JP2002242656A - ディーゼルエンジンのパティキュレート除去装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンのパティキュレート除去装置

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JP2002242656A
JP2002242656A JP2001044448A JP2001044448A JP2002242656A JP 2002242656 A JP2002242656 A JP 2002242656A JP 2001044448 A JP2001044448 A JP 2001044448A JP 2001044448 A JP2001044448 A JP 2001044448A JP 2002242656 A JP2002242656 A JP 2002242656A
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JP
Japan
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cyclone
exhaust gas
particulate
diesel engine
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001044448A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ozeki
浩 大関
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジンの排気ガス中のパティキ
ュレートを効果的に除去する装置を提供する。 【解決手段】 パティキュレート除去装置100は、円
筒状の本体110を有し、エンジンの排気ガスGの導
入管120が取り付けられる。本体内に導入された排気
ガスは、サイクロンスペース130で渦流となり、サイ
クロン案内部材150に送られるサイクロン案内部材1
50は先細のテーパー部材であって、サイクロンC
絞り込まれた旋回数が増大したサイクロン170に流
れ、浄化されてフィルタ要素140を通過し、排気口1
90から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ン等から排出される排気ガス中の煤を捕集除去するため
の排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主として車両用ディーゼルエンジ
ンの排気ガス浄化装置には、排気ガス中のパティキュレ
ートを捕集除去するための集塵器を設けることが提案さ
れている。そして、上記集塵器としては、重力集塵器、
遠心分離集塵器、慣性力集塵器等を用いる。これらの集
塵器は機械的な作用により煤、塵の捕集作用を行う装置
である。又、上記遠心分離集塵器は種々の構成の中で
も、ボルテックスサイクロン型の装置が最も一般的であ
る。
【0003】サイクロンによる遠心分離機構だけでは、
1μm以下のパティキュレート(微小粒子)の捕集は困
難であることがわかってきた。ボルテックスサイクロン
を利用してパティキュレートを回収するときに、遠心力
による分離効果を向上させるためには、パティキュレー
トを衝突することで凝集させて質量を増加させる必要が
ある。
【0004】図2は、ボルテックスサイクロンを利用し
てパティキュレート除去装置の概要を示す説明図であ
る。(この種の装置は、例えば特開平7−158420
号公報にも開示されている。)全体を符号1で示すディ
ーゼルエンジンのパティキュレート除去装置は、円筒状
の本体10を有し、本体10の一端例にディーゼルエン
ジンからの排気ガスの導入管12が設けられる。この導
入管12は、本体10に送り込まれる排気ガスGが、
円筒状の本体10の内壁部14に沿って渦巻き(ボルテ
ックスサイクロン)Cを発生させるように、本体10
に対して接線方向に配設される。
【0005】円筒状の本体10の内壁部14に沿って流
入した排気ガスEGは、導入管12とは反対側の壁面1
6側に向けて流れを形成するとともに、ボルテックスサ
イクロン流VCを発生し、質量の大きなパティキュレー
トPMが外側へ押し出され、内壁部14側に分離され
る。パティキュレートPMが分離除去されて浄化された
排気ガスGは、本体10の軸線に沿って配設された排
気管20から外方へ排気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造のボルテックスサイクロンを利用したパティキュ
レート除去装置にあっては、質量の小さな微小粒径のパ
ティキュレートは、サイクロンの中心部の流れFに巻
き込まれて、排気ガスGに含まれたままで排出される
問題がある。ボルテックスサイクロンを利用してPMを
回収するときに、回収可能な最小粒径は下記の式で求め
ることができる。
【0007】
【数1】 ここで、B:サイクロン入口幅 N:旋回数(一般に5位) u:入口速度 p:粒子密度 p:気体密度
【0008】従って、最少粒径を小さくするためには
入口を小さくする、サイクロンの旋回数を多くする、
入口速度を早くする、の3通りが考えられる。この中
で、機構的に改善可能で特許性があるのはのサイクロ
ンの旋回数を多くする事である。本発明は、サイクロン
の旋回数をふやすための容積を有効に使うための構造を
提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のディーゼルエン
