JP2002243291A - スターリング冷凍機用熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

スターリング冷凍機用熱交換器及びその製造方法

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JP2002243291A JP2001042118A JP2001042118A JP2002243291A JP 2002243291 A JP2002243291 A JP 2002243291A JP 2001042118 A JP2001042118 A JP 2001042118A JP 2001042118 A JP2001042118 A JP 2001042118A JP 2002243291 A JP2002243291 A JP 2002243291A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上が図られるとともに、優れた
性能が安定して得られるスターリング機関用熱交換器を
提供する。 【解決手段】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
状コルゲートフィン1を筒状に丸め、そのV字状の一端
1aと逆V字状の他端1bとを係合することにより連結
して成る環状コルゲートフィン2と、該環状コルゲート
フィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状コルゲー
トフィン2が軸方向から挿入される外側円筒状部材3
と、該環状コルゲートフィン2の内径よりわずかに大き
な外径に選ばれ前記外側円筒状部材3に挿入された前記
環状コルゲートフィン2の軸方向から挿入される内側円
筒状部材4とから成るスターリング冷凍機用熱交換器
5。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリング冷凍
機用熱交換器及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、従来のスターリングエンジン
の一例の構成を示す概略的な断面図である。このスター
リングエンジン100は、所定の周期を有して同一のシ
リンダ101内を往復動するピストン102及びディス
プレーサ103を備えたフリーピストン型スターリング
エンジンと呼ばれるものである。
【0003】シリンダ101内に封入された作動ガス
は、リニアモータ(図示せず)等の駆動源により一定の
周期で往復動するピストン102によって圧縮空間10
4内で圧縮され、再生器106を経由して膨張空間10
5内に移動する。その際、再生器106により圧縮熱の
一部が回収され、作動ガスの温度が低下する。そして、
膨張空間105内に流入した作動ガスはディスプレーサ
103を押し下げ、ディスプレーサロッド107を介し
て接続されたディスプレーサ支持バネ108の弾性によ
りディスプレーサ103はピストン102と同一の周期
で所定の位相差を有して膨張空間105内で往復動す
る。
【0004】膨張空間105内で膨張された作動ガス
は、往復動するディスプレーサ103によって押し出さ
れ、再生器106を経由して圧縮空間104内に移動す
る。その際、作動ガスは再生器106に蓄熱された熱を
受け取って温度が上昇する。そして、圧縮空間104内
でピストン102によって再び圧縮される。この一連の
逆スターリングサイクルが繰り返されることにより、圧
縮空間104に隣接して設けられた放熱用熱交換器11
5から熱が放熱されて該放熱用熱交換器115が高温に
なるとともに、膨張空間105に隣接して設けられた吸
熱用熱交換器116により周囲の空気は熱が吸熱されて
冷却される。
【0005】従って、スターリングエンジン100の効
率を上げて高い冷凍能力を得ようとすれば、放熱用熱交
換器115からの放熱や吸熱用熱交換器116での熱の
吸熱を促進してやる必要がある。そのため、放熱用熱交
換器115や吸熱用熱交換器116の構成に対し、従来
から種々の工夫が凝らされていた。即ち、周囲を波形に
加工した環状コルゲートフィン112を再生器106に
隣接するよう作動ガスの移動経路に位置させて、そこを
介して放熱用熱交換器115から放熱させるとともに、
吸熱用熱交換器116にて熱を吸熱させるようにしてい
た。これにより、スターリングエンジン100の運転
中、外部との熱交換に寄与する有効な表面積が増大し、
速やかな放熱及び吸熱が行われるようになる。
【0006】以下、放熱用熱交換器115を例にして従
来の構成について説明する。図13(a)は、放熱用熱
交換器115の斜視図であり、図13(b),(c)は
その側面近傍を拡大して示す平面図である。放熱用熱交
換器115は、両端面が開放された円筒状部材113
と、この円筒状部材113に内接して嵌着された環状コ
ルゲートフィン112とから成る。環状コルゲートフィ
ン112の側面の全周囲には、軸方向に沿って直線状に
延びる多数のV字状の突出部112aと、これらの突出
部112aの間に位置し該突出部112aと略等しい形
状の多数の溝部112bとからなるギザギザが形成され
ている。尚、吸熱用熱交換器116(図12参照)の構
成は、円筒状部材が一端面が閉じた円筒状部材117
(図12参照)である点以外は放熱用熱交換器115の
構成と同様であるので説明を省略する。
【0007】環状コルゲートフィン112の外径(突出
部112aを滑らかに結んでできる円の直径)は、円筒
状部材113の内径と略等しい寸法に選ばれている。そ
のため、環状コルゲートフィン112の中心が円筒状部
材113の中心軸と一致するよう、環状コルゲートフィ
ン112を円筒状部材113の中空部分に軸方向から挿
入できる。
【0008】しかし、単に挿入しただけでは、環状コル
