JP2002238859A - 医用カラー画像処理装置 - Google Patents

医用カラー画像処理装置

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JP2002238859A
JP2002238859A JP2001397280A JP2001397280A JP2002238859A JP 2002238859 A JP2002238859 A JP 2002238859A JP 2001397280 A JP2001397280 A JP 2001397280A JP 2001397280 A JP2001397280 A JP 2001397280A JP 2002238859 A JP2002238859 A JP 2002238859A
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JP2001397280A
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Shinya Tanaka
信也 田中
Kazuhiro Matsumoto
和浩 松本
Takeshi Kitamura
健史 北村
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原画像の色調を損なわない眼底像を得る。 【解決手段】 眼底像Piは入力装置16において赤、
緑、青に色分解した後に各バンドごとにデジタル化し、
原画バンド画像R1、G1、B1を有する原画画像デー
タPaを生成する。この原画バンド画像R1、G1、B
1は線結合回路17において、明度画像L1=r(R
1)+g(G1)+b(B1)に変換される。この明度
画像L1に対して、画像処理回路18においてフィルタ
処理し、その結果を明度画像L2とする。次いで、除算
器19において、明度画像L1とL2との各画素の比で
ある明度比較像MをM=L2/L1により演算する。最
後に乗算器20において、明度比較像Mを原画バンド画
像R1、G1、B1に乗じてアナログ信号とし、R2、
G2、B2から成る処理画像データPbをアナログ化
し、RGBモニタ22上に入力することにより処理結果
眼底像Poが表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用カラー画像処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、眼底カラー画像を赤、緑、青の3
色に分解して、所謂カラー画像の画像処理を行う場合
に、赤、緑、青に分解したバンド画像にそれぞれ画像処
理を行っている。図4はその概要を示し、赤、緑、青に
色分解してR1、G1、B1にデジタル化された原画像
に対し、例えばエッジ強調等のデジタルフィルタ処理を
し、R2、G2、B2というデジタル画像を作成する。
この画像をD/A変換器を介し、モニタ上で重畳表示し
カラー画像として出力している。
【0003】眼底画像の撮影操作の例えばピントぼけ、
露出不足の失敗や、白内障による解像不足等の病変によ
る悪影響等のため、診断に不十分な眼底像となった場合
に、その眼底像に対して見過ごしがちな例えば小出血斑
や新生血管等の病変の特徴の強調が必要とされる。しか
し、眼底像の色調は診断のための重要な手掛かりなの
で、このような強調等の画像処理を行っても、原画像の
色調はそのまま保存しておく必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来例に
おいては、赤(R)、緑(G)、青(B)に分解したバ
ンド画像のそれぞれに対し、独立に処理を行っているた
め、例えば特定部位の抽出等のための前処理としてこの
画像処理を行う場合には問題とはならなかったが、単純
に画像の見映えを変更する処理においては、各バンド画
像のR、G、Bの値が独立に決定されるため、処理画像
は原画像と異なる色調となることが多い。
【0005】本発明の目的は、上述の課題を解決し、原
画像の色調を損わない眼底像が得られる医用カラー画像
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの第1発明に係る医用カラー画像処理装置は、異なる
波長域で色分解されたマルチバンド画像の処理を行う処
理手段を有する装置において、前記処理手段は色分解さ
れたマルチバンド画像に所定の係数を乗じた後に加算す
ることによって各原画像の明度画像を作成する第1の手
段と、前記明度画像にから中間画像を作成する第2の手
段と、前記中間画像の前記明度画像に対する比から明度
比画像を作成する第3の手段と、前記各バンド画像のそ
れぞれと前記明度比画像との積をとり最終画像を作成す
る第4の手段とから成ることを特徴とする。
【0007】また、第2発明に係る医用カラー画像処理
