JP2002247362A - 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム

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JP2002247362A
JP2002247362A JP2001042633A JP2001042633A JP2002247362A JP 2002247362 A JP2002247362 A JP 2002247362A JP 2001042633 A JP2001042633 A JP 2001042633A JP 2001042633 A JP2001042633 A JP 2001042633A JP 2002247362 A JP2002247362 A JP 2002247362A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 元の画像データよりも広いダイナミックレン
ジを有し、かつ、人間の視覚特性が考慮された振幅特性
を有する画像データを生成する。 【解決手段】 ビットシフト部21は、順次入力される
狭ダイナミックレンジ画像データのうち、基準となる振
幅特性を有する狭ダイナミックレンジ画像データ以外の
狭ダイナミックレンジ画像データの画素値を2で除算す
る。加算器22は、画像保持メモリ23の画像データ
に、ビットシフト部21からの狭ダイナミックレンジ画
像データを加算して画像保持メモリ23に上書きして保
持させる。最終的に、画像保持メモリ23には、Log曲
線に近似した振幅特性を有する広ダイナミックレンジ画
像データが保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、例えば、
異なる露出感度で撮影した複数の画像データを合成し
て、広ダイナミックレンジの画像データを生成する場合
に用いて好適な画像処理装置および方法、記録媒体、並
びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】CCD(Charge Coupled Device)などの個体
撮像素子を備えるディジタルスチルカメラによって生成
された画像データは、フィルムを用いる従来のカメラに
よって撮影された写真に比較して、ダイナミックレンジ
が狭いという問題がある。
【0003】そのような問題を解決する方法として、例
えば、特開昭61−219270号公報には、同一の被
写体を異なる露出感度で複数回撮影し、得られる複数の
画像データを加算して正規化する方法(以下、第1の従
来方法と記述する)が開示されている。
【0004】第1の従来方法について、4種類の異なる
露出で撮影した画像データを用いる場合を一例とし、図
1乃至図3を参照して説明する。
【0005】図1は、4種類の異なる露出感度で撮影さ
れる画像データの振幅特性(入射光の強度と、それに対
応して出力される画素値の特性)を示している。例え
ば、振幅特性L1の露出感度を基準とした場合、振幅特
性L2を有する画像データは、振幅特性L1の露出感度の
2倍の露出感度で撮影されたものであり、振幅特性L3
を有する画像データは、振幅特性L2の2倍(振幅特性
1の4倍)の露出感度で撮影されたものであり、振幅
特性L4を有する画像データは、振幅特性L3の2倍(振
幅特性L1の8倍)の露出感度で撮影されたものである
ことを示している。
【0006】第1の従来方法では、図1に示したような
4種類の異なる振幅特性L1乃至L4の画像データが生成
され、4枚の画像データの各画素値が加算されて、図2
に示すような折れ線状の振幅特性のダイナミックレンジ
が拡大された1枚の画像データ(以下、合成画像データ
と記述する)が生成される。ただし、合成画像データの
出力(合成画像データの画素値)の最大値は元の画像デ
ータの4倍の値となっているので、次に、合成画像デー
タの画素の最大値を、元の画像データに一致させるため
に正規化する。正規化された合成画像データの振幅特性
は、図3に示すように折れ線状が維持されたまま、出力
(画素値)の最大値が元の画像データと同一となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、人間の感覚
量は、図4に示すように、刺激強度の対数に比例するこ
と、すなわち、刺激強度をR、感覚量をEとした場合、
次式の関係が成立することがウェーバ・フェヒナの法則
として知られている。 E=K・log(R) ここで、Kは所定の定数である。
【0008】したがって、人間の視覚特性を考慮すれ
ば、得られる画像データの振幅特性は、出力が入力の対
数に比例していることが望ましい。
【0009】しかしながら、上述した第1の従来方法で
は、単に、複数の画像データが加算されて正規化されて
いるに過ぎず、ダイナミックレンジを広げた画像データ
が生成される過程において、人間の視覚特性が考慮され
ていない課題があった。
【0010】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、振幅特性が異なる複数の画像データを用い
