JP2002247597A - デジタルacc回路 - Google Patents

デジタルacc回路

Info

Publication number
JP2002247597A
JP2002247597A JP2001043909A JP2001043909A JP2002247597A JP 2002247597 A JP2002247597 A JP 2002247597A JP 2001043909 A JP2001043909 A JP 2001043909A JP 2001043909 A JP2001043909 A JP 2001043909A JP 2002247597 A JP2002247597 A JP 2002247597A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
signal
multiplier
multiplication
acc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001043909A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Ukaji
展佳 宇梶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2001043909A priority Critical patent/JP2002247597A/ja
Publication of JP2002247597A publication Critical patent/JP2002247597A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ACC回路、彩度調整回路における回路規模
の大きい乗算器の数を減らすこと。 【解決手段】 色基準信号を含む入力色信号に乗算係数
を乗算する1つの乗算器、乗算器出力を入力する色復調
部、色復調された信号中の色基準信号が予め定めたレベ
ルの大きさになるように乗算器へのACC乗算係数を出
力するデジタルACC部を備えたデジタルACC回路の
制御方法において、色信号とACC乗算係数を乗算器に
入力して乗算結果を得る第1乗算ステップと、ACC乗
算係数と予め定めたレベルに対してさらにレベルを可変
するための彩度調整データを乗算器に入力して乗算結果
をレジスタに格納する第2乗算ステップと、色信号とレ
ジスタに格納された乗算結果を乗算器に入力して乗算結
果を得る第3乗算ステップとを備え、入力色信号が色基
準信号期間中は第1乗算ステップを実行し、期間完了後
に第2乗算ステップを実行し、そして第3乗算ステップ
を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログ・コンポ
ジット信号がアナログ/デジタル変換された、たとえ
ば、NTSCアナログ・テレビジョン信号や、PALア
ナログ・テレビジョン信号における自動クロマレベル調
整(ACC)と彩度調整を行うデジタルACC回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動クロマレベル調整(Automatic Chro
ma level Control;ACC)とは、Y/C分離によって
分離されたクロマ信号を、カラー・バースト信号(色基
準信号)のレベルが一定になるように、クロマ信号全体
のレベルを調整する機能である。彩度調整とは、ACC
によって調整されたレベルをさらに調整するもので、と
くに、受像機などにおいては、最終的なクロマ信号レベ
ルを調整するこの彩度調整機能があるのが普通である。
【0003】図1は、従来技術におけるデジタル方式の
色復調回路のブロック・ダイアグラムである。先ず、こ
の色復調回路について説明する。
【0004】アナログ・コンポジット信号がアナログ/
デジタル変換され、さらにY/C分離して色(クロマ)
信号を得る。この信号に対して、カラー・バースト信号
に関連付けられたcos信号と、90度ずらしたsin
信号をsin/cosテーブルから出力し、乗算器10
1、102で乗算する。乗算器101、102の出力信
号は、それぞれサブキャリア信号の2倍の周波数信号を
除去するLPF103、104を介して、それぞれのL
PFの出力に色差信号を得る。
【0005】次に、位相差検出・デジタルOSC部10
5において、得られた色差信号の位相に時間一致された
カラー・バースト信号の領域を示すバースト・フラグ信
号を入力し、カラー・バースト信号領域におけるそれぞ
れの入力信号の態様から、前述のsin/cosテーブ
ル出力の位相とカラー・バースト信号の位相誤差を算出
し、この位相誤差に基づいて、sin/cosテーブル
を駆動するレジスタの出力値を調整する。この制御ルー
プ、あるいは制御によって、最終的に、sin/cos
テーブルのcos出力は乗算器101、102の入力部
におけるカラー・バースト信号の位相と180度異な
り、sin出力はカラー・バースト信号の位相およびc
os出力と90度異なる位相の信号が得られる。sin
およびcosの出力は、周期的に変化する信号である。
【0006】以上のように動作して、図1に示すPLL
ループが収束した場合に、初めて、LPF103の出力
にはR−Y信号、LPF104の出力にはB−Y信号が
得られる。
