JP2002247163A - 音声−tdd混合通信方式のための電話機の送受話器 - Google Patents

音声−tdd混合通信方式のための電話機の送受話器

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳の不自由な人々(聴覚障害者)のための遠
距離通信機器(TDDs)を簡易に使用する方法を提供
する。 【解決手段】 組み立てユニット式の電話機の送受話器
100は受話器102、送話器104、そしてハンドル
106の一端に受話器および他方の一端に送話器が取り
外し可能に接続されている構成になっている。取り付け
および取り外しスナップ接合部やツイスト(差込口)接
合部108、110によって効果的に行うことができ
る。通話中に受話器および送話器のどちらか一方を分離
して人間のユーザが聞くことまたは話すことに使用して
いる際、同時に他方の受話器および送話器はTDD装置
200の音響カプラ202によりデータの受信または送
信に使用され、混合方法TDD−音声通信においてどん
な組み立てユニット式の送受話器を備えた電話機に対し
ても容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概して耳の不自由
な人のための遠距離通信機器に関する。
【0002】
【従来の技術】聴覚障害者は耳の不自由な人々のための
遠距離通信機器(TDDs:Telecommunication device
s for the deaf)を使用することにより電話線で通信し
ており、テレタイプライタ(TTYs)もまた同様に知
られている。いくらかのアルファベットと数字を組み合
わせたテキストを1,2行しか表示できないような一般
的なものを除いては、TTDsはポータブルラップトッ
プコンピュータに似ている。TTDsは標準的な通信速
度による通信プロトコル(非同期、無搬送波、半二重、
周波数シフトキーイング、45.45ボー)において電
話線により通信できる。
【0003】おおよそ10年位前から、ほとんどのTD
Dsは吸引カップに似ている音響カプラを備えるように
なり標準的な電話機の送受話器に設置されるようになっ
た。TDDsは送受話器のマイクロフォンとスピーカを
通じて通信するようになった。現今では、ほとんどのT
DDsプラグは直接壁の電話機のジャックに入ってい
て、また、興味深いことに、高価なモデルには電話機の
送受話器を接続することができる音響カプラを付属して
いる。
【0004】いくらかのTDDsユーザは、音声−TD
D混合通信を使用したいと望んでいる。つまり、ユーザ
は通信でTDDを使用したいと望み、他方では音声でT
DDを使用したいと望んでいる。例えば、耳が不自由でも
明瞭に話をできる人が、TDDにより受信し、音声によ
って返答したいと望んでいる。逆に、耳は良く聞こえる
が話すことが困難な人は、相手方からは音声により受信
し、TDDによって返答したいと望んでいる。人々は、
このような混合モデルにより通信したいと望んでいる
し、同じように、他方では、人々はこの通話の最後にT
DDsで音響カプラを使用しなければならず、電話機の
送受話器を連続的に音響カプラにはめ込まなければなら
ないし、連続的にTDDと音声通信の間のスイッチング
するためにTDDの音響カプラからはずさなければなら
ない。それは非常に扱いにくく、分断的である。
【0005】
【発明が解決しようとする手段】この発明は従来技術の
このような問題と不利益の解決を対象とするものであ
る。この発明の概観の例としての一つは、電話機の送受
話器の受話器と送話器はお互いに着脱可能に取り付けら
れており、人間のユーザがそれぞれ聞くことおよび話す
際に受話器および送話器のどちらか一方がそれぞれ取り
外して利用することを可能にし、同時に通話中に他方の
受話器および送話器はTDDのデータ音響カプラにより
それぞれ受信または送信することを可能にする。他の概
観からこの発明を見ると、電話機の送受話器は受話器、
送話器およびハンドルで構成されていて、ハンドルの一
端に送話器が着脱可能に取り付けられていて、他方の一
端に受話器が着脱可能に取り付けられており、それぞれ
受話器と送話器は、別々に取り外して人間のユーザに対
して聞くことと話すことをそれぞれ可能にしており、同
時に通話中にデータ音響カプラを用いることにより受話
器および送話器は受信または送信を可能にしている。
【0006】電話機の送受話器はこの発明において、混
合TDD−音声方法と標準的な方法の両方の操作におい
て送受話器は都合が良く使用できることを可能にする。
この発明はこのように送受話器が混合方法端末のように
使用され装備されているどのユーザの音声端末でも可能
にする。取り外して独立した受話器がヘッドマウントに
備え付けられれば、TDD操作においてタイピングする