て、元の画像データよりも広いダイナミックレンジを有
し、かつ、人間の視覚特性が考慮された振幅特性を有す
る画像データを生成できるようにすることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、異なる露出感度で撮影された複数の画像データを順
次入力する入力手段と、入力手段が順次入力した画像デ
ータを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
し、広ダイナミックレンジ画像データを生成する生成手
段とを含むことを特徴とする。
【0012】前記生成手段には、人の視覚特性を示すLo
g曲線に近似した振幅特性を有する広ダイナミックレン
ジ画像データを生成させるようにすることができる。
【0013】前記入力手段には、基準となる露出感度で
撮影された基準画像データと、基準となる露出感度の2
n倍の露出感度で撮影された2n倍画像データを順次入
力させるようにすることができる。
【0014】前記生成手段には、基準画像データの画素
に、2n倍画像データの対応する画素を2で除算して加
算し、広ダイナミックレンジ画像データを生成させるよ
うにすることができる。
【0015】本発明の画像処理装置は、生成手段が生成
した広ダイナミックレンジ画像データに所定の画像加工
処理を施す画像加工手段をさらに含むことができる。
【0016】前記画像加工手段には、広ダイナミックレ
ンジ画像データにデモザイク処理を施してフルカラー広
ダイナミックレンジ画像データを生成させるようにする
ことができる。
【0017】本発明の画像処理方法は、異なる露出感度
で撮影された複数の画像データを順次入力する入力ステ
ップと、入力ステップの処理で順次入力された画像デー
タを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
し、広ダイナミックレンジ画像データを生成する生成ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0018】本発明の記録媒体のプログラムは、異なる
露出感度で撮影された複数の画像データを順次入力する
入力ステップと、入力ステップの処理で順次入力された
画像データを、その撮影時の露出感度に対応して重み付
け加算し、広ダイナミックレンジ画像データを生成する
生成ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】本発明のプログラムは、異なる露出感度で
撮影された複数の画像データを順次入力する入力ステッ
プと、入力ステップの処理で順次入力された画像データ
を、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算し、
広ダイナミックレンジ画像データを生成する生成ステッ
プとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】本発明の画像処理装置および方法、並びに
プログラムにおいては、異なる露出感度で撮影された複
数の画像データが順次入力され、順次入力された画像デ
ータが、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
されて広ダイナミックレンジ画像データが生成される。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明を適用した画像処理装置の
構成例について、図5を参照して説明する。この画像処
理装置は、同一の被写体を異なる露出感度で複数回撮影
し、得られた振幅特性が異なる複数の画像データ(以
下、狭ダイナミックレンジ画像データと記述する)を用
いて、元の画像データよりも広いダイナミックレンジを
有する画像データ(以下、広ダイナミックレンジ画像デ
ータと記述する)を生成するものである。
【0022】当該画像処理装置は、主に、装置の全体を
制御する制御部1、複数の狭ダイナミックレンジ画像デ
ータを演算部8に供給する画像入力部7、供給される複
数の狭ダイナミックレンジ画像データを用いて広ダイナ
ミックレンジ画像データを生成する演算部8、広ダイナ
ミックレンジ画像データに所定の画像処理を施す画像処
理部9、および所定の画像処理が施された画像データを
後段の電子機器に供給する画像出力部10より構成され
る。
【0023】制御部1は、ドライブ2を制御して、磁気
ディスク3、光ディスク4、光磁気ディスク5、または
半導体メモリ6に記憶されている制御用プログラムを読
み出し、読み出した制御用プログラムに基づいて画像処
理装置の全体を制御する。
【0024】画像入力部7は、振幅特性が異なる複数の
狭ダイナミックレンジ画像データを演算部8に供給す
る。なお、演算部8に供給される狭ダイナミックレンジ
画像データは、ディジタルスチルカメラ、スキャナ等か
ら取得するものであり、それらの振幅特性L1,L2,L
3,L4,・・・は、図1に示した振幅特性と同様、基準
となる振幅特性L1の露出感度を基準とした場合、振幅
特性L2,L3,L4は、それぞれ、振幅特性L1の露出感
度の2,4,8,・・・,2n倍の露出感度で撮影され
