JP2002247792A - 回転電機用固定子、コイル用配線処理板、及び回転電機 - Google Patents

回転電機用固定子、コイル用配線処理板、及び回転電機

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JP2002247792A
JP2002247792A JP2001038429A JP2001038429A JP2002247792A JP 2002247792 A JP2002247792 A JP 2002247792A JP 2001038429 A JP2001038429 A JP 2001038429A JP 2001038429 A JP2001038429 A JP 2001038429A JP 2002247792 A JP2002247792 A JP 2002247792A
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coil
terminal
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crossover
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JP2001038429A
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Takashi Ishigami
孝 石上
Koki Taneda
幸記 種田
Koichiro Ohara
光一郎 大原
Katsuyuki Yamazaki
克之 山崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転電機の固定子のコイル端末の処理技術とし
て、線間の絶縁を容易に確保できる技術の提供。 【解決手段】コイルエンド部に載置する配線処理部材
が、コイルの渡り線部または端末線部を処理する突起部
を有し、該突起部が略逆L字状の断面形状の部分を備え
該逆L字状部分が形成する凹部に該渡り線部または端末
線部の一部を収納可能な構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機や発電機等
の回転電機におけるコイルの渡り線や端末線の配線処理
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機の固定子の構造例を図1
4に示す。本例は12個のコイルを用いる3相同期電動
機の場合である。固定子14aの各コイルから出る合計
24本の端末線14bはそれぞれ、所定の長さに切断さ
れかつ先端部の被覆が除かれた状態で、基板14d上の
配線パターン14cに半田付けされている。また、プリ
ント配線基板を用いない場合には、引き出し線接続用の
端末線や中性点接続用の端末線の絶縁には絶縁チューブ
がかぶせられ、コイル線の支持にはレーシング糸でしば
る手段等が用いられている。さらに、本発明に関連する
技術として、特開平6−225491号公報には、異な
るコイル相間の絶縁を確保するために、コイル上面の絶
縁端板の下部にくさび形の位置決め突起を設ける構成が
記載され、特開平9−163654号公報には、渡り線
交差部での絶縁不良を防止するために、U字状溝を円周
状に設け、かつ、渡り線交差部には棒状の係止突部を設
ける構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
例えばプリント配線基板を用いる場合は、多数のコイル
端末の各々につき、所定長さへの切断や、被覆の除去
や、半田付けの作業が必要である。また、絶縁チューブ
やレーシング糸等を用いる構成の場合には、接続作業に
加え、絶縁チューブをかぶせる作業やレーシング糸等で
所定部をしばる作業が必要であり、端末処理が複雑で手
間がかかり、作業の熟練性も要求される。本発明の課題
点は、上記従来技術に鑑み、コイル端末の処理技術とし
て、(1)接続箇所数が少なく、かつ、所定の長さへの
切断や、被覆除去や、半田付けの作業を極力減らせる構
成であること、(2)線間の絶縁を容易に確保でき、チ
ューブをかぶせたり、絶縁テープを巻き付けたりする作
業等を不要にできること、(3)端末線等の支持が簡易
な構成かつ簡易な作業で可能なこと、等である。本発明
の目的は、上記課題点を解決できる技術を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、 (1)回転電機用固定子として、絶縁材から成り、コイ
ルの渡り線部(該当実施例:符号UL、VL、WL)ま
たは端末線部(該当実施例:符号UK、VK、WK、U
K1、UK2、VK1、VK2、WK1、WK2)を処
