JP2002245014A - 携帯機器向け移動エージェント転送システム及びその方法並びにプログラム - Google Patents

携帯機器向け移動エージェント転送システム及びその方法並びにプログラム

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JP2002245014A
JP2002245014A JP2001039884A JP2001039884A JP2002245014A JP 2002245014 A JP2002245014 A JP 2002245014A JP 2001039884 A JP2001039884 A JP 2001039884A JP 2001039884 A JP2001039884 A JP 2001039884A JP 2002245014 A JP2002245014 A JP 2002245014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯機器とサーバとの間で、移動エージェン
トの移動を可能にする。 【解決手段】 プログラム取得部11は、エージェント
転送部32から、移動エージェントのプログラムコード
に実行環境を与えるプレースコードを含んだ転送情報を
取得する。転送情報に含まれるプレースコードは、プロ
グラム制御部12により解釈実行され、エージェント展
開部13,携帯側計算処理部14,エージェント送信部
15が実現される。エージェント展開部13により移動
エージェントが復元され、復元された移動エージェント
は、携帯側計算処理部14で処理を行なう。処理が終了
した移動エージェントは、エージェント送信部15から
エージェント受信部34に送り返される。エージェント
受信部34は、受け付けた移動エージェントを復元し、
移動エージェントは、サーバ側計算処理部35で再び処
理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯機器向けプログ
ラム転送技術に関し、特に、携帯機器とサーバとの間
で、移動エージェントの転送を可能にする携帯機器向け
移動エージェント転送技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯機器向けプログラム転送シス
テムの一例が、2000年9月、サン・マイクロシステ
ムズ発行、モバイル・インフォメーション・デバイス・
プロファイル(ジェイ・エス・アール−37)(Sun Mic
rosystems 発行、Mobile Information Device Profile
(JSR-37)) に記載されている。この種の携帯機器向けプ
ログラム転送システムは、Web サーバのような情報転送
装置から携帯機器に実行コードを転送し、携帯機器上で
実行させるシステムである。
【0003】図24に示すように、この従来の携帯機器
向けプログラム転送システムは、プログラム取得部51
及びプログラム制御部52を有する携帯機器5と、情報
転送装置6とから構成されている。情報転送装置6は、
携帯機器5上で動作するプログラムの実行コードや画像
などのプログラムが利用するリソースを含んだアーカイ
ブと、プログラムを開発販売するベンダ名や、プログラ
ムのサイズ等の様々なプログラム属性が記入されたプロ
グラム記述ファイルとを持つ。
【0004】このような構成を有する従来の携帯機器向
けプログラム転送システムは、次のように動作する。図
25を用いて説明を行なう。
【0005】まず、プログラム取得部51は、情報転送
装置6に特定のプログラム記述ファイルを示すユニフォ
ーム・リソース・ロケータ(Uniform Resource Locator;
URL) の様な識別子を送り、その識別子が示すプログラ
ム記述ファイルを情報転送装置6に要求する(ステップ
S10)。情報転送装置6は、識別子で指定されたプロ
グラム記述ファイルをプログラム取得部51に転送する
(ステップS11)。プログラム記述ファイルの中には
実行コードやリソースを含んだアーカイブの場所を示す
識別子が入っている。
【0006】そこで次に、プログラム取得部51は、取
得したプログラム記述ファイルに記されたアーカイブの
場所を示す識別子を情報転送装置6に転送し、その識別
子が示すアーカイブを転送するように情報転送装置6に
要求する(ステップS12)。情報転送装置6は識別子
で指定されたアーカイブをプログラム取得部51に転送
する(ステップS13)。プログラム制御部52はプロ
グラム取得部51が取得したプログラム(実行コード)
を実行、管理する。プログラム制御部52は携帯機器5
のユーザの操作に応じてプログラムの起動、終了、一時
停止、再開を行なう。
【0007】一方、従来の移動エージェントの一例が、
1998年、アジソン−ウェスレイ発行のプログラミン
グ・アンド・デプロイング・ジャバ・モバイル・エージ
ェンツ・ウィズ・アグレッツ(Addison-Wesley発行、Pr
ogramming and Deploying Java Mobile Agents with Ag
lets)に記載されている。移動エージェントとはネット
ワークで接続されたプレースの間を移動して、移動先の
プレース上で計算処理等を行なうものである。従来の移
動エージェントは、移動先に、移動エージェントを受け
入れ、移動エージェントが動作するための環境を提供す
るプレースを必要とする。図26は移動エージェントの
データ構造を示す図である。図26に示すように、移動
エージェントは、システム全体の中で移動エージェント
を一意に定める識別子と、移動エージェントの計算処理
等の途中結果を保存する内部状態、移動エージェントが
動作するために必要なプログラムコードから構成され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、移動エージェントを携帯機器に移動させて動作させ
ることは出来ない。なぜならば、第一に、従来の移動エ
ージェントは、移動先にプレースが存在することを前提
とするが、携帯電話機等の携帯機器はプレースを持たな
いためである。第二に、従来の携帯機器向けプログラム
転送システムは、プログラムコードの転送しか考慮され
ておらず、従って、移動エージェントの識別子や、内部
状態を携帯機器に転送できないためである。
【0009】そこで、本発明の目的は、携帯機器とサー
バとの間で、移動エージェントを転送できるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯機器向け移
動エージェント転送システムは、上記目的を達成するた
め、携帯機器とサーバとの間で移動エージェントを転送
する携帯機器向け移動エージェント転送システムであっ
て、前記サーバは、前記携帯機器に移動エージェントを
転送する際、移動エージェントの実行環境を前記携帯機
器上に構築するためのプレースコードを前記携帯機器に
転送する構成を有し、前記携帯機器は、前記サーバから
転送されてきたプレースコードに基づいて、自携帯機器
上に移動エージェントの実行環境を構築する。
【0011】この構成によれば、サーバから携帯機器へ
送ったプレースコードにより、携帯機器上に移動エージ
ェントの実行環境が構築されるので、サーバと携帯機器
との間で移動エージェントを転送することが可能にな
る。
【0012】より具体的には、本発明の携帯機器向け移
動エージェント転送システムは、携帯機器とサーバとの
間の移動エージェントの転送を可能にする携帯機器向け
移動エージェント転送システムであって、前記携帯機器
と前記サーバとを接続する情報転送装置を備え、且つ、
前記サーバが、移動エージェントを動作させるサーバ側
計算処理部と、移動エージェントの内部状態およびプロ
グラムコードと、前記携帯機器上にエージェント展開
部,携帯側計算処理部およびエージェント送信部を構築
するためのプレースコードとを前記携帯機器へ転送する
エージェント転送部と、前記携帯機器から転送されてき
