JP2002246816A - リング型共振器及びリング型アンテナ - Google Patents

リング型共振器及びリング型アンテナ

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JP2002246816A JP2001376808A JP2001376808A JP2002246816A JP 2002246816 A JP2002246816 A JP 2002246816A JP 2001376808 A JP2001376808 A JP 2001376808A JP 2001376808 A JP2001376808 A JP 2001376808A JP 2002246816 A JP2002246816 A JP 2002246816A
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line
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政博 三村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種無線通信機器に使用される高周波用アン
テナにおいて、形状の小型化をはかる。 【解決手段】 共振周波数の半波長に相当する電気長の
上部導体501と下部導体502によるTEMモード伝
送線路の両端b,cをそれぞれ極性を逆に接続し、伝送
線路の他の両端a,d間に給電のためのバラン503を
設けてリング型アンテナを構成する。この構成によれ
ば、リング型アンテナの線路長は一波長リング型アンテ
ナの半分でよく、形状を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信機器に用い
られる高周波用リング型共振器およびそれを用いたリン
グ型アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信機器は有線通信機器に比べ、可
搬性に優れた通信機器を構成しやすい利点がある。そし
て、可搬性を高めるために、機器には小型化が要求され
る事が多い。従って、機器を構成する素子にも小型化が
要求される。
【0003】高周波用フィルタ、発振器等に用いられる
小型共振器にはTEMモードの共振器がよく利用され
る。例えば、図13は一波長共振器の構成である。誘電
体基板1300の両面に上部導体1301および下部導
体1302が形成され、入力信号は結合容量1303を
通し上部導体1301のa点に印加され、電気長におい
て共振周波数の半波長に相当する位置であるb点から結
合用容量1304を通し、共振信号が出力される。
【0004】また、図14は図13の一波長共振器を小
型化するため、共振線路を構成する上部導体1401に
ギャップを設け、その部分に容量1405を接続した構
成である。共振器の入力信号結合のために容量1404
を設け、信号を取り出すために結合用伝送線路1403
と、容量1406を設けている。
【0005】図14による構造は、共振回路の共振線路
長を一波長以下にすることができるため、共振器の構成
を小型化することができる。
【0006】これらの共振器は誘電体基板上に印刷技術
あるいはフォトエッチング技術により作成可能なため、
量産に適し、特性の再現性の良好な共振器として利用さ
れている。
【0007】また、無線通信機器は有線通信機器に比
べ、可搬性に優れた通信機器を構成しやすい利点があ
る。そして、可搬性を高めるために、機器には小型化が
要求される事が多い。したがって、機器を構成する素子
にも小型化が要求される。
【0008】無線機器に用いられるアンテナとして、リ
ング型アンテナがよく知られている。例えば、図15は
リング型アンテナの構成である。リング型アンテナは平
衡型回路であるため、一般の不平衡回路との接続にはバ
ランを介して行われることが多い。
【0009】帯域周波数の1波長の電気長であるアンテ
ナ素子1501は、バラン1502を通し、不平衡回路
への出力を得る。このリング型アンテナはその簡素な構
成のため、量産に適し、特性の再現性の良好なアンテナ
として利用されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図13の一波
長共振器は一波長以下の大きさへの小型化が困難であ
り、図14に示した構成による小型化を施した共振器に
おいても、共振回路における集中定数素子のQ値が不連
