JP2002238076A - 携帯端末装置及びデータ設定方法 - Google Patents

携帯端末装置及びデータ設定方法

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JP2002238076A
JP2002238076A JP2001032109A JP2001032109A JP2002238076A JP 2002238076 A JP2002238076 A JP 2002238076A JP 2001032109 A JP2001032109 A JP 2001032109A JP 2001032109 A JP2001032109 A JP 2001032109A JP 2002238076 A JP2002238076 A JP 2002238076A
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terminal device
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JP2001032109A
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Masanari Yamauchi
正就 山内
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機種変更に伴い旧の携帯電話機の機能データ
を新たな携帯電話機に設定する際の利用者の負荷を軽減
する。 【解決手段】 被設定側携帯電話機1Bに対して機能デ
ータを設定する設定側携帯電話機1Aは、記憶部16に
設定されている自身の機能データを携帯電話機1Bに転
送し、携帯電話機1Bはこの転送された機能データを受
信して自身の記憶部16に設定するとともに、この設定
データを記憶部16から読み出して携帯電話機1Aに返
送し、携帯電話機1Aはこの返送データと自身の記憶部
16の機能データとが一致すると、携帯電話機1Bに正
常に機能データが設定されたと判断して自身の記憶部1
6の機能データを消去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機種の変更に伴い
機能データを設定する携帯端末装置及びデータ設定方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末装置である携帯電話機等は、次
々に機種の変更が行われ新たな機種にバージョンアップ
されている。利用者が旧い機種の携帯電話機から新しい
機種の携帯電話機に買い換えたときには、利用者はその
新たな携帯電話機にオートダイヤル番号の機能データを
再設定する必要がある。しかし、こうした機能データの
設定は面倒な作業であるため、近年は今まで使用してい
た携帯電話機の機能データを新たな携帯電話機に転送し
てその携帯電話機のメモリに設定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、旧の携
帯電話機の機能データを新たな携帯電話機に転送してそ
のメモリに設定した場合、旧の携帯電話機においては内
部の機能データが残ったままの状態となり、こうした機
能データは第三者の悪用を招くことから、従来は利用者
がその機能データを逐一消去しており、消去作業が大変
となる一方、新携帯電話機においては、設定された機能
データを確認する場合には逐一機能データを読み出し操
作して表示器上で確認しなければならず利用者の確認作
業が大変であった。
【0004】したがって、本発明は機種変更に伴い旧の
携帯電話機の機能データを新たな携帯電話機に転送して
設定する際に、利用者の負荷を軽減することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、記憶部に設定されている機能データ
を被設定側携帯端末装置に設定する携帯端末装置におい
て、記憶部の機能データを読み出して被設定側携帯端末
装置へ転送する転送手段と、転送手段の機能データの転
送に対して被設定側携帯端末装置から返送される機能デ
ータを受信すると、受信した機能データと記憶部の機能
データとの一致を比較する比較手段と、比較手段の一致
出力に基づき記憶部の機能データを消去する消去手段と
を設けるようにしたものである。また、本発明は、設定
側携帯端末装置から転送されてくる機能データを記憶部