た移動エージェントを復元し、再び前記サーバ側計算処
理部で動作を開始できる状態にするエージェント受信部
とを備え、携帯機器が、前記サーバから送られてきた移
動エージェントの内部状態およびプログラムコードと、
プレースコードとを取得するプログラム取得部と、該プ
ログラム取得部が取得したプレースコードに基づいて、
自携帯機器上に、エージェント展開部,携帯側計算処理
部およびエージェント送信部を構築するプログラム制御
部とを備え、前記エージェント展開部が、前記サーバか
ら送られてきた移動エージェントの内部状態およびプロ
グラムコードに基づいて移動エージェントを再構築する
構成を有し、前記携帯側計算処理部が、前記エージェン
ト展開部で再構築された移動エージェントを動作させる
構成を有し、前記エージェント送信部が、前記携帯側計
算処理部での動作を終えた移動エージェントを前記サー
バへ送信する構成を有する。
【0013】また、本発明の携帯機器向け移動エージェ
ント転送システムは、携帯機器のユーザ等が、自携帯機
器へ移動するために待機中になっている移動エージェン
トを確認できるようにするため、前記サーバが、前記携
帯機器に移動するために待機中の移動エージェントを示
す待機リストを前記携帯機器へ送信する待機リスト生成
部を備え、前記携帯機器が、前記サーバから送られてき
た待機リストを提示すると共に、提示した待機リストに
よって示される移動エージェントの内の、選択された移
動エージェントを前記プログラム取得部に通知する待機
リスト表示部を備え、前記プログラム取得部が、前記待
機リスト表示部から通知された移動エージェントの取得
を前記サーバに対して要求する構成を有する。
【0014】この構成によれば、サーバから携帯機器に
対して、携帯機器に移動するために待機中になっている
移動エージェントを示す待機リストを送信するようにし
ているので、携帯機器のユーザ等は、自携帯機器に移動
するために待機中になっている移動エージェントを確認
することが可能になる。
【0015】更に、本発明の携帯機器向け移動エージェ
ント転送システムは、ネットワーク障害等により、複数
個の同一移動エージェントがサーバ上で動作してしまう
という事態の発生を防ぐため、障害などの理由により、
前記エージェント送信部から前記エージェント受信部に
同じ内容の、移動エージェントを転送するためのメッセ
ージが複数届いたときに、最初の一つのメッセージ以外
を無視するために必要となる移動番号を生成/管理する
移動番号管理部を備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0017】図1は本発明に係る携帯機器向け移動エー
ジェント転送システムの第一の実施の形態の構成例を示
すブロック図である。全体の構成は、プログラムを動作
させることのできる携帯電話などの携帯機器1−1〜1
−nと、移動エージェントを携帯機器1−1〜1−nに
転送するサーバ3と、サーバ3と携帯機器1−1〜1−
nをネットワークを通して接続するWeb サーバ等の情報
転送装置2からなる。
【0018】携帯機器1−1は、プログラム取得部1
1、プログラム制御部12、エージェント展開部13、
携帯側計算処理部14、エージェント送信部15及び記
録媒体K1を備えている。尚、他の携帯機器1−2〜1
−nも携帯機器1−1と同様の構成を有する。
【0019】プログラム取得部11は、情報転送装置2
を通して、サーバ3内のエージェント転送部32からプ
ログラム記述ファイルと、アーカイブとを取得する。
【0020】プログラム制御部12は、プログラム取得
部11が取得したアーカイブに含まれるプログラムコー
ド,プレースコードを実行、管理する。プレースコード
を実行することにより、携帯機器1−1上には、エージ
ェント展開部13、携帯側計算処理部14及びエージェ
ント送信部15が実現される。
【0021】エージェント展開部13は、プログラム記
述ファイル及びアーカイブ内にある情報を元に移動エー
ジェントを再構築し、移動エージェントが携帯側計算処
理部14で実行を開始できるようにする。
【0022】携帯側計算処理部14は、移動エージェン
トが処理実行するための環境を提供する。
【0023】エージェント送信部15は、携帯側計算処
理部14での動作を終了した移動エージェントを、情報
転送装置2を通して、サーバ3内のエージェント受信部
34に転送する。
【0024】記録媒体K1は、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、携帯機器1−1を携帯機
器向け移動エージェント転送システムの一部として機能
させるためのプログラムが記録されている。このプログ
ラムは、携帯機器1−1のCPU(図示せず)によって
読み取られ、その動作を制御することで、携帯機器1−
1上にプログラム取得部11,プログラム制御部12を
実現する。
【0025】サーバ3は、エージェント転送部32、エ
ージェント受信部34、サーバ側計算処理部35及び記
録媒体K3を備えている。
【0026】サーバ側計算処理部35は、移動エージェ
ントが処理実行を行なうための実行環境を提供する。
【0027】エージェント転送部32は、サーバ側計算
処理部35での動作を終了し、携帯機器へ移動するため
に待機中の移動エージェントを、携帯機器1−1〜1−
nの内の、上記移動エージェントが指定した携帯機器へ
転送する。また、エージェント転送部32は、携帯機器
1−1〜1−n内のプログラム取得部11からプログラ
ム記述ファイル及びアーカイブを要求されたら、情報転
送装置2を用いて、要求されたプログラム記述ファイ
ル,アーカイブを要求元のプログラム取得部11に転送
する。
【0028】エージェント受信部34は、情報転送装置
2を通して、携帯機器1−1〜1−n内のエージェント
送信部15から送られてきた、移動エージェントの識別
子,内部状態を含むメッセージを受け付ける。受け付け
たメッセージから移動エージェントを復元し、再びサー
バ側計算処理部35で動作を開始できる状態にする。
【0029】記録媒体K3は、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、コンピュータからなるサ
ーバ3を携帯機器向け移動エージェント転送システムの
一部として機能させるためのプログラムが記録されてい
る。このプログラムは、サーバ3により読み取られ、そ
の動作を制御することで、サーバ3上にエージェント転
送部32,エージェント受信部34,サーバ側計算処理
部35を実現する。
【0030】エージェント転送部32について更に詳細
に構成を説明する。図2は、エージェント転送部32の
構成例を示すブロック図である。エージェント転送部3
2は、複数の要素から構成することができ、プログラム
記述ファイル生成部321と、プログラムアーカイブ生
成部322と、エージェント待機部323とからなる。
【0031】エージェント待機部323は、サーバ側計
算処理部35で動作している移動エージェントが携帯機
器への移動処理を開始してから携帯機器に転送される迄
の間(移動エージェントが待機中の間)、上記移動エー
ジェントの情報を管理する。エージェント待機部323
が管理する待機中の移動エージェントの情報は、プログ
ラム記述ファイル生成部321とプログラムアーカイブ
生成部322とによって利用される。
【0032】プログラム記述ファイル生成部321は、
携帯機器1−1〜1−n内のプログラム取得部11から
プログラム記述ファイルを要求されると、プログラム記
述ファイルを生成し、要求元に返す。プログラム記述フ
ァイルを生成する際に、プログラム記述ファイル生成部
321は、エージェント待機部323から移動エージェ
ントの情報を取得する。また、プログラム記述ファイル
生成部321は、プログラムアーカイブ生成部322に
対してアーカイブの生成要求を出し、プログラムアーカ
イブ生成部322から上記生成要求に応答して生成した
アーカイブの場所の情報を取得する。
【0033】プログラムアーカイブ生成部322は、プ
