JP2002239029A - 伸筋浴槽装置 - Google Patents

伸筋浴槽装置

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JP2002239029A
JP2002239029A JP2001044501A JP2001044501A JP2002239029A JP 2002239029 A JP2002239029 A JP 2002239029A JP 2001044501 A JP2001044501 A JP 2001044501A JP 2001044501 A JP2001044501 A JP 2001044501A JP 2002239029 A JP2002239029 A JP 2002239029A
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Japan
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mounting body
tank
extensor
rotating shaft
rotation
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Application number
JP2001044501A
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English (en)
Inventor
Masaaki Makino
正明 牧野
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Wako Kogyo KK
Original Assignee
Wako Kogyo KK
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Publication date
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  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
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  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入浴時間を効果的に活用しながら、簡易に筋
や筋肉を弛緩伸長させて常に柔軟な肉体を保持し、ギッ
クリ腰や四肢の急な痛みなどを生じさせにくい伸筋浴槽
装置を提供する。 【解決手段】 浴湯Uを投入させた槽体12内において
少なくとも回動中心が浴湯内に浸漬する位置に配置さ
れ、回動手段を介して回動遠端側が倒伏位置と起立位置
間を扇形状に反復回動する載架体16を設ける。利用者
の上半身を該載架体16に凭れ掛けさせた状態で該載架
体を反復回動させる。上半身を該載架体16に凭れ掛け
させたリラックスした楽な姿勢で効果的に伸筋させて柔
軟な身体を保持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽内で体の背骨
から脚部周りの筋を弛緩させ、伸長させて柔軟な状態に
保持させる伸筋浴槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の労働者の仕事においては都市圏あ
るいは地方を問わず、例えば電子計算機を用いた机上作
業やその他の事務所処理作業が欠かせないものとなって
おり、そのぶん作業者は運動不足となりがちである。ま
た、一般に車の運転、遊び等に際しても前屈みの姿勢で
いる場合が多く、このため、背骨、脊椎、腰椎の変形を
生じさせやすく現代病と呼ばれる腰痛や肩凝りの原因と
なっている。脊椎や腰椎等の変形予防あるいは背筋その
他筋肉の疲労を緩和するには、後屈運動や矯正体操が不
可欠となっている。前屈みの姿勢の継続、固定からくる
腰痛、肩凝りを予防、緩和する運動や矯正体操は筋肉、
身体を暖めて柔らかくしてから行なうことが必要であ
り、冷えた堅い状態での矯正運動は逆にスジや筋肉を痛
める原因にもなりかねない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらを補うために、
トレーニングジムやプールなどの運動施設に定期的に出
向いて体力を維持させる場合もあるが、概ね、大多数の
労働者は運動不足でしかも座位姿勢時間が長く、筋肉が