理する突起部(該当実施例:符号5f1、5f2、5f
3、11e1、11e2、11e3)を有した配線処理
部材(該当実施例:符号5a、11a、12a、13
a)がコイルエンド部に載置され、該突起部が略逆L字
状の断面形状の部分を備え該逆L字状部分が形成する凹
部(該当実施例:符号6a)に該渡り線部または端末線
部の一部を収納可能にした構成を特徴とする回転電機用
固定子。 (2)上記(1)において、上記配線処理部材を、上記
突起部が円周方向の複数箇所に設けられている構成とす
る。 (3)上記(1)または(2)において、上記配線処理
部材を、上記突起部の上記凹部の開口方向が略半径方向
である構成とする。 (4)回転電機を、上記(1)から(3)のいずれかの
回転電機用固定子と、回転子と備えて成る構成とする。 (5)回転電機のコイル用配線処理板として、コイルエ
ンド部に載置され、絶縁材から成り、コイルの渡り線部
または端末線部を処理する突起部を有し、該突起部が略
逆L字状の断面形状の部分を備え該逆L字状部分が形成
する凹部に該渡り線部または端末線部の一部を収納可能
にした構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。図1〜図6は本発明の第1の実施例
の説明図である。本第1の実施例は、12個のコイルを
用いる3相式同期電動機の場合であって、図1は固定子
の斜視図、図2はコイルの結線図、図3は12個のコイ
ルの配置と接続をモデル化して示す図、図4はコイルエ
ンド部の平面図、図5は配線処理板の構成を示す図、図
6はコイルの渡り線部または端末線部を互いに離間させ
る突起部の断面図である。図1において、1aは固定
子、2は中性点、UL、VL、WLはそれぞれ、U相、
V相、W相コイルの渡り線であって隔たった位置にある
同相コイル極を連続させる渡り線、UK'、VK'、W
K'はそれぞれ、U相、V相、W相コイルの引き出し
線、UC、VC、WCはそれぞれ、U相、V相、W相コ
イルの中性点接続用端末線、5aは配線処理板(配線処
理部材)、5bu1、5bu2、5bv1、5bv2、
5bw1、5bw2はそれぞれ、U相、V相、W相コイ
ルの渡り線位置決め用の溝、5cは中性点接続用端末線
位置決め用の溝、5d1、5d2、5d3は渡り線を所
定位置に支持する柱状突起部、5eは中性点接続用端末
線UC、VC、WCを所定位置に支持するためのフック
状の突起部、5eu、5ev、5ewは渡り線UL、V
L、WLを所定位置に支持するためのフック状の突起
部、5f1、5f2、5f3は渡り線UL、VL、WL
を互いに離間させるための逆L字状の突起部、5kはア
ース線、5gは引き出し線UK'、VK'、WK'及びア
ース線5kを配線処理板5aの表面側に引き出すための
長穴、5i、5hはそれぞれ上側ボス、下側ボスであっ
て上記引き出し線UK'、VK'、WK'及びアース線5
kを固定するものである。固定子スロットには全12個
のコイルが収納され、コイルエンド部に上記配線処理板
(配線処理部材)5aが配される。上記U相コイルの渡
り線ULは上記溝5bu1から配線処理板5aの表面側
に出て突起部5f1の逆L字状部分の内側を通った後、
複数の突起部5euのフック状の部分を通って、さらに
突起部5f2の逆L字状部分の内側を通り、溝5bu2
から再び配線処理板5aの裏面側に入る。裏面側に入っ
た渡り線ULは他のU相コイルにつながる。また、上記
V相コイルの渡り線VLは上記溝5bv1から配線処理
板5aの表面側に出て突起部5f3の逆L字状部分の内
側を通った後、複数の突起部5evのフック状の部分を
通って、さらに突起部5f2の逆L字状部分の外側を通
り、柱状突起部5d1で案内され、溝5bv2から再び
配線処理板5aの裏面側に入る。裏面側に入った渡り線
VLは他のV相コイルにつながる。また、上記W相コイ
ルの渡り線WLは上記溝5bw1から配線処理板5aの
表面側に出て、柱状突起部5d2で案内され、突起部5
f2の逆L字状部分の外側を通った後、複数の突起部5
ewのフック状の部分を通って、さらに突起部5f3の
逆L字状部分の外側を通り、柱状突起部5d3で案内さ
れ、溝5bw2から再び配線処理板5aの裏面側に入
る。裏面側に入った渡り線WLは他のW相コイルにつな
がる。配線処理板5aの内周側においては、複数個設け
られた溝5cからそれぞれ、U相コイルの中性点接続用
端末線UCと、V相コイルの中性点接続用端末線VC
と、W相コイルの中性点接続用端末線WCが、該配線処
理板5aの表面に出て、突起部5eのフック状の部分を
通り、接続された中性点2及びその近傍部とともに該突
起部5eのフック状の部分に支持されている。かかる構
成において、突起部5f1は渡り線UL、VLを互いに