ログラム記述ファイル生成部321からアーカイブの生
成要求がくると、エージェント待機部323からアーカ
イブの生成に必要な移動エージェントの情報を取得し
て、アーカイブを生成した後、生成したアーカイブの場
所をプログラム記述ファイル生成部321に返す。ま
た、携帯機器1−1〜1−n内のプログラム取得部11
からアーカイブの取得要求が来たら、要求元にアーカイ
ブを返す。
【0034】次に、図3〜図6のフローチャートと、図
7〜図12のデータ構造を参照して第一の実施の形態の
全体の動作について詳細に説明する。
【0035】図3は、携帯機器1−j(1≦j≦n)が
サーバ3からプログラム記述ファイルとアーカイブを取
得し、携帯機器1−j上で移動エージェントを動作させ
た後、再びサーバ3へ移動エージェントを転送するまで
の処理を説明するフローチャートである。図4は、サー
バ3側でプログラム記述ファイルを生成し送り返すまで
の処理の流れを説明するフローチャートである。図5
は、サーバ3側でアーカイブを生成し送り返すまでの処
理の流れを説明するフローチャートである。図6は、携
帯機器1−jから送信された移動エージェントをサーバ
3側で受信する処理の流れを説明するフローチャートで
ある。
【0036】図7は、移動エージェントをサーバ3から
携帯機器1−jに転送する際に、エージェント転送部3
2から携帯機器1−j内のプログラム取得部11へ転送
することが必要になる情報を示したものであり、上記移
動エージェントの識別子,内部状態,プログラムコード
と、プレースコードとを含む。これらの情報を、転送情
報400と呼ぶことにする。プレースコードは、移動エ
ージェントを動作させるために必要な機能を持った、エ
ージェント展開部13、携帯側計算処理部14、エージ
ェント送信部15を実行させるための実行コードであ
る。尚、本実施の形態においては、転送情報400中
の、移動エージェントの内部状態,プログラムコード及
びプレースコードは、アーカイブにより転送し、識別子
は、プログラム記述ファイルにより転送するものとす
る。
【0037】図8は、プログラムアーカイブ生成部32
2により生成されるアーカイブ410の一例を示すデー
タ構造図である。図9は、プログラム記述ファイル生成
部321により生成されるプログラム記述ファイル42
0の一例を示すデータ構造図である。図10は、移動エ
ージェントを携帯機器1−jからサーバ3へ転送するた
めに、エージェント送信部15からエージェント受信部
34に送るメッセージ450の一例を示すデータ構造図
である。図11と図12は、エージェント待機部323
を特徴付けるデータ構造の一例を示す図である。
【0038】まず、携帯機器1−j内のプログラム取得
部11に、携帯機器1−jを利用するユーザか、或いは
組み込まれた他のシステムから、移動エージェントを表
す識別子と、情報転送装置2の場所と、情報転送装置2
が解釈するサーバ3の場所とが与えられる(図3,ステ
ップA10)。情報転送装置2の場所やサーバ3の場所
は、具体的には、たとえば、ユニフォーム・リソース・
ロケータ(Uniform Resource Locator; URL)でも良い。
【0039】プログラム取得部11は、指定された移動
エージェントの識別子を含んだプログラム記述ファイル
要求メッセージを生成し、エージェント転送部32内の
プログラム記述ファイル生成部321に転送する(ステ
ップA20)。尚、エージェント転送部32がメッセー
ジの送信元を判別する手段を持たない場合、プログラム
取得部11は、上記メッセージに送信元である携帯機器
1−jを表す携帯機器識別子を含める。また、本実施の
形態では、プログラム記述ファイル要求メッセージに、
移動エージェントの識別子を含ませるようにしたが、そ
の代わりに移動エージェントの識別子を取得するための
連想表の鍵を含ませるようにしても良い。この場合に
は、エージェント転送部32内に、鍵と移動エージェン
トの識別子との対応関係を示す連想表を登録しておくこ
とが必要になる。
【0040】プログラム記述ファイル生成部321は、
携帯機器1−jからのプログラム記述ファイル要求メッ
セージを受け付けると、エージェント待機部323を参
照し、上記メッセージ中の識別子によって特定される移
動エージェントが待機中であるか否かを確認する(図
4,ステップC10,C20)。
【0041】ステップC20の処理を詳しく説明する
と、次のようになる。エージェント待機部323は、携
帯機器1−1〜1−nに移動するために待機している移
動エージェントの情報を管理している。エージェント待
機部323が管理している待機中の移動エージェントの
情報は、具体的には、例えば、図11に示すように、携
帯機器識別子を鍵として移動エージェントを示す識別子
のリストを値にする第1の連想表430と、図12に示
すように、移動エージェントの識別子を鍵として、移動
エージェントのプログラムコードの場所と内部状態との
組を値とする第2の連想表440の2つの連想表であ
る。これらの連想表430,440は、サーバ側計算処
理部35で動作する移動エージェントが携帯機器への移
動処理を行なう時に更新される。より具体的には、或る
移動エージェントが待機中になった時、その移動エージ
ェントの識別子を移動先の携帯機器識別子に対応付けて
第1の連想表430に登録すると共に、上記移動エージ
ェントの識別子,内部状態,プログラムコードの場所を
第2の連想表440に登録する。また、移動エージェン
トが、携帯機器に転送された時、上記移動エージェント
に関する情報を、第1,第2の連想表から削除する。
【0042】エージェント待機部323が管理している
情報が、図11,図12に示すものである場合、プログ
ラム記述ファイル生成部321は、プログラム記述ファ
イル要求メッセージの転送元の携帯機器1−jの携帯機
器識別子を用いて第1の連想表430を検索し、上記携
帯機器識別子に対応して登録されている移動エージェン
トの識別子のリストを取得する。そして、そのリストに
上記プログラム記述ファイル要求メッセージに示された
識別子が含まれているかどうかの検査をすることで、指
定された識別子の移動エージェントが待機中であるかど
うかを確認する。以上が、ステップC20の処理であ
る。
【0043】そして、識別子が含まれていない場合(ス
テップC20がNO)は、指定された識別子で示される
移動エージェントは待機中ではないため、プログラム記
述ファイル生成部321は、携帯機器1−j内のプログ
ラム取得部11にエラーを返す(ステップC60)。こ
れに対して、含まれていた場合(ステップC20がYE
S)は、指定された識別子を持つ移動エージェントを転
送するためにステップC30の処理に進む。
【0044】ステップC30では、先ず、プログラム記
述ファイル生成部321が、プログラムアーカイブ生成
部322に対してアーカイブの生成要求を出す。この生
成要求は、上記プログラム記述ファイル要求メッセージ
に示された移動エージェントの識別子を含む。これによ
り、プログラムアーカイブ生成部322は、上記識別子
を用いて、エージェント待機部323内の第2の連想表
440から移動エージェントのプログラムコードの場所
及び内部状態を取得し、更にプログラムコードの場所に
基づいてプログラムコードを取得する。その後、プログ
ラムアーカイブ生成部322は、取得した移動エージェ
ントのプログラムコード及び内部状態に加え、自身が内
部に保持している、全ての移動エージェントに共通のプ
レースコードを含んだアーカイブを生成する。以上がス
テップC30で行う処理である。図8にプログラムアー
カイブ生成部322が生成するアーカイブ410のデー
タ構造の一例を示す。尚、アーカイブにはコードを実行
するために必要な実行情報を含めてもよい。例えば、コ
ードが複数の実行ファイル又はクラスから構成されてい
る場合、最初に実行するべきファイル又はクラスの名前
をアーカイブに入れておく。また、プログラムが利用す
る画像等のリソースを含めるようにしても良い。