続点における回路インピーダンスのミスマッチングや、
形状的な不連続部分における放射などにより小さくなる
ことがあり、一波長リング共振器に比べて共振器のQ値
の劣化をもたらしやすい。
【0011】また、図15におけるリング型アンテナ
は、原理上1波長分の線路長を必要とするため、特に波
長の長い周波数帯においてはその形状が大きくなり、携
帯を目的とする無線機器に用いることが困難であった。
【0012】本発明は、Q値の劣化をもたらさずに小型
化を可能としたリング型共振器を提供することを目的と
するものである。
【0013】また、本発明はリング型アンテナの構成を
小型化することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、TEMモードの伝送線路を2本の導体によ
り構成したとき、互いの線路の端部を、他方線路の端部
に極性を逆に接続することで、半波長のモードにおいて
共振する共振器を構成した。この構成は、Q値を劣化さ
せる線路の不連続がないため、一波長共振器と同等の高
いQ値の共振器を構成できる。しかも伝送線路長は一波
長共振器の半分でよい。従って、共振器のQ値の劣化が
少ない構成で、形状を小型化することができる。
【0015】また、本発明は、TEMモードの伝送線路
を2本の導体により構成したとき、互いの線路の端部
を、他方線路の端部に極性を逆に接続することで、半波
長のモードにおいて共振する共振器を構成した。この構
成は、特性を劣化させる線路の不連続がないため、一波
長リング型アンテナと同等の効率の良いアンテナを構成
できる。しかも伝送線路長は一波長共振器の半分でよ
い。従って、形状を従来のリング型アンテナに比べ二分
の一に小型化することができる。また、リング型アンテ
ナ回路中に、容量素子を挿入する構成とする事により、
さらに小型化を可能とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、共振周波数の半波長に相当する電気長を有するTE
M伝送線路をリング状に配し、伝送線路の第1の端部を
伝送線路の第2の端部にそれぞれ極性を逆にして接続し
たリング型共振器で、一対の線路間に構成されるTEM
モードによる共振器の物理長を半波長とする周波数の共
振をするという作用を有する。
【0017】本発明の請求項2に記載の発明は、基板上
に共振周波数の半波長に相当する電気長を有する第1お
よび第2の伝送線路をリング状に配し、第1の伝送線路
の第1の端部を第2の伝送線路の第2の端部に、第1の
伝送線路の第2の端部を第2の伝送線路の第1の端部に
それぞれ極性を逆にして接続したリング型共振器で、一
対の伝送線路間に構成される共振器の物理長を半波長と
する共振共振モードをもつようにすることができる。し
たがって、共振器の物理長を半分の長さで構成できるこ
とになり、小型化が可能となるという作用を有する。
【0018】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の発明において、第1の伝送線路の第1の端部
と第2の伝送線路の第2の端部の接続中点に接続された
入力信号を供給するための第1の結合容量と、第1の伝
送線路の第2の端部と第2の伝送線路の第1の端部の接
続中点に接続された出力信号を取り出すための第2の結
合容量を有するもので、共振器の物理長を半分の長さで
構成できることに加え、Q値の高い共振器を得ることが
できるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
2に記載の発明において、基板は誘電体基板であり、こ
の誘電体基板の一方の面に第1の金属線路を、他方の面
に第2の金属線路を形成して第1の伝送線路および第2
の伝送線路を構成し、第1および第2の金属線路をヴィ
アホールにより接続したもので、一般の工業製品に用い
られるプリント基板上に共振器を容易に実現することが
できるという作用を有する。
【0020】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
2に記載の発明において、基板は誘電体基板であり、こ
の誘電体基板の一方の面に第1の金属線路を、他方の面
に第2の金属線路を形成して第1の伝送線路および第2
の伝送線路を構成し、第1の金属線路および第2の金属
線路の各々の両端部に延長部を形成し、第1の金属線路
の延長部と第2の金属線路の延長部により容量素子を形
成したもので、一般の工業製品に用いられるプリント基