離間状態にし、突起部5f2は渡り線UL、WLを互い
に離間状態にし、5f3は渡り線WL、VLを互いに離
間状態にしている。これによって特に各相間の絶縁を確
実なものにする。
【0006】図2は、上記図1のコイルの結線図であ
る。図2において、U1〜U4はU相コイル、V1〜V
4はV相コイル、W1〜W4はW相コイルである。U、
V、W相コイルはそれぞれ、コイルU1〜U4、コイル
V1〜V4、コイルW1〜W4が直列に連続したコイル
として形成される。各相コイルは一方の端末線が中性点
2において互いに接続され、Y結線の3相コイルを構成
している。
【0007】図3は、全12個のU、V、W各相コイル
の配置と接続状態をモデル化して示す図である。図3に
おいて、コイル面部に付した+、−はコイルの極性を示
す。U相のコイルU1〜U4のうち、U1とU2、U3
とU4はそれぞれ互いに隣接して配され、U1とU4、
U2とU3はそれぞれ互いに略180゜隔たった位置に
配される。隣接するコイルU1、U2間の渡り線US
1、及び、隣接するコイルU3、U4間の渡り線US2
は短くてよいが、互いに略180゜隔たった位置に配さ
れるU2、U3間の渡り線ULは引き回し距離が長いた
め十分な長さが必要である。V相のコイルV1〜V4、
W相のコイルW1〜W4についても同様である。U相、
V相、W相コイルは互いに略60゜ずつずれた位置に配
される。上記のU2、U3間の渡り線ULと、V2、V
3間の渡り線VLと、W2、W3間の渡り線WLとは相
互に、角度的に略60゜にわたり重なった状態となる。
【0008】図4はコイルエンド部の平面図である。図
4において、UV、VW、UWは、上記渡り線UL、V
L、WLが相互に角度的に重なる部分である。該重なる
部分に上記突起部5f1、5f2、5f3が配され、該
渡り線を互いに離間させ、相互間の絶縁を確保する。
【0009】図5は配線処理板5aの平面図((a))
と断面図((b))である。図5において、5jは該配
線処理板5aをコイルボビンに位置決めするための穴で
ある。他の符号は上記図1で説明した通りである。本配
線処理板5aはポリブチレンテレフタレート(PBT)
や液晶ポリマー(LCP)などの材料を用いて成形によ
って製作される。溝5bu1、5bu2、5bv1、5
bv2、5bw1、5bw2及び5cは、略放射状に形
成され、幅及び半径方向深さが、各渡り線や端末線の引
き出し位置に対応したものとされている。また、突起部
5e、5eu、5ev、5ewは門形状に対向したフッ
クを有している。突起部5eのうち、端末線UC、VC
及びWCを接続した中性点2及びその近傍部を支持する
ものはフックの間隔を他のものよりも大きくしてある。
また、渡り線UL、VL、WLを処理するための突起部
5eu、5ev、5ew、5f1、5f2及び5f3が
形成される平面と、端末線UC、VC及びWCを処理す
るための突起部5eが形成される平面との間には段差を
設けてあり、配線処理板5a自体の位置決めや端末線U
C、VC、WCの処理や、渡り線UL、VL、WLの処
理等をし易いようにしてある。
【0010】図6は、上記突起部5f1、5f2、5f
3の部分の半径方向の断面図である。図6において、6
aは渡り線UL、VLをはさみ込む第1の部分、6bは
L字状の底部である。渡り線WLは上記L字状の底部6
bの外側(上部)に配される。また、本実施例の場合、
該L字状の底部6bは配線処理板の外周側に伸びた構成
となっている。
【0011】上記図1〜図6に示す本発明の第1の実施
例構成において、(1)配線処理板5aをコイルエンド
に配置する前に、端末線UK、VK、WKは、ビニル等
で絶縁被覆されたケーブル線等から成る引き出し線U
K'、VK'、WK'に接続される。また、隣接するコイ
ル間をつなぐ短い渡り線US1、US2、VS1、VS
2、WS1、WS2は、同相のコイルエンドの上(例え
ばU相の渡り線US1はコイルU1とU2の上)に折り
曲げて配置される。(2)配線処理板の長穴5gには、
引き出し線UK'、VK'、WK'と、固定子コアと接続
したアース線5Kを通し、中央の穴には、渡り線UL、
VL、WL、及び端末線UC、VC、WCを通した状態
で配線処理板5aをコイルエンド部に配置する。(3)
引き出し線UK'、VK'、WK'は、配線処理板5aの
下面部においてコイルエンド上に円周状に配置する。配
線処理板5aは、位置決め用の5jにより、コイルボビ
ン側の突起(図示せず)に対して位置決めされる。
(4)渡り線、中性点接続用端末線は、溝5bu1、5
bu2、5bv1、5bv2、5bw1、5bw2、及
び5cに引き込まれて位置決めされる。本実施例では、
溝5bu1、5bu2、5bv2、5bv2、5bw
1、5bw2は深く、溝5cは浅くされていて、渡り線