【0045】次のステップC40では、先ず、プログラ
ムアーカイブ生成部322が、プログラム記述ファイル
生成部321に対してアーカイブを生成した場所を返
す。具体的には、例えば、アーカイブをファイルシステ
ム等に保存しておき、アーカイブの場所を表現するため
に、ディレクトリを含むファイル名、もしくは、ユニフ
ォーム・リソース・ロケータなどを用いても良い。プロ
グラム記述ファイル生成部321は、プログラムアーカ
イブ生成部322からアーカイブの場所が返却される
と、返却されたアーカイブの場所を含んだ、例えば、図
9に示すようなプログラム記述ファイル420を生成す
る。以上がステップC40で行う処理である。
【0046】図9に示したプログラム記述ファイル42
0は、アーカイブの場所以外に、携帯機器1−jに転送
する移動エージェントの識別子と、転送先の携帯機器1
−jの携帯機器識別子と、プログラム関連情報とを含ん
でいる。
【0047】ここで、移動エージェントの識別子は、エ
ージェント展開部13が、プログラム取得部11、もし
くは、プログラム制御部12から移動エージェントの識
別子(プログラム取得部11がサーバ3へ転送したプロ
グラム記述ファイル要求メッセージに含まれている移動
エージェントの識別子)を取得する方法が提供されてい
ない場合に必要になるものであり、もし、そのような方
法が提供されているのであれば、不要にすることができ
る。尚、プログラム取得部11が送出するプログラム記
述ファイル要求メッセージに、移動エージェントの識別
子を含ませるようにした場合は、それをそのままプログ
ラム記述ファイル420中の移動エージェントの識別子
とすることができるが、プログラム記述ファイル要求メ
ッセージに、連想表の鍵を含ませるようにした場合は、
上記鍵に対応する連想表中の値(移動エージェントの識
別子)をプログラム記述ファイル420中の識別子とす
る。
【0048】また、携帯機器識別子は、エージェント受
信部34がメッセージの送信元を判別できず、かつ、エ
ージェント展開部13が自身が動作している携帯機器1
−jを示す携帯機器識別子を携帯機器1−jから取得す
る方法が提供されていない場合に必要になるものであ
り、もし、そのような方法が提供されているのであれ
ば、不要にすることができる。
【0049】プログラム関連情報は、携帯機器1−j上
でプログラムを動作させるために必要となる情報であ
る。具体的には、例えば、文献、2000年9月、モバ
イル・インフォメーション・デバイス・プロファイル
(ジェイ・エス・アール−37)(Mobile Information
Device Profile(JSR-37))では、アーカイブの名前、ア
ーカイブのバージョン、アーカイブを作成したベンダ
名、アーカイブの場所を示すユニフォーム・リソース・
ロケータ、アーカイブのサイズをアプリケーション記述
ファイルに含めなければならないと指定されている。こ
れらの情報はプログラム取得部11によって解釈され
る。
【0050】また、図9の例には示していないが、エー
ジェント展開部13が、プログラム取得部11、もしく
は、プログラム制御部12から情報転送装置2の場所
と、情報転送装置2が解釈するサーバ3の場所を取得す
る方法が提供されない場合、プログラム記述ファイルに
情報転送装置2の場所と、情報転送装置2が解釈するサ
ーバ3の場所も含めることが必要になる。
【0051】プログラム記述ファイル生成部321は、
図9に示すようなプログラム記述ファイルを生成すると
(ステップC40)、それを携帯機器1−j内のプログ
ラム取得部11に返却する(ステップC50)。
【0052】携帯機器1−j内のプログラム取得部11
は、プログラム記述ファイル生成部321からの返り値
をチェックする(図3,ステップA30)。返り値がエ
ラーの場合、処理に失敗したわけであり、例えば、携帯
機器1の画面(図示せず)に障害が発生した旨を表示し
処理を終える(ステップA70)。プログラム記述ファ
イルの取得に成功した場合、次のステップA40の処理
に進む。
【0053】ステップA40では、プログラム取得部1
1は、ステップA30において取得したプログラム記述
ファイル420に記述された中身を解析し、プログラム
アーカイブ生成部322にアーカイブを要求する、アー
カイブ要求メッセージを送信する。このアーカイブ要求
メッセージには、プログラム記述ファイル420に示さ
れるアーカイブの場所を含める。
【0054】プログラムアーカイブ生成部322は、ア
ーカイブの場所を含んだアーカイブ要求メッセージを受
け付けると、指定されたアーカイブの場所にアーカイブ
があるか検査する(図5,ステップD10,D20)。
本実施の形態の正常な処理の流れで進めば、ステップC
30において既にアーカイブ410は指定の場所に生成
されているが、存在しなかった場合エラーを返す(ステ
ップD40)。指定のアーカイブ410が存在すれば、
プログラムアーカイブ生成部322は、それをプログラ
ム取得部11に転送する(ステップD30)。
【0055】プログラム取得部11は、プログラムアー
カイブ生成部322からの返り値をチェックする(図
3,ステップA50)。返り値がエラーの場合、処理に
失敗したわけであり、例えば携帯機器1−jの画面に障
害が発生した旨表示し処理を終える(A70)。アーカ
イブ410の取得に成功した場合、次のステップA60
の処理に進む。
【0056】ステップA60では、プログラム制御部1
2が、プログラム取得部11が取得したプログラム記述
ファイル420とアーカイブ410とを利用して、アー
カイブ410に含まれたプレースコードを実行する。こ
れにより、アーカイブ410やプログラム記述ファイル
420に含まれる移動エージェント本体を受け入れ、動
作環境を提供するプレースの機能が、まず携帯機器1−
j上で動作する。より具体的には、携帯機器1−j上に
エージェント展開部13,携帯側計算処理部14,エー
ジェント送信部15が実現される。
【0057】次に、エージェント展開部13に制御が移
る。エージェント展開部13は、アーカイブ410から
移動エージェントの内部状態およびプレースコードを取
得する(ステップA80)。エージェント展開部13
は、この2つを用いて、携帯側計算処理部14上に移動
エージェントを再構築する(ステップA90)。移動エ
ージェントは、携帯機器1−jの携帯側計算処理部14
上で処理を行なう(ステップA100)。
【0058】移動エージェントが処理を終えると、エー
ジェント送信部15は、移動エージェントを移動元であ
るサーバ3に移動させるために、エージェント受信部3
4にメッセージ450を送る(ステップA110)。図
10にメッセージ450のデータ構造の一例を示す。メ
ッセージ450は、移動エージェントの識別子および内
部状態から構成される。エージェント送信部15は、エ
ージェント展開部13から、携帯側計算処理部14上で
動作する移動エージェントの識別子を取得すると共に、
移動エージェントからその内部状態を取得し、上記メッ
セージ450を作成する。
【0059】エージェント受信部34は、メッセージ4
50を受け付ける(図6,ステップF10)。図10の
メッセージ450に含まれる識別子、内部状態より移動
エージェントを復元し、再びサーバ側計算処理部35で
動作を開始できる状態にする(ステップF20)。
【0060】以上、一つの実施の形態を挙げた。本実施
の形態では、サーバ3から携帯機器1−1〜1−nへ移
動エージェントを転送するために、アーカイブに移動エ
ージェントのコードと内部状態、プログラム記述ファイ
ルにアーカイブの場所、識別子、携帯機器識別子等の情
報を格納した。移動エージェントのコードとアーカイブ
の場所を除く他の情報、例えば識別子、携帯機器識別子
等は、アーカイブもしくはエージェント記述ファイルの
どちらに含めてもよい。ただし、内部状態は、プログラ
ム記述ファイルに設定される他の情報と比較してサイズ
が大きい。従って、内部状態はアーカイブに含めた方が