ゲートフィン112が完全に固定しきられておらず、円
筒状部材113の円周方向や軸方向に環状コルゲートフ
ィン112の位置がずれたりするので、このままでは放
熱用熱交換器115と成り得ない。そこで、従来は環状
コルゲートフィン112の突出部112aと円筒状部材
113の内面とを接着又は溶接することによって、両者
の固定を強固なものとしていた。
【0009】接着による場合は、図13(b)に示すよ
うに、円筒状部材113の内面に接着剤126を薄く塗
り広げておき、そこに環状コルゲートフィン112を挿
入した後、所定の位置にしばらく保持して接着剤126
を乾燥させることにより固定していた。一方、溶接によ
る場合は、図13(c)に示すように、予め環状コルゲ
ートフィン112を円筒状部材113内に挿入して所望
の位置に支えて仮止めしておき、円筒状部材113の内
面とコルゲートフィン112の突出部112aとの互い
に接触又は近接する部分に溶接を施すことで確実に固定
していた。127はその溶接部である。
【0010】しかしながら、このような熱交換器115
の製造方法では、接着や溶接といった手作業による工程
を必要とするため、非常に手間が掛かって熱交換器11
5の生産性が低下する。更に、塗り広げた接着剤の膜圧
の不均一性が生じたり、仮止めした環状コルゲートフィ
ン112が溶接時に位置ずれしたりするため、得られる
熱交換器115の性能にバラツキが生じやすく、安定し
た製品の供給が難しかった。
【0011】このような問題を解決するため、本発明者
らは以前、上記方法とは異なる熱交換器の製造方法を考
案した。図14は、この熱交換器125の製造工程の一
部を示す平面図である。まず、図14(a)のように、
内部熱交換器となる直線状コルゲートフィン121を、
両端121a,121bを合わせるように筒状に丸める
ことにより環状コルゲートフィン122を形成し、その
形を保った状態で保持する。この環状コルゲートフィン
122の外径は、外部熱交換器となる円筒状の外側円筒
状部材123の内径と略同一の寸法に選ばれている。
【0012】そして、図14(b)のように、環状コル
ゲートフィン122を、その中心を外側円筒状部材12
3に中心軸に一致させて軸方向から挿入し、所定の位置
に仮止めしておく。この状態で、環状コルゲートフィン
122の内径よりやや大きめの外径寸法に設定された内
側円筒状部材124を、その中心を環状コルゲートフィ
ン122の中心軸に一致させて軸方向から挿入すること
で、内側から半径方向に環状コルゲートフィン122を
外側円筒状部材123側に圧着して固定する。
【0013】これによると、接着や溶接といった製品の
精度に誤差が出やすい工程が省かれれるため、性能の安
定した熱交換器125を量産できるという利点がある。
また、内側円筒状部材124を新たに設けた構成である
ため、熱交換時に、環状コルゲートフィン122の一部
に偏りがちな温度分布を均一にして熱交換性能の安定化
にも有利に作用するものと考えられる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、直線状
コルゲートフィン121を両端121a,121bを合
わせるように丸めて形を保持した環状コルゲートフィン
122を外側円筒状部材123内に挿入した後、保持し
ていた力を抜くと、前記両端121a,121bが離れ
て、環状コルゲートフィン122の丸めた形状が真円に
ならない場合が起こり得る。
【0015】この場合、環状コルゲートフィン122の
圧着用の内側円筒状部材124を挿入する際、半径方向
に圧着力が均等に加わらないことがあるため、環状コル
ゲートフィン122がいびつな形状となり、円周方向の
フィンピッチの密な部分と疎な部分のバラツキができて
しまう。この結果、熱交換器125から所望の熱交換性
能が得られなくなる恐れがある。
【0016】また、環状コルゲートフィン122が外側
円筒状部材123の内面に滑らかに接していないと、圧
着用の内側円筒状部材124をスムーズに挿入できなく
なる。更には、環状コルゲートフィン122をそのまま
の状態で取り扱うと自重によりフィン間の距離が不均一
になりやすく、作動ガスの流動が不均一になり、やはり
熱交換性能が低下する。
【0017】また、外側円筒状部材123側に圧着され
る環状コルゲートフィン122の圧着力が弱いと、尖っ
た突出部122aで線接触している環状コルゲートフィ
ン122と外側円筒状部材123の内面との接触面積を
充分に確保できず、熱伝達効率が悪いので、熱交換器1
25としての性能の劣化に繋がる。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、生産性の向上が図られるとともに、優
れた性能が安定して得られるスターリング機関用熱交換
器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるスターリング冷凍機用熱交換器は、V字状
の断面形状が連続して繋がる直線状コルゲートフィンを
筒状に丸め、そのV字状の一端と逆V字状の他端とを係
合することにより連結して成る環状コルゲートフィン
と、該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選
ばれ前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される
外側円筒状部材と、該環状コルゲートフィンの内径より
わずかに大きな外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入
された前記環状コルゲートフィンの軸方向から挿入され
る内側円筒状部材とから成るものである。
【0020】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と逆
