JP2002245653A - レーザ駆動装置、レーザ駆動装置の制御方法および光ディスク記録装置 - Google Patents

レーザ駆動装置、レーザ駆動装置の制御方法および光ディスク記録装置

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JP2002245653A
JP2002245653A JP2001037459A JP2001037459A JP2002245653A JP 2002245653 A JP2002245653 A JP 2002245653A JP 2001037459 A JP2001037459 A JP 2001037459A JP 2001037459 A JP2001037459 A JP 2001037459A JP 2002245653 A JP2002245653 A JP 2002245653A
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JP2001037459A
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Seiya Yamada
聖哉 山田
Katsuichi Osakabe
勝一 刑部
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Yamaha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザダイオードを使ってCD−R、CD−
RW等の光ディスクにデータ記録を行う際に正常な記録
動作を担保する。 【解決手段】レーザダイオードLDに供給するための電
流源(D/A変換器16、V/I変換器17、電流増幅
部18)を複数設け、各電流源を選択するための選択部
(スイッチ部19)を設ける。そして、選択部におい
て、電流源の選択を切り換える際に、いずれの電流源も
選択しない期間を設ける制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−R(Comp
act Disc−Recordable)やCD−RW(CD−ReWritab
le)等の光ディスクに記録を行うためのレーザ駆動装
置、レーザ駆動装置の制御方法および光ディスク記録装
置に関わる。
【0002】
【従来の技術】CD−RやCD−RW等の光ディスクに
データ記録を行う場合、レーザダイオードから出力され
るレーザ光の強度レベルを変化させ、このレーザ光をデ
ィスクに照射することによって行う。例えば、データ
「1」を記録する部分にはデータ書込用の高レベルのレ
ーザ光を照射し、データ「0」を記録する部分には低レ
ベルのレーザ光を照射する。このようにしてレーザ光を
照射することにより、高レベルのレーザ光を照射させた
部分は他の部分に比較して反射率が異なる特性になる。
よって、かかる反射率差を読み取れば、データの再生を
行うことができる。
【0003】レーザ光の強度レベルを変化させるために
は、レーザダイオードに供給させる電流量を制御するこ
とにより行うのが一般的である。たとえば、データ書込
用の高レベルのレーザ光を出力させるための一定電流を
出力する定電流源、そして、低レベルのレーザ光を出力
させるための一定電流を出力する定電流源を用意する。
この各定電流源をオンオフ式のスイッチを介してレーザ
ダイオードに接続させる。そして、各スイッチをオン/
オフ制御することにより、レーザダイオードに供給させ
る電流の量を制御することが可能になる。ここで、低レ
ベルのレーザ出力に対応した電流源に接続されるスイッ
チをオン状態からオフ状態に切り換えるとともに、書き
込み用の高レベルのレーザ出力に対応した電流源に接続
されるスイッチをオフ状態からオン状態に切り換える。
すると、レーザダイオードに供給される電流量は、低レ
ベルのレーザ出力に対応した電流量から高レベルのレー
ザ出力に対応する電流量に変化するため、レーザダイオ
ードから出力されるレーザ光のレベルは、低レベルから
高レベルへと変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成に
おいて、実際のスイッチの切換えタイミングには多少の
バラツキを生じる。このため、低レベルのレーザ出力に
対応したスイッチがオン状態からオフ状態に切換わる前
に、高レベルのレーザ出力に対応したスイッチがオフ状
態からオン状態に切換わる場合が起こり得る。このよう
な場合、2つの定電流源から出力される電流を加算した
電流がレーザダイオードに供給され、必要以上に高いレ
ベルのレーザ出力がされてしまうことになる。したがっ
て、予期しない強度なレーザ光が光ディスクに照射さ
れ、正常な記録動作をすることができない。また、レー
ザダイオードに過度の電流が供給されることになり、レ
ーザ損傷の原因にもつながることとなっていた。
【0005】また、シングルモードのレーザダイオード
を用いて複数のレベルのレーザ出力を行う場合、低レベ
ルのレーザを出力時において、レーザダイオードLDに
供給する電流に数百MHzの高周波を重畳させ、レーザ出
力の安定化が図られている。図5は、この方法を用いた
場合において、レーザ出力を低レベルから高レベルに変
化させる際のレーザ出力レベルを模式的に示す図であ
る。図5に示すように、レーザ出力が低レベル時にある
時には、高周波重畳の影響により、レーザの出力レベル
には一定の幅が存在ある。このため、レーザ出力が低レ
ベルから高レベルに変化する場合に、レーザの出力レベ
ルの立ち上がり時間(図5(a)、(b)におけるT
x)にバラツキが生じることとなっていた。かかる場
合、ディスク上に記録されるマーク長にバラツキを生
じ、記録の品位が悪くなるという問題もあった。
【0006】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、CD−RやCD−RW等の光ディスクにデー
タ記録を行うためにレーザ光の出力レベルを変化させる
場合において、必要以上に高いレベルのレーザ光が光デ
ィスクに照射されてしまうことにならないレーザ駆動装
置、レーザ駆動装置の制御方法および光ディスク記録装
置を提供することを目的とする。そして、高周波重畳を
かけた場合においてもレーザの立ち上がり時間にバラツ
キが生じないようにするためのレーザ駆動装置、レーザ
駆動装置の制御方法、レーザ駆動装置の制御プログラム
が記録された記録媒体および光ディスク記録装置を提供
することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の構成は、光ディスクに対するデー
タ記録を行うべくレーザダイオードに電流を供給しレー
ザ光を出力させるためのレーザ駆動装置であって、複数
の定電流源と、前記複数の定電流源のうち一つまたは複
数の選択可能な定電流源を選択し、選択した定電流源か
ら出力される電流を前記レーザダイオードに供給させる
電流源選択部と、前記レーザダイオードに供給させる電
流量を変化させ、一つのレーザ出力レベルから別のレー
ザ出力レベルに変化させるべく、前記電流源選択部にお
ける選択状態を変更する場合において、選択中の定電流
源の一部または全ての選択を一旦止めてから、選択変更
前の電流量および選択変更後の電流量に対応した所定期
間経過後に、他の定電流源の選択を開始すべく前記電流
選択部における選択の制御を行う切替制御部と、を有す
ることを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の構成は、光ディスクに対
するデータ記録を行うべくレーザダイオードに電流を供
給しレーザ光を出力させるためのレーザ駆動装置であっ
て、複数の定電流源と、前記複数の定電流源のうち一つ
または複数の選択可能な定電流源を選択し、選択した定
電流源から出力される電流を前記レーザダイオードに供