良い。
【0061】次に、本発明の第二の実施の形態について
詳細に説明する。図13は、本発明に係る携帯機器向け
移動エージェント転送システムの第二の実施の形態の構
成例を示すブロック図である。本実施の形態は、携帯機
器1−1〜1−nの代わりに携帯機器1−1a〜1−n
aを備えている点、及びサーバ3の代わりにサーバ3a
を備えている点が図1に示した第一の実施の形態と相違
している。
【0062】携帯機器1−1aは、待機リスト表示部1
6が追加されている点、プログラム取得部11の代わり
にプログラム取得部11aを備えている点、及び記録媒
体K1の代わりに記録媒体K1aを備えている点が、図
1に示した携帯機器1−1と相違している。尚、他の携
帯機器1−2a〜1−naも携帯機器1−1aと同様の
構成を有している。
【0063】待機リスト表示部16は、携帯機器1−1
aのユーザ等の要求に応じてサーバ3aから待機リスト
を取得し、携帯機器1−1aの画面に表示する機能を有
する。ここで、待機リストは、携帯機器1−1aに移動
するためにサーバ3aで待機中の移動エージェントのリ
ストである。従って、待機リストは、0個以上の待機状
態にある移動エージェントの識別子を含む。更に、待機
リストは、各識別子に対して付加的な情報を加えた表に
なっていても良い。図15に待機リスト470の一例を
示す。待機リスト470は、移動エージェントの識別子
と人間が解釈する文字列(例えば、移動エージェントを
特徴付ける文字列)とから構成される。この待機リスト
470は、文字列に基づいてどのような移動エージェン
トが待機中であるのかをユーザが認識することができる
ので、非常に有効である。また、待機リスト表示部16
は、画面に表示した待機リスト中の、ユーザ等が選択し
た移動エージェントの識別子を含む移動エージェント取
得要求をプログラム取得部11aに対して出力する機能
を有する。
【0064】プログラム取得部11aは、図1に示した
プログラム取得部11が備えている機能に加え、待機リ
スト表示部16からの移動エージェント取得要求を受け
付ける機能を有する。
【0065】記録媒体K1aは、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、携帯機器1−1aを携帯
機器向け移動エージェント転送システムの一部として機
能させるためのプログラムが記録されている。このプロ
グラムは、携帯機器1−1a内のCPU(図示せず)に
よって読み取られ、その動作を制御することで、携帯機
器1−1a上に、待機リスト表示部16,プログラム取
得部11a,プログラム制御部12を実現する。
【0066】サーバ3aは、待機リスト生成部31が追
加されている点、及び記録媒体K3の代わりに記録媒体
K3aを備えている点が図1に示したサーバ3と相違し
ている。
【0067】待機リスト生成部31は、或る携帯機器1
−ja(1≦j≦n)から待機リストが要求されたら、
待機リストを生成し、情報転送装置2を用いて要求元の
携帯機器1−jaに転送する機能を有する。ここで、待
機リスト生成部31は、図14に示すように、エージェ
ント転送部32内のエージェント待機部323と接続さ
れており、そこから携帯機器1−jaに移動するために
待機中の移動エージェントの識別子のリストを取得し、
待機リストを生成する。
【0068】記録媒体K3aは、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、サーバ3aを携帯機器向
け移動エージェント転送システムの一部として機能させ
るためのプログラムが記録されている。このプログラム
は、コンピュータからなるサーバ3aによって読み取ら
れ、その動作を制御することで、サーバ3a上に待機リ
スト生成部31,エージェント転送部32,エージェン
ト受信部34,サーバ側計算処理部35を実現する。
【0069】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。尚、ここでは、待機リスト表示部16及び待機リス
ト生成部31の動作を中心に説明する。
【0070】携帯機器1−ja内の待機リスト表示部1
6は、ユーザ等の指示に従って、待機リスト生成部31
に待機リストを要求する待機リスト要求メッセージを送
る(図16,ステップE10)。尚、待機リスト生成部
31がメッセージの送信元を判別する手段を持たない場
合、待機リスト要求メッセージに自携帯機器1−jaの
携帯機器識別子を含める。
【0071】待機リスト生成部31は、待機リスト表示
部16からの待機リスト要求メッセージを受け付ける
(図17,ステップG10)。メッセージの送信元であ
る携帯機器1−jaの携帯機器識別子を鍵にして、エー
ジェント待機部323から携帯機器1−jaに移動する
ために待機中の移動エージェントの識別子のリストを取
得し、その識別子を利用して待機リストを生成し(ステ
ップG20)、待機リスト表示部16へ返す(ステップ
G30)。
【0072】待機リスト表示部16は、待機リストが返
却されると、待機リスト表示部16を利用するものに待
機リストの中から一つの移動エージェントを選択させる
(図16,ステップE20)。ここで、待機リスト表示
部16を人間(ユーザ)が利用する場合は、例えば、携
帯機器1−jの画面に待機リストを表示して、ユーザに
待機リストに載っている移動エージェントのうちの一つ
を選択させる。また、待機リスト表示部16を携帯機器
1−jの他のシステムが利用する場合は、例えば、待機
リストを他のシステムに渡して、その内の一つの移動エ
ージェントを選択させる。
【0073】待機リスト表示部16は待機リストの中か
ら選択された識別子を引数にして、プログラム取得部1
1aに移動エージェント取得要求を出す(ステップE3
0)。これによりプログラム取得部11aは、図3のフ
ローチャートに示す処理を行う。以後の動作は、第一の
実施の形態と同様である。
【0074】次に、本発明の第三の実施の形態について
説明する。図18は本発明に係る携帯機器向け移動エー
ジェント転送システムの第三の実施の形態の構成例を示
すブロック図である。本実施の形態は、サーバ3の代わ
りにサーバ3bを備えている点が図1に示した第一の実
施の形態と相違している。
【0075】サーバ3bは、移動番号管理部33が追加
されている点と、エージェント転送部32,エージェン
ト受信部34,記録媒体K3の代わりにエージェント転
送部32b,エージェント受信部34b,記録媒体K3
bを備えている点が図1に示したサーバ3と相違してい
る。
【0076】本実施の形態で追加された移動番号管理部
33の役割は、サーバ3bから或る携帯機器1−jへ移
動し、再びサーバ3bへ戻ってくる移動エージェントが
一つであることを保証するために利用する移動番号を管
理することである。例えば、ネットワークの障害等によ
り、携帯機器1−jのエージェント送信部15から送信
された複数の同じ内容のメッセージ450がエージェン
ト受信部34に到着するかも知れない。その様な場合
に、移動番号はエージェント受信部34が最初の一つの
メッセージだけを受付け、あとのメッセージを無視する
ことを可能にする。図19は移動番号管理部33が管理
する移動番号管理データ460の一例を示す図であり、
移動エージェントの識別子と移動番号とを項目にした表
を移動番号管理データ460として管理する。
【0077】エージェント転送部32bは、図20に示
す構成を有するものであり、プログラム記述ファイル生
成部321の代わりにプログラム記述ファイル生成部3
21bを備えている点が、第一の実施の形態におけるエ
ージェント転送部32と相違している。プログラム記述
ファイル生成部321bは、プログラム記述ファイル生
成部321が備えている機能に加え、移動番号管理部3
3から移動番号を取得する機能や、プログラム記述ファ
イルに移動番号を含める機能を有する。
【0078】エージェント受信部34bは、第一の実施
の形態におけるエージェント受信部34が備えている機
