JP2002244363A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002244363A
JP2002244363A JP2001038823A JP2001038823A JP2002244363A JP 2002244363 A JP2002244363 A JP 2002244363A JP 2001038823 A JP2001038823 A JP 2001038823A JP 2001038823 A JP2001038823 A JP 2001038823A JP 2002244363 A JP2002244363 A JP 2002244363A
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Japan
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image forming
forming apparatus
toner
density
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JP2001038823A
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English (en)
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Masahide Kinoshita
正英 木下
Seishi Yamaguchi
誠士 山口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置を画像形成装置本体に装着した際
に、現像装置内のスタート剤が馴染んだ環境と装置本体
の設置環境との違いによる異常画像の発生を防止可能と
する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像装置を画像形成装置本体に装着し
て、初期設置時シーケンスが開始すると、現像スリーブ
等を回転した後、インダクタンスセンサーの標準制御電
圧値V0と標準出力電圧値Vrefをテーブルから読み出
し、センサー制御電圧を変えてスタート現像剤濃度を検
知して、Vrefとなる制御電圧値V10を求める。一方、
環境センサーにより装置本体内の環境の絶対水分量Xを
求め、標準制御電圧値V0をXで補正して補正後制御電
圧値V1を求める。V1とV10とを比較して、その差が所
定値Yより小のときはV1をそのまま使用し、Y以上の
ときはV10を新たな標準制御電圧値に決定して、電圧値
V10でセンサーにより濃度検知をする。同時に計算した
変更時間経過後に制御電圧値をV1に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式、静
電記録方式等によって像担持体上に形成された静電潜像
を現像して可視化する複写機、プリンタ、記録画像表示
装置、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に二成
分現像剤のトナー濃度を制御する現像剤濃度制御装置を
備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、像担持体上の静電潜像をトナーと
キャリヤを含む二成分現像剤を用いて現像する現像装置
が知られているが、この現像装置では、使用前にサービ
スマンが、現像装置に予め所定の比率でトナーとキャリ
アとを混合した二成分現像剤、所謂、スタート剤を補給
して、画像形成装置本体に設置するといった方法や、現
像装置にキャリヤのみを封入して装置本体に設置し、そ
の後に現像装置に所定の混合比になるまでトナーを補給
することにより、使用可能状態にするといった操作が一
般的に行われている。
【0003】更に、画像形成装置本体に対し現像装置を
着脱可能に構成した現像カートリッジ、像担持体と少な
くとも現像装置を組み合わせて、画像形成装置本体に着
脱可能に構成したプロセスカートリッジにおいて、ユー
ザ自身がカートリッジを交換して使用可能とするため
に、予めスタート剤を封入した現像剤封入容器を内包し
た現像装置が提案されている。カートリッジを初めて使
用するに当たり、ユーザーが現像剤封入容器の開口部を
塞いだシール部材を引き抜くことにより、現像装置内に
スタート剤が落下して充填され、使用可能状態になる。
【0004】周知のように、二成分現像剤のトナー濃
度、即ち、キャリア及びトナーの合計重量に対するトナ
ー重量の割合は、画像品質を安定化させる上で極めて重
要な要素になっている。二成分現像剤は、現像時にトナ
ーが消費され、トナー濃度が変化する。このため現像剤
濃度制御装置(ATR)を使用して、現像装置内現像剤
のトナー濃度を適時を検出し、その変化に応じて現像装
置にトナー補給を行ってトナー濃度を一定に制御し、画
像の品位を保持することが行われている。
【0005】この現像装置内の現像剤のトナー濃度検知
手段及び濃度制御装置には、従来より様々な方式のもの
が実用化されている。
【0006】例えば、光学式の濃度検知手段を現像装置
内の現像スリーブ若しくは現像剤搬送経路に近接して設
置して、現像剤担持体である現像スリーブ上に担持して
搬送される現像剤、若しくは現像容器内の現像剤に光を
当てて、現像剤からの光の反射率がトナー濃度により異
なることを利用して、現像剤のトナー濃度を検知し、制
御する現像剤濃度制御装置が知られている。或いは現像
装置の側壁に、磁性キャリアと非磁性トナーの混合比率
による見かけの透磁率を検出するインダクタンスヘッド
を設置して、透磁率の変化から現像剤のトナー濃度を検
知し、基準値との比較によりトナーを補給するようにし
たインダクタンス検知方式の現像剤濃度制御装置(イン
ダクタンスATR)が使用されている。
【0007】又、像担持体としての感光ドラム上に濃度
検知用のパッチ画像を形成し、感光ドラムの表面との対
向位置に設けた光学式センサーによりパッチの濃度を検
出し、得られたアナログ出力をデジタル信号に変換して
制御CPUに送って、CPUで検知濃度が初期設定値よ
りも高い場合は、初期設定値に戻るまで現像装置へのト
ナー補給を停止し、初期設定値より低い場合は、現像装
置に初期設定値に回復するまでトナーを補給して、現像
剤のトナー濃度を所望値に制御する方式などがある。
【0008】しかし、現像装置内現像スリーブ上の現像
剤若しくは現像装置内の現像剤に光りを当てたときの反
射率から現像剤のトナー濃度を検知する方式は、トナー
飛散等により検知手段が汚れてしまった場合、正確にト
ナー濃度を検知できないなどの問題がある。
【0009】又、パッチの画像濃度から間接的に現像剤
のトナー濃度を検知して、現像剤の濃度制御をする方式
は、画像形成装置の小型化に伴い、パッチ画像を形成す
るスペースや検知手段を設置するスペースが確保できな
い等の問題がある。
【0010】一方、上記インダクタンスATRは、上記
のような問題がない点で比較的好適である。
【0011】インダクタンスATRにおける濃度制御方
法によれば、例えば現像剤の見かけの透磁率が大きいと
検知された場合は、一定体積の現像剤中に占めるキャリ
アの割合が多く、現像剤のトナー濃度が低くなったこと
を意味するので、現像装置にトナー補給を開始する。逆
に現像剤の見かけの透磁率が小さくなった場合は、一定
体積の現像剤中に占めるキャリアの割合が少なく、現像
剤のトナー濃度が高くなったことを意味するので、現像
装置へのトナー補給を停止する。以上により現像剤のト
ナー濃度を制御する。
【0012】図12に、このようなインダクタンスAT
Rを採用した二成分現像装置の断面図を示す。現像装置
は、現像容器53内にスタート剤を収容した現像剤封入
容器50を備え、現像剤封入容器50の略下方の開口部
には、これを塞ぐシール部材52が設けられている。現
像装置を画像形成装置本体に装着した初期設置時に、ユ
ーザーがシール部材52を引き抜くことで、スタート剤
が落下して現像容器53内に充填される。図12は、既
にシール部材52が引き抜かれた後の状態を示す。
【0013】現像容器53の感光ドラム1と近接した開
口部には、現像剤担持体としての中空の金属スリーブ
(現像スリーブ)54が回転自在に設置され、現像スリ
ーブ54の内部には、磁界発生手段のマグネットローラ
55が非回転に配置されている。現像スリーブ54の下