装置は、複数の原画像に対して異なる波長域で色分解さ
れたマルチバンド画像間の演算処理を行う場合におい
て、前記色分解された複数の各バンド画像に所定の係数
を乗じた後に加算することによって、前記複数の原画像
の明度画像を作成する第1の手段と、前記複数の原画像
の明度画像間で所定の画像間演算を行う第2の手段と、
前記各原画像の平均値画像又は前記原画像の何れかを基
準画像として該基準画像と前記画像間演算の結果画像と
の積を求め最終画像を生成する第3の手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】
【実施例】本発明を図1〜図3に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は一般的な眼底撮影装置の構成
図を示している。光源1から被検眼Eまでの光路上O1
には、レンズ2、中心部に開口部3aを有する孔あきミ
ラー3、対物レンズ4が配置され、孔あきミラー3の背
後の光路O2上には、フォーカスレンズ5、撮影レンズ
6、跳ね上げミラー7、フィルム8が配置されている。
跳ね上げミラー7の反射方向の光路上には、ミラー9、
ピント板10、ファインダレンズ11が配置されてい
る。
【0009】また、12はコントロールボックスであ
り、このコントロールボックス12から光源1、及びフ
ォーカスレンズ5を駆動するフォーカスレンズ駆動手段
13に出力がなされ、フォーカス調整スイッチ14、撮
影スイッチ15が接続されている。
【0010】観察時においては、光源1を発した光束は
リレーレンズ2を通り、孔あきミラー3において反射さ
れ、対物レンズ4を通って被検眼Eの瞳Epを介して眼
底Erを照明する。眼底像は対物レンズ4、孔あきミラ
ー3の開口3a、フォーカスレンズ5、撮影レンズ6を
通り、跳ね上げミラー7、ミラー9により反射されピン
ト板10の付近に結像する。撮影者はファインダレンズ
11を通してその像を観察する。そして、眼底像の結像
位置がピント板10とずれている場合には、フォーカス
調整スイッチ14により眼底像結像位置がピント板10
と一致するようにフォーカスレンズ5の位置を調整す
る。フォーカスレンズ5はスイッチ14の入力を受け、
コントロールボックス12を介して例えばリニアモータ
から成るレンズ駆動手段13により移動する。フォーカ
スレンズ5の位置はコントロールボックス13で常に検
知しており、コントロールボックス12はこのフォーカ
スレンズ5の位置から撮影時の光源1の発光光量を決定
する。
【0011】撮影者はピント合わせ動作を終了し、撮影
部位及びフレアの有無を確認した後に撮影スイッチ15
を押す。跳ね上げミラー7は光路外に退避し、光源1は
前記手段から求めた発光量の光束を発光し、その光束は
観察光と同様に被検眼Eの眼底Erを照明し、眼底像は
対物レンズ4、孔あきミラー3の開口部3a、フォーカ
スレンズ5、撮影レンズ6を通りフィルム8上に結像し
記録され撮影を終了する。
【0012】図2は眼底撮影装置を対象とした実施例に
係る画像処理の説明図である。眼底像Piは入力装置1
6において、赤、緑、青に色分解された後に、A/D変
換され赤、緑、青色の各バンドごとにデジタル化された
原画画像データPaを生成する。ここで、原画像データ
Paは原画バンド画像R1、G1、B1を有することに
なる。この原画バンド画像R1、G1、B1は線型結合
回路17において、明度画像L1=r(R1)+g(G
1)+b(B1)に変換される。画像間の演算式は、各
画像において対応する画素ごとに表記の演算を行い、そ
の結果として1つの画像データを生成することを意味す
るものとし、r、g、bは各画像の係数である。例え
ば、R1、G1、B1がNTSC系に色分解されている
場合は、r=0.30、g=0.59、b=0.11で
ある。
【0013】この明度画像L1に対して、画像処理回路
18においてフィルタ処理、例えばエッジ強調処理であ
れば明度画像L1にラプラシアンを加算し、この結果を
明度画像L2とする。次いで、除算器19において、明
度画像L1と明度画像L2との各画素の比である明度比
画像MをM=L2/L1により演算する。最後に乗算器
20において、明度比画像Mを原画バンド画像R1、G
1、B1に乗じて、処理バンド画像によりアナログ信号
としR2、G2、B2を得るが、このR2、G2、B2
が処理画像データPbとなる。処理バンド画像R2、G
2、B2をD/A変換器21r、21g、21bを経
て、RGBテレビモニタ22上に入力することにより処
理結果眼底像Poが表示される。
【0014】以上の処理において、原画像データPaの
任意の画素の(赤、緑、青)の比F(Pa)と画像デー
タPbの処理対応画素の赤、緑、青の比F(Pb)は不
変である。即ち、各画像における対応する任意の画素の
赤、緑、青の値を、それぞれr1、g1、b1、r2、
