JP3917733B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子内視鏡装置、更に詳しくは補色フィルタを有する固体撮像素子からの撮像信号による輝度信号の生成部分に特徴のある電子内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電子内視鏡装置の映像信号処理回路では、挿入部先端に設けられた固体撮像素子(以下、CCDと略す)により被写体を撮像し、映像信号処理部において映像信号を生成して観察画像をモニタに表示している。
【0003】
CCDの前面に補色フィルタを有する単板形式の電子内視鏡からの撮像信号を信号処理する映像信号処理回路においては、図9に示すように、CCD101から読み出された撮像信号はローパスフィルタ(以下、LPFと略記する)102によって色キャリア成分が除去され、高帯域輝度信号YHが得られる。また、LPF103は前記LPF102よりも低いカットオフ周波数のものが用いられ、これにより低帯域輝度信号YLが得られる。バンドパスフィルタ(BPF)104では、前記撮像信号から色キャリア成分を抽出が用いられ、これにより線順次色差信号CR/CBが得られる。
【0004】
前記線順次色差信号CR/CBは1H遅延線105とセレクタ106によって同時化され、色差信号CR(=2R−G)、CB(=2B−G)が得られる。前記YL及びCR、CB信号は、第1のマトリクス回路107に入力され、以下の行列式によって原色RGB信号に変換される。
【0005】
【数1】
Figure 0003917733
上式において、K11〜K33は、接続されるCCD101の分光感度特性を考慮し、例えば赤を撮像した場合にはR信号が大きくなるように設定する。
【0006】
前記原色RGB信号は、ホワイトバランス補正回路108において、光源の色温度変化に対する補色フィルタの分光感度特定のばらつきを補正している。
【0007】
ホワイトバランス補正回路108でのホワイトバランス後のRGB信号は、γ補正回路109においてR、G、B独立にγ補正が施され、第2のマトリクス回路110によって、以下に示すようなNTSC方式の規格にあった変換によって再度輝度信号YL’、色差信号R−Y、B−Y信号に変換される。
【0008】
【数2】
Figure 0003917733
上記第2のマトリクス回路110によって得られた輝度信号YL’は次のような特徴を持っている。
【0009】
(1)ホワイトバランス補正後のRGB信号より生成されるため、輝度再現性が良い。
【0010】
(2)色差信号との演算により混色が生じており、S/Nが悪い。
【0011】
一方、前記高帯域輝度信号YHは、エンハンス回路111により輪郭補償された後、γ補正回路112において輝度成分についてのγ補正が施される。
【0012】
ここで、前記高帯域輝度信号YH信号はCCD101の撮像信号から色キャリア成分を除去して得られるものであるため、画素の混色はなく、S/Nの劣化は生じていない。
【0013】
しかし、その分光感度特性は、補色フィルタの分光感度に依存し、実際の目の視感度とは異なるため輝度再現性の悪いものである。
【0014】
そのため、従来は、S/Nは悪いが輝度再現性の良い前記YL’信号を、加算器113によって、輝度再現性は悪いがS/Nの良い前記YH信号に加算することでこの問題を改善し、エンコーダ114によって前記R−Y、B−Y信号と、補正後の高帯域輝度信号YH’を用いてビデオ信号に変換していた。
【0015】
ところが、前述したように、前記YL’信号はS/Nが悪く、補正によって輝度再現性とS/Nがトレードオフになるという問題があった。
【0016】
そこで、例えば特開平2−288574号公報においては、色の評価手段を設け、S/Nは良いが輝度再現性の悪いYH信号と、S/Nは悪いが輝度再現性の良いYL’信号の混合比を色相により制御して補正信号を生成し、S/Nの劣化を防ぐ提案がなされている。
【0017】
すなわち、図9に示した構成と同様の構成には同一の符号を付し詳細な説明は省略するが、特開平2−288574号公報では、図10に示すように、第2のマトリクス回路110によって得られた色差信号R−Y、B−Yは、評価回路121に入力されて色の飽和度、色温度等の評価を行い、その評価結果を加算器122に出力する。加算器122では、高帯域輝度信号YHと、前記YL’を、前記評価結果に応じて異なる混合比にて加算する。これにより、被写体の色情報に応じてS/Nの良いYH信号と輝度再現性の高いYL’信号の利点を生かしながら、S/N劣化が少なく輝度再現性の高い輝度信号を得ることを可能としている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平2−288574号公報においては、原色RGB信号によってホワイトバランス補正を行った後に、再度低帯域輝度信号YL’を生成し、これを低帯域輝度信号YLとある比率で混合し補正量を生成することで、S/Nの劣化を防止する試みがなされている。
【0019】
しかしながら、評価回路121や混合比の選択を行うための加算器122等の手段が、非常に複雑になるという問題がある。
【0020】
また、補正の自由度も低いため、特定の色相について着目した場合、十分な補正が得られないといった問題もある。特に、医用電子内視鏡装置においては、被写体は赤系の色相がほとんどであり、輝度再現性は、赤系の色相で非常に重要となる。また、出血部位など彩度の高い赤色を近接から撮像する場合が多く、このような場合には、色再現性を重視するために輝度再現性が特に損なわれがちとなっていた。このような場合に輝度再現性が損なわれると、観察部位の起伏が観察しづらくなるため、検査に支障をきたす虞がある。