ジンの排気ガス中のパティキュレートを除去する装置
は、円筒状の本体と、本体の軸心部に配設されるフィル
タ要素と、フィルタ要素の外周部と本体の内周部との間
に設けられる環状のサイクロンスペースと、サイクロン
スペースに開口する排気ガスの導入管と、サイクロンス
ペースに開口する入口部から出口部に向けて径寸法が減
少する円錐形状のサイクロン案内部材と、サイクロン案
内部材の出口部に着脱自在に取り付けられるパティキュ
レート回収部材とを備える。そして、フィルタ要素は、
多孔質材でつくられるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のパティキュレー
ト除去装置の構成を示す説明図である。全体を符号10
0で示すパティキュレート除去装置は、円筒形状の本体
110を有し、本体110にディーゼルエンジンの排気
ガスGが導入される導入管120が取付けられる。導
入管の取付部122から本体110内に導入された排気
ガスGはサイクロンスペース130内でボルテックス
サイクロン(渦流)Cとなって、サイクロン案内部材
150側へ流れる。サイクロンスペース130の中心部
には、多孔質材のフィルタ140が配置される。
【0011】サイクロン案内部材150は、上流の入口
部152から下流の出口部154に向けて径寸法が減少
する円錐形状のテーパー部材であって、出口部154は
パティキュレート回収部材170内に開口するパティキ
ュレート回収部材170は、本体110の仕切板160
に対して取付装置174により着脱自在に取り付けられ
る円筒状の部材である。サイクロン案内装置150内で
旋回半径が絞られた渦流Cは、旋回速度が増大し、増
大した渦流Cはパティキュレート回収部材170内で
質量の大きなパティキュレートPMが遠心力により分離
される。さらに、渦流Cはパティキュレート回収部材
170の壁面172に衝突し、急激に折り返される流れ
となる。この際にも、質量の大きなパティキュレー
トPMが分離、回収される。
【0012】パティキュレートが分離された排気ガスG
は、サイクロン案内装置150の軸線に沿って流れ、
フィルタ要素140を保持する入口180からフィルタ
要素140を通過し、さらに浄化されて排気口190か
ら排出される。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のように、ボルテックスサ
イクロン作用を利用したパティキュレート除去装置にお
いて、サイクロンの旋回数を増加させることによって、
装置の小型化を図るとともに、パティキュレートの除去
効果を向上することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明はディーゼルエンジンのパティキュレー
ト除去装置の構造を示す断面図。
【図2】ボルテックスサイクロンを利用したパティキュ
レート除去装置の一般的な構造を示す説明図。
【符号の説明】
100 パティキュレート除去装置 110 本体 120 ディーゼルエンジンの排気ガス導入管 130 サイクロンスペース 140 フィルタ要素 150 サイクロン案内部材 160 仕切板 170 パティキュレート回収部材 190 排気口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排気ガス中のパテ
    ィキュレートを除去する装置であって、 円筒状の本体と、本体の軸心部に配設されるフィルタ要
    素と、フィルタ要素の外周部と本体の内周部との間に設
    けられる環状のサイクロンスペースと、サイクロンスペ
    ースに開口する排気ガスの導入管と、サイクロンスペー
    スに開口する入口部から出口部に向けて径寸法が減少す
    る円錐形状のサイクロン案内部材と、サイクロン案内部
    材の出口部に着脱自在に取り付けられるパティキュレー
    ト回収部材とを備えるディーゼルエンジンのパティキュ
    レート除去装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ要素は、多孔質材でつくられる
    請求項1記載のディーゼルエンジンのパティキュレート
    除去装置。
JP2001044448A 2001-02-21 2001-02-21 ディーゼルエンジンのパティキュレート除去装置 Pending JP2002242656A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2893667A1 (fr) * 2005-11-24 2007-05-25 Renault Sas Conduit d'entree pour filtre a particules
JP2019055398A (ja) * 2017-08-10 2019-04-11 川崎重工業株式会社 鉄道車両用換気装置の塵埃分離装置及び鉄道車両

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2893667A1 (fr) * 2005-11-24 2007-05-25 Renault Sas Conduit d'entree pour filtre a particules
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JP7094060B2 (ja) 2017-08-10 2022-07-01 川崎車両株式会社 鉄道車両用換気装置の塵埃分離装置及び鉄道車両

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