硬直し筋力の弱体化とあいまって日常生活でふとした身
体の捩じり動作などで簡単に筋肉や腰部に許容限度以上
の局部的な負荷がかかっていわゆるギックリ腰や四肢の
痛みを生じさせる場合が多かった。
【0004】本発明は上記従来の課題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、わざわざ時間を設けて体力を
維持させるための運動施設などに出向く必要がなく、入
浴時間を効果的に活用しながら、服装などの準備が不要
でしかも簡単にかつ大きな努力を必要とせずに筋や筋肉
を弛緩伸長させて常に柔軟な肉体を保持し、ギックリ腰
や四肢の急な痛みなどを生じさせにくい伸筋浴槽装置を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、浴湯Uを投入させた槽体12内におい
て少なくとも回動中心が浴湯内に浸漬する位置に配置さ
れ、回動手段を介して回動遠端側が倒伏位置と起立位置
間を扇形状に反復回動する載架体16を設け、利用者の
上半身を該載架体16に凭れ掛けさせた状態で該載架体
を反復回動させる伸筋浴槽装置10から構成される。
【0006】また、前記槽体12は一方側に長く設けら
れ、槽内に浴湯を投入させた槽体の長手方向と交差する
方向を回転軸方向とし、駆動装置28を介して回転駆動
される回動軸14を槽内を貫通させて設け、該回動軸1
4に前記載架体14の回動中心部を固定させたこととし
てもよい。
【0007】また、載架体16を取り付けた回動軸14
が槽内の床面から所要高さ離隔(H)した位置に配置さ
れたこととしてもよい。
【0008】また、槽体12の長手方向に沿って移動自
在に設けられ利用者が上半身を載架体16に凭れ掛けた
状態でその上方から散湯させる散湯装置46が設けられ
たこととしてもよい。
【0009】また、変速機構を介して回動軸14の回動
速度が可変とした構成としても良い。
【0010】また、複数の槽体12が隣接して並設さ
れ、回動軸14はそれらの隣接する槽壁12A、12
A...を貫通して共通の回動軸とした構成としても良
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の第一の実施の形態について説明する。図1ないし図6
は本発明の第一の実施の形態について説明しており、図
1において、伸筋浴槽装置10は、浴湯を投入させた槽
体12内において少なくとも回動中心が浴湯U内に浸漬
する位置に配置され、回動手段を介して回動遠端側が倒
伏位置と起立位置間を扇形状に反復回動する載架体16
を備えている。すなわち、例えば載架体16の一部に回
動軸を固定して回動自在に軸支させ、さらに、この回動
中心を浴湯内に漬かる位置に設定し、載架体の遠端側と
なる自由端に利用者の上半身を凭れ掛けさせる掛かり部
を設け、該掛かり部に利用者の上半身を凭れ掛けさせた
状態で載架体の自由端側、すなわち、掛かり部側を扇形
状に回動させるものである。
【0012】実施の形態において、槽内に浴湯を充填す
る槽体12は一方側に長く設けられた直方体形状の槽体
からなり、この槽内を貫通して回動軸14を設け、この
回動軸14にその一端側を固定して載架体16が設けら
れている。実施形態において、詳細には、槽体12は内
部が中空の有底直方体形状からなっており、たとえばF
RP 強化プラスチック性、あるいはコンクリート壁体
の表面にタイル張りした耐水性 あるいは耐食性に優れ
た材料から形成されている。
【0013】この槽体12の槽内、すなわち浴槽内は同
槽体の外形形状と相似形でこの外径形状よりも小さく一
方側に長い直方体形状で形成されている。従って槽体1
2は相対向する長辺側の槽壁である長辺壁12Aと短辺
側の槽壁である短辺壁12Bが水密に接合されて平面四
角形状に囲周するように組み付けて構成されている。
【0014】この槽体12の長手方向と交差する方向を
軸長手方向とするように槽体の一端寄り(12B)位置
において対向する槽壁(12A)を貫通して支持されて
回動軸14が回転自在に設けられている。この回動軸1
4は、両方の長辺壁12Aの外面側に取り付けられた軸
受機構18を介して回転自在に支持されており、図4に
示すように長辺壁12Aの外面側に背面合わせ状に固定
された逆L字状の軸受支持体20と該軸受支持体20に
着脱可能に嵌着される嵌合部材22と嵌合部材22内に
取りつけられた軸受24と、により軸受機構18が構成
されている。嵌合部材22は、ボルト等の締着部材で軸
受支持体20を貫通して長辺壁12Aに螺着固定されて
