JP2002246522A - 固体レーザーの冷却装置、及び、ヒートシンク - Google Patents

固体レーザーの冷却装置、及び、ヒートシンク

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JP2002246522A JP2001045685A JP2001045685A JP2002246522A JP 2002246522 A JP2002246522 A JP 2002246522A JP 2001045685 A JP2001045685 A JP 2001045685A JP 2001045685 A JP2001045685 A JP 2001045685A JP 2002246522 A JP2002246522 A JP 2002246522A
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Osamu Noda
修 野田
Yasuhiko Shoda
泰彦 荘田
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  • Semiconductor Lasers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザー発振媒体(固体)の長寿命化のために
冷却水路内の腐食の阻止を確実に実現する。 【解決手段】固体レーザー発振素子13に接合して冷却
するヒートシンク9に供給する冷却水を循環させる循環
系に介設されるバッファタンク2が設けられている。バ
ッファタンク2は、冷却水に溶存する酸素を随伴的にそ
の冷却水から分離する随伴分離気体(窒素ガス)を冷却
水の中に供給する供給管7を備えている。窒素ガスは、
冷却水の中に入り込む溶存酸素を効率的に随伴させて冷
却水から分離する。ヒートシンクの内部の交叉流路は滑
らかに形成され、エロージョンを有効に防止し、離脱し
た金属粒子による流路閉塞を効果的に防止する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体レーザーの冷
却装置、及び、ヒートシンクに関し、特に、高出力固体
レーザーの発振素子を冷却するヒートシンクの内部の冷
却水流路の腐食を有効に防止する関固体レーザーの冷却
装置、及び、ヒートシンクに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザーのような固体レーザー
が、大出力化されて加工機のような大出力光源として用
いられている。このような固体レーザーの発振媒体は、
その高出力化により発熱量が増大し、その冷却が必要で
ある。安定化された冷却のために、図8に示されるよう
なヒートシンクが用いられる。発振媒体101に熱的に
且つ電気的に接合するヒートシンク102は、その内部
に冷却水路103が通されている。ヒートシンク102
は、熱伝導率が高い銅が基材である銅製本体がコーティ
ングされて製作されている。銅製本体の表面には、Ni
コーティングが施され、そのNiには更にAuコーティ
ングが施されている。このような冷却構造のヒートシン
クを用いた半導体レーザー発振器は、冷却不良を起こし
ていて、部品の取り替えのような対処が必要であった。
更に、寿命が不可測的に短いことがある。
【0003】そのような不良の発生又は短寿命の原因が
早急に見出される必要があった。図9は、図8に示され
る冷却通路103のコーナー部分105を拡大して示す
断面図である。使用前には、銅製本体104には綺麗に
Ni層106が形成され、更に、Ni層106にはAu
層107が形成されている。1ヶ月間の通常運転を行っ
た後に断面を露出させて顕微鏡で観察したところ、図9
に点線で図面化されているように、Ni層106が電気
化学的に腐食して溶解し、更に、銅製本体104に及ぶ
までNi層106が局部的に浸食されることが知られ
た。更に追究したところ、腐食溶解が進めば各層は部分
的に剥がれ落ちることが判明した。電気化学的反応によ
る溶解的腐食がある程度に進行した時に、局部的に一部
分が冷却水の流れにより剥がされ剥ぎ取られる物理的・
化学的現象である。
【0004】冷却水路103には、純水が通される。冷