板上に共振器を容易に実現することができるという作用
を有する。
【0021】本発明の請求項6に記載の発明は、共振周
波数の半波長に相当する電気長を有する第1および第2
の伝送線路をリング状に配したTEMモード伝送線路
と、バランを有し、第1の伝送線路の両端を端子aおよ
び端子cとし、第2の伝送線路の両端を端子bおよび端
子dとした場合に、前記端子cと端子bを接続し、前記
端子aに前記バランの一方の平衡側端子を接続し、前記
端子dに前記バランの他方の平衡側端子を接続し、前記
バランの不平衡側端子をアンテナの給電端とするリング
型アンテナで、特性を劣化させる線路の不連続がないた
め、一波長リング型アンテナと同等の効率の良いアンテ
ナを構成できる。しかも伝送線路長は一波長共振器の半
分でよいため、形状を従来のリング型アンテナに比べ二
分の一に小型化することができるという作用を有する。
【0022】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
6に記載の発明において、端子cと端子b間に容量素子
が接続されたもので、リング型アンテナ回路に挿入され
た容量素子により、アンテナ線路長の短縮を可能とする
作用を有する。このため、この構成によれば、伝送路長
を請求項1で示した構成よりも短くする事ができるた
め、形状を従来のリング型アンテナに比べ二分の一以下
に小型化することができるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載の発明において、端子cと端子b間に容量素子
および電圧可変容量素子が接続され、前記電圧可変容量
素子の制御電圧印加側が前記容量素子と接続され、前記
容量素子と電圧可変容量素子の接続中点に制御電圧源が
接続されたもので、電圧可変容量素子に加圧する電圧を
調整することにより、伝送線路中に挿入される容量素子
の容量値を可変させ、リング型アンテナの仮想線路長を
調整することにより、受信周波数の調整を可能とする作
用を有する。
【0024】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
6に記載の発明において、第1および第2の伝送線路が
各々二分割され、それぞれの分割部が容量素子を介して
接続されたもので、リング型アンテナの形状を小型化す
るための容量素子の挿入位置を、リング型アンテナ素子
の任意の場所において行なうことができるので、装置へ
の実装における回路構成上の自由度を増すという作用を
有する。
【0025】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項6に記載の発明において、第1および第2の伝送線路
は誘電体基板の両面に形成された第1および第2の金属
線路で構成されており、端子cと端子bは第1および第
2の金属線路の端部をヴィアホールにより接続されたも
ので、一般の工業製品に用いられるプリント基板上にリ
ング型アンテナを容易に実現することができるという作
用を有する。
【0026】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項6に記載の発明において、第1および第2の伝送線路
は誘電体基板の両面に形成された第1および第2の金属
線路で構成されており、端子cと端子bの各々に延長部
が形成され、前記延長部により容量素子を形成したもの
で、一般の工業製品に用いられるプリント基板上に、リ
ング型アンテナを容易に実現することができるという作
用を有する。
【0027】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項6に記載の発明において、第1および第2の伝送線路
は誘電体基板の両面に形成された第1および第2の金属
線路で構成されており、第1および第2の金属線路は各
々二分割され、それぞれの分割部のギャップにより容量
素子を形成したもので、リング型アンテナの形状を小型
化するための容量素子の挿入位置を、リング型アンテナ
素子の任意の場所において行なうことができるので、装
置への実装における回路構成上の自由度を増すという作
用を有する。
【0028】本発明の請求項13に記載の発明は、両端
を近接させた有限長のTEMモード伝送線路と、バラン
素子を有し、前記伝送線路の一方の端を端子a、端子
b、他方の端を端子c、端子dの4端子網とした場合
に、前記端子aに伝送線路の励振モードにおいて逆相に
相当する前記伝送路他端の端子dを接続し、前記端子b