たものであるとする。狭ダイナミックレンジ画像データ
には、その振幅特性を示す露出感度情報が付加されてい
るものとする。
【0025】また、複数の狭ダイナミックレンジ画像デ
ータは、各画素が必ずしも全ての色成分(R,G,B成
分)を有していなくてもよい。すなわち、R,G,B成
分のうちの1つの色成分だけを有する画素が、所定の配
列(例えば、ベイヤ配列)を成していればよい。以下、
画像データを構成する各画素が、R,G,B成分のうち
の1つの色成分だけを有している状態を色モザイクと記
述する。ただし、複数の狭ダイナミックレンジ画像デー
タが色モザイクである場合、同一の座標に位置する画素
が有する色成分は同一であるとする。
【0026】演算部8は、画像入力部7から順次供給さ
れる狭ダイナミックレンジ画像データの画素値を、所定
の値で除算した後に加算して広ダイナミックレンジ画像
データを生成する。
【0027】画像処理部9は、演算部8で生成された広
ダイナミックレンジ画像データが色モザイクである場
合、各画素の全ての色成分を、近傍の画素の色成分を用
いて補間し(デモザイク処理を施し)、得られる各画素
が全ての色成分を有する広ダイナミックレンジ画像デー
タ(以下、フルカラー広ダイナミックレンジ画像データ
と記述する)を画像出力部10に供給する。また、画像
処理部9は、演算部8で生成された広ダイナミックレン
ジ画像データが色モザイクではない場合、そのまま、デ
モザイク処理を施さずに画像出力部10に供給する。
【0028】画像出力部10は、画像処理部10から供
給されるフルカラー広ダイナミックレンジ画像データ
を、後段のディスプレイ、プリンタ、記録装置等に供給
する。
【0029】図6は、演算部8の詳細な構成例を示して
いる。ビットシフト部21は、画像入力部7から供給さ
れる狭ダイナミックレンジ画像データのうち、基準とな
る振幅特性を有する狭ダイナミックレンジ画像データ以
外の狭ダイナミックレンジ画像データの画素値(2進数
で表現されるデータ)を1ビット数だけ右にシフトし
て、すなわち、画素値を2で除算して加算器22に出力
する。
【0030】加算器22は、画像保持メモリ23が保持
する画像データの各画素値に、ビットシフト部21から
入力される狭ダイナミックレンジ画像データの対応する
画素値を加算して画像保持メモリ23に上書きして保持
させる。
【0031】画像保持メモリ23は、保持している画像
データを加算器22に供給するとともに、加算器22か
ら入力される画像データを、保持している画像データに
上書きして保持する。
【0032】ビットシフト部21および加算器22の処
理が、複数の狭ダイナミックレンジ画像データの数だけ
繰り返されることにより、最終的に、画像保持メモリ2
3には、Log曲線に近似した振幅特性を有する広ダイナ
ミックレンジ画像データが保持されることになる。
【0033】画像保持メモリ23はまた、画像処理部9
からの要求に対応して、最終的に保持している広ダイナ
ミックレンジ画像データを画像処理部9に供給する。
【0034】次に、当該画像処理装置による広ダイナミ
ックレンジ画像データ生成処理について、図7のフロー
チャートを参照して説明する。なお、画像入力部7に
は、ディジタルスチルカメラ等によって撮影された振幅
特性が異なる複数の狭ダイナミックレンジ画像データが
供給されているものとする。複数の狭ダイナミックレン
ジ画像データの振幅特性を、それぞれ、振幅特性L1
2,L3,L4,・・・とする。また、演算部8の画像
保持メモリ23は、初期化されているものとする。
【0035】ステップS1において、画像入力部7は、
自己が保持する全ての狭ダイナミックレンジ画像データ
を演算部8に供給したか否かを判定する。全ての狭ダイ
ナミックレンジ画像データを演算部8に供給していない
と判定された場合、処理はステップS2に進む。
【0036】ステップS2において、画像入力部7は、
自己が保持する全ての狭ダイナミックレンジ画像データ
のうち、演算部8に未供給の狭ダイナミックレンジ画像
データを1枚だけ演算部8に供給する。
【0037】ステップS3において、演算部8のビット
シフト部21は、画像入力部7から供給された狭ダイナ
ミックレンジ画像データに付加されている露出感度情報
を取得する。ステップS4において、ビットシフト部2
1は、ステップS3で取得した露出感度情報に基づき、
ステップS2で供給された狭ダイナミックレンジ画像デ
ータの振幅特性が基準となる振幅特性L1ではない場合
だけ、各画素値を1ビットだけ右にシフトすることによ
って2で除算し、加算器22に出力する。したがって、
ステップS2で振幅特性L1の狭ダイナミックレンジ画
像データが供給された場合、画素値のビットシフトは行
われずにそのまま加算器22に出力される。
【0038】ステップS5において、加算器22は、画
像保持メモリ23が保持する画像データを読み出し、ビ
ットシフト部21から入力された狭ダイナミックレンジ
画像データの対応する画素同士を加算して画像保持メモ
リ23に上書きして保持させる。
【0039】処理はステップS1に戻り、全ての狭ダイ
ナミックレンジ画像データを演算部8に供給したと判定