却水を冷却水路103に通す1000時間の循環試験を
行いその冷却水を捕集して、1キロeVのX線解析を行
ったところ、冷却水中にNi化合物が存在していた。ま
た、そのX線解析像からそれは、Ni(OH)であるこ
とが判明した。シール部周辺の拡大写真である図9に示
されるピンホール108の左側のAu層107の斜線で
示される一部分109は、やがて剥がれ落ちるであろう
と推定される。総括すれば、電気化学的に腐食してでき
あがったNi(OH)がシール材周辺に堆積し、更に、
Au層107の下部にNi層106が浸食されることに
より残ったAu層はやがて水圧により剥がれ落ち、冷却
水路の特定部分で堆積し、その水路を梗塞し、冷却水の
循環を阻害して、冷却不良により発振媒体が熱的に損傷
するのであろうとほぼ確定的に推定される。
【0005】冷却水の酸素濃度と化学分析から、次の反
応が起きていることが判明した。 O+2HO+4e→4OH 4OH+2Ni+→2Ni(OH) このようにAu層、Ni層、CU層の断面が接液した場
合、電解によりNiが水中の溶存酸素により電子が放出
され、酸素と水から水酸基が生成し、その水酸基とNi
とが反応して水酸化Niが生成し、冷却水路に堆積しそ
れを梗塞する。このような反応を引き起こすコーティン
グ層のピンホール108の生成や境界面の発生を抑制す
ることがレーザー発振媒体の長寿命化のために重要であ
る。
【0006】高出力用のレーザー発振媒体(固体)の長
寿命化が求められる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、レー
ザー発振媒体(固体)の長寿命化のために冷却水路内の
腐食の阻止を確実に実現する固体レーザーの冷却装置、
及び、ヒートシンクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0009】本発明による固体レーザーの冷却装置は、
固体レーザー発振素子(13)に接合して固体レーザー
発振素子(13)を冷却するヒートシンク(9)と、ヒ
ートシンク(9)に供給する冷却水を循環させる循環系
に介設されるバッファタンク(2)とから構成されてい
る。バッファタンク(2)は、冷却水に溶存する酸素を
随伴的にその冷却水から分離する随伴分離気体を冷却水
の中に供給する気体供給器(7)を備えている。随伴分
離気体は、冷却水の中に入り込む溶存酸素を効率的に随
伴させて、又は、その溶存酸素に効率的に随伴して、そ
の溶存酸素を冷却水から分離する。随伴分離気体として
は、活性電子が存在しない冷却水では水に反応しない窒
素ガスが好適である。
【0010】バッファタンク(2)は、ヒドラジンを冷
却水の中に供給するヒドラジン供給器(8)を更に備え
ていることが特に好ましい。ヒドラジンは、随伴分離気
体により除去されない溶存酸素を有効にその冷却水から
除去する。バッファタンク(2)は、冷却水の流れを昇
降的に曲折させる曲折流路を形成する仕切り(6)を更
に備えている。気体供給器は、随伴分離気体を供給する
供給管(7)を備え、供給管(7)の供給開口は、その
曲折流路の下方部位で開口することが好ましい。随伴分
離気体は、その供給開口から冷却水中に導入されバブル
になってその冷却水中で浮上して上昇し、その上昇過程
で溶存酸素を冷却水から随伴的に効率的に除去する。バ
ッファタンク(2)は、ヒドラジンを冷却水の中に供給
するヒドラジン供給器(8)を更に備え、ヒドラジン供
給器は、ヒドラジンを供給する他の供給管(8)を備え
ている。他の供給管(8)の供給開口は、曲折流路の他
の下方部位で開口する。
【0011】本発明によるヒートシンクは、本体(1
0)と、本体(10)の表面に接合し冷却水と化学的に
反応しにくい材料で形成される接合体(15)とから構
成されている。このようなヒートシンクの本体(10)
は、一層以上の金属層で表面コーティングが施されてい
る。本体(10)は、熱伝導性がよく、且つ、熱伝導性
がよい材料(例示:銅)で形成されている。一層以上の
金属層の表面コーティングにより、既述の梗塞が防止さ
れる。
【0012】本体(10)は、本体(10)の内部で前
記冷却水を流し前記本体の中で交叉する複数流路から形
成される交叉流路を備えている。従って、その交叉流路