に前記バラン素子の平衡側端子の一方を接続し、前記バ
ラン素子の平衡側端子の他方を前記端子cに接続し、前
記バラン素子の不平衡側端子をアンテナの給電端とした
リング型アンテナで、特性を劣化させる線路の不連続が
ないため、一波長リング型アンテナと同等の効率の良い
アンテナを構成できる。しかも伝送線路長は一波長共振
器の半分でよいため、形状を従来のリング型アンテナに
比べ二分の一に小型化することができるという作用を有
する。
【0029】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項13に記載の発明において、端子aおよび端子d間に
容量素子を挿入したもので、リング型アンテナ回路に挿
入された容量素子により、アンテナ線路長の短縮を可能
とする作用を有する。このため、この構成によれば、伝
送路長をさらに短くする事ができるため、形状を従来の
リング型アンテナに比べ二分の一以下に小型化すること
ができるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項14に記載の発明において、容量素子と端子aまたは
端子d間に電圧可変容量素子を挿入し、電圧可変容量素
子の制御電圧を加圧する側を前記容量素子と接続し、前
記電圧可変容量素子の制御電圧を加圧する側に制御電圧
を入力するための入力端子を有するもので、電圧可変容
量素子に加圧する電圧を調整する事で、伝送線路中に挿
入される容量素子の容量値を可変させ、リング型アンテ
ナの仮想線路長を調整することにより、受信周波数の調
整を可能とする作用を有する。
【0031】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項13に記載の発明において、伝送線路を二分割し、一
方の線路に第1の容量素子を、他方の線路に第2の容量
素子を挿入したもので、リング型アンテナの形状を小型
化するための容量素子の挿入位置をリング型アンテナ素
子の任意の場所において行なうことで、装置への実装に
おける回路構成上の自由度を増すという作用を有する。
【0032】以下、本発明の実施の形態について、図面
と共に詳細に説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は本発明によるリン
グ型共振器の一例示す。上部導体101と下部導体10
2は、誘電体基板(図示せず)の両面に対をなして形成
することにより伝送線路を構成している。上部導体10
1と下部導体102は、一般に誘電体基板上にリング状
の金属線路をエッチングなどにより形成し、金属線路の
一部にギャップ105、106を形成する。上部導体1
01のギャップ105のa端と下部導体102のギャッ
プ106のd端、および、上部導体101のギャップ1
05のb端と下部導体102のギャップ106のc端は
ヴィアホール107などにより接続される。下部導体1
02のギャップ106のd端には入力信号の結合用容量
103が接続され、c端には共振信号を信号として取り
出す結合用容量104が接続される。
【0034】つぎに、本発明による共振器の動作原理を
図13に示した従来の一波長共振器における共振動作と
対比して説明する。
【0035】図2は図13の一波長共振器の共振状態に
おける電流、電圧分布を示している。図13のb点にお
ける下部導体1302に対する上部導体1301の電位
Vbは、図13のa点における下部導体1302に対す
る上部導体1301の電位Vaと大きさが等しく、かつ
極性が反転している。したがって、図13のa点とb点
について、極性を逆に接続することができればこの共振
モードは維持される。
【0036】図3はこのような考えに基づいて、図1の
ようにa点とb点について、極性を逆にして物理的に接
続したときの共振状態における電流、電圧分布である。
図1のb点における上部導体101の電位Vbは負であ
るが、b点における下部導体102に対する上部導体1
01の電位であるため、図1のb点における上部導体1
01に対する下部導体102の電位は正と看做すことが
できる。したがって、図1のa点とb点を極性を逆に接
続することができれば共振モードは変わらない。
【0037】図1に示したリング型共振器はこのような
考え方に従って構成したものである。すなわち、図13
における伝送線路をa点およびb点に相当する位置で切
断し、b点における伝送線路をa点において逆相になる
ように接続すると、上部導体101と下部導体102は