給させる電流源選択部と、所定の電流源が選択されてい
る場合に前記レーザダイオードに供給させる電流に高周
波重畳をかけるための重畳部と、前記レーザダイオード
に供給させる電流量を変化させ、一つのレーザ出力レベ
ルから別のレーザ出力レベルに変化させるべく、前記電
流源選択部における選択状態を変更し、かつ、選択中の
定電流源から出力される電流あるいは変更後に選択する
定電流源から出力される電流のうち少なくとも一方に重
畳をかける場合において、選択中の定電流源の一部また
は全ての選択を一旦止めてから、選択変更前の電流量お
よび選択変更後の電流量に対応した所定期間経過後に、
他の定電流源の選択を開始すべく前記複数の定電流源の
選択の制御を行う切替制御部と、を有することを特徴と
する。
【0009】請求項3に記載の構成は、請求項1または
請求項2のいずれかに記載の構成において、前記切替制
御部は、前記レーザダイオードに供給させる電流量を増
加させるべく選択中の定電流源の選択を止めて別の定電
流源の選択を開始する場合に、前記複数の定電流源の選
択の制御を行うことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の構成は、請求項1ないし
請求項3のいずれかに記載の構成であって、前記所定期
間は、前記レーザダイオードから出射されるレーザ光の
出力レベルの立ち上がり時間あるいは出力レベルの立下
り時間に対応したものであることを特徴とする。
【0011】請求項5に記載の構成は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の構成であって、前記光ディ
スクは、CD−R(Compac t Disc−Recordable)ディ
スク、CD−RW(Compact Disc−ReWritable)ディス
クのいずれかであり、前記所定時間は、前記光ディスク
に対するデータ記録に係るジッタ値が所定値以下になる
ように設定されるものであることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の構成は、請求項5に記載
の構成であって、前記ジッタ値の所定値は、前記光ディ
スクに対応するディスク規格により定められる値である
ことを特徴とする。このジッタ値は、例えばオレンジブ
ックパートII(初版)によって定めることができる。
【0013】請求項7に記載の構成は、請求項1ないし
請求項4のいずれかに記載の構成であって、前記光ディ
スクは、CD−R(Compact Disc−Recordable)ディス
ク、CD−RW(Compact Disc−ReWritable)ディス
ク、DVD−R(Digital Versatile Disc−Recodabl
e)、DVD−RW(DVD−ReWritable)のいずれかで
あることを特徴とする。
【0014】請求項8に記載の構成は、光ディスクに対
するデータ記録を行うべくレーザダイオードに電流を供
給しレーザ光を出力させるためのレーザ駆動装置の制御
方法であって、複数の定電流源のうち一つまたは複数の
選択可能な定電流源を選択し、選択した定電流源から出
力される電流を前記レーザダイオードに供給させる電流
源選択過程と、前記レーザダイオードに供給させる電流
量を変化させ、一つのレーザ出力レベルから別のレーザ
出力レベルに変化させるべく、前記電流源選択過程にお
いて選択状態を変更する場合において、選択中の定電流
源の一部または全ての選択を一旦止めてから、選択変更
前の電流量および選択変更後の電流量に対応した所定期
間経過後に、他の定電流源の選択を開始すべく前記電流
選択部における選択の制御を行う切替制御過程と、を有
することを特徴とする。
【0015】請求項9に記載の構成は、光ディスクに対
するデータ記録を行うべくレーザダイオードに電流を供
給しレーザ光を出力させるためのレーザ駆動装置の制御
方法であって、複数の定電流源のうち一つまたは複数の
選択可能な定電流源を選択し、選択した定電流源から出
力される電流を前記レーザダイオードに供給させる電流
源選択過程と、所定の電流源が選択されている場合に前
記レーザダイオードに供給させる電流に高周波重畳をか
けるための重畳過程と、前記レーザダイオードに供給さ
せる電流量を変化させ、一つのレーザ出力レベルから別
のレーザ出力レベルに変化させるべく、前記電流源選択
過程における選択状態を変更し、かつ、選択中の定電流
源から出力される電流あるいは変更後に選択する定電流
源から出力される電流のうち少なくとも一方に重畳をか
ける場合において、選択中の定電流源の一部または全て
の選択を一旦止めてから、選択変更前の電流量および選
択変更後の電流量に対応した所定期間経過後に、他の定
電流源の選択を開始すべく前記複数の定電流源の選択の
制御を行う切替過程とを有することを特徴とする。
【0016】請求項10に記載の構成は、請求項8また
は請求項9のいずれかに記載の構成であって、前記切替
制御過程は、前記レーザダイオードに供給させる電流量
を増加させるべく選択中の定電流源の選択を止めて別の
定電流源の選択を開始する場合に、前記複数の定電流源
の選択の制御を行う過程を含むことを特徴とする。
【0017】請求項11に記載の構成は、レーザダイオ
ードと、光ディスクに対するデータ記録を行うべくレー
ザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させるため
のレーザ駆動部とを有する光ディスク記録装置であっ
て、前記レーザ駆動部は、複数の定電流源と、前記複数
の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な定電流源
を選択し、選択した定電流源から出力される電流を前記
レーザダイオードに供給させる電流源選択部と、前記レ
ーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、一つの
レーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変化させ
るべく、前記電流源選択部における選択状態を変更する
場合において、選択中の定電流源の一部または全ての選
択を一旦止めてから、選択変更前の電流量および選択変
更後の電流量に対応した所定期間経過後に、他の定電流
源の選択を開始すべく前記電流選択部における選択の制
御を行う切替制御部と、を有することを特徴とする。
【0018】請求項12に記載の構成は、レーザダイオ
ードと、光ディスクに対するデータ記録を行うべくレー
ザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させるため
のレーザ駆動部とを有する光ディスク記録装置であっ
て、前記レーザ駆動部は、複数の定電流源と、前記複数
の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な定電流源
を選択し、選択した定電流源から出力される電流を前記
レーザダイオードに供給させる電流源選択部と、所定の
電流源が選択されている場合に前記レーザダイオードに
供給させる電流に高周波重畳をかけるための重畳部と、
前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
化させるべく、前記電流源選択部における選択状態を変
更し、かつ、選択中の定電流源から出力される電流ある
いは変更後に選択する定電流源から出力される電流のう
ち少なくとも一方に重畳をかける場合において、選択中
の定電流源の一部または全ての選択を一旦止めてから、
選択変更前の電流量および選択変更後の電流量に対応し
た所定期間経過後に、他の定電流源の選択を開始すべく
前記複数の定電流源の選択の制御を行う切替制御部と、
を有することを特徴とする。