の相貫線領域にも表面コーティングが施されている。相
貫線領域の表面コーティングは、既述の梗塞の防止のた
めに特に有効である。本体の露出面はそれの全面が金属
層の面であることが特に重要であり、全面の均等なコー
ティングは、局所的剥がれを有効に防止する。本体(1
0)は、既述の通り銅で形成されることが好ましい。こ
の場合、その2層の内の内側層はNi層であり、その2
層の内の外側層はAu層である。
【0013】本体(10)は、本体(10)の内部で冷
却水を流し本体(10)の中で交叉する複数流路(1
1,12,14)から形成される交叉流路と、その交叉
流路が本体(10)の表面で開口する開口とを備えてい
る。その複数流路の相貫線領域は、滑らかに形成されて
いる。エッジ上に施工されるコーティングではコーティ
ング厚を均一に施工することが困難であるため施工不良
が発生するが、滑らかな形成面にコーティングが施さ
れ、そのような相貫線領域は、2層の金属層で滑らかに
表面処理されている。
【0014】接合体(15)は、開口(11,12)に
接続し冷却水を通す穴と、その穴の周囲を囲むシールリ
ング(17)を嵌め込むシーリング溝(16)とを有し
ている。このようなシーリング溝(16)は、本体(1
0)に形成されていないので、既述のエッチングを防止
する。接合体は、金属でなく、絶縁体で形成されている
ことが好ましい。シールリング(17)としては、Oリ
ングが好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による固体
レーザーの冷却装置の実施の形態は、冷却水供給源がバ
ッファタンクとともに設けられている。その冷却水供給
源1は、図1に示されるように、そのバッファタンク2
に接続している。冷却水供給源1は、冷却水タンク3と
ポンプ4とを備えている。冷却水タンク3は、ポンプ4
を介してバッファタンク2に接続している。冷却水タン
ク3は、冷却水を導入する冷却水入口5を備えている。
冷却水入口5から、純水が導入される。冷却水入口5か
ら大気中の空気(酸素と炭酸ガス)が進入することは回
避することができない。
【0016】バッファタンク2は、内部に鉛直方向に向
く複数の仕切板6を備えている。バッファタンク2の壁
と仕切板6とで仕切られる領域に、N2ガス供給管7
と、ヒドラジン供給管8とが挿入されている。N2ガス
供給管7は、N2ガスをバッファタンク2の内部の水中
に導入する。ヒドラジン供給管8は、ヒドラジンをバッ
ファタンク2の内部の水中に導入する。ヒドラジンは、
水中に溶存する酸素に反応して除去する。
【0017】仕切板6は、バッファタンク2の中で、冷
却水を上昇させ、且つ、下降させる曲折流路を形成す
る。N2ガス供給管7は、N2ガスを冷却水の中に導入
して供給する供給開口を有し、その供給開口は、その曲
折流路の下方部位で開口している。ヒドラジン供給管8
は、ヒドラジンを冷却水の中に導入して供給する供給開
口を有し、その供給開口は、その曲折流路の他の下方部
位で開口している。N2ガス供給管7の供給開口は、ヒ
ドラジン供給管8の供給開口よりも上流側に配置されて
いることが好ましい。
【0018】バッファタンク2に導入されたN2ガス
は、水中のバブリング効果により水中溶存酸素を誘い出
し酸素を引き連れ随伴して浮上する。このように導入さ
れ泡化されるN2ガスは、水中の溶存酸素の溶存酸素濃
度を低下させる。仕切板6は、バブリング効率を向上さ
せて、溶存酸素濃度の低下を促進する。10ppm以下
で導入されるヒドラジンNH4は、このように溶存酸素
濃度が低下した冷却水の溶存酸素濃度を更に低下させ、
又は、その溶存酸素濃度の上昇を抑制することができ
る。
【0019】バッファタンク2は、気水分離器21を伴
っている。気水分離器21は、バッファタンク2の頂部
に配置されている。気水分離器21は、酸素随伴N2ガ
スを効率的に水から分離して、大気中に放出する公知の
装置である。このように酸素が効率的に除去された冷却
水は、ヒートシンク9の内部に形成されているマイクロ
チャンネル(細い冷却水路)14の入口側から導入され
る。ヒートシンク9の出口側から出る冷却水は、ポンプ
4の吐出圧に押されて冷却水タンク3に循環的に戻る。