それぞれ一波長共振器の場合の半分の電気長で、同一周
波数の共振モードをもつようにすることができる。
【0038】このため、同一周波数の共振器として比較
した場合、図1におけるリング型共振器は、図13にお
ける従来の一波長共振器に比較して一対の線路間に構成
されるTEMモードによる共振器の物理長を半分の長さ
で構成できることになり、小型化が可能となる。
【0039】また、本実施例の共振回路は伝送線路のみ
により構成でき、Qの劣化要因である集中定数素子を用
いないので線路の不連続がなく、共振性能の良い共振器
を実現することができる。
【0040】図4は、上部導体及び下部導体の具体的な
構造を示す構成図である。共振器は誘電体基板両面にエ
ッチング等により構成された上部金属線路401と下部
金属線路402により構成される。各々の金属線路40
1、402の端部は、ヴィアホール403等により接続
する。
【0041】本実施例によれば、一般の工業製品に用い
られるプリント基板上に、共振器を容易に実現すること
ができる。
【0042】なお、ここでは製造の都合、あるいは回路
の保持のために誘電体基板を設けた例について説明した
が、これは原理上必ずしも必要ではなく、一対の導体線
路のみによる構成も可能である。
【0043】(実施の形態2)つぎに、本発明によるリ
ング型アンテナについて説明する。図5は本発明による
リング型アンテナの第1の実施例を示す。上部導体50
1と下部導体502は、共振周波数の半波長に相当する
電気長を有し、リング状に形成されてアンテナを構成す
る。上部導体501の両端を端子aおよび端子cとし、
下部導体502の両端を端子bおよび端子dとした場合
に、上部導体501の端子cと下部導体502の端子b
が接続される。また、上部導体501の端子aにバラン
503の一方の平衡側端子が接続され、下部導体502
の端子dにバランの他方の平衡側端子504が接続され
る。バラン503の不平衡側端子504はリング型アン
テナの給電端子となる。
【0044】つぎに、本発明によるリング型アンテナの
動作を、図15における一波長リング型アンテナの共振
動作と対比して説明する。図15において、導体150
1は一波長のリング共振器を構成しており、給電用バラ
ン1502を設けてリング型アンテナを構成する。
【0045】この一波長リング型アンテナの共振状態に
おける電流、電圧分布を図6に示す。図15のb点にお
ける導体の電位Vbは、図15のa点における電位Va
に比べ反転しており、理想的条件において大きさは同一
である。このため、図15のb点を、図15のa点に極
性を逆にして接続してもこの共振モードは存在する。
【0046】図7は、このような考えに基づいた、図5
に示した本実施例によるリング型アンテナの共振状態に
おける電流、電圧分布である。図5におけるc端のd端
に対する電位Vbは負であるが、d端のc端に対する電
位は正と看做すことができる。しかも大きさはa点にお
ける電位Vaと等しい。したがって、図5のc端をb端
へ、a端をd端へ極性を逆に接続しても、共振モードは
変わらない。このため、図5に示した本実施例によるリ
ング型アンテナ構成は、図15に示した一波長リング型
アンテナの半分の電気長で、同一周波数の共振モードを
もつことになる。
【0047】このように、同一周波数のリング型アンテ
ナとして比較した場合、本実施例による構成は、一波長
リング型アンテナの半分の長さで構成できることにな
り、小型化が可能となる。また、本実施例のアンテナ回
路は伝送線路のみにより構成でき、Qの劣化要因である
集中定数素子を用いないので線路の不連続がなく、一波
長リング型アンテナと同等の効率の良いアンテナを構成
できる。
【0048】(実施の形態3)図8は本発明によるリング
型アンテナの第2の実施例を示す。上部導体801と下
部導体802はTEM伝送線路を構成しており、伝送線
路は上部導体801のc端と下部導体802のb端が容
量素子805を通して接続されている。上部導体801
のa端と下部導体802のd端間には給電のためバラン
803が接続される。バラン803の不平衡信号端子8
04はリング型アンテナの給電端子となる。
【0049】本実施例によるリング型アンテナは、共振
回路内に挿入された容量素子805の値に依存して共振
周波数が低くなる。このため、同一周波数におけるアン
テナの線路長を容量素子805を付加しない構成に比べ
一層短くすることができるので、アンテナの大きさを従
来のリング型アンテナに比べ二分の一以下に小型化する
ことができる。