【0007】なお、上述した回路はデジタル回路であ
り、システム・クロックは、たとえば入力信号がNTS
C信号の場合、4倍のサブキャリア周波数、あるいは1
3.5MHzのシステム・クロックで動作することが可
能である。
【0008】図2は、カラー・バースト信号(基準信
号)、色信号(C(ωt))、色差信号Cr、Cb(こ
こで、Cr=R−Y、Cb=B−Yである)の位相関係
を示している。
【0009】図1に示す乗算器とLPFについて説明す
る。ここで、基準信号=−cosωt(=cos(π+
ωt))とすると、色信号C(ωt)は以下の様に表され
る。
【0010】 C(ωt)=Cb×sinωt+Cr×cosωt・・・(式1) この式1に、cosωt、sinωtをそれぞれ乗算す
ると次の式2、式3が得られる。 C(ωt)×cosωt=Cb×sinωt×cosωt+Cr×(cosωt)2・・・(式2) C(ωt)×sinωt=Cb×(sinωt)2+Cr×cosωt×sinωt・・・(式3) これらの式2、式3は、以下の式4、式5に変換され
る。
【0011】 C(ωt)×cosωt=Cb×(1/2)×sin2ωt+Cr×(1/2)×(1+cos2ωt)・・・(式4) C(ωt)×sinωt=Cb×(1-cos2ωt)/2+Cr×(1/2)×sin2ωt・・・(式5) 上述した式4、式5はそれぞれ、Cr/2、Cb/2のD
C成分と、2倍の周波数成分を有する信号を示してい
る。したがって、cos/sinテーブルからのcos
とsinのデータで色信号を乗算器101、102で乗
算した結果に対して、色搬送波周波数の2倍の周波数成
分を除去するLPFでフィルタ処理すると、各フィルタ
出力にはそれぞれCr、Cbすなわち、R−Y、B−Yの
信号が得られることになる。
【0012】同様にして、カラー・バースト信号CBに
対して、乗算すると以下のようになる。
【0013】 CB×cosωt=-cos(π+ωt))cosωt=-(cosπ)/2-(cosπcos2ωt)/2-sinπsi n2ωt ・・・(式7) CB×sinωt=-cos(π+ωt))sinωt=-(cosπsin2ωt)/2-(sinπ)/2-(sinπcos 2ωt)/2 ・・・(式8) 上記の式7、式8において、LPFで除去される2ωt
の周波数成分を無視すると、式7、式8はそれぞれ、−
(cosπ)/2、−(sinπ)/2である。それぞ
れは、1/2、0である。
【0014】上述したデジタル方式の色復調回路におい
て、従来のACC回路は、たとえば、特開平9−233
95号公報においては、図1におけるB−Y信号中のカ
ラー・バースト部分の検出信号(U信号det2)と、
この検出信号のレベルとしての予め定めた目標値(re
f2)と、彩度調整のための可変入力(gain)それ
ぞれを入力し、図1に示す色信号入力部に設けた乗算器
の乗算係数値を生成する技術を開示している。ここにお
いては、彩度調整のための可変入力(gain)で固定
の目標値(ref2)を乗算し、乗算された結果に検出
信号(U信号det2)が一致するように、図1に示す
色復調回路の入力部に設けられた乗算器の乗算係数を制
御している。ここにおいて、それぞれの乗算器は独立し
て設けられている。
【0015】また、特開平11−355796号公報に
おいては、図1に示す色復調回路の入力部に設けたAC
C回路で大まかなゲインの調整を行い、色復調回路の出
力部のCr、Cb信号に対して最終的なゲイン調整を行
う技術が開示されている。ここにおいても、ゲイン調整
にそれぞれ独立した乗算器を使用することが明らかにさ
れている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のACC回路においては、乗算器が多用さ
れており、ACC回路を含む色処理回路をデジタル回路
で構成する場合に、回路規模を増大させるという問題が
ある。ACC回路用に1つの乗算器を設けざるを得ない
としても、これ以外にも乗算器を設けることは、IC回
路設計上、およびIC製造コストの増大を招くという問
題を有している。
【0017】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、テレビジョン信号
のデジタル処理回路において、回路構成を単純化した色
処理回路とすることにあり、1つの乗算器をACC回路
および彩度調整に用いたデジタルACC回路を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、色基準
信号を含む入力色信号を色復調し、該色復調された色基
準信号が予め定めたレベルの大きさになるように信号レ
ベルを調整する機能を含むデジタルACC回路におい
て、色信号に乗算係数を乗算する乗算器と、前記乗算器
の出力信号を入力し、色復調された色差信号を出力する
色復調回路と、前記色復調回路の出力信号を入力し、該
出力信号中の色基準信号のレベルを予め定めたレベルと
なるように前記乗算器への乗算係数を出力するACC部
と、前記予め定めたレベルに対してさらにレベルを可変
するための彩度調整信号と、前記ACC部からの乗算係
数と前記彩度調整信号の乗算結果を、前記乗算器を使用
して得るように制御する制御部であって、前記入力色信
号の映像期間においては前記乗算結果を前記入力色信号
に乗算するように制御する制御部と、を備えたことを特
徴とするものである。