方には、現像剤層厚規制ブレード56が現像スリーブ5
4に近接して設けられている。現像スリーブ54の矢印
方向の回転に伴い送られた現像剤は、この現像剤層厚規
制ブレード56により薄層化される。
【0014】現像容器53内には、現像スリーブ54と
略平行に第1のスクリュー(Aスクリュー)57と、仕
切り壁62を挟んでAスクリュー57とは反対側に、第
2のスクリュー(Bスクリュー)とが配置されている。
これらA、Bスクリュー57、58は矢印の方向に回転
して、その長手方向に沿って互いに逆方向に現像剤を撹
拌搬送する。仕切壁62は、長手方向両端部で現像容器
53の壁に接続せず、容器壁との間が開口されており、
Aスクリュー57で搬送された現像剤は、仕切り壁53
の一方の開口でBスクリュー58側へ受け渡される。
又、Bスクリュー58で搬送された現像剤は、仕切り壁
53の他方の開口でAスクリュー側57に受け渡され、
これによりA、Bスクリュー57、58間での現像剤の
循環が形成される。
【0015】Aスクリュー57側で現像に用いられた現
像剤は、Bスクリュー58側に送られ、Bスクリュー5
8に対し現像剤搬送方向上流側に位置する濃度センサー
59によりトナー濃度が検出される。その検出結果に基
づいて、トナー濃度センサー59の下流側にある補給筒
60を通じて、トナー補給機構61から適正量のトナー
が補給される。これによって、現像剤のトナー濃度が常
に一定に保持される。
【0016】このような構成の現像装置をユーザーが新
品状態で使用する際は、先ず、ユーザーがシール部材5
2を引き抜いた後、画像形成装置本体内に現像装置を装
着する。この後、以下のシーケンス(初期設置時シーケ
ンス)で作動する。
【0017】画像形成装置は、この装着された現像装置
が新品かどうかを判断して、新品である場合には、現像
スリーブ54と、Aスクリュー57と、Bスクリュー5
8とを所定時間回転させ、現像容器内に充填された初期
現像剤(スタート剤)を行き渡らせる。その後、Bスク
リュー58の現像剤搬送方向上流側に位置する濃度セン
サー59によって、現像剤のトナー濃度を検出する。そ
してこの濃度検出値を以後の初期基準濃度値と定めて、
これを画像形成中の濃度センサー59の濃度検知出力値
と比較することで、現像装置へのトナー補給動作を行う
ようにする。
【0018】ところで、このインダクタンス検知方式A
TRは、環境の変動による現像剤の嵩(かさ)密度の変
化により見かけの透磁率が変化し、これに対応してセン
サー検知出力が変化してしまうという問題がある。
【0019】つまり、低温低湿環境下では、現像剤の含
む水分量が減り、トナーとキャリアとの摩擦帯電による
トナー帯電電荷が増加するため、現像剤間の反発が大き
くなって現像剤の嵩密度が減少する。逆に高温高湿環境
下では、現像剤の含む水分量が増加し、トナーとキャリ
アとの摩擦帯電によるトナー帯電電荷が減少するため、
現像剤間の反発が小さくなって現像剤の嵩密度が増加す
る。即ち、現像装置内現像剤のトナー濃度は一定である
にもかかわらず、現像剤の嵩密度が変化してしまうこと
は、インダクタンスセンサー近傍の一定体積内の現像剤
(キャリア粒子)量が変わったと検知したことになる。
【0020】その結果、嵩密度が減少する場合は、トナ
ー量が多いようなセンサー検知出力を出してしまい、ト
ナー補給が行われない。嵩密度が増加する場合は、トナ
ーを消費していないのにトナーが減ったことを示すセン
サー検知出力を出してしまい、トナー補給が行われる問
題が起こる。
【0021】そのため、画像形成装置本体に温湿度セン
サーを搭載し、初期設置シーケンス時に、先ず、そのと
きの環境の温湿度をセンサーで検知し、その検知した環
境情報を装置本体の記憶手段(メモリ)に記憶してお
く。その後、以下の制御を行うのが一般的である。
【0022】(I)インダクタンスセンサー59の発生
磁界の強度を制御する制御電圧を所定の値に設定する。
この制御電圧でのインダクタンスセンサーによるスター
ト剤の出力値を初期基準値(初期基準濃度値)とし、こ
の初期基準値を上記の環境情報の他に記憶しておく。一
方、環境に対する基準値の補正テーブルを装置本体のメ
モリに持たせておく。そして、上記の初期基準値をその
時々の温湿度センサーによる検出環境値に応じて変更し
て、環境補正後の基準値を形成し、濃度センサーの出力
値をこれと比較してトナー補給制御を行う。勿論、同一
環境で使用する場合は、初期基準値を以後の濃度センサ
ーの出力値と比較してトナー補給制御を行う。
【0023】(II)予め、インダクタンスセンサー59
の出力値の基準値(濃度基準値)を定めておき、スター
ト剤に対するセンサーの出力値が基準値となるような初
期基準制御電圧を求める。この初期基準制御電圧値と上
記の環境情報とを装置本体のメモリに記憶しておく。
(更に初期のセンサーの出力値を記憶しておく場合もあ
る)。又、環境に対する基準値の補正テーブルをメモリ
に持たせておく。そして、上記の初期基準制御電圧値を
その時々の温湿度センサーによる検出環境値に応じて変
更して、環境補正後の基準制御電圧値を生成し、この変
更後の制御電圧値での濃度センサーの出力値を上記の基
準値若しくは初期出力値と比較してトナー補給制御を行
う。
【0024】このように、環境変動に対応した制御を行
うことで良好なトナー濃度制御が可能となった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、現像装置の保管場所が画像形成装置と別な所にあ
り、現像装置のスタート剤がその環境下で馴染んでいる
ときに、現像装置を画像形成装置本体にいきなり装着し
たなどの場合に、装置本体の環境と現像装置内のスター
ト剤の環境が異なることになる。すると、以下のような
不都合が生じる。
【0026】(1)画像形成装置のおかれた環境Aに対
してスタート剤の環境Bがより低水分量のとき: a)上記(I)の初期設置時シーケンスを行った場合 初期設置時に記憶する初期基準値が、本来の環境Aでの
出力値に対して、環境Bが低水分量なので低くなる。画
像形成装置本体の環境Aが変わらない場合、この基準値
になるようにトナー補給動作を行うが、時間がたち現像
剤が環境Aに馴染んでくると、トナーとキャリアの混合
比(T/D比)が同じでも、出力値が大きくなってしま
う。従ってキャリアが多いと判断して、トナー補給を行
うため、T/D比が高くなりすぎてしまう。
【0027】又、現像剤の環境がBのままで、例えば装
置本体の環境がAからBに変わった場合は、環境Aと初
期基準値が既に記憶されているため、予め定められた環
境補正により基準値を更に低い値に補正し、この環境補
正後基準値となるようにトナー補給動作を行うため、T
/D比が高くなりすぎてしまう。
【0028】b)上記(II)の初期設置時シーケンスを
行った場合 初期設置時に記憶した初期基準制御電圧が本来の環境A
での制御電圧値に対して、環境Bが低水分量なので高め
になる。画像形成装置本体の環境Aが変わらない場合、
この基準制御電圧で制御し、トナー補給動作を行うが、
時間がたち現像剤が環境Aに馴染んでくると、T/D比
が同じでも出力値が大きくなってしまう。従って、キャ
リアが多いと判断してトナー補給を行うため、T/D比
が高くなりすぎてしまう。
【0029】又、現像剤の環境がBのままで、例えば装
置本体の環境がAからBに変わった場合は、環境Aと初
期基準制御電圧が既に記憶されているため、予め定めら
れた環境補正により基準制御電圧値を更に高い値に補正
し、この環境補正後基準制御電圧値でトナー補給センサ
ーを制御する。そのため、同じT/D比でも出力値が高
くなり、この出力値に対して基準値となるようにトナー
補給動作を行うため、T/D比が高くなりすぎてしま
う。
【0030】これらのトナー過補給により、画像濃度が
濃くなったり、或いは現像剤中のトナー比率の増加に伴
い、トナー帯電量が低下してカブリが増大したり、トナ
ー飛散等の問題を引き起こす。
【0031】(2)画像形成装置のおかれた環境Cに対
してスタート剤の環境Dがより低水分量のとき:このと
きは、上記の(I)、(II)の場合とも、(1)の場合
と逆になり、T/D比が低く制御されてしまう。これら
の場合、現像剤中のトナー比率減少による画像劣化、画
像濃度薄、或いはトナー帯電量増加による画像濃度薄な
どの問題を引き起こしてしまう。
【0032】従って、本発明の目的は、画像形成装置本
体に着脱自在な現像装置或いは現像装置を備えたプロセ