能に加え、移動番号管理部33から移動番号を取得する
機能や、移動番号管理部33から取得した移動番号と携
帯機器1−jからのメッセージ450b(移動エージェ
ントをサーバ3bへ転送するためのメッセージであり、
後で図22を参照して説明する)に含まれている移動番
号とに基づいてメッセージ450bを受け付けるか否か
を判定する機能や、移動番号管理部33に対して新しい
移動番号の設定を要求する機能を有する。
【0079】記録媒体K3bは、ディスク,半導体メモ
リ,その他の記録媒体であり、コンピュータからなるサ
ーバ3bを携帯機器向け移動エージェント転送システム
の一部として機能させるためのプログラムが記録されて
いる。このプログラムは、サーバ3bによって読み取ら
れ、その動作を制御することで、サーバ3b上にエージ
ェント転送部32b,移動番号管理部33,エージェン
ト受信部34b,サーバ側計算処理部35を実現する。
【0080】次に、本実施の形態の動作を説明する。
尚、ここでは、移動番号管理部33で管理されている移
動番号がどのように利用されるのかを中心にして、第一
の実施の形態で説明した動作と異なる動作について説明
する。
【0081】本実施の形態では、図4に示したフローチ
ャートのステップC30,C40の動作が、第一の実施
の形態で説明した動作と異なるものになる。
【0082】ステップC30では、プログラム記述ファ
イル生成部321bが、プログラム記述ファイル生成部
321が行う処理に加え、移動番号管理部33に対して
移動エージェントの識別子を渡す処理、および移動番号
管理部33から返却される移動番号を受け取る処理を行
う。また、移動番号管理部33は、プログラム記述ファ
イル生成部321bから移動エージェントの識別子が渡
されると、図19の移動番号管理データ460から上記
識別子に対応する移動番号を検索し、検索した移動番号
をプログラム記述ファイル生成部321bに返り値とし
て返す。また、ステップC30では、プログラムアーカ
イブ生成部322が、アーカイブ410を生成するが、
本実施の形態で生成するアーカイブ410に含まれるプ
レースコードは、携帯機器1−jb上にエージェント送
信部15の代わりにエージェント送信部15bを構築す
るものであり、その点が第一の実施の形態のアーカイブ
410とは相違している。
【0083】また、ステップC40では、プログラム記
述ファイル生成部321bは、プログラム記述ファイル
生成部321が生成するプログラム記述ファイル420
に、ステップC30で受け取った移動番号を追加した図
21に示すプログラム記述ファイル420bを生成す
る。
【0084】更に、本実施の形態では、図3のフローチ
ャートのステップA110の動作が、第一の実施の形態
で説明した動作とは異なる。
【0085】ステップA110では、エージェント送信
部15が移動エージェントをサーバ3bへ返すためのメ
ッセージを生成するが、本実施の形態では、第一の実施
の形態におけるメッセージ450に移動番号を追加し
た、図22に示すようなメッセージ450bを生成す
る。
【0086】更に、本実施の形態では、エージェント受
信部34bの動作が第一の実施の形態のエージェント受
信部34と異なるものになる。このエージェント受信部
34bの動作を図23のフローチャートを用いて説明す
る。
【0087】エージェント受信部34bは、エージェン
ト送信部15から送られてきた、移動番号を含んだメッ
セージ450bを受信する(ステップH10)。次に、
エージェント受信部34bは、メッセージ450bに含
まれる移動エージェントの識別子を移動番号管理部33
に渡し、移動番号管理部33は、識別子に対応する移動
番号を返す(ステップH20)。エージェント受信部3
4bは、移動番号管理部33から取得した移動番号と、
上記メッセージ450bに含まれる移動番号とを比較す
る(ステップH30)。もし同じであれば、初めて受け
取るメッセージであるので次の処理へ進むが、異る場合
は、既にそのメッセージは受け付けていると判断してな
にもしない。エージェント受信部34bは、移動番号管
理部33に識別子を渡し、新しい移動番号の設定を要求
する。移動番号管理部33は移動番号管理データ460
の識別子に対応する移動番号を新しく生成して、設定す
る(ステップH40)。その後、エージェント受信部3
4bが、移動エージェントを復元する(ステップH5
0)。
【0088】任意の移動エージェントの転送に対して割
り当てられる移動番号は、システムが起動し終了するま
での間、前記移動エージェントの携帯機器への過去また
は未来の別の転送に対して割り当てられる他の移動番号
と異る必要がある。その様な移動番号を生成する一つの
実施例としてカウンタがある。移動番号として、例えば
最初に0を設定しておき、新しい移動番号の設定要求が
来ると、その番号を一つ増やす。以上のような処理によ
り、なんらかの障害によって複数の同じ内容のメッセー
ジが到着したとしても、最初のメッセージの到着後に移
動番号が変更されるため、次に到着した同じ内容のメッ
セージを無視することが可能になる。
【0089】図1の携帯機器1と情報転送装置2の間の
通信は、1999年6月、アール・エフ・シー261
6、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル--
エイチ・ティ・ティ・ピィ/1.1(RFC2616, Hyperte
xt Transfer Protocol--HTTP/1.1)記載の、エイチ・テ
ィ・ティ・ピィ(HTTP)を用いることで容易に実現でき
る。情報転送装置2とサーバ3の間の通信は、Web サー
バと、1999年12月、サン・マイクロシステムズ発
行、ジャバ・サーブレット・スペシフィケーション、v
2.2(Sun Microsystems発行、Java Servlet Specificat
ion, v2.2)に記載のServlet を利用することで容易に
実現できる。
【0090】また、本発明は、前述した第一,第二,第
三の実施の形態以外に種々の変形が可能であり、例え
ば、第一の実施の形態の構成に、第二の実施の形態で説
明した待機リスト表示部16,待機リスト生成部31お
よび第三の実施の形態で説明した移動番号管理部33を
追加するような変形を行うことができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、サーバ
から携帯機器へ、携帯機器上に移動エージェントの実行
環境を構築するためのプレースコードを送り、携帯機器
がプレースコードに基づいて移動エージェントの実行環
境(エージェント展開部,携帯側計算処理部,エージェ
ント送信部等)を構築するので、サーバと携帯機器との
間で移動エージェントを転送することが可能になる。
【0092】また、本発明は、携帯機器に移動するため
に待機中の移動エージェントを示す待機リストを、サー
バから携帯機器へ送信し、携帯機器においてユーザ等に
待機リストを提示するようにしているので、ユーザ等が
自携帯機器に移動するために待機中の移動エージェント
を容易に認識することが可能になる。
【0093】更に、本発明は、移動番号管理部を備えて
いるので、ネットワーク障害などにより、サーバ側で同
一の移動エージェントが複数動作してしまうという事態
の発生を防ぐことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の構成例を示すブロ
ック図である。
【図2】エージェント転送部32の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】携帯機器1−1〜1−nの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図4】プログラム記述ファイル作成処理の流れを示す
フローチャートである。