されるまで、ステップS1乃至ステップS5の処理が繰
り返される。ステップS1において、全ての狭ダイナミ
ックレンジ画像データを演算部8に供給したと判定され
た場合、処理はステップS6に進む。
【0040】このとき、画像保持メモリ23には、振幅
特性L1の狭ダイナミックレンジ画像データと、各画素
値が2で除算されている振幅特性L2,L3,L4,・・
・の狭ダイナミックレンジ画像データが加算されて生成
された、Log曲線に近似した振幅特性を有する広ダイナ
ミックレンジ画像データが保持されている。以下、Log
曲線に近似した振幅特性を有する広ダイナミックレンジ
画像データを生成する演算部8の処理を、重み付き加算
処理とも記述する。
【0041】ここで、最終的に画像保持メモリ23に保
持された画像データが、Log曲線に近似した振幅特性を
有する広ダイナミックレンジ画像データとなることを図
8に示す。同図において、横軸は入射光の強度であり、
縦軸は画素値(振幅)である。実線は、人の視覚特性で
あるLog曲線を示している。
【0042】△によって示される曲線は、演算部8によ
り、振幅特性L1の狭ダイナミックレンジ画像データ
と、各画素値が2で除算されている振幅特性L2,L3
4の狭ダイナミックレンジ画像データが加算されて生
成された広ダイナミックレンジ画像データの振幅特性を
示している。
【0043】□によって示される曲線は、振幅特性
1,L2,L3,L4の狭ダイナミックレンジ画像データ
が加算されて生成された広ダイナミックレンジ画像デー
タの振幅特性を示しており、上述した第1の従来方法に
よる広ダイナミックレンジ画像データの振幅特性の相当
する。
【0044】同図から明らかなように、△によって示さ
れる曲線は、□によって示される曲線より、Log曲線に
近似していることがわかる。なお、△によって示される
曲線は、異なる振幅特性を有する4種類の狭ダイナミッ
クレンジ画像データを用いた結果であるが、より多くの
種類の異なる振幅特性を有する狭ダイナミックレンジ像
データを用いれば、その振幅特性を示す曲線は、入力が
0付近において、さらにLog曲線に近似したものとな
る。
【0045】図7に戻る。ステップS6において、画像
処理部9は、画像保持メモリ23に保持されている広ダ
イナミックレンジ画像データを取得し、広ダイナミック
レンジ画像データが色モザイクである場合、デモザイク
処理を施してフルカラー広ダイナミックレンジ画像デー
タを生成し、画像出力部10に供給する(なお、デモザ
イク処理の詳細については、図12および図13を参照
して後述する)。なお、演算部8で生成された広ダイナ
ミックレンジ画像データが色モザイクではない場合、デ
モザイク処理は施されずにそのまま画像出力部10に供
給される。
【0046】以上説明したように、当該画像処理装置の
広ダイナミックレンジ画像データ生成処理によれば、人
間の視覚特性であるLog曲線に近似した振幅特性を有す
る広ダイナミックレンジ画像データを生成することがで
きる。
【0047】なお、当該画像処理装置から画像処理部9
を削除し、ステップS6の処理を省略するようにしても
よい。
【0048】次に、本発明を適用したディジタルカメラ
の構成例について、図9を参照して説明する。当該ディ
ジタルカメラは、異なる露出感度で連続的に複数回撮影
することによって、振幅特性が異なる複数の狭ダイナミ
ックレンジ画像データを取得し、それらを用いて広ダイ
ナミックレンジ画像データを生成するものである。
【0049】当該ディジタルカメラの光学系は、被写体
の光学像を集光するレンズ41、入射光の光量を調整す
る絞り42、入射光の露光時間を調整するシャッタ4
3、CCD46が強い感度を有する赤外領域の光を除去す
るIRカットフィルタ44、およびCCD46が離散的に
サンプリングすることによって発生する折り返しを抑止
するために入射光の高周波成分を除去する光学ローパス
フィルタ45から構成される。なお、レンズ41に赤外
領域除去用のコーティングを施すことにより、IRカッ
トフィルタ44を省略してもよい。
【0050】また、ディジタルカメラは、CCD46の水
平走査タイミングおよび垂直走査タイミングを発生する
タイミングジェネレータ(TG)47、光電変換機能、
電荷検出機能、電荷蓄積機能、および電荷転送機能を有
し、入射光に対応して各画素がR,G,B成分のいずれ
かの色成分を有する色モザイクの狭ダイナミックレンジ
画像データを生成してバッファ48に出力するCCD4
6、および、振幅特性が異なる複数の色モザイクの狭ダ
イナミックレンジ画像データをバッファリングするバッ
ファ48から構成される。
【0051】さらに、ディジタルカメラは、バッファリ
ングされている狭ダイナミックレンジ画像データをサン
プリングすることによってノイズを低減させるCDS(Corr
elated Double Sampling)49、入射光の光度に適応し
て狭ダイナミックレンジ画像データを電気的に増幅する
AGC(Auto Gain Controller)50、狭ダイナミックレン
ジ画像データをディジタル信号化するA/Dコンバータ
51、複数の色モザイクの狭ダイナミックレンジ画像デ