UL、VL、WLと端末線UC、VC、WCを容易に区
別できるようになっている。(5)溝5cに位置決めし
た端末線UC、VC、WCは、突起部5eの間を通さ
れ、接続された中性点2及びその近傍部とともに該突起
部5eのフック状の部分に支持される。端末線UC、V
C、WCは突起5eで支持することにより、他の端末線
や渡り線等と接触しないようになる。(6)渡り線U
L、VL、WLについては、a)溝5bu1と溝5bu
2で位置決めした渡り線ULは、その両端側を、突起部
5f1、5f2それぞれの第1の部分6a(図6)を通
し、その中間部分をフック状の突起部5euの間を通し
て支持する。b)溝5bv1と溝5bv2で位置決めし
た渡り線VLは、一端側を突起部5f3の第1の部分6
a(図6)を通し、他端側を柱状突起5d1で案内して
から突起部5f1のL字状の底部6b(図6)の外側を
通し、その中央部分をフック状の突起部5evの間を通
して支持する。c)溝5bw1と溝5bw2で位置決め
した渡り線WLは、その両端側をそれぞれ、柱状突起部
5d2、5d3で案内してから、突起部5f2、5f3
それぞれのL字状の底部6b(図6)の外側を通し、そ
の中央部分をフック状の突起部5ewの間を通して支持
する。(7)引き出し線UK'、VK'、WK'と、固定
子コアから引き出したアース線5Kは、下側ボス5hの
溝の中に並べられ、上側ボス5iを上からかぶせること
により、該両ボス間に固定される。(8)上記(1)〜
(7)の構成を施した固定子全体に対しモールドを行っ
てもよい。
【0012】上記第1の実施例によれば、U、V、Wの
各相において同相のコイルを連続巻線で形成してあるた
め端末線数を少なくでき、切断や、被覆除去や、接続の
作業を大幅に減らせる。例えば、12個のコイルそれぞ
れに端末線を設ける構成では接続端末数が28個(コイ
ル端末24個、引出し線端末3個、アース線1個)であ
るのに対し、本第1の実施例では接続端末数が10個
(コイル端末6個、引出し線端末3個、アース線1個)
である。同相のコイル間をつなぐ渡り線も相間で互いを
離間状態で配置でき、コイルの相間絶縁を簡易構成下で
容易に確保でき、チューブをかぶせたり、絶縁テープを
巻き付けたりする作業をなくせる。渡り線や端末線の所
定位置への支持も簡易構成かつ簡易作業で可能であり、
自動化し易い。
【0013】図7〜図11は本発明の第2の実施例の説
明図である。本第2の実施例は、12個のコイルを用い
る3相式電動機の場合であるが、同相4コイルを、2コ
イル直列にしたものを並列接続した場合の構成例であ
る。図7は固定子7aの斜視図、図8はコイルの結線
図、図9は12個のコイルの配置と接続状態をモデル化
して示す図、図10はコイルエンド部の平面図、図11
は配線処理板の構成を示す図である。図7において、7
aは固定子、2は中性点、UK'、VK'、WK'はそれ
ぞれ、U相、V相、W相コイルの引き出し線、UC1、
UC2、VC1、VC2、WC1、WC2はそれぞれ、
U相、V相、W相コイルの中性点接続用端末線、UK
1、UK2、VK1、VK2、WK1、WK2はそれぞ
れ、U相、V相、W相コイルの引き出し線接続用端末
線、11aは配線処理板(配線処理部材)、11bu
1、11bu2、11bv1、11bv2、11bw
1、11bw2はそれぞれ、U相、V相、W相コイルの
端末線位置決め用の溝、11cは中性点接続用端末線位
置決め用の溝、11dは中性点接続用端末線UC1、U
C2、VC1、VC2、WC1、WC2を所定位置に支
持するためのフック状の突起部、11du、11dv、
11dwは引き出し線接続用端末線UK1、UK2、V
K1、VK2、WK1、WK2を所定位置に支持するた
めのフック状の突起部、11e1、11e2、11e3
は端末線UK1、UK2、VK1、VK2、WK1、W
K2を互いに離間させるための逆L字状の突起部、5k
はアース線、11fはアース線5kを取り出すための
穴、5hは下側ボスであって上記引き出し線UK'、V
K'、WK'及びアース線5kを固定するものである。固
定子スロットには全12個のコイルが収納され、コイル
エンド部に上記配線処理板(配線処理部材)11aが配
される。U相コイルの引き出し線接続用端末線UK1は
上記溝11bu1から配線処理板11aの表面側に出て
突起部11e3の逆L字状部分の外側を通った後、突起
部11duのフック状の部分を通って支持される。U相
コイルの引き出し線接続用端末線UK2は上記溝11b
u2から配線処理板11aの表面側に出て突起部11e
1の逆L字状部分の外側を通った後、突起部11duの
フック状の部分を通って支持される。端末線UK1、U
K2の先端部は互いに接続されて接続部11fuを構成