【図5】アーカイブの転送処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】移動エージェントの受信処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図7】転送情報400の一例を示す図である。
【図8】アーカイブ410の一例を示す図である。
【図9】プログラム記述ファイル420の一例を示す図
である。
【図10】メッセージ450の一例を示す図である。
【図11】エージェント待機部323が管理する第1の
連想表430の一例を示す図である。
【図12】エージェント待機部323が管理する第2の
連想表440の一例を示す図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図14】エージェント転送部32と待機リスト生成部
31との接続関係を示すブロック図である。
【図15】待機リスト470の一例を示す図である。
【図16】待機リスト取得処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図17】待機リスト生成処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図18】本発明の第3の実施の形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図19】移動番号管理データ460の一例を示す図で
ある。
【図20】エージェント転送部32bの構成例を示すブ
ロック図である。
【図21】プログラム記述ファイル420bの一例を示
す図である。
【図22】メッセージ450bの一例を示す図である。
【図23】移動番号を利用した場合の移動エージェント
の受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図24】従来の携帯機器向けプログラム転送システム
の一例を示すブロック図である。
【図25】従来の移動エージェント転送システムの一例
を示すシーケンス図である。
【図26】移動エージェント480の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1−1〜1−n,1−1a〜1−na…携帯機器 11,11a…プログラム取得部 12…プログラム制御部 13…エージェント展開部 14…携帯側計算処理部 15…エージェント送信部 16…待機リスト表示部 K1,K1a…記録媒体 2…情報転送装置 3,3a,3b…サーバ 31…待機リスト生成部 32,32b…エージェント転送部 321,321b…プログラム記述ファイル生成部 322…プログラムアーカイブ生成部 323…エージェント待機部 33…移動番号管理部 34…エージェント受信部 35…サーバ側計算処理部 K3,K3a,K3b…記録媒体 400…転送情報 410…アーカイブ 420,420b…プログラム記述ファイル 430…第1の連想表 440…第2の連想表 450,450b…メッセージ 460…移動番号管理データ 470…待機リスト 480…移動エージェント 5…携帯機器 51…プログラム取得部 52…プログラム制御部 6…情報転送装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機器とサーバとの間で移動エージェ
    ントを転送する携帯機器向け移動エージェント転送シス
    テムであって、 前記サーバは、前記携帯機器に移動エージェントを転送
    する際、移動エージェントの実行環境を前記携帯機器上
    に構築するためのプレースコードを前記携帯機器に転送
    する構成を有し、 前記携帯機器は、前記サーバから転送されてきたプレー
    スコードに基づいて、自携帯機器上に移動エージェント
    の実行環境を構築する構成を有することを特徴とする携
    帯機器向け移動エージェント転送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯機器向け移動エージ
    ェント転送システムにおいて、 前記プレースコードは、前記携帯機器上に、前記サーバ
    から送られてきた情報に基づいて移動エージェントを再
    構築するエージェント展開部と、該エージェント展開部
    で再構築された移動エージェントが動作する携帯側計算
    処理部と、該携帯側計算処理部での動作を終了した移動
    エージェントを前記サーバへ送信するエージェント送信
    部とを構築するためのコードであり、 前記携帯機器は、前記サーバから送られてきたプレース
    コードに基づいて、自携帯機器上に、エージェント展開
    部と携帯側計算処理部とエージェント送信部とを構築す
    るプログラム制御部を備えたことを特徴とする携帯機器
    向け移動エージェント転送システム。
  3. 【請求項3】 携帯機器とサーバとの間の移動エージェ
    ントの転送を可能にする携帯機器向け移動エージェント
    転送システムであって、 前記携帯機器と前記サーバとを接続する情報転送装置を
    備え、且つ、 前記サーバが、 移動エージェントを動作させるサーバ側計算処理部と、 移動エージェントの内部状態およびプログラムコード
    と、前記携帯機器上にエージェント展開部,携帯側計算
    処理部およびエージェント送信部を構築するためのプレ
    ースコードとを前記携帯機器へ転送するエージェント転
    送部と、 前記携帯機器から転送されてきた移動エージェントを復
    元し、再び前記サーバ側計算処理部で動作を開始できる
    状態にするエージェント受信部とを備え、 携帯機器が、 前記サーバから送られてきた移動エージェントの内部状
    態およびプログラムコードと、プレースコードとを取得
    するプログラム取得部と、 該プログラム取得部が取得したプレースコードに基づい
    て、自携帯機器上に、エージェント展開部,携帯側計算
    処理部およびエージェント送信部を構築するプログラム
    制御部とを備え、 前記エージェント展開部が、前記サーバから送られてき
    た移動エージェントの内部状態およびプログラムコード
    に基づいて移動エージェントを再構築する構成を有し、 前記携帯側計算処理部が、前記エージェント展開部で再
    構築された移動エージェントを動作させる構成を有し、 前記エージェント送信部が、前記携帯側計算処理部での
    動作を終えた移動エージェントを前記サーバへ送信する
    構成を有することを特徴とする携帯機器向け移動エージ
    ェント転送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の携帯機器向け移動エージ
    ェント転送システムにおいて、 前記サーバが、前記携帯機器に移動するために待機中の
    移動エージェントを示す待機リストを前記携帯機器へ送
    信する待機リスト生成部を備え、 前記携帯機器が、前記サーバから送られてきた待機リス
    トを提示すると共に、提示した待機リストによって示さ
    れる移動エージェントの内の、選択された移動エージェ
    ントを前記プログラム取得部に通知する待機リスト表示
    部を備え、 前記プログラム取得部が、前記待機リスト表示部から通
    知された移動エージェントの取得を前記サーバに対して
    要求する構成を有することを特徴とする携帯機器向け移
    動エージェント転送システム。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の携帯機器向け移動エージ
    ェント転送システムにおいて、 前記サーバが、 障害などの理由により、前記携帯機器のエージェント送
    信部から前記エージェント受信部に、同じ内容の移動エ
    ージェントを転送するためのメッセージが複数届いたと
    きに、最初の一つのメッセージ以外を無視するために必
    要となる移動番号を生成/管理する移動番号管理部を備
    えたことを特徴とする携帯機器向け移動エージェント転