【0019】請求項13に記載の構成は、請求項11ま
たは請求項12のいずれかに記載の構成であって、前記
切替制御部は、前記レーザダイオードに供給させる電流
量を増加させるべく選択中の定電流源の選択を止めて別
の定電流源の選択を開始する場合に、前記複数の定電流
源の選択の制御を行うことを特徴とする。
【0020】請求項14に記載の構成は、請求項11な
いし請求項13のいずれかに記載の構成であって、前記
光ディスクは、CD−R(Compact Disc−Recordable)
ディスク、CD−RW(Compact Disc−ReWritable)デ
ィスク、DVD−R(Digital Versatile Disc−Recod
able)、DVD−RW(DVD−ReWritable)のいずれ
かであることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明をCD−RW等の相
変化型光ディスクに対し記録を行う装置に適用させた実
施形態についての説明を行う。まずはじめに、相変化型
光ディスクに対する記録動作に係る原理の概要を説明す
る。
【0022】A:相変化光ディスクに対する記録動作の
原理 図1は、相変化型光ディスクに対して記録を行う際のレ
ーザ光の記録波形を例示するものである。図1に示した
のは、EFM(Eight-Fourteen Modulation)コード
における4T信号を記録する際のマルチパルスの一例で
ある。図1に示すように、このマルチパルスは、相変化
型光ディスクの記録層を融点温度以上に十分に加熱する
ための先頭加熱パルスSP、後続の複数個の連続した連
続加熱パルスHP、および、これらのパルス間に位置す
る連続冷却パルスCPによって構成されている。また、
このマルチパルス以外の部分は、イレースパルスEPに
相当し、オーバーライト時において、記録データを消去
するためのものである。
【0023】図1に示したマルチパルスにおいて、先頭
加熱パルスSPのパワーレベルをPsp、連続加熱パルス
HPのパワーレベルをPhp、連続冷却パルスCPのパワ
ーレベルをPbottom、イレースパルスEPのパワーレベ
ルをPeraseとすると、 Psp≧Php>Perase>Pbottom なる関係が成立する。本実施形態においては、Psp=P
hpとし、以下の説明においては、先頭加熱パルスSPお
よび連続加熱パルスHPのパワーレベルをPwrite(=
Psp=Php)と記述する。
【0024】図1に示すようなマルチパルスに対応する
レーザ光を相変化型光ディスクに照射した場合、先頭加
熱パルスSPおよび連続加熱パルスHPを照射した部分
については、ディスク上に形成された記録層の結晶相が
アモルファス状態となる。そして、加熱後に冷却パルス
CPを照射することによりアモルファス相が形成され、
記録データとしてのマークが形成される。一方、イレー
スパルスEPのみを照射した部分については、ディスク
上に形成された記録層には結晶相が形成されることにな
る。そして、アモルファス相と結晶相とでは、反射率差
が得られるため、この反射率差を利用し、記録データの
再生をすることができる。以上が、相変化光ディスクに
対する記録動作の原理概要である。
【0025】B:実施形態の構成 図2は、本発明の一実施形態であるレーザ駆動装置10
0を用いて構成した光ディスク記録再生システム200
の構成図を示すものである。図2においては、レーザ駆
動装置100に関わる部分を中心に示している。図2に
示したように、光ディスク記録再生システム200は、
光ディスク50、光ヘッド部70、レーザ駆動装置10
0を備えている。
【0026】光ディスク50は、書換え可能な相変化型
の光ディスクをいい、本実施形態においてはCD−RW
ディスクを想定している。上述したように、相変化型光
ディスクは、所定強度のレーザ光の照射を行うことによ
り、ディスク表面に形成される記録材料を結晶相とアモ
ルファス相とで可逆的に相変化させることができるもの
であり、照射するレーザの強度を変化させることにより
データ再生、データ消去およびデータ記録をダイレクト
に行うことができる。
【0027】光ヘッド部70は、レーザダイオードL
D、光検出器DETを備えている。レーザダイオードL
Dは、供給される電流の量に応じた強度のレーザ光を出
力するものである。レーザダイオードLDから出力され
たレーザ光は、焦点レンズ(図示せず)により集約さ
れ、光ディスク50に照射されることになる。光検出器
DETは、光ディスク50から反射されるレーザ光の強
度を検出し、検出した強度に対応する電圧レベルを有す
る電圧信号Svとして出力する機能を有している。
【0028】次に、本発明を特徴付けるレーザ駆動装置
100についての説明を行う。図2に示すように、レー
ザ駆動回路100は、外部クロック入力部10と、検出
結果入力部11と、ピークホールド検出部12と、サン
プルホールド検出部13と、A/D(アナログ/ディジ
タル)変換器14と、制御部15と、D/A(ディジタ
ル/アナログ)変換器16と、V/I(電圧/電流)変
換回路17と、電流増幅器18と、スイッチ部19と、
加算回路20と、レーザ電流出力部21と、重畳回路2
2と、を備えている。
【0029】検出結果入力部11は、電圧信号の入力端
子であり、光検出器DETから出力される電圧信号Sv
(光ディスク50の反射光の強度を示す信号)が供給さ
れる。ピークホールド回路12は、先頭加熱パルスSP
や連続加熱パルスHPを照射した際における電圧信号S
vのレベル検出を行うための回路である。サンプルホー
ルド回路13は、イレースパルスEPを照射した際にお
ける電圧信号Svのレベル検出を行うための回路であ
る。そして、ピークホールド回路12およびサンプルホ
ールド回路13によって検出されたレベル値は、A/D
変換器14に供給され、ディジタル信号に変換後、制御
部15に供給される。
【0030】制御部15は、たとえばCPU(Central
Processing Unit)やLSI(LargeScale Integrated c
ircuit)であり、本実施形態に係るレーザ駆動装置10
0の動作を司るものである。制御部15は、外部クロッ
ク入力部10から供給される基準クロックCLKによっ
て動作し、レーザ駆動装置100の各部を制御するため
の各種信号を出力する。
【0031】D/A変換器16は、供給されるディジタ
ル信号の値に応じた電圧信号を出力する。また、V/I
変換器17は、D/A変換器16から供給される電圧信
号を電流信号に変換し、電流増幅器18は、供給される
電流信号を増幅する。すなわち、D/A変換器16、V
/I変換器17および電流増幅器18を併設させること
により、定電流源としての機能を実現している。ここで
は、D/A変換器16−1、V/I変換器17−1およ
び電流増幅器18−1により1の定電流源を実現してお
り、電流増幅器18−1からはD/A変換器16−1に
供給されるディジタル信号Dbottomの値に対応した電流
信号が出力される。具体的には、連続冷却パルスCPの
パワーレベルをPbottomに制御するための電流信号Ibo
ttomが出力される。また、D/A変換器16−2、V/
I変換器17−2および電流増幅器18−2により1の
定電流源を実現しており、電流増幅器18−2からはD
/A変換器16−2に供給されるディジタル信号Dwrit
eの値に対応した電流信号が出力される。具体的には、
先頭加熱パルスSPおよび連続加熱パルスHPのパワー
レベルをPwriteに制御するための電流信号Iwriteが出
力される。さらに、D/A変換器16−3、V/I変換
器17−3および電流増幅器18−3により1の定電流
源を実現しており、電流増幅器18−3からはD/A変
換器16−3に供給されるディジタル信号Deraseの値
に対応した電流信号が出力される。具体的には、イレー
スパルスEPのパワーレベルをPeraseに制御するため