する。該接続部11fuには引き出し線UK'が接続さ
れ、該引き出し線UK'は突起部11e3の逆L字状部
分の内側を通った後、突起部11dwのフック状の部分
を通って支持され、下側ボス5h側に導かれる。V相コ
イルの引き出し線接続用端末線VK1は上記溝11bv
1から配線処理板11aの表面側に出て突起部11e1
の逆L字状部分の内側を通った後、突起部11dvのフ
ック状の部分を通って支持される。V相コイルの引き出
し線接続用端末線VK2は上記溝11bv2から配線処
理板11aの表面側に出て突起部11e2の逆L字状部
分の内側を通った後、突起部11dvのフック状の部分
を通って支持される。端末線VK1、VK2の先端部は
互いに接続されて接続部11fvを構成する。該接続部
11fvには引き出し線VK'が接続され、該引き出し
線VK'は突起部11e2の逆L字状部分の内側を通っ
た後、突起部11dwのフック状の部分を通って支持さ
れ、下側ボス5h側に導かれる。W相コイルの引き出し
線接続用端末線WK1は上記溝11bw1から配線処理
板11aの表面側に出て突起部11e2の逆L字状部分
の外側を通った後、突起部11dwのフック状の部分を
通って支持される。W相コイルの引き出し線接続用端末
線WK2は上記溝11bw2から配線処理板11aの表
面側に出て突起部11e3の逆L字状部分の内側を通っ
た後、突起部11dwのフック状の部分を通って支持さ
れる。端末線WK1、WK2の先端部は互いに接続され
て接続部11fwを構成する。該接続部11fwには引
き出し線WK'が接続され、該引き出し線WK'は、突起
部11dwのフック状の部分を通って支持され、下側ボ
ス5h側に導かれる。配線処理板11aの内周側におい
ては、複数個設けられた溝11cからそれぞれ、U相コ
イルの中性点接続用端末線UC1、UC2と、V相コイ
ルの中性点接続用端末線VC1、VC2と、W相コイル
の中性点接続用端末線WC1、WC2が、該配線処理板
11aの表面に出て、突起部11dのフック状の部分を
通り、接続された中性点2及びその近傍部とともに該突
起部11dのフック状の部分に支持されている。かかる
構成において、突起部11e1は端末線UK2とVK1
を互いに離間状態にし、突起部11e2は端末線VK2
とWK1を互いに離間状態にし、突起部11e3は端末
線UK1とWK2を互いに離間状態にする。これによっ
て特に各相間の絶縁を確実なものにする。
【0014】図8は、上記図7のコイルの結線図であ
る。図8において、U1、U2、U1'、U2'はU相コ
イル、V1、V2、V1'、V2'はV相コイル、W1、
W2、W1'、W2'はW相コイルである。U、V、W相
コイルはそれぞれ、直列2コイルを並列接続した構成で
ある。直列2コイルU1とU2、U1'とU2'、V1と
V2、V1'とV2'、W1とW2、W1'とW2'はいず
れも互いに渡り線により連続したコイルとして形成され
る。各相コイルは一方の端末線が中性点2において互い
に接続され、Y結線の3相コイルを構成している。
【0015】図9は、全12個のU、V、W各相のコイ
ルの配置と接続状態をモデル化して示す図である。図9
において、コイル面部に付した+、−はコイルの極性を
示す。U相の4コイルのうち、U1とU2、U1'とU
2Cはそれぞれ互いに隣接して配され、U1とU2'、
U2とU1'はそれぞれ互いに略180゜隔たった位置に
配される。U1とU2、U1'とU2'はそれぞれ、渡り
線US、US'により互いに連続したコイルとして形成
される。V相の4コイル、W相の4コイルについても同
様である。U、V、W各相のコイルは互いに略60゜ず
つずれた位置に配される。また、上記のように、コイル
U1の引き出し線接続用端末線UK1とコイルU1'の
引き出し線接続用端末線UK2はそれぞれ、接続部11
fuで接続されるように配線され、コイルV1の引き出
し線接続用端末線VK1とコイルV1'の引き出し線接
続用端末線VK2はそれぞれ、接続部11fvで接続さ
れるように配線され、コイルW1の引き出し線接続用端
末線WK1とコイルW1'の引き出し線接続用端末線W
K2はそれぞれ、接続部11fwで接続されるように配
線される。このため、上記端末線UK1とWK2、VK
1とUK2、WK1とVK2はそれぞれ相互に、角度的
に略30゜にわたり重なった配線状態となる。
【0016】図10はコイルエンド部の平面図である。
図10において、UV、VW、UWはそれぞれ、上記引
き出し線接続用端末線線UK1とWK2、VK1とUK
2、WK1とVK2が重なる部分である。該重なる部分
に上記突起部11e3、11e1、11e2が配され、
該端末線を互いに離間させ、相互間の絶縁を確保するよ
うにしている。USは連続コイルU1、U2間の渡り