ための両手が自由になり、受信−音声/送信−TDD方
法の操作時において送受話器を使用するときに両手が自
由になりさらに簡易になる。受話器にTDDによる送信
時に自動的に側音経路をミュートする装置が装備される
と、タイピングの際に、彼または彼女のTDDによる通
信トーン信号はユーザには聞こえない。
【0007】これらまたはその他の特徴およびこの発明
の利点は、次に示す図を用いた具体的例を述べることで
もっと明らかになることでしょう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電話機の送受話
器100の具体的な実施の形態である。送受話器100
は従来のようにスピーカ103を有する受話器102、
マイクロフォン105を有する送話器104および送受
話器コード107、そして受話器102と送話器104
との間にハンドル106がある。従来のように、構成要
素102〜106は単体の中空の胴体である。本発明で
は、構成要素102〜106が不連続要素になり、10
8および110接合部でお互いに着脱可能に取り付けら
れたものである。あるいは、ハンドル106および送話
器104がお互いに固定されていれば、接合部110は
存在しない。接合部108および110は従来技術の実
例としてスナップ接合部やツイスト(差込口)接合部で
ある。構成要素102〜106をお互いに接続した送受
話器100は従来の装置として使用できる。しかしなが
ら、図2〜図4に示すように、接合部108または11
0で分離した場合、構成要素102〜106は、混合方
法TDD−音声通信において次の場合に簡単に使用する
ことができる。それは、一つの構成要素102または1
04が送受話器と同じように使用している間に他の構成
要素102または104をTDD200の音響カプラ2
02と一緒に使用することができる。図2および図3に
示すように、送話器102および受話器104はお互い
に適当な距離をおいて分離することができ、スピーカ1
03は長いコード109により送受話器のコード107
に接続しており、図4に示すように構成要素102〜1
06がそれぞれ接続されたとき、そのコードはハンドル
106にまで延在され、ハンドル106の中に格納さ
れ、または無線リンク113により接続される。送信機
115は送話器104に接続され、受信機116は受話
器102に接続される。
【0009】図2および図3に示すように、ユーザがT
DD200により送信したい場合、およびTDD200
の音響カプラ202により送話器104で音声を受信し
たい場合および彼または彼女の耳によって受話器102
により受信したい場合、図2に示すように、ハンドル1
06を受話器102に接続し、ユーザは手によって彼ま
たは彼女の耳に受話器102を当てる。しかしながら、
彼または彼女がTDD200でタイプして送信する必要
がある場合は、これは扱いにくい。それゆえに、好まし
い方法は、図3に一つ示すと、ユーザはヘッドフォンの
ようにヘッドマウント400を受話器102と共に効果
的に使用し、彼または彼女の耳に受話器102を保持し
ハンズフリーの状態を構成する。この構成では、ハンド
ル106は不必要で、受話器102に付属することは望
まれず、そしてそれゆえに接合部100も除かれる。
【0010】ユーザが話しによって送信し、TDD20
0の音響カプラ202に受話器102を設置してTDD
200により受信したい場合、彼または彼女の口の位置
に送話器104をハンドル106を用いて保持する場合
を図4に示す。
【0011】上記に述べた具体的な実施例はさまざまな
変更や修正が当業者には明らかであることは当然であ
る。例えば、受話器がスピーカ入力時にTDDが送話器
を通して送信しているとき、側音経路は自動的にミュー
トされる装置を含んでいれば、ユーザがタイプをしてい
るときユーザはTDDsの通信音は聞こえない。そのよ
うな変更や修正は、精神から外れて考えられるものでは
なく、この発明の範囲内であって、そして、結果として
利点の縮小を伴うものではない。それゆえに、そのよう
な変更や修正は従来技術により限定されたものを除いて
は、列挙する請求項でカバーしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例を含んだ電話機の送受話
器の正面図である。
【図2】混合送信−TDD/受信−音声環境における図
1の送受話器の第1の実施例である。
【図3】混合送信−TDD/受信−音声環境における図
1の送受話器の第2の実施例である。
【図4】混合送信−音声/受信−TDD環境における図
1の送受話器の実施例である。
【符号の説明】
100 送受話器 102 受話器 103 スピーカ 104 送話器 105 マイクロフォン 106 ハンドル 107 コード 108 接合部 109 コード 110 接合部 113 無線リンク 115 送信機 116 受信機 200 TDD 202 音響カプラ 400 ヘッドマウント