V字状の他端とを互いの表面にスポット溶接を施すこと
により連結して成る環状コルゲートフィンと、該環状コ
ルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状
コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側円筒状部
材と、該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大き
な外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環
状コルゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状
部材とから成るものである。
【0021】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と逆
V字状の他端とを互いの表面に接着を施すことにより連
結して成る環状コルゲートフィンと、該環状コルゲート
フィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状コルゲー
トフィンが軸方向から挿入される外側円筒状部材と、該
環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径に
選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コルゲ
ートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材とか
ら成るものである。
【0022】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と逆
V字状の他端とを互いの表面に半田付けを施すことによ
り連結して成る環状コルゲートフィンと、該環状コルゲ
ートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状コル
ゲートフィンが軸方向から挿入される外側円筒状部材
と、該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな
外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状
コルゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部
材とから成るものである。
【0023】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端及
び他端を互いの表面を接触させて保持しておき、その一
端及び他端に断面コの字状の接合部材を装着することに
より連結して成る環状コルゲートフィンと、該環状コル
ゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状コ
ルゲートフィンが軸方向から挿入される外側円筒状部材
と、該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな
外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状
コルゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部
材とから成るものである。
【0024】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端及
び他端に形成された切り込みを交差させるように互いに
填め込むことにより連結して成る環状コルゲートフィン
と、該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選
ばれ前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される
外側円筒状部材と、該環状コルゲートフィンの内径より
わずかに大きな外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入
された前記環状コルゲートフィンの軸方向から挿入され
る内側円筒状部材とから成るものである。
【0025】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、V字状の断面形状が連続して繋がる直線状
コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端及
び他端を互いの表面を接触させて保持すことにより凸部
を形成した環状コルゲートフィンと、前記凸部と嵌合す
る凹部が内面に設けられるとともに、前記環状コルゲー
トフィンの外径と略等しい内径に選ばれ前記環状コルゲ
ートフィンが前記凸部と前記凹部との嵌合を伴って軸方
向から挿入される外側円筒状部材と、該環状コルゲート
フィンの内径よりわずかに大きな外径に選ばれ前記外側
円筒状部材に挿入された前記環状コルゲートフィンの軸
方向から挿入される内側円筒状部材とから成るものであ
る。
【0026】また、本発明によるスターリング冷凍機用
熱交換器は、互いに密着して全体として等間隔に並ぶ波
形の突出部が周囲に形成された環状コルゲートフィン
と、該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選
ばれ前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される
外側円筒状部材と、該環状コルゲートフィンの内径より
わずかに大きな外径に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入