線、US'は連続コイルU1'、U2'間の渡り線、VS
は連続コイルV1、V2間の渡り線、VS'はV1'、V
2'間の渡り線、WSは連続コイルW1、W2間の渡り
線、WS'は連続コイルW1'、W2'間の渡り線であ
る。
【0017】図11は配線処理板11aの平面図
((a))と断面図((b))である。図11におい
て、11jは該配線処理板11aをコイルボビンに位置
決めするための穴である。他の符号は上記図7で説明し
た通りである。本配線処理板11aもポリブチレンテレ
フタレート(PBT)や液晶ポリマー(LCP)などの
材料を用いて成形によって製作される。溝11bu1、
11bu2、11bv1、11bv2、11bw1、1
1bw2及び11cは、半径方向に略放射状に形成さ
れ、幅及び半径方向深さが、各端末線の引き出し位置に
対応したものとされている。突起部11d、11du、
11dv、11dwは門形状に対向したフックを有して
いる。また、突起部11e1、11e2、11e3も、
上記第1の実施例における突起部5f1、5f2、5f
3とほぼ同じ構成を有する。
【0018】上記図7〜図11に示す本発明の第2の実
施例構成において、(1)配線処理板11aをコイルエ
ンドに配置する前に、渡り線US、US'、VS、V
S'、WS、WS'は、同相のコイルエンドの上(例えば
U相の渡り線USはコイルU1とU2の上)に折り曲げ
て配置される。(2)コイルエンド部に設けた配線処理
板11aの中央の穴に引き出し線接続用端末線UK1、
UK2、VK1、VK2、WK1、WK2と中性点接続
用端末線UC1、UC2、VC1、VC2、WC1、W
C2を通し、穴11fには、固定子コアと接続したアー
ス線5kを通す。(3)上記各端末線を上記配線処理板
の内周に設けた溝11bu1、11bu2、11bv
1、11bv2、11bw1、11bw2、及び11c
に挿入して位置決めする。端末線UK1、UK2、VK
1、VK2、WK1、WK2は深い溝11bu1、11
bu2、11bv1、11bv2、11bw1、11b
w2に入れ、端末線UC1、UC2、VC1、VC2、
WC1、WC2は浅い溝11cに入れる。溝深さを異な
る寸法にすることで、引き出し線接続用端末線と中性点
接続用端末線を容易に区別することができる。(4)溝
11cに位置決めした中性点接続用の6本の端末線UC
1、UC2、VC1、VC2、WC1、WC2は、突起
部11dの間を通して支持し、かつ、それぞれの先端部
を電気的に接続し中性点2を形成する。該中性点2部分
も突起部11dで支持する。これにより、端末線UC
1、UC2、VC1、VC2、WC1、WC2は、他の
端末配線、例えばUK1、UK2、VK1、VK2、W
K1、WK2等と接触しないようにして絶縁性を確保で
きる。(5)溝11bv1に位置決めした端末線VK1
を突起部11e1の逆L字状部分の内側を通し、溝11
bv2に位置決めした端末線VK2を突起部11e2の
逆L字状部分の内側を通し、それぞれのさらに先端側部
分を突起部11dvのフック状部分を通してから接続部
11fvで1つに接続する。該接続部11fvにはさら
に、ビニル被覆等された引き出し線VK'を接続する。
該接続部11fvも突起部11dvのフック状部分で支
持する。引き出し線VK'は、下部ボス5h側に引き出
される。(6)溝11bw1に位置決めした端末線WK
1を突起部11e2の逆L字状部分の外側を通し、溝1
1bw2に位置決めした端末線WK2を突起部11e3
の逆L字状部分の内側を通し、それぞれのさらに先端側
部分を突起部11dwのフック状部分を通してから接続
部11fwで1つに接続する。該接続部11fwにはさ
らに、ビニル被覆等された引き出し線WK'を接続す
る。該接続部11fwも突起部11dwのフック状部分
で支持する。引き出し線WK'は、下部ボス5h側に引
き出される。(7)溝11bu1に位置決めした端末線
UK1を突起部11e3の逆L字状部分の外側を通し、
溝11bu2に位置決めした端末線UK2を突起部11
e1の逆L字状部分の外側を通し、それぞれのさらに先
端側部分を突起部11duのフック状部分を通してから
接続部11fuで1つに接続する。該接続部11fuに
はさらに、ビニル被覆等された引き出し線UK'を接続
する。該接続部11fuも突起部11duのフック状部
分で支持する。引き出し線UK'は、下部ボス5h側に
引き出される。(8)引き出し線UK'、VK'、WK'
と、固定子コアから引き出したアース線5kは、下側ボ
ス5hの溝の中に並べられ、上側ボス5iを上からかぶ
せることにより、該両ボス間に固定される。(9)上記
(1)〜(8)の構成を施した固定子全体に対しモール
ドを行ってもよい。
【0019】上記本発明の第2の実施例構成によれば、