【0021】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させることのできる電子内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子内視鏡装置は、挿入部の先端部に補色フィルタを有する固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、前記固体撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、前記固体撮像素子から出力される撮像信号から複数の低帯域色信号を生成する色信号生成手段と、前記低帯域色信号のうち複数の低帯域色信号を用いて、色相を検出する色相検出手段と、前記低帯域色信号の複数の低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段と、前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受けて、前記高帯域輝度信号に前記補正量を加算もしくは乗算することにより前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段とを備えて構成される。
【0023】
本発明の電子内視鏡装置では、前記色相検出手段が前記低帯域色信号のうち複数の低帯域色信号を用いて色相を検出し、前記補正量生成手段が前記低帯域色信号の複数の低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、前記輝度補正手段が前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受けて前記高帯域輝度信号に前記補正量を加算もしくは乗算することにより前記高帯域輝度信号を補正することで、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させることを可能とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0025】
図1ないし図8は本発明の一実施の形態に係わり、図1は電子内視鏡装置の構成を示す構成図、図2は図1の補色フィルタの構成を示す構成図、図3は図1の映像信号処理装置の構成を示す構成図、図4は図3の色相検出回路の構成を示す構成図、図5は図3の補正量生成回路の構成を示す構成図、図6は図4の色相検出回路の変形例の構成を示す構成図、図7は図5の補正量生成回路の第1の変形例の構成を示す構成図、図8は図5の補正量生成回路の第2の変形例の構成を示す構成図である。
【0026】
図1に示すように、本実施の形態の電子内視鏡装置1は、体腔内に挿入する可撓性を有する挿入部2及び挿入部2の基端側に設けられた操作部3よりなり体腔内の観察部位を撮像する電子内視鏡4と、この電子内視鏡4に照明光を供給する光源装置5と、電子内視鏡4からの撮像信号を信号処理しモニタ6に前記観察部位の画像を表示させる映像信号処理装置7とを備えて構成される。
【0027】
電子内視鏡4は、操作部3から延出するユニバーサルケーブル8により映像信号処理装置7に接続され、さらにライトガイドケーブル9を介して光源装置5に接続されている。
【0028】
光源装置5から供給される照明光は、前記のライトガイドケーブル9、ユニバーサルケーブル8及び電子内視鏡4の挿入部2内を挿通するライトガイド10により挿入部2の先端に伝送され、ライトガイド10の出射端面より図示しない観察部位に照射されるようになっている。
【0029】
観察部位の光学像は、電子内視鏡4の挿入部2の先端面に設けられた、図2に示すマゼンダ(Mg)、グリーン(G)、シアン(Cy)、イエロー(Ye)の各色フィルタを配列した色コーディング用の補色フィルタ11により光学的に色分離された後、結像レンズ12により固体撮像素子、例えばCCD13の受光面に結像するようになっている。
【0030】
そして、CCD13により光電変換され得られた撮像信号は、挿入部2及びユニバーサルケーブル8内を挿通する図示しない信号線により前記映像信号処理装置7に伝送されるようになっている。
【0031】
図3に示すように、映像信号処理装置7では、CCD13から出力された撮像信号は、輝度生成部20及び色生成部30に入力される。
【0032】
輝度生成部20では、LPF21によって撮像信号から高帯域輝度信号YHを生成し、LPF21によって生成された高帯域輝度信号YHに対してエンハンス回路22により輪郭補償が施され、さらにγ補正回路23によって輝度成分についてのγ補正が施される。
【0033】
色生成部30では、バンドパスフィルタ(以下、BPFと略記する)31によって撮像信号から、カラーキャリア成分を抽出し、線順次色差信号CR/CBを生成する。
【0034】
さらに色生成部30では、1H遅延回路32によって線順次色差信号CR/CBに対して1Hの遅延を行い、セレクタ33によって遅延された線順次色差信号CR/CBと遅延されない線順次色差信号CR/CBを1H毎に切り換える。これにより、前記線順次色差信号CR/CBは同時化され出力される(CR、CB)。
【0035】
そして、前記CR、CB信号及び輝度生成部20のLPF21によって色キャリア成分が除去された高帯域輝度信号YHは、第1のマトリクス回路34に入力され、以下の行列式によって原色RGB信号に変換される。