【0019】また、請求項2に記載の発明は、色基準信
号を含む入力色信号を色復調し、該色復調された色基準
信号が予め定めたレベルの大きさになるように信号のレ
ベルを調整するデジタルACC回路において、前記予め
定めたレベルに対してさらにレベルを可変するための彩
度調整信号と前記色信号を選択して出力する第1のセレ
クタと、前記セレクタの出力を乗算する乗算器と、前記
乗算器の出力を入力し、色復調された色差信号を出力す
る色復調回路と、前記色復調回路の出力を入力し、該出
力中の色基準信号が予め定めたレベルとなるように前記
乗算器への乗算係数を出力するACC部と、前記乗算器
の出力を格納するレジスタと、前記レジスタの出力と前
記乗算係数を入力していずれかを選択して前記乗算器へ
送る第2のセレクタとを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載のデジタルACC回路であって、前記色基準信号
の期間においては前記第1のセレクタは色信号を、前記
第2のセレクタは前記ACC部の出力を選択出力し、前
記色基準信号期間後に前記第1のセレクタは前記彩度調
整信号を選択出力して前記レジスタに乗算器出力を格納
し、映像期間開始前に前記レジスタ出力を前記第2のセ
レクタが選択出力することにより、映像期間において、
前記予め定めた色基準信号レベルに対してさらに前記彩
度調整信号により調整した色復調出力レベルを得ること
を特徴とするものである。
【0021】また、請求項4に記載の発明は、色基準信
号を含む入力色信号と乗算係数を乗算する1つの乗算器
と、該乗算器出力信号を入力して色復調する色復調部
と、該色復調された信号中の色基準信号が予め定めたレ
ベルの大きさになるように前記乗算器へのACC乗算係
数を出力するデジタルACC部を備えたデジタルACC
回路の制御方法において、前記色信号と前記ACC乗算
係数を前記乗算器に入力し、乗算結果を得る第1の乗算
ステップと、前記ACC乗算係数と前記予め定めたレベ
ルに対してさらにレベルを可変するための彩度調整デー
タを前記乗算器に入力して乗算結果をレジスタに格納す
る第2の乗算ステップと、前記色信号と前記レジスタに
格納された乗算結果を前記乗算器に入力し、乗算結果を
得る第3の乗算ステップと、を備え、前記入力色信号が
色基準信号期間中は前記第1の乗算ステップを実行し、
色基準信号期間完了後に前記第2の乗算ステップを実行
して、該第2の乗算ステップ完了後に前記第3の乗算ス
テップを実行することを特徴とする。
【0022】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載のデジタルACC回路の制御方法であって、前記
第1の乗算ステップは、さらに、前記色復調部からの色
復調された信号中の色基準信号のレベルを検出して予め
定めたレベルとの比を算出し、該算出結果に基づいて前
記ACC乗算係数を生成するステップを含むことを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0024】図3は、本発明の実施形態を表したブロッ
ク図であり、符号303は、図1に示した色復調回路で
ある。NTSCテレビジョン信号を入力し、図示しない
Y/C分離回路から出力された色信号を受けて、色復調
されたB−Y信号、R−Y信号を出力するまでの全体構
成を示している。
【0025】図3における本発明の要旨は、点線で囲ん
だ符号301、305、306で示すそれぞれセレクタ
A、レジスタ、セレクタBを含む制御部を追加し、乗算
器302に3種類の乗算をさせたことにある。従来の構
成においては、乗算器302、色復調回路303そして
ACC部304のみであった。
【0026】図4は、図3に示した回路の動作を、時間
を追って説明する表である。図5は、NTSCテレビジ
ョン信号の波形図であり、水平同期信号と、カラー・バ
ースト信号、そして映像領域の関係を示す図である。
【0027】以下に、これらの図面を参照しながら、本
発明の実施形態について説明する。 (従来のACC動作)従来のACC機能を実現する場
合、セレクタAが色信号を選択、セレクタBがACCか
らの乗算係数を選択することで実現できる。この状態に
おいて、ACC回路は色復調回路のB−Y信号と、カラ
ー・バースト信号の領域を示すバースト・フラグBF信
号を入力して、B−Y信号中のカラー・バースト信号の
レベルが、定数として入力されたレベルに等しくなるよ
うにフィードバック制御される。
【0028】このフィードバック制御は、図5に示すカ
ラー・バースト期間、この期間の信号幅を有するバース
ト・フラグの期間内に行われる。
【0029】したがって、この状態において、ACC部
の出力には、入力色信号のレベル如何に関わらず、色復
調回路から出力する信号レベルを予め定めたレベルにな
るように、色信号を乗算する乗算器への係数ACCを出
力し、カラー・バースト期間後もその係数ACCを保持
している。
【0030】入力の色信号レベルが変動している場合
は、カラー・バースト信号毎に係数ACCの値が変化す
る。
【0031】以上のACC動作は、ACC部304にお
ける、B−Y信号中のカラー・バースト信号レベルが、
予め定めた固定の定数値に等しくなるようにフィードバ
ック制御される。しかしながら、このままでは彩度調整
は不可能である。