スカートリッジを装置本体に装着した際に、現像装置内
のスタート剤が馴染んだ環境と装置本体の置かれた環境
との違いによる異常画像の発生を防止することを可能と
した画像形成装置を提供することである。即ち、換言す
れば、本発明の目的は、トナー過補給により、画像濃度
が濃くなったり或いは、現像剤中のトナー比率の増加に
伴うトナー帯電量低下によりカブリが増大したり、逆
に、現像剤中のトナー比率減少による画像劣化、画像濃
度薄、或いはトナー帯電量増加による画像濃度薄などの
発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することで
ある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、第1の本発
明は、像担持体と、トナーとキャリアとを混合した初期
現像剤が封入された現像剤封入容器を有し、前記封入容
器から充填された初期現像剤を使用して前記像担持体上
の潜像を現像する、画像形成装置本体に着脱自在な現像
装置と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度を透磁率
を利用して検知するトナー濃度検知手段と、前記現像装
置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記濃度検知
手段の濃度検知出力に基づき前記補給手段のトナー補給
を制御する制御手段とを備えた画像形成装置において、
前記画像形成装置本体に装着された現像装置が新品か否
かを判断する判断手段を有し、前記現像装置が新品と判
断された場合、温湿度に基づいて前記濃度検知手段の基
準制御電圧値V0を補正した補正後基準制御電圧値V1を
得る一方、前記初期現像剤の濃度を検知して、その濃度
検知値が初期現像剤の基準濃度値Vrefになるように、
前記濃度検知手段の制御電圧を調整し、そして前記調整
された制御電圧値V10と前記補正後基準制御電圧値V1
とを比較して、その差が所定値以上であったときに、新
たな基準制御電圧値を前記調整された制御電圧値V10に
決定することを特徴とする画像形成装置である。一実施
態様によれば、画像形成装置本体内の環境の温湿度を検
知する温湿度検知手段が設けられる。又、他の実施態様
によれば、前記決定された新たな基準制御電圧値V10を
所定時間後に前記補正後基準制御電圧値V1に戻す。他
の実施態様によれば、前記決定された新たな基準制御電
圧値V10を前記補正後基準制御電圧値V1に所定時間で
段階的に、線形的に、或いは、非線形的に近づける。
【0034】第2の本発明は、像担持体と、トナーとキ
ャリアとを混合した初期現像剤が封入された現像剤封入
容器を有し、前記封入容器から充填された初期現像剤を
使用して前記像担持体上の潜像を現像する、画像形成装
置本体に着脱自在な現像装置と、前記現像装置内の現像
剤のトナー濃度を透磁率を利用して検知するトナー濃度
検知手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補
給手段と、前記濃度検知手段の濃度検知出力に基づき前
記補給手段のトナー補給を制御する制御手段とを備えた
画像形成装置において、前記画像形成装置本体に装着さ
れた現像装置が新品か否かを判断する判断手段を有し、
前記装着された現像装置が新品と判断された場合、温湿
度に基づいて前記濃度検知手段の基準制御電圧値V0を
補正して得られた補正後基準制御電圧値V1を用いて前
記初期現像剤の濃度を検知し、その濃度検知値V3と初
期現像剤の基準濃度値Vrefとを比較して、その差が所
定値以上であったときに、新たな基準濃度値を前記検知
濃度値V3に決定することを特徴とする画像形成装置で
ある。一実施態様によれば、画像形成装置本体内の環境
の温湿度を検知する温湿度検知手段が設けられる。又、
他の実施態様によれば、前記決定された新たな基準濃度
値V3を所定時間後に前記基準濃度値Vrefに戻す。他の
実施態様によれば、前記決定された新たな基準濃度値V
3を前記基準濃度値Vrefに所定時間で段階的に、線形的
に、或いは、非線形的に近づける。
【0035】第3の本発明は、像担持体と、トナーとキ
ャリアとを混合した初期現像剤が封入された現像剤封入
容器を有し、前記封入容器から充填された初期現像剤を
使用して前記像担持体上の潜像を現像する、画像形成装
置本体に着脱自在な現像装置と、前記現像装置内の現像
剤のトナー濃度を透磁率を利用して検知するトナー濃度
検知手段と、前記現像装置にトナーを補給するトナー補
給手段と、前記濃度検知手段の濃度検知出力に基づき前
記補給手段のトナー補給を制御する制御手段とを備えた
画像形成装置において、前記画像形成装置本体に装着さ
れた現像装置が新品か否かを判断する判断手段を有し、
前記装着された現像装置が新品と判断された場合、前記
濃度検知手段の基準制御電圧値V4を用いて初期現像剤
の濃度を検知し、これを温湿度に基づいて補正して得る
補正後濃度検知値V30と、前記濃度検知手段の基準制御
電圧値V4を用いて前記初期現像剤の濃度を検知した濃
度検知値V20とを比較して、その差が所定値以上であっ
たときに、新たな基準濃度値を前記検知濃度値V20に決
定することを特徴とする画像形成装置である。一実施態
様によれば、画像形成装置本体内の環境の温湿度を検知
する温湿度検知手段が設けられる。又、他の実施態様に
よれば、前記決定された新たな基準濃度値V20を所定時
間後に前記補正後濃度検知値30に戻す。他の実施態様に
よれば、前記決定された新たな基準濃度値V20を前記補
正後濃度検知値V30に所定時間で段階的に、線形的に、
或いは、非線形的に近づける。
【0036】又、上記各本発明にて、一実施態様によれ
ば、前記トナー粒子の形状係数SF−1が100〜14
0、SF−2が100〜120の範囲である。前記トナ
ーが重合法により生成される。他の実施態様によれば、
前記キャリア粒子の比抵抗が1×1010〜1×1014Ω
cmであり、又、前記キャリアは、バインダー樹脂と、
磁性金属酸化物及び非磁性金属酸化物とを含む磁性樹脂
キャリアである。
【0037】更に、上記各本発明にて、他の実施態様に
よれば、前記現像装置に現像装置に関する情報を記憶す
る記憶手段を有し、前記画像形成装置本体が、前記記憶
手段に対し現像装置に関する情報の書き込み及び読み出
しが可能である。他の実施態様によれば、前記記憶手段
に現像装置が新品か否かの情報を記憶し、前記判断手段
は、画像形成装置本体に現像装置が装着されたときに、
前記記憶手段から読み出された情報に基づいて前記現像
装置の新品か否かの判断を行う。
【0038】更に、上記各本発明にて、他の実施態様に
よれば、前記像担持体と少なくとも前記現像装置とを組
み合わせて、画像形成装置本体に対し着脱自在なプロセ
スカートリッジに構成する。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。
【0040】実施例1 図1は、本発明による画像形成装置の一実施例を示す概
略断面図である。先ず、図1を参照して本実施例の全体
構成について説明する。
【0041】図1に示すように、本画像形成装置は、像
担持体として感光ドラム(ドラム状電子写真感光体)1
を有し、その周囲に、帯電装置20、露光装置21、現
像装置22、転写装置25及びクリーニング装置23を
備えており、転写装置25のほぼ左延長上には定着装置
26が設置されている。
【0042】感光ドラム1は、図中、矢印方向に回転さ
れ、その回転過程で、帯電装置21により表面を所定の
電位に帯電され、次いで露光装置20により画像情報に
応じた像露光を施されることにより、感光ドラム1の表
面に画像情報に対応した静電潜像が形成される。この感
光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像装置22に
より現像して現像像、即ち、トナー像として可視化され
る。本実施例では、現像装置22は、トナーとキャリア
とを混合した現像剤を使用する二成分現像装置とされて
いる。現像装置22については後述する。
【0043】感光ドラム1上に得られたトナー像は、転
写装置25と対向した転写部において、そこに搬送され
た転写材Pに転写装置25により転写される。トナー像
が転写された転写材Pは、感光ドラム1から分離して定
着装置26に送られ、そこで加熱及び加圧してトナー像
が定着された後、画像形成装置の機外に排出される。転
写が終了した感光ドラム1は、表面に残留した転写残り