【0036】
【数3】
Figure 0003917733
このとき、k11〜k33は、接続されるCCD13の分光感度特性を考慮し、例えば赤を撮像したときはR信号が大きくなるように設定する。
【0037】
以上のようにして得られたRGB信号は、LPF35a、35b、35cによって低帯域に制限される。
【0038】
LPF35a、35b、35cを介したRGB信号は、ホワイトバランス回路37に入力され、ホワイトバランス回路37において、白を撮像したときにR:G:B=1:1:1となるように、R,B信号に対してゲイン調整を行い、光源の色温度変化に対して白のバランスがとられる。
【0039】
ホワイトバランス回路37によりホワイトバランス補償がなされたRGB信号は、次段のγ補正回路38、色相検出回路39及び補正量生成回路40に出力される。
【0040】
γ補正回路38は色成分のγ補正を行い第2のマトリクス回路41に出力し、第2のマトリクス回路41によって再度色差信号R−Y、B−Yに変換される。
【0041】
色相検出回路39は、図4に示すように、ホワイトバランス回路37より入力されたG信号を係数器39aによりk倍しG’信号を得、またB信号を係数器39bによりm倍しB’信号を得る。このG’及びB’信号は加算器39cによって加算され、判別回路39dに入力される。判別回路39dは、加算器39cによって加算されたG’+B’とR信号の大きさについて比較を行い、次に示す判別式によって、色相の判別を行う。
【0042】
Figure 0003917733
補正量生成回路40は、図5に示すように、ホワイトバランス回路37より入力されたG信号を係数器40aによりk倍しG’信号を得、またB信号を係数器40bによってm倍しB’信号を得る。係数倍されたG’及びB’信号は加算器40cによって加算され、加算器40dに入力される。加算器40dは、加算器40cの出力とR信号の演算を行い、以下の信号Cを発生する。
【0043】
C=R−(k×G+m×B)
ここで、k=m=1の場合を考える。被写体色が赤原色の場合、G=B=0であり、C=Rとなる。次に被写体色が黄色の場合はR=G、B=0となり、C=R−G=0となる。同様に、被写体がマゼンダの場合もC=0となる。
【0044】
つまり、被写体色が赤の場合補正信号Cは最大値Rとなり、黄色、マゼンダに近付くにつれて小さくなる。さらに、G、Cy、Bの方面の色となると、R<G+BとなるためにC=0となる。つまり、被写体の色相がRに近いほど補正信号Cの値が大きくなる。この補正信号Cは、係数器40eによってn倍されて最適化が行われた後にC’として出力される。
【0045】
なお、色相検出回路39及び補正量生成回路40の上記構成例においては、係数器39aと係数器40a、係数器39bと係数器40b及び加算器39cと加算器40cは、動作が同様であり、共通とすることができるため、回路の簡易化が可能である。
【0046】
図3に戻り、前記色相検出回路39によって得られた補正指示信号及び前記補正信号作成回路40より出力された補正信号C’は、セレクタ42に入力される。セレクタ42は、色相検出回路39からの補正指示信号に基づき所望の色相が検出された場合についてのみ前記補正信号C’を輝度補正部43に出力する。
【0047】
輝度補正部43は、例えばYH’=YH+C’のようにして高帯域輝度信号YHと補正量C’を加算し、これにより輝度レベルの補正を行う。なお、輝度補正部43を乗算器等より構成し、YH’=YH×C’とすることでレベル補正してもよい。
【0048】
そして、第2のマトリクス回路41によって得られた再度色差信号R−Y、B−Yと共に、補正後の高帯域輝度信号YH’が同時にエンコーダ44に入力され、エンコーダ44により標準テレビジョン信号へ変換されてモニタ6に出力される。
【0049】
このように本実施の形態では、色相検出回路39が検出した所望の色相が検出された場合についてのみに、補正信号作成回路40が作成した補正信号C’を輝度補正部43に出力することで、輝度補正部43で高帯域輝度信号YHと補正量C’を加算し輝度レベルの補正を行うので、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させることができる。
【0050】
なお、本実施の形態では、ホワイトバランス補正後のRGB信号により色相の検出及び補正信号の作成を行っているが、ホワイトバランス補正前のRGB信号により行ってもよいし、第2のマトリクス回路41より得られた色差信号R−Y、B−Yを用いて行ってもよい。いずれの場合においても、所望の色相を検出して、その色相によって最適な補正量を生成することで、同様の効果を得ることができる。
【0051】
また、図6に示すように、外部の図示しない指示手段からの制御信号a、bにより乗算係数u、vを可変できる係数器51、52を係数器39a、39bの代わりに構成した色相検出回路39でもよく、この場合、乗算係数u、vを可変することで、補正する色相をマゼンダ方向、Ye方向に変化させることが可能となる。
【0052】
さらに、図7に示すように、外部の図示しない指示手段からの制御信号Lによりゲインwを可変できる係数器53を係数器40eの代わりに構成した補正信号作成回路40でもよく、この場合、係数器53のゲインを外部からの制御信号Lにより変化させることで、被写体の輝度成分の補正量を観察者の好みに応じて選択することが可能となる。
【0053】