【0032】(改良されたACC動作)上述した従来の
ACC動作のフィードバック制御は、カラー・バースト
期間のみでフィードバック制御される。そして、その結
果を図5に示す映像領域に反映している。したがって、
この従来のACC動作期間においては、図1の回路を従
来構成と同じように構成し、その他の領域、たとえば、
図5における移行期間あるいは図示しない水平同期部分
の期間においては、乗算器302は何ら機能していな
い。
【0033】本発明においては、上述した従来のACC
動作が機能しない図5に示す移行期間において、乗算器
を別の演算に使用している。図3に示すように、セレク
タA301により、色信号に代わって彩度調整信号を乗
算器302に送り、乗算器出力に、ACC部からの乗算
係数ACCと彩度調整信号を乗算した結果を得ている。
そして、この乗算結果をレジスタ305に格納してい
る。そして、格納された乗算係数ACC×彩度調整信号
の値を、次の映像領域における乗算係数とするようにセ
レクタB306で切り替えている。
【0034】したがって、たとえば、彩度調整信号とし
て0.5から2の範囲の値を有して1のときが中央値で
彩度調整しない値である場合、彩度調整信号として1を
入力するとレジスタ305に格納される値は、係数AC
Cそのものとなり、セレクタBの選択如何に関わらず、
従来のACC動作となる。しかし、彩度調整において、
色を濃くするように彩度調整値を2とした場合にレジス
タ305に格納される値は2×ACCとなり、乗算器3
02の出力は、それまでの2倍のレベルの信号が出力さ
れ、したがって色復調回路303の出力信号のレベルが
大きくなる。しかし、映像領域が終わり、次のカラー・
バースト期間では、従来のACC動作をするようにセレ
クタA301、セレクタB306が選択されるので、入
力信号のレベルが変化しない限り、ACC部から出力さ
れる乗算係数ACCは変化しない。
【0035】図4に、以上に説明したことを整理してい
る。この表図において、左から右方に時間が推移する。
【0036】乗算器の入力切り替えを行うセレクタA3
01は、図5に示すカラー・バースト(色基準)期間後
で、映像領域が始まる前迄の移行期間が始まると、それ
までの選択を色信号から彩度調整データに切り替える。
また、乗算器の乗算係数の入力切り替えを行うセレクタ
B306は、少なくともカラー・バースト期間が始まる
前までにACC部からのACC係数を選択するように制
御され、移行期間が始まってもこの状態を維持する。移
行期間の始まりにおいて、セレクタAが彩度調整データ
を選択し、彩度調整とACC係数の乗算結果がレジスタ
305の入力に得られた後のタイミングで、レジスタ3
05にクロックを送り、入力データをレジスタ内に取り
込む。この取り込み完了後に、セレクタAは色信号を、
セレクタBはレジスタ305の出力を選択するように制
御する。この結果乗算器302は、色信号に対して、A
CC動作の完了後の乗算係数ACCと彩度調整データ
の乗算結果を乗算する。この結果、色復調回路303に
は彩度調整された色信号が供給され、したがって色復調
回路303の出力レベルは所望するレベルとなる。
【0037】レジスタ305の入力は、カラー・バース
ト信号期間前においては、その前のカラー・バースト期
間において出力した係数ACCN−1と色信号と彩度調
整値の乗算結果が入力されており、カラー・バースト期
間中においては、その前のカラー・バースト期間におい
て出力した係数ACCN−1と色信号(具体的にはカラ
ー・バースト信号)との乗算結果が入力されている。移
行期間に入り、レジスタ305にクロックが送られるま
でには、更新された係数ACCと彩度調整データの乗
算結果が入力される。クロック後においては、およびB
がこのような選択状態において、色信号×ACC×彩
度調整の乗算結果が入力される。
【0038】レジスタ305の出力は、クロック前は前
回の係数ACCN−1×彩度調整の結果が、そしてクロ
ック後においてはACC×彩度調整の結果が出力され
るレジスタ305のクロックは、移行期間に入って、セ
レクタAが彩度調整データを選択した後に1回送られ
る。
【0039】以上、NTSCカラー・テレビジョン信号
を例にとり、本発明の実施形態を説明したが、NTSC
方式以外の同様なカラー・テレビジョン、たとえばPA
L方式にも適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
CC回路用に設けた乗算器を利用して、テレビジョン信
号の色基準信号領域と映像領域の間の期間を利用してA
CC係数と彩度調整データを乗算し、この乗算結果を映
像領域において色信号入力への乗算係数としたので、回
路規模が大きい乗算器を1つ設けるのみで、ACC機能
と彩度調整機能を構成することが可能となる。乗算器の
回路規模に比べるとセレクタやレジスタの規模は小さ
く、これらの制御回路の規模も小さいので、全体として
少ない回路規模でデジタルACC回路を構成することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のデジタル方式による色復調回路の構成を
示す図である。
【図2】基準(カラー・バースト)信号、色信号、色差
信号Cr、Cbの位相関係を示す図である。
【図3】本発明を適用したACC回路を含むブロック・
ダイアグラムを示す図である。
【図4】図3の動作を時間経過毎に説明する図である。