の電流信号Ieraseが出力される。
【0032】制御部15は、A/D変換器14から供給
されるディジタル信号の値(光ディスク50からの反射
光の強度に対応)に応じて、これらのディジタル信号D
bottom、Dwrite、Deraseを決定させる。すなわち、制
御部15は、光ディスク50に対して照射させるレーザ
光のレベルのサーボ機能を実現しているといえる。
【0033】スイッチ部19は、オン/オフ型のスイッ
チSW1,SW2,SW3から構成されており、電流増
幅器18から出力される各電流信号Ibottom、Iwrit
e、Ieraseを選択する機能を有している。ここで、スイ
ッチSW1,SW2,SW3のオン/オフ動作は、制御
部15から供給されるコントロール信号OUTEN1,
2,3によって制御される。
【0034】加算部20は、上述したスイッチ部19に
よって選択された電流信号を加算し、電流信号Iallと
して重畳回路22に出力する機能を有している。ここ
で、スイッチSW1のみがオン状態となっている場合
は、電流増幅器18から出力される電流信号Ibottomが
電流信号Iallとして加算部20から出力される。ま
た、スイッチSW1およびスイッチSW2がオン状態と
なっている場合は、電流増幅器18から出力される電流
信号Ibottomおよび電流信号Iwr iteが加算されたもの
が電流信号Iallとして加算部20から出力されること
になる。
【0035】重畳回路22は、入力電流信号に対して高
周波重畳を行う回路である。前述したように、高周波重
畳は安定して低レベルのレーザ出力を行うためのもので
あり、本実施形態においては、コントロール信号OUT
EN3と連動して動作/非動作の切換えを行うこととし
ている。すなわち、コントロール信号OUTEN3がロ
ーレベルの場合に重畳回路は動作する。この場合は、重
畳回路22は供給される電流信号に高周波重畳したもの
を出力する。
【0036】レーザ電流出力部21は、電流を外部に出
力させるための端子である。レーザ電流出力部21から
出力される電流は、レーザダイオードLDに供給され、
電流の値に応じた強度のレーザ光がレーザダイオードL
Dから出力されることになる。
【0037】C:実施形態の動作 次に本実施形態に係るシステム200におけるレーザ駆
動装置100の動作内容を説明する。以下、各スイッチ
SW1,SW2,SW3の動作概要と、レーザ駆動装置
100全体の具体的な動作内容について分けて説明す
る。
【0038】(1)スイッチ部19の動作 各スイッチSW1,SW2,SW3は、制御部15から
供給されるコントロール信号OUTEN1,2,3によ
ってそれぞれオンオフ制御がされる。
【0039】(1−1)レーザ出力レベルをPwriteと
する場合 上述したように、D/A変換器16−2、V/I変換器
17−2および電流増幅器18−2により1の定電流源
を実現しており、電流増幅器18−2からは先頭加熱パ
ルスSPおよび連続加熱パルスHPのパワーレベルをP
writeに制御するための電流信号Iwriteが出力されてい
る。制御部15は、この電流信号Iwriteをレーザダイ
オードLDに供給させるべく、スイッチ部19の制御を
行うことになる。
【0040】本実施形態においては負論理制御を行って
おり、制御部15は、コントロール信号OUTEN2を
ローレベルにし、スイッチSW2をオン状態に制御す
る。また、コントロール信号OUTEN1およびOUT
EN3をハイレベルに制御し、スイッチSW1およびS
W3をオフ状態に制御する。この場合、スイッチSW2
のみがオン状態となるため、電流増幅器18−2から出
力されている電流信号Iwriteが重畳回路22を介して
レーザダイオードLDに供給される。そして、電流信号
Iwriteの値に対応したレベルのレーザ光がレーザダイ
オードLDから出力されることになる。
【0041】(1−2)レーザ出力レベルをPbottomと
する場合 上述したように、D/A変換器16−1、V/I変換器
17−1および電流増幅器18−1により1の定電流源
を実現しており、電流増幅器18−1からは冷却パルス
CPのパワーレベルPbottomに制御するための電流信号
Ibottomが出力されている。制御部15は、この電流信
号IbottomをレーザダイオードLDに供給させるべく、
スイッチ部19の制御を行うことになる。
【0042】制御部15は、コントロール信号OUTE
N1をローレベルにし、スイッチSW1をオン状態に制
御する。また、コントロール信号OUTEN2およびO
UTEN3をハイレベルに制御し、スイッチSW2およ
びSW3をオフ状態に制御する。この場合、スイッチS
W1のみがオン状態となるため、電流増幅器18−1か
ら出力されている電流信号Ibottomが重畳回路22を介
してレーザダイオードLDに供給される。そして、電流
信号Ibotto mの値に対応したレベルのレーザ光がレー
ザダイオードLDから出力されることになる。なお、本
実施形態においては、電流信号Ibottomの値は0[mW]
に設定しているため、重畳回路22を動作させないこと
としているが、電流信号Ibottomの値を別の値に設定し
た場合は重畳回路22を動作させることとしてもよい。
【0043】(1−3)レーザ出力レベルをPeraseと
する場合 上述したように、D/A変換器16−3、V/I変換器
17−3および電流増幅器18−3により1の定電流源
を実現しており、電流増幅器18−3からはイレースパ
ルスEPのパワーレベルPeraseに制御するための電流
信号Ieraseが出力されている。制御部15は、この電
流信号IeraseをレーザダイオードLDに供給させるべ
く、スイッチ部19の制御を行うことになる。
【0044】制御部15は、コントロール信号OUTE
N3をローレベルにし、スイッチSW3をオン状態に制
御する。また、コントロール信号OUTEN1およびO
UTEN2をハイレベルに制御し、スイッチSW1およ
びSW2をオフ状態に制御する。この場合、スイッチS
W3のみがオン状態となるため、電流増幅器18−3か
ら出力されている電流信号Ieraseが重畳回路22に供
給される。ここで、コントロール信号OUTEN3がロ
ーレベルのときは重畳回路22も動作するため、電流信
号Ieraseに高周波重畳がかかったものがレーザダイオ
ードLDに供給されることになる。そして、電流信号I
eraseの値に対応したレベルのレーザ光がレーザダイオ
ードLDから安定して出力されることになる。
【0045】(2)具体的な動作内容 次に、図1に示したようなマルチパルスをレーザダイオ
ードLDから出力させるためのレーザ駆動装置100の
動作内容を説明する。
【0046】図1に示したマルチパルスにおいて、イレ
ースパルスEPを生成する際、制御部15は、上述した
ようにスイッチSW3のみをオン状態にし、電流増幅部
18−3から出力される電流信号Ieraseに高周波重畳
をかけたものをレーザダイオードLDに供給する。そし
て、レーザダイオードLDの出射パワーレベルをPeras
eに制御する。
【0047】次に、イレースパルスEPから先頭加熱パ
ルスSPに移行する場合の制御部15の動作内容を説明
する。従来技術のもとでは、制御部15は、コントロー
ル信号OUTEN3の値をローレベルからハイレベルに
変化させると同時に、コントロール信号OUTEN2の
値をハイレベルからローレベルに変化させる制御を行っ
ていた。そして、スイッチ部19におけるスイッチの切
り換えタイミングにバラツキを生じた場合、レーザダイ
オードLDに必要以上の電流が供給されることとなり、
レーザダイオードLDから予期しない高出力のレーザ光
が出力されることとなっていた。この場合、レーザダイ
オードLDの損傷を招く原因にもなっていた。また、イ
レースパルスEPの出力時において、重畳回路22が動