ータを用いてフルカラー広ダイナミックレンジ画像デー
タを生成するDSP(Digital Signal Processor)等より成
る画像処理部52、並びに広ダイナミックレンジ画像デ
ータをプリンタ、ディスプレイ、メモリ等に出力する出
力部53から構成される。
【0052】さらに、ディジタルカメラは、ドライブ5
5を制御して、磁気ディスク56、光ディスク57、光
磁気ディスク58、または半導体メモリ59に記憶され
ている制御用プログラムを読み出して、読み出した制御
用プログラム、操作入力部60から入力されるユーザか
らのコマンド等に基づいて、ディジタルカメラの全体を
制御する制御部54から構成される。
【0053】図10は、画像処理部52の詳細な構成例
を示している。画像処理部52は、前段から順次入力さ
れる色モザイクの狭ダイナミックレンジ画像データの画
素値を、所定の値で除算した後に加算して、Log曲線に
近似した振幅特性を有する色モザイクの広ダイナミック
レンジ画像データを生成する演算部61、色モザイクの
広ダイナミックレンジ画像データをフルカラー広ダイナ
ミックレンジ画像データに変換するデモザイク処理部6
2、フルカラー広ダイナミックレンジ画像データの出力
先を切り替えるスイッチ63、および、フルカラー広ダ
イナミックレンジ画像データにLog逆変換を施すLog逆変
換部64から構成される。
【0054】ここで、Log逆変換とは、フルカラー広ダ
イナミックレンジ画像データの各画素値を、Log曲線に
近似させた曲線(図8の△を用いて示した曲線)の逆関
数を用いて変換することにより、フルカラー広ダイナミ
ックレンジ画像データの振幅特性を線形に変換する処理
を指す。
【0055】なお、演算部61は、図6の示した演算部
8の構成例と同様に構成されており、同様の動作を実行
する。
【0056】次に、当該ディジタルカメラのフルカラー
広ダイナミックレンジ画像データ生成処理について、図
11のフローチャートを参照して説明する。なお、画像
処理部52の演算部61によって実行されるステップS
11乃至ステップS15の処理は、上述した図7のステ
ップS1乃至ステップS5の処理と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0057】ステップS16において、画像処理部52
のデモザイク処理部62は、演算部61が生成した色モ
ザイクの広ダイナミックレンジ画像データにデモザイク
処理を施すことにより、フルカラー広ダイナミックレン
ジ画像データを生成してスイッチ63に出力する。
【0058】デモザイク処理の詳細について、図12お
よび図13を参照して説明する。図12に、広ダイナミ
ックレンジ画像データの色モザイクの一例であるベイヤ
配列を示す。同図において、R,G,Bは画素が有する
色成分を示し、下付の数字は画素の位置を示している。
以下、図12に示すような色モザイクの広ダイナミック
レンジ画像データにデモザイク処理を施す場合を例とし
て説明する。
【0059】ステップS21において、デモザイク処理
部62は、全ての画素のうち、G成分を有していない画
素のG成分を、当該画素の上下左右に隣接するG成分を
有する4画素を用いて補間する。例えば、画素B7のG
成分G’7は、次式(1)に示すように、画素G3
11,G6,G8を用いて補間する。 G’7=(G3+G11+G6+G8)/4 ・・・(1)
【0060】ステップS21の処理によって、全ての画
素がG成分を有する状態となった後、処理はステップS
22に進む。
【0061】ステップS22において、デモザイク処理
部62は、R成分、G成分、およびB成分のうちのいず
れかを有していない画素が存在するか否かを判定する。
R成分、G成分、およびB成分のうちのいずれかを有し
ていない画素が存在すると判定された場合、処理はステ
ップS23に進む。
【0062】ステップS23において、デモザイク処理
部62は、R成分、G成分、およびB成分のうちのいず
れかを有していない画素のうち、1つの画素を注目画素
に決定する。ステップS24において、デモザイク処理
部62は、注目画素が有していない色成分を判定する。
注目画素がB成分を有していないと判定した場合、処理
はステップS25に進む。
【0063】ステップS25において、デモザイク処理
部62は、注目画素に隣接するB成分を有する画素のB
成分とG成分の比(以下、BG比と記述する)の平均値
を演算し、BG比の平均値に注目画素のG成分を乗算し
てB成分を補間する。処理はステップS22に戻る。
【0064】例えば、画素R10のB成分B’10を補間す
る場合、次式(2)に示すように、隣接するB成分を有
する画素B5,B7,B13,B15のBG比の平均値(B/
G) 10を演算し、次式(3)に示すように、平均値(B
/G)10にステップS21の処理で補間した画素R10
G成分G’10を乗算して、B成分B’10を算出する。
(B/G)10 =(B5/G’5+B7/G’7+B13/G’13+B15/G’15)/4 ・・・(2) B’10=G’10・(B/G)10 ・・・(3)
【0065】ステップS24において、注目画素がR成