また、図8に示すように、加算器40dと係数器40eとの間に、LPFやコアリングにより構成されるノイズ低減回路54を設けて補正信号作成回路40を構成しても良く、これにより補正信号Cについて、さらに低ノイズ化を図ることが可能となる。
【0054】
[付記]
(付記項1) 挿入部の先端部に補色フィルタを有する固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、
前記固体撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、
前記固体撮像手段から出力される撮像信号から複数の低帯域色信号を生成する色信号生成手段と、
前記低帯域色信号のうち少なくとも1つ以上の低帯域色信号を用いて、色相を検出する色相検出手段と、
前記低帯域色信号の少なくとも1つ以上の低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段と、
前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受けて、前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段と
を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
【0055】
(付記項2) 前記色信号生成手段は、ホワイトバランス補正手段を有し、ホワイトバランス補正前またはホワイトバランス補正後の前記低帯域色信号を、原色RGB信号もしくは色差信号R−Y、B−Y信号として出力可能である
ことを特徴とする付記項1に記載の電子内視鏡装置。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の電子内視鏡装置によれば、色相検出手段が低帯域色信号のうち複数の低帯域色信号を用いて色相を検出し、補正量生成手段が低帯域色信号の複数の低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成し、輝度補正手段が色相検出手段及び補正量生成手段の出力を受けて前記高帯域輝度信号に前記補正量を加算もしくは乗算することにより高帯域輝度信号を補正するので、所望の色相についての輝度再現性に自由度を与え、色相に応じて最適な補正を施し、簡単な構成にてS/Nの劣化を防止すると共に高い輝度再現性を得ることができ、内視鏡検査における診断性と安全性を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る電子内視鏡装置の構成を示す構成図
【図2】図1の補色フィルタの構成を示す構成図
【図3】図1の映像信号処理装置の構成を示す構成図
【図4】図3の色相検出回路の構成を示す構成図
【図5】図3の補正量生成回路の構成を示す構成図
【図6】図4の色相検出回路の変形例の構成を示す構成図
【図7】図5の補正量生成回路の第1の変形例の構成を示す構成図
【図8】図5の補正量生成回路の第2の変形例の構成を示す構成図
【図9】第1の従来例の映像信号処理装置の構成を示す構成図
【図10】第2の従来例の映像信号処理装置の構成を示す構成図
【符号の説明】
1…電子内視鏡装置
4…電子内視鏡
5…光源装置
6…モニタ
7…映像信号処理装置
11…補色フィルタ
13…CCD
20…輝度生成部
21、35a、35b、35c…LPF
22…エンハンス回路
23、38…γ補正回路
30…色生成部
31…BPF
32…1H遅延回路
33、42…セレクタ
34…第1のマトリクス回路
37…ホワイトバランス回路
39…色相検出回路
39a、39b、40a、40b、40e…係数器
39c、40c、40d…加算器
39d…判別回路
40…補正量生成回路
41…第2のマトリクス回路
43…輝度補正部
44…エンコーダ

Claims (3)

  1. 挿入部の先端部に補色フィルタを有する固体撮像素子を有した電子内視鏡と、前記固体撮像素子から出力される撮像信号から映像信号を生成する映像信号処理部とを備えた電子内視鏡装置において、
    前記固体撮像素子から出力される撮像信号から高帯域輝度信号を生成する輝度信号生成手段と、
    前記固体撮像素子から出力される撮像信号から複数の低帯域色信号を生成する色信号生成手段と、
    前記低帯域色信号のうち複数の低帯域色信号を用いて、色相を検出する色相検出手段と、
    前記低帯域色信号の複数の低帯域色信号を用いて色相に応じた補正量を生成する補正量生成手段と、
    前記色相検出手段及び前記補正量生成手段の出力を受けて、前記高帯域輝度信号に前記補正量を加算もしくは乗算することにより前記高帯域輝度信号を補正する輝度補正手段と
    を備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 前記輝度補正手段は、前記色相検出手段による前記色相の検出結果が所定の範囲内であった場合のみに、前記高帯域輝度信号に前記補正量を加算もしくは乗算することにより前記高帯域輝度信号を補正することを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  3. 前記補正量は、前記色相検出手段による前記色相の検出結果が赤原色に近いほど大きくなることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子内視鏡装置。
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