作しているため、先頭加熱パルスSPに移行する際のレ
ーザ出力波形の立ち上がりにバラツキが生じることにも
なっていた。
【0048】ここで、発明者が行った実験によれば、重
畳回路22において360MHzの高周波重畳をかけた
場合に、イレースパルスEPから先頭加熱パルスSPに
移行する際のレーザ出力波形の立ち上がり時間には39
0ps程度のバラツキが実測された。このバラツキは、
記録速度を高速にした場合に、より大きな悪影響を与え
るため、発生させないようにすべきである。
【0049】本発明のもとにおいて、制御部15は、ま
ず、コントロール信号OUTEN3の値をローレベルか
らハイレベルに変化させる。すると、スイッチ部19の
スイッチSW3がオン状態からオフ状態に変化する。こ
の時点においては、スイッチ部19のスイッチSW1,
2,3はすべてオフ状態となり、レーザダイオードLD
には電流信号が供給されない。
【0050】その後、制御部15は、所定期間Tdelay
を経過した後に、コントロール信号OUTEN2の値を
ハイレベルからローレベルに変化させる。 そして、O
UTEN2の値がローレベルに変化すると、スイッチ部
19のスイッチSW2はオン状態になるため、レーザダ
イオードLDには電流信号Iwriteが供給されることに
なる。そして、レーザダイオードLDから出力されるレ
ーザ光のレベルは、先頭加熱パルスSPに対応するレベ
ルPwriteに制御されることになる。
【0051】ここで、所定時間Tdelayは予め設定され
る所定期間であり、イレースパルスEPの出力レベルP
eraseの値、先頭過熱パルスSPの出力レベルPwriteの
値に応じて設定されるものである。あるいは、レーザダ
イオードLDの出力波形の立ち上がりや立下り特性によ
って設定される値である。また、Tdelayの値は、制御
部15の動作クロックCLKの時間分解能によって定め
られる期間である。具体的には、光ディスク50に対す
る記録の品位に悪影響(ジッタ等の値)を及ぼさない範
囲でTdelayの値を設定するのが望ましい。
【0052】発明者は、Tdelayの長さを変化させ、C
D−RWディスクに対する記録評価実験を行った。具体
的には、ディスクに1回記録をした場合、2回記録をし
た場合、100回記録をした場合についてそれぞれ記録
評価を行い、いわゆるオーバーライト特性をも考慮した
記録評価実験を行い、Tdelayの長さを検討した。
【0053】図3は、この記録評価結果を示すグラフで
あり、横軸が期間Tdelayの値、縦軸が記録評価として
のジッタ値である。図3におけるジッタ値とは、EFM
記録信号としての3Tピット信号(あるいは3Tランド
信号)のピット長(ランド長)のバラツキを示す値であ
り、ジッタ値が低いほど良好なデータ記録が行われたこ
とを示す評価値である。図3において、横軸における
「T」とは、EFM記録信号の記録チャネルクロックに
対応するものであり、本実験においては231[nsec]
に相当する。
【0054】図3に示す記録評価結果において、ジッタ
値の許容できる上限値(図3におけるJ[nsec]の値)
を考慮すれば、Tdelayの上限値は 1/10×T(=23.1[nsec]) となる。すなわち、制御部15は、Tdelayの値が0よ
り大きく1/10×T(=23.1[nsec])までの範囲
になるように制御を行えば、従来の諸問題が解決できる
とともに、正常に記録が行えることになる。
【0055】なお、本実施形態におけるジッタ許容上限
値Jの値は35[nsec]としているが、この値は、CD
−RWディスクのディスク規格として発行されているオ
レンジブックパートII(初版)の内容に基づくものとな
っている。よって、このジッタ許容上限値Jの値は、光
ディスク50としてCD−RWディスク以外の媒体を用
いた場合は、かかる媒体のディスク規格の内容に応じた
ものにするのが望ましい。また、記録速度といった記録
時の条件に応じて適宜変更してもよい。
【0056】ここで、実際には、制御部15は、基準ク
ロックCLKの時間分解能の条件下においてTdelayの
値を決定することとなる。また、Tdelayの最適値は、
レーザダイオードのレーザ出力特性(出力波形の立ち上
がり時間や立ち下り時間)によっても影響するものとい
える。また、イレースパルスEPの出力レベルPerase
の値、先頭過熱パルスSPの出力レベルPwriteの値に
よっても影響するものといえる。このため、異なる特性
のレーザダイオードLDを使用した場合や異なるレーザ
出力レベル値とした条件下において記録を行う場合は、
上述したような記録実験を再度行うことによりTdelay
の最適値の範囲をあらためて決定するのが望ましい。以
上が、図1に示すマルチパルスにおいて、イレースパル
スEPから先頭加熱パルスSPに移行する際の制御部1
5についての制御内容である。
【0057】先頭加熱パルスSPから冷却パルスCPに
移行する際において、制御部15は、まず、コントロー
ル信号OUTEN2の値をローレベルからハイレベルに
変化させる。すると、スイッチ部19のスイッチSW2
がオン状態からオフ状態に変化する。そして、制御部1
5は、コントロール信号OUTEN1の値をハイレベル
からローレベルに変化させる。すると、スイッチ部19
のスイッチSW1がオフ状態からオン状態に変化する。
この時点においてはスイッチ部19のスイッチSW1の
みがオン状態となり、スイッチSW2およびスイッチS
W3はオフ状態となる。この段階において、スイッチ部
19のスイッチSW1がオン状態になるため、レーザダ
イオードLDには電流信号Ibottomが供給される。そし
て、レーザダイオードLDからは冷却パルスCPに対応
するレーザ光が出力されることになる。
【0058】以上が、図1に示すマルチパルスにおい
て、先頭加熱パルスSPから冷却パルスCPに移行する
際の制御部15についての制御内容である。その後、冷
却パルスCPから後続加熱パルスHPに移行する場合に
おいても、制御部15は同様の制御を行う。
【0059】すなわち、制御部15は、まず、コントロ
ール信号OUTEN1の値をローレベルからハイレベル
に変化させる。すると、スイッチ部19のスイッチSW
2がオン状態からオフ状態に変化する。この時点におい
ては、スイッチ部19のスイッチSW1,2,3はすべ
てオフ状態となり、レーザダイオードLDには電流信号
が供給されないことになる。
【0060】その後、制御部15は、冷却パルスCPか
ら後続加熱パルスHPに移行させるための所定期間Tde
lay2だけ経過した後に、コントロール信号OUTEN
2の値をハイレベルからローレベルに変化させる。ここ
で、所定時間Tdelay2は予め設定される所定期間であ
り、上述した所定期間Tdelayの期間と同様、記録品位
やレーザダイオードのレーザ出力特性等により適切な値
に設定されている。この段階において、スイッチ部19
のスイッチSW2がオン状態になるため、レーザダイオ
ードLDには電流信号Iwriteが供給される。そして、
レーザダイオードLDからは後続加熱パルスHPに対応
するレーザ光が出力されることになる。
【0061】ここで、本実施形態においては、冷却パル
スCPのパワーレベルは0[mW]としているため、所定
期間Tdelay2を「0」としても、上述した従来の問題
は発生しない。しかし、冷却パルスCPのパワーレベル
を0でない値に設定することとした場合は、適切な所定
期間Tdelay2をとることにより、上述した従来におけ
る問題発生を防止することができる。
【0062】次に、図1に示すマルチパルスにおいて、
冷却パルスCPからイレースパルスEPに移行する際の
制御部15についての制御内容を説明する。制御部15
は、まず、コントロール信号OUTEN1の値をローレ
ベルからハイレベルに変化させる。すると、スイッチ部
19のスイッチSW1がオン状態からオフ状態に変化す