に設定する携帯端末装置において、機能データを読み出
して設定側携帯端末装置へ返送する返送手段と、返送手
段の機能データの返送に対し、この返送機能データと前
記転送機能データとの一致に基づき設定側携帯端末装置
から送信される転送完了信号を受信すると、転送完了表
示を行う表示制御手段とを設けたものである。
【0006】また、本発明は、記憶部に設定されている
機能データを被設定側携帯端末装置へ転送して設定させ
る設定機能を有するとともに、設定側携帯端末装置から
転送されてくる機能データを記憶部に設定する被設定機
能を有する携帯端末装置において、記憶部の機能データ
を読み出して被設定側携帯端末装置へ転送する転送手段
と、転送手段により転送され被設定側携帯端末装置に設
定された機能データを前記被設定側携帯端末装置から受
信すると、受信した機能データと記憶部の機能データと
の一致を比較する比較手段と、比較手段の一致出力に基
づき記憶部の機能データを消去する消去手段と、設定側
携帯端末装置から転送され記憶部に設定された機能デー
タを読み出して設定側携帯端末装置へ返送する返送手段
と、返送手段の機能データの返送に対し、この返送機能
データと前記転送機能データとの一致に基づき設定側携
帯端末装置から送信される転送完了信号を受信すると、
転送完了表示を行う表示制御手段とを設けたものであ
る。また、設定側及び被設定側携帯端末装置は赤外線イ
ンタフェースを備え、設定側及び被設定側携帯端末装置
間で送受される機能データを赤外線インタフェースを介
する赤外線信号として伝送するようにしたものである。
【0007】また、本発明は、第1の携帯端末装置に設
定されている機能データを第2の携帯端末装置に設定す
るデータ設定方法において、第1の携帯端末装置の第1
の記憶部に設定されている機能データを第2の携帯端末
装置へ転送する第1のステップと、第1のステップの処
理に基づき転送される機能データを受信した第2の携帯
端末装置から返送される機能データと、第1の記憶部の
機能データとの一致を判断する第2のステップと、第2
のステップの処理に基づき一致と判断されると第1の記
憶部の機能データを消去する第3のステップとを有する
ようにした方法である。この場合、第1のステップの処
理に基づき転送された機能データを受信するとこの機能
データを前記第2の携帯端末装置の第2の記憶部に設定
する第4のステップと、第4のステップの処理に基づく
機能データの設定後、第2の記憶部の機能データを第1
の携帯端末装置に返送する第5のステップと、第5のス
テップの処理に基づく機能データの返送後、この返送機
能データと前記第1の記憶部に設定されている機能デー
タとの一致に基づき前記第1の携帯端末装置から返送さ
れてくる転送完了制御信号の受信に基づき第2の携帯端
末装置が転送完了表示を行う第6のステップとを有する
ようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係る携帯端末装置の構
成を示すブロック図であり、本携帯端末装置は携帯電話
機1A,1Bとから構成される。各携帯電話機1A,1
Bはハードウェア的には同様構成(便宜上、同一の部材
には同一番号を付してある)であり、制御部11と、制
御部11に接続されるとともに、アンテナATが接続さ
れる無線部12と、マイクMICからの音声信号を処理
して無線部12側へ送出し、かつ無線部12を介する相
手音声信号を処理してスピーカSPから送出させる音声
処理部13と、ダイヤルキー等の操作部14と、各種の
表示を行う表示部15と、オートダイヤル番号等の各種
の機能データを記憶する記憶部16と、赤外線信号を送
受する赤外線I/F17と、以上の各部に電源を供給す
る電池18とから構成される。
【0009】図1において、携帯電話機1Aは利用者が
今まで使用していた携帯電話機を示し、携帯電話機1B
は今回利用者が新たに購入した携帯電話機を示す。携帯
電話機1Aの記憶部16には、利用者により設定された
オートダイヤル番号、この携帯電話機1Aの着信音量及
び着信メロディの設定情報及び表示部15に表示される
壁紙の設定情報等の機能データが記憶されているととも
に、発着信履歴データも機能データとして記憶されてい
る。
【0010】利用者は、こうした携帯電話機1Aの記憶
部16内の全ての機能データを赤外線I/F17を介し
て新たな携帯電話機1Bに転送し、その携帯電話機1B