分を有していないと判定した場合、処理はステップS2
6に進む。
【0066】ステップS26において、デモザイク処理
部62は、注目画素に隣接するR成分を有する画素のR
成分とG成分の比(以下、RG比と記述する)の平均値
を演算し、RG比の平均値に注目画素のR成分を乗算し
てB成分を補間する。処理はステップS22に戻る。
【0067】例えば、画素B7のR成分R’7を補間する
場合、次式(4)に示すように、隣接するR成分を有す
る画素R2,R4,R10,R12のRG比の平均値(R/
G)7を演算し、次式(5)に示すように、平均値(R
/G)7にステップS21の処理で補間した画素B7のG
成分G’7を乗算して、R成分R’7を算出する。 (R/G)7 =(R2/G’2+R4/G’4+R10/G’10+R12/G’12)/4 ・・・(4) R’7=G’7・(R/G)7 ・・・(5)
【0068】ステップS22において、R成分、G成
分、およびB成分のうちのいずれかを有していない画素
が存在しない、すなわち、全ての画素が、R成分、G成
分、およびB成分を有していると判定された場合、デモ
ザイク処理は終了される。
【0069】図11に戻り、ステップS17において、
画像処理部52を制御する制御部54は、ユーザによる
設定に基づき、生成されたフルカラー広ダイナミックレ
ンジ画像データのLog曲線に近似されている振幅特性を
線形に変換するか否かを判定する。フルカラー広ダイナ
ミックレンジ画像データの振幅特性を線形に変換すると
判定された場合、処理はステップS18に進む。
【0070】ステップS18において、スイッチ63
は、制御部54からの制御に従い、デモザイク処理部6
2からのフルカラー広ダイナミックレンジ画像データを
Log逆変換部64に出力する。Log逆変換部64は、フル
カラー広ダイナミックレンジ画像データの各画素値をLo
g逆変換し、フルカラー広ダイナミックレンジ画像デー
タの振幅特性を線形に変換する。
【0071】なお、ステップS17において、フルカラ
ー広ダイナミックレンジ画像データの振幅特性を線形に
変換しないと判定された場合、ステップS18はスキッ
プされる。
【0072】以上説明したように、本発明を適用したデ
ィジタルカメラのフルカラー広ダイナミックレンジ画像
データ生成処理によれば、Log曲線に近似した振幅特
性、または線形の振幅特性を有するフルカラー広ダイナ
ミックレンジ画像データを生成することができる。
【0073】ところで、本発明を適用した画像処理装置
の演算部8やディジタルカメラの演算部61の重み付き
加算処理によって生成される広ダイナミックレンジ画像
データの振幅特性がLog曲線に近似した曲線であるこ
と、すなわち、各画素が入射光強度の対数値となってい
ることに起因して、その後に実行されるデモザイク処理
において計算コストを削減することが可能となる。
【0074】例えば、ステップS26において、RG比
の平均値(R/G)7を演算する式(4)には除算が多
用されているが、画素の色成分は対数値となっているの
で、式(4)の代わりに、除算に比較して計算コストが
低い減算を多用する次式(6)を用いることができる。 (R/G)7 ≒(R2−G’2+R4−G’4+R10−G’10+R12−G’12)/4 ・・・(6)
【0075】また、R成分R’7を演算する式(5)に
は乗算が用いられているが、画素の色成分は対数値とな
っているので、式(5)の代わりに、乗算に比較して計
算コストが低い加算を用いる次式(7)を用いることが
できる。 R’7≒G’7+(R/G)7 ・・・(7)
【0076】ここで、線形な振幅特性を有する色モザイ
クの画像データから線形な振幅特性を有するフルカラー
画像データを生成する3種類の方法について、図14を
参照して考察する。
【0077】同図(A)に示す方法では、線形の振幅特
性を有する色モザイクの画像データに、乗除演算を多用
するデモザイクが実行されて、線形の振幅特性を有する
フルカラー画像データが生成される。同図(B)に示す
方法では、線形の振幅特性を有する色モザイクの画像デ
ータの画素がLog変換された後、加減演算を用いるデモ
ザイクが実行されて、さらに逆Log変換が施されて線形
の振幅特性を有するフルカラー画像データが生成され
る。同図(C)に示す方法では、Log曲線に近似した振
幅特性を有する色モザイクの画像データに加減演算を用
いるデモザイクが実行されて、さらに逆Log変換が施さ
れて線形の振幅特性を有するフルカラー画像データが生
成される。
【0078】上述した3つ方法を比較して明らかなよう
に、線形な振幅特性を有するフルカラー画像データを生
成するための方法としては、本発明に対応する同図
(C)に示す方法は、同図(A),(B)に示す方法と
比較して計算コストが低いことがわかる。
【0079】次に、線形な振幅特性を有する色モザイク
の画像データからLog曲線に近似した振幅特性を有する
フルカラー画像データを生成する3種類の方法について
図15を参照して考察する。
【0080】同図(A)に示す方法では、線形の振幅特
性を有する色モザイクの画像データに、乗除演算を多用
するデモザイクが実行されて、さらにLog変換が施され