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受話器と、 前記受話器に着脱可能に接続された送話器とを備え、 人間のユーザが聞いたり話したりする際に前記受話器お
    よび前記送話器のどちらか一方がそれぞれ取り外して使
    用することができ、通話中にデータ音響カプラを用いて
    他方の前記受話器および前記送話器のどちらか一方が受
    信または送信を同時にそれぞれ行うことができる電話機
    の送受話器。
  2. 【請求項2】 前記受話器および前記送話器が着脱可能
    にスナップ接合部やツイスト(差込口)接合部どちらか
    一方により接続されたことを特徴とする請求項1に記載
    の電話機の送受話器。
  3. 【請求項3】 前記送話器は送受話器のコードに接続で
    きるように構成され、 前記受話器は、スピーカと、前記受話器および前記送話
    器を介して前記送受話器のコードに前記スピーカが接続
    されている第2のコードとを有し、 前記第2のコードは人間のユーザが聞いたり話したりす
    る際に前記受話器および前記送話器がそれぞれ十分に離
    れて使用できるのに十分な長さであり、 同時に通話中にデータ音響カプラを用いて、他方の前記
    受話器および前記送話器はそれぞれ受信または送信を行
    うことができ、 前記受話器および前記送話器が接続されて前記電話機の
    送受話器を形成した場合に、前記第2のコードは前記受
    話器および前記送話器の中に格納されることを特徴とす
    る請求項1に記載の電話機の送受話器。
  4. 【請求項4】 前記送話器または前記受話器のどちらか
    一方は、前記送話器または前記受話器のどちらか一方か
    ら延在するとともに、前記送話器または前記受話器のど
    ちらか一方の一端から他方の前記送話器または前記受話
    器の一端において着脱可能に接続されたハンドルを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の電話機の送受話
    器。
  5. 【請求項5】 前記送話器が前記受話器に接続されるた
    めに、一端を前記受話器に着脱可能に接続することがで
    き、および、他端を前記送話器に着脱可能に接続するこ
    とができるハンドルをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の電話機の送受話器。
  6. 【請求項6】 耳の不自由な人のための遠距離通信装置
    に前記音響カプラを備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項5の電話機の送受話器。
  7. 【請求項7】 前記送話器は送受話器のコードに接続で
    きるように構成され、そして、 前記受話器は、スピーカと、前記受話器、前記ハンドル
    および前記送話器を介して前記送受話器のコードに前記
    スピーカが接続されている第2のコードとを有し、 前記第2のコードは人間のユーザが聞いたり話したりす
    る際に前記受話器および前記送話器がそれぞれ十分に離
    れて使用できるのに十分な長さであり、 と同時に通話中にデータ音響カプラを用いて、他方の前
    記受話器および前記送話器はそれぞれ受信または送信を
    行うことができ、 前記受話器、前記ハンドルおよび前記送話器が接続され
    て前記電話機の送受話器を形成した場合に、前記第2の
    コードは前記ハンドルの中に格納されたことを特徴とす
    る請求項4または請求項5に記載の電話機の送受話器。
  8. 【請求項8】 前記送話器は電話機に接続するための手
    段を有し、 前記受話器はスピーカと、前記手段および電話機に前記
    スピーカを接続するための無線リンクとを有することを
    特徴とする請求項1または請求項5に記載の電話機の送
    受話器。
  9. 【請求項9】 前記送話器はマイクロフォンを有し、そ
    して 前記受話器はスピーカと、マイクロフォンの出力を前記
    スピーカに到達する前に防止するための接続手段とを有
    することを特徴とする請求項1または請求項5に記載の
    電話機の送受話器。
  10. 【請求項10】 前記受話器は、ヘッドマウントへ前記
    受話器を備え付けるための手段を有することを特徴とす
    る請求項1または請求項5に記載の電話機の送受話器。
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