冷却水タンク3は、全体的に密封構造化されており、冷
却水入口5は冷却水タンク3の頂部に配置され、ポンプ
4から進入することを回避できない空気と冷却水の水面
との接触面積が最小化されていて、ポンプ4から酸素が
冷却水中に溶解する量を極力に最小化している。
【0020】図2と図3は、本発明によるヒートシンク
の実施の形態を示し、特に、そのマイクロチャンネル1
4の構造の改良を示している。ヒートシンク9には、共
に断面が楕円形状である冷却水導入穴11と冷却水導出
穴12が形成されている。図3は、冷却水導入穴11と
冷却水導出穴12の断面を同一平面に表している。冷却
水導入穴11と冷却水導出穴12は、ヒートシンク9に
並んで配置されている。冷却水導入穴11は、ヒートシ
ンク9の表面側から送り側マイクロチャンネル14に接
続し、冷却水導出穴12は、ヒートシンク9の裏面側か
ら戻り側マイクロチャンネル14に接続している。冷却
水導入穴11と冷却水導出穴12は、レーザー発振媒体
13の方に向かいレーザー発振媒体13の方から戻る冷
却水路としてのマイクロチャンネル14にそれぞれに接
続している。レーザー発振媒体13は、ヒートシンク9
の一方の端部の表面側に接合している。
【0021】ヒートシンク9のヒートシンク本体10の
表裏面に、図3に示されるように、セラミック被覆体1
5が接合している。冷却水導入穴11と冷却水導出穴1
2にそれぞれに位置対応して、Oリング装着穴16がセ
ラミック被覆体15に開けられていて、ヒートシンク本
体10には開けられていない。Oリング装着穴16がヒ
ートシンク本体10に開けられていないことは、公知の
ヒートシンク112を表す図4,5に示されるように、
Oリング装着穴111がヒートシンク112そのもの
(ヒートシンク本体)に開けられている点で著しく異な
っている。
【0022】公知のヒートシンク本体112は、Oリン
グ113が安定的に装着されるように、ヒートシンク本
体112に溝(111)が形成されていて、NiとAu
の剥がれを助長している。本発明によるヒートシンク9
には、Oリング17を安定的に装着する溝又は穴はセラ
ミック被覆体15の側に形成され、ヒートシンク本体1
0の側には形成されていない。
【0023】図6は、冷却水導入穴11又は冷却水導出
穴12とマイクロチャンネル14の形状面を更に詳細に
示している。冷却水導入穴11又は冷却水導出穴12の
各開口線領域(例示:楕円線領域(図2参照)、円線領
域、四角形線領域)は、滑らかに変化する曲率を有する
丸みR1,R2がそれぞれに形成されている。冷却水導
入穴11又は冷却水導出穴12とマイクロチャンネル1
4が交叉して形成する相貫線領域は、滑らかに変化する
曲率を有する丸みR3が形成されている。このような丸
みR1,R2,R3が形成されたヒートシンク本体10
(銅製)の表面に、図7に示されるように、Ni層18
が形成され、更にNi層18にAu層19が形成されて
いる。このように表面が滑らかであれば、電池イオン反
応の局所的特異的電池電圧の発生が有効に抑制され、エ
ロージョンが抑制される。また、コーティングの厚みを
十分確保することができ、コーティング不良を抑制し、
Ni、Au断面の接液部をなくすことができる。
【0024】図7に示されるような局所領域のみにNi
層18とAu層19の2層形成処理が施されるのではな
く、ヒートシンク本体10の露出表面の全表面(特にマ
イクロチャンネルの内表面)にこのような2層形成処理
が施されることが好ましい。これにより、コーティング
の境界がなくなり、Ni、Au層の断面が水中に表出す
ることがない。
【0025】酸素溶存濃度が低いので、既述のNiイオ
ンとOHイオンの反応が抑制され、更に、ヒドロジンの
存在によりその酸化反応が更に抑制され、Ni層の腐食
及び析出物の堆積が阻止できる。また、Ni腐食により
その上層にあるAu層の剥がれ落ちが防止されて、水路
の閉塞が効果的に回避される。1000時間の耐久テス
トの結果では、冷却水中にNiの存在は見出されなかっ
た。
【0026】
【発明の効果】本発明による固体レーザーの冷却装置、
及び、ヒートシンクは、酸素除去によりヒートシンクの
腐食を有効に防止して、その冷却性能の劣化を抑制す
る。そのヒートシンクは、その内部の流路の腐食を有効