された前記環状コルゲートフィンの軸方向から挿入され
る内側円筒状部材とから成るものである。
【0027】これらによると、環状コルゲートフィンが
容易に形成されるとともに、内側円筒状部材によって中
心から外側円筒状部材側に環状コルゲートフィンは半径
方向に圧着され、充分な接触面積を持って外側円筒状部
材の内面と密着することとなる。
【0028】そして、前記外側円筒状部材に隣接して配
され、その内径は前記外側円筒状部材の接合部分では外
側円筒状部材の内径と略等しく、反対側に行くに従い連
続的に大きくなる傾斜面を有した内面の断面形状にされ
た円筒状の導入部材と、前記導入部材の前記外側円筒状
部材の反対側から予め前記内側円筒状部材を嵌入してお
いた前記環状コルゲートフィンを挿入していくとよい。
【0029】これによると、環状コルゲートフィンは、
内側円筒状部材によって中心から外側へ半径方向に圧迫
されながら導入部材の内径の大きなところから小さなと
ころへ徐々に押し込まれていくこととなる。
【0030】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>本発明の第1
の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本
実施形態に係る熱交換器の製造手順の一部であり、
(a)は直線状コルゲートフィンの平面図、(b),
(c)は環状コルゲートフィンを形成する工程であって
一部分を拡大して示す平面図、(d)は完成した熱交換
器の一部分を拡大して示す平面図である。
【0031】図1を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図1(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に延びる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1aはV字状フィンであり、他端1bは逆V
字状フィンになっており、両端1a,1bともにその間
のフィンのフィン長さより短く加工されている。尚、直
線状コルゲートフィン1の紙面に対して垂直な方向の厚
みは、後述する円筒状の外側円筒状部材3の軸方向の長
さより短い寸法に選ばれている。
【0032】そして、図1(a)矢印のように、両端1
a,1bを合わせるように直線状コルゲートフィン1を
筒状に丸め、図1(b)のように一端1aと他端1bと
を引っ掛け合わせることにより、図1(c)のような環
状コルゲートフィン2を形成する。
【0033】これにより、環状コルゲートフィン2は元
の直線状態に戻ろうとして引っ掛けられた両端1a,1
b同士が互いに引っ張り合い、環状コルゲートフィン2
の環状にされた形状が保たれることとなる。2a,2b
はそれぞれ、この環状コルゲートフィン2の周囲に形成
された突出部,溝部であり、2cはその連結部である。
【0034】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0035】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図1(d)のような熱交換器5が完成される。
【0036】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0037】<第2の実施形態>本発明の第2の実施形
態について図面を参照して説明する。図2は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b),(c)は環状コ
ルゲートフィンを形成する工程であって一部分を拡大し
て示す平面図、(d)は完成した熱交換器の一部分を拡
大して示す平面図である。
【0038】図2を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図2(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1aはV字状フィンであり、他端1bは逆V
字状フィンになっており、両端1a,1bともにその間
のフィンのフィン長さより短く加工されている。尚、直
線状コルゲートフィン1の紙面に対して垂直な方向の厚
みは、後述する円筒状の外側円筒状部材3の軸方向の長
さより短い寸法に選ばれている。
【0039】そして、図2(a)の矢印のように、両端
1a,1bを合わせるように直線状コルゲートフィン1
を筒状に丸め、図2(b)のように一端1aと他端1b
の表面の一部にロー付け又はスポット溶接を施して接触
状態で接合することにより、図2(c)のような環状コ
ルゲートフィン2を形成する。2a,2bはそれぞれ、
この環状コルゲートフィン2の周囲に形成された突出
部,溝部であり、2dはそのロー付け又は溶接部であ
る。
【0040】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0041】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図2(d)のような熱交換器5が完成される。
【0042】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0043】<第3の実施形態>本発明の第3の実施形
態について図面を参照して説明する。図3は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b),(c)は環状コ
ルゲートフィンを形成する工程であって一部分を拡大し
て示す平面図、(d)は完成した熱交換器の一部分を拡
大して示す平面図である。