の記憶部16に設定する。即ち、携帯電話機1A,1B
の赤外線I/F17は、図2に示すように携帯電話機1
A,1Bのそれぞれの側面に取り付けられており、各携
帯電話機1A,1Bの赤外線I/F17を対向配置する
ことにより、携帯電話機1Aの記憶部16から読み出さ
れその携帯電話機1Aの赤外線I/F17から赤外線信
号として送信される機能データを、携帯電話機1Bの赤
外線I/F17を介して受信し携帯電話機1Bの記憶部
16に設定することができる。
【0011】図3及び図4は、こうした機能データの転
送及び転送されてきた機能データの設定を行う携帯電話
機1A及び1Bの動作を示すフローチャートである。こ
のフローチャートにしたがって本発明の要部動作を説明
する。まず、図3のフローチャートに示す携帯電話機1
Aの動作から説明する。利用者は、今まで使用していた
携帯電話機1Aの記憶部16内の機能データを新たな携
帯電話機1Bに転送して設定する場合、前述したように
各携帯電話機1A,1Bの赤外線I/F17を対向配置
する。そしてその後、携帯電話機1Aの操作部14の所
定の操作を行うと、制御部11はこれを検出してステッ
プS1で送信モードを設定し、ステップS2で赤外線I
/F17をオン状態に制御する。なお、このとき、携帯
電話機1Bの操作部14を操作して携帯電話機1Bを後
述するように受信モードに設定し、かつその赤外線I/
F17をオン状態にする。
【0012】携帯電話機1Aの制御部11は、携帯電話
機1Aの赤外線I/F17をオンすると、この赤外線I
/F17を介して起動信号を携帯電話機1Bの赤外線I
/F17へ送り、この起動信号に応じた携帯電話機1B
の赤外線I/F17からの応答信号を自身の赤外線I/
F17を介して検出することにより、ステップS3で相
手側(即ち、携帯電話機1B)の赤外線I/F17のオ
ンの有無を判断する。
【0013】ここで、各携帯電話機1A,1Bの赤外線
I/F17が対向配置され、かつ携帯電話機1Bの赤外
線I/F17がオンしていれば、携帯電話機1B側から
前記応答信号が返送されることからステップS3のは判
定は「Y」となり、ステップS4へ処理を進める。一
方、各携帯電話機1A,1Bの赤外線I/F17が対向
配置されていないか、或いは携帯電話機1Bの赤外線I
/F17がオンしていなければ前記応答信号は検出され
ないことから、こうした準備が整い携帯電話機1B側か
ら前記応答信号が返送されるまでステップS3で待機す
る。なお、一定時間が経過しても携帯電話機1Bから応
答信号が返送されてこない場合は携帯電話機1Aでアラ
ーム表示を行っても良い。
【0014】携帯電話機1Bの赤外線I/F17のオン
が確認されステップS3の判定が「Y」となると、携帯
電話機1Aの制御部11は利用者の操作部14のデータ
転送操作の有無をステップS4で検出判断する。ここ
で、利用者による操作部14のデータ転送操作が検出さ
れると、制御部11はステップS5で転送開始フラグを
セットするとともに、ステップS6で転送開始フラグを
赤外線I/F17を介して携帯電話機1B側へ赤外線信
号として送信する。転送開始フラグを送信した後、制御
部11は記憶部16に記憶されている機能データを順次
読み出し、ステップS7で赤外線I/F17を介して携
帯電話機1B側へ赤外線信号として転送する。
【0015】そして、記憶部16に記憶されている機能
データが全て携帯電話機1B側へ転送され、ステップS
8の「データ転送終了?」が「Y」となると、ステップ
S9で転送終了フラグをセットし、ステップS10で転
送完了フラグを赤外線I/F17を介して携帯電話機1
B側へ赤外線信号として送信する。
【0016】こうして、携帯電話機1Aの赤外線I/F
17を介して携帯電話機1B側へ転送開始フラグ及び転
送完了フラグを含む全てのデータが転送されると、携帯
電話機1B側では、この転送された機能データを記憶部
16に記憶するとともに、後述するようにその転送され
た機能データを赤外線信号として携帯電話機1A側へ返
送する。
【0017】この場合、携帯電話機1Aの制御部11は
携帯電話機1Bから、前記機能データの送信に先立って
送信される転送開始フラグの受信の有無をステップS1
1で判断し、転送開始フラグが受信されステップS11
の判定が「Y」となると、ステップS12で機能データ
の受信を開始し、受信した機能データをステップS13