て、Log曲線に近似した振幅特性を有するフルカラー画
像データが生成される。同図(B)に示す方法では、線
形の振幅特性を有する色モザイクの画像データの画素が
Log変換された後、加減演算を用いるデモザイクが実行
されて、Log曲線に近似した振幅特性を有するフルカラ
ー画像データが生成される。同図(C)に示す方法で
は、Log曲線に近似した振幅特性を有する色モザイクの
画像データに加減演算を用いるデモザイクが実行され
て、Log曲線に近似した振幅特性を有するフルカラー画
像データが生成される。
【0081】上述した3つ方法を比較して明らかなよう
に、Log曲線に近似した振幅特性を有するフルカラー画
像データを生成するための方法としては、本発明に対応
する同図(C)に示す方法は、同図(A),(B)に示
す方法と比較して計算コストが低いことがわかる。
【0082】以上説明したように、本発明の重み付き加
算処理によってLog曲線に近似した振幅特性を有する広
ダイナミックレンジ画像データを生成した場合、その画
素は既に対数値となっているので、後段のデモザイク処
理におけるデータの乗算、除算、累乗を、それぞれ、加
算、減算、乗算に置き換えることができるので、計算コ
ストを削減が可能である。
【0083】ところで、上述した一連の処理は、ハード
ウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェア
により実行させることもできる。一連の処理をソフトウ
ェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構
成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれ
ているコンピュータ、または、各種のプログラムをイン
ストールすることで、各種の機能を実行することが可能
な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録
媒体からインストールされる。
【0084】この記録媒体は、図5に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク3(フロッピディスクを含む)、光ディスク4(CD-R
OM(Compact Disc-Read OnlyMemory)、DVD(Digital Vers
atile Disc)を含む)、光磁気ディスク5(MD(Mini D
isc)を含む)、もしくは半導体メモリ6などよりなるパ
ッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピ
ュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、
プログラムが記録されているROMやハードディスクなど
で構成される。
【0085】なお、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像処理装置お
よび方法、並びにプログラムによれば、順次入力した画
像データを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け
加算するようにしたので、元の画像データよりも広いダ
イナミックレンジを有し、かつ、人間の視覚特性が考慮
された振幅特性を有する画像データを生成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の従来方法を説明するための図である。
【図2】第1の従来方法を説明するための図である。
【図3】第1の従来方法を説明するための図である。
【図4】ウェーバ・フェヒナの法則を説明するための図
である。
【図5】本発明を適用した画像処理装置の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】演算部8の構成例を示すブロック図である。
【図7】広ダイナミックレンジ画像データ生成処理を説
明するフローチャートである。
【図8】広ダイナミックレンジ画像データ生成処理によ
って生成された画像データの振幅特性がLog曲線に近似
することを説明するための図である。
【図9】本発明を適用したディジタルカメラの構成例を
示すブロック図である。
【図10】画像処理部52の詳細な構成例を示すブロッ
ク図である。
【図11】フルカラー広ダイナミックレンジ画像データ
生成処理を説明するフローチャートである。
【図12】広ダイナミックレンジ画像データの色モザイ
クの一例を示す図である。
【図13】デモザイク処理を説明するフローチャートで
ある。
【図14】線形な振幅特性を有する色モザイクの画像デ
ータから線形な振幅特性を有するフルカラー画像データ
を生成する3種類の方法を比較するための図である。
【図15】線形な振幅特性を有する色モザイクの画像デ
ータからLog曲線に近似した振幅特性を有するフルカラ
ー画像データを生成する3種類の方法を比較するための
図である。
【符号の説明】
1 制御部, 2 ドライブ, 3 磁気ディスク,
4 光ディスク, 5光磁気ディスク, 6 半導体メ
モリ, 7 画像入力部, 8 演算部,9 画像処理