【0044】図3を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図3(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1aはV字状フィンであり、他端1bは逆V
字状フィンになっており、両端1a,1bともにその間
のフィンのフィン長さより短く加工されている。尚、直
線状コルゲートフィン1の紙面に対して垂直な方向の厚
みは、後述する円筒状の外側円筒状部材3の軸方向の長
さより短い寸法に選ばれている。
【0045】そして、図3(a)の矢印のように、予め
表面に瞬間接着剤等の接着剤6(図3(b)参照)を均
一に塗布した両端1a,1bを合わせるように直線状コ
ルゲートフィン1を筒状に丸め、図3(b)のように一
端1aと他端1bの接着剤6の塗布面を接触させた状態
でしばらく保持することにより接着し、図3(c)のよ
うな環状コルゲートフィン2を形成する。2a,2bは
それぞれ、この環状コルゲートフィン2の周囲に形成さ
れた突出部,溝部であり、2eはその接着部である。
【0046】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0047】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図3(d)のような熱交換器5が完成される。
【0048】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0049】<第4の実施形態>本発明の第4の実施形
態について図面を参照して説明する。図4は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b),(c)は環状コ
ルゲートフィンを形成する工程であって一部分を拡大し
て示す平面図、(d)は完成した熱交換器の一部分を拡
大して示す平面図である。
【0050】図4を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図4(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1aはV字状フィンであり、他端1bは逆V
字状フィンになっており、両端1a,1bともにその間
のフィンのフィン長さより短く加工されている。尚、直
線状コルゲートフィン1の紙面に対して垂直な方向の厚
みは、後述する円筒状の外側円筒状部材3の軸方向の長
さより短い寸法に選ばれている。
【0051】そして、図4(a)の矢印のように、予め
表面にペースト状の半田7(図4(b)参照)を均一に
塗布した両端1a,1bを合わせるように直線状コルゲ
ートフィン1を筒状に丸め、図4(b)のように一端1
aと他端1bの半田7の塗布面を接触させた状態でしば
らく加熱することにより半田付けし、図4(c)のよう
な環状コルゲートフィン2を形成する。2a,2bはそ
れぞれ、この環状コルゲートフィン2の周囲に形成され
た突出部,溝部であり、2fはその半田付け部である。
【0052】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0053】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図4(d)のような熱交換器5が完成される。
【0054】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0055】<第5の実施形態>本発明の第5の実施形
態について図面を参照して説明する。図5は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b),(c)は環状コ
ルゲートフィンを形成する工程であって一部分を拡大し
て示す平面図、(d)は完成した熱交換器の一部分を拡
大して示す平面図である。
【0056】図5を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図5(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1a及び他端1bは逆V字状フィンとなって
おり、両端1a,1bともにその間のフィンのフィン長
さより短く加工されている。尚、直線状コルゲートフィ
ン1の紙面に対して垂直な方向の厚みは、後述する円筒
状の外側円筒状部材3の軸方向の長さより短い寸法に選
ばれている。
【0057】そして、図5(a)の矢印のように、両端
1a,1bを合わせるように直線状コルゲートフィン1
を筒状に丸め、図5(b)のように一端1aと他端1b
を互いの表面が接触した状態で保持し、弾性が強い材料
から成る断面コの字状の接合部材8で連結することによ
り、図5(c)のような環状コルゲートフィン2を形成
する。2a,2bはそれぞれ、この環状コルゲートフィ
ン2の周囲に形成された突出部,溝部である。
【0058】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0059】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図5(d)のような熱交換器5が完成される。
【0060】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0061】<第6の実施形態>本発明の第6の実施形
態について図面を参照して説明する。図6は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b)は環状コルゲート
フィンの平面図、(c)は環状コルゲートフィンを外側
円筒状部材に挿入した状態の平面図、(d)は完成した
熱交換器の平面図である。
【0062】図6を参照して本実施形態に係る熱交換器