トナーをクリーニング装置23により除去された後、次
の画像形成に備えられる。
【0044】現像装置22は、図1及び図2に示すよう
に、現像容器10内に、現像剤担持体としての現像スリ
ーブ2、現像剤厚規制手段としての規制ブレード4、現
像剤撹拌搬送手段としてのAスクリュー5、Bスクリュ
ー6、及び現像剤封入容器13を備え、現像スリーブ2
内には磁界発生手段としてのマグネットローラ3が配置
されている。更に現像装置22は、トナー補給機構1
2、記憶装置17及びトナー濃度センサー9を有する。
【0045】現像装置22は、これらトナー補給機構1
2などとユニット化されて現像カートリッジを構成し、
画像形成装置本体に対し着脱自在に設置されている。記
憶装置17は、本実施例では、読み書き可能なEP−R
OMを使用した。記憶装置17は、現像カートリッジを
画像形成装置本体に装着することによって、装置本体の
エンジンコントローラ27と電気的に接続され、カート
リッジの情報を装置本体側から読み書きできるようにな
る。なお、現像装置は、少なくとも感光ドラム1と組み
合わせて、画像形成装置本体に着脱自在ないプロセスカ
ートリッジとすることもできる。
【0046】現像容器10には、感光ドラム1との近接
部位に開口部が設けられ、その開口部に現像剤担持体と
しての現像スリーブ2が回転自在に設置される。現像ス
リーブ2はアルミニウムや非磁性ステンレス鋼等の円筒
体からなる。現像スリーブ2内には、磁界発生手段とし
ての、例えば、図示するように、N1、S1、N2、S
2のような磁極配置を有したマグネットローラ3が非回
転に配置されている。規制ブレード4は、現像容器10
の開口部の下方の壁部分に取り付けることによって、現
像スリーブ2の下部に近接配置されている。
【0047】又、現像容器10の略下半分は、仕切り壁
7によって現像室10aと撹拌室10bとに区画され、
現像室10aにAスクリュー5が現像スリーブ2と略平
行に配置され、仕切り壁7を挟んで反対側の撹拌室10
bにBスクリュー6が配置されている。仕切り壁7の長
手方向両端部は、現像室10aから攪拌室10bへの現
像剤の受け渡し、及び撹拌室10bから現像室10aへ
の現像剤の受け渡しを行うために、図3に示すように、
現像容器10の壁に接続せずに容器壁との間が開口され
ている。Aスクリュー5、Bスクリュー6は、図2中、
矢印方向に回転することによって、現像室10a内の現
像剤8、撹拌室10b内の現像剤8を長手方向且つ互い
に逆方向に搬送して、現像室10aと攪拌室10bとの
間で循環させる。本実施例では、スクリュー5、6には
直径14mmのものを用いた。
【0048】現像剤封入容器13は、現像容器10内の
上部に現像スリーブ2寄りに設置され、現像室10aと
撹拌室10bとに跨って配置されている。現像剤封入容
器13には、磁性キャリアと非磁性トナーとを所定の比
率で混合した二成分現像剤をスタート剤(初期現像剤)
として収容している。現像剤封入容器13の下部は、そ
の長手方向のほぼ全域が開口部に形成され、容器13の
下部には開口部を塞ぐように現像剤シール部材14が貼
り付けられている。
【0049】現像剤シール部材14の長手方向の一端
は、折り返されて現像装置22外に突出されており、こ
の突出部をユーザーが把持してシール部材14を引き抜
くことにより、封入容器11内のスタート剤が下部の開
口部を通って現像室10a及び撹拌室10bに充填され
る。図1及び図2は、シール部材14を引き抜いた後の
状態、即ち、スタート材が現像容器10に収容された状
態を示す。
【0050】現像剤シール部材14には、ポリエステル
フィルム、ナイロンフィルム、ポリエチレンフィルム、
ポリプロピレンフィルム、これらのラミネート品、若し
くはポリエステルフィルムとアルミ箔のラミネート品等
が好適に用いられる。本実施例では、ポリエステルフィ
ルムとナイロンフィルムとポリエチレンフィルムのラミ
ネート品を用いた。シール部材14の貼り付け方法とし
ては熱溶着、接着等があるが、本実施例では熱溶着を用
いた。
【0051】現像室10aに充填された現像剤8は、マ
グネットローラ3の磁力により現像スリーブ3の表面に
担持される。現像スリーブ3は矢印方向に回転して、担
持した現像剤を感光ドラム1と対向した現像部へ向けて
搬送する。現像スリーブ2上の現像剤は、その搬送途上
で規制ブレード4により薄層に層厚を規制された後、現
像部に至り、現像部でマグネットローラ3の磁力により
穂立ちして磁気ブラシを形成し、矢印方向に回転する感
光ドラム1に磁気ブラシが接触して、感光ドラム1上の
静電潜像を現像する。現像時、図示しない現像電源から
現像スリーブ2に感光ドラム1との間で現像バイアスが
印加される。
【0052】トナー補給機構12は内部に補給用トナー
を収容している。トナー補給機構12は下部に補給筒1
1を有し、図3に示すように、その補給筒11を上方か
ら撹拌室10bに一方端部寄りの位置で挿入して、トナ
ー補給機構12が現像装置22の上部に装着されてい
る。本実施例にてトナー濃度センサー9はインダクタン
スセンサーとされる。濃度センサー9は、撹拌室10b
の側壁の補給筒11側の一方端部に取り付けられ、その
センサー9の先端部はBスクリュー6に近接配置され、
かつ補給筒11に対しBスクリュー6の現像剤搬送方向
の上流側に位置されている。
【0053】現像が終了した現像剤は、現像スリーブ2
の回転にともない現像室10a内に戻され、現像室10
a内に回収される。現像室10a側の現像に使用された
現像剤8は、Aスクリュー5によりその長手方向に搬送
されて、仕切り壁7の一方の開口を通って攪拌室10b
側に送られ、そこで濃度センサー9により現像剤8のト
ナー濃度が検出される。そしてトナー濃度の検出結果に
基づいて、トナー補給機構12から適量のトナーが補給
筒11下部の補給口11aを通して補給される。このよ
うにして、撹拌室10b内で現像剤8のトナー濃度が回
復され、常に一定のトナー濃度に保たれる。
【0054】二成分現像剤の構成要素であるトナーとし
ては、バインダー樹脂に着色剤や帯電制御剤等を添加し
た公知のものが使用でき、本実施例では、体積平均粒径
が5〜15μmのものを使用した。二成分現像剤の他方
の構成要素である磁性キャリアとしては、フェライトな
どの磁性体粒子などの他に、磁性体粒子の表面に極めて
薄い樹脂コーティングを施した樹脂磁性キャリア等が好
適に使用され、磁性キャリアの平均粒径は5〜70μm
が好ましい。
【0055】スタート剤として使用する二成分現像剤と
しては、キャリアからトナーへの摩擦帯電量(トリボ)
の付与の点で好ましい。トナー濃度(トナーとキャリア
の合計重量に対するトナー重量の割合。以下、「T/D
比」という。)が8%のものを使用している。
【0056】本実施例におけるトナー濃度制御について
詳述する。
【0057】上述したように、感光ドラム1上の静電潜
像の現像により、現像装置22内の現像剤のトナー濃度
が低下するので、現像容器10の攪拌室10bの側壁に
設けたトナー濃度センサー9により、撹拌室10bで現
像剤8のトナー濃度を検出し、撹拌室10bにトナー補
給機構12からトナーを補給して、現像剤8のトナー濃
度を一定に制御している。本実施例では、この濃度セン
サー9をインダクタンスセンサーとして、インダクタン
ス検知方式ATR(現像剤濃度制御装置)により現像剤
濃度を制御する。即ち、現像剤8の実際の濃度を濃度セ
ンサー、即ち、インダクタンスセンサー9にて検知し、
このインダクタンスセンサー9からの濃度検出信号は、
濃度の基準値と比較され、それに基づいて補給トナー量
を算出して、トナーが補給される。
【0058】二成分現像剤は磁性キャリアと非磁性トナ
ーを主成分とするので、現像剤8のT/D比が変化する
と、キャリアとトナーの混合比率による見かけの透磁率
が変化する。従って、見かけの透磁率をインダクタンス
センサー9で検知すれば、T/D比に対応した出力信号
がセンサー9から得られる。
【0059】インダクタンスセンサー9の入力電圧と出
力電圧との関係は、図4に示すようになっている。この
図4は、23℃、60%RHの標準環境におけるT/D
比が8%の現像剤に対する入力電圧(制御電圧)と出力
電圧の関係を示す。図4に示されるように、出力電圧の
変化率は制御電圧12.5V付近で最も大きい。そこで
本実施例では、インダクタンスセンサー9の標準環境下
の制御電圧を12.5Vとし、そのときの出力電圧2.