に阻止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による固体レーザーの冷却装置
の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明によるヒートシンクの実施の形
態を示す平面図である。
【図3】図3は、図2に一部の断面図である。
【図4】図4は、公知のヒートシンクを示す平面図であ
る。
【図5】図5は、図4の一部の断面図である。
【図6】図6は、図3のヒートシンクの一部を詳細に示
す断面図である。
【図7】図7は、図6の一部を更に詳細に示す断面図で
ある。
【図8】図8は、公知のヒートシンクを示す断面図であ
る。
【図9】図9は、図8の一部を詳細に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2…バッファタンク 6…仕切り 7…気体供給器(供給管) 8…ヒドラジン供給器(他の供給管) 9…ヒートシンク(本体) 10…本体 11,12,14…複数流路 11,12…開口 13…固体レーザー発振素子 15…接合体 16…シーリング溝 17…シールリング

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体レーザー発振素子に接合して前記固体
    レーザー発振素子を冷却するヒートシンクと、 前記ヒートシンクに供給する冷却水を循環させる循環系
    に介設されるバッファタンクとを含み、 前記バッファタンクは、 前記冷却水に溶存する酸素を随伴的に前記冷却水から分
    離する随伴分離気体を前記冷却水の中に供給する気体供
    給器を備える固体レーザーの冷却装置。
  2. 【請求項2】前記随伴分離気体は、窒素ガスである請求
    項1の固体レーザーの冷却装置。
  3. 【請求項3】前記バッファタンクは、 ヒドラジンを前記冷却水の中に供給するヒドラジン供給
    器を更に備える請求項2の固体レーザーの冷却装置。
  4. 【請求項4】前記バッファタンクは、 前記冷却水の流れを昇降的に曲折させる曲折流路を形成
    する仕切りを更に備え、 前記気体供給器は、 前記随伴分離気体を供給する供給管を備え、 前記供給管の供給開口は、前記曲折流路の下方部位で開
    口する請求項1の固体レーザーの冷却装置。
  5. 【請求項5】前記バッファタンクは、 ヒドラジンを前記冷却水の中に供給するヒドラジン供給
    器を更に備え、 前記ヒドラジン供給器は、前記ヒドラジンを供給する他
    の供給管を備え、 前記他の供給管は供給開口は、前記曲折流路の他の下方
    部位で開口する請求項4の固体レーザーの冷却装置。
  6. 【請求項6】本体と、 前記本体の表面に接合し冷却水と化学的に反応しにくい
    材料で形成される接合体とを含み、 前記本体は一層以上の金属層で表面コーティングが施さ
    れているヒートシンク。
  7. 【請求項7】前記本体は、 前記本体の内部で前記冷却水を流し前記本体の中で交叉
    する複数流路から形成される交叉流路を備え、 前記交叉流路の相貫線領域は、前記表面コーティングが
    施されている請求項6のヒートシンク。
  8. 【請求項8】前記本体の露出面はそれの全面が前記金属
    層の面である請求項6又は7のヒートシンク。
  9. 【請求項9】前記本体は、銅で形成され、 前記2層の内の内側層はNi層であり、前記2層の内の
    外側層はAu層である請求項6〜8から選択される1請
    求項のヒートシンク。
  10. 【請求項10】前記接合体は、絶縁体で形成されている
    請求項9のヒートシンク。
  11. 【請求項11】前記本体は、 前記本体の内部で前記冷却水を流し前記本体の中で交叉
    する複数流路から形成される交叉流路と、 前記交叉流路が前記本体の表面で開口する開口とを備
    え、 前記接合体は、 前記開口に接続し前記冷却水を通す穴と、 前記穴の周囲を囲むシールリングを嵌め込むシーリング
    溝とを有している請求項6のヒートシンク。
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