の製造手順について説明する。図6(a)のように、V
字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲートフィ
ン1の一端1a及び他端1bは逆V字状フィンとなって
おり、両端1a,1bともにその間のフィンのフィン長
さより長く加工されている。尚、直線状コルゲートフィ
ン1の紙面に対して垂直な方向の厚みは、後述する円筒
状の外側円筒状部材3の軸方向の長さより短い寸法に選
ばれている。
【0063】そして、図6(a)の矢印のように、両端
1a,1bを合わせるように直線状コルゲートフィン1
を筒状に丸め、図6(b)のように一端1aと他端1b
を少なくとも先端同士が互いに接触する状態で保持して
おく。2a,2bはそれぞれ、この環状コルゲートフィ
ン2の周囲に形成された突出部,溝部である。これによ
り、両端1a及び1bは、環状コルゲートフィン2の外
径(突出部2aを滑らかに結んでできる円の直径)より
半径方向に突出する凸部2gを形成することとなる。
【0064】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径と略等しい寸法に選ばれてい
る。また、外側熱交換器3の内面の一箇所には、環状コ
ルゲートフィン2の凸部2gが填り合う凹部3aが軸方
向に延びて設けられている。従って、環状コルゲートフ
ィン2は、その中心を外側円筒状部材3の中心軸に合わ
せるとともに、その凸部2gを外側円筒状部材3の凹部
3aに嵌合させて軸方向から挿入することができる。そ
して、図6(c)のように、環状コルゲートフィン2
を、その先端面が外側円筒状部材3の開放端と揃う位置
まで挿入する。
【0065】このとき、凸部2gを構成する両端1a,
1bには、元の直線状コルゲートフィン1に戻ろうとす
る力が作用するが、凸部2gは凹部3a内に動きを規制
された状態であるため、環状コルゲートフィン2が半径
方向に広がろうとする力に変わる。従って、放置したま
ま環状コルゲートフィン2を外側円筒状部材3に仮固定
しておくことができる。
【0066】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図6(d)のような熱交換器5が完成される。
【0067】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0068】<第7の実施形態>本発明の第7の実施形
態について図面を参照して説明する。図7は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は直線
状コルゲートフィンの平面図、(b),(c)は環状コ
ルゲートフィンを形成する工程であって一部分を拡大し
て示す平面図、(d)は完成した熱交換器の一部分を拡
大して示す平面図である。図8は、図7(b)の斜視図
である。
【0069】図7及び図8を参照して本実施形態に係る
熱交換器の製造手順について説明する。図7(a)のよ
うに、V字状の断面形状が連続的に繋がる直線状コルゲ
ートフィン1の一端1a及び他端1bは逆V字状フィン
となっており、両端1a,1bともにその間のフィンの
フィン長さより短く加工されている。
【0070】直線状コルゲートフィン1の一端1a及び
他端1bにはそれぞれ、一端面から他端面側及び他端面
から一端面側に延びる切り込み9(図8参照)が設けら
れている。尚、直線状コルゲートフィン1の紙面に対し
て垂直な方向の厚みは、後述する円筒状の外側円筒状部
材3の軸方向の長さより短い寸法に選ばれている。
【0071】そして、図7(a)の矢印のように、両端
1a,1bを合わせるように直線状コルゲートフィン1
を筒状に丸め、図7(b)及び図8のように一端1aと
他端1bを一方が他方の切り込み9に交互に填り合うよ
うに連結することにより、図7(c)のような環状コル
ゲートフィン2を形成する。2a,2bはそれぞれ、こ
の環状コルゲートフィン2の周囲に形成された突出部,
溝部である。
【0072】円筒状の外側円筒状部材3の内径は、環状
コルゲートフィン2の外径(突出部2aを滑らかに結ん
でできる円の直径)と略等しい寸法に選ばれている。従
って、環状コルゲートフィン2は、その中心を外側円筒
状部材3の中心軸に合わせて軸方向から挿入することが
できる。そして、このようにして外側円筒状部材3内に
挿入した環状コルゲートフィン2を、その先端面が外側
円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう仮固定
しておく。
【0073】一方、円筒状の内側円筒状部材4の外径
は、環状コルゲートフィン2の内径(溝部2bを滑らか
に結んでできる円の直径)よりわずかに大きな寸法に選
ばれている。従って、内側円筒状部材4は、その中心を
環状コルゲートフィン2の中心軸に合わせて軸方向から
圧入することができる。そして、内側円筒状部材4を上
記のように外側円筒状部材3内に挿入して仮固定してい
る環状コルゲートフィン2内に圧入する。これにより、
環状コルゲートフィン2は、内側円筒状部材4の周囲に
よって内側から外側円筒状部材3側へ半径方向に圧着さ
れ、図7(d)のような熱交換器5が完成される。
【0074】従って、環状コルゲートフィン2の外側円
筒状部材3への接着や溶接といった工程が省略され生産
性の向上が図られるとともに、環状コルゲートフィン2
を圧着によって確実に固定でき、しかも、環状コルゲー
トフィン2の全周囲に渡って均一な接触状態が得られる
ため、性能に優れた熱交換器5を安定して提供できる。
【0075】<第8の実施形態>本発明の第8の実施形
態について図面を参照して説明する。図9は本実施形態
に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は環状