5Vを標準出力電圧とした。センサー9の出力電圧
(V)は、現像剤のT/D比と出力電圧の関係を示す図
5に示されるごとく、T/D比に応じてほぼ直線的に変
化する。
【0060】基本的なトナー濃度制御は以下の通りであ
る。
【0061】画像形成動作時、現像装置22の撹拌室1
0b内の現像剤8のトナー濃度をインダクタンスセンサ
ー9で検出し、得られた出力電圧としての出力電気信号
を画像形成装置本体内に設けたATRの比較器(図示せ
ず)の一方の入力に供給する。比較器の他方の入力端に
は、基準電圧信号源から現像剤8の規定の濃度における
見かけの透磁率に対応する基準電気信号(基準電圧)が
入力されている。従って、比較器は規定トナー濃度と現
像器内の実際のトナー濃度とを比較することになり、両
入力信号の比較結果としての比較器の検出信号が装置本
体内のCPUに供給される。
【0062】装置本体内のCPUは、比較器からの検出
信号に基づいて、トナー補給時間を補正するように制御
する。例えば、インダクタンスセンサー9によって検出
された現像剤8の実際のトナー濃度が規定値よりも小で
ある場合、つまり、トナーが補給不足である場合には、
CPUは不足分のトナーを現像装置22に補給するよう
にトナー補給機構12を作動させる。又、インダクタン
スセンサー9によって検出された現像剤8の実際のトナ
ー濃度が規定値よりも大である場合、つまり、トナーが
過剰補給である場合には、CPUは比較器からの検出信
号に基づいて現像剤中の過剰トナー量を算出し、その後
の画像形成に際し、この過剰トナー量がなくなるように
トナーを補給させるか、或いは過剰トナー量が消費され
るまで、トナーを補給せずに画像を形成させる。即ち、
トナー無補給で画像形成をして過剰トナー量を消費さ
せ、過剰トナー量が消費されたら、トナー補給動作を上
記の通り行わせる等の制御を行う。以上、基本的なトナ
ー濃度制御法を説明した。
【0063】ところで、インダクタンスセンサー9は、
現像剤の見かけの透磁率が変化すると出力電圧が変化す
るので、環境の温湿度が変化して現像剤の状態が変化す
ると、出力電圧が変化してしまう。低温低湿環境下で
は、現像剤の含む水分量が減って、トナーとキャリアと
の摩擦によるトナー帯電電荷が増加するので、現像剤間
の反発が大きくなり、このため現像剤の嵩密度が減少し
て出力値は小さくなる。逆に高温高湿環境下では、現像
剤の含む水分量が増加して、トナーとキャリアとの摩擦
によるトナー帯電電荷が減少するので、現像剤間の反発
が小さくなり、このため現像剤の嵩密度が増加して出力
値が大きくなる。
【0064】図6は、T/D比が8%の現像剤に対し
て、一定の制御電圧12.5Vをインダクタンスセンサ
ー9に入力した場合の、環境の絶対水分量と出力電圧の
関係を示す。環境の絶対水分量が多くなると、上述した
ように、出力電圧が増大することがわかる。
【0065】又、一定の出力電圧2.5Vとなるよう
に、制御電圧を変えることも可能であり、図7はT/D
が比8%の現像剤に対して、出力電圧が2.5Vになる
ときの環境の絶対水分量に対する制御電圧値を示す。環
境の絶対水分量が小さいときは、制御電圧を上記した標
準環境下での標準制御電圧12.5Vよりも大きくし、
逆に絶対水分量が大きいときは制御電圧を小さくすれ
ば、出力電圧を2.5V一定に維持できる。
【0066】従って、基本となるトナー濃度制御法を先
に述べたが、画像形成装置本体及び現像剤の環境が変化
した場合には、上記基本となるトナー濃度制御方法に補
正を加える必要がある。環境が変わった場合の補正とし
ては、上記の標準出力電圧を補正する方法及び標準制御
電圧を補正する方法がある。いずれの方法でも可能であ
るが、本実施例では、標準制御電圧を環境に応じて補正
する方法をとった。
【0067】次に、本発明の特徴である、現像装置(現
像カートリッジ)或いは現像装置を備えたプロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に装着して使用する際のシ
ーケンス(初期設置時のシーケンス)を図8及び図9の
フローチャートを参照して説明する。
【0068】図8において、先ず、画像形成装置の電源
をONにすると(ステップ(S)101)、画像形成装
置本体に装着された現像装置22が新品か否かを判断す
る(S102)。これは、現像装置22に設けられた記
憶装置17内に予め格納してあった現像装置22に関す
る製品情報を装置本体CPUが読み出して、それから判
断する。無論、この情報は現像装置22の使用後に上書
きされて、以後、使用品として記録される。
【0069】現像装置22が新品でない場合は、通常の
トナー補給シーケンスでトナー濃度が制御される。現像
装置22が新品でないと判断された後には、プリント受
け付け可能状態となり、プリントON(S103)後
は、標準制御電圧値V0と標準出力電圧値(基準濃度
値)Vrefを読み出す(S104)。本実施例では、こ
の値V0、Vrefは予め記憶装置17に格納されていたも
のである。次いで、画像形成装置内の温湿度検知手段で
ある温湿度センサーで検出した温湿度をもとに絶対水分
量Xを計算する(S105)。先の標準制御電圧値V0
は、前述したように標準環境下での電圧値であり、この
絶対水分量XでV0を補正して、補正後制御電圧値(補
正後基準制御電圧値)V1を定める(S106)。この
補正は、装置本体CPU内に、絶対水分量と補正量のテ
ーブルを備え、そのテーブルに基づいて行う。
【0070】そして、この補正後制御電圧値V1をイン
ダクタンスセンサー9に入力する(S107)。センサ
ー9の出力値Voutを比較器に入力し(S108)、こ
れを比較器で基準濃度値の先の標準出力電圧値Vrefと
比較して(S109)、その検出信号差(Vout−Vre
f)>0か否かを判断する(S110)。トナー濃度が
基準濃度値より低い場合(YES)には、その差分に応
じてトナー補給時間を決定する(S111)。次いで、
プリント動作を開始し(S112)、決定されたトナー
補給時間だけプリント中にトナー補給を行い(S11
3)、その後、ステップS103に戻る。又、ステップ
S110で、トナー濃度が基準濃度値より高い場合(N
O)には、プリント動作を開始し(S114)、トナー
の補給を行わずにステップS103に戻る。
【0071】なお、トナー濃度検出のタイミングはプリ
ント動作再開直前でも、プリント動作中でも構わない。
例えば、画像形成動作1枚目に対してはプリント動作再
開直前、それ以降はプリント動作中に検出しても構わな
い。
【0072】本実施例で用いたインダクタンス検知AT
Rでは、最適なトナー濃度(本実施例では8%である。
この値より高すぎるとトナーの飛散等が生じ、低すぎる
と画像濃度が薄くなる等の問題が生じることがある。)
における検出信号の基準濃度値Vrefを2.5Vになる
ように調整しており、基準濃度値よりセンサーの検出信
号が大きければ(例えば3.0V)、トナーを補給し、
センサーの検出信号が小さければ(例えば2.0V)、
トナー補給を停止することになっている。
【0073】しかしながら、本発明は、当然、上記の信
号処理に限定されるものではなく、回路の構成を変更し
て基準濃度値を2.5V以外の値としてもよく、又、ト
ナー濃度が最適値より低いときセンサーの検出信号がセ
ンサーの基準濃度値より小さくなるようにし、トナー濃
度が最適値より高いときセンサーの検出信号が大きくな
るようにしても構わない。
【0074】現像装置22が新品の場合は、初期設置時
シーケンス(S115)を行い、次いで、ステップS1
16以下を実行する。初めに、初期設置時シーケンスを
図9のフローチャートにより説明する。
【0075】図9において、初期設置時シーケンスがス
タートすると(S250)、現像装置22内に現像剤8
を行き渡らせるために、Aスクリュー5、Bスクリュー
6及び現像スリーブ2を所定時間回転させる(S25
1)。次に、標準制御電圧値(基準制御電圧値)V0と
標準出力電圧値(基準濃度値)Vrefを読み出す(S2
52)。次いで、インダクタンスセンサー9への入力電
圧を種々変えて初期現像剤の濃度を検知し、この濃度検
知出力値が上記標準出力電圧値Vrefになるインダクタ
ンスセンサー9への入力電圧V10を求め(S253)、
これを比較器に入力する(S254)。
【0076】一方、温湿度センサーでの検出値から計算
された環境の絶対水分量Xから定まる標準制御電圧値V
0の補正後の補正後制御電圧値V1を求める(S25
6)。この補正後制御電圧値V1は、前述したように予
め絶対水分量ごとの制御電圧の補正量を定めたテーブル
を装置本体CPUに設けておき、このテーブルから定め
た。比較器に入力されたV1とV10との差が小さく、そ
の差の絶対値|V1−V10|が所定値Y以下の場合(N
O)(S257、S258)は、現像剤8の馴染んだ環
境と画像形成装置のセンサーの読み取り環境(即ち、画
像形成装置の置かれた環境)とがほぼ一致していること
を意味する。この場合は、制御電圧をV1に決定し(S
259)、初期設置時シーケンスが終了する(S26
0)。
【0077】逆に、比較器に入力されたV1とV10との
差が大きく、その差の絶対値が所定値Yより大きい場合
(YES)(S257、S258)は、現像剤8の馴染
んだ環境と画像形成装置の置かれた環境とが異なってい
ることを意味するから、この場合は、新たな制御電圧値
をV10に決定し、更に、この差の大きさに応じた制御電
圧変更時間を定める(S261)。そして初期設置時シ
ーケンスが終了する(S262)。
【0078】初期設置時シーケンス終了後は、先の図8
において、プリント信号ON後(S116)に、定めら
れた制御電圧値をインダクタンスセンサー9に入力し
(S117)、以後ステップS118からS124で、
インダクタンスセンサー9からの出力値Voutと基準濃
度値Vrefを比較し、トナー補給を行うようにしてい
る。
【0079】要するに、画像形成装置本体の置かれた環
境と現像剤8の馴染んだ環境が異なっている場合は、先
ず、その現像剤8に対して定めた制御電圧V10を用いて
以後のトナー補給を行うが、所定時間後(上記の制御電
圧変更時間)には、予め定められた環境補正後制御電圧
V1に切り換えるようにするのである。
【0080】制御電圧V10を用いてから所定時間後にV
1に戻すが、この時間は先のV1とV10の差の大きさに応
じて決めればよい。当然、この差が大きいほど環境差が