いる。そして、回動軸14は長辺壁12Aと、これらの
軸受支持体20と嵌合部材22を貫通した状態で嵌合部
材内に設置された回動軸14により回転自在に軸支され
ている。また、回動軸14と長辺壁12Aの貫通穴10
0との間隙には水密保持用のゴムなどからなるパッキン
部材26が取り付けられている。図4に示す軸受機構1
8は図1における槽体の両長辺壁12Aにおいて同様の
構成で設置されている。
【0015】図1、図2において、回動軸14を回転駆
動させる駆動装置28が1つの長辺壁の外面側に配置さ
れている。実施形態において、駆動装置28はシリンダ
30内に収納されて伸縮駆動するロッド32を備えた油
圧ジャッキ機構からなっている。図1、図2に示すよう
に、回動軸14の長辺壁12Aから延長した延長部14
aには、その中間位置から直交方向にT字状に駆動レバ
ー34が固定されており、油圧ジャッキ機構のロッド3
2の先端が駆動レバー34の下面側に枢着されてロッド
32の伸縮動作に対応してこの駆動レバー34の自由端
側が扇形状に回動するようになっている。
【0016】この実施形態において、駆動レバー34の
回動範囲を規制するように2個のストッパ杆36が中間
に間隙を開けて駆動レバー34の自由端側をその間隙内
に挿入させて端部を突出させるように槽体12の長辺壁
12Aから外方に垂直方向にかつ相互に平行となるよう
に突出して固定されている。駆動レバー34の回動範囲
は駆動装置28の油圧ジャッキ機構の油圧操作自体でそ
のロッドの伸縮範囲を制御して駆動レバー34の回動範
囲を設定するようにしても良いが、ストッパ杆36によ
ってその回動範囲を確実に規制しうる。
【0017】図1、図3に示すように、回動軸14に
は、平面四角形状の槽体12の槽内の短辺壁の内のり長
さよりもやや短い長さを長辺とする長四角板状の載架体
16が固定されている。すなわち、実施形態において、
長四角板の長辺部分が回動軸14にその長手方向に渡っ
て固定されており、同長四角板の相対向する他の長辺側
が自由端となって回動軸14の回転動作に伴ってその自
由端側が扇形状に回動するようになっている。
【0018】図3に示すように、載架体16は長四角板
の長辺部分の縁部を回動軸14にその長辺長さ全体に渡
って固定された例えばステンレス製等の芯板38と該芯
板の表面に被着された合成樹脂被覆シートあるいは木板
等の表面部材を張設して構成されており、その揺動する
自由端側には、ヘッドレストあるいは手等で利用者が把
持して該載架体16に自身の上半身を凭れ掛けさせるた
めの掛り部材40が取りつけられている。そして、この
載架体16に該伸筋浴槽装置10を利用する利用者の上
半身を凭れ掛けさせて扇形状にこの載架体16の自由端
側を回動させる。載架体16は、例えば図7に示すよう
な倒伏位置(あるいは角度)Xと起立位置(あるいは角
度)Yとの間を反復して扇形状に揺動するものであり、
その倒伏位置(角度)や起立位置(角度)は任意に設定
してもよい。
【0019】この実施形態では、特に図7に示すよう
に、載架体16を取り付けた回動軸14は槽内の床12
Cの床面から所要離隔高さ間隔Hだけ離隔した位置にお
いて回動自在となるように配置されている。これによっ
て、図7に示すように利用者が浴湯中に一部を浸漬させ
た状態で載架体16の自由端側に俯せ状態でその上半身
を凭れ掛けさせた際に回動軸中心からの載架体の自由端
までの長さが短く設定されることとなり、これによっ
て、載架体16の回動による自分の脊椎や腰椎等の反り
具合を調整しやすいものとなると共に回動軸を床面ぎり
ぎりに設定した場合に比較して上半身を凭れ掛けさせた
際に回動軸14と床面との間に腹部の一部を挟まれるよ
うなことがなくなる。
【0020】更に、この実施形態において、駆動装置2
8の取り付け側の長辺壁12Aと対向する他の長辺壁側
には仕切り板42が載架体に凭れた状態の利用者の上半
身側において槽体から上方に立設されており、この仕切
り板42に油圧ジャッキ機構の回動範囲並びに回動速度
を調整設定させる操作盤44が浴槽内側に面して設けら
れており、その操作スイッチを調整することによって図
示しない変速機構を介して回動軸の回動速度や回動範囲
を可変調整しうるようになっている。従って、利用者の
体の具合やその日の体調等に応じて回転速度を調整しな
がら体の筋を湯に浸漬させた状態で筋や体全体を弛緩伸
長させると共にその回動範囲も調整することによって同
じく自分の体に最も適した背中の反り具合を得るように
調整して利用することができる。
【0021】更にこの実施形態において、図1、図2、