端末線数を少なくでき、端末部の切断や、被覆除去や、
接続等の作業の工数を大幅に減らせる。例えば、12個
のコイルそれぞれに端末線を設ける構成では接続端末数
が28個(コイル端末24個、引出し線端末3個、アー
ス線1個)であるのに対し、本第2の実施例では接続端
末数が16個(コイル端末12個、引出し線端末3個、
アース線1個)である。端末線も相間で互いを離間状態
で配置でき、コイルの相間絶縁を簡易構成下で容易に確
保できる。このため、チューブをかぶせたり、絶縁テー
プを巻き付けたりする作業もなくせる。引き出し線接続
用端末線と中性点接続用端末線も互いに隔たった位置に
配置でき、相互の接触をなくせる。端末線の所定位置へ
の支持も簡易構成の手段により簡易作業で可能である。
【0020】図12は本発明の第3の実施例を示す。本
第3の実施例は、配線処理板として、円板状の内周部に
中性点接続用端末線を接続するための導体パターンを設
け、外周部にはコイルの渡り線の位置決め用の溝を設け
たものを用いた例である。コイルは上記第1の実施例の
コイルと同様の構成のものとする。図12において、1
2aは配線処理板、12bは中性点接続用端末線を接続
するための導体パターン、12cu1、12cu2はU
相コイルの渡り線を位置決めするための溝、12cv
1、12cv2はV相コイルの渡り線を位置決めするた
めの溝、12cw1、12cw2はW相コイルの渡り線
を位置決めするための溝である。導体パターン12bは
連続した導体であり中性点2も形成する。その他の構成
については、上記第1の実施例の場合とほぼ同じであ
る。
【0021】第3の実施例によれば、渡り線位置決め用
の溝を配線処理板12aの外周部に設ける構成のため、
該溝を大寸法にでき、渡り線の位置決めや配線の作業が
し易くなる。その他の効果については、上記第1の実施
例の場合とほぼ同様である。
【0022】図13は本発明の第4の実施例を示す。本
第4の実施例は、コイルは上記第2の実施例におけるコ
イルと同様のものを用い、配線処理板として、円板状の
内周部に中性点接続用端末線を接続するための導体パタ
ーンを設け、外周部にはコイルの引き出し線接続用端末
線の位置決め用の溝を設けたものを用いた例である。図
13において、13aは配線処理板、13bは中性点接
続用端末線を接続するための導体パターン、11cu
1、11cu2はU相コイルの引き出し線接続用端末線
を位置決めするための溝、11cv1、11cv2はV
相コイルの引き出し線接続用端末線を位置決めするため
の溝、11cw1、11cw2はW相コイルの引き出し
線接続用端末線を位置決めするための溝である。導体パ
ターン13bは連続した導体であり中性点2を形成す
る。その他の構成については、上記第2の実施例の場合
とほぼ同じである。
【0023】第4の実施例によれば、引き出し線接続用
端末線の位置決め用の溝を配線処理板13aの外周部に
設ける構成のため、該溝を大寸法にでき、渡り線の位置
決めや配線の作業がし易くなる。その他の効果について
は、上記第2の実施例の場合とほぼ同様である。
【0024】なお、上記実施例は、固定子コア内に回転
子を配するインナーロータタイプの3相式の電動機の場
合であるが、本発明はこれに限定されず、これとは異な
る種別、相数、コイル形態等のものでもよく、さらに、
電動機でなく発電機等の回転電機であってもよい。ま
た、配線処理部材(配線処理板)の構成も上記実施例の
構成に限定されず、例えば、コイルの渡り線部または端
末線部を互いに離間させるための突起部は、該渡り線部
または端末線部をはさみ込む構成のものであれば、実施
例として挙げた逆L字状のものでなくともよいし、ま
た、該渡り線部または該端末線部を所定位置に支持する
突起部も、実施例のようなフック状のものや柱状のもの
でなくともよい。さらに、全体形状も板状に限定されな
い。コイルの製作方法としても、どのような方式を用い
てもよく、例えば、固定子コアの内周のスロット開口部
からノズルを用いて巻線するようにしてもよいし、固定
子外部で巻線したコイルを固定子内に組み込むようにし
てもよい。また、固定子コアは用いない構成であっても
よい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、コイルの端末線数を少
なくでき、端末の切断や、被覆除去や、接続のための工
数や作業時間を大幅に減らせる。コイルの相間絶縁を簡
易な構成により容易に確保でき、絶縁チューブをかぶせ
たり、絶縁テープを巻き付けたりする作業をなくせる。
渡り線や端末線を所定位置に支持する等の処理も簡易な
構成かつ簡易な作業で可能であり、自動化し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての固定子の斜視図