g2、b2とすれば、 r2=mr1=L2/L1r1 g2=mg1=L2/L1g1 b2=mb1=L2/L1b1 F(Pa)=(r1,g1,b1) F(Pb)=(r2,g2,b2) =(mr1,mg1,mb1)=F(P) このように、原画眼底像Paと画像処理した眼底像Pb
の三原色、赤、緑、青の比が同じであることは、画像処
理において色の変化がないことを意味している。
【0015】この実施例においては、単一の画像に対す
る処理の例を示したが、複数の画像を処理する例を次に
説明する。図3は2枚の画像の差分計算に対する処理方
法を示しているが、対象の画像が2枚以上でも処理方法
は同様である。対象となる原画眼底像Pa3、Pa4
は、既に前述の処理を用いてヒストグラムのマッチング
されているものとする。第1に、両眼底像Pa3、Pa
4を構成する前述のようにデジタル化された原画バンド
画像R3、G3、B3とR4、G4、B4から線型結合
回路23、24によって、それぞれの明度画像L3、L
4を得る。次に、減算器25はこの明度画像I1の差分
画像D=L3−L4を演算する。
【0016】一方、両原画の色情報を保存するため、平
均演算器26は基準画像の3原色に対して平均バンド画
像R、B、Gを算出する。この算出方法はR=ΣRi/
n、B=ΣBi/n、G=ΣGi/nであり、nは原画
の枚数を表す。この実施例においては、Rを例にとると
R=(R3+R4)/2となる。最後に、差分画像Dを
乗算器27において各平均画像R、G、Bに乗じて、最
終処理バンド画像R5、G5、B5を得る。
【0017】この方法においても色情報は保存され、診
断用の画像として有用な画像が得られる。また、色情報
の保存のための基準バンド画像としてR、G、Bの代り
に、原画バンド画像をそのまま使用してもほぼ同様の効
果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る医用カ
ラー画像処理装置においては、原画像と処理画像間で各
画素の三原色の構成比が保存でき、原画像の色調がその
まま保存される。
【図面の簡単な説明】
【図1】眼底撮影装置の構成図である。
【図2】実施例による画像処理の説明図である。
【図3】複数の画像処理の説明図である。
【図4】従来の画像処理の概念図である。
【符号の説明】
1 光源 3 孔あきミラー 7 跳ね上げミラー 8 フィルム 11 ファインダレンズ 12 コントロールボックス 16 入力装置 17、23、24 線型結合回路 18 画像処理回路 19 除算器 20、27 乗算器 22 RGBテレビモニタ 26 平均演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北村 健史 東京都大田区下丸子三丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 AA07 CA01 CB01 CE16 CH01 DA16

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる波長域で色分解されたマルチバン
    ド画像の処理を行う処理手段を有する装置において、前
    記処理手段は色分解されたマルチバンド画像に所定の係
    数を乗じた後に加算することによって各原画像の明度画
    像を作成する第1の手段と、前記明度画像にから中間画
    像を作成する第2の手段と、前記中間画像の前記明度画
    像に対する比から明度比画像を作成する第3の手段と、
    前記各バンド画像のそれぞれと前記明度比画像との積を
    とり最終画像を作成する第4の手段とから成ることを特
    徴とする医用カラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の原画像に対して異なる波長域で色
    分解されたマルチバンド画像間の演算処理を行う場合に
    おいて、前記色分解された複数の各バンド画像に所定の
    係数を乗じた後に加算することによって、前記複数の原
    画像の明度画像を作成する第1の手段と、前記複数の原
    画像の明度画像間で所定の画像間演算を行う第2の手段
    と、前記各原画像の平均値画像又は前記原画像の何れか
    を基準画像として該基準画像と前記画像間演算の結果画
    像との積を求め最終画像を生成する第3の手段とを有す
    ることを特徴とする医用カラー画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102894957A (zh) * 2011-07-29 2013-01-30 佳能株式会社 眼底图像的图像处理设备和图像处理方法
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