大きいことを意味し、現像剤の環境が装置本体の環境に
馴染む時間もかかることになる。従って、V1とV10と
の差が大きい程、制御電圧変更時間を長くすればよい。
【0081】又、先の所定の差Yに関しては、現像剤8
及びインダクタンスセンサー9の特性等により適宜決め
ればよい。本実施例では、Yは0.2Vとした。そして
制御電圧変更時間T(min)は、計算式T=30×Yで定
める値とした。
【0082】又、V10からV1に制御電圧を変更するに
際して、所定時間後に一気に変更するのではなく、現像
剤が装置本体の読み取り環境に徐々に馴染むのに合わ
せ、時間ごとに徐々に変化させて最終的にV1に戻すよ
うにすると一層好適である。その変化は、段階的、線形
的、非線形的とさまざまな方法が可能である。
【0083】一例として、制御電圧をV1からV10に線
形的に徐々に変更する場合を説明する。以下の式でV1
からV10間の徐々に変更する新たな制御電圧Viを決定
した。V10がV1より高い場合は、制御電圧変更時間T
(min)とし、V10を求めた時点からタイマーカウント
をスタートし、或る時間t(min)後の制御電圧Viは、 Vi=V10−(V10−V1)・t/T となる。又、V10がV1より低い場合は、Vi=V10+
(V1-V10)・t/Tとすればよい。
【0084】このような制御電圧の変更制御を行うこと
によって、現像装置内のスタート剤の環境と画像形成装
置の読みとり環境との差を調べることができる。そして
その差が大きかったときは、上記の徐々に変更した制御
電圧値をトナー濃度センサーに入力して用い、所定時間
後に現像剤が装置本体の環境に馴染んだ頃に、環境補正
後の基準制御電圧を入力して用いる。
【0085】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、、最初に現像
剤の状態に応じた制御電圧を使用し、所定時間後に現像
剤が装置本体の読みとり環境に馴染んだ頃に、装置本体
の読みとり環境に応じた制御電圧を使用する。
【0086】その結果、初期の使用時から現像剤の環境
に合わせたトナー濃度制御を行うことが可能となり、現
像剤と装置本体との環境差があった場合でも、良好な画
像を提供することができる。
【0087】以上、本実施例では、所定時間後に制御電
圧を変えた場合を示したが、例えば、プリント枚数で制
御電圧を決定してもよく、プリント枚数と経過時間との
両者で定めてもよい。
【0088】実施例2 本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、
初期設置時シーケンスが実施例1と異なっている。
【0089】実施例1が、初期設置時に制御電圧を変え
て標準出力電圧値(基準濃度値)Vrefとなる制御電圧
値V10を求め、環境補正後の制御電圧値V1と比較して
いたのに対して、本実施例では、初期設置時に画像形成
装置本体の環境検出結果に基づいた補正後基準制御電圧
値V1をインダクタンスセンサー9に入力し、V1を用い
て初期現像剤の濃度を検知し、そのときの濃度検知出力
値V3と標準出力電圧値Vrefとを比較して、その差が所
定値より大きかった場合に、V3を新たな基準出力値
(基準濃度値)とし、以後この値とインダクタンスセン
サー9のその時々の出力値とを比較して、トナー補給を
行うようにしたものである。
【0090】図10に、本実施例における初期設置時シ
ーケンスのフローチャートを示す。
【0091】初期設置時に現像装置内のメモリー内に格
納された標準制御電圧V0とVrefを読み出す(S35
2)。次に、画像形成装置内の温湿度センサーにより温
湿度を検出し絶対水分量Xを算出し(S353)、この
水分量Xで標準制御電圧を補正し、補正後制御電圧V1
を求める(S354)。この補正後制御電圧V1をイン
ダクタンスセンサーに入力しスタート剤に対する出力電
圧V3を調べ(S355)、次に出力電圧V3を比較器に
入力し、標準出力電圧Vrefと比較する(S356〜S
357)。
【0092】この出力電圧V3と標準出力電圧Vrefとの
差が所定値Zより大きい場合に、基準出力電圧をV3と
し、所定時間若しくは所定枚数後にV3からVrefに基準
値を変えるようにする。また、出力電圧V3と標準出力
電圧Vrefとの差が所定値Z以下の場合は基準出力電圧
をVrefとする(S358〜S362)。本実施例で
も、所定時間若しくは所定枚数後に基準値をV3からVr
efに変えているが、その変更の方法は実施例1と同様
で、種々の態様が可能である。
【0093】要するに、装置本体の温湿度センサーの情
報に基づく環境補正後のトナー濃度センサーを基準制御
電圧値で制御したときの、トナー濃度センサーのスター
ト剤に対する出力値と、所定の基準値とを比較すること
で、現像装置内のスタート剤の環境と画像形成装置の読
みとり環境との差を調べることができる。
【0094】そして、その差が大きかったときは、上記
のスタート剤に対する出力値を最初の基準値とし、これ
とトナー濃度センサーの出力値を比較しながらトナー補
給動作を行い、所定枚数、所定時間後に現像剤が装置本
体の環境に馴染んだ頃に、基準値を変えて、所定の基準
値とする。
【0095】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、最初に現像剤
の状態に応じた基準値を使用し、所定枚数、所定時間後
に現像剤が装置本体の読みとり環境に馴染んだ頃に、予
め定められた所定の基準値を使用した。
【0096】その結果、初期の使用時から現像剤の環境
に合わせたトナー濃度制御を行うことが可能となり、現
像剤と装置本体との環境差があった場合でも、良好な画
像を得ることができる。
【0097】実施例3 本発明の更に他の実施例について説明する。本実施例で
は、実施例1、2と異なり、インダクタンスセンサー9
の制御電圧を固定値とし、通常のトナー補給シーケンス
の際に、環境情報に応じて、基準となる出力値を補正す
るようにした。
【0098】先ず、予め用意したスタート剤について、
基準制御電圧値V4を固定値として入力した際の、イン
ダクタンスセンサー9の出力値を環境毎に求めておく。
そして、この環境毎の補正後出力値を、装置本体側の記
憶手段に記憶させておく(本体内にテーブルをもってお
り、環境と出力値の関係を記憶)。
【0099】ここで、本実施例の初期設置時シーケンス
について図11を参照して説明する。
【0100】先ず、固定値である制御電圧値V4を入力
し、インダクタンスセンサー9によりスタート剤の濃度
を検知して、そのときの出力電圧値V20を求める(S4
52)。その値を比較器に入力する(S453)。次
に、画像形成装置内センサーにより絶対水分量Xを算出
し(S454)、既に記憶してあるテーブルに基づいて
水分量Xでの補正後出力電圧値V30を読み出す(S45
5)。そして、スタート剤の出力電圧V20と上記の環境
補正後の基準出力電圧値V30とを比較し(S456)、
その差が所定値M以上の場合に、スタート剤と画像形成
装置本体の温湿度センサーの読みとり環境(装置本体が
置かれた環境)とが一致していないと判断し、V20を新
たな基準出力電圧値(基準濃度値)とする(S457〜
S461)。
【0101】本実施例でも、所定時間若しくは所定枚数
後にV20からV30に基準出力値を変えるようにする。実
施例1と同様、種々の変更方法が可能である。
【0102】要するに、トナー濃度センサーの制御電圧
を固定値として、装置本体の温湿度センサーの情報に基
づく環境補正後のトナー濃度センサーの基準値と、トナ
ー濃度センサーのスタート剤に対する出力値とを比較す
ることで、現像装置内のスタート剤の環境と画像形成装
置の置かれた環境との差を調べることができる。
【0103】そしてその差が大きかったときは、上記の
スタート剤に対する出力値を最初の基準値とし、これと
トナー濃度センサーの出力値を比較しながらトナー補給
動作を行い、所定枚数、所定時間後に現像剤が本体の環
境に馴染んだ頃に、基準値を変えて、装置本体の読みと
り環境に応じて定められた補正後基準値とするのであ
る。
【0104】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、最初に現像剤
の状態に応じた基準値を使用し、所定枚数、所定時間後
に現像剤が装置本体の読みとり環境に馴染んだ頃に、装
置本体の読みとり環境に応じた環境補正後の基準値を使
用した。
【0105】その結果、初期の使用時から現像剤の環境
に合わせたトナー濃度制御を行うことが可能となり、現
像剤と装置本体との環境差があった場合でも、良好な画
像を得ることができる。
【0106】以上、本発明の実施例1〜3を説明した
が、本発明では、二成分現像剤の非磁性トナー及び磁性
キャリアとして特定のものを選択して、実施例1〜3と
組み合わせることにより、本発明の効果をより大きく得
ることができる。
【0107】本発明において、現像剤の一方の構成成分
のトナーとしては、球形トナーが好ましく、より好まし
くは重合トナーがよい。しかし、球形トナーは重合トナ
ーでなくともよく、他の方法による球形トナーであって
もかまわない。
【0108】本発明で好適に使用することができる重合
トナーは、樹脂モノマーに着色剤及び荷電制御剤を添加
し、その樹脂モノマー組成物を水系の媒体中で懸濁して
重合させて生成したトナーである。この製法は、安価に
重合トナーを製造するのに好適である。重合方法は上記
の懸濁重合法に限るものではなく、例えば乳化重合法等
で生成してもかまわず、又、他の添加物が入っていても
かまわない。
【0109】上記の懸濁重合法で得られる重合トナー
は、形状係数SF−1が100〜140、SF−2が1
00〜120である。この形状係数SF−1、SF−2
とは、日立製作所製FE−SEM(S−800)を用
い、トナー粒子を100個無作為にサンプリングし、そ
のトナー粒子の画像情報をインターフェースを介してニ
コレ社製画像解析装置(Lusex3)に導入して解析
を行い、 SF−1={(MXLNG)2 /AREA}×(π/
4)×100 SF−2={(PERI)2/AREA}×(4/π)
×100 AREA:トナー投影面積 MXLNG:絶対最大長 PERI:周長 の式より算出し得られた値と定義した。
【0110】上記のSF−1は、トナーの球形度合いを
示し、より大きいと球形から徐々に不定形となる。SF