【0050】図9(A)は、図8における上部導体80
1、下部導体802および容量素子805の具体的な構
造を示す構成図である。アンテナは誘電体基板両面にエ
ッチング等により構成された上部金属線路901と下部
金属線路902により構成される。各々の金属線路90
1、902の端部は、上部金属線路901の端部から延
長した円形の延長部905および下部金属線路902の
端部から延長した円形の延長部905および906を対
にして形成することにより構成される容量素子により接
続する。上部金属線路901のa端と下部金属線路90
2のd端間には給電のためのバラン903が接続され
る。給電は不平衡端子904から行われる。
【0051】上部金属線路901および下部金属線路9
02の延長部905、906の形状は円形に限らず、図
9(B)のように上部金属線路901および下部金属線
路902の先端からリングの内側に折曲した矩形状、同
図(C)のようなT字形など任意の形状とすることがで
きる。
【0052】(実施の形態4)図10は本発明によるリ
ング型アンテナの第3の実施例を示す。上部導体100
1と下部導体1002は、TEM伝送線路を構成してお
り、伝送線路は上部導体1001のc端と下部導体10
02のb端が容量素子1006と電圧可変型容量素子1
007を介して接続された構成とする。電圧可変型容量
素子1007は、一般にバラクタとして知られており端
子電圧により容量値を制御可能な容量素子であり、加圧
側端子を容量素子1006に接続する形で挿入する。
【0053】容量素子1006と電圧可変型容量素子1
007の接続中点には容量値制御用電圧源1008が接
続される。容量値制御用電圧源1008は、電圧値が可
変の直流電源を示しており、電圧可変型容量素子100
7の加圧側端子に接続して容量値を制御する。
【0054】また、a端とd端間には、給電のためバラ
ン1003を接続する。バラン1003の不平衡信号端
子1004は、本実施例によるリング型アンテナの給電
端子となる。
【0055】本実施例によるリング型アンテナの共振周
波数は、共振回路内に挿入された容量素子1006およ
び電圧可変型容量素子1007の値に依存するため、上
部導体1001、下部導体1002が同一線路長であっ
ても、電圧可変型容量素子1007の容量値を容量値制
御用電圧源1008により変化させることにより、共振
周波数を変化することができる。すなわち、リング型ア
ンテナの周波数範囲を容量値制御電圧源1108により
調整することで、より広帯域のアンテナとして機能する
事が可能となる。
【0056】(実施例5)図11は本発明の実施例5に
おけるリング型共振器を示す。上部導体1101と下部
導体1102は、TEM伝送線路を構成しており、伝送
線路は上部導体1101のc端と下部導体1102のb
端が接続された構成とする。また、上部導体1101の
a端と下部導体1102のd端間には、給電のためバラ
ン1103を設ける。バラン1103の不平衡信号端子
1104は、本実施例によるリング型アンテナの給電端
子となる。上部導体1101と下部導体1102は、任
意の位置で二分割され、分割位置のそれぞれに容量素子
1108が挿入されている。
【0057】図12は、上部導体1101、下部導体1
102および容量素子1108の具体的な構造を示す構
成図である。アンテナは誘電体基板両面にエッチング等
により構成された上部金属線路1201と下部金属線路
1202により構成される。上部金属線路1201のc
端と下部金属線路1202のb端は、ヴィアホール12
03等により接続する。容量素子1208は、上部金属
線路1201の中間部を二分割して形成したギャップ1
204、および、下部金属線路1202の中間部を二分
割して形成したギャップ1207により構成される。ギ
ャップ1204には必要に応じて1対のT字型パターン
1205、1206を、同様に、ギャップ1207には
1対のT字型パターン1208、1209を形成する。
上部金属線路1201のa端と下部金属線路1202の
d端間にはバラン1203が接続される。
【0058】なお、ギャップ1204、1207に形成
されるパターンは、T字型パターン以外にギャップを有
するその他のパターン、たとえば図12(B)、図9
(B)に示すようなパターンにしてもよい。ここでは容
量素子1108の分布定数回路による構成例について示
したが、集中定数素子による構成も可能である事は自明
である。
【0059】本実施例によるリング型アンテナは、共振