る。この時点においては、スイッチ部19のスイッチS
W1,2,3はすべてオフ状態となり、レーザダイオー
ドLDには電流信号が供給されないことになる。
【0063】その後、制御部15は、冷却パルスCPか
らイレースパルスEPへ移行させるための所定期間Tde
lay3だけ経過した後に、コントロール信号OUTEN
3の値をハイレベルからローレベルに変化させる。ここ
で、所定時間Tdelay3は、上述した所定期間Tdelay,
Tdelay2の期間と同様、記録品位やレーザダイオード
のレーザ出力特性等により適切な値に設定される。この
段階において、スイッチ部19のスイッチSW3がオン
状態になるため、レーザダイオードLDには電流信号I
eraseが供給される。そして、レーザダイオードLDか
らはイレースパルスEPに対応するレーザ光が出力され
ることになる。
【0064】ここで、本実施形態においては、冷却パル
スCPのパワーレベルが0であるため、冷却パルスCP
が出力されている期間において、重畳回路22を動作さ
せる必要がない。このため、所定期間Tdelay3を設け
なくても、上述した従来の問題は発生しない。しかし、
冷却パルスCPのパワーレベルを0より大きく設定し、
重畳回路22を動作させることとした場合は、適切な所
定期間Tdelay3をとることにより、上述した従来にお
ける問題発生を防止することができる。
【0065】図4は、以上述べたような制御部15の制
御下における、スイッチ部19の各スイッチSW1、
2、3の状態およびレーザダイオードLDから出力され
るレーザ光のレベルを示す図である。重畳のオンオフは
スイッチSW3のオンオフに対応している。そして、制
御部15の制御下において、イレースパルスEPから先
頭先頭加熱パルスSPに移行する際には、すべてのスイ
ッチSW1、2、3がオフとなる期間(Tdelay)が設
けられる。このため、たとえばスイッチSW2とスイッ
チSW3が同時にオン状態となり、レーザダイオードL
Dに対して必要以上の電流が供給されることにはならな
い。
【0066】同様に制御部15の制御下において、冷却
パルスCPから後続加熱パルスHPに移行する際には、
すべてのスイッチSW1、2、3がオフとなる期間(T
delay2)が設けられる。また、冷却パルスCPからイ
レースパルスEPに移行する際にも、すべてのスイッチ
SW1、2、3がオフとなる期間(Tdelay3)が設け
られる。このため、スイッチSW1、2、3のうち複数
のスイッチがオン状態となり、レーザダイオードLDに
対して必要以上の電流が供給されるような危険性がな
い。このため、予期しない高出力のレーザ光が光ディス
ク50に照射されることにもならず、正常に記録動作を
行うことができる。また、レーザダイオードLDに過度
の電流が供給されないため、レーザ損傷を引き起こす原
因も発生しない。そして、Tdelay、Tdelay2、Tdela
y3の各期間の大きさを予め適当な値に設定しておけば、
記録品位に悪影響が生じることにもならない。
【0067】C:変形例 以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施
形態はあくまで一例に過ぎず、本発明の趣旨の範囲内で
任意に変形をすることができる。以下に、変形例のいく
つかを示す。
【0068】(1)変形例1 上記実施形態においては、レーザダイオードLDからイ
レースパルスEPが出力されているとき(コントロール
信号OUTEN3がローレベル時)、重畳回路22を動
作させるようにしているが、レーザダイオードLDから
冷却パルスCPが出力されているとき(コントロール信
号OUTEN1がローレベル時)においても重畳回路2
2を動作させるようにしてもよい。すなわち、上述実施
形態においては、冷却パルスCPのレーザ出力レベルを
0としているため、冷却パルスCP出力時においては高
周波を重畳させる必要がいらなかったが、冷却パルスC
Pのレーザ出力レベルを0より大きく設定することとし
た場合は、コントロール信号OUTEN1がローレベル
時においても重畳回路22を動作させるようにしてもよ
い。なお、前掲図4においては、便宜上、Pbottomが0
ではない場合を例示している。この場合、例えば、冷却
パルスCPからイレースパルスEPに移行する場合にお
いて、制御部15は、上述したのと同様にスイッチ部1
9のスイッチング制御を行えばよい。そうすれば、高周
波を重畳させることによる、レーザ光の波形立ち上がり
にバラツキが生じることもなく、記録動作に悪影響を及
ぼすことにもならない。
【0069】(2)変形例2 レーザ光の出力レベル値についても任意に変形可能であ
る。たとえば、上記実施形態においては、先頭加熱パル
スSPと後続連続パルスHP(上掲した図1)の出力レ
ベル値を同値(Psp=Php=Pwrite)としているが、
例えば先頭加熱パルスSPのレベル値を高くする等、レ
ベル値を異なるように設定することとしてもよい。
【0070】また、冷却パルスCPのレベルがイレース
パルスEPのレベル以下であり、ボトムレベル以上であ
れば本発明を適用させることができる。つまり、イレー
スパルスEPと先頭加熱パルスSPとの間の所定期間が
非常に短い期間であれば、実際の装置上では冷却パルス
CPのレベルからボトムレベルまで下がりきらないうち
に、先頭加熱パルスに移行する場合も起こり得る。さら
に、イレースレベルとボトムレベルの間のレベルを出力
するための定電流源を別途設け、かかる定電流源をイレ
ースパルスEPと先頭加熱パルスSPとの間の所定期間
に選択されるように制御することとしてもよい。図1に
おけるイレースパルスEPと先頭加熱パルスSPとの間
の所定期間において破線で示したレベルは上述したよう
な場合を例示するものである。
【0071】本変形例では、レーザダイオードLDから
出力されるレーザ光の出力レベル値を4値に制御するこ
とになるが、かかる場合においても、本発明を適用させ
ることができる。すなわち、この場合は、電流源をして
機能する部分(D/A変換器16、V/I変換器17、
電流増幅器18)について4系統の構成とし、制御部1
5は、スイッチ部19に設けた4つのスイッチについて
のスイッチング制御を行えば、上述したのと同様の効果
を得ることができる。同様に、4つ以上の電流源を設け
て、さらに複雑なマルチパルスをレーザダイオードLD
からレーザ光を出力させることも可能である。
【0072】(3)変形例3 上記実施形態においては、相変化型のCD−RWに対す
る記録再生装置を例をしているが、レーザ光を照射する
ことにより記録/再生動作をすることができる記録媒体
であれば本発明を適用させることができる。例えば、D
VD−R(Digital Versatile Disc−Recodable)やD
VD−RW(DVD−ReWritable)等についてデータ記
録を行う場合にも本発明を適用することができる。
【0073】(4)変形例4 スイッチ部19の、各スイッチSW1、2、3のオンオ
フ制御の内容についても任意に変形を加えることができ
る。上述実施形態においては、スイッチSW1のみをオ
ン状態にしたとき、レーザダイオードLDからはレベル
Pbottomに対応するレーザ光が出力される。また、スイ
ッチSW2のみをオン状態としたとき、レーザダイオー
ドLDからはレベルPwriteに対応するレーザ光が出力
され、スイッチSW3のみをオン状態としたとき、レー
ザダイオードLDからはレベルPeraseに対応するレー
ザ光が出力されることとしていた。
【0074】これに対し、スイッチSW1のみを常にオ
ン状態としたときは、上述実施形態と同様にレーザダイ
オードLDからはレベルPbottomに対応するレーザ光が
出力される。そして、スイッチSW1およびスイッチS
W2をオン状態としたときに、レーザダイオードLDか
らはレベルPwriteに対応するレーザ光が出力されるよ