−2は、トナー表面の凹凸度合いを示し、より大きいと
表面の凹凸が顕著になる。
【0111】従来の粉砕トナーの形状係数は、SF−1
が180〜220、SF−2が180〜200であるこ
とから、重合トナーは、粉砕トナーに比べてほとんど真
円に近い形状を有していることがわかる。トナーの形状
が真円に近ければ、形状変化の要因が少なく、形状変化
しにくい。又、粉砕トナーは、粒子形状のばらつきが大
きく、層状のトナーの空隙率、嵩密度の変化も大きい
が、重合トナーは球形状なので、嵩密度が安定し変化も
少なく、現像剤を放置した場合のインダクタンスセンサ
ーによる検出信号も誤差が少ないものとなる。
【0112】従って、二成分現像剤に配合するトナーと
して重合トナーを使用すれば、画像形成装置の動作再開
直後の濃度センサーの検出信号の誤差を抑制することが
でき、例えば実施例1で説明したトナー補給機構と組み
合わせることによって、粉砕トナーの場合に比べて、よ
り誤差の少ないT/D比制御が可能となる。
【0113】本発明において、二成分現像剤の他の構成
成分である磁性キャリアについても、球形のキャリアが
好ましく、キャリアの抵抗は、体積抵抗率1×1010
1×1014Ωcm程度の高抵抗のものがよい。本発明者
らは、一例として高抵抗球形キャリアを、バインダー樹
脂、磁性金属酸化物及び非磁性金属酸化物から、重合法
により樹脂磁性キャリアとして生成した。抵抗を調整で
きかつ球形にすることができれば、他の製法を使用して
もかまわない。
【0114】高抵抗球形キャリアによれば、形状を球形
にすることで、嵩密度変化が小さくなり、高抵抗にする
ことで、キャリアに蓄積された電荷が逃げにくく、現像
剤を放置したときのキャリア内の電荷の変動が少なくな
る。その結果、二成分現像剤がインダクタンス方式のA
TRによる濃度制御対象とするのに適したものとなる。
この高抵抗の球形キャリアを実施例1で説明したトナー
補給機構と組み合わせれば、T/D比制御の誤差をより
一段と少なくすることが可能となる。
【0115】また、本実施例では、温湿度検知手段とし
て、画像形成装置が温湿度センサーを有していたが、セ
ンサーそのものを必ずしも搭載する必要はなく、別途水
分量を判断できる方法を有していればよい。例えば転写
手段に所定電圧を印加した際に流れる電流量から水分量
を把握する方法もある。
【0116】以上の他、本発明において、画像形成装置
や制御系の構成等についても、必要に応じて種々の変形
及び変更がなしうることはいうまでもない。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の一態様に
よれば、現像装置の画像形成装置本体への装着時、例え
ば装置本体の温湿度センサーの環境情報に基づいて、イ
ンダクタンス方式の濃度センサーの基準制御電圧値V0
を補正して、環境補正後の基準制御電圧値V1を得る一
方、スタート剤(初期現像剤)の濃度を検知して、その
検知出力値がスタート剤の基準濃度値Vrefになるよう
に、濃度センサーに入力する制御電圧を調整し、その調
整された制御電圧値V10と基準制御電圧値V1とを比較
することで、現像装置内のスタート剤の環境と画像形成
装置の置かれた環境との差を調べることができるので、
その差が大きかったときは、上記の制御電圧値V10を濃
度センサーの新たな基準制御電圧値として用い、所定枚
数、所定時間後、スタート剤が装置本体の環境に馴染ん
だ頃に、環境補正後基準制御電圧V1に戻して、これを
入力して用いるようにした。
【0118】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、最初に現像剤
の状態に応じた制御電圧値V10を使用し、所定枚数、所
定時間後に現像剤が装置本体の置かれた環境に馴染んだ
頃に、装置本体の置かれた環境に応じた制御電圧値V1
を使用する。その結果、初期の使用時から現像剤の環境
に合わせたトナー濃度制御を行うことが可能となり、現
像剤と装置本体との環境差があった場合でも、良好な画
像を得ることができる。
【0119】本発明の他の態様によれば、上記の環境補
正後の基準制御電圧値V1を用いてスタート剤の濃度を
検知し、その濃度検知値V3とスタート剤の基準濃度値
Vrefとを比較することによっても、現像装置内のスタ
ート剤の環境と画像形成装置の置かれた環境との差を調
べることができるので、その差が大きかったときは、上
記のスタート剤に対する検知値V3を新たな基準濃度値
とし、これとトナー濃度センサーの出力値を比較しなが
らトナー補給動作を行い、所定枚数、所定時間後に現像
剤が装置本体の環境に馴染んだ頃に、基準値を元の基準
値Vrefに戻すようにした。
【0120】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、最初に現像剤
の状態に応じた基準濃度値V3を使用し、所定枚数、所
定時間後に現像剤が装置本体の置かれた環境に馴染んだ
頃に、予め定められた所定の基準値Vrefを使用してい
る。その結果、上記と同様に、初期の使用時から現像剤
の環境に合わせたトナー濃度制御を行うことが可能とな
り、現像剤と装置本体との環境差があった場合でも、良
好な画像を得ることができる。
【0121】本発明の更に他の態様によれば、予め、ス
タート剤を用意して、その濃度を濃度センサーにより基
準制御電圧値V4で検知し、これを、例えば画像形成装
置本体の温湿度センサーの環境情報に基づいて補正し
て、得られた補正後濃度検知値V30を記憶手段に記憶し
ておき、次いで現像装置の装置本体への装着時に、V4
でスタート剤の濃度を検知し、その検知濃度値V20と上
記の濃度検知値V30とを比較することで、現像装置内の
スタート剤の環境と画像形成装置の置かれた環境との差
を調べることができるので、その差が大きかったとき
は、上記スタート剤に対する濃度検知値V20を新たな基
準濃度値とし、これと濃度センサーの出力値を比較しな
がらトナー補給動作を行い、所定枚数、所定時間後に現
像剤が装置本体の環境に馴染んだ頃に、基準値を変え
て、装置本体の環境に応じて定めた補正後基準値V30に
戻すようにした。
【0122】つまり、現像剤が装置本体の設置環境に馴
染んでいない状態で使用された場合には、最初に現像剤
の状態に応じた基準値V20を使用し、所定枚数、所定時
間後に現像剤が装置本体の設置環境に馴染んだ頃に、装
置本体の設置環境に応じた環境補正後の基準値V30を使
用している。その結果、上記と同様、初期の使用時から
現像剤の環境に合わせたトナー濃度制御を行うことが可
能となり、現像剤と装置本体との環境差があった場合で
も、良好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略断
面図である。
【図2】図1の画像形成装置に設置された現像装置を示
す断面図である。
【図3】図2の現像装置を上方から見た断面図である。
【図4】図1の画像形成装置に設置されたインダクタン
スATRにおける濃度センサーの制御電圧と出力電圧と
の関係を示す説明図である。
【図5】現像剤のT/D比と濃度センサーの出力電圧と
の関係を示す説明図である。
【図6】環境の絶対水分量と濃度センサーの出力電圧と
の関係を示す説明図である。
【図7】環境の絶対水分量と濃度センサーの制御電圧と
の関係を示す説明図である。
【図8】図1の画像形成装置における現像装置を装着し
て使用する際のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図9】図8中のステップS115の初期設置時シーケ
ンスを示すフローチャートである。
【図10】実施例2の初期設置時シーケンスを示した図
である。
【図11】実施例3の初期設置時シーケンスを示した図
である。
【図12】従来の現像装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 現像スリーブ(現像剤担持体) 8 二成分現像剤(スタート現像剤) 9 インダクタンスセンサー(濃度検
知手段) 10 現像容器 12 トナー補給機構 13 スタート現像剤封入容器 14 現像剤シール部材 17 メモリ(記憶手段) 22 現像装置 27 エンジンコントローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 506 G03G 21/00 388 21/00 388 9/10 331 Fターム(参考) 2H005 AA00 AA15 BA00 BA03 CB03 CB07 EA01 EA10 2H027 DA01 DA11 DA14 DA27 DA39 DA45 DD07 DE04 DE07 DE10 EA06 EC06 EC09 EC10 ED10 EE02 EE07 EE08 EF08 EJ08 HB02 HB13 HB17 2H077 AA06 AB02 AB14 AB18 AC02 AD06 AD13 AD35 BA09 DA10 DA18 DA24 DA42 DA54 DB01 DB14 DB22 EA03 EA15

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、トナーとキャリアとを混合
    した初期現像剤が封入された現像剤封入容器を有し、前
    記封入容器から充填された初期現像剤を使用して前記像
    担持体上の潜像を現像する、画像形成装置本体に着脱自
    在な現像装置と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度
    を透磁率を利用して検知するトナー濃度検知手段と、前
    記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記
    濃度検知手段の濃度検知出力に基づき前記補給手段のト
    ナー補給を制御する制御手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記画像形成装置本体に装着された現像装置が新品か否
    かを判断する判断手段を有し、 前記現像装置が新品と判断された場合、温湿度に基づい
    て前記濃度検知手段の基準制御電圧値V0を補正した補
    正後基準制御電圧値V1を得る一方、前記初期現像剤の
    濃度を検知して、その濃度検知値が初期現像剤の基準濃
    度値Vrefになるように、前記濃度検知手段の制御電圧