図6に示すように利用者が上半身を載架体16に凭れ掛
けた状態でその上方から散湯させる散湯装置46が設け
られている。実施形態において、散湯装置46は槽体の
一方の長辺壁12A側に基部を取り付けられて、他方の
長辺壁12A’の上端縁側にまたがるように渡設された
状態でその下面に複数の散湯口48を設けた散湯管50
を備えている。この実施形態において、散湯管50の基
部側にステンレス製等の金属製可撓管52が連結され、
さらにこの金属製可撓管52に供給管54が図示しない
ポンプに接続されて設けられている。一方、長辺壁12
Aの肉厚槽壁の上端平坦面と断面角隅部部分を含む上縁
部分に跨がるようにコ字形のスライダ56が同長辺壁1
2Aの長手方向にスライド可能に設けられており、この
スライダ56が、散湯管50の金属製可撓管52部分を
クランプ部材58により把持している。これによって、
散湯管50の金属製可撓管52の下方部からL字状に延
長し供給元側に接続した伸縮蛇腹管により供給管54ご
と槽体12の長辺壁12Aの長手方向に沿ってスライダ
56を介してスライド横移動し、利用者の身長高さ方向
にその利用者の身体への散湯位置を移動調整し得るよう
になっている。なお、供給管54は案内部材60に係合
して散湯管のスライド移動時の直線方向の動きを案内さ
れる。
【0022】そして、金属製可撓管52部分において散
湯管50を他の長辺壁12A’側に向けてその先端を倒
伏起立自在に自在に曲げ設定することができ、これによ
って長辺壁の長手側に散湯管をスライド調整しながら利
用者の散湯したい部位に当たるように散湯位置を設定す
ることができる。
【0023】また、金属製可撓管52と散湯管50本体
部分には散湯の開閉部62としての開閉コックが設けら
れておりこの開閉部によって散湯の開始または停止を行
わせる。また、この実施形態において、スライダ56が
設置された長辺壁12Aと対向する他の長辺壁12A’
側には散湯管を倒伏させて両方の長辺壁の上端を跨がる
ように架設させた際その倒伏端側を保持してロックさせ
る保持体64が同じく長辺壁の長手方向にそってスライ
ド自在に設けられている。これらのスライダ56や保持
体64は例えば利用者が手動によってその長辺壁の長手
方向に沿う位置を設定するようになっている。なお散湯
管50の長手先端側は閉鎖されており、散湯口48から
圧送された湯が噴射され散湯される。
【0024】次に、本発明の実施形態に係る伸筋浴槽装
置の作用について説明すると、伸筋浴槽装置10の使用
に際しては、例えば図7の槽体12の内部に槽壁の上限
位置程度に浴湯Uを投入させて張っておく。そして、槽
体12内の床12Cに利用者は俯せ状態で身体を伸ば
し、例えば載架体16の自由端側のヘッドレスト等に両
手を沿えて図7の破線に示すように床面から20度程度
の角度に載架体16の板を角度設定させて顔が浴湯にふ
れない程度のギリギリの高さ程度となるように体を伸ば
した状態で保持させる。この状態で操作盤44の起動ボ
タンを操作すると駆動装置28の油圧ジャッキ機構が作
動してロッド32及び駆動レバー34を駆動させこれに
よって回動軸14が所定の回動範囲で回動すると載架体
16の自由端側が扇形状に揺動する。この時利用者は自
然な状態で単に載架体16に上半身を預け、凭れ掛けさ
せた状態を保持するだけで載架体16の揺動に伴って後
屈姿勢と自然に伸ばした姿勢を反復して繰り返すことと
なり、しかも背筋や脊椎や腰椎等を浴湯に浸漬させた状
態で弛緩させながらその後屈、伸長の反復運動で利用者
の身体の筋や筋肉、脊柱等を伸ばし全身を柔軟な状態に
させることとなる。これによって、浴湯を行いながら身
体の伸筋を行って時間を効果的に使用できると共に日常
的に柔軟な身体を維持させることができ、肩こりや不慮
の動きによる腰痛やぎっくり腰等の事故を未然に防止す
ることができる。
【0025】実施形態では、槽体12は例えば1人が入
浴するための浴槽として構成しているが、該伸筋浴槽装
置10は例えば図8に示すように、多数あるいは複数の
利用者が同時に入浴可能な大浴槽の一部において回動す
る載架体16を設けて構成してもよい。
【0026】次に図9に基づいて本発明の第二の実施形
態について説明するが第一の実施形態と同一部材には同
一符号を付し、その詳細な説明を省略する。この実施形
態においては複数の槽体12が隣接して併設されており
更にその回動軸14はそれらの隣接する槽壁12A、1
2A...を貫通して共通の回動軸とされている。図に
おいて、3個の槽体12がそれぞれ長手方向を揃えるよ
