールの分岐装置。
  3. 【請求項3】 前記切換レールは、ストッパを介して適
    位置に位置決めすることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のホイスト用ガイドレールの分岐装置。
  4. 【請求項4】 前記切換レールの前端部に添えて固定の
    ガイド部材を配設することを特徴とする請求項3記載の
    ホイスト用ガイドレールの分岐装置。
  5. 【請求項5】 前記切換レールは、揺動中心となる支持
    ピンを介して固定材に組み付けることを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれか記載のホイスト用ガイド
    レールの分岐装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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