    送システム。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の携帯機器向け移動エージ
    ェント転送システムにおいて、 前記エージェント転送部は、 前記携帯機器に移動するために待機中の移動エージェン
    トの識別子およびプログラムコードの場所を管理するエ
    ージェント待機部と、 前記プログラム取得部から或る移動エージェントに対す
    るプログラム記述ファイルが要求された場合、プログラ
    ムアーカイブ生成部に対してアーカイブの生成を要求す
    ると共に、前記プログラムアーカイブ生成部が生成した
    アーカイブの場所を含むプログラム記述ファイルを前記
    プログラム取得部へ返すプログラム記述ファイル生成部
    と、 該プログラム記述ファイル生成部からの要求に応じて、
    移動エージェントのプログラムコードと、前記或る移動
    エージェントの内部状態と、プレースコードとを含んだ
    アーカイブを生成し、前記プログラム取得部からの要求
    に応じて、前記アーカイブを返送するプログラムアーカ
    イブ生成部とを含むことを特徴とする携帯機器向け移動
    エージェント転送システム。
  7. 【請求項7】 携帯機器とサーバとの間で移動エージェ
    ントを転送する携帯機器向け移動エージェント転送方法
    であって、 前記サーバは、前記携帯機器に移動エージェントを転送
    する際、移動エージェントの実行環境を前記携帯機器上
    に構築するためのプレースコードを前記携帯機器に転送
    し、 前記携帯機器は、前記サーバから転送されてきたプレー
    スコードに基づいて、自携帯機器上に移動エージェント
    の実行環境を構築することを特徴とする携帯機器向け移
    動エージェント転送方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の携帯機器向け移動エージ
    ェント転送方法において、 前記プレースコードは、前記携帯機器上に、前記サーバ
    から送られてきた情報に基づいて移動エージェントを再
    構築するエージェント展開部と、該エージェント展開部
    で再構築された移動エージェントが動作する携帯側計算
    処理部と、該携帯側計算処理部での動作を終了した移動
    エージェントを前記サーバへ送信するエージェント送信
    部とを構築するためのコードであり、 前記携帯機器は、前記サーバから送られてきたプレース
    コードに基づいて、自携帯機器上に、エージェント展開
    部と携帯側計算処理部とエージェント送信部とを構築す
    ることを特徴とする携帯機器向け移動エージェント転送
    方法。
  9. 【請求項9】 携帯機器とサーバとの間の移動エージェ
    ントの転送を可能にする携帯機器向け移動エージェント
    転送方法であって、 前記サーバが、移動エージェントの内部状態およびプロ
    グラムコードと、前記携帯機器上にエージェント展開
    部,携帯側計算処理部およびエージェント送信部を構築
    するためのプレースコードとを前記携帯機器へ転送し、 前記携帯機器が、前記サーバから送られてきたプレース
    コードに基づいて、自携帯機器上に、エージェント展開
    部,携帯側計算処理部及びエージェント送信部を構築
    し、 前記エージェント展開部が、前記サーバから送られてき
    た移動エージェントの内部状態およびプログラムコード
    に基づいて移動エージェントを再構築し、 前記携帯側計算処理部が、前記エージェント展開部で再
    構築された移動エージェントを実行し、 前記エージェント送信部が、前記携帯側計算処理部での
    動作を終えた移動エージェントを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする携帯機器向け移動エージェント転送方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の携帯機器向け移動エー
    ジェント転送方法において、 前記サーバが、前記携帯機器に移動するために待機中の
    移動エージェントを示す待機リストを前記携帯機器へ送
    信し、 前記携帯機器が、前記サーバから送られてきた待機リス
    トを提示すると共に、提示した待機リストによって示さ
    れる移動エージェントの内の、選択された移動エージェ
    ントを前記サーバに対して要求することを特徴とする携
    帯機器向け移動エージェント転送方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の携帯機器向け移動エー
    ジェント転送方法において、 前記サーバは、障害などの理由により、前記携帯機器か
    ら、同じ内容の移動エージェントを転送するためのメッ
    セージが複数届いたときに、最初の一つのメッセージ以
    外を無視するために必要となる移動番号を生成/管理す
    ることを特徴とする携帯機器向け移動エージェント転送
    方法。
  12. 【請求項12】 携帯機器用コンピュータとサーバ用コ
    ンピュータとの間で移動エージェントを転送する携帯機
    器向け移動エージェント転送システムを実現するための
    プログラムであって、 前記サーバ用コンピュータに、前記携帯機器用コンピュ
    ータに移動エージェントを転送する際、移動エージェン
    トの実行環境を前記携帯機器用コンピュータ上に構築す
    るためのプレースコードを前記携帯機器用コンピュータ
    に転送する処理を行わせ、 前記携帯機器用コンピュータに、前記サーバ用コンピュ
    ータから転送されてきたプレースコードに基づいて、自
    携帯機器用コンピュータ上に移動エージェントの実行環
    境を構築する処理を行わせるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 携帯機器用コンピュータとサーバ用コ
    ンピュータとの間の移動エージェントの転送を可能にす
    る携帯機器用コンピュータ向け移動エージェント転送シ
    ステムを実現するためのプログラムであって、 前記サーバ用コンピュータを、 移動エージェントを動作させるサーバ用コンピュータ側
    計算処理部、 移動エージェントの内部状態およびプログラムコード
    と、前記携帯機器用コンピュータ上に、前記サーバ用コ
    ンピュータから送られてきた移動エージェントの内部状
    態およびプログラムコードに基づいて移動エージェント
    を再構築するエージェント展開部,該エージェント展開
    部で再構築された移動エージェントを動作させる携帯側
    計算処理部および該携帯側計算処理部での動作を終えた
    移動エージェントを前記サーバ用コンピュータへ送信す
    るエージェント送信部を構築するためのプレースコード
    とを前記携帯機器用コンピュータへ転送するエージェン
    ト転送部、 前記携帯機器用コンピュータから転送されてきた移動エ
    ージェントを復元し、再び前記サーバ用コンピュータ側
    計算処理部で動作を開始できる状態にするエージェント
    受信部として機能させ、 携帯機器用コンピュータを、 前記サーバ用コンピュータから送られてきた移動エージ
    ェントの内部状態およびプログラムコードと、プレース
    コードとを取得するプログラム取得部、 該プログラム取得部が取得したプレースコードに基づい
    て、自携帯機器用コンピュータ上に、エージェント展開
    部,携帯側計算処理部およびエージェント送信部を構築
    するプログラム制御部として機能させるためのプログラ
    ム。
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