で一時的に保存する。こうして、携帯電話機1Bから返
送される機能データを順次受信し一時的に保存した後、
携帯電話機1B側から送信される機能データの返送終了
を示す転送完了フラグを受信し、ステップS14の「転
送完了フラグ受信?」を「Y」と判定すると、携帯電話
機1Aの制御部11は、受信し一時的に保存している受
信データと、記憶部16に設定され記憶されている機能
データとをステップS15で逐一比較する。
【0018】そして、この受信データと記憶部16の機
能データとが一致しステップS16の「一致?」の判定
が「Y」となると、携帯電話機1Aの制御部11はステ
ップS17で記憶部16の機能データを消去するととも
に、携帯電話機1Bへ転送完了制御信号を送信したの
ち、ステップS18のアイドル状態へ移行する。携帯電
話機1Bでは前記転送完了制御信号を受信すると、転送
完了表示を行って利用者に機能データの設定が間違いな
く完了したことを報知する。また、携帯電話機1Bから
受信した機能データと記憶部16の機能データとが不一
致となり、ステップS16の「一致?」の判定が「N」
となると、携帯電話機1Aの制御部11はステップS1
9で表示部15に転送不成功を表示した後、ステップS
18のアイドル状態へ移行する。このような転送不成功
が表示部15に表示されると、利用者はその表示を認識
して再度、携帯電話機1Aを送信モードに設定してその
機能データを携帯電話機1B側へ転送し設定させるよう
にする。
【0019】このように、携帯電話機1Bに対して機能
データを設定する設定側装置である携帯電話機1Aは、
記憶部16に設定されている自身の機能データを携帯電
話機1Bに転送し、被設定側装置である携帯電話機1B
はこの転送された機能データを受信して自身の記憶部1
6に設定するとともに、この受信データを携帯電話機1
Aに返送し、携帯電話機1Aはこの返送データと自身の
記憶部16の機能データとが一致すると記憶部16の機
能データを自動的に消去するようにしたものである。こ
れにより、設定側の携帯電話機1A内に機能データが残
るようなことが回避され、したがって利用者による設定
側の携帯電話機の残存データの消去作業を回避でき、機
能データの設定の際の利用者の負荷を軽減できる。
【0020】次に、図3のフローチャートに示す設定側
携帯電話機1Aの動作に応動する被設定側携帯電話機1
Bの動作を図4のフローチャートに基づいて説明する。
利用者は、設定側携帯電話機1Aの機能データを被設定
側携帯電話機1Bに転送して設定する場合、前述したよ
うに各携帯電話機1A,1Bの赤外線I/F17を対向
配置した後、設定側携帯電話機1Aを送信モードに設定
して赤外線I/F17をオンさせその赤外線I/F17
から起動信号を被設定側携帯電話機1B側へ送信させる
ようにする。この場合、被設定側携帯電話機1Bでは前
述したように利用者の所定操作により、制御部11がス
テップS21で受信モードを設定し、かつステップS2
2で赤外線I/F17をオンする。
【0021】そして、オンした赤外線I/F17を介し
て設定側携帯電話機1Aからの前記起動信号を受信する
ことにより、ステップS23の「相手側の赤外線I/F
はオンか?」を「Y」と判定する。この場合、被設定側
携帯電話機1Bの制御部11は前述したように応答信号
を赤外線I/F17を介して返送した後、この応答信号
の検出に基づき設定側携帯電話機1Aから送信される転
送開始フラグの受信の有無をステップS24で判断す
る。
【0022】そして、転送開始フラグが受信されステッ
プS24の判定が「Y」となると、この転送開始フラグ
に続いて設定側携帯電話機1Aから順次転送される機能
データをステップS25で受信し、ステップS26でこ
の受信データを記憶部16の所定の機能データ設定領域
に上書きする。こうして、設定側携帯電話機1Aから転
送される機能データを順次受信し記憶部16に記憶した
後、携帯電話機1A側から送信される機能データの転送
終了を示す転送完了フラグを受信し、ステップS27の
「転送完了フラグ受信?」を「Y」と判定すると、被設
定側携帯電話機1Bの制御部11はステップS28で転
送開始フラグをセットするとともに、ステップS29で
転送開始フラグを赤外線I/F17を介して設定側携帯
電話機1Aへ赤外線信号として送信する。
【0023】転送開始フラグを送信した後、被設定側携
帯電話機1Bの制御部11は、設定側携帯電話機1Aか