うに、D/A変換器16−2、V/I変換回路17−
2、電流増幅器18−2の調整を行うこともできる。ま
た、スイッチSW1およびスイッチSW3をオン状態と
したときに、レーザダイオードLDからはレベルPeras
eに対応するレーザ光が出力されるように、D/A変換
器16−3、V/I変換回路17−3、電流増幅器18
−3の調整を行うこともできる。
【0075】かかる場合であっても、本発明を適用させ
ることが可能である。例えば、イレースパルスEPから
先頭加熱パルスSPに移行する場合を想定する。イレー
スパルスEPに対応するレーザ光がレーザダイオードL
Dから出力されている時点においては、スイッチSW1
およびスイッチSW3がオン状態となっている。制御部
15は、まず、スイッチSW3をオフ状態とすべくコン
トロール信号OUTEN3をローレベルからハイレベル
に変化させる。そして、一定の期間Tdelay後、スイッ
チSW2をオン状態とすべくコントロール信号OUTE
N2をハイレベルからローレベルに変化させる。このよ
うな制御部15の制御下においては、スイッチSW2お
よびスイッチSW3がともにオフ状態となる期間Tdela
yが設けられるため、スイッチSW2およびスイッチS
W3がともにオン状態になることは起こり得ない。そし
て、かかる期間Tdelayにおいては、スイッチSW1の
みがオン状態となっており、レーザダイオードLDから
は低いレベルPbottomに対応するレーザ光が出力される
ことになる。よって、上述実施形態と同様に、レーザダ
イオードLDに過度の電流が供給されることにならない
ため、レーザ損傷を引き起こす原因も発生しない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レーザダイオードを使ってCD−R、CD−RW等の光
ディスクにデータ記録を行うような場合において、レー
ザダイオードに必要以上の電流が供給されることにはな
らず、正常な記録動作を担保することができる。また、
レーザダイオードに過度の電流が供給されることになら
ず、レーザ損傷を引き起こすことにもならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 相変化光ディスクの記録レーザ波形を例示す
る図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る光ディスク記録再
生システム200の構成図である。
【図3】 発明者が行った記録実験結果を示す図であ
る。
【図4】 本発明の効果を説明するための図である。
【図5】 従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
10……外部クロック入力部 11……検出結果入力部 12……ピークホールド検出部 13……サンプルホールド検出部 14……A/D変換器 15……制御部 16……D/A変換器 17……V/I変換回路 18……電流増幅器 19……スイッチ部 20……加算回路 21……レーザ電流出力部 22……重畳回路 100……レーザ駆動装置 200……光ディスク記録再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D090 AA01 BB03 BB05 CC01 CC16 EE01 KK03 LL01 5D119 AA23 BA01 BB02 BB04 DA01 HA41 HA45 HA68 5F073 BA05 EA13 EA28 GA12 GA25 GA38

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに対するデータ記録を行うべ
    くレーザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させ
    るためのレーザ駆動装置であって、 複数の定電流源と、 前記複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な
    定電流源を選択し、選択した定電流源から出力される電
    流を前記レーザダイオードに供給させる電流源選択部
    と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択部における選択状態を変
    更する場合において、選択中の定電流源の一部または全
    ての選択を一旦止めてから、選択変更前の電流量および
    選択変更後の電流量に対応した所定期間経過後に、他の
    定電流源の選択を開始すべく前記電流選択部における選
    択の制御を行う切替制御部と、 を有することを特徴とするレーザ駆動装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに対するデータ記録を行うべ
    くレーザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させ
    るためのレーザ駆動装置であって、 複数の定電流源と、 前記複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な
    定電流源を選択し、選択した定電流源から出力される電
    流を前記レーザダイオードに供給させる電流源選択部
    と、 所定の電流源が選択されている場合に前記レーザダイオ
    ードに供給させる電流に高周波重畳をかけるための重畳
    部と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択部における選択状態を変
    更し、かつ、選択中の定電流源から出力される電流ある
    いは変更後に選択する定電流源から出力される電流のう
    ち少なくとも一方に重畳をかける場合において、選択中
    の定電流源の一部または全ての選択を一旦止めてから、
    選択変更前の電流量および選択変更後の電流量に対応し
    た所定期間経過後に、他の定電流源の選択を開始すべく
    前記複数の定電流源の選択の制御を行う切替制御部と、 を有することを特徴とするレーザ駆動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載のレーザ駆動装置であって、 前記切替制御部は、前記レーザダイオードに供給させる
    電流量を増加させるべく選択中の定電流源の選択を止め
    て別の定電流源の選択を開始する場合に、前記複数の定
    電流源の選択の制御を行うことを特徴とするレーザ駆動
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のレーザ駆動装置であって、 前記所定期間は、前記レーザダイオードから出射される
    レーザ光の出力レベルの立ち上がり時間あるいは出力レ
    ベルの立下り時間に対応したものであることを特徴とす
    るレーザ駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のレーザ駆動装置であって、 前記光ディスクは、CD−R(Compact Disc−Recordab
    le)ディスク、CD−RW(Compact Disc−R eWritabl
    e)ディスクのいずれかであり、 前記所定時間は、前記光ディスクに対するデータ記録に
    係るジッタ値が所定値以下になるように設定されるもの
    であることを特徴とするレーザ駆動装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のレーザ駆動装置であっ
    て、 前記ジッタ値の所定値は、前記光ディスクに対応するデ
    ィスク規格により定められる値であることを特徴とする