    を調整し、そして前記調整された制御電圧値V10と前記
    補正後基準制御電圧値V1とを比較して、その差が所定
    値以上であったときに、新たな基準制御電圧値を前記調
    整された制御電圧値V10に決定することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体内の環境の温湿度を検
    知する温湿度検知手段を有することを特徴とする請求項
    1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記決定された新たな基準制御電圧値V
    10を所定時間後に前記補正後基準制御電圧値V1に戻す
    ことを特徴とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記決定された新たな基準制御電圧値V
    10を前記補正後基準制御電圧値V1に所定時間で段階的
    に近づけることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記決定された新たな基準制御電圧値V
    10を前記補正後基準制御電圧値V1に所定時間で線形的
    に近づけることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記決定された新たな基準制御電圧値V
    10を前記補正後基準制御電圧値V1に所定時間で非線形
    的に近づけることを特徴とする請求項3の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 像担持体と、トナーとキャリアとを混合
    した初期現像剤が封入された現像剤封入容器を有し、前
    記封入容器から充填された初期現像剤を使用して前記像
    担持体上の潜像を現像する、画像形成装置本体に着脱自
    在な現像装置と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃度
    を透磁率を利用して検知するトナー濃度検知手段と、前
    記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前記
    濃度検知手段の濃度検知出力に基づき前記補給手段のト
    ナー補給を制御する制御手段とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記画像形成装置本体に装着された現像装置が新品か否
    かを判断する判断手段を有し、 前記装着された現像装置が新品と判断された場合、温湿
    度に基づいて前記濃度検知手段の基準制御電圧値V0を
    補正して得られた補正後基準制御電圧値V1を用いて前
    記初期現像剤の濃度を検知し、その濃度検知値V3と初
    期現像剤の基準濃度値Vrefとを比較して、その差が所
    定値以上であったときに、新たな基準濃度値を前記検知
    濃度値V3に決定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 画像形成装置本体内の環境の温湿度を検
    知する温湿度検知手段を有することを特徴とする請求項
    7の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記決定された新たな基準濃度値V3を
    所定時間後に前記基準濃度値Vrefに戻すことを特徴と
    する請求項7又は8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記決定された新たな基準濃度値V3
    を前記基準濃度値Vrefに所定時間で段階的に近づける
    ことを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記決定された新たな基準濃度値V3
    を前記基準濃度値Vrefに所定時間で線形的に近づける
    ことを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記決定された新たな基準濃度値V3
    を前記基準濃度値Vrefに所定時間で非線形的に近づけ
    ることを特徴とする請求項9の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像担持体と、トナーとキャリアとを混
    合した初期現像剤が封入された現像剤封入容器を有し、
    前記封入容器から充填された初期現像剤を使用して前記
    像担持体上の潜像を現像する、画像形成装置本体に着脱
    自在な現像装置と、前記現像装置内の現像剤のトナー濃
    度を透磁率を利用して検知するトナー濃度検知手段と、
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給手段と、前
    記濃度検知手段の濃度検知出力に基づき前記補給手段の
    トナー補給を制御する制御手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記画像形成装置本体に装着された現像装置が新品か否
    かを判断する判断手段を有し、 前記装着された現像装置が新品と判断された場合、前記
    濃度検知手段の基準制御電圧値V4を用いて初期現像剤
    の濃度を検知し、これを温湿度に基づいて補正して得る
    補正後濃度検知値V30と、前記濃度検知手段の基準制御
    電圧値V4を用いて前記初期現像剤の濃度を検知した濃
    度検知値V20とを比較して、その差が所定値以上であっ
    たときに、新たな基準濃度値を前記検知濃度値V20に決
    定することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 画像形成装置本体内の環境の温湿度を
    検知する温湿度検知手段を有することを特徴とする請求
    項13の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記決定された新たな基準濃度値V20
    を所定時間後に前記補正後濃度検知値30に戻すことを特
    徴とする請求項13又は14の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記決定された新たな基準濃度値V20
    を前記補正後濃度検知値V30に所定時間で段階的に近づ
    けることを特徴とする請求項15の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記決定された新たな基準濃度値V20
    を前記補正後濃度検知値V30に所定時間で線形的に近づ
    けることを特徴とする請求項15の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記決定された新たな基準濃度値V20
    を前記補正後濃度検知値V30に所定時間で非線形的に近
    づけることを特徴とする請求項15の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記トナー粒子の形状係数SF−1が
    100〜140、SF−2が100〜120の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1〜18のいずれかの項に記
    載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記トナーが重合法により生成された
    ことを特徴とする請求項1〜19のいずれかの項に記載
    の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記キャリア粒子の比抵抗が1×10
    10〜1×1014Ωcmであることを特徴とする請求項1
    〜20のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記キャリアは、バインダー樹脂と、
    磁性金属酸化物及び非磁性金属酸化物とを含む磁性樹脂
    キャリアであることを特徴とする請求項1〜21のいず
    れかの項に記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記現像装置に現像装置に関する情報
    を記憶する記憶手段を有し、前記画像形成装置本体が、
    前記記憶手段に対し現像装置に関する情報の書き込み及
    び読み出しが可能であることを特徴とする請求項1〜2
    2のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記記憶手段に現像装置が新品である
    か否かの情報を記憶し、前記判断手段は、画像形成装置
    本体に現像装置が装着されたときに、前記記憶手段から
    読み出された情報に基づいて前記現像装置の新品か否か
    の判断を行うことを特徴とする請求項1〜23のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記像担持体と少なくとも前記現像装
    置とを組み合わせて、画像形成装置本体に対し着脱自在
    なプロセスカートリッジに構成したことを特徴とする請
    求項1〜24のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276630A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kyocera Mita Corp トナー濃度制御装置
JP2008051921A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008134286A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2016006441A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 トナー濃度検出装置、画像形成装置、トナー濃度検出方法

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