ら転送され記憶部16に記憶した機能データを順次読み
出し、ステップS30で赤外線I/F17を介して設定
側携帯電話機1Aへ赤外線信号として転送する。そし
て、記憶部16に記憶されている機能データが全て設定
側携帯電話機1Aへ転送され、ステップS31の「デー
タ転送終了?」が「Y」となると、ステップS32で転
送終了フラグをセットし、ステップS33で転送完了を
示す転送完了フラグを赤外線I/F17を介して設定側
携帯電話機1Aへ赤外線信号として送信する。そしてそ
の後、被設定側携帯電話機1Bの制御部11は、上記転
送完了制御信号の受信により転送完了表示を行ったうえ
ステップS34のアイドル状態へ移行する。携帯電話機
1Bは前記転送完了制御信号を受信すると、転送完了表
示を行って利用者に機能データの設定が間違いなく完了
したことを報知する。
【0024】このように、被設定側携帯電話機1Bは、
設定側携帯電話機1Aから転送された機能データを受信
すると、記憶部16にその機能データを設定するととも
に、記憶部16に設定された機能データを読み出して設
定側携帯電話機1Aへ返送するようにしたものである。
これにより、設定側携帯電話機1Aでは前述したように
被設定側携帯電話機1Bから返送された機能データと記
憶部16の機能データとを比較し、両者が一致すると被
設定側携帯電話機1Bに機能データが正常に設定された
ものと判断して記憶部16の機能データを自動的に消去
するとともに、被設定側携帯電話機1Bに転送完了制御
信号を送信する。したがって、設定側携帯電話機1Aで
は被設定側携帯電話機1Bに自身の機能データが設定さ
れたか否かを的確に認識したうえ、自身に設定されてい
る機能データを自動的に消去できる。一方、被設定側携
帯電話機1Bでは、前記転送完了制御信号の受信により
転送完了表示を行うため、これにより利用者は機能デー
タの設定が確認でき、機能データの設定の際の利用者の
負荷を軽減できる。
【0025】なお、設定側携帯電話機1Aは、被設定側
携帯電話機1Bから返送された機能データと記憶部16
の機能データとが不一致になり転送不成功となる場合
は、被設定側携帯電話機1Bに機能データが正常に設定
されないものと判断して、再度記憶部16の機能データ
を被設定側携帯電話機1Bへ送信する。この場合、被設
定側携帯電話機1Bでは再度ステップS21で受信モー
ドが設定され、ステップS22以降の処理が実行され
て、設定側携帯電話機1Aから転送される機能データが
記憶部16の機能データ設定領域に設定され、その設定
データを設定側携帯電話機1Aへ返送する。
【0026】なお、本実施の形態では、設定側携帯電話
機1Aの機能データを被設定側携帯電話機1Bへ転送し
て設定する場合、赤外線I/Fを用い赤外線信号として
転送するようにしたが、既設の無線部12、または別途
の無線I/Fを設けて電波信号により転送しても良い。
また、本実施の形態では、携帯電話機の機能データの設
定例について説明したが、モバイル端末装置などの携帯
端末装置に適用しても同等の効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
憶部に設定されている機能データを被設定側携帯端末に
設定する携帯端末において、記憶部の機能データを読み
出して被設定側携帯端末へ転送し、この転送に対して被
設定側携帯端末から返送される機能データを受信する
と、受信した機能データと記憶部の機能データとの一致
を比較するとともに、双方の機能データが一致すると記
憶部の機能データを消去するようにしたので、利用者が
今まで使っていた旧携帯端末から新たな携帯端末に買い
換え、旧携帯端末(設定側携帯端末)の機能データを新
携帯端末(被設定側携帯端末)に設定した場合、旧携帯
端末内に機能データが残るようなことが回避され、した
がって利用者による旧携帯端末の残存機能データの消去
作業を回避でき、機能データの設定に伴う利用者の負荷
を軽減できる。
【0028】また、設定側携帯端末から転送されてくる
機能データを記憶部に設定する携帯端末において、記憶
部に設定された機能データを読み出して設定側携帯端末
へ返送するとともに、この機能データの返送に対し、返
送機能データと前記転送機能データとの一致に基づき設
定側携帯端末から送信される転送完了信号を受信する
と、転送完了表示を行うようにしたので、利用者に対し
機能データの設定が間違いなく完了したことを報知でき