うに平行に配置されておりそれらの各々の長辺壁12
A,12A...をすべて貫通して回動軸14が回転自
在に軸支されている。そして1個の油圧ジャッキ機構に
より3個の載架体16を同時に回転駆動させるようにな
っている。
【0027】この実施形態では1個の回動軸ですべての
載架体16の扇形状の回動を駆動させることができ施工
並びに製造コストを低廉に維持することができる。この
場合にも、それぞれの槽体について先の実施形態と同様
の散湯装置46が設けられており各々を槽体の利用者が
それぞれ所望の散湯位置に槽体の長手方向に沿って散湯
管50を移動調整して使用することができる。なお実施
形態において各槽体12は個別に分割させた別個の3台
の槽体を配置して構成しているが、それぞれの短辺壁1
2Bを一体化して全体として大きな槽体を形成させ、こ
れを3分割あるいは所望の分割数で分割する仕切り壁4
2を形成させて分割させて実施するようにしてもよい。
【0028】以上説明した本発明の伸筋浴槽装置は上記
した実施の形態にのみ限定されるものではなく特許請求
の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において
任意の改変を行っても良い。例えば、実施形態では槽体
を貫通させて回動軸を設け、貫通状態で槽体内に配置さ
れる回動軸の部分に直接に載架体の一端あるいは一辺側
を固定させているが、掛かり部40を設けない側の自由
端を形成するように載架体の中間位置、あるいは中央位
置に回動軸を取り付けるようにしても良い。また、回動
軸を直接に回転駆動させて載架体の自由端側を扇形に回
動させるのではなく、例えば、回動軸は端に軸支のみを
行い、その自由端側を強制的に扇形状に揺動させる揺動
装置を設けて載架体の一端側を扇形状に回動させるよう
にしても良い。また、例えば載架体16を取り付けた回
動軸14は床板12Cの直上部に設けてもよいし、また
床板内部に埋め込むように配置させてもよい。また、回
動軸14と載架体16との固定は、例えば載架体16の
端部に貫通孔を設け、回動軸をこの貫通孔に貫通させた
状態で固定させるようにしてもよいし、その状態で回り
止めを規制するように貫通孔内壁形状を歯車溝形状とし
て固定させてもよいし、さらに、溶接で固定してもよ
い。また、槽体12の材質や形状は任意に構成しても良
いし、さらに載架体16の構成は芯板38に表面材を被
着させた構成としなくとも、例えばフレーム枠やネット
体等で構成し、これに利用者が身体を預けて利用できる
ようにても良い。また、駆動装置28についても油圧ジ
ャッキ機構に限ることなく、例えば油圧モ−タ、その他
の動力を用いて歯車やベルトあるいはチェ−ン等の伝達
装置を介して回動軸14を回転駆動させるようにしても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の伸筋浴槽
装置は、浴湯を投入させた槽体内において少なくとも回
動中心が浴湯内に浸漬する位置に配置され、回動手段を
介して回動遠端側が倒伏位置と起立位置間を扇形状に反
復回動する載架体を設け、利用者の上半身を該載架体に
凭れ掛けさせた状態で該載架体を反復回動させる構成で
あるから、浴槽の浴湯内で単に載架体に対して利用者は
上半身を凭れ掛けさせるだけで、浴湯による身体全体の
筋肉や筋の弛緩を行なわせると同時に後屈状態と自然な
俯せ状態を反復して筋や筋肉を伸長させると共に載架体
に凭れ掛けた状態で腰部や脚部等についてねじり動作を
複合的に行いながら簡単かつ楽な姿勢で伸筋を行うこと
が可能である。
【0030】また、槽体は一方側に長く設けられ、槽内
に浴湯を投入させた槽体の長手方向と交差する方向を回
動軸方向とし、駆動装置を介して回転駆動される回動軸
を槽内を貫通させて設け、該回動軸に前記載架体の回動
中心部を固定させた構成とするから、載架体を直接に回
動軸に取り付けて簡単な構造で安定した載架体の回動遠
端側の扇形状の回動を行わせることができ、製作コスト
も低廉に維持しうる。
【0031】また、載架体を取り付けた回動軸が槽内の
床面から所要高さ離隔した位置に配置された構成とする
ことにより、載架体に上半身を完全に預けさせた姿勢で
載架体の後屈と復帰の作動時に利用者自身の体の位置や
姿勢やねじり動作を複合的に加えながら、それらの運動
の自由度を高くでき、円滑に伸筋を行うことができる。
また、上半身を載架体に預けた状態で腹部等を回動軸側
で挟まれることがなく安全に伸筋浴湯を行うことが可能
である。
【0032】また、槽体の長手方向に沿って移動自在に