    レーザ駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のレーザ駆動装置であって、 前記光ディスクは、CD−R(Compact Disc−Recordab
    le)ディスク、CD−RW(Compact Disc−ReWritabl
    e)ディスク、DVD−R(Digital VersatileDisc−R
    ecodable)、DVD−RW(DVD−ReWritable)のい
    ずれかであることを特徴とするレーザ駆動装置。
  8. 【請求項8】 光ディスクに対するデータ記録を行うべ
    くレーザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させ
    るためのレーザ駆動装置の制御方法であって、 複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な定電
    流源を選択し、選択した定電流源から出力される電流を
    前記レーザダイオードに供給させる電流源選択過程と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択過程において選択状態を
    変更する場合において、選択中の定電流源の一部または
    全ての選択を一旦止めてから、選択変更前の電流量およ
    び選択変更後の電流量に対応した所定期間経過後に、他
    の定電流源の選択を開始すべく前記電流選択部における
    選択の制御を行う切替制御過程と、 を有することを特徴とするレーザ駆動装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 光ディスクに対するデータ記録を行うべ
    くレーザダイオードに電流を供給しレーザ光を出力させ
    るためのレーザ駆動装置の制御方法であって、 複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な定電
    流源を選択し、選択した定電流源から出力される電流を
    前記レーザダイオードに供給させる電流源選択過程と、 所定の電流源が選択されている場合に前記レーザダイオ
    ードに供給させる電流に高周波重畳をかけるための重畳
    過程と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択過程における選択状態を
    変更し、かつ、選択中の定電流源から出力される電流あ
    るいは変更後に選択する定電流源から出力される電流の
    うち少なくとも一方に重畳をかける場合において、選択
    中の定電流源の一部または全ての選択を一旦止めてか
    ら、選択変更前の電流量および選択変更後の電流量に対
    応した所定期間経過後に、他の定電流源の選択を開始す
    べく前記複数の定電流源の選択の制御を行う切替過程と
    を有することを特徴とするレーザ駆動装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9のいずれかに
    記載のレーザ駆動装置の制御方法であって、 前記切替制御過程は、前記レーザダイオードに供給させ
    る電流量を増加させるべく選択中の定電流源の選択を止
    めて別の定電流源の選択を開始する場合に、前記複数の
    定電流源の選択の制御を行う過程を含むことを特徴とす
    るレーザ駆動装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 レーザダイオードと、 光ディスクに対するデータ記録を行うべくレーザダイオ
    ードに電流を供給しレーザ光を出力させるためのレーザ
    駆動部とを有する光ディスク記録装置であって、 前記レーザ駆動部は、 複数の定電流源と、 前記複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な
    定電流源を選択し、選択した定電流源から出力される電
    流を前記レーザダイオードに供給させる電流源選択部
    と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択部における選択状態を変
    更する場合において、選択中の定電流源の一部または全
    ての選択を一旦止めてから、選択変更前の電流量および
    選択変更後の電流量に対応した所定期間経過後に、他の
    定電流源の選択を開始すべく前記電流選択部における選
    択の制御を行う切替制御部と、 を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  12. 【請求項12】 レーザダイオードと、 光ディスクに対するデータ記録を行うべくレーザダイオ
    ードに電流を供給しレーザ光を出力させるためのレーザ
    駆動部とを有する光ディスク記録装置であって、 前記レーザ駆動部は、 複数の定電流源と、 前記複数の定電流源のうち一つまたは複数の選択可能な
    定電流源を選択し、選択した定電流源から出力される電
    流を前記レーザダイオードに供給させる電流源選択部
    と、 所定の電流源が選択されている場合に前記レーザダイオ
    ードに供給させる電流に高周波重畳をかけるための重畳
    部と、 前記レーザダイオードに供給させる電流量を変化させ、
    一つのレーザ出力レベルから別のレーザ出力レベルに変
    化させるべく、前記電流源選択部における選択状態を変
    更し、かつ、選択中の定電流源から出力される電流ある
    いは変更後に選択する定電流源から出力される電流のう
    ち少なくとも一方に重畳をかける場合において、選択中
    の定電流源の一部または全ての選択を一旦止めてから、
    選択変更前の電流量および選択変更後の電流量に対応し
    た所定期間経過後に、他の定電流源の選択を開始すべく
    前記複数の定電流源の選択の制御を行う切替制御部と、 を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12のいずれ
    かに記載の光ディスク記録装置であって、 前記切替制御部は、前記レーザダイオードに供給させる
    電流量を増加させるべく選択中の定電流源の選択を止め
    て別の定電流源の選択を開始する場合に、前記複数の定
    電流源の選択の制御を行うことを特徴とする光ディスク
    記録装置。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かに記載の光ディスク記録装置であって、 前記光ディスクは、CD−R(Compact Disc−Recordab
    le)ディスク、CD−RW(Compact Disc−ReWritabl
    e)ディスク、DVD−R(Digital VersatileDisc−R
    ecodable)、DVD−RW(DVD−ReWritable)のい
    ずれかであることを特徴とする光ディスク記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522494B2 (en) 2003-08-27 2009-04-21 Ricoh Company, Ltd Control of laser emission power for recording information on optical disc
WO2010020075A1 (en) * 2008-08-20 2010-02-25 Zoran Corporation Cd/dvd mode selection control using laser diode voltage

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