る。これにより、利用者は新携帯端末に設定された機能
データを逐一読み出し操作して表示器上で確認する作業
を行う必要がなく、したがって利用者の機能データの設
定に伴う負荷を同様に軽減できる。
【0029】また、記憶部に設定されている機能データ
を被設定側携帯端末へ転送して設定させる設定機能を有
するとともに、設定側携帯端末から転送されてくる機能
データを記憶部に設定する被設定機能を有する携帯端末
において、機能データを被設定側携帯端末に設定する場
合は、記憶部の機能データを読み出して被設定側携帯端
末へ転送するとともに、転送され被設定側携帯端末に設
定された機能データを前記被設定側携帯端末から受信す
ると、受信した機能データと記憶部の機能データとの一
致に基づき記憶部の機能データを消去する一方、設定側
携帯端末からの機能データの設定の際には、設定側携帯
端末から転送され記憶部に設定された機能データを読み
出して設定側携帯端末へ返送し、この返送に対して、返
送機能データと前記転送機能データとの一致に基づき設
定側携帯端末から送信される転送完了信号を受信すると
転送完了表示を行うようにしたので、旧携帯端末の機能
データを新携帯端末に設定した場合に、旧携帯端末内に
機能データが残るようなこと及び利用者に対する機能デ
ータの消去作業を回避でき、かつ旧携帯端末から転送さ
れた機能データを設定する際には、転送完了表示によ
り、利用者に対し機能データの設定が間違いなく完了し
たことを報知でき、利用者に上述のような表示器上での
機能データの確認作業を回避させることができる。した
がって、機能データの設定の際の利用者の負荷を軽減で
きる。
【0030】また、設定側及び被設定側携帯端末は赤外
線インタフェースを備え、設定側及び被設定側携帯端末
間で送受される機能データを赤外線インタフェースを介
する赤外線信号として伝送するようにしたので、簡単な
構成により旧携帯端末の機能データを新携帯端末へ転送
して設定できる。また、第1の携帯端末に設定されてい
る機能データを第2の携帯端末に設定するデータ設定方
法において、第1の携帯端末の第1の記憶部に設定され
ている機能データを第2の携帯端末へ転送するととも
に、この転送データを受信した第2の携帯端末から返送
される機能データと、第1の記憶部の機能データとの一
致を判断し、両者が一致すると判断すると第1の記憶部
の機能データを消去するようにしたので、第1の携帯端
末の機能データを第2の携帯端末に設定した場合に、同
様に第1の携帯端末内の機能データが残るようなこと及
び利用者に対する機能データの消去作業を回避でき、機
能データの設定の際の利用者の負荷を軽減できる。
【0031】また、転送された機能データを受信すると
この機能データを第2の携帯端末の第2の記憶部に設定
するとともに、第2の記憶部に設定された機能データを
第1の携帯端末に返送し、かつこの機能データの返送
後、この返送機能データと第1の記憶部に設定されてい
る機能データとの一致に基づき第1の携帯端末から返送
されてくる転送完了制御信号の受信に基づき第2の携帯
端末が転送完了表示を行うようにしたので、第2の携帯
端末に機能データが正しく設定されると転送完了表示を
行うため、利用者に上述のような表示器上での機能デー
タの確認作業を回避させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 携帯電話機の側面を示す図である。
【図3】 機能データを転送する携帯電話機の動作を示
すフローチャートである。
【図4】 転送されてくる機能データを受信して設定す
る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1A,1B…携帯電話機、11…制御部、12…無線
部、13…音声処理部、14…操作部、15…表示部、
16…記憶部、17…赤外線I/F。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶部に設定されている機能データを被
    設定側携帯端末装置に設定する携帯端末装置において、 前記記憶部の機能データを読み出して被設定側携帯端末
    装置へ転送する転送手段と、 前記転送手段の前記機能データの転送に対して前記被設
    定側携帯端末装置から返送される機能データを受信する
    と、受信した機能データと前記記憶部の機能データとの