【図5】NTSC信号の色基準信号を含む波形図を示す
図である。
【符号の説明】
101、102 乗算器 103、104 LPF 105 位相差検出&デジタルOSC 106 sin/cosテーブル 301 セレクタ 302 乗算器 303 色復調回路 304 ACC部 305 レジスタ 306 セレクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色基準信号を含む入力色信号を色復調
    し、該色復調された色基準信号が予め定めたレベルの大
    きさになるように信号レベルを調整する機能を含むデジ
    タルACC回路において、 色信号に乗算係数を乗算する乗算器と、 前記乗算器の出力信号を入力し、色復調された色差信号
    を出力する色復調回路と、 前記色復調回路の出力信号を入力し、該出力信号中の色
    基準信号のレベルを予め定めたレベルとなるように前記
    乗算器への乗算係数を出力するACC部と、 前記予め定めたレベルに対してさらにレベルを可変する
    ための彩度調整信号と、 前記ACC部からの乗算係数と前記彩度調整信号の乗算
    結果を、前記乗算器を使用して得るように制御する制御
    部であって、前記入力色信号の映像期間においては前記
    乗算結果を前記入力色信号に乗算するように制御する制
    御部と、 を備えたことを特徴とするデジタルACC回路。
  2. 【請求項2】 色基準信号を含む入力色信号を色復調
    し、該色復調された色基準信号が予め定めたレベルの大
    きさになるように信号のレベルを調整するデジタルAC
    C回路において、 前記予め定めたレベルに対してさらにレベルを可変する
    ための彩度調整信号と前記色信号を選択して出力する第
    1のセレクタと、 前記セレクタの出力を乗算する乗算器と、 前記乗算器の出力を入力し、色復調された色差信号を出
    力する色復調回路と、 前記色復調回路の出力を入力し、該出力中の色基準信号
    が予め定めたレベルとなるように前記乗算器への乗算係
    数を出力するACC部と、 前記乗算器の出力を格納するレジスタと、 前記レジスタの出力と前記乗算係数を入力していずれか
    を選択して前記乗算器へ送る第2のセレクタと、 を備えたことを特徴とするデジタルACC回路。
  3. 【請求項3】 前記色基準信号の期間においては前記第
    1のセレクタは色信号を、前記第2のセレクタは前記A
    CC部の出力を選択出力し、前記色基準信号期間後に前
    記第1のセレクタは前記彩度調整信号を選択出力して前
    記レジスタに乗算器出力を格納し、映像期間開始前に前
    記レジスタ出力を前記第2のセレクタが選択出力するこ
    とにより、映像期間において、前記予め定めた色基準信
    号レベルに対してさらに前記彩度調整信号により調整し
    た色復調出力レベルを得ることを特徴とする請求項2に
    記載のデジタルACC回路。
  4. 【請求項4】 色基準信号を含む入力色信号と乗算係数
    を乗算する1つの乗算器と、該乗算器出力信号を入力し
    て色復調する色復調部と、該色復調された信号中の色基
    準信号が予め定めたレベルの大きさになるように前記乗
    算器へのACC乗算係数を出力するデジタルACC部を
    備えたデジタルACC回路の制御方法において、 前記色信号と前記ACC乗算係数を前記乗算器に入力
    し、乗算結果を得る第1の乗算ステップと、 前記ACC乗算係数と前記予め定めたレベルに対してさ
    らにレベルを可変するための彩度調整データを前記乗算
    器に入力して乗算結果をレジスタに格納する第2の乗算
    ステップと、 前記色信号と前記レジスタに格納された乗算結果を前記
    乗算器に入力し、乗算結果を得る第3の乗算ステップ
    と、を備え、 前記入力色信号が色基準信号期間中は前記第1の乗算ス
    テップを実行し、色基準信号期間完了後に前記第2の乗
    算ステップを実行して、該第2の乗算ステップ完了後に
    前記第3の乗算ステップを実行することを特徴とするデ
    ジタルACC回路の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の乗算ステップは、さらに、前
    記色復調部からの色復調された信号中の色基準信号のレ
    ベルを検出して予め定めたレベルとの比を算出し、該算
    出結果に基づいて前記ACC乗算係数を生成するステッ
    プを含むことを特徴とする請求項4に記載のデジタルA
    CC回路の制御方法。
JP2001043909A 2001-02-20 2001-02-20 デジタルacc回路 Pending JP2002247597A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001043909A JP2002247597A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 デジタルacc回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001043909A JP2002247597A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 デジタルacc回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002247597A true JP2002247597A (ja) 2002-08-30