部, 10 画像出力部, 21 ビットシフト部,
22 加算器, 23 画像保持メモリ, 52 画像
処理部, 54 制御部, 61演算部, 62 デモ
ザイク処理部, 63 スイッチ, 64 Log逆変換
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE11 CH08 5C077 LL19 MP08 NN02 PP16 PP32 PP48 PQ12 PQ18 SS02 SS06 TT02 TT09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる露出感度で撮影された複数の画像
    データを用いて、前記画像データよりも広いダイナミッ
    クレンジを有する広ダイナミックレンジ画像データを生
    成する画像処理装置において、 前記異なる露出感度で撮影された複数の画像データを順
    次入力する入力手段と、 前記入力手段が順次入力した前記画像データを、その撮
    影時の露出感度に対応して重み付け加算し、前記広ダイ
    ナミックレンジ画像データを生成する生成手段とを含む
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記生成手段は、人の視覚特性を示すLo
    g曲線に近似した振幅特性を有する前記広ダイナミック
    レンジ画像データを生成することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力手段は、基準となる露出感度で
    撮影された基準画像データと、前記基準となる露出感度
    の2n倍の露出感度で撮影された2n倍画像データを順
    次入力することを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記生成手段は、前記基準画像データの
    画素に、前記2n倍画像データの対応する画素を2で除
    算して加算し、前記広ダイナミックレンジ画像データを
    生成することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記生成手段が生成した前記広ダイナミ
    ックレンジ画像データに所定の画像加工処理を施す画像
    加工手段をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像加工手段は、前記広ダイナミッ
    クレンジ画像データにデモザイク処理を施してフルカラ
    ー広ダイナミックレンジ画像データを生成することを特
    徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 異なる露出感度で撮影された複数の画像
    データを用いて、前記画像データよりも広いダイナミッ
    クレンジを有する広ダイナミックレンジ画像データを生
    成する画像処理装置の画像処理方法において、 前記異なる露出感度で撮影された複数の画像データを順
    次入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で順次入力された前記画像デー
    タを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
    し、前記広ダイナミックレンジ画像データを生成する生
    成ステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 異なる露出感度で撮影された複数の画像
    データを用いて、前記画像データよりも広いダイナミッ
    クレンジを有する広ダイナミックレンジ画像データを生
    成する画像処理用のプログラムであって、 前記異なる露出感度で撮影された複数の画像データを順
    次入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で順次入力された前記画像デー
    タを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
    し、前記広ダイナミックレンジ画像データを生成する生
    成ステップとを含むことを特徴とするコンピュータが読
    み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  9. 【請求項9】 異なる露出感度で撮影された複数の画像
    データを用いて、前記画像データよりも広いダイナミッ
    クレンジを有する広ダイナミックレンジ画像データを生
    成するコンピュータに、 前記異なる露出感度で撮影された複数の画像データを順
    次入力する入力ステップと、 前記入力ステップの処理で順次入力された前記画像デー
    タを、その撮影時の露出感度に対応して重み付け加算
    し、前記広ダイナミックレンジ画像データを生成する生
    成ステップとを実行させるプログラム。
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