    一致を比較する比較手段と、 前記比較手段の一致出力に基づき前記記憶部の機能デー
    タを消去する消去手段とを有することを特徴とする携帯
    端末装置。
  2. 【請求項2】 設定側携帯端末装置から転送されてくる
    機能データを記憶部に設定する携帯端末装置において、 前記記憶部に設定された機能データを読み出して設定側
    携帯端末装置へ返送する返送手段と、 前記返送手段の前記機能データの返送に対し、この返送
    機能データと前記転送機能データとの一致に基づき前記
    設定側携帯端末装置から送信される転送完了信号を受信
    すると、転送完了表示を行う表示制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 記憶部に設定されている機能データを被
    設定側携帯端末装置へ転送して設定させる設定機能を有
    するとともに、設定側携帯端末装置から転送されてくる
    機能データを記憶部に設定する被設定機能を有する携帯
    端末装置であって、 前記記憶部の機能データを読み出して被設定側携帯端末
    装置へ転送する転送手段と、 前記転送手段により転送され被設定側携帯端末装置に設
    定された機能データを前記被設定側携帯端末装置から受
    信すると、受信した機能データと前記記憶部の機能デー
    タとの一致を比較する比較手段と、 前記比較手段の一致出力に基づき前記記憶部の機能デー
    タを消去する消去手段と、 前記設定側携帯端末装置から転送され前記記憶部に設定
    された機能データを読み出して設定側携帯端末装置へ返
    送する返送手段と、 前記返送手段の前記機能データの返送に対し、この返送
    機能データと前記転送機能データとの一致に基づき前記
    設定側携帯端末装置から送信される転送完了信号を受信
    すると、転送完了表示を行う表示制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかにおいて、 前記設定側携帯端末装置及び被設定側携帯端末装置は赤
    外線インタフェースを有し、 前記設定側携帯端末装置及び被設定側携帯端末装置間で
    送受される機能データは前記赤外線インタフェースを介
    する赤外線信号として伝送されることを特徴とする携帯
    端末装置。
  5. 【請求項5】 第1の携帯端末装置に設定されている機
    能データを第2の携帯端末装置に設定するデータ設定方
    法において、 前記第1の携帯端末装置の第1の記憶部に設定されてい
    る前記機能データを第2の携帯端末装置へ転送する第1
    のステップと、 前記第1のステップの処理に基づき転送される機能デー
    タを受信した前記第2の携帯端末装置から返送される機
    能データと、第1の記憶部の機能データとの一致を判断
    する第2のステップと、 第2のステップの処理に基づき一致と判断されると前記
    第1の記憶部の機能データを消去する第3のステップと
    を有することを特徴とするデータ設定方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1のステップの処理に基づき転送された機能デー
    タを受信するとこの機能データを前記第2の携帯端末装
    置の第2の記憶部に設定する第4のステップと、 前記第4のステップの処理に基づく機能データの設定
    後、前記第2の記憶部の機能データを前記第1の携帯端
    末装置に返送する第5のステップと、 前記第5のステップの処理に基づく機能データの返送
    後、この返送機能データと前記第1の記憶部に設定され
    ている機能データとの一致に基づき前記第1の携帯端末
    装置から返送されてくる転送完了制御信号の受信に基づ
    き第2の携帯端末装置が転送完了表示を行う第6のステ
    ップとを有することを特徴とするデータ設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011101421A (ja) * 2005-05-23 2011-05-19 Kyocera Wireless Corp 無線通信管理システムおよび無線通信管理方法

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