コルゲートフィンの平面図、(b)は外側円筒状部材の
平面図、(c)は環状コルゲートフィンを外側円筒状部
材に挿入した状態の平面図である。
【0076】図9を参照して熱交換器の作製手順を説明
する。環状コルゲートフィン2の外周部には、丸みを帯
びた突出部2hが形成されており、隣り合う突出部2h
は互いに密着して全体として等間隔に並ぶ波形の突出部
2hとなっている。一方、外側円筒状部材3は溶融した
金属を金型に流し込んで固めることにより形成され、そ
の内面の全周囲外周部の全周囲に軸方向に延びる波形の
溝部10が等間隔で施されている。
【0077】この溝部10は、環状コルゲートフィン2
の突出部2hが填り合う形状になっている。従って、環
状コルゲートフィン2の中心を外側円筒状部材3の中心
軸に合わせて軸方向から挿入することができる。このよ
うに、環状コルゲートフィン2を円筒状部材3内に挿入
すると、突出部2hと溝部10とが填り合うため、円周
方向に沿う位置ずれが防止される。そして、その先端面
が外側円筒状部材3の開放端と揃う位置にずれないよう
仮固定しておく。
【0078】更に、環状コルゲートフィン2の内径より
わずかに大きな外径を有する円筒状の内側円筒状部材4
(図示せず)を、外側円筒状部材3内に挿入して仮固定
している環状コルゲートフィン2内に軸方向から圧入す
る。これにより、環状コルゲートフィン2は、内側円筒
状部材4の周囲によって内側から外側円筒状部材3側へ
半径方向に圧着され、熱交換器5(図示せず)が完成さ
れる。
【0079】従って、本実施形態によると、環状コルゲ
ートフィン2が外側円筒状部材3の内面に強固に密着さ
れ、環状コルゲートフィン2の全周囲に渡って充分な接
触面積が確保されるため、性能に優れた熱交換器5を安
定して提供できる。
【0080】<第9の実施形態>本発明の第9の実施形
態について図面を参照して説明する。図10は、本実施
形態に係る熱交換器の製造手順の一部であり、(a)は
環状コルゲートフィンを導入部材側から挿入する前の断
面図、(b)はその挿入後の断面図である。図11は、
その熱交換器の側面近傍を拡大して示す平面図である。
【0081】図10(a)、(b)に示すように、円筒
状の外側円筒状部材3は、その軸方向が略水平になるよ
う導入部材11とともに治具12に固定されている。外
側円筒状部材3に隣接して設けられた導入部材11は、
外側円筒状部材3と略等しい外径を有し、その内径は接
合部分では外側円筒状部材3の内径と略等しく、反対側
に行くに従い連続的に大きくなる傾斜面11aを有した
内面の断面形状となっている。
【0082】以下、本実施形態に係る熱交換器の製造手
順について図10を参照して説明する。環状コルゲート
フィン2は、上記第1〜第7の実施形態で述べたように
直線状から環状に形成した環状コルゲートフィン2(図
1〜図7参照)をそのまま使用するものとする。尚、こ
の環状コルゲートフィン2は、外力により容易に変形す
る柔軟性に富む材料によって形成しておく。
【0083】環状コルゲートフィン2内には、該環状コ
ルゲートフィン2の内径よりわずかに大きな外径に選ば
れた内側円筒状部材4が軸方向から嵌入されている。そ
して、この状態で、図10(a)のように、環状コルゲ
ートフィン2を導入部材11の外側円筒状部材3の相対
する側から軸方向に挿入していく。これにより、環状コ
ルゲートフィン2は、内側円筒状部材4によって中心か
ら外側へ半径方向に圧迫されながら導入部材11の傾斜
面11aに沿って内径の大きなところから小さなところ
へ徐々に押し込まれていくこととなる。
【0084】そして、図10(b)に示すように、環状
コルゲートフィン2の先端面が、外側円筒状部材3と導
入部材11の接合部に達したところで圧入を終了する。
これにより、環状コルゲートフィン2の突出部2bは導
入部材11の内面と擦れ合って、その突出部2bの形状
が円弧形状から平面状へと変形していく。この変形によ
り、図11のように、環状コルゲートフィン2と外側円
筒状部材3の内面との接触面積が拡大される。
【0085】この効果は、導入部材11の材質の硬さ
が、環状コルゲートフィン2の材質の硬さよりも大きい
場合に顕著に現れる。従って、外側円筒状部材3の内面
との接触面積が充分に確保され、熱交換器5の熱交換効
率の向上が図られる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、環
状コルゲートフィンの外側円筒状部材への接着や溶接と
いった工程が省略され生産性の向上が図られるととも
に、環状コルゲートフィンを圧着によって確実に固定で
き、しかも、環状コルゲートフィンの全周囲に渡って均
一な接触状態が得られるため、性能に優れた熱交換器を
安定して提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図4】 本発明の第4の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図5】 本発明の第5の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図6】 本発明の第6の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b)は環状コルゲートフィンの平面図、
(c)は環状コルゲートフィンを外側円筒状部材に挿入
した状態の平面図、(d)は完成した熱交換器の平面図
である。
【図7】 本発明の第7の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は直線状コルゲートフィ
ンの平面図、(b),(c)は環状コルゲートフィンを
形成する工程であって一部分を拡大して示す平面図、
(d)は完成した熱交換器の一部分を拡大して示す平面