である。
【図2】図1の固定子のコイルの結線図である。
【図3】図1の固定子のコイルの配置と接続状態をモデ
ル化した図である。
【図4】図1の固定子のコイルエンド部の平面図であ
る。
【図5】図1の固定子の配線処理板の構成を示す図であ
る。
【図6】図5の配線処理板における突起部の断面図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施例としての固定子の斜視図
である。
【図8】図7の固定子におけるコイルの結線図である。
【図9】図7の固定子におけるコイルの配置と接続状態
をモデル化した図である。
【図10】図7の固定子におけるコイルエンド部の平面
図である。
【図11】図7の固定子における配線処理板の構成を示
す図である。
【図12】本発明の第3の実施例としての固定子の斜視
図である。
【図13】本発明の第4の実施例としての固定子の斜視
図である。
【図14】従来の回転電機の固定子の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1a、7a…固定子、 2…中性点、 U1、U2、U
3、U4、V1、V2、V3、V4、W1、W2、W
3、W4、U1'、U2'、V1'、V2'、W1'、W2'
…コイル、 US1、US2、VS1、VS2、WS
1、WS2、UL、VL、WL…渡り線、 UK、V
K、WK、UK1、UK2、VK1、VK2、WK1、
WK2…引き出し線接続用端末線、 UK'、VK'、W
K'…引き出し線、 UC、VC、WC、UC1、UC
2、VC1、VC2、WC1、WC2…中性点接続用端
末線、 5a、11a、12a…配線処理板、 5bu
1、5bu2、5bv1、5bv2、5bw1、5bw
2…渡り線位置決め用の溝、5c、11c…中性点接続
用端末線の位置決め用の溝、 5d1、5d2、5d
3、5e、5eu、5ev、5ew、5f1、5f2、
5f3、11d、11du、11dv、11dw、11
e1、11e2、11e3…突起部、 5g…長穴、
5h…下部ボス、 5i…上部ボス、 5j…位置決め
用穴、 11bu1、11bu2、11bv1、11b
v2、11bw1、11bw2…引き出し線接続用端末
線の位置決め用の溝、 12b…導体パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 光一郎 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立ドライブシステムズ内 (72)発明者 山崎 克之 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立ドライブシステムズ内 Fターム(参考) 5H603 AA04 AA09 BB01 BB02 BB07 BB09 BB12 CA01 CB03 CB04 CB18 CC03 CC11 CC17 CE01 EE08 FA01 5H604 AA05 AA08 BB01 BB03 BB10 BB14 CC01 CC05 CC13 CC16 PB04 QA06 QA08 QB14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転電機用固定子であって、 絶縁材から成り、コイルの渡り線部または端末線部を処
    理する突起部を有した配線処理部材がコイルエンド部に
    載置され、該突起部が略逆L字状の断面形状の部分を備
    え該逆L字状部分が形成する凹部に該渡り線部または端
    末線部の一部を収納可能にした構成を特徴とする回転電
    機用固定子。
  2. 【請求項2】上記配線処理部材は、上記突起部が円周方
    向の複数箇所に設けられている請求項1に記載の回転電
    機用固定子。
  3. 【請求項3】上記配線処理部材は、上記突起部の上記凹
    部の開口方向が略半径方向である請求項1または請求項
    2に記載の回転電機用固定子。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の回転電
    機用固定子と、回転子と備えて成ることを特徴とする回
    転電機。
  5. 【請求項5】回転電機のコイル用配線処理板であって、 コイルエンド部に載置され、絶縁材から成り、コイルの
    渡り線部または端末線部を処理する突起部を有し、該突
    起部が略逆L字状の断面形状の部分を備え該逆L字状部
    分が形成する凹部に該渡り線部または端末線部の一部を
    収納可能にした構成を特徴とするコイル用配線処理板。
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