Family

ID=18905997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001043909A Pending JP2002247597A (ja) 2001-02-20 2001-02-20 デジタルacc回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002247597A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131993A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Nec Home Electronics Ltd 色信号調整器
JPH08140110A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Hitachi Ltd 画像信号処理装置
JPH0923395A (ja) * 1995-07-05 1997-01-21 Fuji Film Micro Device Kk Agc回路およびacc回路

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61131993A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Nec Home Electronics Ltd 色信号調整器
JPH08140110A (ja) * 1994-11-07 1996-05-31 Hitachi Ltd 画像信号処理装置
JPH0923395A (ja) * 1995-07-05 1997-01-21 Fuji Film Micro Device Kk Agc回路およびacc回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0161806B1 (ko) 고품위 텔레비젼용 대역 통과 위상 트랙커를 구비한 디지탈 잔류 측파대 검출기
US20060146192A1 (en) Over-sampling A/D converting circuit
JP3369027B2 (ja) 無線受信機
JPWO2002060188A1 (ja) Y/c分離回路および方法
US5548344A (en) Demodulating system for high-definition television receiver
JP2008199220A (ja) Ad変換処理回路及び復調装置
KR100333333B1 (ko) 영상신호 처리 시스템의 색신호 처리장치
US6538702B1 (en) Digital color signal reproducing circuit
US8264617B2 (en) Analog TV broadcast signal receiving apparatus and analog TV broadcast signal demodulating apparatus
JP2002247597A (ja) デジタルacc回路
US6515714B1 (en) Hue adjustment circuit
JPH09181991A (ja) If信号処理回路
JPH11355796A (ja) 色復調回路およびデジタル画像処理装置
EP0810797B1 (en) Digital colour signal modulating apparatus
JP4612201B2 (ja) 色信号復調装置
KR100463502B1 (ko) 에이치디티브이의디지탈복조기
JP2001086175A (ja) Vsb復調器
EP1215923A2 (en) Video signal processing circuit for processing a plurality of television signal standards
JPH0325995B2 (ja)
JPH09270971A (ja) テレビジョン受信機
JPH08205184A (ja) Yc分離回路
JPS63152297A (ja) 色相調整方法
JPH01174079A (ja) 画像処理回路
JPH02168786A (ja) 色信号処理回路
JPH0993600A (ja) クロマ信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20071205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100723

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100730

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20101119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02