設けられ利用者が上半身を載架体に凭れ掛けた状態でそ
の上方から散湯させる散湯装置が設けられた構成とする
ことにより、載架体による後屈、自然状態復帰の運動等
と同時に、利用者の体の背面側へ湯を散湯させ、特に強
めの圧力で散湯させたりあるいは強弱の調整を行ないな
がら散湯を背中面等に投射させることにより快適な状態
で伸筋浴湯を行うことができる。
【0033】また、変速機構を介して回動軸の回動速度
が可変とさせた構成とすることにより、利用者の身体の
状態に対応させてそれぞれに最適の後屈、復帰反復動作
を設定させて伸筋浴湯を実現させることができる。
【0034】さらに、複数の槽体が隣接して並設され、
回動軸はそれらの隣接する槽壁を貫通して共通の回動軸
とされた構成とすることにより、浴湯施設等で複数の利
用客に対して使用させる場合に1個の駆動装置でそれぞ
れの槽体内の載架体を同時に回動させることができて設
備コストならびに電力コストなどを安価に維持させかつ
節約させることができる。また、家屋内のスペース効率
を向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る伸筋浴槽装置の全体斜
視図である。
【図2】図1の実施形態の伸筋浴槽装置の正面図であ
る。
【図3】図2の縦断面説明図である。
【図4】回動軸の軸受け部分の一部省略断面説明図であ
る。
【図5】図1の実施形態の散湯装置の金属製可撓管部分
の一部省略説明図である。
【図6】図1の実施形態の散湯装置の散湯状態の概略説
明図である。
【図7】図1の実施形態の利用者による利用状態の作用
説明図である。
【図8】伸筋浴槽装置を大浴槽に実施させた場合の概略
構成説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る伸筋浴槽装置の概
略斜視説明図である。
【符号の説明】
10 伸筋浴槽装置 12 槽体 12A 長辺壁 12B 短辺壁 14 回動軸 16 載架体 18 軸受機構 28 駆動装置 40 掛かり部材 46 散湯装置 50 散湯管 52 金属製可撓管 56 スライダ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61H 1/02 A47K 3/22 33/00 310 A61F 5/04 311Z Fターム(参考) 2D032 FA02 4C094 AA01 BB08 BB10 BB16 CC04 CC08 CC09 DD14 EE20 EE31 GG01 GG08 4C098 AA03 BB03 BB05 BB08 BB11 BC24 BC26 BC30 BD06 BD07 BD12 DD17 DD21 DD23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴湯を投入させた槽体内において少なく
    とも回動中心が浴湯内に浸漬する位置に配置され、回動
    手段を介して回動遠端側が倒伏位置と起立位置間を扇形
    状に反復回動する載架体を設け、 利用者の上半身を該載架体に凭れ掛けさせた状態で該載
    架体を反復回動させることを特徴とする伸筋浴槽装置。
  2. 【請求項2】 前記槽体は一方側に長く設けられ、 槽内に浴湯を投入させた槽体の長手方向と交差する方向
    を回転軸方向とし、駆動装置を介して回転駆動される回
    動軸を槽内を貫通させて設け、該回動軸に前記載架体の
    回動中心部を固定させたことを特徴とする請求項1記載
    の伸筋浴槽装置。
  3. 【請求項3】 載架体を取り付けた回動軸が槽内の床面
    から所要高さ離隔した位置に配置された請求項2記載の
    伸筋浴槽装置。
  4. 【請求項4】 槽体の長手方向に沿って移動自在に設け
    られ利用者が上半身を載架体に凭れ掛けた状態でその上
    方から散湯させる散湯装置が設けられたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の伸筋浴槽装置。
  5. 【請求項5】 変速機構を介して回動軸の回動速度が可
    変とされる請求項1ないし4のいずれかに記載の伸筋浴
    槽装置。
  6. 【請求項6】 複数の槽体が隣接して並設され、回動軸
    はそれらの隣接する槽壁を貫通して共通の回動軸とされ
    た請求項2ないし5のいずれかに記載の伸筋浴槽装置。
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