回路内に挿入された容量素子1108の値に依存して共
振周波数が低くなる。このため、同一周波数におけるア
ンテナの大きさを、容量素子1108を付加しない構成
に比べ小型化する事が可能となる。また、容量素子11
08の挿入位置をリング型アンテナ素子の任意の場所に
おいて行なうことができるので、装置への実装における
回路構成上の自由度を増すことができる。
【0060】以上の各実施例においては、共振器を構成
する伝送線路を誘電体板の両面に金属線路を対に形成し
た例で説明したが、レッヘル線をモデルにしたものなど
その他のTEMモード伝送線路についても同様に実施可
能であることは自明である。
【0061】なお、以上の説明では、アンテナを構成す
る伝送線路を、レッヘル線をモデルに説明したが、誘電
体板の両面に金属線路を対に構成することににより実現
するような、その他のTEMモード伝送線路についても
同様に実施可能であることは自明である。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の1
波長リング型共振器およびアンテナに比較して2分の1
以下の大きさのリング型共振器およびアンテナが得られ
るという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリング型共振器の実施例における
概略図
【図2】図13におけるリング型共振器の共振状態にお
ける電流、電圧分布図
【図3】図1におけるリング型共振器の共振状態におけ
る電流、電圧分布図
【図4】図1における上部導体および下部導体の具体的
な構造を示す概略図
【図5】本発明によるリング型アンテナの第1の実施例
を示す概略図
【図6】図15におけるリング型アンテナの共振モード
における電流、電圧分布図
【図7】図5におけるリング型アンテナの共振モードに
おける電流、電圧分布図
【図8】本発明によるリング型アンテナの第2の実施例
を示す概略図
【図9】図8におけるリング型アンテナの上部導体、下
部導体および容量素子の具体的な構造を示す概略図で、
(A)は全体構成を示す概略図 (B)および(C)はそれぞれ容量素子部の他の構成を
示す平面図
【図10】本発明によるリング型アンテナの第3の実施
例を示す概略図
【図11】本発明によるリング型アンテナの第4の実施
例を示す概略図
【図12】図11におけるリング型アンテナの上部導
体、下部導体および容量素子の具体的な構造を示す概略
図で、(A)は全体構成を示す概略図 (B)は容量素子部の他の構成を示す平面図
【図13】従来の一波長共振器の一例を示す概略図
【図14】従来の位置波長型共振器の他の例を示す概略
【図15】従来のリング型アンテナの一例を示す概略図
【符号の説明】
101、501、801、1001、1101 上部導
体 102、502、802、1002、1102 下部導
体 103、104 結合用容量 105、106、1204、1207 ギャップ 107、403、1203 ヴィアホール 401、901、1201 上部金属線路 402、902、1202 下部金属線路 503、803、903、1003、1203 バラン 504、804、904、1104 不平衡側端子 805、1006、1108 容量素子 905、906 延長部 1007 電圧可変型容量素子 1008 容量値制御用電圧源 1205、1206、1208,1209 T字型パタ
ーン

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数の半波長に相当する電気長を
    有するTEM伝送線路をリング状に配し、伝送線路の第
    1の端部を伝送線路の第2の端部にそれぞれ極性を逆に
    して接続したことを特徴とするリング型共振器。
  2. 【請求項2】 基板上に共振周波数の半波長に相当する
    電気長を有する第1および第2の伝送線路をリング状に
    配し、第1の伝送線路の第1の端部を第2の伝送線路の
    第2の端部に、第1の伝送線路の第2の端部を第2の伝
    送線路の第1の端部にそれぞれ極性を逆にして接続した
    ことを特徴とするリング型共振器。
  3. 【請求項3】 第1の伝送線路の第1の端部と第2の伝
    送線路の第2の端部の接続中点に接続された入力信号を
    供給するための第1の結合容量と、第1の伝送線路の第
    2の端部と第2の伝送線路の第1の端部の接続中点に接
    続された出力信号を取り出すための第2の結合容量を有