図である。
【図8】 図7(b)の斜視図である。
【図9】 本発明の第8の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は環状コルゲートフィン
の平面図、(b)は外側円筒状部材の平面図、(c)は
環状コルゲートフィンを外側円筒状部材に挿入した状態
の平面図である。
【図10】 本発明の第9の実施形態に係る熱交換器の
製造手順の一部であり、(a)は環状コルゲートフィン
を導入部材側から挿入する前の断面図、(b)はその挿
入後の断面図である。
【図11】 その熱交換器の側面近傍を拡大して示す平
面図である。
【図12】 従来のスターリングエンジンの一例の構成
を示す概略的な断面図である。
【図13】 そのエンジンに組み込まれる放熱用熱交換
器の斜視図(a)及びその側面近傍を拡大して示す平面
図(b),(c)である。
【図14】 従来の熱交換器の他の例の製造工程の一部
であり、(a)は直線状コルゲートフィンの平面図、
(b)は環状コルゲートフィンの平面図、(c)は環状
コルゲートフィンを外側円筒状部材に挿入した状態の平
面図、(d)は完成した熱交換器の平面図である。
【符号の説明】
1 直線状コルゲートフィン 2 環状コルゲートフィン 3 外側円筒状部材 4 内側円筒状部材 5 熱交換器 6 接着剤 7 半田 8 接合部材 9 切り込み 10 溝部 11 導入部材 12 治具

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と
    逆V字状の他端とを係合することにより連結して成る環
    状コルゲートフィンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  2. 【請求項2】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と
    逆V字状の他端とを互いの表面にスポット溶接を施すこ
    とにより連結して成る環状コルゲートフィンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  3. 【請求項3】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と
    逆V字状の他端とを互いの表面に接着を施すことにより
    連結して成る環状コルゲートフィンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  4. 【請求項4】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、そのV字状の一端と
    逆V字状の他端とを互いの表面に半田付けを施すことに
    より連結して成る環状コルゲートフィンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  5. 【請求項5】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端
    及び他端を互いの表面を接触させて保持しておき、その
    一端及び他端に断面コの字状の接合部材を装着すること
    により連結して成る環状コルゲートフィンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  6. 【請求項6】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端
    及び他端に形成された切り込みを交差させるように互い
    に填め込むことにより連結して成る環状コルゲートフィ
    ンと、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  7. 【請求項7】 V字状の断面形状が連続して繋がる直線
    状コルゲートフィンを筒状に丸め、その逆V字状の一端
    及び他端を互いの表面を接触させて保持すことにより凸
    部を形成した環状コルゲートフィンと、 前記凸部と嵌合する凹部が内面に設けられるとともに、
    前記環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ば
    れ前記環状コルゲートフィンが前記凸部と前記凹部との
    嵌合を伴って軸方向から挿入される外側円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  8. 【請求項8】 互いに密着して全体として等間隔に並ぶ
    波形の突出部が周囲に形成された環状コルゲートフィン
    と、 該環状コルゲートフィンの外径と略等しい内径に選ばれ
    前記環状コルゲートフィンが軸方向から挿入される外側
    円筒状部材と、 該環状コルゲートフィンの内径よりわずかに大きな外径
    に選ばれ前記外側円筒状部材に挿入された前記環状コル
    ゲートフィンの軸方向から挿入される内側円筒状部材と
    から成るスターリング冷凍機用熱交換器。
  9. 【請求項9】 前記外側円筒状部材に隣接して配され、
    その内径は前記外側円筒状部材の接合部分では外側円筒
    状部材の内径と略等しく、反対側に行くに従い連続的に
    大きくなる傾斜面を有した内面の断面形状にされた円筒
    状の導入部材と、前記導入部材の前記外側円筒状部材の
    反対側から予め前記内側円筒状部材を嵌入しておいた前
    記環状コルゲートフィンを挿入していく請求項1〜請求
    項7のいずれかに記載のスターリング冷凍機用熱交換器
    の製造方法。
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