    する請求項2に記載のリング型共振器。
  4. 【請求項4】 基板は誘電体基板であり、この誘電体基
    板の一方の面に第1の金属線路を、他方の面に第2の金
    属線路を形成して第1の伝送線路および第2の伝送線路
    を構成し、第1および第2の金属線路をヴィアホールに
    より接続した請求項2に記載のリング型共振器。
  5. 【請求項5】 基板は誘電体基板であり、この誘電体基
    板の一方の面に第1の金属線路を、他方の面に第2の金
    属線路を形成して第1の伝送線路および第2の伝送線路
    を構成し、第1の金属線路および第2の金属線路の各々
    の両端部に延長部を形成し、第1の金属線路の延長部と
    第2の金属線路の延長部により容量素子を形成した請求
    項2に記載のリング型共振器。
  6. 【請求項6】 共振周波数の半波長に相当する電気長を
    有する第1および第2の伝送線路をリング状に配したT
    EMモード伝送線路と、バランを有し、第1の伝送線路
    の両端を端子aおよび端子cとし、第2の伝送線路の両
    端を端子bおよび端子dとした場合に、前記端子cと端
    子bを接続し、前記端子aに前記バランの一方の平衡側
    端子を接続し、前記端子dに前記バランの他方の平衡側
    端子を接続し、前記バランの不平衡側端子をアンテナの
    給電端とすることを特徴とするリング型アンテナ。
  7. 【請求項7】 端子cと端子b間に容量素子が接続され
    た請求項6に記載のリング型アンテナ。
  8. 【請求項8】 端子cと端子b間に容量素子および電圧
    可変容量素子が接続され、前記電圧可変容量素子の制御
    電圧印加側が前記容量素子と接続され、前記容量素子と
    電圧可変容量素子の接続中点に制御電圧源が接続された
    請求項6に記載のリング型アンテナ。
  9. 【請求項9】 第1および第2の伝送線路が各々二分割
    され、それぞれの分割部が容量素子を介して接続された
    請求項6に記載のリング型アンテナ。
  10. 【請求項10】 第1および第2の伝送線路は誘電体基
    板の両面に形成された第1および第2の金属線路で構成
    されており、端子cと端子bは第1および第2の金属線
    路の端部をヴィアホールにより接続された請求項6に記
    載のリング型アンテナ。
  11. 【請求項11】 第1および第2の伝送線路は誘電体基
    板の両面に形成された第1および第2の金属線路で構成
    されており、端子cと端子bの各々に延長部が形成さ
    れ、前記延長部により容量素子を形成した請求項6に記
    載のリング型アンテナ。
  12. 【請求項12】 第1および第2の伝送線路は誘電体基
    板の両面に形成された第1および第2の金属線路で構成
    されており、第1および第2の金属線路は各々二分割さ
    れ、それぞれの分割部のギャップにより容量素子を形成
    した請求項6に記載のリング型アンテナ。
  13. 【請求項13】 両端を近接させた有限長のTEMモー
    ド伝送線路と、バラン素子を有し、前記伝送線路の一方
    の端を端子a、端子b、他方の端を端子c、端子dの4
    端子網とした場合に、前記端子aに伝送線路の励振モー
    ドにおいて逆相に相当する前記伝送路他端の端子dを接
    続し、前記端子bに前記バラン素子の平衡側端子の一方
    を接続し、前記バラン素子の平衡側端子の他方を前記端
    子cに接続し、前記バラン素子の不平衡側端子をアンテ
    ナの給電端とすることを特徴とするリング型アンテナ。
  14. 【請求項14】 端子aおよび端子d間に容量素子を挿
    入することを特徴とする請求項13に記載のリング型ア
    ンテナ。
  15. 【請求項15】 容量素子と端子aまたは端子d間に電
    圧可変容量素子を挿入し、電圧可変容量素子の制御電圧
    を加圧する側を前記容量素子と接続し、前記電圧可変容
    量素子の制御電圧を加圧する側に制御電圧を入力するた
    めの入力端子を有する請求項14に記載のリング型アン
    テナ。
  16. 【請求項16】 伝送線路を二分割し、一方の線路に第
    1の容量素子を、他方の線路に第2の容量素子を挿入し
    た請求項13に記載のリング型アンテナ。
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